2012年9月30日日曜日

東日本大震災:仕事する自分が一番 集団避難先から帰還

毎日新聞 
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で福島県富岡町から集団避難した知的障害者の男性がこの夏、福島県に戻った。一緒に避難した仲間や支援者と離れる寂しさを感じつつ、父の住む古里で仕事をしながら生活したいと、集団避難先からの「帰還第1号」として新たな一歩を踏み出した。

地元酒蔵と障害者連携 結城・筑西、地産品で「絆」紡ぐ 茨城

茨城新聞 
地域社会の「絆」を深めようと、結城、筑西両市の酒蔵と酒販売店、障害者福祉施設が手を結んだ。老舗が醸造した日本酒と、障害者が一つ一つ手織りしたコースターを来月からセットで販売する。商品の高付加価値化と障害者の社会参加を促し、純地産品で地域の絆を紡いでいく。商品名は「さをり織り日本酒」。日本酒は2種類で、地元の酒蔵、来福酒造(筑西市村田)と武勇(結城市結城)が、それぞれ100%本県産米を原料に醸造。さをり織りのコースターは筑西市小塙の障害者支援施設「ピアしらとり」の入所者が手掛けた。

2012年9月29日土曜日

両陛下、岐阜市の障害者施設などを訪問 岐阜

読売新聞 
天皇、皇后両陛下は28日、第67回国体(ぎふ清流国体)の開会式出席のため岐阜県に入り、岐阜市の障害福祉サービス事業所「清流園」を訪問された。両陛下は、障害者らが靴下の縫製をしたりハンガーを加工したりする様子を見学し、「仕事には慣れましたか」「お元気でね」と声をかけられた。

障害者描くドキュメンタリー、シネコンで上映 那須塩原 栃木

下野新聞 
重い知的障害と自閉症がある妹の日常を兄が描いたドキュメンタリー映画が、29日から1週間、豊浦のシネマコンプレックスで上映される。障害者団体が上映を持ち掛け、映画館が引き受けた。商業ベースに乗りにくい作品がシネコンで上映されるのは珍しく、障害者団体と映画館は「幅広い層の観客に足を運んでもらいたい」と、共に期待している。

心つないだ絵手紙160通 伊丹で作品展 兵庫

神戸新聞 
まだ、会ったことのないあなたへ。兵庫県伊丹市平松3の永井喜代子さん(81)は12年間、知的障害がある福岡県の男性(38)に絵手紙を送り続けている。「ぐんぐんのびる」と言葉を添えたタケノコや、満開のチューリップの絵など計600通にも上る。「喜んでくれる人がいるから続けられる」。年齢も環境も違う2人をつなぐ絵手紙約160枚が、伊丹市南野2のラスタホールで展示されている。10月5日まで(火曜休館)。午前9時~午後9時(日曜、祝日は同5時まで)。

2012年9月28日金曜日

てんかんモデルマウスで自閉症に似た社会性低下と記憶学習障害を発見

理化学研究所 
理化学研究所(野依良治理事長)は、精神発達障害を伴う乳児難治てんかんの原因遺伝子変異を導入したモデルマウスが、自閉症に似た社会性の低下と記憶学習の障害を示すことを発見しました。今後、このモデルマウスを詳細に解析することで、てんかんだけでなく、自閉症の発症メカニズムの解明などにもつながると期待できます。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)神経遺伝研究チームの山川和弘チームリーダー、伊藤進研修生(東京女子医科大学小児科学講座助教)、荻原郁夫研究員と、米国ハーバード大学医学部などによる共同研究グループの成果です。

人気アニメ画像無断使用バッジなど障害者施設で製造、2人逮捕

知財情報局 
人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の画像を無断で使用した製品を販売目的で所持していたなどとして、静岡県警生活経済課と静岡南署は9月26日、障害者就労支援会社「ウィン」の社長の男(39歳)と、リサイクルショップ「富士鑑定団」の店長の男(38歳)の2人を著作権法違反の容疑で逮捕した。同署の調べでは、アニメ画像はインターネットから転用したものを印刷しており、缶バッジは300円、フォトフレームは1000円で、「ガチャガチャ」と呼ばれるカプセル販売機で、1年ほど前から販売していたとみられている。一方、製造していた障害者就労支援施設には身体的、知的障害を持った障害者約20人が在籍しており、障害者は違法だと知らずに缶バッジなどを製造していたとみられている。

一歩・障害を越えて:紙つなぎ“大好きな奈良” 奈良市美術館・ならやまアート展 奈良

毎日新聞 
知的障害を持つ人たちの作品などを展示した「ならやまアート展」が26日、奈良市の市美術館で始まった。社会福祉法人「ならやま会」(同市)が今年で創立20年を機に、運営する福祉施設の利用者と地域の人たちの交流を目指して初めて企画。紙をつなぎ合わせてできた巨大モザイクアートの絵が入り口付近に飾られるなど、会場に約300点が並ぶ。同館はイトーヨーカドー奈良店5階にあり、「気楽に買い物帰りに寄ってもらえれば」と呼び掛けている。午前10時〜午後5時半(最終日のみ午後3時まで)。30日までで入場無料。

2012年9月27日木曜日

自閉症引き起こす遺伝子疾患の研究進む

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 
自閉症の症例の約20%はこれまでにわかっている遺伝子の異常に関連づけられると科学者は指摘する。さらに、今後も多くのことがわかってくるだろうと述べている。遺伝子による説明を正確に示すことは兄弟姉妹が障害を持つ可能性があるかどうかを予測する一助となりうる。さらには、新しい「標的治療」さえ可能となるかもしれない。例えば先週、研究者らは実験的な薬剤「アルバクロフェン」が、単一で自閉症の原因となりうる最も一般的な遺伝子「脆弱(ぜいじゃく)X」によって引き起こされる脆弱X症候群の症状である「ひきこもり」や「挑戦的な態度」といったものを、子どもの場合も大人の場合も軽減したと報告した。

障害児音楽教室と少年和太鼓チームが初共演、30日に横浜・都筑で 神奈川

カナロコ 
和太鼓の演奏や童謡を織り交ぜた創作劇が30日、横浜市都筑区の都筑公会堂で上演される。出演するのは、自閉症やダウン症の子どもたちが通う音楽教室「夢はるかファミリー」と、和太鼓チーム「平間わんぱく少年団」のメンバーら。いずれも川崎市内を拠点に活動する団体が初めて共演し、斬新な“和風ミュージカル”を披露する。

障害者が作った商品情報発信 福岡市が「ときめきサポータークラブ」 福岡

西日本新聞 
福岡市は25日、障害者施設で作られた商品の情報を発信する「ときめきサポータークラブ」を立ち上げた。国内の利用者が1千万人を超えるインターネットの会員制交流サイト「フェイスブック」を使って、商談会や販売イベントなどの情報を随時、個人や企業に発信する。市は「丁寧に作られ、質の良い商品も多い。みんなで情報を共有し、交流できる場にしたい」と、利用を呼び掛けている。10月13、14日には、福岡市・天神のイムズ前で、障害者施設の商品コンクールで入賞した商品を買える「ときめきマーケット」も開かれる。

障害者、外国人に災害時支援ボード 東京

読売新聞 
東京都荒川区は、知的障害者や外国人が、災害時に周囲と円滑に意思疎通が図れるように、単純なやりとりをカード形式で示した「コミュニケーション支援ボード」を5000部作った。4000部は区内の障害者福祉施設などに配布した。残る約1000部は同区役所の障害者福祉課や区立障害者福祉会館で無料配布している。同課は「普段から持ち歩き、いざという時に活用してほしい」と呼びかけている

2012年9月26日水曜日

目配せ苦手、脳活動で実証 高機能自閉症者-生理研

時事通信
社会生活で何らかの支障はみられるが、知的障害を伴わない「高機能自閉症者」は、相手の視線に合わせて同じ方向に目を動かすのが苦手ということを、生理学研究所(愛知県岡崎市)の田辺宏樹助教らの研究グループが、脳の活動を調べて明らかにした。向かい合った2人の一方の目の動きに合わせて他方が同じ方向に目線を動かす「目配せ」の実験を行い、脳の活動を特殊なカメラを装着した2台の磁気共鳴画像装置(MRI)で調べた。

