2013年12月26日木曜日

障害者雇用促進「カフェ」 県総合文化センターに 三重

読売新聞 
県内の産業、労働界の代表と鈴木英敬知事が雇用の創出について意見を交わす県雇用創造懇話会が25日、県庁で開かれ、県が障害者雇用促進事業として計画していた「アンテナショップ・カフェ」を県総合文化センター(津市一身田上津部田)に設置することを決めた。県は、障害者が働くためには接客や調理、清掃などの能力を身に着ける必要があるとしており、そうした仕事を学べるカフェは就業支援に役立つとみている。今後、どのように事業運営していくかを決めた上で事業者を公募し、来年度の開業を目指す。

知的障害者の小規模施設スプリンクラー義務化へ 負担増で運営に影響も

東京新聞 
今年二月、長崎市の認知症高齢者グループホームで起きた火災死亡事故を受けて、少数の知的障害者らが共同生活する小規模施設にも来年度から、スプリンクラー設置を義務付ける方向で消防庁が政令改正を進めている。設置費や管理の問題が、新規開設や運営継続のネックになる可能性がある。福祉関係者らは「地域で暮らす選択肢を奪わないよう配慮を」と訴えている。

初のスエーデン刺繍展を開催 自閉症の仲松幸清さん 沖縄

八重山毎日オンライン 
自閉症の仲松幸清さん(43)=石垣市新川=の初めての個展「スエーデン刺繍作品展」が24日から、石垣市新川の「ボンヌシャンス」で開かれ、来場者の注目を集めている。幸清さんがこれまでに作ったテーブルセンターなど約30点を展示しており、母親の芳子さん(68)は「10年の集大成として開いた。一目一目の積み重ねがちゃんとした作品になっていくのを皆さんに見ていただきたい」と呼びかけている。来年2月1日まで。

障害者就労の施設、個人へ優先発注 北見市の物品購入や業務委託など 北海道

北海道新聞 
北見市は、市の各部局や施設などが物品を購入したり業務を委託したりする際、市内の障害者が就労する施設や企業に優先的に発注する「調達方針」を策定した。障害者の経済的基盤を安定させ、自立を支援するのが狙い。国が4月に施行した「障害者優先調達推進法」に基づき策定。方針は今月16日付で各部局へ通知された。同法は調達実績の公表を義務づける。市は、数値目標を設けていないが、「各部局が、できる限り幅広い分野から調達するよう努める」として、各年度ごとに調達実績を公表する。

2013年12月25日水曜日

言葉を絵に買い物挑戦 青森

読売新聞 
自閉症などで言葉によるコミュニケーションが難しい人々の買い物を支援する新たな試みが今月、弘前市の中心商店街で始まった。欲しい商品や個数、金額を簡単な絵にしたカードを持ち歩き、店員に提示する「PECS(ペクス)」という仕組みを活用。市のモデル事業として自閉症の人が買い物を体験する。県内初の取り組みという。自閉症の人は情報を聴覚よりも視覚で理解するほうが得意とされ、言葉での意思疎通が難しい場合がある。そのため、商品を描いたカードを店員に提示することで買い物をスムーズに行うことができる。

米粉ケーキの販売好評 高知県四万十町の障害者作業所 高知

高知新聞 
高知県高岡郡四万十町北琴平町の障害者作業所「由菜(ゆーな)の里」(牧野利恵子所長)が、町内産米粉を使ったシフォンケーキとチーズケーキを考案し、注文販売している。障害者らが熟練の技術で作り、もっちりした食感と素朴な味が好評という。

2013年12月23日月曜日

障害者施設:入所者に暴行 関与職員8人に 千葉

毎日新聞 
千葉県袖ケ浦市の県立障害者支援施設「袖ケ浦福祉センター養育園」で知的障害のある入所者の少年(19)が男性職員の暴行を受けた後に死亡した問題を巡り、県は20日、別の職員3人が日常的に入所者たちを暴行していた疑いがあると発表した。同園では死亡した少年を含む10人の入所者に対し、計5人(同日付で全員解雇)の職員が殴ったり、蹴ったりする虐待を繰り返していたことが判明しており、これで計8人に増えた。

2013年12月19日木曜日

自閉症の新たな治療につながる可能性 世界初 オキシトシン点鼻剤による対人コミュニケーション障害の改善を実証

科学技術振興機構 
自閉症スペクトラム障害は、表情や声色を活用して相手の気持ちを汲み取ることが難しいといった対人コミュニケーションの障害を主な症状とし、一般人口の100人に1人以上で認められる代表的な発達障害です。この障害の原因は完全には解明されておらず、その治療法も確立されていません。結果として、知能の高い方でもこの障害のために社会生活に困難をきたしている現状にあります。

東京大学 大学院医学系研究科 精神医学分野 准教授 山末 英典は、同研究科 統合生理学分野 特任助教(当時) 渡部 喬光らと共同で、ホルモンの1種であるオキシトシンをスプレーによって鼻から吸入することで、自閉症スペクトラム障害において元来低下していた内側前頭前野と呼ばれる脳の部位の活動が活性化され、それと共に対人コミュニケーションの障害が改善されることを世界で初めて示しました。

2013年12月16日月曜日

施設で虐待日常的か 実態捜査 千葉

NHK 
千葉県袖ケ浦市の福祉施設で、知的障害のある19歳の男性が職員に腹を蹴られ、そのあと死亡した事件で、ほかにも4人の職員が男性をはじめとする入所者に暴行を繰り返していたうえ、「お互いの行為を知っていた」と話していることから、警察は虐待が日常的に行われていた疑いがあるとみて詳しい実態を調べることにしています。

千葉県のこれまでの調査に対し、職員は男性に暴行を繰り返していたことを認め「思うように動いてくれず、イライラしてやった」などと話しているということです。施設では、この職員とともにほかにも4人の職員がそれぞれ、亡くなった男性をはじめ同じ寮の入所者10人に暴行を繰り返していたことが明らかになっていますが、5人はこの寮の担当者で、お互いの行為を知っていたと話しているということです。警察は、施設内で虐待が日常的に行われていた疑いがあるとみて詳しい実態を調べることにしています。

高校でも発達障害の生徒支援 モデル校指定 熊本

読売新聞
文部科学省は今年度、障害のある児童、生徒が他の子どもたちと一緒に学べる環境を整えようと、全国の幼稚園から高校まで50のモデル校を指定し、専門知識を持つ「協力員」を配置するなどの取り組みを始めた。県内では、山鹿市の鹿本農業高校が唯一のモデル校。高校では、授業に集中できない、興味や行動に偏りがみられるといった発達障害の可能性のある生徒の教育が課題という。

発達障害の子、通常学級に9.1% さいたま市教委 埼玉

朝日新聞 
さいたま市教委は、小中学校の通常学級に、発達障害の可能性がある児童・生徒が9・1%いるという調査結果を発表した。全国調査よりも2・6ポイント多かった。市教委は特別支援学級の設置率を高め、特別支援教育の充実を図っていくという。結果は、学習面または行動面で著しい困難がある子どもの割合は9・1%(12年全国調査6・5%)。学習面だけに限ると7・2%(同4・5%)、行動面だけでは4・7%(同3・6%)だった。また、学習面、行動面ともに著しい困難がある子どもは2・9%(同1・6%)で、いずれの項目も全国の結果と比較して割合が高かった。

2013年12月14日土曜日

少年急死:障害支援施設の職員が暴行10人に虐待 千葉

毎日新聞 
千葉県は12日、同県袖ケ浦市の県立障害者支援施設「袖ケ浦福祉センター養育園」に入所していた知的障害のある19歳の少年が急死し、死亡前に施設職員から暴行を受けていたことを明らかにした。同園ではこの職員ら5人の男性職員が、死亡した少年を含む利用者計10人を繰り返し虐待していたという。県警も園関係者から事情聴取を進めており、暴行と死亡との因果関係などを調べている。

同園は社会福祉法人・千葉県社会福祉事業団が運営。県と事業団によると、11月24日午後3時ごろ、職員が施設内で横になっていた少年の腹を数回けった。少年は同日中に2回嘔吐(おうと)したが、医療機関にはかからなかった。同25日の夕食後、呼吸困難になって救急搬送され、26日未明に死亡が確認された。県警の司法解剖では、小腸に開いた穴に細菌が入ったことによる腹膜炎が死因だった。

職員5人は2011年5月ごろから、この少年のほかに施設利用者9人にも何度も暴行を加えていたが、同事業団の理事長や施設長は認識していなかったという。

職員が入所者に暴行 青森の知的障害者施設 青森

MSN産経ニュース 
青森県つがる市の知的障害者更生施設「月見野園」で、60代の男性職員が40代の入所者の男性を殴り、顔に打撲のけがを負わせていたことが13日、分かった。施設によると職員は6日、夕食時に男性が指示に従わず、さらに暴言を吐かれたことに腹を立て、夕食後に男性を1回殴ったという。ほかの職員が男性の左目の周囲が腫れているのに気付き発覚した。

2013年12月12日木曜日

工費60億円に疑問の声も 障害児療育統合施設 三重

中日新聞 
県は九日、津市内で2017年度に開院予定のこども心身発達医療センター(仮称)の概要を明らかにした。障害児の療育を担う施設を統合し、高度な医療の提供や体制の充実を図る。県議会健康福祉病院常任委員会で説明。委員からは、概算で約六十億円かかる工事費を問題視する声も上がった。県は、建物部分の年間維持費を約三億八千万円と説明。常任委の貝増吉郎委員(自民みらい)は「建築費も含め、財政難の現状では見過ごせない金額。本当に必要な負担か、よく精査を」と求めた。

5歳児健診、県全域に/発達障害早期発見に効果 香川

四国新聞 
注意欠陥多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)など子どもの発達障害の早期発見・支援に向け、香川県は本年度から5歳児健診の普及に向けた取り組みを進めている。現在、実施しているのは東かがわ市や三木町など3市3町だが、専門外の医師や看護師でも判断できるよう研修会を開いて従事者を増やし、全市町での実施を目指す。2011年度の厚生労働省の調査によると、全国で5歳児健診を実施しているのは183市町村で全体の1割程度。

鹿嶋に障害者用共同住宅 来春誕生へ 茨城

読売新聞 
知的障害者の親たちでつくるNPO法人「風花」(鹿嶋市)が来年4月の開所を目指し、ケアホーム「ウィング」の建設を始めた。6日には、鹿嶋市田野辺で上棟式が行われた。親たちが自らの死後を見据え、子供たちの一生の生活の場を確保しようという取り組みだ。母親らは、屋上で執り行われた神事を見守り、まだ骨組みだけの建物に希望を託した。県によると、2006年の障害者自立支援法施行以降、日立市や牛久市など県内各地でも同様の動きが広がっている。

ソフトバンク、ICTを活用し障がい児の学習・生活支援を行うプロジェクト

マイナビニュース 
ソフトバンクモバイルとソフトバンクグループで教育事業を担うエデュアス、東京大学先端科学技術研究センター(以下、東京大学先端研)は12月11日、携帯情報端末を活用した障がい児の学習・生活支援を行う事例研究プロジェクト「魔法のランププロジェクト」の成果報告会を2014年1月25日に開催すると発表した。場所は東京大学先端科学技術研究センター3号館南棟ENEOSホール、特別支援教育関係者・保護者をはじめ、誰でも参加可能。申し込みはWebサイトから。

2013年12月10日火曜日

洲本市で知的障害ある小4男児が行方不明に 兵庫

FNN 
兵庫・洲本市で、8日午後から、知的障害のある小学4年生の男の子が行方不明になっていて、警察などが捜索している。行方がわからなくなっているのは、洲本市に住む小学4年生の堀中 俊太朗君(10)。8日午後3時ごろ、母親が、俊太朗君が自宅近くの空き地で、1人で遊んでいるのを見かけたが、その後、帰ってきていないという。俊太朗君には知的障害があり、名前は言えるが、住所などは説明することができないという。俊太朗君は、身長140cmくらいのやせ形、グレーのパーカに黒い長ズボン姿で、青いスニーカーを履き、黒い眼鏡をかけていた。警察と消防は、およそ50人態勢で、周辺の川などの捜索を行っている。

2013年12月9日月曜日

英歌手スーザン・ボイルさん、アスペルガー症候群を告白

CNN Japan 
英国のオーディション番組で一躍世界的スター歌手になったスーザン・ボイルさん(52)が、昨年、発達障害の一種のアスペルガー症候群と診断されたと告白した。英紙オブザーバーが8日に報じた。ボイルさんは同紙のインタビューで、幼少時に脳にダメージがあると診断されたものの、自身の症状はもっと深刻ではないかとの疑問があり、スコットランドの専門医を受診したと告白。アスペルガー症候群と診断されたことで、「何が問題なのかをはっきり理解できたのでホッとして、少し気が楽になった」と打ち明けた。

2013年12月8日日曜日

知的障害者、100均で自立へ NPOが開店 兵庫

読売新聞 
全国でも珍しい知的障害を持つ人たちが働く100円ショップ「まぶ家(や)」が、神戸市灘区の灘中央筋商店街(約20店)に開店した。「同一金額で販売する店なら、計算や値段を記憶するのが苦手な人でも働きやすい」と、就労訓練を行うNPO法人が空き店舗を利用。職員らは「障害者が自立する力を身に着ける場にしたい」と期待する。運営するのは、知的障害者の就労支援に取り組む同区のNPO法人「マブイ六甲」。2011年、同商店街に障害者約20人が働くクリーニング店を開店。職員は、より多くの障害者が働ける新たな職場を探す中で、品数は多いが、価格が均一なので合計金額の計算が簡単な100円ショップに目を付けた。水曜定休。午前10時半~午後6時。土日祝日は午前10時開店。

吉祥寺パルコで「テミルプロジェクト販売会」障がい者の「働く」を支援 東京

吉祥寺経済新聞
吉祥寺パルコ(武蔵野市吉祥寺本町1)1階正面入口前で本日12月5日から、知的・精神障がい者の「働く」を支援するプロジェクト「テミルプロジェクト」の販売会が開催されている。現在、働く知的障がい者の60パーセント弱が授産施設に通っている。その数、12.9万人で、平均賃金は月13,586円と低賃金が社会問題となっている。その低賃金問題を解決しようと始まった同プロジェクト。営業時間は10時~21時。12月18日まで。

ドイツの職人直伝、支援学校に伝統洋菓子店 高知

読売新聞 
同大や県が、障害者を菓子作りや販売で支援するプロジェクトの一環。試験販売は20日まで(営業は月、水、金曜日)で、来年5月の開店を目指す。同校の卒業生らの雇用の場とするほか、在校生の就労体験施設として活用するため、県や同大が2011年度から準備を始めた。店舗は同校の校舎1階を改修して今年4月に完成。現在、店の担当者が、ドイツ人の洋菓子職人から菓子作りの指導を受けている。開店までに、担当者から手ほどきを受けた生徒らが、菓子作りや接客などに参加する。

知的障害者の絵PR用品に採用 刈谷の包装資材会社 愛知

読売新聞 
刈谷市の知的障害者通所施設「すぎな作業所」の利用者らが描いた絵が同市の食品包装資材販売会社「折武」(角谷広高社長)のPR用グッズのデザインに採用され、同社から賞状や記念品などが贈られた。同社は、障害者の才能を社会で生かそうという「だんだんボックス」の愛知支部(豊田市)の活動に協力しており、今年6月、同作業所の利用者を招き、碧南海浜水族館(碧南市)で写生大会を開催。参加した利用者49人が描いた作品から、社員65人の投票で上位5点を選び、ファイルやカレンダーなどのPR用品に印刷して得意先などに配っている

「発達支援児認定受けるか転園を」保育園が要請、保護者反発 栃木

下野新聞 
2歳児クラス13人中9人に発達障害の疑いがあるとして、宇都宮市の認可私立保育所が保護者に対し「(保育士増員の補助要件の)発達支援児の認定を受けるつもりがないなら転園を」と求めていたことが、2日までに分かった。この保育園は「学級崩壊状態で通常の保育ができない」と説明。障害を否定する保護者らは不信感を募らせ、園児9人の保護者が退転園の意思を示した。市は「二者択一を迫るのは不適切」と慎重な対応を促している。

2013年11月29日金曜日

注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療剤 「ストラテラ内用液0.4%」発売

MSN産経ニュース 
日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表執行役社長:アルフォンゾ G.ズルエッタ、以下、日本イーライリリー)は、11月29日、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療剤「ストラテラ(R)(一般名 アトモキセチン塩酸塩、以下ストラテラ)」の新しい剤形として、経口液剤「ストラテラ内用液0.4%」を発売いたします。本剤は、現在のカプセル剤の服用が困難である患者さんのために、より服用しやすい剤形を求める医療従事者や保護者のニーズに応えて開発しました。

商品見本市:渋谷でGoodJob!展 独創的な障害者アーティスト 企業、デザイナー協働 東京

毎日新聞 
障害のあるアーティストの独創的な表現を生かし、企業やデザイナーとの協働で生み出された商品の見本市「Good(グッド)Job(ジョブ)!展」が29日、JR渋谷駅に直結する渋谷ヒカリエ8階で始まる。雑貨や衣類、家具など13種約100点を展示。一部商品の販売の他、新たな商品開発や仕事作りのための相談も受け付ける。12月1日まで。

さいたま市:普通学級で学ぶ「発達障害児」調査 埼玉

毎日新聞 
さいたま市は25日、市立小中学校の普通学級で学ぶ、発達障害が疑われる児童生徒のうち、約半数が特別な教育支援を受けていないとする調査結果を発表した。文部科学省が2011年度末に実施した全国平均より3・2ポイント支援割合が低く、市の特別支援学級設置率の低さが原因とみられる。稲葉康久市教育長は「住み慣れた地域で支援が受けられるよう、早急に改善する」としている

発達障害窓口一つに 大津市、15年開所 滋賀

読売新聞 
発達障害の子どもへの支援を強化するため、大津市は保育園、子育て総合支援センター、保健所などに分散している相談窓口を一元化して「子ども発達相談センター(仮称)」を開設すると発表した。小、中学校への進学などによって分断しやすいが、幼児期から中学まで成長に合わせて一貫して支援を受けられるようになる。明日都浜大津(浜大津)の1階に2015年2月のオープンを目指す。

障害者の菓子作り、横浜で30日に全国大会 神奈川

カナロコ 
全国の障害者がパンや菓子作りの腕を競うコンテスト「第6回チャレンジド・カップ」の決勝大会が30日、横浜市西区の国際フード製菓専門学校で開かれる。予選を通過した計16チームが決勝に進出。県内からは横浜市と横須賀市の福祉施設などから4チームが挑む。地域の作業所などでパンや菓子作りに励む障害者の自立を支援しようと、2003年から隔年で開催されている。パンと菓子の2部門に分かれ、北海道から沖縄まで全国22都道府県より計64チームがエントリー。パン工房や洋菓子店のオーナーらが、味や見た目などを審査する予選を経て、各部門8チームが決勝大会に進んだ。

2013年11月21日木曜日

リブロ障害者施設の不正受給、佐賀で2700万円 佐賀

読売新聞 
福岡県小郡市のNPO法人「リブロ」が運営する佐賀県内の三つの障害者施設が自治体の自立支援給付費を不正受給していた問題で、佐賀県は20日、不正受給額は約2700万円に上ることを明らかにした。県はリブロに対し、利用者が居住する自治体に加算金を含めて計約3400万円を返還するよう指導する方針。県によると、みやき町と基山町の3施設では、食事を出していないのに提供したように装ったり、契約と異なるサービスを行ったりしていた。リブロ側は県の調査に「制度を熟知していなかった」などと説明し、リブロの理事長は20日の聴聞でも不正受給を認めたという。

昼定時制導入を検討 不登校、発達障害に対応 佐賀

佐賀新聞 
佐賀県教育委員会は、県内初となる昼間定時制高校の導入について検討を始めた。仕事を終えた夕方に登校する生徒が多い夜間定時制と異なり、高校進学に悩む不登校経験者や発達障害の生徒などの入学を見込む。老朽化が進む佐賀北通信制校舎(佐賀市)の移転検討に伴って浮上した案で、実現すれば県内唯一の定時・通信併設校となる。県立高再編整備推進室によると、定時制は1日の授業数4時間の原則4年制。昼間定時制は昼すぎに登校し、夕方に下校する。夜間とは異なり、不登校やいじめ、発達障害などで学校生活になじめなかった子どもが高校進学する際の選択肢として想定する。

障害持つ子地域で理解を 茅野の「ぷれジョブ」試行開始 長野

長野日報 
障害を持つ子どもが職場体験を通して地域に関わる活動「ぷれジョブ」の試行が20日、茅野市玉川保育園で始まった。活動に賛同する市内有志でつくる「ぷれジョブちのスタート準備会」が主催し、市内の小学6年生1人が園児と交流した。来年5月からの本格実施に向け、ボランティアや協賛する事業所を市内で募集している。諏訪地方では初めての取り組み。ぷれジョブは2003年に岡山県倉敷市で始まった、小学生から高校生までを対象にした活動。子どもたちは週1回1時間、「ジョブサポーター」と呼ばれるボランティアの付き添いの下、半年にわたり同じ職場で仕事を体験する。保護者や学校、受け入れ先の関係者は月1回の定例会で活動の様子を共有し、障害のある子どもへの理解や結び付きを深める。

2013年11月20日水曜日

働く障害者 初の30万人超

NHK 
企業に義務づけられる障害者の雇用率が「2%以上」に引き上げられたのを受けて、働いている障害者の人数は、ことし6月の時点で去年より2万5000人余り増え、初めて30万人を超えたことが、厚生労働省の調査で分かりました。一方で、雇用率を達成した企業の割合は去年より低くなっています。厚生労働省は、「雇用率を引き上げたことで、達成できた企業の割合は低くなったが、採用意欲は高まっているのでハローワークでの就職支援を強化したい。一方で障害者を対象にした求人を出していない企業には雇い入れるよう指導していきたい」と話しています。

51歳・知的障害者の強制わいせつに無罪 宮崎

スポーツ報知 
コンビニエンスストアの駐車場近くで女性の胸を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた知的障害者の男性被告(51)=宮崎市=の判決で、宮崎地裁は19日、無罪(求刑懲役1年2月)を言い渡した。滝岡俊文裁判長は判決理由で「知的障害者として的確な応答が困難であるという事情を踏まえても、同意があったとする被告の供述は信用性がある」と判断。「合理的な疑いが残り、犯罪の証明がない」とした。

自閉症の荒井さん、仏芸術展で最高賞獲得 岐阜

中日新聞 
フランスでこの秋に開かれた日仏両国の芸術祭「パリ・アートタイル至宝祭」で、各務原市緑苑南、荒井博子さん(43)が書道部門の最高賞の芸術大賞を獲得した。荒井さんは十九日、各務原市役所を訪れ、浅野健司市長に喜びを報告した。作品は「花」。ペンキ用のはけを筆代わりにして富山の五箇山産の手すき和紙に勢いよく書いた。芸術祭では十五センチ四方の陶製タイルに転写されてパリのベルシー地区の美術館で展示され、永久収蔵される。

2013年11月17日日曜日

自閉症の女の子は男の子よりも症状を隠すのが上手 英研究

日刊アメーバニュース 
ロンドンカレッジ大学の研究によると、女の子の方が男の子よりも自閉症の症状を隠すのが上手で、周りが彼女が自閉症だと気づく確率は男の子のそれと比べてかなり低いことがわかりました。研究に従事したコターリ博士は、男の子はその表情で自閉症であるかないかの判断が比較的簡単だが、女の子の方がうまく相手とコミュニケーションができてしまうので、たとえ自閉症でもそうではないと判断されるケースが多いと述べています。

映画「アイ・アム・サム」は、知的障害のある父親サムと1人娘

西日本新聞 
映画「アイ・アム・サム」は、知的障害のある父親サムと1人娘、そして2人を見守る人たちの物語。心温まる父娘の愛情を、全編に流れるビートルズの曲が優しく包んでいた。娘の成長に伴い、サムの養育能力が問題になる。父親から引き離すべきか裁判になった。サムは「ポール・マッカートニーが『ミッシェル』を作曲したとき」と言って、こう続けた。「彼は、出だしのところだけ書いてジョン・レノンに渡した。ジョンはアイ・ラブ・ユーの繰り返し部分を書いた。それが名曲を生んだ」

