2013年8月30日金曜日

うつ病・発達障害とも状態の理解と対処法を知るべきだ

WEDGE Infinity 
うつ病対策を取材していると発達障害との関連に突き当たる。うつ病は後天性だが発達障害は先天性であり全く違う。しかし、症状として似ている点もあり、発達障害なのにうつ病と診断されているケースもあると精神科医から聞いた。共通していえるのは、うつ病で悩む人も発達障害の人も社会・会社が適切な対応をとることで活躍する場が広がるということだ。

うつも発達障害も手をさしのべるのは同じです。ただ、発達障害の場合は情報と気持ちを整理してあげるのですが、気持ちに寄り添ってしまうのは逆効果になりがちです。やさしい人、いい人になるための行為は、ありがた迷惑の場合が多くなってしまいます。

障害者支援のNPOが社会福祉法人化 レストラン出店など計画 京都

両丹日日新聞 
障害者福祉事業に取り組む福知山市南栄町のNPO法人人権の会しあわせネットワークが、社会福祉法人化して新たなスタートを切る。30日に岡ノ三教育集会所で設立総会を開く。法人名称は「しあわせネットワーク」。NPOは05年に設立。南栄町で障害者就労継続支援B型事業所「しあわせネット・勇気」を運営して、利用者らが農産物栽培や、受注する食品加工などの仕事をしている。利用者の手取りを増やそうと努めてきたが、どうしても非営利団体としての壁があり、社会福祉法人化が念願だった。

武雄の植物工場 レタス生産始まる 佐賀

佐賀新聞 
障害者を雇用して野菜を水耕栽培する武雄市武内町の植物工場「あんスリー武雄」で、レタス生産が始まった。1日300~500株を大手コンビニや市内の宿泊施設などに出荷している。働く13人の障害者の表情は明るくなり、「楽しい」「ずっと働きたい」と笑顔を見せている。障害者は種をまき、仮植えして定植し、毎日収穫する。選別して包装までの一連の作業を担当し、能力に応じて仕事を分担している。時給655円で雇用契約を結び、1日6時間半働く。初めは寡黙だった人も、次第に表情が明るくなって話すようになり、仕事を休まなくなった。

2013年8月18日日曜日

2013年知的障害者の質的教育推進のためのユネスコ賞候補者の募集について

文部科学省
【目的】
知的障害者の包括的教育の発展に寄与した個人、グループ、機構やセンターの活動に対する表彰

【賞について】
・この賞は、クウェート政府により2002年に設立され、2年ごとに表彰が行われます。
・2名の受賞者には賞状とUS$20,000の賞金が授与されます。

【応募資格】
・包括的教育の分野において、知的障害者のための平等な教育の機会の促進に貢献した者。
・ユネスコ国内委員会の協議の下、政府により作成された推薦状、又はユネスコのオフィシャルパートナーシップであるNGOにより作成された推薦状が必要。自薦は不可。

心のよりどころ目指す/NPO法人MMサポートセンター代表理事・谷地ミヨ子さん

河北新報
NPO法人MMサポートセンター代表理事の谷地ミヨ子さん(55)は震災前まで20年以上にわたり、南相馬市で発達障害児の療育を続けてきた。福島第1原発事故で避難を余儀なくされ、名取市に拠点を移した後も、散り散りになった福島の子どもたちを支援している。自身も先の見えない不安を抱えながらも、発達障害児と家族のよりどころになろうと10年先を見据える。

2013年8月16日金曜日

陣痛促進剤の使用で子供の自閉症リスク高まる、米研究

AFPBB News 
陣痛促進剤を使用した妊婦は、自閉症を持つ子供を産むリスクが高くなるかもしれないとの研究論文が今週、米国医師会(AMA)が発行する医学誌「JAMA小児科学(JAMA Pediatrics)」に発表された。今回の研究は、この問題に関するこの種の研究では最大規模のものだが、陣痛の誘発が発達障害の原因と断定するには至っていない。自閉症支援団体「Autism Speaks」の公衆衛生研究部門の副部長、マイケル・ロザノフ(Michael Rosanoff)氏は「次の段階は、研究によって、この関連性の裏側にあると考えられるメカニズムをさらに理解することだ」と述べている。

発達障害児を個別支援 仙台の社団法人が社会貢献活動 宮城

河北新報 
発達障害や不登校の子どもたちを個別に支援する学習教室が20日、仙台市内に開校する。特別支援教育の研修を受けたスタッフがチームで児童生徒の読み書きの力を向上させたり、能力を生かした進路の相談に応じたりする。特別支援の必要な子どもの学習サポートに特化した取り組みは全国でも例がないという。学習教室は市内の一般社団法人学習能力開発財団(畠山明理事長)が社会貢献活動の一環で開設する。財団の鈴木由美主任研究員(44)は「子どもの年齢や特性に合わせた環境づくりと、より良い進路選択への情報提供を進めたい」と話す。