ユニクロで障害者雇用開始、JICAとの連携で

NNA.ASIA 
国際協力機構(JICA)は25日、女性・家族・社会開発省福祉局と共同で実施している「障害者の社会参加支援サービスプロジェクト」を通じ、ファーストリテイリングが展開するカジュアル衣料品店「ユニクロ」のマレーシア店での障害者雇用が始まったと発表した。ユニクロの4店舗で、既に知的障害者4人が就労している。

盛岡八幡町に野菜産直店 「農・商・福」連携で障がい者自立支援 岩手

盛岡経済新聞 
盛岡市八幡町の商店街に9月3日、野菜や加工品を販売する「フレンドリー旬菜マーケット ばんがい市場」がオープンした。障がい者が働ける場をつくろうと生産者の協力を得て実現した同店。商店街の空き店舗に入居することで商店街の活性化にもつなげたいことから、「農業」「商業」「福祉」の連携をモットーに運営する。現在は4人の障がい者が店で働く。将来的には10人の雇用を目指す。営業時間は10時~18時。日曜定休。

知的障害特別支援学校 山形

朝日新聞 
県教育委員会の特別支援学校再編・整備検討委員会はこのほど、児童生徒が増加している知的障害特別支援学校について、「5年以内に県内8エリアに整備すべきだ」とする報告書をまとめ、相馬周一郎教育長に提出した。年度内に県教委が再編・整備計画を策定する。空白エリアの西村山と西置賜に新たに分教室や分校を設置することを提言。需要増に対応するため、東南村山エリアには村山特別支援学校(山形市)の増築と分教室(分校)の設置、北村山エリアには同校楯岡校(村山市)の単独校化がそれぞれ必要とした。

2012年9月25日火曜日

障害者を虐待から守り、養護者に必要な支援を行うために平成24年10月1日から「障害者虐待防止法」が始まります

政府広報 
私たちの周りでは、障害者の尊厳を傷つける様々な虐待が発生しています。障害者に対する虐待は、障害者を養護する家族や障害者福祉施設の職員、勤め先の経営者などから、暴力による身体的な虐待や経済的な虐待など、様々なケースがあります。こうした障害者に対する虐待を防ぐため、「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」(障害者虐待防止法)が制定されました。平成24年10月1日から、この法律に基づき、新しく全国の市町村や都道府県に、障害者に対する虐待の防止や対応の窓口となる市町村障害者虐待防止センターや都道府県障害者権利擁護センターが設置されます。

岩手、宮城、福島3県 障害者1655人犠牲

河北新報 
岩手、宮城、福島3県で障害者手帳所持者1655人が東日本大震災の犠牲となったことが、各県の調査などで分かった。障害者手帳の所持者全体に占める死亡率は1.5%で、全住民の死亡率(0.8%)の2倍近くに及んだ。災害時に障害者を社会でどう支えるのか、重い課題が浮き彫りになった。

障害者の菓子新工房 宝塚に来月オープン 兵庫

読売新聞 
宝塚市小浜に障害者福祉サービス事業所「かしの木工房こはま」が完成し、23日、同所で記念式典が開かれた。知的障害のある人たちの働く場として10月1日にオープンし、地元のパティシエらが考案して宝塚銘菓として売り出し中の「宝塚フィナンシェ」などの菓子を製造する。

障害者を中心に営業 袖ケ浦に地域未着型スーパー 千葉

MSN産経ニュース 
障害者の働く場と地域住民の交流スペースを備えたスーパー「C&Cスーパー のぞみ野マルシェ」が千葉県袖ケ浦市のぞみ野にオープンした。企画した団体は今後、同店でのコンサートなども予定しており、これまでにない地域密着型の店舗を目指すという。同店では、レジや品出しなどの業務を障害者が担当。自動販売機のように、代金を支払った購買者自身でお釣りを受け取る対面型精算機システムを導入して効率化している。

2012年9月24日月曜日

知的障害者「高校」の夢 山口県教委「学力必要」 山口

朝日新聞 
山口県下関市に住む知的障害のある少年とその保護者が、総合支援学校ではなく、定員に満たない高校への入学を認めるよう県教委に訴えている。全国には知的障害者の高校進学を積極的に進めている自治体もあるが、県教委は「高校入試は選抜試験。教育課程に耐えうる学力がなくてはいけない」との姿勢だ。高校入試には3度挑んだ。2年目からは公立高の定時制を2次選考も含め4度受験。いずれも受験者が定員に達していなかったが、不合格だった。

2012年9月23日日曜日

障害者差別、9割が「ある」4割が施策に不満 内閣府調査

時事通信 
内閣府は22日、「障害者に関する世論調査」結果を発表した。それによると、障害者に対する差別や偏見があると答えた人は2007年2月の前回調査と比較して6.3ポイント増加し、89.2%に上った。障害者差別が改善されていると考えている人の割合も低下したことが分かった。

佐賀県警保護の青年死亡:取り押さえ死、上告棄却 「民事で真相解明を」 佐賀

毎日新聞 
佐賀市の知的障害者、安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に亡くなった事件は、特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた巡査部長の無罪確定で節目を迎えた。しかし、死亡の因果関係に踏み込まずに終わった法廷に遺族の無念は残ったまま。今後は、現在争われている民事裁判の展開が注目される。民事裁判は、遺族側が県に損害賠償約4300万円を求め、佐賀地裁で係争中。遺族の代理人を務める河西龍太郎弁護士は「民事では取り押さえ行為そのものの過失と警察組織全体の責任を問うている。民事でこそ真相解明の節目を迎えたい」

映画:「障害者のこと理解を」 知的障害の娘抱える家族の映画、1週間上映 栃木

毎日新聞 
知的障害の娘を抱える家庭の現実を追ったドキュメンタリー映画「ちづる」(赤崎正和監督)が29日〜10月5日、那須塩原市の映画館「フォーラム那須塩原」で上映される。同市の「心身障害児者父母の会」(本澤恵美子会長)の要望を映画館側が快諾した。父母の会は推薦団体となって多くの鑑賞を呼びかけている。本澤会長が宇都宮市での上映を見て「地元でも自主上映を」と、フォーラム那須塩原の森匠支配人に相談したところ、1週間にわたる上映が決まった。

HEART&HANDEXPO:障害者福祉、地域交流で理解を 京都

毎日新聞 
障害者の就労支援などを行う修光学園(京都市左京区)は25〜26日、カナート洛北(同区)の地下1階カナートガーデンで地域福祉ネットワーク交流事業「HEART&HAND☆EXPO」を開く。修光学園グループの作業活動の紹介や障害者が作る菓子やパン、クラフト製品の販売を行うほか、市内の障害者関係機関のパネル・パンフレットを展示し、市民に障害者福祉への理解を促す。入場無料。25日は午前10時〜午後9時、26日は午前10時から午後6時まで。

光で障害者施設ショップ開店 山口

中国新聞 
光市木園の障害者福祉施設「光あけぼの園」で22日、通所者が製作する帆布製バッグの販売店「はんぷ工房結(ゆい)」がオープンした。鉄骨平屋の園内に約65平方メートルの販売店を設置。ショルダーバッグ、リュック、ポーチなど11種類、色彩はそれぞれ11色の製品を用意。初日から多くの客が訪れ、買い求めていた。

2012年9月22日土曜日

ドキュメンタリー映画:読み書き困難な障害に理解を 徳島

毎日新聞 
読み書きが困難になる障害、DX(ディスレクシア)に悩みながらも、明るく前向きに生きる女性の姿を描いたドキュメンタリー映画「DXな日々〜美(び)んちゃんの場合」の上映が22日、徳島市沖浜東2のふれあい健康館である。発達障害者の支援に取り組む市民団体「とくしま発達しあわせネット」が、障害への理解を深めてもらおうと企画した。当日は午前10時と午後2時の2回上映。入場料は当日1800円、小・中・高校生は1500円。