障害者らパン作り「チャレンジド・カップ」 特訓重ね30日に決勝大会

MSN産経ニュース 
授産施設や作業所などの福祉施設でパンや菓子を作っている障害者とその支援者によるパン・菓子作りのコンテスト「第6回チャレンジド・カップ」の決勝大会が30日、国際フード製菓専門学校(横浜市西区)で行われる。今回初めて実行委員長を務めるパラリンピック金メダリストの成田真由美さん(43)は「レベルが高いチームばかりで、素晴らしい作品が完成することを楽しみにしています」と話している。

2013年11月15日金曜日

アート街全体で楽しもう 中野・野方で障害者の力作 商店街70店にポスター掲示 東京

毎日新聞
障害のある人たちのアート作品を展示する「アール・ブリュットde街おこし展3」が中野区野方で開かれている。野方商店街振興組合と、障害者施設を運営する区内の社会福祉法人「愛成会」の共催。ギャラリーでの作品展示の他、ポスターを西武新宿線野方駅前の商店街約70店に掲示し、街全体でアートを楽しめる。17日まで。17日にはアートディレクターの小林瑞恵さんによるギャラリートークもある。展示時間は午前10時〜午後5時(17日は同3時まで)で観覧無料。

豊かな才能 障害者芸術展 京都

読売新聞 
知的障害や自閉症を抱える人たちが創作した豊かな表現の絵画などを紹介する企画展「天才アートミュージアム展」が、中京区の堀川御池ギャラリーで開かれている。近年、専門の美術教育を受けていない障害者らの作品が、フランス語で「生(き)の芸術」を意味するアール・ブリュットと呼ばれて関心を高めており、伏見区のNPO法人「障碍者芸術推進研究機構」(天才アートミュージアム)が企画した。無料。17日まで。開館は午前11時~午後6時。

障害者手作りスイーツが好評

読売新聞 
知的、精神障害者らが有名パティシエらの指導を受けて作るスイーツが百貨店などで販売され、人気を呼んでいる。障害者の低賃金問題を改善しようと、障害者就労支援施設などと洋菓子店が協力。一流の味と、絵本作家らがデザインしたおしゃれなパッケージでファンが増えている。洋菓子店「クラブハリエ」(滋賀県近江八幡市)や、野菜スイーツ専門店「パティスリーポタジエ」(東京都目黒区)など10店が、マドレーヌやケーキなど約40種類のレシピを用意。絵本「くまのがっこう」の絵を描いたあだちなみさんや、絵本作家の長谷川義史さんらがパッケージをデザインした。それぞれ、大阪や京都など10府県の10施設で作り、全国の百貨店などで期間限定で販売している。

“まごころ”地域定着 障害者奮闘し10周年 製麺、調理、接客 千葉

千葉日報 
成田市並木町の多機能型福祉サービス事業所「ビーアンビシャス」が直営する日本そば店「まごころ庵」が今月、開店10周年を迎えた。障害のある通所者たちが手に職を付けることを目指し、従業員となって製麺から調理、接客までを協力して担当。こだわりのそばを味わってもらおうと奮闘し、地域に定着してきた。これまでは水曜日~日曜日の営業だったが、12月からは祝日や連休期間を除く毎日営業に拡大する予定。

午の年賀状印刷本格化/三木の障害者支援施設 香川

四国新聞 
香川県三木町池戸の障害者支援施設「朝日園」(高橋英雄施設長)で、年賀状の印刷が本格化しており、施設利用者らが来年の干支(えと)の午(うま)をあしらった年賀状を次々に刷り上げている。同園では毎年、利用者の自立支援の一環として、個人や企業などから年賀状の印刷を受注している。今年は72万枚の受注を目標に、年賀状72種、喪中・寒中8種のデザインを用意した。利用者は、印刷機から出てくる年賀状の仕上がり具合の点検や、パソコンを使って氏名、住所などの入力に汗を流している。

2013年11月14日木曜日

発達障害かも…と思ったら! 薬を使わないADD/ADHD対処法

マイナビニュース 
ADD/ADHD(注意欠陥障害、注意欠陥多動性障害)という言葉を、一度は耳にしたことがあると思います。以前に比べて理解が深まりつつありますが、それでも、あまり知られていないのがこれは発達障害のひとつであるということ。「うちの子、落ち着きがないけど大丈夫かしら……。もしかして?」と不安に思っているママも多いと思います。対処法が分からずに接していると、かえって悪化させることにもなりかねません。そこでADD/ADHDの兆候と対策を、まとめてみました。

箕面の社会福祉法人 障がい者への工賃 計780万円未払い 大阪

毎日放送
大阪府箕面市の社会福祉法人が、施設で作業する障がい者に対して、3年間で合わせて780万円の工賃を支払っていなかったことがわかりました。箕面市によりますと、工賃の未払いがあったのは社会福祉法人「あかつき福祉会」が運営する2つの障がい者自立支援施設です。施設では障がい者が市が指定するごみ袋を作っていますが、2010年からの3年間で、80人に対して合わせておよそ780万円の工賃が支払われていませんでした。

個展:自閉症の心、絵で表現 支援学校高等部3年・吉田雅則さん 岡山

毎日新聞 
県立岡山西支援学校高等部3年、吉田雅則さん(19)=北区足守=の絵画作品による初の個展が12日、北区表町1の「SO’s Gallery(ソーズギャラリー)」で始まった。独特の線と豊かな色彩がキャンバスを埋め尽くす作品が並ぶ。同校卒業前の集大成として25点を展示し、母の容子さん(53)は「息子の『好きだから描く』という感情が絵に表れている。発表できる機会に恵まれてうれしい」と話している。無料、22日まで。

2013年11月12日火曜日

障害者虐待1505人、死亡3例 防止法施行後の半年間で 厚労省が全国集計

MSN産経ニュース 
家族や福祉施設の職員らに虐待を受けた障害者が今年3月までの半年間で、計1505人に及ぶことが11日、厚生労働省のまとめで分かった。昨年10月の障害者虐待防止法の施行を受けて集計し、初めて被害実態が明らかになった。家族、施設ともに身体的虐待が多く、死亡も3例あった。厚労省は「深刻に受け止め、対策を徹底したい」としている。厚労省は経営者や上司らによる職場での虐待の被害者が同期間中194人だったとの集計を別途6月に公表しており、被害者はあわせて約1700人に及ぶ。

障害者の新たな職場に 福知山のNPO、直営レストラン開設へ 京都

京都新聞 
障害者の就労支援を行っている京都府福知山市のNPO法人・人権の会しあわせネットワークは15日、バイキングレストランと土産品、野菜の直売所「四季の味 勇気」を同市岡ノ三町にオープンさせる。障害のある人の新たな職場にするとともに、レストランでは地元産の野菜を使った豊富なメニューを提供する。同ネットワークでは、障害者20人が電器部品の加工業務を請け負っていたが、発注元企業の撤退で受注が不安定になった。安定収入を得るため、自前のレストランと直売所を開業することにした。15日午前10時からオープン式典を開き、11時に開店する。営業はレストランが午前11時~午後2時で、料金は中学生以上1050円(小学生や高齢者は割引)。直売所は午前11時~午後4時。いずれも水曜定休。

2013年11月9日土曜日

障害年金、診断書なしでも認定可能 不支給取り消し、東京地裁

日本経済新聞 
障害基礎年金が20歳から支給される制度を知らず、28歳になって請求した精神疾患のある東京都の女性(32)が、医師の診断書がないことを理由に8年分の同年金を受け取れないのは不当だと訴えた訴訟の判決が8日、東京地裁であった。谷口豊裁判長は「他の記録から症状を認定できる」として、国の不支給処分を取り消した。診断書がなくても障害を判定する別の証拠があれば国は柔軟に対応すべきだとした内容で、代理人の弁護士は「画期的な判決」としている。

発達障害児の待機解消へ 通園センター新設 福岡

西日本新聞 
福岡市は8日、知的・発達障害児の待機児童解消のため、通園して生活訓練などを行う私立の「児童発達支援センター」(定員30人予定)を博多区井相田2丁目に整備する社会福祉法人を公募すると発表した。2015年4月の開所を目指す。市こども発達支援課によると、発達障害と診断される児童は09年に347人だったが、12年は632人となり、増加傾向にある。市内には就学前の知的・発達障害児を療育するセンターが市立4カ所、私立3カ所の計7カ所あるが、発達障害児の増加などで満員状態に。7日時点で、センターに通園できない「待機児童」が23人いるという。今後も通園希望者の増加が見込まれることから、センターの新設が課題となっていた。

県中学・高校英語弁論大会:僕は「自閉症の僕」と闘い続けます 高知

毎日新聞 
「これからも僕は、『自閉症の僕』と闘い続けます」−−。高知西高1年の宇田周平さん(15)=高知市=が4日、市内で行われた県中学・高校英語弁論大会(県教育文化祭運営協議会、土佐教育研究会、県高校教育研究会、毎日新聞高知支局主催)の高校スピーチの部で優勝した。テーマは「ドリーム」。障がいと向き合い「普通の人になりたい」という夢に向かって努力し続けてきた経験や思いを、5分半のスピーチに込めた。宇田さんは、県代表として12月の四国大会(高松市)に臨み、全国大会を目指す。

自閉症の19歳、落語公演 枝雀に憧れ独学 岐阜

読売新聞 
独学で落語を覚え、各地で公演を重ねている自閉症の男性がいる。「正光寺しなの」の高座名を持つ岐阜県瑞穂市の公社職員、三谷颯一郎さん(19)。軽妙で威勢の良い語り口が人気を集め、9日には神戸市で落語を披露する。「会場を笑いの渦で包みたい」と本番を楽しみにしている。言葉の発達が遅れていた三谷さんは3歳の時、広汎性発達障害で軽度の自閉症と診断された。小学生の頃は他人にもあまり興味を示さず、所構わず独り言を繰り返していたという。落語との出会いは中学2年の春。直子さんの知人が勧めてくれた桂枝雀さんのCDや落語番組に夢中になり、それまで脈絡のなかった独り言が、いつの間にか落語になっていた。

2013年11月7日木曜日

着席しない男児 「みんな、お尻たたいて」担任を処分 高知

朝日新聞 
高知市の市立小学校で10月、2年生を担任する女性教諭(60)が、「帰りの会」で、なかなか着席しないことを理由に男子児童の尻をたたくようクラスの児童全員に指示し、実際に男児がたたかれていたことが6日、高知県教委への取材でわかった。県教委は同日、教諭を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。

県教委によると、クラスには21人の児童が在籍。女性教諭は、男児が教室内を歩き回ったことで会の進行が遅れたとして、「帰りにみんな、○○君(男児の名前)のお尻をたたいて帰りなさい」と発言。児童の多くは教諭に従い、男児の尻を軽く触ったり、たたくまねをしたりし、うち1人は男児の顔を平手打ちしたという。男児にけがはなかった。男児は特別支援学級に在籍し、一部の授業や帰りの会などは普通学級で参加している。

小5男児に暴行、教諭の体罰認定 奈良市の第三者委 奈良

日本経済新聞 
奈良市の市立小学校で2010年5月、小学5年だった発達障害の男児(14)が以前に担任だった男性教諭から暴行を受けた問題で、調査した第三者委員会が教諭の暴行を「体罰」と結論づけたことが6日、分かった。第三者委は、当時の校長らが教諭以外には聞き取り調査をしないまま、暴行や体罰はなかったとする報告書を作成した点を問題視。「隠蔽したと疑われてもやむを得ない」と指摘している。第三者委の報告書は7日に市教育委員会へ提出し、教育長らとともに記者会見を開く。

2013年11月6日水曜日

小規模の障害者施設、スプリンクラー設置義務付けへ

日本経済新聞 
総務省消防庁は5日、障害者施設でこれまで対象外だった小規模施設にもスプリンクラーの設置を義務付ける方針を決めた。消防庁は今後、関係法令の改正などを急ぐ。障害程度の重い入所者向けのグループホームや支援施設、乳児院などは現在、延べ床面積275平方メートル以上でスプリンクラーの設置義務がある。長崎市で2月に起きた認知症グループホームの火災を受け、消防庁は全ての高齢者向け福祉施設をスプリンクラー設置義務の対象とする方向で検討。障害者施設でも同様に、設置義務を小規模施設に拡大する必要があると判断した。

共生アート展:芸術を懸け橋に 障害者らと共生展、地元高校生も出品 静岡

毎日新聞 
障害者との共生社会を目指す芸術展「共生アート展」が5日、静岡市葵区鷹匠3の千代田画廊で始まった。主催するボランティアグループ「ゆう・ゆう・ゆう(優・友・優)」の代表、麻倉さち子さんが「文化や芸術が障害者と社会の懸け橋になれば」と企画。静岡大成高校(同区)美術部員20人も出品し、高校生では珍しい作品の販売に挑戦している。展示は11日までで、午前11時〜午後6時(最終日午後2時)。入場無料。

2013年11月5日火曜日

障害児指導 7校と提携 尾道特別支援学校 小学校などで助言 広島

中国新聞 
尾道市栗原町の尾道特別支援学校は28日、市内の小学校など計7校と、スクールサポートネットワーク提携を結んだ。支援学校の教育相談主任が各校を巡回し、知的障害などのある児童生徒への指導を助言する。県内で初の取り組みという。支援学校は2012年度から、市内の学校などを対象に相談支援を始め、9月末までに教員や保護者から延べ688人の依頼があった。服部秀樹校長(55)は「活動を通じ、個別の障害に応じたきめ細かい指導を共に目指したい」と話した。

自閉症の女性作家が個展 越前和紙の染め作品など 福井

福井新聞 
独特の色彩感覚で国内外から高い評価を受ける自閉症のアーティスト大久保友記乃(ゆきの)さん(24)=北海道旭川市=が11月9日から福井県内3会場で個展を開く。人間国宝の岩野市兵衛さん(80)=越前市=がすいた奉書紙を使った和紙染め作品などを出品する。制作のアシスタントも務める母、昌子さん(52)は「子どもたちはきっと何かを持っている。同じような立場の親御さんの励みになれば」と話している。和紙染めや七宝焼、スクラッチ、油彩など24点を出品する。作品の展示数は会場により異なり、一部は販売する。9、10日にあわら市の金津創作の森、12~14日に福井市のアオッサ、16、17日に坂井市のいねすで開く。入場は無料。

2013年11月1日金曜日

特別支援校にパンカフェ 福井

福井新聞 
福井県勝山市の奥越特別支援学校に31日、生徒たち手作りのパンを提供するカフェがオープンした。県内の特別支援学校では初の試みで、キャリア教育と地域住民とのコミュニケーションの場を目指す。生徒たちは緊張しながらも「いらっしゃいませ」と、笑顔で客を出迎えて交流を深めていた。4月の開校以来、食品加工を学ぶ高等部の8人が、地元でパン屋を営んでいた木下正子さん(48)=北郷町東野=の指導を受け、特訓してきた。6月にはロールパンを給食に提供できるようになり、クリームパンやメロンパンなど徐々に種類を増やした。カフェは毎週木曜午前11時から正午まで開店。本年度はパンを無料とする予定で、ドリンクは100円で提供する。

フランス菓子づくり学ぶ 特別支援学校生が職業体験 沖縄

宮古毎日新聞 
宮古特別支援学校の生徒2人が、ロハスダイニング(若林昌英代表)で職業体験学習に励んでいる。砂川奈美さん(高等部3年)と西村亜依里さん(同2年)。若林さんによると、就職を来年に控える砂川さんは菓子づくりに興味を示し、日々めきめきと頭角を現している。若林さんは「若い皆さんは理解が早い。化粧箱づくりは正確で、スピードは私とは比べものにならないほど速い」と目を細めた。紫フィナンシェの現在の生産量は、1カ月に約1万個。若林さんは販路を本土まで広めることで、障害者雇用や紫イモの生産拡大に寄与したいと意欲を見せている。

2013年10月31日木曜日

障害児教育に力 横浜美術館 神奈川

朝日新聞 
障害児の美術教育に、横浜美術館(横浜市西区)が取り組んでいる。「少しずつ変わっていく子どもたちを応援したい」と話すスタッフが見守り、子どもたちの貴重な外出先にもなっている。同館は1989年の開館当初から、障害児教育に力を入れてきた。昨年度は、こうした特別支援学校の児童などを招いたプログラムを20回実施。特別支援学級からの申し込みも増えているという。子どもの状況で、美術館に来られない学校や病院には、職員が出向く出張授業もしている。

2013年10月30日水曜日

一般公開シンポジウム「発達障害研究の最前線」11月27日開催 東京

EICネット 
独)国立環境研究所は、環境省及び(独)国際協力機構とともに、一般公開シンポジウム「発達障害研究の最前線」を平成25年11月27日(水)に東京都文京区の東京医科歯科大学M&Dタワー2階 鈴木章夫記念講堂において開催する。このシンポジウムでは、大学や研究機関において、異なったアプローチで発達障害を研究している5名の研究者が各自の最先端の研究成果をわかりやすく解説する。なお、このシンポジウムは無料で自由に参加することが可能となっている。

心の成長 手厚く支援 栃木市が「こどもセンター」開設 栃木

東京新聞 
心の成長や発達に何らかの課題を持つ子どもたちを支援する拠点施設「こどもサポートセンター」を、栃木市が開設することになった。発達障害とは診断されていない子どもたちに特化した支援を想定しており、市によるとこうした施設は県内で初めて。来年四月のオープンを目指す。

知的障害の男性ねらい1800万だまし取る 埼玉

MSN産経ニュース 
知的障害のある男性にリフォーム代金を上乗せし、1800万円をだまし取ったとして、埼玉県警深谷署は29日、準詐欺容疑で、埼玉県上尾市上、解体工、湯本紀輝容疑者(38)を逮捕した。同署によると「高額な現金をだまし取ったのは間違いない」と容疑を認めている。逮捕容疑は平成23年12月~25年1月、深谷市に住む40代の地的障害者の男性方で外壁塗装工事などを行い、計41回にわたって通常の施工費の約16倍にあたる計約1800万円をだまし取ったとしている。

2013年10月28日月曜日

Eテレが知的障害児と大友良英らの即興演奏ツアーに密着

ナタリー 
NHK Eテレの福祉情報番組「ハートネットTV」で、10月28日(月)・29日(火)に2夜連続で「即興が世界をつなぐ~大友良英と音遊びの会の仲間たち~」がオンエアされる。この番組では、音楽療法を研究する神戸の大学院生が2005年に立ち上げた、知的障害児と大友良英などのミュージシャンによる即興演奏グループ「音遊びの会」のドキュメンタリーを放送。即興音楽の本場イギリスで9月に行われた初の海外ツアーに密着し、熱狂的な拍手を受けた即興音楽専門ライブハウスでの演奏や、障害者アート活動の先進地・グラスゴーで地元の団体と行ったライブの模様などを紹介する。

2013年10月26日土曜日

脳:出生契機に発達 発達障害の解明へ期待

毎日新聞 
出生がきっかけとなって赤ちゃんの脳が発達することを、東京大や金沢大などのチームがマウスを使った実験で突き止めたと発表した。出生後に脳内の神経伝達物質「セロトニン」の濃度が低下し、神経回路の形成が始まったという。極端な早産では発達障害のリスクが高いとされ、その原因解明に役立つ可能性がある。セロトニンはうつ病などの精神疾患や発達障害に関わっているとされる。チームの河崎洋志・金沢大教授(分子神経科学)は「早産による発達障害の解明につながるのではないか」と話す。

芦屋の少女わいせつ:施設元職員に有罪判決 兵庫

毎日新聞 
知的障害のある少女にわいせつな行為をさせたとして児童福祉法違反罪に問われた芦屋市の福祉施設元職員、堂垣直人被告(35)=西宮市老松町=に対する判決公判が24日、神戸地裁尼崎支部であった。小川貴寛裁判官は「知的障害ゆえに依存する心理を逆手にとった犯行で悪質」として、懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役2年)を言い渡した。

2013年10月25日金曜日

精神・知的障害の受刑者らも体験宿泊 再犯防止

読売新聞 
厚生労働省は、刑務所や拘置所にいる精神・知的障害者が、グループホームに体験宿泊できる制度をスタートさせる。出所したり釈放されたりする前に、住居や働く場所を確保することで将来社会復帰しやすくし、再犯も減らすのが狙いだ。刑務所長や拘置所長が外泊を認めた人に限り、刑務官が同行するなどの安全策も検討している。11月中に省令を改め、来年4月から始めることを目指す。

両親が特別支援学校を提訴 男子生徒の転倒死で 神戸

神戸新聞 
神戸市立青陽須磨支援学校(同市須磨区)で昼食中に男子生徒=当時(16)=が転倒し死亡したのは、学校側が適切な処置を怠ったためとして、同市内の男子生徒の両親が市に対し、慰謝料など計2385万円を求める訴えを神戸地裁に起こした。提訴は9月20日付。訴状によると、男子生徒には重度の知的障害やてんかんなどがあったといい、2010年10月、付き添いの教諭が離れた際、いすごと後ろに倒れて後頭部を強打。担任教諭らは保健室で保冷剤をあてた後、食事を再開させようとしたところ、生徒の容体が急変、119番したが搬送先の病院で死亡した。

障害者工賃1万3000円に引き上げへ 青森

読売新聞 
県は、雇用契約を結ばない障害者の就労施設「就労継続支援B型事業所」の工賃について、2014年度に月額平均約1万3000円に引き上げる目標を掲げた「県工賃向上計画」を策定した。県が発注する物品や作業を事業所から優先的に調達することなどを通じ、実現を目指す考えだ。B型事業所は、一般企業で働くことが難しい障害者に働く機会を提供し、就労に必要な訓練を行う施設の一つで、県内には約130施設ある。雇用契約を結ぶA型と異なり、B型は最低賃金法の適用対象外となるため、賃金の水準が低い。障害者に働くことへの励みを持ってもらうだけでなく、生活の安定と経済的な自立に向けて所得をいかに向上させるかが課題となっている。

自立へ 職業教育に力 神奈川

朝日新聞 
軽度の知的障害がある生徒を対象にした特別支援学校の整備を、横浜市が進めている。職業教育に重点を置き、就職率の実績も上げている。横浜市旭区の市営バス営業所。近くの市立若葉台特別支援学校の高等部1年生が、手分けしてバスを洗う。同校は今年開校した。岩本さんが在籍する知的障害教育部門は、入学選抜で障害が軽度の生徒だけが入学し、職業教育を重視するのが特徴だ。

障害ある子の迷子対策グッズ販売 岡山の主婦デザイン 岡山

山陽新聞 
輪の切れた部分に目を凝らす視力検査表に「そんなにみつめないで」と添えたり、熊の後ろ姿の絵に「そろそろ山へ帰ろうかな…」。こんなユニークな文章、イラストが入ったTシャツや手提げかばんを岡山市東区、主婦岡野ゆかりさん(54)が発売した。もともとは広汎性発達障害と知的障害のある長男光起君(17)の迷子対策に親心でデザインした品々だ。

障害者アートを車体に 自立支援に一役 佐賀

佐賀新聞 
鳥栖市に九州配送センターを構える冷凍・冷蔵輸送の福岡運輸(福岡市、富永泰輔社長)が、障害者アートを車体に描いた冷凍トラックを導入した。CSR(企業の社会的責任)活動の一環で、障害者の自立支援の夢を描いたトラックが九州などを走る。障害者アートと経済活動を結ぶ運動を展開している「だんだんボックス」(福岡市、神崎邦子代表)の取り組みに富永社長が共感。昨年の創立記念日事業として導入を決め、だんだんボックスを通して福岡市の知的障害者就労支援施設「ひまわりパーク六本松」にアート制作を依頼した。

2013年10月23日水曜日

米最高裁、IQを極刑の判断基準とすることの是非を判断へ

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 
米連邦最高裁は2002年に知的障害者への極刑を違憲とする判決を下したが、死刑に処すべきかの判断基準として一部の州が一定の知能指数(IQ)の値を採用していることが適切かどうか見直す方針であることを明らかにした。最高裁はフロリダ州の受刑者からの請求を受け、同州のIQ基準が憲法に違反していないかどうかを判断する。フロリダ州は、融通の利かないIQ基準を採用している州の1つだ。