障害者の就労支援に農業 富山

北日本放送 
南砺市で、地元の夏野菜を集めた市場が人気を集めています。この市場を開いているのは知的障害のある人たち。働く場の確保だけでなく、農業の衰退に歯止めをかけることにもつながるとして、関係者の注目を集めています。今月1日から始まり、今月20日までの毎日、午後4時から6時半まで開かれているこの市場、新鮮な野菜がそろっているとあって、地元はもちろん富山市や石川県からも買い求める人が訪れます。今回は期間限定ですが、「エルハート城端」は、障害者が安定して働くことができるよう、さらに地域の農家と連携したいとしています。

2013年8月15日木曜日

スーパー初の在宅就業障害者特例調整金、平塚の「しまむら」受給へ 神奈川

カナロコ 
平塚市などでスーパーを展開、障害者支援に力を入れる「しまむら」(平塚市長持、島村孝征社長)が来年度、厚生労働省の「在宅就業障害者特例調整金」をスーパー業界で初めて受給する見通しとなった。社会福祉法人「進和学園」(同市万田)を利用する知的障害者5人が同社で野菜の袋詰めなどの「施設外就労」を行い、本年度支払われた工賃が8月に入り規定額を上回った。障害者の就労の場を広げる取り組みとして注目されている。特例調整金(一定規模以下の企業は特例報奨金)は、主に雇用契約による就労が困難な障害者が働く機会を増やすため、2006年度に創設。企業側には年間支払い工賃105万円ごとに6万3千円(報奨金は5万1千円)が支給される。だが07~11年度の利用は、調整金と報奨金を合わせ、全国で自動車会社など、わずか45件にとどまる。

発達障害児の生活支援 19日に相談センター開設 福岡

西日本新聞 
じっとしていられなかったり、対人関係をつくるのが苦手だったりする子どもや保護者の相談に応じる「行橋京都児童発達相談センター」(愛称・ポルト)が19日、行橋市東大橋の行橋京都メディカルセンター内に開設される。ポルトは「扉」という意味で、市は「安心して生活が送れるよう支援するので、気軽に利用してほしい」としている。相談センターの対象となるのは行橋市、苅田町、みやこ町に住む18歳未満の子どもとその家族。医師や臨床心理士、作業療法士など7人のスタッフが診察や相談、指導を行う。福祉事業として行うため、投薬や医療行為はできないが、必要に応じて専門機関を紹介する。

フレーム切手:下呂特別支援学校・伊藤さんイラスト採用 岐阜

毎日新聞 
県立下呂特別支援学校高等部1年の伊藤翼さん(16)=中津川市加子母=が描いたイラストが、日本郵便東海支社発行のフレーム切手に採用された。優しいタッチで名所やイベントを紹介した作品で、16日に東濃5市と可茂地区の計105郵便局で発売される。発売される切手は「アカカくんの中津川めぐり」とのタイトル。イタチ科のオコジョ「アカカくん」と仲間たちが「花馬祭り」「馬籠宿」「ふれあい牧場」など中津川市の名所やイベントを楽しむ様子を描いた作品。いずれも伊藤さんが考案したオリジナルキャラクターで、色鉛筆を使い、ぬくもりを感じられるイラストだ。

障害超えた書の世界 豊中の竹林さん 17日から初の個展 大阪

MSN産経ニュース 
自閉症と重度の知的障害がある府立豊中支援学校高等部3年の竹林亨さん(17)が、17日から19日まで豊中市新千里東町の千里文化センター「コラボ」で初めての書道の個展を開く。竹林さんは、小学3年の授業で書道に出会い、4年から千里少年文化館(同市新千里西町)の書道クラブに通った。これまでに第17回日本童謡の書展の学童部特選などの受賞歴がある。入場無料。

障害者自立へ商店街に店舗 八幡の支援団体、おにぎりなど販売 京都

京都新聞 
障害者の就労を支援する京都府八幡市のNPO法人「Joint Joy(ジョイントジョイ)」がこのほど、同市男山の竹園商店街に障害者が作ったおにぎりや焼き菓子を販売する店舗を開いた。障害者の自立に向け、収入を得られる仕事場作りを目指す。商店街の空き店舗(2階建て、延べ約100平方メートル)を改修し、7月中旬に開設。定員20人で、1階に厨房(ちゅうぼう)と店舗を構え、無添加で地元食材を使用する。

2013年8月14日水曜日

自閉症の若者描く繊細な絵画 熊本

読売新聞
100本以上の色鉛筆や水性ペンを駆使し独特の絵画を描く高機能自閉症の若者がいる。山鹿市久原の会社員松本寛庸さん(21)。16日まで、同市の温泉プラザ山鹿で個展を開いており、繊細で色彩豊かな作品約70点を展示している。松本さんが描くのは、飛行機や列車、宇宙、魚の群れ、旅先で見た情景など様々だ。ほぼ毎日、出勤前や帰宅後に好きな音楽を聴きながら制作に打ち込む。2010、11年には、パリの美術館で開かれた展覧会に出品した。個展は今回で4回目で、「サグラダ・ファミリア大聖堂」「ブラックホール」などを展示する。