高卒知的障害者の就労支援 長崎

長崎新聞 
特別支援学校高等部を卒業した18歳以上の知的障害者や発達障害者の自立訓練をする事業所「カレッジながさき」が来年3月、大村市東三城町の大村バスターミナル2階の一室に開設する。県内初の取り組み。運営企業「パートナー来夢」(福岡市)の長谷川正人社長は「円滑な就労につなげたい」と話している。

鳥栖にグループホーム開所 自立と社会参加を目指す 佐賀

佐賀新聞 
知的障害者の作業所を運営する「NPOわかば」(森田紀男理事長)のグループホーム「わかばホーム」が22日、鳥栖市幸津町にオープンする。障害者が作業所に通いながら自立と社会参加を目指す生活拠点となる。「わかば」には20~60代の男女25人が働いており、うち6人がアパート暮らし。障害者にとって家賃負担は重く、作業所近くの2軒の民家と契約し、県の補助金などを使って、3人と2人で利用できるグループホームに改装した。

ロンドン・パラリンピック;競泳 平泳ぎで金メダルの田中選手、習志野市に報告 千葉

毎日新聞 
ロンドン・パラリンピック競泳男子100メートル平泳ぎ(知的障害)で金メダルを獲得した田中康大(やすひろ)選手(22)=千葉市=が20日、習志野市役所を訪れ、宮本泰介市長に優勝を報告した。田中選手は、習志野市にある障害福祉サービス事業所「あかね園」に通いながら、市内で練習を続けている。パラリンピックでは1分6秒69の世界新記録を達成。「頑張りました」と印象的なコメントを残した。宮本市長から大会の印象を問われた田中選手。この日も「金メダルが取れ、世界新記録が出てうれしかったです」と力強く語った。

知的障害特別支援学校を増設へ 山形

読売新聞 
山形県教委の特別支援学校再編・整備検討委員会は20日、5年以内に知的障害特別支援学校を村山、置賜地域に増設することなどを提言する報告書をまとめ、相馬周一郎県教育長に提出した。報告書では、西村山、西置賜の両エリアには知的障害特別支援学校がなく、遠距離通学を余儀なくされていることから、分教室(分校)を設置すべきだと指摘。その際、小中学校の空き校舎・教室の利用を検討するように求めた。

2012年9月21日金曜日

佐賀県警警察官の無罪確定へ 取り押さえ後死亡

時事通信 
佐賀市で2007年、知的障害者の男性が警察官による取り押さえ後に死亡した事件で、特別公務員暴行陵虐致傷罪で審判に付された佐賀県警警察官松雪大地被告(32)について、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は18日付で、検察官役指定弁護士の上告を棄却する決定をした。一、二審の無罪判決が確定する。

弁当店が障害者就労を支援 一関、12人雇用 岩手

岩手日報 
一関市青葉1丁目に今夏オープンした「いちのせき弁当」(小野寺悟管理者)で、障害がある職員が将来の自立を目指して仕事に励んでいる。同店は、障害者が会社と雇用契約を結ぶ「障害者就労継続支援A型事業所」として運営。障害者が安心して仕事に集中できる環境を提供し、雇用と自立支援を並行して行う経営スタイルは、本県でも今後注目を集めそうだ。

心のバリアフリーへ 障害児、太鼓グループと共演 神奈川

東京新聞 
知的障害のある子どもらが歌や楽器の練習成果を発表する「第13回夢はるかフェスティバル」が30日、横浜市都筑区の市都築公会堂で開かれる。出演するのは、洗足学園音楽大(川崎市高津区)の講師で声楽家の一政(いちまさ)さつきさん(51)が主宰する「夢はるかファミリー音楽教室」(中原区)の生徒約20人。地元の太鼓グループとの共演による迫力満点の和太鼓の演奏もある。午後一時開演。入場無料。問い合わせは、同音楽教室へ。

2012年9月20日木曜日

障がい等“胎児の問題”による中絶は法律で認められていない

ガジェット通信 
妊婦の腕から採血するだけで、ダウン症など3種類の染色体異常が99%の確率で判別できる、出生前診断の新型検査が開発された。この検査は、国立成育医療研究センターや昭和大、東大、慈恵医大(いずれも東京)、横浜市大など国内の10施設で導入が検討され、10月から臨床研究が開始されるという。とはいえ、この新型検査のあり方には、専門家も慎重な姿勢だ。

「障害者調査票」と記した封筒で7千人に送付 静岡県が謝罪「配慮に欠けた」

MSN産経ニュース 
静岡県は19日、県内に住む障害のある7千人に「静岡県障害のある方の実態調査票在中」と封筒に記したアンケートを郵送したと発表した。家族や障害者団体の関係者などから「誤って他の世帯に配られる可能性がある」「障害の種類を子供に伝えていないケースがあり、知られかねない」などの抗議が4件あった。県健康福祉部障害者支援局の大石義治局長は記者会見し「プライバシーの配慮に欠けていた」と謝罪した。

障害者の作品 斬新な魅力 栃木

朝日新聞 
那珂川町の旧小学校校舎を再利用して作られた施設「もうひとつの美術館」(梶原紀子館長)で、神奈川県の障害者らによる作品展が開かれ、多くの来館者でにぎわっている。多彩な色づかいや構図の面白さなど、約90点の作品の多くが新鮮な魅力にあふれている。12月9日まで。美術館の開館は午前10時~午後5時(入館は同4時半まで)。月、火曜日は休館。

さをり織り2人の個性 障害者自立へ協力 兵庫

朝日新聞 
知的障害のある洲本市内の女性2人が個性豊かな感性で織った「さをり織り」が、洲本市港の洲本バスセンター内の土産物店「夢千鳥」で販売されている。2人の自立を手助けしようと、同店が協力した。夢千鳥での販売は、県洲本健康福祉事務所の職員の紹介で実現した。淡路市の夢舞台にある系列店でも販売を予定しているという。販売コーナーには、ペンケースやポーチ、シュシュのほか、オーガニックコットン(有機綿)やシルク100%の素材にこだわったマフラーなど11種、約20点の商品が並ぶ。

障害者 笑顔の菓子作り 神奈川

朝日新聞 
横浜市神奈川区の障害者就労支援施設「キッチンたいむ」が、レモンピールがきいたマドレーヌ、ほんのり甘いリンゴのカップケーキを、それぞれ100円で10月から毎週水曜日に神奈川区役所で販売することになった。お菓子を作っているのは、精神疾患や知的障害がある施設の利用者12人だ。

自閉症次男持つ堀田さんが講演 「目の前の子、受け入れて」

朝日新聞 
高校在学中に「1980アイコ十六歳」で文芸賞を受賞したことなどで知られる作家で椙山女学園大学准教授の堀田あけみさんの講演会が18日、名古屋市中区の市女性会館で開かれた。同会館の公開講座で、約200人が集まった。堀田さんは自閉症と診断された次男を含む3児の母親。「子育ては楽しいことがいっぱい~自閉症の子とともに歩んで~」と題した講演では、「最近は子育てに対するネガティブなメッセージが発信されることが多いけれど、目の前にいる自分の子どもと向き合うことが大切」と話した。

レデックス、iPad用の発達障害支援・ツールを発売

SankeiBiz 
レデックス株式会社(本社:東京都町田市、代表:五藤 博義)は、『こども脳機能バランサー for iPad』を2012年9月からApp Storeで発売します。『こども脳機能バランサー for iPad』は、ゲーム形式で、言葉や注意力、空間認識力など子どもの発達を、総合的に促進することができます。また、これまでは専門士の受診が必要だった認知機能の測定が10分程度でできるアセスメント・ツールとしても注目を集めています。

2012年9月19日水曜日

「理解あれば働ける」 発達障害に多くの支え 福岡

西日本新聞 
年々増え続ける、対人関係の悩みを抱えた発達障害の大人たち-。九州大100年史編集室で働く小野保和さん(33)=福岡市東区=は大学生のときに発達障害の一つ、アスペルガー症候群と診断された。就職活動でつまずいたが、支援施設に相談し、現在の職を得た。「多くの支えがあったから」。働く喜びを感じている。