聴覚障害男性:発達障害の彼女と一歩ずつ エッセー出版

毎日新聞 
発達障害のある「彼女」との日常を描いたコミックエッセーを、聴覚障害を持つくらげさん(29)=ペンネーム、千葉県市川市=が出版した。彼女が生活の中でぶつかる困ったことを、一緒にもがきながら受け止めていく姿が共感を呼んでいる。くらげさんは「私が書けるのは、彼女という人間を通した発達障害との付き合い方。自分の考えを少し変えれば、お互いに楽になれる。楽しく読んでもらえれば」と話す。「ボクの彼女は発達障害〜障害者カップルのドタバタ日記〜」(学研教育出版)。

障害者アート:輝く 26、27日・中央区でコラボファッション展示会 大阪

毎日新聞 
障害者アートの魅力を広める活動に取り組むクリエーターチーム「PR−y(プライ)」がファッションブランド「NUDE:MM」とコラボレーションした洋服の展示会が今月26日、27日の両日、大阪市中央区で開かれる。知的障害者の創作活動に力を入れる滋賀県甲賀市の社会福祉法人「やまなみ工房」のアーティストの作品をデザインのベースにしており、関係者は「洋服を通して障害者アートの持つ力を知ってほしい」と話す。展示会はリッシ(大阪市中央区船越町1)で開かれる。入場無料。ベースになった作品も一緒に展示され、男女ともに試着やオーダーが可能。

トイレ清掃:田川の障害者作業所、市の委託で 優先推進法で発注増に期待 福岡

毎日新聞 
田川市で障害者作業所を運営する「つくしの里福祉会」が今年度、市内5カ所の公衆トイレ清掃の業務委託を受け、通所の男性3人が働いている。同市の清掃業務を障害者が担うのは今回が初めて。今年4月、障害者施設の商品やサービスを国や自治体が積極活用する「障害者優先調達推進法」が施行され、障害者施設への発注増が期待されている。

2013年10月21日月曜日

13年度県立 特別支援学校3282人に急増 教室不足深刻に 兵庫

神戸新聞 
兵庫県立の特別支援学校に通う知的障害の児童・生徒数が2013年度、19校で3282人に上り、県教育委員会が7年前に公表した推計を千人以上も上回っていることが分かった。国立、市立を含めた県内全体では4千人を超える。肢体不自由の児童・生徒数は横ばいだが、知的障害は増加傾向が続き、教室不足は深刻。仮設校舎などで対応する学校もある。

知的障害者が本格チーズ作り 岡山・土田の里の工房 岡山

山陽新聞 
NPO法人「土田の里」(岡山市中区土田)の工房(同市東区松新町)で、知的障害のある人たちがナチュラルチーズ作りに取り組んでいる。加熱処理せず、1年かけて熟成させる本格志向。風味の豊かさが人気を集めており、同法人によると、知的障害者がチーズ作りを手掛けるのは全国的にも珍しいという。担当しているのは知的障害者の20代の男女3人。平日午前10時から約6時間、牛乳のかき混ぜ、味付けなど約10の工程を交代で行う。楕円(だえん)形に整えたチーズは大型冷蔵庫で5度の温度で一晩冷やした後、12度の熟成庫に移して約1年保管する。今後は働く人や、チーズの種類を増やすのが目標。藤田理事長は「自分の知識と経験を生かし全力でサポートしたい」と意気込む。チーズは100グラム500円で販売している。

2013年10月19日土曜日

クラレの知的障害者雇用施設 厚労大臣が表彰 新潟

読売新聞 
化学メーカー「クラレ」の新潟事業所(胎内市倉敷町)が今年度の「障害者雇用優良事業所厚生労働大臣表彰」を受けた。運営する知的障害者雇用施設「クラレ作業所」(同市赤川)での雇用促進や自立支援活動が評価された。同社新潟事業所の障害者雇用率は6月1日現在、7・51%と民間企業の法定雇用率の2%を大きく上回っている。その一翼を担うクラレ作業所は1997年、社会貢献活動の一環として中条町(現胎内市)と、隣接する知的障害者通所授産施設「虹の家」の協力を得て開所した。27~61歳の男女20人が勤務し、今まで自己都合による退職者は1人も出ていない。

障害者の手作り品販売 富山に常設店復活 富山

中日新聞 
障害者の手作りの食品や雑貨を展示販売する常設店「はーもにあ」が十八日、富山市西中野本町にオープンした。複数の障害者就労支援事業所の製品を扱う県内唯一の常設店が一年前に閉店し、販路確保を望む声に県などが応えた。関係者は「障害者が手掛ける心のこもった製品を地域の人が発見する場になれば」と意気込む。店名は、英語で調和を意味する「ハーモニー」と場所を示す「エリア」を掛け合わせ、障害者と地域住民が共に親しみ支え合う心にあふれた店にしたいとの願いが込められた。営業は水-日曜の午前十時~午後七時。

2013年10月17日木曜日

知的障害の子供たちが職場体験 地域社会の理解、構築へ トレッサ横浜 神奈川

毎日新聞 
横浜市港北区の商業施設「トレッサ横浜」で今月から、知的障害のある子どもたちの職場体験が始まった。子どもたちにはバックヤードでの仕事だけでなく、インフォメーション、フードコートの机拭きなど客から姿が見える仕事にも携わってもらう。そこには、従業員や地域住民の知的障害者に対する理解につなげたいとの思いがある。市内の13〜17歳の男子3人が週に1回1時間ずつ、3月まで半年間の職場体験をする。子どもたちを支援するボランティアも市内から募集した。トレッサ横浜を運営するトヨタオートモールクリエイトの栗原郁男常務は「社会は知的障害者についてあまりに知らなすぎる。接することで知ってほしい」と話す。

知的障害者養子縁組:「無断で手続き」無効認定 東京家裁

毎日新聞 
面識のない27人と養子縁組を繰り返していた東京都葛飾区の知的障害者の男性(61)が縁組の無効確認を求めた訴訟の判決で、東京家裁は15日、男性の請求を認めた。神野泰一裁判官は「何者かが男性に無断で手続きをしており、縁組の意思はなかった」と認定した。訴えていたのは、万引きなどで服役と路上生活を繰り返した累犯障害者の男性。2002年以降、養親10人、養子17人と縁組し、姓は12回変わった。姓が変わるたびに新たな名義で銀行口座が開設され、振り込め詐欺集団などが犯罪に悪用した疑いがある。

2013年10月15日火曜日

赤ちゃんの脳:出生引き金で神経回路形成 金沢大など発表

毎日新聞 
赤ちゃんの脳では、出生が引き金となって神経伝達物質「セロトニン」の濃度が変化し、神経回路の形成が始まることを金沢大などの研究チームがマウスの実験で確かめ、14日付の米科学誌電子版に発表した。セロトニンはうつ病などの精神疾患や発達障害に関わり、著しい早産では発達障害のリスクが高いとされる。チームの河崎洋志・金沢大教授は「出生と脳発達の仕組みの一端が分かったことで、早産による発達障害の解明につながることが期待される」としている。

障害の娘風呂に沈め死なす 介護疲れか、殺人容疑で母逮捕 大阪

時事通信 
知的障害などのある長女(29)を風呂に沈めて水死させたとして、大阪府警吹田署は10日、殺人容疑で大阪府吹田市山手町、無職日置由紀子容疑者(57)を逮捕した。同署によると、「風呂に沈めたどうかは分からないが、死んだので、そうしたのかもしれない」と話しているという。「どこも娘を預かってくれないし、助けてもくれなかった」とも供述しており、同署は介護疲れが原因とみている。

障害者スポーツ大会:両陛下、24年ぶりの観戦

毎日新聞 
天皇、皇后両陛下は14日、東京辰巳国際水泳場(東京都江東区)で、全国障害者スポーツ大会の水泳競技を観戦した。両陛下が同大会の会場を訪れるのは1989年に札幌市で開かれた前身の大会以来24年ぶり。両陛下は競技団体関係者の説明を聞きながら男女混合200メートルリレーを見て、レース前の選手に手を振ったり、ゴールした選手に拍手を送ったりした。天皇陛下は皇太子時代から障害者スポーツ大会と深く関わり、開会式に出席してきた。即位後の90年からは皇太子さまに引き継いでいる。

木曜カフェ:能代養護学校が月1回開店 「コミュニケーションの場に」 秋田

毎日新聞 
「生徒たちと市民らのコミュニケーションの場に」と、県立能代養護学校(志渡裕校長)が月1回開店する「木曜カフェ」が10日、能代市長崎の今出川珈琲館にオープンした。生徒たちは少し緊張しながらも笑顔で接客した。カフェは6月の介護職員初任者研修を受講した高等部の生徒たちから「もっと人とコミュニケーションを図る勉強をしたい」との声が上がったのを受け、学校側が今出川珈琲館の小野寺弘子オーナーらに協力を要請して実現した。開店日は、今出川珈琲館の定休日の月1回の木曜日。今後は11月21日▽12月12日▽来年1月23日▽2月6日。時間は午前10時半〜午後2時半。

2013年10月10日木曜日

知的障害者からかう動画投稿 県東部の高校生 静岡

読売新聞
県東部の県立高校3年の男子生徒が、学校近くで知的障害を持つ男性をからかう動画を撮影し、動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿していたことがわかった。同校によると、動画は今年5月から8月にかけて数回にわたり、スマートフォンで撮影され、投稿された。男子生徒は、男性に話しかけ、男性の受け答えを撮影したり、障害を揶揄(やゆ)したりしたという。今月8日に同校に連絡があり、発覚した。男子生徒は学校の調査に「軽い気持ちでやった。大事になってしまった」と話し、反省しているという。男子生徒と保護者が8日、男性らに謝罪した。

知的障害者働くカフェ 神大の「アゴラ」5周年 兵庫

読売新聞 
発達科学などを学ぶ学生と知的障害を持つ人の交流の場として5年前、神戸大(神戸市灘区)にオープンしたカフェ「アゴラ」。会話が苦手だった障害者がスタッフとして接客するうちに心を開くようになっただけでなく、学生のフィールドワークの拠点としても活用されている。港町・神戸の絶景を見下ろす小さな空間には、いつも笑い声が絶えない。発達科学部A棟6階にあるアゴラは、研究室を改装して2008年に開店した。カウンターとテーブル約20席で、コーヒーや紅茶のほか、カレーライスなどの軽食も提供する。

2013年10月9日水曜日

知的障害者らの芸術活動読み解く 美術館「NO-MA」が論集 滋賀

中日新聞 
美術の専門教育を受けていない人や知的障害者らの芸術活動「アール・ブリュット」を、美術や福祉、人類学などの視点から読み解いた論集「アール・ブリュット アート 日本」が平凡社から発売された。論集は全七章で構成。保坂研究員をはじめ、美術批評家の嘉納礼奈さん、県立大人間文化学部の亀井若菜准教授、NO-MAのアートディレクターを務めるはたよしこさんら八人がそれぞれの立場から寄稿した。絵画や陶芸作品などのカラー作品集三十二ページを含む全二百六十四ページ。税抜き二千円。

障害者 優しさにじむアート 奈良で作品展 奈良

読売新聞 
障害者の生活支援に取り組む、奈良市の「たんぽぽ生活支援センター」の利用者6人が手がけた作品を紹介する展覧会「凸凹な毎日」が、奈良市の「たんぽぽの家アートセンターHANA」ギャラリーで開かれ、約90点を展示している。26日まで。午前11時~午後5時。日、月曜、祝日は休館。19日午後1時30分~3時30分にはプラスチック板でブローチを作るワークショップを開く。

放課後に交流の輪 小5、6年生の障害児ら 京都

読売新聞 
京都市は、障害のある子どもたちの放課後活動や通学時の送迎をガイドヘルパーが支援する「ほほえみネット」事業を始めた。放課後活動は学童クラブの対象外となっていた小学5、6年生らを受け入れ、通学支援はひとり親家庭の小・中・高校生を対象に実施。子どもたちの交流の機会を広げ、社会参画を後押しする。ほほえみネットでは、保護者が仕事で昼間不在の小学5、6年生や総合支援学校以外の生徒を2~3人のグループとし、児童館などでガイドヘルパーと一緒に学習やレクリエーションをして過ごす。市は150人程度の利用を見込んでおり、今後、具体的な実施場所などを検討する。

2013年10月8日火曜日

根気よく笑顔の診察 箕面の知的障害者専門診療所 大阪

読売新聞 
箕面市に、全国でも珍しい、知的障害者を専門に診る医療機関がある。ボランティアの医師が交代で詰める「山口記念診療所」。知的障害者は医師らとの意思疎通が難しく、安心してかかれる病院を探すのに苦労する保護者もいる。診療は何が難しく、スタッフはどんな工夫をしているのか。現場を見せてもらった。同診療所は1995年、保護者らの要望を受け、山口正民・元大阪府医師会長(故人)らが開設。内科、整形外科、精神科などの開業医が交代で詰め、施設の健康診断も行う。保険収入と健診費は、看護師と事務員の人件費にあて、医師は手弁当だ。

心の声 作品に込めて 野々市 自閉症の子どもらが出展 石川

中日新聞 
自閉症や関連する障害のある子どもらが描いた絵や書、写真、染め物の作品展「おしゃべり☆アート」が七日、野々市市情報交流館カメリア三階で始まった。市や白山市の自閉症の子どもらの保護者でつくるつみきの会が主催。自閉症の特性にちなみ、「おしゃべり☆アート」には、言葉でない心の表現もコミュニケーションとして受け止めてほしいとの思いを込めた。入場無料、十八日まで。

2013年10月7日月曜日

函館を福祉都市に 自閉症対応の国際資格持つ田中さん 26日に討論会 北海道

北海道新聞 
公認行動分析士の国際資格を持つ田中桜子さんが、福祉のまちづくりを支援する会社「グリーンパティオ」を函館市海岸町14で設立した。26日には「国際福祉都市hakodateを語ろう」と題し、同社で国連教育科学文化機関(ユネスコ)に関する討論会を開催する。田中さんは同社での活動を通じ、福祉都市としての函館の可能性を探っていく。26日に同社で開くユネスコ創造都市ネットワークについての討論会は午後6時から。参加無料だが事前申し込みが必要。

展覧会:自閉症の切り絵作家・上田さん「光と影とこころ」 久留米で14日 福岡

毎日新聞 
3歳の時に自閉症と診断された切り絵作家、上田豊治さん(44)の展覧会「〜光と影とこころ〜 上田豊治 切り絵の世界展」が、久留米市本町の街角ギャラリーMIMOZAで開かれている。14日まで。上田さんは山口県萩市に生まれ、現在も同市にアトリエ「とよの庵」を構え、切り絵を作り続けている。同県立宇部養護学校高等部3年生の時に授業で切り絵を教わり、美術教諭に才能を見いだされたという。

2013年10月2日水曜日

障害者虐待防止法:もっと早く保護を 施行1年で元職員

毎日新聞 
西東京市の知的障害者入所施設「たんぽぽ」の虐待問題で東京都が30日、新規利用者の受け入れ停止処分を行った。前例の少ない厳しい処分だが、職員が昨夏都などに相談してから1年余り。昨年10月1日の障害者虐待防止法施行を受けた通報からも10カ月かかり、この間に虐待被害を受けた入所者も通報した職員も退所した。弱い立場の人間の保護を打ち出した同法の精神は守られたのか。元職員は「あまりに長かった」と苦悩も語った。

2013年9月30日月曜日

障害者虐待:西東京の施設を厳格処分へ 東京

毎日新聞 
西東京市の知的障害者入所施設「たんぽぽ」(社会福祉法人田無の会運営)の虐待問題で、東京都は、障害者施設としての指定の一部の効力停止(新規利用者の受け入れ停止)の処分を行う方針を固めた。期間は1年間前後で、近く施設側に通知する。虐待を認めず、理事会刷新などの指導に十分応じていないとして、現入所者に影響を与えない範囲で重い処分が必要と判断した。障害者総合支援法に基づく措置で、同種施設としては例が少ない厳格な措置となる。

障害者の会話支援アプリ開発 島根

中国新聞 
島根大総合理工学部を今春卒業した稲村駿さん(23)=松江市=が障害者の会話支援アプリ(応用ソフト)「STalk(エストーク)2」を開発し、日本リハビリテーション工学協会主催の福祉機器コンテスト・機器開発部門で最優秀賞を受賞した。自身も広汎性発達障害の診断を受けており、当事者の目線で生まれた使いやすさが評価された。スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末向けアプリで、特別支援学校の教員など主に支援者の利用を想定する。発達障害や知的障害などで、言葉だけでは会話を理解しにくい人のために「いつ、どこ、だれ」など文章構造に沿って画面にイラストや写真を表示し、理解を助ける。

「しょうぶ学園」展:障害者の自由な表現100点 京都

毎日新聞 
鹿児島市の障害者支援施設「しょうぶ学園」にある「工房しょうぶ」の取り組みを紹介する「しょうぶ学園展『細胞の記憶 表現のかたち』」が、京都造形芸術大(京都市左京区)のギャルリ・オーブで開かれている。同大学こども芸術学科の教員と学生の企画・運営で10月12日まで。しょうぶ学園は1973年に開設され、障害者の自由な自己表現を促す活動は約30年に及ぶ。同学園施設長の福森伸さんは「その人がその人らしくあるためのツールとして(創作活動を)とらえている。入場無料。会期中無休。午前10時半〜午後6時半(最終日は5時まで)。

2013年9月26日木曜日

障がい者の月給を10倍にする店

ダイヤモンド・オンライン 
宅急便の創始者、ヤマト運輸の小倉昌男さんが、障がい者雇用のために15年前に始めたスワンベーカリー。この店では、世間で月給1万円以下に過ぎなかった障がい者の賃金を10万円にすることを目標に、現在、全国27店舗、354人の身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者が働いている。

知的障害者を捜査時から支援、長崎に全国初のセンター 長崎

読売新聞 
知的障害などがある容疑者や被告について、捜査・公判段階から福祉的な観点で専門家らが検察や弁護人に助言し、更生につなげる「司法福祉支援センター」が25日、長崎市に設置された。刑務所や矯正施設を出た後の更生支援は全国で行われているが、捜査・公判段階での支援に特化した専門機関の設置は全国初。犯罪を繰り返す「累犯障害者」の効果的な更生や再犯防止に向けた新たな支援の枠組みで、成果が期待される。センターは、累犯障害者の更生支援に取り組む社会福祉法人「南高愛隣会」(長崎県雲仙市)が設置、運営。厚生労働省のモデル事業で、今後、全国に広げることも検討されている。

梅田ロフトで「フリポップ エキスポ」障がい者が作るポップな雑貨集結 大阪

梅田経済新聞 
梅田ロフト(大阪市北区茶屋町、TEL 06-6359-0111)7階ロフトフォーラムで現在、障がいを持つ作り手の雑貨作品を集めた「FREE POP EXPO(フリポップエキスポ)」が開催されている。「障がいがあるからこそ自由な発想で面白いものができると注目を集めている」という「フリポップ雑貨」。同エキスポでは、各工房での「ものづくりの現場」と雑貨を紹介する図録を制作。会場では、作品販売とパネルで制作風景を紹介する。開催時間は10時30分~21時(最終日は17時まで)。10月8日まで。

カレッジ早稲田:支援学校卒後の知的・発達障害者向け教育機関、開校 東京

毎日新聞 
特別支援学校高等部を卒業した知的・発達障害者向けの教育機関「カレッジ早稲田」が10月、新宿区西早稲田に開校する。原則4年制で、職業訓練に加え社会で必要とされるコミュニケーション能力を身につけることを目指す。運営するのは、九州で同様の教育機関2カ所のほか、高齢者や障害者向けの事業所を営む社会福祉法人「鞍手ゆたか福祉会」(福岡県鞍手町)。厚生労働省の「自立訓練事業」と「就労移行支援事業」を組み合わせるため、運営費などは国によって賄われ、利用料は無料。買い物の仕方や健康管理など社会生活を営むために必要な訓練と、職場実習など就職に必要な訓練を2年間ずつ行う。

2013年9月23日月曜日

東大、血液で自閉症診断-4種の代謝産物指標に

日刊工業新聞 
東京大学大学院医学系研究科の山末英典准教授らのグループは、血液に含まれる成分から「自閉症スペクトラム障害」(ASD)を診断できる可能性があることを明らかにした。ASD患者と健常者の血中に含まれる代謝産物濃度を比較。4種類の代謝産物を指標にすることで、80%の高確率でASD患者を判別できることが分かった。ASDは面談などの主観的な手法で診断されている。今回の研究の再現性がさらに確認できれば、血液成分という客観的指標の診断法開発に貢献すると期待される。

文部科学相 特別支援施設を視察

NHK 
下村文部科学大臣は、新潟県十日町市で小学校と特別支援学校が併設された施設を訪れ、障害がある子どもと一般の子どもが同じ建物の中で学ぶ取り組みを視察しました。新潟県十日町市は、十日町小学校の校舎内に市立の特別支援学校と就学前の子どもの成長や発達を支援する「発達支援センター」を併設し、障害がある子どもと一般の子どもが同じ建物で学んでいます。

豪雨:不明生徒、遺体発見 事故受け特別支援学校が気象警報対応決定 岐阜

毎日新聞 
4日の局地的豪雨で下校途中だった県中濃特別支援学校高等部3年の女子生徒(18)が川に流され死亡した事故を受け、県教育委員会は19日、気象警報が発令された際の高校、特別支援学校の対応について、生徒を下校させず学校で待機させることを決めた。県教委は4日の局地的豪雨で、県立高校71校、特別支援学校17校を対象に対応を調査した。大雨警報発令時の対応は各学校長の判断で異なっていた。

発達障害の若者を学習支援 長野

読売新聞 
発達障害を持つ若者の学びやが来年4月、長野市にできる。学校生活になじめない若者たちに寄り添うのが特徴で、人間関係に不安を持つ全国の18歳以上が通う「本科」と、高校を中退するなどした若者が通う「時間制」の2コースを用意。定員は30人で、10月から募集を開始する。学習支援施設は、東京のNPO法人「翔和学園」が運営し、長野市若里の県社会福祉総合センターの1階に入る。県が4月、運営の担い手を公募していた。県によると、発達障害の若者を対象に受け入れる学習施設を官民共同で設置するのは全国初という。

2013年9月19日木曜日

「障害者雇用率ランキング」トップ100

東洋経済オンライン 
9月は障害者雇用の推進を図ることなどを目的とした「障害者雇用支援月間」。「障害者雇用優良事業所等の厚生労働大臣表彰」をはじめ、国、地方自治体中心にさまざまなイベントが各地で行われている。そこで、今回は障害者雇用などにも積極的な企業が多い『CSR企業総覧』2013年版掲載1128社の中から、2011年度で障害者を5人以上雇用している707社を対象に障害者雇用率ランキングを作成。実際に障害者を積極的に活用している企業を見ていきながら、今後、どのように障害者雇用を進めていくべきなのか考えたい。

20周年を迎えるダイキンの障害者雇用

東洋経済オンライン 
「参考にしてくれる企業のなんと少ないことか」。ダイキン工業の井上礼之会長兼CEOはこう嘆息する。ダイキン傘下の特例子会社、ダイキンサンライズ摂津を見学に来る会社や団体は多い。にもかかわらず、なかなか同じような特例子会社を設置する会社が増えないことを嘆いてのことだ。国内でダイキン工業の障害者雇用率に大きく寄与しているのが、この6月に操業20周年を迎えた特例子会社、ダイキンサンライズ摂津だ。障害者雇用率2.14%という同社の取り組みは、障害者雇用の好事例として各所から評価を受けている。

「読み書き障害」脳の2カ所異常 国立精神・神経センター

日本経済新聞 
国立精神・神経医療研究センターの稲垣真澄部長らは、知能は正常でも読み書きがうまくできない子供の「発達性読み書き障害」では、脳の2カ所で異常が起きていることを突き止めた。障害の正確な診断などに役立つ成果。19日付の英科学誌ブレイン(電子版)に発表した。発達性読み書き障害は「ディスレクシア」とも呼ばれ、知能や記憶は正常だが文字の読み書きなどに支障が出る。この障害を持つ人は国内に100万~200万人いると推定されている。