障がい者支援センター内に新工房完成 兵庫

神戸新聞
社会福祉法人・滋宏福祉会が「障がい者支援センターてらだ」(兵庫県加古川市平岡町)で建設していた「第2工房」が完成し、12日に現地で記念式典があった。既存の第1工房を精神障害者向けに、第2工房を知的障害者向けの施設として運用し、相互に連携しながら専門性の高いサービスを提供する。同センターは施設入所支援や自律訓練、相談支援など七つの事業を行う多機能施設で、2007年に開所。近年、知的障害者の利用申請が相次いだことから、障害特性に応じたサービスを提供しようと、工房を新設することにした。

夏にときめく障害者アート 27日まで、福岡市役所ロビー 福岡

西日本新聞 
福岡市内にある18カ所の障害福祉サービス事業所や福祉作業所で活動する18人の障害者たちが「夏」をテーマに描いた絵画を展示する「障がい者アート展~fukuoka plus gallery~」が、市役所1階ロビーで開かれている。27日まで。絵画が好きな障害者たちが趣味や芸術活動の一環で制作した作品や、Tシャツのデザインなど企業とのコラボレーション商品などの魅力を広く知ってもらおうと、市や施設関係者らが情報発信などに取り組んでいる「ときめきプロジェクト」の一環。今後1年を通じて市役所ロビーに随時、作品を展示する予定。

2013年8月12日月曜日

特別支援学校に知的障害者も 広島

中国新聞 
広島県教委は9日、身体障害のある児童・生徒が通う県立広島特別支援学校(広島市安佐北区倉掛)に、2016年度から知的障害のある児童・生徒も通えるよう入学条件を見直すことを明らかにした。知的障害者が通う広島北特別支援学校(同区三入東)が児童・生徒数の増加で手狭となったため。新校舎を建設するなどして受け入れ態勢を整える。県教委によると、広島北特別支援学校の通学区域である広島市安佐南区、安佐北区、安芸高田市、山県郡2町のうち、安佐南区祇園地区と安佐北区白木、高陽両地区を広島特別支援学校の通学区域に変更。同校の中庭に新校舎(18教室程度)を建てる。スクールバスも走らせる。

入善産でランチ、スイーツ 就労支援施設が食堂オープン 富山

富山新聞 
入善町道古の障害者就労支援施設「工房あおの丘」は10日、同町青木の空き店舗に入善食堂「太陽と月のとおりみち」を開店した。町内の「丸善醤油味噌醸造」と入善高生徒の協力を受け、地元産の食材を生かしたランチとスイーツを提供する。ランチの時間は午前11時に始まり、入善産コシヒカリのご飯や入善産大豆とコメのみそを使ったみそ汁、入善高農業科が栽培したハミウリなどの定食が2種類ある。午後2時からのカフェタイムはシフォンケーキやチーズケーキなど工房製のスイーツ、丸善醤油味噌醸造の甘酒を味わえる。営業時間は午前11時~午後4時。

2013年8月10日土曜日

5歳児健診を9月から導入へ、発達障害把握し支援へ 神奈川

カナロコ 
発達などに課題のある子どもを早期に把握して支援するため平塚市は8日、川崎市、鎌倉市などに続き、5歳児健診を導入すると発表した。子どもの発達や行動、生活状況を記入する健診票を保護者に配布、支援が必要と判定した場合は、市こども発達支援室「くれよん」で専門スタッフによる相談や指導、専門医療機関(児童精神科)への紹介などを行う。健診は任意で無料。9月上旬に健診票の配布を行う。健診は、昨年度まで市医師会が実施していたが、発達障害の子どもの出現率が高まっていることや全市的な取り組みが必要なことから、本年度から市の事業とした。

知的・精神障害者の就労促進 県、職場実習 大分

大分合同新聞 
県は11~12月に知的障害者と精神障害者の職場実習を県庁内や出先機関で実施する。適性が認められれば来年度から県の非常勤職員として1、2年間働き、その後の民間就労につなげる。県内は身体障害者に比べて知的、精神障害者の雇用率が低いこともあり、就労に向けた能力向上とともに周囲に理解を広げる試み。文書の集配や資料のコピー、データ入力、清掃作業などに従事する。募集は知的8人、精神2人の計10人で、本年度19~39歳になる人が対象。支援施設や精神科デイケア実施機関などを通じて申し込みを受け付ける。

2013年8月8日木曜日

自閉症のガイド本出版 篠山・おめめどうの奥平さん 兵庫

神戸新聞 
自閉症の人を支援している会社「おめめどう」(兵庫県篠山市味間奥)の社長、奥平綾子さん(50)が8日、ガイド本「自閉症・発達障害の人と伝えあおう、わかりあおう」(エスコアール出版部)を出版する。コミュニケーションを苦手とする自閉症の人が、相手とやりとりしやすくなる方法を、成長段階に合わせ丁寧に解説している。出版するガイド本では、メモ帳を作るに至るまでの失敗やその成果などを紹介。自身や購入者の使用例を挙げながら、メモ帳が使えるようになる過程を丹念に解説している。奥平さんは「自閉症の人がいろいろな人と関わり社会の中で生きていく一助にしたい」と話している。10日午後2時から出版記念講演会を篠山市立丹南健康福祉センターで開く。参加費千円。

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