毎日新聞
佐賀市の知的障害者、安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に亡くなった事件は、特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた巡査部長の無罪確定で節目を迎えた。しかし、死亡の因果関係に踏み込まずに終わった法廷に遺族の無念は残ったまま。今後は、現在争われている民事裁判の展開が注目される。民事裁判は、遺族側が県に損害賠償約4300万円を求め、佐賀地裁で係争中。遺族の代理人を務める河西龍太郎弁護士は「民事では取り押さえ行為そのものの過失と警察組織全体の責任を問うている。民事でこそ真相解明の節目を迎えたい」
0 コメント:
コメントを投稿