2013年9月18日水曜日

ソフトバンク、知的障害者向けに「アシストスマホ」を開発 料金は無料

CNET Japan 
ソフトバンクモバイルは9月17日、知的障害のある人たちの社会生活を支援するサービス「アシストスマホ」(仮称)を開発したことを発表した。利用料金は無料で、2014年3月以降に提供する予定だ。同社では、9月18日に開催される第40回国際福祉機器展に出展し、開発中のサービス内容を紹介する。主な機能は、利用シーンに応じた定型文やアイコンをタッチするだけで簡単にメール本文が作成できる「アシストメール機能」、AR(拡張現実)技術を使って、目的地の方向と距離を実風景の中に表示する「アシストナビ機能」、目的地周辺に到着したかどうかを知らせる「みまもるフェンス」などがある。

授産品販売サイト:新装 障害者のぬくもりアップ カード払い、ポイント導入利便性もアップ 兵庫

毎日新聞 
県内の障害者就労施設で作った授産商品の販売サイト「+NUKUMORI(ぷらすぬくもり)」が17日、全面リニューアルした。購入ポイントがたまる会員登録や、代金をクレジットカードでも支払えるなど利便性を向上。一方で、商品に込めた「つくり手の想(おも)い」も掲載し、ぬくもりをアピールしている。リニューアルに合わせ、商品の品質向上や新商品も開発し、売り上げを伸ばして障害者の工賃アップを目指す。同サイトは6月から、3000円以上購入した場合送料を無料化。リニューアルオープン企画として、11月末まで新サイトで会員登録と商品購入した人全員に、500ポイント(1ポイント1円)サービスする。

2013年9月17日火曜日

累犯障害者に猶予判決 福祉で更生、専門家の助言反映 滋賀

時事通信 
知的障害などを抱え犯罪を繰り返す「累犯障害者」らに対し、福祉を通じた更生支援策を提案する民間専門機関「滋賀県障がい者審査委員会」が審査対象とし、窃盗罪に問われた被告の男(61)の判決が13日、大津地裁であり、丸山徹裁判官は懲役1年、保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役1年)を言い渡した。関係者によると、累犯の被告に執行猶予付き判決が出されるのは異例という。地検は2月の初公判で、「福祉支援施設での更生が望ましい」とする同委員会の報告書を証拠として提出。弁護側が提示した支援計画を考慮し、執行猶予5年が相当との意見を付けていた。

グループホーム運営のNPO法人 障害児支援の責任者1年余不在、市が指導 神奈川

カナロコ 
障害者グループホームで不適切な運営をしたとして、NPO法人「PWL」(箕輪一美理事長)が横浜市から改善を求められている問題に絡み、同法人が運営する障害児向けの「放課後デイサービス」で、省令で配置が義務付けられている「児童発達支援管理責任者」が昨年6月以降、1年3カ月にわたって不在となっていることが16日、分かった。横浜市は「適切な支援ができていない状況」として、24日までに配置するよう指導している。

磐田で知的障害者ら英会話講座 静岡

中日新聞 
知的障害者を対象にした英会話講座が、磐田市大久保の知的障害者通所施設「おおふじ学園」で開かれている。県障害福祉課の職員も「知的障害者対象の英会話講座は聞いたことがない」という講座は、講師の人柄が手伝ってか、利用者に笑顔が増える効果も出ている。講師はカナダ人で、市内の小中学校などで英語を教えていた元外国語指導助手(ALT)のメロウズ・ダリルさん(39)。ダリルさんが「障害のある人に何かできることはないか」と学園に相談したのがきっかけ。「知的障害者と英会話を結び付ける発想もなかった」という学園だが、外部の人との接触を喜ぶ利用者が多いことや、ダリルさんの好意を大切にしようと、六月十三日から始めた。

自力通学に安心感、神奈中バスが養護学校マーク表示 神奈川

カナロコ 
平塚市内を走る神奈中バスに、今月から養護学校マークを掲げたバスが登場した。同市には県立養護学校が2校あり、通学する生徒が乗車するバスをひと目で分かるように配慮した。下車するための車内案内も改善。養護学校在籍者が増え続ける中で、学校からの相談に神奈川中央交通(平塚市)が応えた。同社初の手法という。生徒、保護者は「表示や車内案内は大変助かります」と喜んでいる。

障害者はばたく喫茶 好評 香川

読売新聞 
高松市番町の県社会福祉総合センター2階で7月にオープンした喫茶店「cafeはばたき」が好評だ。接客にあたるのは知的障害者3人。障害者が働く機会を広げるため、空いていたスペースを県が無料で提供した。ランチタイムには満席となる日もあり、スタッフは利用客とのふれあいにやりがいを感じている。県によると、県内には80以上の就労支援施設があるが、障害者の自立に向けて仕事の幅を広げ、賃金アップを実現するのが課題だ。このため、事業所が共同で仕事を受注する窓口を2011年10月に開設。菓子やオリジナルデザインのバッグを共同生産する取り組みも進めている。「はばたき」もその一環。県有施設を就労支援の場に無料で貸すのは初めてという。はばたきは平日のみの営業で、午前10時~午後3時。

社会への「滑走路」に千葉市の喫茶店 障害者就労支援 千葉

MSN産経ニュース 
千葉市中央区の千葉公園内の喫茶店「カフェ・ハーモニー」では、平成23年4月から障害者の就労支援が行われている。接客や調理などを通じて社会進出に必要なスキルを学んでもらうことが狙い。店を運営する平林計(かず)重(しげ)さん(63)は「店は彼らが社会へ飛び立つための『滑走路』。彼らのがんばりを支援したい」と話している。

心を癒やす書道展 特別支援学校の濱田さん 兵庫

MSN産経ニュース 
県立あわじ特別支援学校(洲本市)に通う同市の濱田弘暉(こうき)さん(17)による「弘(こう)ちゃんの書道展」が同市本町のファッション&ギャラリー「マルハ」で開かれ、のびのびと書かれた作品が訪れた人らの心を癒やしている。同校高等部2年の濱田さんは、小学1年のころ、大きな筆を使う「ジャンボ書道」に出会い、書道に興味を持つようになり、中学時代の一時期を除いて作品づくりに取り組んできた。29日まで。

2013年9月13日金曜日

豪雨で不明の女子生徒、遺体で発見 岐阜

読売新聞 
岐阜県関市で今月4日の豪雨の際、自転車で下校途中に行方不明となっていた県立中濃特別支援学校高等部3年の女子生徒の遺体が12日、岐阜市茶屋新田の長良川左岸で見つかった。生徒は関市の小林由侑さん(18)で、死因は水死だった。県警関署の発表によると、12日午前10時半頃、捜索中の県警ヘリコプターが水際にうつぶせで倒れている小林さんを発見した。小林さんが行方不明となった翌5日、長良川上流にある関市倉知の藤谷川で、小林さんの自転車が見つかった。遺体の発見現場はそこから約35キロ離れていて、関署は、小林さんが豪雨で水かさが増えていた藤谷川に誤って転落し、流されたとみている。

特別支援学校に爆破予告、生徒ら約600人が一時避難 茨城

TBS News
12日午前、茨城県つくば市の特別支援学校の校舎内に爆破を予告する紙が置かれているのがみつかり、生徒や職員らおよそ600人が一時、避難しました。12日午前8時すぎ、つくば市の県立つくば特別支援学校で、「今日12時に、いくつかの爆発物を爆発させる」と書かれた紙が校舎内に置かれているのを出勤してきた女性職員が見つけ、警察に通報しました。この爆破予告を受け、学校の生徒や職員らおよそ600人と、近くの住民18人が500メートルほど離れた施設に一時、避難しました。

京都地検:累犯の知的障害男性無罪に不服 高裁に控訴

毎日新聞 
京都市内で軽乗用車を盗んだとして、常習累犯窃盗罪に問われた重度知的障害者の無職男性(36)=同市伏見区=について、心神喪失を認定し、無罪を言い渡した京都地裁判決(8月30日)を不服とし、京都地検は12日、大阪高裁に控訴した。地検は「事実誤認がある」としている。

自立へ生徒運営カフェ 日高養護高知みかづき分校 高知

読売新聞 
県立日高養護学校高知みかづき分校の生徒たちが運営するカフェ「イエロークロワッサン」が11日、高知市中万々の同校内に開店した。知的障害を持つ高校生がパンやケーキを焼いて接客もこなし、就職や自立に向けたステップにする。この日はさっそく、大勢の地元の人たちでにぎわった。2、3年生の職業指導プログラムの一環で、テーブル席のみ計16席を設けた。店に立った生徒5人は、最初は緊張した様子だったが、徐々に笑顔を見せ、注文の品をテーブルまで運んだり、レジで会計をこなしたりした。営業は毎週水、木曜の午前10時半~午後2時半。

特別支援学級にiPad導入へ 神奈川・大和市教委

朝日新聞 
障害がある子どもたちの学習を支援するため、大和市教育委員会は市立小中学校の特別支援学級に、タブレット端末(iPad)を導入する方針を決めた。年内に3校で試行し、来年度にも全28校の87学級(423人)に拡大する。4人に1台の配布を目指す。先行する3校には19台を配布。端末1台あたりの児童・生徒数は2・5人になる。目の不自由な子どもに画面を拡大して教材を提示▽文字を読むのが苦手な子どもが音声読み上げ機能で物語を読解▽言葉を聞き取りにくい子どもが画像で視覚的に理解▽録音や読み上げ機能で発声練習▽鉛筆が持てなくても画面を指でなぞって文字を習得――といった活用を想定している。

2013年9月10日火曜日

発達障害者向け学校を14年春開設 長野県、都内NPO誘致 長野

日本経済新聞 
長野県は9日、発達障害をもつ若者の教育を専門的に行う機関を2014年4月に開設すると発表した。東京都内のNPO法人を誘致し、高卒相当年齢以上または高校に在籍している若者などを対象とした「長野翔和学園」を長野市に設置する。翔和学園(東京・中野)が開設する。定員は30人で、高卒相当年齢以上で発達障害などによってコミュニケーションに不安のある人を対象とした「本科コース」、高校中退や不登校、高校に在籍しながらも放課後の時間帯に通う人を対象とした「時間制コース」を開校する。

仙台に発達障害の子どものための学習教室が開校 宮城

全国私塾情報センター 
学習能力開発財団(畠山明理事長)は8月、宮城県仙台市に発達障害や不登校の子どもたちに個別指導をする「学習教室」が開校した。読み書きや計算などのほか、進路相談にも応じる。同財団が設立された契機となったのは、個別指導塾と家庭教師派遣事業を運営する株式会社アップルの家庭教師が、5年ほど前から障害のある子にも教えるようになり、専門的な知識やケアの必要性を痛感したことから、財団を設立しスタッフたちが情報を集め方法を学んだ。

2013年9月4日水曜日

入所者への傷害容疑で元職員を書類送検 北海道の知的障害者施設 北海道

MSN産経ニュース 
入所者に暴行してけがを負わせたとして、北海道警中標津署は別海町の知的障害者施設「柏の実学園」の35歳と42歳の元職員の女性2人を傷害の疑いで書類送検した。書類送検は2日付。容疑は2月、30代の女性入所者が別の入所者に向かっていったのを止めようとして、35歳の職員が女性入所者を床に突き倒したとしている。さらに女性入所者を押さえ込んだ際に髪を引っ張られた42歳の職員が、女性の顔を平手打ちし前歯を折る傷害を負わせた疑い。

広島特別支援学校:16年度をめどに、知的障害児ら受け入れ 広島

毎日新聞 
県教委は2016年度をめどに、身体障害のある児童・生徒が通う広島特別支援学校(安佐北区倉掛2)で、知的障害を持つ児童・生徒を受け入れる。知的障害者が現在通学している広島北特別支援学校(同区三入東1)が、児童・生徒数増加から教室が不足しているためで、新校舎建設など施設整備を進める。県教委教育改革推進課によると、広島特支には、今年5月1日現在で小学〜高等部の90人が在籍している。在籍数はここ数年、90人前後で推移している。一方で、広島北特支は04年に123人だった在籍者数が今年は280人になるなど増加を続けており、教室数不足からプレハブの仮設教室で授業をするなどの対応を取っていた。

2013年9月3日火曜日

障害乗り越え念願の個展 足利・川島直人さん(20) 栃木

MSN産経ニュース 
足利市内の身近な風景や草花を水彩画に描き続ける同市の会社員、川島直人さん(20)が発達障害を乗り越え、今月7日から同市立美術館(同市通)の特別展示室で念願の個展を開く。精緻で豊かな色彩が市内外で評判となり、同館の働きかけで開催に至った。精魂を込めて描いた作品30点が展示される。川島さんは軽度の知的障害を伴う発達障害と聴覚障害を持つ。中学2年のとき、担任教諭の勧めで水彩画家、安野光雅氏のスケッチ画を模写。市内のアトリエに通い、水彩画の才能を開花させた。「川島直人展」は前期が29日まで、後期が10月8~27日。無料。

不登校、自閉症…子供たちの「居場所」25年 千葉

読売新聞 
千葉県柏市豊四季のフリースクール「ゆうび小さな学園」が、創立から25年目を迎えた。放課後の居場所としてスタートし、不登校や自閉症など様々な子供たちの心のよりどころとなってきた。25周年を記念し、9月には発達障害をテーマにシンポジウムを開く。同園は、東京都内で小学校教諭を40年務め、普通学級に自閉症児を受け入れる教育を実践してきた内堀照夫代表(83)が、自身の信条に共鳴してくれたかつての教え子たちの保護者から資金提供を受け、1989年に設立した。シンポジウムは9月8日午後1時半から同園(柏市豊四季360の2)で行われ、児童精神科医の石川憲彦さん(66)を講師に、発達障害との共生について考える

2013年8月30日金曜日

うつ病・発達障害とも状態の理解と対処法を知るべきだ

WEDGE Infinity 
うつ病対策を取材していると発達障害との関連に突き当たる。うつ病は後天性だが発達障害は先天性であり全く違う。しかし、症状として似ている点もあり、発達障害なのにうつ病と診断されているケースもあると精神科医から聞いた。共通していえるのは、うつ病で悩む人も発達障害の人も社会・会社が適切な対応をとることで活躍する場が広がるということだ。

うつも発達障害も手をさしのべるのは同じです。ただ、発達障害の場合は情報と気持ちを整理してあげるのですが、気持ちに寄り添ってしまうのは逆効果になりがちです。やさしい人、いい人になるための行為は、ありがた迷惑の場合が多くなってしまいます。

障害者支援のNPOが社会福祉法人化 レストラン出店など計画 京都

両丹日日新聞 
障害者福祉事業に取り組む福知山市南栄町のNPO法人人権の会しあわせネットワークが、社会福祉法人化して新たなスタートを切る。30日に岡ノ三教育集会所で設立総会を開く。法人名称は「しあわせネットワーク」。NPOは05年に設立。南栄町で障害者就労継続支援B型事業所「しあわせネット・勇気」を運営して、利用者らが農産物栽培や、受注する食品加工などの仕事をしている。利用者の手取りを増やそうと努めてきたが、どうしても非営利団体としての壁があり、社会福祉法人化が念願だった。

武雄の植物工場 レタス生産始まる 佐賀

佐賀新聞 
障害者を雇用して野菜を水耕栽培する武雄市武内町の植物工場「あんスリー武雄」で、レタス生産が始まった。1日300~500株を大手コンビニや市内の宿泊施設などに出荷している。働く13人の障害者の表情は明るくなり、「楽しい」「ずっと働きたい」と笑顔を見せている。障害者は種をまき、仮植えして定植し、毎日収穫する。選別して包装までの一連の作業を担当し、能力に応じて仕事を分担している。時給655円で雇用契約を結び、1日6時間半働く。初めは寡黙だった人も、次第に表情が明るくなって話すようになり、仕事を休まなくなった。

2013年8月18日日曜日

2013年知的障害者の質的教育推進のためのユネスコ賞候補者の募集について

文部科学省
【目的】
知的障害者の包括的教育の発展に寄与した個人、グループ、機構やセンターの活動に対する表彰

【賞について】
・この賞は、クウェート政府により2002年に設立され、2年ごとに表彰が行われます。
・2名の受賞者には賞状とUS$20,000の賞金が授与されます。

【応募資格】
・包括的教育の分野において、知的障害者のための平等な教育の機会の促進に貢献した者。
・ユネスコ国内委員会の協議の下、政府により作成された推薦状、又はユネスコのオフィシャルパートナーシップであるNGOにより作成された推薦状が必要。自薦は不可。

心のよりどころ目指す/NPO法人MMサポートセンター代表理事・谷地ミヨ子さん

河北新報
NPO法人MMサポートセンター代表理事の谷地ミヨ子さん(55)は震災前まで20年以上にわたり、南相馬市で発達障害児の療育を続けてきた。福島第1原発事故で避難を余儀なくされ、名取市に拠点を移した後も、散り散りになった福島の子どもたちを支援している。自身も先の見えない不安を抱えながらも、発達障害児と家族のよりどころになろうと10年先を見据える。

2013年8月16日金曜日

陣痛促進剤の使用で子供の自閉症リスク高まる、米研究

AFPBB News 
陣痛促進剤を使用した妊婦は、自閉症を持つ子供を産むリスクが高くなるかもしれないとの研究論文が今週、米国医師会(AMA)が発行する医学誌「JAMA小児科学(JAMA Pediatrics)」に発表された。今回の研究は、この問題に関するこの種の研究では最大規模のものだが、陣痛の誘発が発達障害の原因と断定するには至っていない。自閉症支援団体「Autism Speaks」の公衆衛生研究部門の副部長、マイケル・ロザノフ(Michael Rosanoff)氏は「次の段階は、研究によって、この関連性の裏側にあると考えられるメカニズムをさらに理解することだ」と述べている。

発達障害児を個別支援 仙台の社団法人が社会貢献活動 宮城

河北新報 
発達障害や不登校の子どもたちを個別に支援する学習教室が20日、仙台市内に開校する。特別支援教育の研修を受けたスタッフがチームで児童生徒の読み書きの力を向上させたり、能力を生かした進路の相談に応じたりする。特別支援の必要な子どもの学習サポートに特化した取り組みは全国でも例がないという。学習教室は市内の一般社団法人学習能力開発財団(畠山明理事長)が社会貢献活動の一環で開設する。財団の鈴木由美主任研究員(44)は「子どもの年齢や特性に合わせた環境づくりと、より良い進路選択への情報提供を進めたい」と話す。

障害者の就労支援に農業 富山

北日本放送 
南砺市で、地元の夏野菜を集めた市場が人気を集めています。この市場を開いているのは知的障害のある人たち。働く場の確保だけでなく、農業の衰退に歯止めをかけることにもつながるとして、関係者の注目を集めています。今月1日から始まり、今月20日までの毎日、午後4時から6時半まで開かれているこの市場、新鮮な野菜がそろっているとあって、地元はもちろん富山市や石川県からも買い求める人が訪れます。今回は期間限定ですが、「エルハート城端」は、障害者が安定して働くことができるよう、さらに地域の農家と連携したいとしています。

2013年8月15日木曜日

スーパー初の在宅就業障害者特例調整金、平塚の「しまむら」受給へ 神奈川

カナロコ 
平塚市などでスーパーを展開、障害者支援に力を入れる「しまむら」(平塚市長持、島村孝征社長)が来年度、厚生労働省の「在宅就業障害者特例調整金」をスーパー業界で初めて受給する見通しとなった。社会福祉法人「進和学園」(同市万田)を利用する知的障害者5人が同社で野菜の袋詰めなどの「施設外就労」を行い、本年度支払われた工賃が8月に入り規定額を上回った。障害者の就労の場を広げる取り組みとして注目されている。特例調整金(一定規模以下の企業は特例報奨金)は、主に雇用契約による就労が困難な障害者が働く機会を増やすため、2006年度に創設。企業側には年間支払い工賃105万円ごとに6万3千円(報奨金は5万1千円)が支給される。だが07~11年度の利用は、調整金と報奨金を合わせ、全国で自動車会社など、わずか45件にとどまる。

発達障害児の生活支援 19日に相談センター開設 福岡

西日本新聞 
じっとしていられなかったり、対人関係をつくるのが苦手だったりする子どもや保護者の相談に応じる「行橋京都児童発達相談センター」(愛称・ポルト)が19日、行橋市東大橋の行橋京都メディカルセンター内に開設される。ポルトは「扉」という意味で、市は「安心して生活が送れるよう支援するので、気軽に利用してほしい」としている。相談センターの対象となるのは行橋市、苅田町、みやこ町に住む18歳未満の子どもとその家族。医師や臨床心理士、作業療法士など7人のスタッフが診察や相談、指導を行う。福祉事業として行うため、投薬や医療行為はできないが、必要に応じて専門機関を紹介する。

フレーム切手:下呂特別支援学校・伊藤さんイラスト採用 岐阜

毎日新聞 
県立下呂特別支援学校高等部1年の伊藤翼さん(16)=中津川市加子母=が描いたイラストが、日本郵便東海支社発行のフレーム切手に採用された。優しいタッチで名所やイベントを紹介した作品で、16日に東濃5市と可茂地区の計105郵便局で発売される。発売される切手は「アカカくんの中津川めぐり」とのタイトル。イタチ科のオコジョ「アカカくん」と仲間たちが「花馬祭り」「馬籠宿」「ふれあい牧場」など中津川市の名所やイベントを楽しむ様子を描いた作品。いずれも伊藤さんが考案したオリジナルキャラクターで、色鉛筆を使い、ぬくもりを感じられるイラストだ。

障害超えた書の世界 豊中の竹林さん 17日から初の個展 大阪

MSN産経ニュース 
自閉症と重度の知的障害がある府立豊中支援学校高等部3年の竹林亨さん(17)が、17日から19日まで豊中市新千里東町の千里文化センター「コラボ」で初めての書道の個展を開く。竹林さんは、小学3年の授業で書道に出会い、4年から千里少年文化館(同市新千里西町)の書道クラブに通った。これまでに第17回日本童謡の書展の学童部特選などの受賞歴がある。入場無料。

障害者自立へ商店街に店舗 八幡の支援団体、おにぎりなど販売 京都

京都新聞 
障害者の就労を支援する京都府八幡市のNPO法人「Joint Joy(ジョイントジョイ)」がこのほど、同市男山の竹園商店街に障害者が作ったおにぎりや焼き菓子を販売する店舗を開いた。障害者の自立に向け、収入を得られる仕事場作りを目指す。商店街の空き店舗(2階建て、延べ約100平方メートル)を改修し、7月中旬に開設。定員20人で、1階に厨房(ちゅうぼう)と店舗を構え、無添加で地元食材を使用する。

2013年8月14日水曜日

自閉症の若者描く繊細な絵画 熊本

読売新聞
100本以上の色鉛筆や水性ペンを駆使し独特の絵画を描く高機能自閉症の若者がいる。山鹿市久原の会社員松本寛庸さん(21)。16日まで、同市の温泉プラザ山鹿で個展を開いており、繊細で色彩豊かな作品約70点を展示している。松本さんが描くのは、飛行機や列車、宇宙、魚の群れ、旅先で見た情景など様々だ。ほぼ毎日、出勤前や帰宅後に好きな音楽を聴きながら制作に打ち込む。2010、11年には、パリの美術館で開かれた展覧会に出品した。個展は今回で4回目で、「サグラダ・ファミリア大聖堂」「ブラックホール」などを展示する。

障がい者支援センター内に新工房完成 兵庫

神戸新聞
社会福祉法人・滋宏福祉会が「障がい者支援センターてらだ」(兵庫県加古川市平岡町)で建設していた「第2工房」が完成し、12日に現地で記念式典があった。既存の第1工房を精神障害者向けに、第2工房を知的障害者向けの施設として運用し、相互に連携しながら専門性の高いサービスを提供する。同センターは施設入所支援や自律訓練、相談支援など七つの事業を行う多機能施設で、2007年に開所。近年、知的障害者の利用申請が相次いだことから、障害特性に応じたサービスを提供しようと、工房を新設することにした。