憂楽帳:バリアフリーの音楽会 大阪

毎日新聞 
始まりは13年前。知的障害のある娘を持つ母親の一言がきっかけだった。「いつかコンサートに連れて行ってあげたいけど、急に声を上げないか心配で……」 音楽家仲間に協力を求め、99年11月、初めて「バリアフリーコンサート」を開いた。障害児と家族だけが対象ではない。障害のある人もない人も大人も子供も一緒に楽しめるコンサートを目指した。会場は満員となり大いに盛り上がった。

障害者アートの拠点オープン 和歌山

わかやま新報オンラインニュース 
障害者アートの拠点施設 「アートサポートセンターRAKU (らく)」 が15日、 和歌山市美園町にオープンした。 一般社団法人 「共助のまちづくり協会」 (島久美子理事長) が作業所やNPO法人わかやまNPOセンターなどと連携し運営。 障害のある人が表現活動を楽しむ場、 作品を発表する場となる他、 専門家とのコラボで作品の商品化も進める。 わかやまの底力・市民提案実施事業。 場所は美園町商店街内、 麦の郷総合支援センター1階。 月~金曜日の午前9時から午後5時 (不定期で土日もオープン)。

障害者らの芸術「アール・ブリュット」 先進地の県、積極取り組み 滋賀

MSN産経ニュース 
正規の美術教育を受けていない障害者らを中心にした芸術「アール・ブリュット」の作品を、県内の旅館やホテルのロビーなどに展示する「美術旅館」の取り組みを、県が進めている。県は平成16年に国内で初めて専門の展示施設を近江八幡市に開設するなど、アール・ブリュット普及の先駆的な役割を担っており、担当者は「観光客に見てもらうことで、滋賀の芸術の魅力をさらに発信したい」と意気込んでいる。

2012年9月18日火曜日

注意欠陥/多動性障害治療剤 「ストラテラ内用液0.4%」承認申請

QLifePro医療ニュース 
9月14日、日本イーライリリー株式会社(以下、日本イーライリリー)は、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療剤「ストラテラⓇ(以下、ストラテラ)」の新しい剤形として、経口液剤「ストラテラ内用液0.4%」の承認申請を行った。xストラテラは2002年に米国で承認、日本では2009年6月に上市された。また、成人期AD/HDへの適応を2012年8月に日本で初めて取得している。カプセルが苦手な患者、カプセル剤の服用が困難である患者のために、ほかの剤形の開発を求める医療従事者や保護者のニーズに応え液剤を開発した。

障害者就労応援団のシンボルマーク決定 静岡

MSN産経ニュース 
県が本年度新設した障害者の雇用を推進する制度「静岡県障害者就労応援団」のシンボルマークが決定した。シンボルマークは東京都江東区のデザイナー、安田照夫さん(66)の作品で、富士山が見守る中、障害者と職場の仲間が仲良く仕事をする姿を表現している。シンボルマークは登録企業に対して発行される登録証などで利用される。

23日、東広島で障害児教育考えるつどい 広島

MSN産経ニュース 
障害児教育の現状を報告し、意見の交換などを行う「広島県の障がい児(者)教育を考えるつどい」が23日、広島県東広島市西条栄町の市中央生涯学習センターで開催される。障害をもつ児童や生徒の保護者、障害児教育に関心を持つ教職員らでつくる「これからの障がい児(者)教育を考える会」が主催。午後1時半~午後4時まで。参加無料。

2012年9月17日月曜日

「ワクチンと自閉症」関連せず 名大院確認

中日新聞 
名古屋大大学院医学系研究科の尾崎紀夫教授(精神医学)らのチームは、幼児期のワクチン接種は自閉症の発症と関係ないことを、日本人の症例データを基に初めて確認した。「ワクチンを打つと自閉症になる恐れがある」という説を科学的に否定。尾崎教授は「誤った情報が今も多くあふれているが、ワクチンを打たないデメリットは大きい」と指摘している。

障害児支援施設:「ワンピース」生駒に開所 障害児に自己肯定感を 奈良

毎日新聞 
障害児への個別学習支援や集団活動などを行う施設「ワンピース」が今月1日、生駒市西菜畑町に開所した。身近な地域での障害児支援などを目指した今年4月の法改正に伴って誕生した生駒市初の施設で、発達障害を含め障害を持つ子どもが利用できる。代表者の石田慶子さん(39)=同市西旭ケ丘=は「障害があっても自己肯定感を持って成長できるような支援をしていきたい」と話している。

がっせぇアート応援作家展:障害者アートを支援 作家43人が格安販売 兵庫

毎日新聞 
障害者の美術作品展開催を支援する「がっせぇアート応援作家展」が15日、豊岡市加広町の里やま工房で始まった。プロの美術作家43人の陶器やガラス器、木彫など約750点が格安で展示販売されている。17日まで。障害者の作品展「第3回但馬ボーダレスアート展・がっせぇアート」は10月27日から11月3日まで県立但馬長寿の郷(養父市八鹿町国木)で開催予定。応援作家展はその運営費を確保するために毎年行っているもので、各作家は売り上げの半分を寄付する。

2012年9月16日日曜日

自立へ「一歩」支える接客 壱岐の障害者がレストランで成長 長崎

西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323922
長崎県壱岐市郷ノ浦町の「レストランyui」で知的障害のある市内の3人が元気に働いている。オープンから1年2カ月。運営している同市の社会福祉法人「結の会」のサービス管理責任者三浦ルミさん(45)は「積極的に会話できるようになり、すべてに前向きになった」と、3人の成長を喜んでいる。

障害者就労センターのパン店「あぐり」 オータムフェスト出店 北海道

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/404128.html
14日から札幌市の大通公園を主会場に始まる「さっぽろオータムフェスト2012」に、障害者の一般就労を助ける市内の「就労センタージョブ」のパン店「あぐり」が初日と15日に出店する。新たな商品も用意し、スタッフは完売を目指している。大通7丁目会場の「北海道ベーカリーマルシェ」に出店。昨年に続き2回目で、今回は道産小麦の「ゆめちから」を素材にした新商品「めんこい食パン」(2個入り120円)など10種類を販売する。販売は午前10時〜午後4時まで。

トランポリン教室:親も子も仲良くジャンプ 障害児対象、人気 兵庫

毎日新聞 
子どもたちにトランポリンを教えている尼崎市次屋3の「アドバンス・尼崎トランポリンクラブ」で、自閉症や脳性まひなどの障害を持つ子ども向けの教室「すまいる」が人気を集めている。大阪府など県外から通う親子もおり、コーチの馬場早代さん(52)は「親も子も一緒になって、仲良く楽しんでほしい」と話している。

稲刈り:収穫、いい汗…千枚田 岡山・玉野と地元の障害者ら80人 香川

毎日新聞 
小豆島と玉野市の障害者支援施設利用者ら約80人が14日、小豆島町中山の千枚田で、5月に植えた稲の収穫を体験した。利用者は心地よい汗を流しながら、実りの秋を実感していた。米作りは、障害者が後継者不足の農業に就労する可能性を探る「障がい者農業就労体験交流事業」。小豆島町の委託を受けた九野賢輔さん(64)ら地元の「アグリサポーター」4人が耕作放棄地約5アールを借り、管理するなど協力してきた。

特別支援学校生が職場体験 広島

中国新聞 
尾道特別支援学校(尾道市栗原町)高等部知的障害部門の1年生14人が14日、市内の2事業所を訪れ、障害者が働いている現場を見学した。同校は本年度から同部門を新設。生徒に早い時期から就労意欲を持ってもらおうと企画した。

ワーカーズ・佐賀:障害者就労支援団体、開設1年超え活動広がる 佐賀

毎日新聞 
障害者の就労を支える障害者就業・生活支援センター「ワーカーズ・佐賀」(佐賀市)の活動が広がっている。昨年4月に開設後、8000件以上の相談を受け、延べ約60人の就職につながった。同センターは「障害者が働ける、働きやすい環境をつくっていきたい」とさらに充実した活動を目指す。同センターは、障害者の就労支援窓口として開設。就労希望者から相談を受けたり、企業へ働きかけたりするほか、就職後もトラブルが起こらないようアドバイスなどを続けている。