夏にときめく障害者アート 27日まで、福岡市役所ロビー 福岡

西日本新聞 
福岡市内にある18カ所の障害福祉サービス事業所や福祉作業所で活動する18人の障害者たちが「夏」をテーマに描いた絵画を展示する「障がい者アート展~fukuoka plus gallery~」が、市役所1階ロビーで開かれている。27日まで。絵画が好きな障害者たちが趣味や芸術活動の一環で制作した作品や、Tシャツのデザインなど企業とのコラボレーション商品などの魅力を広く知ってもらおうと、市や施設関係者らが情報発信などに取り組んでいる「ときめきプロジェクト」の一環。今後1年を通じて市役所ロビーに随時、作品を展示する予定。

2013年8月12日月曜日

特別支援学校に知的障害者も 広島

中国新聞 
広島県教委は9日、身体障害のある児童・生徒が通う県立広島特別支援学校(広島市安佐北区倉掛)に、2016年度から知的障害のある児童・生徒も通えるよう入学条件を見直すことを明らかにした。知的障害者が通う広島北特別支援学校(同区三入東)が児童・生徒数の増加で手狭となったため。新校舎を建設するなどして受け入れ態勢を整える。県教委によると、広島北特別支援学校の通学区域である広島市安佐南区、安佐北区、安芸高田市、山県郡2町のうち、安佐南区祇園地区と安佐北区白木、高陽両地区を広島特別支援学校の通学区域に変更。同校の中庭に新校舎(18教室程度)を建てる。スクールバスも走らせる。

入善産でランチ、スイーツ 就労支援施設が食堂オープン 富山

富山新聞 
入善町道古の障害者就労支援施設「工房あおの丘」は10日、同町青木の空き店舗に入善食堂「太陽と月のとおりみち」を開店した。町内の「丸善醤油味噌醸造」と入善高生徒の協力を受け、地元産の食材を生かしたランチとスイーツを提供する。ランチの時間は午前11時に始まり、入善産コシヒカリのご飯や入善産大豆とコメのみそを使ったみそ汁、入善高農業科が栽培したハミウリなどの定食が2種類ある。午後2時からのカフェタイムはシフォンケーキやチーズケーキなど工房製のスイーツ、丸善醤油味噌醸造の甘酒を味わえる。営業時間は午前11時~午後4時。

2013年8月10日土曜日

5歳児健診を9月から導入へ、発達障害把握し支援へ 神奈川

カナロコ 
発達などに課題のある子どもを早期に把握して支援するため平塚市は8日、川崎市、鎌倉市などに続き、5歳児健診を導入すると発表した。子どもの発達や行動、生活状況を記入する健診票を保護者に配布、支援が必要と判定した場合は、市こども発達支援室「くれよん」で専門スタッフによる相談や指導、専門医療機関(児童精神科)への紹介などを行う。健診は任意で無料。9月上旬に健診票の配布を行う。健診は、昨年度まで市医師会が実施していたが、発達障害の子どもの出現率が高まっていることや全市的な取り組みが必要なことから、本年度から市の事業とした。

知的・精神障害者の就労促進 県、職場実習 大分

大分合同新聞 
県は11~12月に知的障害者と精神障害者の職場実習を県庁内や出先機関で実施する。適性が認められれば来年度から県の非常勤職員として1、2年間働き、その後の民間就労につなげる。県内は身体障害者に比べて知的、精神障害者の雇用率が低いこともあり、就労に向けた能力向上とともに周囲に理解を広げる試み。文書の集配や資料のコピー、データ入力、清掃作業などに従事する。募集は知的8人、精神2人の計10人で、本年度19~39歳になる人が対象。支援施設や精神科デイケア実施機関などを通じて申し込みを受け付ける。

2013年8月8日木曜日

自閉症のガイド本出版 篠山・おめめどうの奥平さん 兵庫

神戸新聞 
自閉症の人を支援している会社「おめめどう」(兵庫県篠山市味間奥)の社長、奥平綾子さん(50)が8日、ガイド本「自閉症・発達障害の人と伝えあおう、わかりあおう」(エスコアール出版部)を出版する。コミュニケーションを苦手とする自閉症の人が、相手とやりとりしやすくなる方法を、成長段階に合わせ丁寧に解説している。出版するガイド本では、メモ帳を作るに至るまでの失敗やその成果などを紹介。自身や購入者の使用例を挙げながら、メモ帳が使えるようになる過程を丹念に解説している。奥平さんは「自閉症の人がいろいろな人と関わり社会の中で生きていく一助にしたい」と話している。10日午後2時から出版記念講演会を篠山市立丹南健康福祉センターで開く。参加費千円。

2013年7月29日月曜日

岡山大学、国内で初めて「クレアチン合成障害」の患者を発見

マイナビニュース 
岡山大学は7月23日、体内でのエネルギー貯蔵に極めて重要な物質であるクレアチンを、体内で作ることができず、発達の遅れやてんかん、自閉症などの症状が生じる「クレアチン合成障害」が発症した日本人患者を発見、治療を開始したことを発表した。同報告は、岡山大学病院小児神経科の秋山倫之講師、小林勝弘講師、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科発達神経病態学分野の吉永治美准教授、神奈川県立こども医療センター神経内科の小坂仁医師、同センター臨床研究所の新保裕子研究員らによるもので、報告内脳の詳細は独Springer の臨床系国際雑誌「Journal of Inherited Metabolic Disease Reports」電子版に掲載された。

2013年7月28日日曜日

皇太子さま、障害者就労支援施設を訪問 大分

asahi.com 
皇太子さまは27日、大分県宇佐市の障害者就労支援施設「心里(しんり)」を訪れ、作業員をねぎらった。同施設では知的障害者ら約50人が産業用資材の縫製などに携わっている。皇太子さまは作業所内を回り、「みなさんが生き生きと作業していてすばらしいですね」と話していた。

養護学校の男児、矢作古川で水死 愛知

中日新聞 
26日午後2時半ごろ、愛知県西尾市平口町の矢作古川で、同市吉良町、会社員大蔵章紀さん(43)の長男で特別支援学校1年の嘉高君(7つ)がうつぶせに浮いているのを、引率していたNPO法人の男性(32)が見つけ、一一九番した。嘉高君は搬送先の病院で間もなく死亡した。西尾署によると、死因は溺死とみられる。現場は幅55メートルの川の中央付近で、水深90センチ

障害者の自立を支援 カルチャースクールが開講 鳥取

日本海新聞 
障害者の自立・社会参加を支援するカルチャースクール「Mao」(松下弘美代表)が境港市上道町に開講した。知的障害や発達障害のある子どもや大人に、生活スキル(能力)を指導し、個々の得意分野や趣味を見つけてもらう。「障害者の夢や希望のもてる生活を応援したい」と意気込んでいる。障害児(者)を対象にした生活スキルクラスは、「自分一人でできることを増やす」を目指し、調理や掃除、お金の計算、言葉の学習をする。事前に個別相談し、各自に適した授業内容を組み立てる。

2013年7月27日土曜日

知的障害者:覚えない養子縁組27回 無効求め提訴へ

毎日新聞 
万引きなどで8回服役した知的障害者の男性(60)=東京都葛飾区=が2002年以降、養子17人、養親10人の計27人と縁組を繰り返し、姓が12回変わっていたことが分かった。男性は「身に覚えがない」と話し、縁組の相手とも面識がないという。更生を支援する弁護士は「障害で理解できないことにつけ込み、何者かが勝手に偽装縁組をした」と訴え、男性は26日、養子縁組の無効確認を求めて東京家裁に提訴する。

県発達支援親の会 子育て楽しむヒントに 大分

大分合同新聞 
県発達支援親の会「じゃんぷ」(志賀文江代表、19人)は8月4日午後1時から、初めての研修会を大分市の県立芸術文化短期大学で開く。メンバーは「子どもの発達障害に悩んでいる人や関心のある人に参加してもらいたい」と呼び掛けている。会は発達障害の子どもを持つ母親らで昨年11月に結成し、NPO法人全国LD(学習障害)親の会にも加盟。2カ月に1回、県総合社会福祉会館で定例会を開いて情報交換をしている。定員100人。資料代として1家族500円が必要。

丹精込めたスイカいかが 鳴門の障害者施設利用者、コンビニ駐車場で販売 徳島

徳島新聞 
鳴門市大麻町東馬詰の障害者施設「グッドジョブセンターかのん」の利用者が24日、近くの農業樫本泰夫さん(65)の畑で育てたスイカを、北島町北村のコンビニエンスストア駐車場で売り出した。8月末まで、ほぼ毎日販売する。樫本さんは、就業体験を通じて障害者の自立を支援しようと10年ほど前から同施設の利用者に畑を提供している。無農薬・有機農法で育てるため、利用者は毎日交代で草抜きするなど手間を掛けて育ててきた。

2013年7月26日金曜日

健太郎生きた証しに、障害者の個展 母企画 愛知

朝日新聞 
3年前に19歳で亡くなった知的障害者の山本健太郎さん=新城市鰹淵=の追悼絵画展「けんたろう展~いつもいっしょに」が24日、豊橋市八町通3丁目のギャラリー「公園通り」で始まった。生きた証しとして健太郎さんが書き残した作品の中から20点を展示されている。企画した母親の緑さん(48)は「健太郎のことを思い出し、見た人が温かい気持ちになってくれれば」と話す。絵画展は28日まで。入場無料。

室蘭・港北町に「ココカラ」開設、障害者の就労支援 北海道

室蘭民報 
今月1日、室蘭市港北町に障害者たちが働く就労支援事業所「ココカラ」が開設された。単なる就労の場にとどまらず、版画教室や地域の子供たちに学習スペースを提供するなど、地域が障害者を理解する施設として期待されている。 ココカラは、介護事業などを手掛ける民間企業が設立した合同会社トランスポート(松岡大輝代表社員)が港北町1・11・10の旧設計事務所を改装し開設した。障害者と雇用契約を結び最低賃金を保障する指定就労継続支援A型事業所で、社会的自立を目指す障害者のために作業訓練などを実施している。

2013年7月25日木曜日

姉殺害で懲役14年確定へ 発達障害、一審は求刑超え 大阪

MSN産経ニュース 
最高裁第1小法廷(山浦善樹裁判長)は24日までに、姉を殺したとして殺人罪に問われた大阪市の無職大東一広被告(43)の上告を棄却する決定をした。被告には発達障害があり、裁判員裁判の一審大阪地裁判決は「社会の受け皿がない」として求刑を超える懲役20年を言い渡したが、大阪高裁が破棄して懲役14年としていた。決定は22日付。二審判決が確定する。

自らの可能性を発信 音楽とアート28日にコラボ 大阪

大阪日日新聞 
障害児、障害者通所事業所のNPO法人百舌鳥あすなろ会「あすなろ授産所」(大阪府堺市北区)の音楽仲間らが中心となって、障害者の表現の可能性を発信する音楽とアートをコラボレーションさせたライブ「とびら~vol・2~」が28日、大阪市中央区東心斎橋のライブハウス「soma(ソーマ)」で開かれる。同授産所広報で、「とびら」を主催する多田愛代さん(35)は「見て、聞いて、触れて、感じてもらいたい。何か考えるきっかけになってほしい」と話す。

2013年7月24日水曜日

血液検査で自閉症を早期発見するSynapDxが$15.4MをGoogle Venturesらから調達

TechCrunch 
自閉症は社会的技能やコミュニケーション能力の障害で、最近はそう診断される人が増えている。原因は遺伝的な要素や環境などさまざまだが、症状が主に行動に現れるため、診断は子どもがある程度大きくなってからでないと行われないことが多く、より必要性の高い早期診断の確立と普及を阻んでいる。しかしマサチューセッツ州のSynapDxは、高度な生命情報科学とゲノムシークエンシング、および血液検査を組み合わせた方法で、子どもたちが従来よりも低年齢の時期に診断を行おうとしている。

2013年7月22日月曜日

英のはしか流行、ワクチン問題視した15年前の論文に翻弄されて

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 
アリシア・ジェンキンズさんの耳の後ろに特徴的な発疹が現れたとき、祖母のマーガレット・マグフォードさんは自分が15年前に下した決断がその原因であることにすぐに気づいた。ジェンキンズさんが乳児だった1998年当時、ウェールズ南西部に位置するこの地域は、はしかとおたふく風邪、風疹の3種混合ワクチン(MMR)への抵抗が特に強かった。英国人医師アンドリュー・ウェイクフィールド氏がこのワクチンが自閉症を引き起こす恐れがあると示唆すると、地元紙がさかんに書き立てて、多くの親が子どもにこのワクチンの接種を受けさせなかった。この主張の誤りが証明されたあとも、抵抗は続いた。そのつけを払うときがやってきた。

被後見人の女性が投票 6年ぶり選挙権回復 茨城

時事通信 
参院選投開票日の21日、成年被後見人に選挙権を与えるとした改正公職選挙法の成立により、6年ぶりに選挙権が回復した茨城県牛久市の名児耶匠さん(50)が投票した。知的障害のある名児耶さんは、2007年に父清吉さん(81)が成年後見人となったため選挙権を失った。国を相手に起こした訴訟では、後見人が付いた人は選挙権を認めないとする従来の公選法規定は違憲とする判決を勝ち取り、同法改正のきっかけとなった。

2013年7月21日日曜日

福山に障害者就労支援カフェ 広島

中国新聞 
福山市三吉町南の福山すこやかセンター内に19日、障害者たちが働く喫茶店「彩プラザ」がオープンした。カフェ経営で実績がある市内の社会福祉法人アンダンテが運営。アンダンテの就労支援事業所の利用者3人と職員2人がワッフルやハンバーグなどを提供する。店内は約90平方メートルで、20席ある。他施設の利用者が作ったティッシュケースやクッキーなども販売。喫茶店は3月末、運営団体が撤退。市が、市内の障害者支援事業所ネットワークに新たな運営者探しを依頼していた。営業は平日午前10時~午後4時。

2013年7月20日土曜日

自閉症と予防接種にまつわる迷信

ナショナルジオグラフィック 
すべての間違いの始まりは、アンドリュー・ウェイクフィールド医師を主要執筆者とする13人の研究者が、1998年に医学雑誌「Lancet」で発表した論文だった。自閉症の原因を、幼児期に受ける一般的な予防接種に求めた研究結果は結局、ねつ造と判明。同氏は2010年にイギリス政府から医師免許を剥奪されている。しかしこの誤った論文が発表されてから10年以上、アメリカの多くの親たちは不安を募らせ、子どもの予防接種を拒むようになった。

障害者福祉施設のショップ売り上げ好調 宇都宮市役所内 栃木

下野新聞 
市役所1階にある障害者福祉施設の授産品販売所「わく・わくショップU」が2009年にオープンして以来、順調に売り上げを伸ばしている。特に日替わり弁当やパンが好評で、リピーターも増えている。同ショップは市の「宇都宮版工賃倍増事業」の一環として設置。当初は障害者福祉施設11事業所が参加したが、今では20事業所まで増えている。各施設は日替わり弁当やパン、工芸品、加工品などを販売。豊富な品ぞろえが人気を呼び、特に昼時は市職員や来庁者でにぎわっている。

2013年7月19日金曜日

被後見人の選挙権訴訟、京都地裁で和解が成立 京都

読売新聞 
成年後見人が付いた人の選挙権を奪う旧公職選挙法の規定を巡り、知的障害者らが国に選挙権があることの確認などを求めた4件の訴訟のうち、京都地裁(栂村明剛裁判長)で係争中の訴訟で17日午前、和解が成立した。国側が選挙権を確認し、原告側が訴えを取り下げるとの内容。京都訴訟の原告は、知的障害があり、1994年に京都家裁から当時の民法に基づく「禁治産宣告」を受け、選挙権を失った田中康夫さん(59)(京都市中京区)。2011年6月、国に対し、選挙権の確認と投票できなかった精神的苦痛に伴う慰謝料など300万円の損害賠償を求めて提訴した。

障害者支援施設で不在者投票 福岡

読売新聞 
公職選挙法の改正で、認知症や知的障害のために成年後見人が付いた人の選挙権が認められたことを受け、福岡県太宰府市の障害者支援施設「宰府さいふ園」で16日、被後見人3人が不在者投票を行った。3人は同園の聞き取りに対し、全員投票の意思を示したという。投票は施設内の食堂で行われ、3人は投票事務にあたった施設職員に代筆してもらい、1票を投じた。

2013年7月18日木曜日

2013参院選の現場:工夫こらす東京・国立の「滝乃川学園」知的障害者の投票支え40年

毎日新聞
参院選の投票日が近づいてきた。国は知的障害者らの代理投票をする際、障害者の意思確認を徹底するよう呼びかけているが、不慣れな作業に戸惑う選挙管理委員会職員もみられる。東京都国立市の知的障害児者施設「滝乃川学園」では、選挙のたびに入・通所者が投票所へ足を運び、福祉現場や市選管の職員がそれを支えている。三位一体の取り組みは、今年で40年目を迎えた。

iPad80台寄贈 本社社会事業団、県内の特別支援校に 岐阜

岐阜新聞 
岐阜新聞岐阜放送社会事業団(碓井洋代表理事)は16日、特別支援教育の推進に役立ててもらおうと県に、米アップルのタブレット端末「iPad(アイパッド)」80台と周辺機器(計約486万円相当)を贈った。岐阜県内に20校ある特別支援学校全校に4組ずつ配備され、授業などで活用される。iPadは操作が容易で、アプリケーションも多い。障害のある児童、生徒らが授業や休み時間に絵本を読んだり、なぞり書きをしたり、さまざまなアプリの活用が可能。重い障害のある子も寝たまま操作でき、教育の充実が期待できる。

障害者の手作り商品をネット販売 岡山

山陽新聞 
働く障害者を支援する「岡山県セルプセンター」(岡山市北区南方)は、県内の就労施設で利用者が手作りした商品を扱うインターネット通販サイト「ハートネット晴れの国」を開設した。県内障害者の賃金が全国平均と比べ低迷する中、販路拡大を後押しして売り上げアップを狙う。各施設が取り組む印刷や清掃などの請け負い仕事も紹介し、依頼を受け付けている。県が250万円をかけてシステムを開発し、運用を委託した。同サイトに登録する約60の就労継続支援B型事業所のうち、岡山、倉敷、笠岡市などの14事業所の商品が現在購入できる。

作品に はずむココロ 横浜で障害者アート展 絵画や刺しゅう60品 神奈川

東京新聞 
知的障害者の作品を集めた「ココロはずむアート展」が、横浜市青葉区のスペースナナで開かれている。企画したのは、日本画家の中畝(なかうね)常雄さん(62)=同市緑区。二〇〇二年から障害者にアートを教え始め、いまも子どもから大人まで五人に教えている。一九八四年に生まれ〇二年に亡くなった長男祥太さんには、生まれつき脳に障害があり、「簡単な意思表示ができるくらい」だった。祥太さんの介抱をする中で、同じ境遇の仲間が増え、感性豊かな障害者アートの魅力を感じ、「もっと多くの人に知ってほしい」と思うようになった。観覧無料、二十一日まで。

2013年7月17日水曜日

小児の腸内細菌が自閉症に関連

健康美容EXPO 
消化管の細菌と自閉症の間に関連が認められることが、新たな小規模研究で示唆された。この研究では、自閉症の小児20人と、自閉症でない小児20人の便検体を採取し、腸内細菌を分析した。その結果、自閉症の小児では腸内細菌の種類が有意に少なく、そのため有害細菌に対する感受性が高い可能性があることが示された。さらに、自閉症の小児では、3種類の重要な腸内細菌の量が有意に少なかった。今回の研究成果は、オンライン医学誌「PLoS One」に7月3日掲載された。

「障害があっても選挙参加したい」被後見人の名児耶さん

MSN産経ニュース
「投票が国民の権利であるかぎり、障害があっても選挙に参加したいのです」。成年被後見人の選挙権を認めない旧公選法の規定について東京地裁で違憲判決を勝ち取った被後見人の茨城県牛久市、名児耶(なごや)匠(たくみ)さん(50)の言葉には、選挙権回復の喜びと有権者としての責任があふれる。国が原告との和解を明らかにした16日、匠さんの父で後見人を務める清吉さん(81)は「違憲判決はわれわれ家族が命がけで手にしたもので、和解は当然だと思う」と話した。

2013年7月16日火曜日

入所少女に淫行容疑 知的障害児施設の元職員逮捕 兵庫

朝日新聞 
知的障害児施設で入所者の少女とみだらな行為をしたとして、兵庫県警は16日、同県芦屋市楠町の「三田谷(さんだや)学園」の元職員、堂垣(どうがき)直人容疑者(34)=同県西宮市老松町=を児童福祉法違反(淫行させる行為の禁止)の疑いで逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。調べによると、堂垣容疑者は5月27~28日の間、施設内の一室で、入所者の18歳に満たない10代半ばの少女と、みだらな行為をした疑いがもたれている。

2013年7月15日月曜日

知的障害者の被告:身元引受先確保へ支援委員会

毎日新聞 
身元引受先がないことを理由に、知的障害のある被告が実刑判決を受けるのを防ぐため、東京など6都県で今月以降、福祉の専門家でつくる「支援委員会」が新設される。公判中に引受先を確保して再犯防止に向けた具体策を提示することで、従来なら実刑になっていた被告にも執行猶予が付くように支援態勢を構築する狙いだ。支援委員会は、刑務所出所者を福祉に橋渡しする役割を担う「地域生活定着支援センター」などが東京、宮城、滋賀、和歌山、島根、長崎の各都県に順次設置する。社会福祉士や医師らがメンバーになり、主に万引きや無銭飲食など比較的軽微な事件を繰り返す被告の支援を想定している。

2013年7月14日日曜日

発達障害者を継続支援 来年度センター開設・茅野市長方針 長野

長野日報 
茅野市の柳平千代一市長は11日夜、市内で開いた市ボランティア連絡協議会との懇談会で、学習障害や自閉症など発達障害の子どもや家族を対象にした支援センターを来年度にも開設する考えを明らかにした。発達障害と診断されたり、疑いのある人は増加傾向にあることから、専任の臨床心理士を採用し、幼児から大人まで継続的に支援できる体制づくりを目指す。市教育委員会こども課によると、同市本町東の母子通園訓練施設「やまびこ園」の機能を充実させる形で「発達支援センター」を設置する。臨床心理士1人を配置し、障害者本人や家族の相談に応じたり、保育所などへの訪問支援を行うという。来年4月の開所を予定している。

2013年7月13日土曜日

鮮やか色彩、大胆な構図 流山で自閉症の子の作品展 千葉

千葉日報 
自閉症の子どもたちの絵を展示する展覧会「言葉を越えて展」が10日、流山市生涯学習センターで始まった。日本や中国など国籍もさまざまな子の作品約100点を紹介。鮮やかな色彩感覚や大胆な構図の絵が並び、訪れる市民を驚かせている。自閉症の子どもらにアートを通した社会参加を促そうと設立されたボランティア団体「AOart」の活動に賛同した日本の美術家らが実行委員会をつくり展覧会を企画。18日まで。入場無料。

障害者ら、個性アートに 湖南で作品展、6施設が順次出展 滋賀

京都新聞 
滋賀県湖南市の福祉施設を利用する障害者たちの作品を紹介する「こなん 出会いのアート展」が同市東寺4丁目のじゅらくの里福祉パーク館で開かれている。市の糸賀一雄生誕100年記念事業で、来年3月まで計6施設が順次、出展する。アート展の最初を飾っているのは知的障害者施設「もみじ・あざみ寮」で寮生活を送る障害者約70人の作品。自己表現した陶器や絵画、織物など約450点を展示している。28日まで。月曜休館。

障害者就労、農業に手応え 静岡の支援施設 静岡

静岡新聞社 
静岡市清水区三保の障害者就労支援施設「ハミング」(森早苗施設長)が2年前から取り組んでいる農業生産が軌道に乗り始めた。地元農家やJAしみずの支援でエダマメやブロッコリーなど、6種類以上を年間を通じて生産・販売する。自動車部品製造に頼っていた利用者の収入の安定化を図っている。地元農家がボランティアでノウハウを指導するほか、JAしみずも地域貢献事業として職員による営農指導、直営店を活用した販路確保で後押しする。ハミングの森施設長は「土地や営農支援など幸運な条件がそろった」と感謝しながら、「利用者の明るい表情が増えてうれしい」と手応えを感じている。