歩・障害を越えて:「喜ばれるパン作る」 piccoloが奈良にプレオープン 奈良

毎日新聞 
知的障害などのある人たちが働き、焼きたてのパンを販売する店「piccolo」(ピッコロ)が奈良市中町にプレオープンした。現在はパンの販売のみだが、来月にはコーヒーなどが飲めるカフェになるという。運営する社会福祉法人「こまどり会」(同市)の綿鍋あゆみさん(37)は「ボランティア精神ではなく、おいしいから買いに来たと言ってもらえるように頑張りたい」と話す。営業時間は午前11時〜午後3時。土日休み。

美術展:養護学校生徒70人の“ひらめき”集合 香川

毎日新聞 
県立香川中部養護学校の生徒が描くなどした作品を展示する「“ひらめき”達のわくわく美術館4」が、高松市朝日町2のギャラリーMONで開催されている。17日まで。作品展は2010年から開かれており、4回目。今回出展されたのは、中1から高3まで約70人の生徒が手掛けた絵画など約75点。入場無料。午前9時〜午後6時(17日は午後3時)。

2012年9月15日土曜日

きりたんぽ鍋風焼そば 鹿角の障害者施設販売 秋田

読売新聞
鹿角市の障害者就労支援施設「花輪ふくし会障害者センター」が、独自に開発したきりたんぽ鍋風味の「鹿角焼そば」を販売している。具材に使う野菜や肉は施設利用者が育てるなどしたもので、センターは「売り上げが少しでも利用者の励みになれば」と期待を寄せている。

2012年9月14日金曜日

指揮者・小林さんらの活躍上映 障害者への理解深め 岩手

岩手日報 
日本を代表する指揮者小林研一郎さんや音楽、スポーツなどの各分野で活躍する障害者を描いたドキュメンタリー映画「天心の譜(しらべ)」無料上映会(同映画事務局主催)は12日、大船渡市盛町のリアスホールで開かれた。来場した市民約150人は障害者の社会参加への理解と関心を深めた。

旧公民館利用しパンとパスタの店 障害者が切り盛り 和歌山

紀伊民報 
障害者の就労支援やまちづくりをしている、NPOかたつむりの会が運営するパンとパスタの店が、和歌山県田辺市上屋敷2丁目の旧中部公民館を改修して完成した。15日に関係者向けにプレオープン、19日から営業を始める予定。障害者が切り盛りする。営業時間は午前9時〜午後6時。火曜定休。

2012年9月13日木曜日

GUTSが児童と生徒対象に「発達障害コース」 愛知

中部経済新聞
家庭教師派遣を手掛けるGUTS(本社名古屋市中村区椿町20の15)は今秋から新たに、発達障害の子供を対象にした家庭教師派遣サービスに乗り出す。近年、保護者や教育関係者から発達障害に関する相談が増えているのが背景。発達障害の子供を適切に指導できるノウハウを持った家庭教師を派遣する仕組みを整え、保護者らの期待に応える。

自閉症男性、初の個展…鮮やか水彩画 大阪

読売新聞 
自閉症の福田雄三さん(25)(大阪市西区)が、枚方市立御殿山生涯学習美術センターで初めての個展を開いている。トンボやテントウムシ、花などを赤や黄、緑など鮮やかな色彩でのびのびと描いた水彩画47点。「見ていると楽しい気持ちになる」と静かな人気を呼んでいる。17日まで。福田さんは今後、ポストカードやカレンダー作りなど、少しずつ活動を広げていく予定という。個展は入場無料。午前9時から午後9時まで(16日は午後5時まで、17日は午後4時まで)。

土鍋:ふたに20人が絵付  四日市の知的障害者作業所に通う男女が 三重

毎日新聞 
四日市市陶栄町の「ばんこの里会館」で11日、同市尾上町の知的障害者の作業所「おのえ作業所」に通う男女20人が土鍋のふたに絵付け作業を行った。絵付け作業は今回で4回目。萬古陶磁器振興協同組合連合会が地域貢献を目的に実施している。参加者は会館1階の陶芸工房で講師らの指導を受け、直径18センチの素焼きの土鍋のふたに、赤や緑など9色の絵の具を使って個性豊かな模様を描いた。

スーパーで資源ごみ回収 福祉事業所が協力 兵庫

神戸新聞
障害福祉サービス事業所「ミルトスの木」(兵庫県姫路市市川台3)が14日から、地元のスーパー「ヤマダストアー花田店」(同市花田町小川)と連携した資源ごみの回収事業を始める。古紙や空きペットボトルなどの資源ごみを持参した買い物客に、事業所メンバーが同店で使える割引券を渡す仕組みで、障害者福祉とエコの両方に役立てようと意気込んでいる。

エコマグ:多彩な造形、障害者の手作りマグネット人気 備前で販売 岡山

毎日新聞
備前市で障害者の就労・自立を支援している法定福祉事業所「ユートピア」で作られるペットボトルのキャップを再利用した「エコマグ」が「かわいい」と人気だ。キャップの中に磁石を入れ、布などで動物などのキャラクターデザインを施したホワイトボード用のマグネットで、障害者らがアイデアを出し合いながら一つ一つ手作りしている。

2012年9月12日水曜日

親兄弟が統合失調症だと自閉症やアスペになるリスク高い


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米ノースカロライナ大学のPatrick F. Sullivan氏らは、スウェーデンとイスラエルの人口登録データを分析した研究から、親や兄弟姉妹など第一度近親者に統合失調症や双極性障害患者がいる人では、自閉症やアスペルガー症候群などの「自閉症スペクトラム障害」になるリスクが高まると、米医学誌「Archives of General Psychiatry」(電子版)に発表した。

特別支援学校「空白域」解消へ補正案 群馬

読売新聞
特別支援学校の未設置地域である藤岡多野と吾妻の両地域に、みやま養護学校藤岡分校(仮称、藤岡市)と榛名養護学校吾妻分校(同、中之条町)を設置するための実施・基本設計費として計4720万円を計上。藤岡は2014年4月、吾妻は15年4月の開校を目指す。今回の予算措置で、5月補正に建設費が盛り込まれた富岡甘楽地域を含め、特別支援学校の空白地域がすべて解消される見通しとなった。

「アール・ブリュット展」を開催します 佐賀

財経新聞 
佐賀県では、芸術や創造することの素晴らしさは、障害の有無といった垣根がないことを感じていただくことなどを目的に、平成24年11月の「バラエティ・アート・フェスタさが2012(第12回全国障害者芸術・文化祭さが大会)」の開催に併せ、県内では初めてとなる「アール・ブリュット展」を開催します。なお、アール・ブリュット展の開催に際して、事前の研修会や展覧会会期中のシンポジウムも予定しています。

2012年9月11日火曜日

障害児に注いだ愛、福祉の礎築いた石井筆子の生涯描いた作品上映へ 神奈川

カナロコ 
日本初の知的障害児者施設の運営に携わり、“障害児教育の母”と呼ばれた石井筆子の生涯を描いた映画「筆子・その愛―天使のピアノ―」(山田火砂子監督)の上映会が9月29日、横須賀市本町の市立総合福祉会館5階ホールで開かれる。主催者は「日本の福祉の礎を築いた人物の歴史を知ってほしい」と、鑑賞を呼び掛けている。入場無料。午後1時開場、同1時半~3時半上映。定員400人(先着)。

珍しいタイプの自閉症に食事療法が効果も、応用可能か 米

ブルームバーグ 
発作性疾患や知的障害を伴うまれな種類の自閉症を、食事療法と栄養補給食品によって治療できる可能性がある。研究結果によれば、これは他の種類の自閉症にも応用できる公算が大きい。科学誌サイエンスに6日掲載された論文によると、研究者らはまれな種類の自閉症を持つ2つの家族から遺伝子変異を特定、その変異が血液中のある種のアミノ酸の濃度を低下させたことがわかった。同じ遺伝子変異を起こさせたマウスに問題のアミノ酸、分枝鎖アミノ酸(BCAA)を補うサプリメントを与えたところ発作が減り自閉症の症状も軽減された。