サクサク焼き菓子を共同開発 「宮古の土産に」 岩手

岩手日報 
宮古市の障害者自立施設、自立更生会「宮古アビリティーセンター」(越田孝弘施設長)と津波で被災した「中村屋せんべい店」(中村貞雄社長)、宮古商高美術部(中里葵部長)は、焼き菓子の新製品「みなと3939(さくさく)」を共同開発した。13日から同センターの福祉作業所「あびさぁべ」=同市茂市=などで販売を始める。関係者は「宮古の代表的なお土産に育てていきたい」と意気込んでいる。ラベルの原案とネーミングは同校美術部が担当。同市の名勝・浄土ケ浜を見つめる女子高生を描いた爽やかなラベルに、「宮古商高」「中村屋せんべい店」「豆乳」の頭文字と食感から名付けられた商品名がマッチする。

2013年7月12日金曜日

成年被後見人が狛江で体験投票 認められた「一票」万全に 東京

東京新聞 
成年後見人が付いた知的障害者や高齢者ら被後見人の選挙権が今回の参院選から回復したことを受け、東京都狛江市は十日、成年被後見人による体験投票を行った。障害者十六人と家族、施設関係者らが参加。知的障害者の家族でつくる「全日本手をつなぐ育成会」(港区)の室津大吾政策担当室長は「公選法改正後、行政が企画する体験投票は全国的に聞いたことがない。本番に抵抗なく臨める」と評価した。

東ちづる 自閉症啓発活動のテーマソング発表

東スポWeb 
自閉症の啓発活動などを行っている一般社団法人「Get in touch」は10日、都内でテーマソングの制作発表会見を開催し、理事長を務める女優東ちづる(53)らが出席した。テーマソング「Get in touch」は「5代目うたのおにいさん」で、同法人の理事・かしわ哲(63)が書き下ろした楽曲。東は現在、レコーディングに臨んでおり「音楽は見えない壁を越えるということ。たくさんの人に演奏、歌ってもらって楽しく社会が変わってくれればいいかなと思います」と話した。

2013年7月11日木曜日

自閉症に「母親由来の抗体」が関係、研究

AFPBB News 
未だ謎の多い自閉症を研究する研究専門家らのチームは9日、胎児の発達中の脳にあるタンパク質を標的にする母親由来の抗体群を発見したと発表した。医学誌「Translational Psychiatry」に掲載された報告書によると、研究チームは自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもの母親246人と、障害のない子どもの母親149人を比較し、ASDの子どもの母親のグループでは、全体の4分の1近くにこの抗体群の組み合わせがあることを突き止めたという。

障害者でつくる文芸誌 稚内の「ノース」創刊1周年 北海道

北海道新聞 
障害のある人たちでつくる文芸誌「文芸ノース」が昨年6月から2カ月に1回の刊行を重ね、創刊1周年を迎えた。6月26日発行の第6号で通算7冊目。小説やエッセー、詩など、思い思いの作品をまとめた冊子は、発表の場だけにとどまらず、メンバー同士の交流を深め、生きがいの一つになっている。文芸誌は、NPO法人ノース工房が市内で運営する市障がい者地域活動支援センター「さろん きずな」と工房利用者の作品を掲載している。1回80部ずつ刊行。B5判、25ページほどで200円。

うどん店で接客挑戦 登別の障害者施設、敷地内に11月開店 北海道

北海道新聞 
障害者就労継続支援施設「月とらいおん」(幸町3)は11月に敷地内でさぬきうどん店を開店させるため8日、地鎮祭を行った。店では調理だけでなく接客まで障害者たちが担当する。同施設は「店の仕事を通してさまざまな経験を積んでもらい、施設外での就労に結びつけたい」と話している。調理から会計までの仕事を覚えてもらうことが障害者の自立につながると考え、客の感想も聞ける飲食形式の店を開設することを決めた。施設は国道36号に面しているため、ドライバーらに気軽に食べられるさぬきうどんを扱うことにした。

2013年7月10日水曜日

障害者から横領の弁護士に実刑 成年後見制度を悪用

47NEWS 
成年後見人として財産を管理していた知的障害者の男性の預金口座から現金1270万円を着服したとして、業務上横領などの罪に問われた弁護士、関康郎被告(52)に東京地裁は9日、懲役2年6月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。鹿野伸二裁判長は判決理由で「成年後見人に選任された弁護士としての信頼を裏切り、強い非難は免れない」と批判。「横領を隠すために通帳の写しを偽造するなど巧妙な犯行で、刑事責任は重大だ」と述べ、最後に「同じ法曹として残念だ」と付言した。

楽しく学べる!障害児学級にタブレット端末 滋賀

読売新聞 
知的障害などのある子どもが学ぶ滋賀県草津市の小中学校の特別支援学級で、タブレット型多機能端末を活用した県内初の授業が始まっている。見たり聞いたり感じたりした通りに指先で触るだけで操作できるため、ほとんどの児童がすぐ使えるようになったという。1人1台ずつ持たせ、発達や障害の程度に合わせた学習も可能で、同市教委は「ノートと黒板ではできなかった授業で、学習の幅が広がりそう」と期待する。

2013年7月9日火曜日

発達障害児に寄り添い 5大学短大で始動 佐賀

佐賀新聞 
幼児教育や保育を志す学生に発達障害児への対応や療育指導の知識、ノウハウを伝える教育プログラムが7日、佐賀県内の5大学・短大の学生を対象に始まった。初回は、自閉症の子どもを育てる母親らが登壇し、当事者や家族が抱える悩みを吐露。学生たちは質の高い保育、教育者に必要なことを考えた。プログラムは、佐賀大、西九州大、同大短大部、佐賀女子短大、九州龍谷短大が共同で本年度から実施。年2回の講義と30時間の現場実習からなる共通科目、各大学で開講される小児医療、福祉・家族支援など4分野の選択科目で計20単位以上取得すると、「子ども発達支援士(基礎)」の独自資格を認定する。

自閉症と診断された3歳の少女、素晴らしい絵の才能を開花させる

ギズモード・ジャパン 
今回の話の主人公は、ネットで話題のイギリスに住む3歳の少女アイリスちゃん。彼女は言葉を話すことができません。初めは「耳が悪いのかもしれない」と思っていた両親ですが、医者からは「自閉症」との診断結果。そして、ここから両親の苦悩は始まります。

2013年7月7日日曜日

知的障害者へエアガン 施設元管理職に有罪判決

読売新聞 
福岡県小郡おごおり市の障害者就労支援施設「ひまわり」で起きた虐待事件で、3件の暴行罪に問われた元支援次長坂本静治被告(48)の判決が5日、福岡地裁久留米支部であった。大原純平裁判官は「極めて卑劣な犯行だが、社会的制裁も受けている」と述べ、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。

船橋に見つけにくいパン工房「ろーずまりー」障がい者支援施設 船橋

船橋経済新聞 
船橋・湯田喜野井の閑静な住宅街の一角にパン工房「ろーずまりー」(船橋市田喜野井3、TEL 047-404-3745)がオープンして1カ月が過ぎた。同店は、障がい者自立支援法における「就労継続支援事業B型」に認定されている作業所で、NPO法人の「しーど」が経営する。新築一戸建ての建物をそのままパン工房として使っており、キッチンスペースにパン焼き窯を設置し、作業などはここで行っている。隣の8畳ほどの洋室は店舗スペースとして使い、商品を陳列している。店舗内外はバリアフリー対応になっている。

2013年7月6日土曜日

障害者の芸術に公的支援始まる 体全体で描く絵、個展も ふぞろいな音楽はCMに

MSN産経ニュース 
思い通りに動かない手で色鉛筆を握り、体全体で描いた絵は見る人の心をつかむ。CMになったふぞろいな音楽に聴衆は引きつけられる。厚生労働省と文化庁が支援に乗り出すなど、障害者の芸術が注目される中、本格的に創作活動に取り組む作業所や福祉施設が増えている。個展を開く人もおり、自立を目指す障害者の大きな助けとなりつつある。

夏乗り切る新商品販売 障害者支援 金沢の菓子工房 石川

中日新聞 
障害者の就労を支援している菓子工房「プレザン」(金沢市大額)は、夏向けの新商品を発売した。今春から経験豊富なパティシエをスタッフとして迎え、味や素材に一段とこだわった自信のスイーツ。一部スーパーやイベントなどで販売するが限られており、販売場所を提供してくれる店舗を募っている。新商品は、口溶けなめらかなムースの上にゼリーをのせた「ジュレ」(一つ百五十円)、とろけるような食感の「窯出し生クリームプリン」(同二百円)、カステラの上にレアチーズをのせてブルーベリーをトッピングした「レアチーズケーキ」(同百五十円)の三種類。ジュレはジンジャーエール、パッションフルーツ、青リンゴの三種類あり、見た目にも涼しげだ。

2013年7月5日金曜日

発達障害のある生徒の高校選び 岡山

山陽新聞 

WEBニュース岡山(動画)

2013年7月4日木曜日

特定の体外受精法、知的障害のリスク微増

AFPBB News 
体外受精法(IVF)の1つで男性不妊に用いられる「卵細胞質内精子注入法(ICSI)」と知的障害のリスクの微増に関連性がみられたとの研究が、2日の米医学誌「米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association、JAMA)」に掲載された。研究は同種の研究では過去最大規模で、スウェーデンで1982~2007年に生まれた子ども250万人の記録を基に行われた。英米の研究チームは体外受精で誕生した3万959人(全体の1.2%)を対象に自閉症と知的障害の症例を分析した。

障害児の普通学級就学ホットライン:8、9日に電話相談 千葉

毎日新聞 
発達の遅れやハンディキャップのある子どもたちが、地元小学校の普通学級で学ぶことを応援しているボランティア市民団体「障害児を普通学校へ・全国連絡会」(本部・東京都世田谷区)は8〜10日に「全国一斉 障害児の普通学級就学ホットライン」を開設する。18都県が参加する。同会によると、学校のエレベーター設置や看護師の配置などが進んでおり、呼吸器などを必要とする子どもたちも普通学級で学ぶことが多くなってきたという。

2013年7月3日水曜日

英で大反響!レシピ本「寿司スリム」自閉症の息子のため

livedoor 
「自閉症の息子のおかげで本を出せたのだと思います。感謝しなければ…」
英語で初めて書いた料理のレシピ本「寿司スリム」が、オンライン書店アマゾンに注目され、120万冊もの契約につながった。16歳で日本を飛び出し、米国に留学。大学卒業後、いったん帰国した際、来日公演中だった英ロックバンド「ジーザス・ジョーンズ」のドラマーと知り合い、2年半後に結婚、渡英した。転機が訪れたのは長男、リオン君(14)が3歳半のときだった。自閉症で治る見込みはないと診断されたのだ。

2013年7月1日月曜日

ドリプラ:障害者支援施設の職員ら、「夢」語り共感広がる 東京

毎日新聞 
障害者支援施設の職員たちが、実現させたい夢を発表する「知的・発達障がい者福祉サポーターズ ドリームプラン・プレゼンテーション」(実行委員会主催)が、国立市谷保の同施設「滝乃川学園」で開かれ、東京、神奈川、長野、徳島の4都県の職員や施設長ら10人が来場者約300人を前に思いを語った。障害者福祉の現場としては初めての試みで、終了後も共感が広がっている。ドリームプラン・プレゼンテーション(ドリプラ)は、社会貢献度や独自性の高い夢を語り、支援者を広げて実現につなげるイベント。企業支援会社が2007年に東京で初開催し、賛同者による地域や業界ごとに各地で広がってきた。

障害者 仕事のスキル競う 和歌山

読売新聞
「県障害者技能競技大会(アビリンピック和歌山)」が29日、和歌山市園部の高齢・障害・求職者雇用支援機構和歌山職業訓練支援センターで開かれた。特別支援学校や授産施設から15歳以上の男女35人が参加し、日頃の仕事や訓練の成果を競い合った。同大会は障害者の職業能力の向上や、雇用の促進を図ることを目的に、全国で毎年開催。各種目の優勝者は、11月に千葉市で行われる全国大会に出場する。

2013年6月30日日曜日

知的障害者入所施設:第三者委の虐待認定に反論 東京

毎日新聞 
西東京市の知的障害者入所施設「たんぽぽ」の虐待問題で、施設を運営する社会福祉法人・田無の会が、東京都の指導で設置された第三者委員会が虐待の認定をしたことに反論し、都に出した改善計画の報告の中で再調査を求めた。第三者委は新しい理事会の下で改善計画をまとめるよう求めたが、報告は理事会の刷新には回答していない。都は「指導に十分応えていない」として、さらに調査する方針。

知的障がい者の事務員を募集 県民局に勤務 兵庫

丹波新聞 
県は、 知的障がい者で、 事務補助などの仕事を担当する対象者を募集している。 知的障がい者を雇用し、 一般就労のステップとして、 知識習得や職業能力向上をはかるのが目的。 勤務場所は各県民局。 雇用期間は8月上旬から6カ月間。 仕事内容は、 文書の受け取り、 発送準備、 資料コピー、 事務室内の清掃など。 募集人員は10人 (各県民局につき1人)。

2013年6月29日土曜日

障害者虐待:職場で被害194人、経済的虐待が最多

毎日新聞 
厚生労働省は28日、障害を持って働く人が職場で事業者などから受けている虐待の状況を初めて公表した。194人が虐待を受けており、最低賃金以下の賃金で働かせるなど経済的虐待が目立った。社会進出が進む一方で、障害者が劣悪な条件で働かされている実態が浮かんだ。133事業所で虐待があり、194人が被害を受けていた。障害別(重複障害を含む)では、身体障害者25人、知的障害者149人、精神障害者23人、発達障害者4人だった。虐待の類型では、最低賃金を下回る時給で働かされるような経済的虐待が159人と最多。ハラスメントや暴力が20人、退職勧奨など心理的虐待が3人、性的虐待が1人だった

障害女性虐待死、義妹に懲役10年判決

読売新聞 
北九州市戸畑区の自宅で昨年9月、知的障害のある吉村貴子さん(当時40歳)を虐待の末に死亡させたなどとして、傷害致死罪などに問われた義妹の介護士林麻衣子被告(36)の裁判員裁判で、福岡地裁小倉支部は27日、懲役10年(求刑・懲役13年)の判決を言い渡した。平島正道裁判長は「被害者の人格を無視して逮捕監禁を続け、死亡させた悪質性は高い」と述べた。

2013年6月28日金曜日

プラムの種:詰まらせ7歳死亡 特別支援学級の給食 札幌

毎日新聞
27日午後1時10分ごろ、札幌市南区南31西9の市立南小学校で、特別支援学級2年の男児(7)が給食のプラムの種を詰まらせたと119番があった。救急隊員が種を取り除き、男児を病院に搬送したが死亡が確認された。中島啓子校長は記者会見し「痛ましい事故が起きてしまった。ご両親に大変申し訳なく思う」と陳謝。市教育委員会は、再発防止策を検討するとしている。

被災乗り越え輝く感性 知的障害の画家2人絵画展 花巻

河北新報 
知的障害がある岩手県内の画家2人が、東日本大震災の被災経験などを基に描いた絵画の企画展が、岩手県花巻市星が丘の「るんびにい美術館」で開かれている。展示されているのは、岩手県矢巾町の水沼久直さん(41)と岩手県陸前高田市の田崎飛鳥さん(31)の作品計37点。障害者の美術作品を主に扱う同館が企画した。8月6日まで。開館は午前10時~午後5時。水曜定休。入場無料。

障害者のパン店、本格営業 広島

中国新聞 
広島市東区の社会福祉法人交響が26日、同区若草町にパン店「ベーカリーカフェロンドンSOAR(ソアー)」を1日限定で仮オープンした。7月3日から本格営業を始め、障害者が生き生きと働ける場をつくる。パンやサンドイッチ約50種を製造・販売する。店内の20席では食べることもできる。店員の障害者は24~33歳の計5人。これまでは同法人が運営する作業所に通っていた。店では、パンの製造や接客に携わり、法人職員たちが補助する。営業時間は午前7時半~午後7時。日曜日と祝日は休み。

2013年6月27日木曜日

富山型デイに障害者就労 特区認定を機に国から支援 富山

中日新聞 
障害者が訓練を兼ねて働く「福祉的就労」の対象施設が四月から富山県内で緩和され、お年寄りから障害者まで多様な人が一緒に過ごす「富山型デイサービス」に障害者十五人が就労した。国による企業の障害者法定雇用率も引き上げられ、就労先の拡充が期待されるが、重度障害者への就労支援など課題も浮かび上がる。富山県が国から「とやま地域共生型福祉推進特区」に認定されたことで、四月からは県内複数の富山型デイに計二十人以上働いていれば、福祉的就労に見なされるようになった。富山型デイで富山市富岡町の「このゆびとーまれ」では、障害者四人が就労。洗濯物を干したり、高齢者の介護の手伝いや配膳をしたりして働いている。

障害者施設から被災地に花とクッキー 神奈川

読売新聞 
秦野市南矢名にある知的障害者支援施設「秦野精華園」(原田鉄也園長)の入所者、通所者が作った花やクッキーが29日、東日本大震災の被災地・宮城県に送られる。同市職員有志が実施する復興支援バスツアー「顔晴(がんば)ろう東北! 心の花 絆プロジェクト」の一環で、現地の仮設住宅で植栽した後、お菓子を食べながらの交流会も開く。昨年花を提供してくれた精華園が園内で作っているクッキーやパンも運ぶことになった。同園は入所者、通所者合わせて約160人で、サルビア、ナデシコ、ペチュニアなどのプランターや鉢計250個と、手作りのクッキーとパン各200個を送る。原田園長は「花やクッキーが被災地でも咲き、食べてもらえるのは、利用者にとって大きなやりがいになる」と喜ぶ。

2013年6月26日水曜日

自閉症スペクトラム障害の人は、自分に似た物語に高い理解を示す

マイナビニュース
京都大学は6月24日、福井大学、金沢大学との共同研究により、「青年期高機能自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder:ASD)」を持つ人に日常的なできごとが書かれてある物語文を読んでもらい、文の読み時間と自閉症尺度との相関分析の結果、実験参加者のASD傾向が高いほど、定型発達(Typically Developing:TD)の人物が書かれた物語の読みに時間がかかることがわかり、文の再認の結果、ASD群は自分と類似したASDの人物が書かれた物語の検索に優れることが明らかになったと発表した。

成人への処方、一定効果 ADHD治療薬ストラテラ

東京新聞 
発達障害の一つで、落ち着きがない、物忘れが多い、といった特徴がある「注意欠陥多動性障害(ADHD)」の大人向けの治療薬が昨年承認され、5年ぶりに薬物治療の道が開かれた。どんな薬なのか、医療現場の課題は何かを取材した。昨年八月、日本イーライリリー(神戸市)の治療薬「ストラテラ」の十八歳以上への処方が認められ、男性は今年四月から飲み始めた。「大きな変化を感じないが、複数の業務をこなすとき、手順を考えるのが少し楽になった気がする」と話す。

2013参院選:被後見人選挙権回復 「本人の意思」判断に戸惑い 岡山

毎日新聞 
認知症や知的障害、精神障害などで成年後見人が付いた人(被後見人)の選挙権が回復される今回の参院選。被後見人の認知症や抱える障害の程度は個人差があり、現場からは「回復した選挙権を行使できるか」「公平性を保ちながら、どうやってサポートしたらよいのか」と戸惑う声も上がっている。被後見人とサポートする人たちに話を聞いた。今年3月の東京地裁の違憲判決を受けて改正された公職選挙法は選挙権を認める一方、不正防止のために選挙管理委員会が選定した外部立会人を立ち会わせ、字が書けない場合の代理投票も「本人の意思に基づき、補助者に代わって記載する」とし、補助者は投票事務従事者に限定されている。

2013年6月25日火曜日

「携帯壊した」知的障害者に言いがかり 男を逮捕 静岡

静岡新聞社 
携帯電話を壊したと言いがかりをつけて現金をだまし取ったとして清水署は23日、詐欺の疑いで富士市生まれ、住所不定、無職の男(42)を逮捕した。逮捕容疑は5月4日午前、静岡市清水区のJR清水駅で、知的障害がある同区内の30代の男性に「おまえにぶつかって携帯を落とし、壊れた」と言いがかりをつけた。男性から連絡を受けて駆け付けた60代の父親に壊れた電話を見せ、「携帯を買い換えなければならない。弁償しろ」と要求し、現金4万円をだまし取った疑い。

「障害者の工賃倍増」 所得向上めざし議連立ち上げへ

MSN産経ニュース 
福祉施設で木工製品や食品などを作る障害者の工賃(賃金)を引き上げ、経済的な自立を促そうと、超党派の国会議員が25日、議員連盟を発足させる。平成23年度末までに工賃を倍増するとした国の計画は11%増にとどまるなど掛け声倒れに終わっており、議連はNPO法人や社会福祉法人と連携し、障害者の雇用促進と生活保障に関する議員立法を目指す。

2013年6月24日月曜日

障害女性虐待死、目に洗剤かけた 義妹が認める 福岡

読売新聞 
北九州市戸畑区の住宅で昨年9月、知的障害があった義姉の吉村貴子さん(当時40歳)を自宅で虐待の末に死亡させたなどとして、傷害致死や逮捕監禁致傷などの罪に問われた介護士林麻衣子被告(36)は21日、福岡地裁小倉支部で開かれた裁判員裁判の初公判で、「間違いありません」と起訴事実を認めた。

2013年6月22日土曜日

障害者など支える「市民後見人」養成へ 川崎市が研修開始 神奈川

東京新聞 
地域で暮らす知的障害者、精神障害者、認知症のお年寄りを支える成年後見人を充実させるため、川崎市は九月から、その候補となる「市民後見人」養成の研修を始める。改正公選法で成年後見人が付いた人にも選挙権が認められ、夏の参院選から適用されることでも注目を集める成年後見制度。七月上旬に中原区と多摩区で説明会を開く。

障害者「無心の創作」60作品 渋谷で木工や陶芸など 東京

読売新聞 
鹿児島市の障害者支援施設「しょうぶ学園」の入所者や通所者が制作した工芸作品などを紹介する企画展が26日まで、東京都渋谷区の渋谷パルコ内の「ロゴスギャラリー」で開かれている。同学園は1973年に開設され、知的障害者が地域で生活していくための支援を行っている。85年に施設利用者が個性を発揮する場として工房を設け、木工や陶芸、刺しゅうなどの工芸作品や絵画などの創作に取り組んでいる。現在、20~70代の計約70人が創作に関わり、美術館での展示やデザイン展への出展などを行い、手仕事による実直なもの作りが国内外で高く評価されている。

2013年6月21日金曜日

マウスでは父親の高齢化が仔の自閉症のリスクを高める 東北大が確認

マイナビニュース 
東北大学(東北大)は6月19日、マウスにおける自閉症様症状の指標とされる超音波発声(USV)コミュニケーションに着目した研究から、父親の高齢化が仔における自閉症様症状の発症率を増大させることを明らかにしたと発表した。自閉症は、社会性の異常、コミュニケーションの異常、興味の限定・常同行動を3大徴候とした感覚統合の異常や軽微な運動異常を伴う広汎性発達障害として知られており、近年、先進国における頻度が上昇している。

発達障害児「診断医」130人養成 福井

読売新聞 
コミュニケーションや読み書きなどが苦手な発達障害の子どもをサポートするため、県は今年度から、いち早く兆候を見抜き、最適な専門職に橋渡しできる医師の養成に取り組む。2016年度末までに130人の研修を終える計画で、県は「身近な地域で子どもの心の診療ができる体制を整えたい」としている。地域の小児科医や精神科医らを対象に、専門の医療機関や、専門職のいる支援機関に紹介すべきか判断できる目を養ってもらうことにした。詳しい知識を持った医師が増えることも狙っている。具体的には、特徴的な症状などに関する基礎講座や、具体的な症例をビデオなどで解説する研修を3年かけて実施する計画。今年度中の開始に向け、昨年11月には県医師会や福井大などとともに協議会を発足させ、現在、カリキュラムや教材などの準備を進めている。