独創性豊かな自閉症児の作品 一関に美術館オープン‎ 岩手

岩手日報 
障害者支援などに取り組む一関市のいわて発達障害サポートセンターえぇ町つくり隊(熊本葉一代表)、レスパイトハウス・ハンズ(小野仁志代表)の両NPO法人は9日、同市中央町に「さくらなみき自閉症美術館」をオープンする。美術館には自閉症の家族を持つスタッフが常駐し、障害者もスタッフとして働くカフェを併設。市民らが交流を通し、自閉症など障害のある人への理解を深める場となりそうだ。美術館の開館は午前10時から午後7時(日曜は同5時)まで、スタッフ常駐は同4時まで。月、祝日定休。

2012年9月10日月曜日

障害者アート 才能を応援 原田泰治さん‎ 長野

朝日新聞 
諏訪市の原田泰治美術館のギャラリーさざなみで8日、特別展「あつまれ!ぼくらのワンダーアート」が始まった。素朴画家の原田泰治さん(72)が、創作活動に打ち込む障害者と知り合い、その才能にほれ込んで自ら企画した。「これからも、豊かな才能のある障害者に発表の場を提供したい」と、芸術活動への応援を続けるという。今後も定期的に障害者の作品展を開くという原田さんは「ただ展示するだけでなく、自分の言葉で表現する場にしていきたい。10年も続ければ、もっともっと素晴らしい芸術家がそろうだろう」と期待を込めていた。特別展は今月30日まで。期間中は無休。

障害者自立、エコに支援 サンキュー隼人店‎ 鹿児島

南日本新聞 
家庭から出る資源ごみを回収する「はっぴぃエコプラザ隼人」が5日、霧島市の「サンキュー隼人店」に開設された。市内の障害者支援センター「ワークショップはやと」と、同店を運営するタイヨー(本社・鹿児島市)の共同企画。毎週水曜日に実施し、資源ごみの売却益は全額、「はやと」の収益となる。「エコプラザ」開設は、同社の県内店舗では初めて。同社の社会貢献活動の一環で、環境保全の促進と障害者の自立支援を両立するのが狙い。水曜の午前9時半から午後4時まで「はやと」の施設利用者が店舗前に常駐し、買い物客が持ち込んだ資源ごみの分別などをする。

みそ:じっくり発、酵自然な味わい 障害者が手作り 大阪

毎日新聞 
泉南市で障害者の就労支援に取り組むNPO法人「HOS(ホス)」が、手作りみその販売を始める。通所者が栽培した減農薬米を主原料とし、泉州地方で古くから伝わる作り方で製造した米みそ。売り上げは運営資金に充てる。同法人は99年に市内の4家族で設立し、07年にNPO法人化した。市内で2カ所の作業所を運営し、18〜58歳の13人が通所している。みそづくりは「通所者の社会参加と自立のために」と2年前から計画。試験的に仕込みをしたところ、「おいしい」と評判が良いことから、食品衛生法の販売許可を取得したうえで市販することにした。

2012年9月9日日曜日

居場所つくり 就労定着促す 成人期発達障害者支援事業 東京

東京新聞 
世田谷区は来月から「成人期発達障害者支援事業」を試行する。「せたがや若者サポートステーション(サポステ)」を訪れる相談者の中で、社会性やコミュニケーションに課題があり、自立につまずく若者を抽出。居場所をつくり、就労につなげていく。都精神保健・医療課の担当者は「発達障害者の自立に特化した仕組みは、都内で例がないのでは」と話している。

障害者 ダンスで心一つ 徳島

読売新聞 
自閉症やダウン症などの障害を持つ人たちが、ダンスに取り組む徳島市の団体「ざ・ラップ」が活動13年目を迎えた。今夏は三つのイベントに出演、「本格的な踊りで驚いた」「子どもたちが生き生きしている」と見る人たちの心を引き付けた。母親や講師らは、ダンスで社交性や協調性を身に着けたメンバーの成長を実感している。 

夢はパン職人 パラ五輪 札幌・金子さん 北海道

北海道新聞
パン製造などを通じて知的障害や精神障害がある人たちの一般就労を助ける市内の「就労センタージョブ」を4月から利用する金子知佳さん(19)が、ロンドンパラリンピックの日本選手を応援している。昨年の全国障害者スポーツ大会の陸上少年女子1500メートルで4位に入賞した金子さんは現在も練習に励み、「一般就労と世界の舞台を夢見ている」と話している。

知的障害高等支援学校を2015年開校へ 山梨

読売新聞 
山梨県教委は、軽度の知的障害を持つ生徒を対象にした新しい高等支援学校を2015年4月に開校する方針を固めた。新支援学校は旧山梨園芸高校(笛吹市石和町中川)の施設を改修して利用。県内の支援学校としては初めてとなる専門学科を設置する。在学中から職業教育を受けることで、生徒が卒業した後に社会的自立を図れるよう後押しする。新支援学校には専門学科に当たる「産業技術科」を設置し、18学級144人を定員とする。コースは▽農業分野の実習をする「農業生産」▽食品製造や接客技術の習得を目指す「食品加工」▽清掃やビルメンテナンス作業を学ぶ「環境メンテナンス」の三つを設け、実践的な教育を目指す。通学区域は全県とし、寄宿舎も建設する計画だ。

女子力アップ障害者に提案 自ら編集 フリーペーパー発行 東京

東京新聞 
さまざまな障害がある二十〜四十代の女性が、自ら障害者も取材して記事を書いたフリーペーパー「CoーCo Life(ココライフ) 女子部」が発行された。目指すのは「女子力」アップ。おしゃれやお出かけ情報、恋の悩みを話し合う座談会も盛り込んだ。「一歩踏み出すきっかけを」と外出や出会いをためらいがちな同年代の女性を応援する。

再出発「気軽にお茶を」 宇治の障害者働くカフェ「ぱれっと」 京都

京都新聞 
入居していたビルの売却で営業を休止していた知的、精神障害者の働くカフェ「コーヒーハウスぱれっと」(宇治市小倉町)が7日、約8カ月ぶりに再開した。店内を改装してメニューも増やし、スタッフは「気軽に立ち寄れる店にしたい」と張り切っている。

“真実”聞き出し冤罪防ぐ「障害者刑事弁護人」軌道に 大阪

MSN産経ニュース 
知的・精神障害がある容疑者を対象に、大阪弁護士会が全国で初めて導入した「障害者刑事弁護人」の名簿登録者が、スタートから約10カ月で150人を超えた。障害者らは取調官に迎合して虚偽自白をする恐れが強く、名簿には社会福祉士らによる研修を通じて“真実”を聞き出す会話手法を習得した弁護士が登録。すでに約80件の事件に派遣されるなど軌道に乗っており、同弁護士会は「全国的に広げていきたい」とアピールしている。

2012年9月8日土曜日

パラリンピック:亡きコーチにささぐ「金」 競泳の田中

毎日新聞
大会第9日の6日夜(日本時間7日未明)、競泳男子100メートル平泳ぎ(知的障害)決勝で、千葉市美浜区の田中康大(やすひろ)選手(22)が金メダルを獲得。3大会ぶりに参加が認められた知的障害部門の日本勢7人のうち、初のメダルとなった。快挙の裏には、母紀子さん(52)や昨年9月に68歳で亡くなったコーチの山本靖子さんの支えがあった。

養護施設職員が少年の口座から着服 愛知

日テレNEWS24 
名古屋市昭和区の児童養護施設の職員が入所している知的障害の少年の口座から約64万円を無断で引き出し、着服していたことが7日、分かった。着服が明らかになったのは、昭和区にある民間の児童養護施設「南山寮」の職員だった40代の男性。名古屋市などによると、この男性は、知的障害をもつ入所者の少年の銀行口座から64万5000円を無断で引き出し、着服したという。

障害者相談 5カ月で100件 北海道

北海道新聞
障害者をサポートする釧路市障がい者基幹相談支援センター(文苑4)が開設から5カ月余りたち、相談件数は約100件(8月末現在)となった。社会福祉士や保健師などの専門職員を配置し、関係機関と連携しながら複雑な事案に対応している。発達障害や知的障害のため、人間関係をうまく築けず、病院や保健所などとも一切関わりを持たずに孤立を深めているケースが目立つという。

発達障害ある高校生へ授業手法 府教委が出版 大阪

大阪日日新聞 
大阪府教育委員会は、言葉のやりとりが苦手だったり、落ち着きがなかったりする発達障害のある高校生への授業の手法をまとめた本『高校で学ぶ発達障がいのある生徒のための共感からはじまる「わかる」授業づくり』(ジアース教育新社、A4判、118ページ、1890円)を7日に出版する。生徒の「困り感」に関する考え方を独自に考案しつつ、具体的な対応方法などを提示している。

北条鉄道・法華口 障害者らのパン工房誕生へ 兵庫

神戸新聞 
北条鉄道法華口駅(兵庫県加西市東笠原町)に11月3日、パン工房と喫茶スペースがオープンする。障害者支援施設「希望の郷」(同市野条町)を運営する社会福祉法人ゆたか会が開設。パンは「幻の酒米」といわれた地元産「野条穂」を使い、障害者らが製造する。同法人は、店舗の名称を今月20日まで募っている。

2012年9月7日金曜日

発達・学習障害もここでは立派なビジネス

日経ビジネス オンライン 
アスペルガー、発達障害、学習障害などの定義はほかの情報ソースに譲ることとして、ここではそういった「特別支援が必要な人たち」のシリコンバレーでの現状を少々語ってみたい。いつものテクノロジー話とはだいぶ違うように見えるが、実はイノベーションを生みだすこの地の「精神」と同じ根っこを持っていると私には思えるのだ。

特別支援学校機能強化して 軽度障害対象の職業科設置を要望 愛知

東海日日新聞
知的障害のある子どもの親などでつくる東三河の4団体は6日、豊橋市役所を訪れ、同市が建設を計画している特別支援学校の機能強化を求める要望書を提出した。要望書では、新設校の高等部に通えるのは障害が重い生徒だとして、軽度な障害を対象とした「職業科」を設置するよう求めている。また教育相談や就労支援の機能を持たせるため、関係機関と連携するよう要望している。

お墓掃除で労賃アップ 天草市の障害者支援施設 熊本

熊本日日新聞 
天草市牛深町で障害者の就労継続支援施設を運営するNPO法人「ワークショップひなたぼっこ」(山中希見子代表)が、障害者の労賃アップを目指して墓掃除の代行サービスを始めた。県障がい者支援課によると「県内で同じような取り組みは聞いた事がない」という。墓掃除代行の対象は旧牛深市と河浦町。本年度、市の市民協働推進事業に採択され、委託料303万円で専属の職員1人を雇用。施設を利用する障害者2人と、この職員の3人1組で、墓の周囲の草取りやごみを拾って線香と花を供える。

2012年9月6日木曜日

障害児教育:普通学校通いやすく 文科省、従来の施策転換

毎日新聞 
文部科学省は、現在障害を持つ子供の通学先が「原則として特別支援学校」と定められている法令を改正し、普通の小中学校に通学しやすくする方針を固めた。これまでの障害児教育の施策を転換し、重い障害があっても本人や保護者の意向を尊重して小中学校に通うことで、子供に達成感や充実感を感じてもらうのが狙い。学習支援にあたる教職員の増員や学校のバリアフリー工事費を来年度予算の概算要求に計上する。

障害者の手作りケーキ好評 青森のNPO 青森

読売新聞 
「冷たいケーキはいかがですか」。知的障害者の就労支援をする青森市のNPO法人「夢の里」(鎌田慶弘理事長)の入所者が製造・販売するケーキが好評だ。厳しい残暑の中、同市内の特設販売所に並べられた色とりどりのケーキを多くの人たちが買い求めている。青森市浪打の事業所で週3回行っているのがケーキの製造と販売。周囲の人と協力しながら正確な手順で作業する力や、接客を通して社会性を身につけることが狙いだ。ケーキ作りは職員が指導している。

【自閉症児のコミュニケーション支援 】iPadの活用でできることが増えた 愛知県立みあい養護学校

教育家庭新聞 
愛知県立みあい養護学校(河合千丈校長)では、若手教員が中心となってiPadやiPod等タブレット端末を始めとするICT環境の効果的な教育活用について取り組んでいる。8月10日、同校で「タブレット端末活用講座」が開催され、特別支援教育に関わる教育関係者が県外を含め約100人参集、iPadやタブレット端末をより有効に活用するために使用したアプリ等の体験が行われた。

障害者施設に交流カフェ併設 栃木

下野新聞
社会福祉法人ふるさとジョアン(小野川せつ子理事長)が運営する下岡本町の多機能型障害者福祉施設「ふるさとジョアン」が4日、奈坪通りに移転オープンした。施設の1階には授産品の「かりんとう」や弁当、パンなどを製造する作業室のほか、地域住民もランチなどで利用できるカフェスペースを確保。ガラス張りで開放感ある造りとなっている。

普代に障害支援カフェを出店へ 田野畑のNPO法人 岩手

岩手日報 
田野畑村菅窪(すげのくぼ)のNPO法人ハックの家(竹下美恵子理事長)は、普代村銅屋の普代村観光センター内の空きテナントに、カフェや障害者サポートの複合施設を出店する。障害児の居場所づくりや障害者の職場確保が目的で、盛岡市の専門学校の協力を得てリフォーム。7日のふだいまつりに合わせ、カフェを先行して仮オープンする。地域のさまざまな人が集う交流の場となりそうだ。

盛岡・八幡町に街中産直が開店 障害者の自立支援 岩手

岩手日報
盛岡市八幡町の商店街の空き店舗に、農家直送野菜や加工品を販売する「フレンドリー旬菜マーケットばんがい市場」が開店した。同市の合同会社ほっぷステップ(資本金100万円、岩渕公二代表)が、障害者の就労の場をつくろうと生産者と力を合わせた「農商福」連携型の作業所だ。「地域に根差した街中産直」をコンセプトに、自立支援とともに、八幡町のにぎわい創出も目指す。

若手や障害者、才能羽ばたいて 東山の元新道小校舎 京都

京都新聞 
年3月に閉校した京都市東山区の元新道小校舎を美術作品の誕生の場にしようと、市やNPO法人が連携し、計10部屋の空き教室を画家や造形作家のアトリエにする試みを今月から始める。利用する若手芸術家を募ると同時に、8日から障害のある作家約20人が創作拠点に使う準備に取り掛かる。障害のある作家の拠点づくりは、東山区のNPO法人「障碍(しょうがい)者芸術推進研究機構」が担う。当面は同法人が5月に始めた「アトリエ会」に登録する12〜28歳の作家が4教室を使う。これまでは会場を随時探して催していたが、腰を据えて創作できる環境を整える。

はんぷ工房「結」:障害者の可能性広げる 22日、光にブランドショップがオープン 山口

毎日新聞 
岡山・倉敷帆布を使用し、実用性とシンプルなデザインで人気を呼んでいるはんぷ工房「結」のブランドショップが22日、光市木園にオープンする。開店に合わせて「結」のロゴを一新し、帆布もパステルカラーなど11色を展開。22、23の両日にはオープニングイベントとして、帆布製品や絵画を販売、喫茶コーナーも設ける。「結」は06年、障害福祉サービス事業所「周南あけぼの園」(社会福祉法人・大和福祉会)の刺しゅうや縫製が得意なメンバーが結成した。バッグは手仕事で作り上げ、購入者の意見で使いやすいデザインを工夫した。

ひまわり横丁のパン 人気定着 愛知

中日新聞 
名古屋市南区役所一階の授産製品販売コーナー「ひまわり横丁」が、十四日に開店一周年を迎える。区内の障害者福祉施設など五団体が日替わりでパンや菓子、小物などを販売しており、買い物のために区役所を訪れる人がいるほどの人気。六日は記念イベントがある。