現代美術を問う 自閉症の陶芸家 作品に根源的な力

MSN産経ニュース 
イタリア・ベネチアで開かれている第55回ベネチア・ビエンナーレ国際美術展。今回の企画展示部門では、正規の美術教育を受けていない作家による「アール・ブリュット」と呼ばれる作品が数多く展示されている。日本から出品した滋賀県草津市に住む自閉症の陶芸家、沢田真一さん(31)もその一人。なぜ今、注目されているのだろうか。

2013年6月20日木曜日

強盗事件被告、発達障害判明で猶予刑に減軽 宮城

読売新聞 
宮崎県高鍋町のコンビニ店で金を奪ったとして強盗罪に問われ、1審・宮崎地裁で懲役3年の実刑判決を受けた同町の無職男性(22)の控訴審判決が18日、福岡高裁宮崎支部であった。原田保孝裁判長は「1審判決後、発達障害と診断されたのを契機に保護者の理解が深まり、監督が期待できる」などとして1審判決を破棄し、懲役3年、執行猶予4年の判決を言い渡した。犯行の態様には障害の影響が考えられ、「被告に厳しい非難を向けるのは酷だ」と指摘。さらに、「男性は反省を深めるとともに、看護師をしている母親ら周囲の協力を得ながらボランティア活動をし、更生の道を歩き始めている」などと減軽の理由を述べた。

障害者栽培の芋で焼酎 周南で「しろい鳩」完成 山口

読売新聞 
山口県周南市大島の知的障害者施設で栽培されたサツマイモ(鳴門金時)を原料にした焼酎「しろい鳩」が完成し、同市などの酒類販売店で売られている。施設は社会福祉法人「白鳩学園」が運営する育英館と育成館。近くにある約2000平方メートルの休耕田を借り、利用者19人が苗の植え付けから除草、収穫までを担当した。720ミリ・リットル瓶(1575円)を500本、1・8リットル瓶(2520円)を200本販売。同市久米の中嶋酒店で扱うほか、宇部市、下関市にも販路を広げた。

2013年6月19日水曜日

発達障害:把握しやすく 県が「子育てファイル」様式統一、施設や市町越えサポート 福井

毎日新聞 
発達障害のある子どもたちを支援するため県障害福祉課は、子どもの発達状況を把握できる「子育てファイルふくいっ子」を作った。県内統一様式のチェック項目に記入することで発達障害を早期に見つけるとともに、進級・進学や転校をしても教師らが支援しやすくする。「子育てファイル」は家族構成や生育歴などを記入するプロフィル編と、1歳半から学齢期までの4段階で設問・評価する支援・引継編の2部構成。支援・引き継ぎ編には、各成長段階で「コミュニケーション能力」「こだわり」「衝動性」などの分野ごとに4〜12のチェック項目がある。それぞれ4〜5段階の評価をつけて出た点数を図表化して、問題を把握しやすくしている。

2013年6月17日月曜日

「みずのき美術館」8か月 障害者の感性胸打つ絵 京都

読売新聞 
重度の知的障害者たちが描いた絵画を展示する「みずのき美術館」が、亀岡市北町にある。正規の美術教育を受けていない人たちの作品群だが、独特な感性の発露が見る者の心を打ち、国際的な評価も高い。開館から8か月。障害を持つ人たちの存在感と尊さを確かなものとする拠点として、注目を集めている。美術館はJR山陰線亀岡駅から南西に歩いて8分の商店街にある。大正時代に建てられた町家(2階建て)を改装し、昨年10月に開館した。外壁と内装を白亜で統一し、大きな窓を備えた開放的な空間だ。

焼き菓子作り:一流パティシエ指南 相模原・障害者就労支援施設「すずらんの家」 神奈川

毎日新聞 
ケーキや焼き菓子を製造、販売している知的障害者の就労支援施設「すずらんの家」(相模原市南区新磯野)で12日、洋菓子店「アステリスク」(東京都渋谷区上原)オーナーシェフの和泉光一さん(42)が菓子作りを指導した。“和泉流焼き菓子”は、イラストレーターのふじわらてるえさんがデザインしたオリジナルパッケージで、近く販売される。和泉さんは「菓子作りを通じて、いろいろな方と触れあい、自分の力を生かせる場所で協力し、結果として社会貢献につながればうれしい」と話していた。

利用者主体で新聞発行 宇都宮の障害者支援施設 栃木

下野新聞 
古賀志町の障害者支援施設「靄靄会ハートフィールド」の利用者5人がこのほど、地域との交流などを目的に、新聞「Aiai Journal」を発行した。施設内の出来事や利用者の活動の紹介などが主な内容で、創刊号は記念インタビューやケーキのレシピなどの記事紙面を飾っている。年間2、3回発行し、取材協力者や関係者に配布する。Aiai Journalの発行は、職員の渡辺真人さん(28)がことし2月のオーストリア研修中に、施設の利用者が新聞を発行していたことを知ったことがきっかけ。利用者が主体になり取材や編集作業を行うことで、自己実現を果たす狙いもある。

2013年6月14日金曜日

知的障害ある女性に性行為強要 57歳男を準強姦容疑で逮捕 新潟

スポーツニッポン 
新潟県警三条署は13日、女性に知的障害があることに乗じて性行為を強要したとして、準強姦容疑で、新潟県燕市小池新町の無職渡辺春彦容疑者(57)を逮捕した。逮捕容疑は2012年9月ごろ、新潟県内の重度知的障害のある成人女性を強姦した疑い。「今は話したくない」と供述している。三条署によると、女性の妊娠に気付いた知人が3月上旬、警察に相談して発覚した。障害のため、強姦や妊娠のことは分かっていない様子という。女性は出産し、DNA鑑定で同容疑者の子どもであることが分かった。

絵画個展:独創的な作品ズラリ 玉城の早川さん、知的障害を乗り越え 三重

毎日新聞 
知的障害を乗り越え、絵画の創作を楽しんでいる玉城町蚊野の早川拓馬さん(24)の個展「行ったことないよね」が、伊勢市一之木2のギャラリーヤマダヤで開かれている。大好きな子どもや電車を題材にした、独創性あふれるカラフルな作品に来場者は見入っている。拓馬さんは、幼いころから絵を描くのが好き。10歳から、松阪市小阿坂町の障害者通所施設「まつさかチャレンジドプレイス希望の園」の村林真哉園長が開く絵画教室で創作活動に励んでいる。東京や大阪、ドイツ、中国、スペインの作品展にも出品、国境を越えて活動する。現在は年に10枚近く制作しているという。16日まで。入場無料。

発達障害児「専門医」養成 県、今年度から研修 福井

読売新聞 
コミュニケーションや読み書きなどが苦手な発達障害の子どもをサポートするため、県は今年度から、いち早く兆候を見抜き、最適な専門職に橋渡しできる医師の養成に取り組む。2016年度末までに130人の研修を終える計画で、県は「身近な地域で子どもの心の診療ができる体制を整えたい」としている。具体的には、特徴的な症状などに関する基礎講座や、具体的な症例をビデオなどで解説する研修を3年かけて実施する計画。今年度中の開始に向け、昨年11月には県医師会や福井大などとともに協議会を発足させ、現在、カリキュラムや教材などの準備を進めている。

2013年6月12日水曜日

教諭の発達障害児暴行 奈良市教委が第三者委 9月末めどに報告書 奈良

MSN産経ニュース 
奈良市立小学校の特別支援学級に通っていた発達障害の男児(13)を男性教諭が殴るなどした問題で、市教委は11日、事実関係の調査に向け、弁護士らでつくる第三者委員会を設置した。9月末をめどに報告書をまとめる予定。今後、関係者に事情聴取し、学校や市教委などの対応に問題があった場合は再発防止も提言していく方針。この問題をめぐっては、暴行容疑で50代の男性教諭が書類送検され、奈良地検は暴行の事実を認めた上で不起訴処分(起訴猶予)としている。

行橋に新医療拠点、発達障害診断・病児保育も実施 福岡

読売新聞 
京築地区の新たな医療拠点となる行橋京都メディカルセンター(行橋市東大橋)が完成し、関係者向けの内覧会が開かれた。今月27日にも急患の受け入れを始め、発達障害の診察や病気になった幼児の保育などの体制も夏までに整える。病気になった生後4か月~小学3年の子どもを預かる「病児病後児保育」も、2階の保育室(4室)で実施する。1階の発達障害診断と合わせ、子ども未来研究センター(福岡市)に運営を委託し、7~8月から業務を始める予定。

2013年6月11日火曜日

障害者雇用率向上へ 有償ボランティアなど「中間就労」活用

SankeiBiz 
今年4月、障害者の法定雇用率が引き上げられ、民間企業では2%が義務付けられた。法定雇用率が達成できない企業は多いが、千葉県の社会福祉法人「生活クラブ風の村」は、障害者を有償ボランティアなどの「中間就労」で受け入れ、雇用につなげる取り組みで実績を上げている。「その人自身がみるみる変わるし、職場の質も確実に上がる。理念に賛同してくれる事業所とノウハウを共有し、受け入れ先を広げていきたい」と話している。

イモ焼酎で障害者施設応援 山口

中国新聞 
施設利用者が栽培したサツマイモを原料にした焼酎「しろい鳩」の披露会が、周南市大島の知的障害者施設「白鳩学園育英館」であった。酒造会社の山縣本店(周南市久米)が施設利用者の収入増などを支援しようと焼酎造りに協力。4年目となることしは720ミリリットル瓶を500本(1575円)、一升瓶200本(2625円)を販売。売り上げの5%が施設側に渡される。

2013年6月10日月曜日

原発事故と知的障害者 終わりなき流転の物語

ダイヤモンド・オンライン 
東京電力福島第1原発の事故では、いまも約16万人が避難生活を送っている。逃げ惑う避難者の中には、重度の知的障害を抱える人々や、それを支える職員がいた。コミュニケーションや意思疎通が取れず、生活に介助も必要な知的障害者は、非常時になると極めて弱い立場に置かれるのが実情だ。このレポートでは第1原発から6キロの富岡町、11キロの川内村にあった4障害者施設の利用者200人と職員50人が、いかに各地を「流転」したかに焦点を当てる。

発達障害者支援へネット設立 16日に松本で記念講演会 長野

信濃毎日新聞 
発達障害者の支援に取り組む県内の医療、教育、福祉の関係者や当事者の会が16日、「日本発達障害(JDD)ネットワークながの」を設立する。情報交換を密にして支援の質を高め、広報活動や行政への要望などに協力して取り組む。関係者の横断的ネットワークはこれまでなかったという。松本市の信州大松本キャンパスで同日、設立記念講演会を開く。午後1~4時半、信大の旭総合研究棟9階。千円(ピンバッジ代と寄付金含む)。ファクスかホームページから申し込む。当日参加も可。

唐津市が購入の旧旅館「城内閣」 障害者支援拠点に整備 佐賀

西日本新聞 
唐津市は、昨年11月に購入した同市東城内の旧旅館「城内閣」に、障害者支援拠点施設を整備する計画の概要を明らかにした。市障害者福祉会館(同市栄町)を移転させるほか、障害者相談支援センターや子育て広場を併設。来年7月には一部施設の運用を始める。11月にも改装工事に着手し、来年5月に終了予定。総事業費は約5億7700万円を見込み、本年度の一般会計補正予算案に工事費など約3億5千万円を盛り込んだ。同課の担当者は「サービスの申請や相談などを受け付ける障害者支援の拠点にしたい」と話している。

2013年6月9日日曜日

障害者支援、迅速に連携 滋賀県「相談モール」来月開設 滋賀

京都新聞 
滋賀県は、障害者向けの総合相談受付窓口「県障害者医療福祉相談モール」を7月1日、県立精神保健福祉センター(草津市)内に開設する。県内に分散している県の障害者支援機関の機能を集約し、専門的なサービスの提供につなげる。障害者支援の本格的な連携窓口の開設は全国で初めてという。精神、知的障害などの支援体制を拡充し、地域での暮らしを支える。知的障害と発達障害が重なるなど支援内容が多岐にわたるケースや高度な判断が必要な場合でも、迅速で適切な対応を可能にするとしている。

発達障害支援の教諭に研修、埼玉県がスタートへ 埼玉

読売新聞 
埼玉県は県内すべての小学校を対象に、発達障害の支援で中心になっている教諭向けの研修を12日、スタートさせる発達障害の児童は外見ではわかりづらく、周囲が早めに気づいて対応する必要がある。研修では医学知識や療育方法を学び、学校側の理解を深める。研修の対象はさいたま市を除く718校。県福祉部によると、これだけ大規模な実施は全国でも珍しいという。3年間の事業で初年の対象は約250人。日程は3日間で、医師や臨床心理士らに基礎的な知識を学ぶほか、地域の支援態勢の把握、保育士との意見交換などを行う。

障害超え白球にかける夏 京都市立白河総合支援学校・軟式野球 京都

読売新聞 
知的障害をもつ生徒が通う京都市立白河総合支援学校(左京区)の軟式野球部が今年度、府高野連に加盟し、7月27日に宇治市で開幕する府大会に初出場することになった。創部3年目で迎える念願の公式戦を前に、部員たちは「練習を積み重ね、まずは1勝を挙げたい」と意気込んでいる。今月1日には、城陽市で初めての対外試合を実施。4―9で敗れたが、はつらつとしたプレーに、指導する郷さんは「試合感覚をつかめば十分、通用する」と手応えを感じた様子。初の公式戦を前に、創部当初からのメンバーで、副主将を務める捕手の岸田寛史君(17)は「課題も見つかったが、頑張れば克服できると思う」と力を込める。

岩見沢の美容院「しゃれっと」32年間 髪と心さわやかに 高等養護に出張奉仕 北海道

北海道新聞 
市内の美容院「髪えすて しゃれっと」が、岩見沢高等養護学校(矢野潤校長、65人)で散髪ボランティアを続けている。同校の開校以来32年間継続して、1人1回300円の格安でサービスを提供。同美容院のスタッフたちは「散髪の勉強にもなるし喜んでもらえて何より」と、子どもたちとの交流を楽しんでいる。美容師はいずれも「しゃれっと」の職員。同店は清水映子さん(61)が夫と1977年にJR岩見沢駅前に開業し、91年に現在の市7西19に移った。もともと札幌で美容師として働いていた清水さんは、そのころから高齢者施設などでボランティアの散髪を行っており、同校が81年に開校した際に「何か手伝えることがあれば」と声をかけたという。

2013年6月7日金曜日

県と各市の思いに溝 発達障害者支援の拠点新設 長野

中日新聞 
松本市や安曇野市などが、県の発達障害者支援の拠点施設を中信地域に設置するよう県に要望している。県の発達障害者の支援拠点は長野市に「県発達障害者支援センター」があるが、今のところ県に新設の考えはなく、自治体との思いの間には溝がある。松本市に中南信地域を受け持つ駐在所を設置しているが、臨床心理士と心理士の二人が所属するのみ。松本、安曇野、塩尻、大町の四市は五月一日、困った際の相談や研修を効果的、効率的にできるよう、センターと同規模の施設を求めて県に要望書を提出した。

庁舎内開設広がる 知的障害者らの就労支援作業所 千葉

MSN産経ニュース 
知的障害者や精神障害者の雇用の場を広げようと、千葉県内の自治体が庁舎内などに作業所を設ける「チャレンジドオフィス」の取り組みが進められている。県などに続き、千葉市も今月、市役所内に開設。単なる雇用創出にとどまらず、民間企業就労へのステップとなることや、障害者への理解につながるといった「効果」が期待されている。

2013年6月6日木曜日

暴行:元通所者が提訴「職員から」 障害者施設は否定 青森

毎日新聞 
青森市内の障害者就労支援施設に通っていた知的障害のある男性が、施設の職員に暴行や嫌がらせなどを受けたとして、職員と施設側に対して慰謝料など約165万円の損害賠償を求める訴訟を青森地裁に提訴していたことが分かった。訴状によると、男性は通所していた2009年7月〜12年5月までの間、職員から月3回以上、すれ違う際に腹を殴られたり、5回ほどホースで頭から水をかけられるなどの暴行を受けたとしている。また、他の通所者に顔を蹴られてけがをした際、職員に「暴行されたのではなく転んだことにしろ」と言われ、すぐに病院に行かせなかったなどとしている。提訴は3月27日付。

カレッジ北九州:知的障害者向け4年制教育機関、来春発足 福岡 

毎日新聞 
特別支援学校高等部を卒業した知的障害者向けに、大学を模した4年制の教育機関「カレッジ北九州」が来年4月、北九州市で発足する。知的障害者は就職後、周囲とコミュニケーションがうまくとれず、退職するケースも多いといい、「カレッジ」では主にコミュニケーション能力を身につけてもらう。福岡市、長崎県大村市に続く3カ所目の開設となり、九州は「カレッジ」の先進地になりつつある。

2013年6月5日水曜日

虐待:障害者施設で殴打、拘束 第三者委が認定 東京

毎日新聞 
西東京市の知的障害者入所施設「たんぽぽ」(社会福祉法人田無の会運営)で、職員が入所者を殴るなどの虐待があったと、同施設の第三者委員会が認定したことが分かった。シャワーで冷水を浴びせたり、食事を口に押し込んだりするなどの行為もあったといい、第三者委は、運営法人の姿勢に問題があるとして理事会の刷新を求めた。都と西東京市も改善を指導する方向で調査している。第三者委は「障害者の権利擁護に関する理念が著しく欠けている」と指摘。改善計画を1カ月以内に報告するよう提言した。施設側や理事長の代理人弁護士は「現段階では答えることはできない」とコメントしている。

スマホで知的障害者支援 ソフトバンク、国内携帯業界で初めて

SankeiBiz 
国内の携帯電話業界では初めてとなるスマートフォン(高機能携帯電話)を活用した知的障害者向けのサービスに、ソフトバンクモバイルが乗り出すことが3日、分かった。開始時期やサービスの詳細は未定だが、早ければ今秋にもスタートさせる方向。知的障害者の日常生活を支援するとともに、使いやすくて役立つサービスを幅広い利用者に提供することで、ユーザーへの優しさを重視する企業ブランド確立につなげたい考えだ。

特別支援学校女子生徒死亡:修学旅行中死亡、遺族が賠償提訴 県を相手取り 新潟

毎日新聞 
11年6月に県立はまぐみ特別支援学校(新潟市中央区)高等部3年の女子生徒(当時17歳)が修学旅行中に亡くなったのは、学校側の対応に問題があったためとして、生徒の両親らが3日、県を相手取り、約7500万円の損害賠償を求めて提訴したことを明らかにした。市内で記者会見した父親らによると、県教育委員会は一定の非を認め、両親に謝罪していた。ところが、昨年10月になって「死亡と教諭の対応に直接の因果関係はない」と見解を翻したことなどから、提訴に踏み切ったという。県教委は「訴状を見てから対応を考えたい」としている。

運動苦手な子も楽しく 大阪体育大の無料教室人気 大阪

読売新聞 
大阪体育大学(熊取町)が開催している子ども向けの運動教室が好評だ。参加費が無料(傷害保険料は必要)なうえ、運動が苦手な子や発達障害を持つ子に対し、学生たちがマンツーマンで目を配る指導に、「子どもに運動の楽しさを知ってほしい」と考える親たちの間で人気になっている。昨年7月にスタートしたが、現在は定員いっぱいの状態で、キャンセル待ちも出ているという。秋には新たに第5期生を募集する予定。金子准教授は「今後は、重い障がいの子どもも楽しんで学べる機会を設けたい」と話している。

一字書:障害者の力作44点 9日まで、北区で作品展 東京

毎日新聞 
知的障害者らが通うドリームヴイ書道クラブ(北区上十条2)が、北とぴあ6階のギャラリー遊(同区王子1)で9日まで作品展を開いている。ダイナミックな筆づかいで書かれた一字書44点が訪れた人の目を引いている。同クラブは、障害者の就労支援などを行う社会福祉法人ドリームヴイが「働く障害者のリフレッシュになれば」と2004年に始めた。初めは3人でスタートし、現在は21〜52歳の知的障害者23人と肢体不自由者1人の計24人が所属。月1回のペースで練習を重ねている。ギャラリーの開場時間は午前10時〜午後9時(9日は午後5時まで)

2013年6月4日火曜日

知的障害者らにオフィス 千葉市役所内 期間区切り雇用支援 千葉

東京新聞 
千葉市役所内に3日、知的障害者や精神障害者の雇用促進を目的とした庁内作業所「チャレンジドオフィスちばし」が開設された。市人事課は「オフィスで経験を積み、民間企業への就職につなげてもらいたい」と話す。オフィスは市役所5階に開設。スタッフとして嘱託職員に採用された18~26歳までの知的障害者3人が働く。雇用期間は一年で、最長3年まで延長できる。庁内の文書の集配業務やペットボトルキャップ回収のほか、各課の文書封入れや発送を手伝う。

2013年6月3日月曜日

別府「ひばり園」中心に、連絡協立ち上げ 大分

大分合同新聞 
発達障害児やその家族へのきめ細かい支援やサービス向上に取り組もうと、県内の児童発達支援センターが連絡協議会を立ち上げた。昨年の児童福祉法改正でセンターの果たす役割が大きくなる中、各施設が連携して運営や支援の在り方などを考えるため、研修会を開いていく。

障害児デイサービス 杉戸で施設オープン 埼玉

東京新聞 
京電力福島第一原発事故で、福島県富岡町から杉戸町に避難している佐藤純俊さん(66)が中心となって準備してきた障害児向けデイサービス施設「JWAデイサービス杉戸」が一日、杉戸町高野台南で開所した。施設には佐藤さんら富岡町民を含めたスタッフが常駐し、身体・知的障害のある未就学児や小中学生を平日の放課後や土日に受け入れる。

2013年6月2日日曜日

障害者狙い金銭要求か 県東部や静岡で被害多発 静岡

静岡新聞社 
県東部や静岡市内の駅や電車内で、知的障害者が、見知らぬ男から「ぶつかられて携帯電話が壊れた」と言われて現金を要求されたという相談が、障害者施設などに相次いでいる。5月だけで少なくとも4件発生し、うち3件は家族が数万円を支払った。関係者は「弱者を狙った許せない行為」と憤り、警戒を強めている。

障害者施設の不正受給:エコライフ、新たに3720万円判明 県、刑事告訴も検討 宮城

毎日新聞 
仙台市青葉区の障害者就労支援施設運営会社「エコライフ」が補助金を不正受給していた問題で、県は31日、補助金など約3720万円の不正受給が新たに判明した、と発表した。県は補助金交付決定を取り消し、既に判明していた金額と利息を加えた計約5251万円の返還を同社に求めるとともに、刑事告訴を検討している。

障害者、カフェで地域交流 市川三郷・福祉事業所が開設 山梨

山梨日日新聞 
市川三郷町大塚の指定障害福祉サービス事業所「リベルタ」(鈴木美枝施設長)内に、コミュニティーカフェがオープンした。地域との関わりを増やし、施設利用者の就労準備を促そうと県の補助金を活用して開設。地域の交流拠点や障害者の自立支援の場として定着を目指す。事業所の利用者が調理、接客している。

菓子作り、障害者と連携 広島

中国新聞 
三原市の県立広島大保健福祉学部の教員と学生が、市内の障害者施設、パン店と共同で菓子「三原シュトーレン(仮称)」の開発に取り組んでいる。商品化を通じて技術を身に付けた障害者の雇用機会拡大が狙い。日本とドイツの福祉研究をしている三原博光教授(社会福祉学)が中心となり、廿日市市の洋菓子店シェフの協力を得て昨年秋から始めた。ドイツ菓子シュトーレンのレシピを基に、発達障害のある人たちが通う市内2施設の利用者をサポートしながら大学で試行錯誤。現在、商品化目前という。また商品開発に参加した施設の利用者男性1人がシュトーレン作りの技術を買われて、4月、スワンベーカリーに就職した。

2013年6月1日土曜日

市営住宅をグループホームに 障害者向け、市が事業 大分

毎日新聞 
大分市は6月から市営住宅を障害者向けグループホームとして活用する事業を開始する。障害者が地域で暮らせるよう支援する狙いで、家賃は市内の一般的なグループホームの半額程度。釘宮磐市長は「使い勝手の良い住宅を活用し、障害者が地域に積極的に参加していけば」と話している。グループホームとして活用するのは同市敷戸東町の敷戸東住宅2戸。2階建ての3Kで、1戸に2人、計4人が入居する。市障害福祉課によると、市内のグループホームの入居費の相場は月2万〜3万円だが、同住宅は1万2000円。同市の社会福祉法人「シンフォニー」が運営し、夜間は同法人の支援員が滞在する。

自閉症の特徴を冊子に 広島

中国新聞 
尾道市久保町の尾道発達相談・療育支援センターあづみ園の保育士や言語聴覚士たちが自閉症について解説する冊子を作った。正しい知識を持ってもらい、早期発見などに生かす狙いだ。市内約200の幼稚園や保育所、小学校に配布。保護者や教員に活用してもらう。同センターで自閉症児の育児相談を受けている10人がまとめた。言語発達の遅れやこだわりの強さなど、特徴をイラスト付きで説明している。

知的障害者向けに防災本 青森

読売新聞 
青森県内の知的障害者の親など約2000人で作る「県手をつなぐ育成会」(本部・青森市、白戸幸雄理事長)は、東日本大震災の教訓を踏まえ、「知的障がいのある人と家族のための防災ハンドブック」を作った。初版の3000部の多くは会員に配布したが、障害者らが通う特別支援学校の教員などの購入が相次ぎ、増版に踏み切る好評ぶり。同会は「想定外の反響でうれしい。家に置いて防災意識を高めてほしい」と呼びかける。

一文字に思いを込め 北区で「障害者書作展」始まる 東京

東京新聞 
社会福祉法人「ドリームヴイ書道クラブ」(北区上十条)の第九回書作展が、北とぴあ6階ギャラリー(北区王子)で始まった。働く障害者たちのリフレッシュの場として、2004年3月、会員三人でスタート。区内で長く障害児学級を担当した元教諭で書道家の有馬高枝さん(69)を講師に、月一回活動している。当初は、有馬さんが選んだ字を手本にそって、書かせていた。しかし、二年目からは自分の好きな字を自由に書いてもらう。6月9日まで。午前10時~午後5時。火~土曜日は見学のみ午後9時まで可。月曜休館。入場無料。

2013年5月31日金曜日

ベネチア・ビエンナーレ:自閉症男性、滋賀の澤田真一さん出展 緻密な陶芸作品

毎日新聞 
イタリア・ベネチアで6月開幕する世界最大の国際美術展「第55回ベネチア・ビエンナーレ」に、滋賀県草津市在住の澤田真一さん(31)が陶芸作品を出品する。100年以上の歴史を誇り、世界的に注目される展覧会で、出展作家に選ばれただけでも一流のアーティストと評価された証しだ。澤田さんは自閉症と知的障害を抱え、ほとんど言葉を話さない。家族は「障害に関係なく、真ちゃんが評価されたことがうれしい」と喜ぶ。

障害者の絵画をカフェで販売 真庭にオープン

山陽新聞 
美術作品の制作を通じて障害者の自立を目指す共同作業所「スカイハート灯(ともしび)」(真庭市若代)の利用者が描いた絵画を展示販売するカフェ&ギャラリー「福祉の店 笑常(わらつね)」が同市久世にオープンした。作業所を運営するNPO法人・灯心会が開店。「大勢に作品を見てもらい、障害者の創作活動に理解を深めてほしい」と来店を呼び掛けている。営業時間は午前10時〜午後6時。月、木曜と第3日曜が定休日。

2013年5月30日木曜日

個展:兄と二人三脚、銀座で初個展 自閉症の画家、福岡の太田さん 東京

毎日新聞 
重度の知的障害を伴う自閉症の画家、太田宏介さん(31)=福岡県太宰府市=の個展が29日から6月3日まで、中央区銀座5の柴山画廊で開かれる。「弟の才能を多くの人に知ってほしい」と話す兄信介さん(38)との二人三脚で、都内では初めての個展開催が実現した。今回の個展では作品約30点を展示即売するほか、人気が高いポストカードや一筆箋などのグッズも販売する。展示時間は午前11時〜午後7時で入場無料。

障害を持つ人たちの「アートフレンズ展」開催 千葉

MSN産経ニュース 
障害を持つ人たちの総合美術展「第14回アートフレンズ展」(産経新聞千葉総局など後援)が、千葉市中央区の市美術館市民ギャラリーで開かれている。367点の個性豊かな作品が来場者の目を楽しませている。6月2日まで。入場無料。

2013年5月29日水曜日

県庁で仕事体験 特別支援学校生が職場実習 群馬

読売新聞 
県は27日、県内の特別支援学校高等部の生徒を職場実習生として受け入れ始めた。特別支援学校の生徒受け入れは、働く意欲を高める目的で県教委が2009年度から実施してきたが、県庁全体では初めて。今年度は30人程度の実習生を見込んでいる。対象は特別支援学校高等部の1、2年が中心で、原則1人1~2週間、封筒のスタンプ押しや廃棄文書のシュレッダー処理などの事務作業を行う。

障害者の感性光る「さをり織り」 高松で展示販売 香川

四国新聞 
知的障害者らが丹念に織り上げたさをり織りの作品展「心もはずむさをり織り展」が27日、香川県高松市三谷町の喫茶ギャラリー「チャイ花」で始まり、色鮮やかで個性的な約300点が来場者を楽しませている。同町の社会福祉施設「ミルキーウェイ」が、利用者の自由な発想力や豊かな感性を知ってもらおうと毎年実施しており、今年で10回目。今回は利用者ら約60人が出品した。6月1日まで。

障害者カフェ、就職への一歩 支援事業所が都留にオープン 山梨

山梨日日新聞 
障害のある人の就労支援事業所「チャレンジ・ドリーム」(都留市つる1丁目)は、事業所利用者らが栽培した野菜をメニューに取り入れたカフェ「はなちゃんカフェ&ショップ」(同市上谷5丁目)をオープンした。フロアスタッフも事業所利用者が担当していて、関係者は「経験を積み、就職へのステップアップにしてほしい」と期待している。午前10時~午後5時(ランチは午前11時半~午後2時)。日、月曜と祝日は休み。

2013年5月28日火曜日

自閉症の子どもは「動き」を素早く認知

健康美容EXPO 
自閉症の子どもは、他の子どもよりも単純な動きを素早く捉えることを、新たな小規模研究が示した。自閉症者が雑音や明るい光に強く反応する理由が、動きに対する極端な敏感さによって説明できると考えられ、自閉症に関連する複雑な社会的・行動的問題の一部にもこのことが関連している可能性があると、研究グループは述べている。

法定雇用率引き上げ 障害者適性、見極め戦力に

読売新聞 
企業が障害者雇用を増やす動きが広まっている。企業に義務づけられた障害者の法定雇用率が4月に引き上げられたためだ。ただ、軽度の身体・知的障害者などに求人が集中し、障害の種類や程度によっては、依然として就職が困難な人も多い。採用後の定着を支援する取り組みも課題だ。

接客任せ障害者にやりがい カフェやキッチンカー

SankeiBiz 
障害者が接客に関わって自立的に働いたり、仕事の能力を高めたりできる場が広がっている。聴覚に障害があるスタッフが手話や筆談でもてなすカフェや、知的障害者が軽食を販売して就労経験を積むキッチンカーなど。単調な作業ではなく、障害者がやりがいを持って働ける環境を整える狙いがある。

2013年5月27日月曜日

絵本読み語り:障がい者施設で交流 磐城高の6人「笑顔を届けたい」 福島

毎日新聞 
いわき市平中平窪の指定障がい者支援施設・はまなす荘(新妻登所長)を25日、絵本の魅力を伝える県立磐城高青空おはなし便愛好会の6人が訪れ、知的障がいがある10〜70歳代の50人と読み語りで交流した。愛好会は、家庭科で手作り絵本を創作した生徒の発案で2008年春に発足。震災では避難所の親子に癒やしの時を提供し、毎月、平一小学童保育などで子どもたちと交流する。

2013年5月26日日曜日

支援学級生徒にいじめ、集団で服脱がそうと 長崎

読売新聞 
長崎県佐世保市の市立中学校で、複数の3年男子生徒が同校の特別支援学級の3年男子生徒2人に対し、ズボンや下着を脱がせようとするなどのいじめ行為を繰り返していたことが分かった。同校や市教委によると、生徒7人が8日の昼食会の後、特別支援学級の生徒1人をあおむけにして手足を押さえつけ、ズボンの上から下半身を触ったり、ズボンと下着を脱がそうとしたりした。被害生徒が泣いて抵抗したことなどから発覚した。また、今月14日に全校アンケートを実施したところ、特別支援学級の別の男子生徒が「うざい」「くさい」などの暴言を吐かれていたことも分かった。同校は「昨年夏頃からいじめが繰り返されていたようだ」としている。

仙台・障害者就労支援不正 エコライフ、自己破産へ 宮城

河北新報 
障害者就労支援施設などの運営をめぐる給付金不正受給が発覚した仙台市の株式会社「エコライフ」は24日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンク仙台支店によると、負債総額は3億円を超える見通し。従業員40人は全員解雇された。エコライフは2009年に設立。「バンビの杜」の名称で、関連会社とともに同市や宮城県利府町、大阪市など計11カ所で就労支援施設や老人介護施設を運営していた。12年3月期には約2億円の収入があった。

美術教室:「ギャラリーにらめっこ」で知的障害児対象に 自由に表現し楽しむ 初の展覧会も企画 岐阜

毎日新聞 
各務原市の「まちかどギャラリーにらめっこ」で知的障害を持つ子どもたちを対象にした美術教室「風の芸術村」が開かれている。絵や造形などを自由に表現して楽しむことで、得意分野を伸ばしてもらうのが狙い。今秋で教室開設から2年を迎え、年度内には初の展覧会も企画している。教室は11年10月、開設。昨年11月には、各務原市の障害者アート展で教室生2人の作品が展示されるなど成果も出てきた。

2013年5月25日土曜日

障害者雇用"仲立ち" 富士宮市が学校見学会 静岡

静岡新聞社 
企業に障害者雇用を義務付ける法定雇用率が2・0%に引き上げられたことを受け、富士宮市は本年度から、「障害者雇用環境整備事業」を始めた。地元企業と県立富士特別支援学校富士宮分校(同市宮北町)の“仲立ち役”を務める。雇用と就労をめぐるニーズと課題を共有してもらい、障害者雇用の促進につなげる。23日には市内企業の雇用担当者を対象に、同分校の見学会を開いた。16社の20人がワープロ検定の試験学習に励む生徒の様子を参観した。

2013年5月24日金曜日

総理と障害者の集い

首相官邸 
平成25年5月23日、安倍総理は総理大臣官邸南庭で開催された「総理と障害者の集い」に出席しました。本日の集いは、障害者の芸術活動や就労の取組みにおける普段の活動等の紹介や、総理と障害者の方々等が懇談を行う目的で開催されました。安倍総理は、南庭に設けられた施設毎のブースを見学した後、障害者との懇談を行いました。

子の発達障害向き合い歩む 岐阜

読売新聞 
発達障害の一つ、アスペルガー症候群の2人の子を持つ愛知県一宮市の会社員谷口容子さん(53)が、26日に岐阜市のふれあい福寿会館で「アスペの子とともに歩んできて」と題して講演する。谷口さんは「発達障害への理解が広がり、同じ障害の子を持つ母親たちの励ましや救いになれば」と話している。講演は午後1時~3時。参加無料だが申し込みが必要。

県庁で障害者職場体験 特別支援学校対象、27日から 群馬

MSN産経ニュース 
県は、特別支援学校高等部の生徒が県庁で業務を体験する「障害者職場体験ファーストステップ」を今月27日から開始することを決めた。生徒の就労意識を高めるのが狙いで、全庁的に受け入れるのは初めて。各学期に体験期間を設け、計30人程度受け入れる。体験する業務内容は、封筒のスタンプ押しや文書の裁断、書類の封筒詰めなどで、1人1、2週間程度の業務を予定している。労働政策課の担当者は「民間企業の職場体験に参加する前のステップにしてほしい」としている。

普通高の校舎に特別支援学校 志願者増に対応 北海道

朝日新聞 
ニーズの高まりで志願者が増えている特別支援学校を、生徒が減った普通高校の校舎内に設ける取り組みが、北海道内で初めて、この春に始まった。生徒同士の交流などを通じ、互いにどのようにプラスの影響を与え合うことができるか、今後の取り組みが注目されている。開校した特別支援学校は、北海道幕別町の幕別高校と校舎を分け合う中札内高等養護学校幕別分校。

2013年5月23日木曜日

独SAP 自閉症者を大量採用へ ソフト大手

MSN産経ニュース 
ドイツのソフトウエア大手SAPは21日、自閉症の人をソフトウエアのプログラミング、検査などの職種で大量に採用すると発表した。DPA通信によると、SAPは世界で約6万5000人の従業員を抱えており、2020年までに自閉症の人の比率を1%にする計画。企業としての社会貢献に加え、自社の生産性向上にもつながると判断した。

障害者雇用へ農業の新会社 二戸、利益を給与に 岩手

岩手日報 
二戸市の合同会社はあとtoはあと(資本金100万円、佐藤慶之代表社員)は、障害者の就労の場創出を目的に、地域の基幹産業の農業を柱とした事業に乗り出した。障害者の法定雇用率が4月から引き上げられ、企業などに雇用の場確保に向けた取り組みが求められる中、農業と福祉の連携で自立支援につなげることを目指す。本年度は一戸町内の農家から農地を借り受け、トマトと加工用ホウレンソウを栽培。今後、障害者2人を採用し、3年目から黒字化を目指している。

虐待防止で要求書/知的障害の団体 北海道

釧路新聞 
別海町内の知的障害者施設「柏(かし)の実学園」(堀込哲夫学園長)で職員が入所者をたたくなどの虐待が表面化した問題で、知的障害を抱える当事者でつくる団体「ピープルファースト北海道」(土本秋夫会長、札幌市)のメンバーとアドバイザー9人が21日、同施設を訪れ、施設側に対する抗議と再発防止などを訴える要求書を提出した。同団体は4月下旬に発覚した入所者への暴力は障害者の人権を侵害するものと主張。土本代表が「障害者である前に一人の人間であることを認識してほしい」と堀込学園長に要求書を手渡した。

コミュニティーカフェで障害者作品展 神奈川

中日新聞 
横浜市に住む日本画家、中畝(なかうね)常雄さん(62)は2010年、同市青葉区のコミュニティーカフェ「スペースナナ」の開設に参加した。目的は併設のギャラリーで年に一度、障害のある人のアート展を開催すること。11年前に十代で亡くなった障害者の長男への思いから、障害者アートにかかわっていきたいという強い希望があったからだ。スペースナナは、地域活動の場として中畝さんら十三人が出資、地元の空き店舗を改装して開いた。絵画教室を主宰している中畝さんは「月に四日間、このカフェを教室に使わせてもらっています」と説明する。

2013年5月22日水曜日

小田原のギャラリーで障がい者アート作品展「アール ド ヴィーヴル」 神奈川

小田原箱根経済新聞 
障がいのある人たちが自由に創作活動できる場とチャンスを提供している「ひよこあーとぷろじぇくと」が5月29日から、アート作品展覧会「アール ド ヴィーヴル~自分らしく生きる~」をギャラリー新九郎で開催する。ダウン症の子どもを持つ親の会「ひよこの会」からスタートした同プロジェクト。障がい者のアート活動に多く携わってきたアートディレクター中津川浩章さん協力の下、作品づくりや感性の広がりを目指してアートワークショップを開催してきた。今回はここで創作された作品を中心に展示する。

食堂「おばあやん」に幕 盛岡の障害者ら癒やし7年 岩手

岩手日報 
障害の有無を超えた交流の場として人気を集めてきた盛岡市津志田中央2丁目の食堂「いっつもの おばあやん」は、今月末で閉店する。震災後は内陸に移住した被災者の憩いの場にもなってきた同店だが、立ち退きを迫られたため、夢半ばで7年の歴史に幕を閉じる。同店は、同市の福祉作業所「夢現舎(むげんしゃ)ほのぼのホーム」所長の沢山いち子さん(63)が2006年秋に開店し、妹の佐々木えみ子さん(60)がサポート。店内をバリアフリーに改装し、作業所の農園で育てた新鮮な無農薬野菜をふんだんに使った定食が、障害者や地域住民に好評だった

2013年5月21日火曜日

障害者の預金着服、弁護士を告発 東京弁護士会

読売新聞 
成年後見制度を悪用して障害者の預金1000万円を着服したとして東京地検特捜部に逮捕された弁護士の松原厚容疑者(76)(東京都大田区)について、東京弁護士会は20日、特捜部に業務上横領容疑で告発し、受理されたと発表した。

知的障害者の社会参加促す “やわらぎの里”カフェ開業 宮崎

西日本新聞 
知的障害者の社会参加や就労の促進を目的としたカフェ「蒼空(そら)-SORA-」が宮崎県延岡市の延岡総合文化センター1階喫茶コーナーにオープンした。市内で障害者支援施設「やわらぎの里」を運営する社会福祉法人愛育福祉会が出店、文化センターにとっても2年ぶりの喫茶コーナー再開となり、関係者は張り切っている。メニューはパスタやカレー(いずれもサラダ、ドリンク付き700円)、日替わりランチ900円、カプチーノ400円など。イタリア製エスプレッソマシンも入れて本格的な味わいを目指すという。営業時間は午前11時~午後6時。火、水曜定休。

障害者就労支援:姫路に「アロマサロン」開業 専門的な研修で施術取得 兵庫

毎日新聞 
障害者の就労訓練の場にしようと、身体障害者や知的障害者がアロマセラピーを施術する店「アロマサロン りぷるす」が今月、姫路市市之郷の健康福祉施設・市すこやかセンターに開業した。市によると、アロマセラピーを就労訓練に取り入れるのは、県内では珍しいという。同市白国1のNPO法人・姫路自立生活支援センターが運営。働くのはNPOの事業所に通所する女性4人で、開業に備えて足つぼマッサージやアロマセラピーの専門的な研修を受けてきた。営業時間は祝日を除く火、木、金曜の午前10時半〜午後4時。

成長記録で発達障害者支援 自立支援協、「ファイル」作成 和歌山

紀伊民報 
発達障害などの障害がある子どもが適切な支援を受けられるよう、和歌山県田辺市とその周辺自治体、福祉施設などでつくる「西牟婁圏域自立支援協議会」は、保護者が子どもの成長を記録する「発達支援ファイル」を100部作成した。希望者に配布しており、協議会は「子どもの発達の支援にファイルを利用してもらいたい」と話している。

2013年5月20日月曜日

障害者就労のピザ店オープン 広島

中国新聞 
尾道市因島重井町に、知的障害者たちが働くピザとパスタの店がオープンした。障害者の就労支援施設などを運営する社会福祉法人若葉(因島大浜町)が就労訓練の場にと開いた。施設に通う2人が職員と接客や調理を担当している。店名は、フランス語とイタリア語を組み合わせ「アン・パッソ」とした。一歩の意味という。開店と同時に訪れた主婦たちに茶色のエプロンとベレー帽姿の吉本実加さん(20)たち4人が「いらっしゃいませ」と出迎えた。

2013年5月19日日曜日

発達障害把握に県が独自調査票 福井

福井新聞 
発達障害のある子どもを就労まで切れ目なく支援しようと、福井県は独自の調査票を盛り込んだ「子育てファイルふくいっ子」を作成した。早期の発見につながり、専門知識がない教員や保護者でもチェック項目に答えて障害の態様を把握できる。発達状況を県内統一の様式で記録することで、進学の際の引き継ぎも容易になる。

初主演映画「くちづけ」で知的障害の難役熱演 貫地谷しほり

中日スポーツ 
女優の貫地谷しほり(27)が、「くちづけ」(堤幸彦監督、25日公開)で、映画初主演に挑んだ。知的障害のある娘という難役。初主演映画の気負いなど意識するヒマもないほど、役作りには悩んだ。公開を間近に控えた今、「大切な人と一緒に見に来てほしい」とアピールする。映画は実話がベース。30歳だが、心は幼子のままの一人娘・マコ(貫地谷)と、余命いくばくもない父親(竹中直人)との深い親子愛、2人が暮らすグループホームの人々の置かれた現実を、笑いと涙で描き出す。

2013年5月18日土曜日

障害者に働く場を提供 新法施行で三豊総合病院 香川

四国新聞 
障害者に働く場を―。障害者優先調達推進法の施行に合わせ、香川県観音寺市豊浜町の三豊総合病院は、市内の障害者就労施設に花壇や庭園の管理を委託した。NPO法人香川県社会就労センター協議会(香川県三木町)を通じた共同受注で、市内の4施設が水やりなどの業務を請け負い、毎日交代で花の世話に汗を流している。香川県などによると、同法による取り組みとしては香川県内第1号という。

障害者支援:「ゆうあい」、古本販売が好調 書籍増、事業拡大へ 島根

毎日新聞 
障害者支援に取り組むNPO法人「プロジェクトゆうあい」(松江市)の中古本販売が好調だ。一般企業への就職が難しい障害者を支えようと昨年6月に始まり、ネット通販などで5月上旬までに約4700冊を売り上げた。参加したスタッフはやりがいを感じている様子で、今後は取り扱う書籍を増やして事業拡大を目指す。身体、知的、精神といった障害を抱えるスタッフ13人が参加。それぞれの技能に応じ、本の仕分けやクリーニング、値段付け、梱包(こんぽう)などを担当する。

「あじさい通り」きれいに 特別支援校生が草取り 千葉

千葉日報 
流山市前ケ崎の通称「あじさい通り」で16日、地元の県立特別支援学校流山高等学園の3年生45人が草取り作業に汗を流した。日差しが照りつける中、生徒たちは地域住民らと協力しながら斜面に生えた雑草を鎌を使って刈り取った。就職を目指している生徒たちに社会と関わる力を身に付けてもらおうと同校が企画した。あじさい通りの清掃活動は今年で2年目。地域清掃は他にも消防署や保育所、介護施設などでも行う予定。

ソフトバンク・東大ら、ICT活用の障がい児学習・生活支援の全国セミナー

リセマム 
ソフトバンクモバイルとソフトバンクグループの教育事業を担当するエデュアス、東京大学先端科学技術研究センターは、特別支援教育関係者や保護者を対象とした「魔法のランププロジェクト」全国セミナーを、7月21日から全国8会場で開催する。全国セミナーでは、協力校の取組み事例などを紹介するほか、東京大学先端科学技術研究センターの中邑賢龍教授による、携帯情報端末などのICT機器を障がいのある子どもたちの学びや生活の場にどのように取り入れていくべきなのか、また、どのように機能やアプリケーションを使うのかなどについての事例の紹介も予定している。

2013年5月17日金曜日

ディズニーの行列、障害者を雇って回避? 富裕層の行動に批判 米

CNN Japan 
米フロリダ州のディズニー・ワールドで行列に並ぶことを嫌った富裕層が、障害者を雇って家族の一員のように見せかけ、行列を飛ばしていた――。米大衆紙の報道をきっかけに、そんな富裕層の行動に対する批判が強まっている。米紙ニューヨーク・ポストの報道によると、障害者を「ガイド」として雇ってディズニー・ワールドを訪れるツアーの存在は、ニューヨークに住む富裕層の行動について調べていた研究者のウェンズデイ・マーティン氏が突き止めた。

特別支援教育、幼稚園・高等学校では依然として体制整備に遅れ 文科省が発表

リセマム 
文部科学省は5月14日、平成24年度特別支援教育に関する調査の結果について発表した。調査によると、全体として体制整備が進んでいる状況がうかがえるが、小・中学校に比べ、幼稚園・高等学校は依然として体制整備に遅れが見られることがわかった。

障害者支援の拠点に 北見の法人 介護事業所を開所 北海道

北海道新聞 
北見市の社会福祉法人・北の大地(たいち)(鈴木正末理事長)が15日、旧アークホテル北見の幸町1丁目ビルに、障害者の就労支援事業所を移転し、共同生活介護事業所「ケアホーム幸」を新たにオープンした。開所式で、同法人関係者が精神保健福祉の推進を誓った。北9条ビルにある同法人事務所はそのまま残る。移転したのは地域生活支援センター「サポートネット北見」、軽食・喫茶のレストラン「てんてこまい」、自立訓練事業所など。

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