2012年9月5日水曜日

発達障害者に求刑超える判決 精神保健福祉士に聞く

神戸新聞 
姉を刺殺したアスペルガー症候群の男性被告に対し、7月30日に大阪地裁であった裁判員裁判で、求刑(懲役16年)を上回る判決(同20年)が言い渡されたことに、発達障害の当事者や家族からは「判決は誤解と偏見を助長させる」と反発の声が上がっている。同じアスペルガーであることを公表している精神保健福祉士の笹森理絵さん(42)=神戸市北区=に聞いた。

設置学科は「環境・流通サポート科」「生活技術科」千歳に新設の高等養護学校 北海道

苫小牧民報 
教委は4日、2013年度公立特別支援学校(高等養護学校)配置計画を発表した。来年4月に開校する千歳市の高等養護学校には、障害の程度が比較的軽い生徒を対象に「環境・流通サポート科」、比較的重い生徒を対象に「生活技術科」を設置する。「環境・流通サポート科」(2学級、定員16人)は、清掃や環境整備面、店舗などのバックヤード、梱包(こんぽう)作業などの技術習得学科で、道内では札幌稲穂、函館五稜郭高等養護学校に設置されている。「生活技術科」(1学級、定員8人)は、木材や紙などを材料とする多用な職業技術の習得を目指し、札幌稲穂、小樽高等養護学校に設置している。

市立広島特別支援学校の新校舎が完成 広島

中国新聞 
広島市立広島特別支援学校の新校舎が広島市南区出島に完成し、9月3日の始業式から児童、生徒が使う。本年度、高等部に新設した職業コース向けに、クリーニングやビル清掃、食品加工を学べる専用の作業室などを備えている。鉄筋3階建て延べ約1万7千平方メートルで、普通教室は旧校舎より16教室増えて72教室。1階の中央には全校集会ができ、吹き抜けの窓から日差しを取り込む「ひかりのひろば」がある。約千平方メートルの農園や温水プールもある。総事業費は84億5千万円。

2012年9月4日火曜日

大人の発達障害理解を冠地さんと香山さん対談  東京

東京新聞 
情報が少なく、誤解されがちな大人の発達障害について、当事者でつくる「イイトコサガシ」代表の冠地情(かんちじょう)さんは二日、精神科医の香山リカさんと豊島区民センターで対談した。約二百人が聞き入った。冠地さんは、コミュニケーションに焦点を当てたイイトコサガシのワークショップを紹介。香山さんは「これまで精神科医は、適切な治療のためと思って患者との関わりを避けてきたが、当事者らと同じ目線で考える動きも出つつある」と指摘。周囲の受け入れ方次第で、特性を生かした就労や生活もできることを強調した。

青梅市役所:障害者施設製の物品を試験販売 庁舎2階の喫茶コーナーで 東京

毎日新聞 
青梅市役所2階の喫茶コーナー「カフェだんだん」で、市内の障害者施設による工芸品やハーブなどの物品販売が8月から試験的に始まった。だんだんでは同施設の利用者が交代で接客しており、施設の活動をより広く知ってもらう目的で始めた。dだんだんは、市役所新庁舎の利用開始に合わせて10年8月にオープン。市障がい者福祉課によると、喫茶店の運営が軌道に乗ったため、希望のあった物品販売にも手を広げることにした。市内の施設や関連団体でつくる運営連絡会が今春から準備を進めてきた。

2012年9月3日月曜日

知的障害者支援:「たすけてカード」でトラブル防止を 奈良

毎日新聞
知的障害者などコミュニケーションにハンディを抱える人がトラブルに巻き込まれそうになった際、相手に見せて支援の必要を伝え、支援者らに連絡してもらう「たすけてカード」を、奈良の市民団体が考案した。障害を持っていることが理解されず、誤解を受けて大きなトラブルになるのを防ぐ狙いだ。名刺大のカードはインターネットでダウンロードし、印刷して使用する。市民団体は、障害者の支援者や養護学校の教員で作る市民団体「奈良県SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)勉強会」。奈良県の知的障害の男性(31)がファストフード店でトラブルに巻き込まれて刑事事件になったことから、カードを考案した。

障害児のデイサービス 生駒に施設開所  奈良

読売新聞 
障害を持つ子供たちが放課後や土曜日に通い、集団で活動したり、個別支援を受けたりする施設「ワンピース」が生駒市西菜畑町に完成し、1日、約50人が出席して開所式が行われた。運営するのは非営利型一般社団法人「無限」。代表理事の石田慶子さん(39)にも特別支援学級に通う小学生の長女がおり、「子供の発達に沿った支援を行う場があれば」と考えて、思いを同じくする母親や保育士、教員らとオープンにこぎ着けた。対象は特別支援学校などに通う18歳までの児童・生徒。

みぬま福祉会所属の障害者118人 9日から東京・上野の都美術館で作品展

東京新聞 
社会福祉法人「みぬま福祉会」(川口市)に所属する障害者百十八人が九日から、東京・上野の東京都美術館で美術作品展「生きるための表現」を開催する。作品展は十年目だが、今回は都美術館の公募に選ばれ、これまでで最も規模の大きい展覧会となる。出品者の中には、既に海外で高く評価されている人もおり、関係者は「障害者の活動や作品を多くの人に知ってもらう機会になる」と準備を進めている。作品展は十六日まで。期間中、休館はない。観覧料無料。初日の九日は午後二時から一時間、女優東ちづるさんと美術家中津川浩章さんによるギャラリートークが予定されている。

2012年9月2日日曜日

貫地谷しほり映画初主演 竹中パパと感動“キスシーン”も ‎

スポーツニッポン 
女優の貫地谷しほり(26)が映画初主演する。「くちづけ」(来春公開予定)で、知的障害者のグループホームが舞台の青春群像劇。「明日の記憶」「20世紀少年」シリーズなどの堤幸彦監督がメガホンを取る。 演じるのは、体は成人だが、心は子供のままの知的障害者役。グループホームに父親とともにやって来るという設定だ。撮影はすでに終了しており、「私にできるのか、とても不安でした。私をキャスティングしてくれた方々、久しぶりにお会いする堤監督、大好きな共演者の皆さま、そして自分を信じて突き進みました」と思いを説明する。

知的障害者らのバンド 9日、西宮で音楽会  兵庫

神戸新聞 
兵庫県西宮市の青年生活学級に通う知的障害者らの「鳴尾スーパーつっかけすずむしバンド(通称すずむしバンド)」が9日、同市甲東園3の甲東ホールで、東日本大震災の被災地を支援するチャリティー音楽会を開く。節電を意識し、楽器の電源は自転車4台による自家発電。阪神・淡路大震災後の支援の中から誕生したバンドだけに、メンバーは「自分たちができる方法で、被災地に思いを届けたい」と意気込む。

2012年9月1日土曜日

高等特別支援学校:名称「富山」「高岡」に決定 来春開校 富山 ‎

毎日新聞  
軽度の知的障害をもつ高校生の就労支援を目的に、来年4月に県内で開校が予定されている北陸初の「高等特別支援学校」の名称が、30日の県教委で「県立富山高等支援学校」「県立高岡高等支援学校」に決まった。同校は、簡単な計算や読み書きができる軽度の知的障害者が、社会で自立できるような能力を身につけられる教育の場として、県立高校の再編統合で廃校になった旧大沢野工高(富山市坂本)と旧二上工高(高岡市東海老坂)の校舎を改修して設置される。

障害者の味 プロうなる 1日から天神で販売  福岡

西日本新聞 
福岡県飯塚市の障害者支援施設「セルプちくほ」で生産する漬物「ベジタブルピクルス」が9月1日から、福岡市・天神の百貨店で販売されることになった。地元で採れた野菜を使い、韓国宮廷料理研究家のアドバイスを受け商品化して1年。味の評判は口コミで広がり、舌の肥えた百貨店の仕入れ担当者の目にとまった。施設は「障害者が一生懸命作ったピクルスがプロに認められた」と喜んでいる。

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