2011年10月16日日曜日

イベント:障害者への理解深める 兵庫

毎日新聞 
さまざまな障害を理解し合う交流イベント「Let’s! 自分らしく生き生きと」(毎日新聞神戸支局など後援)が16日、神戸市中央区雲井通5の同市勤労会館大ホールで開かれる。入場無料。障害を持つ人々の自立と社会参加を支援するNPO法人・中央むつみ会の主催。2部構成で午前11時からは、宮崎クリニックの宮崎隆吉院長が「地域精神医療の実践の中から」と題して講演する。また、障害の理解のため語り部として活躍する3人の障害者が、自らの体験を語るシンポジウムもある。

スローレーベル:アーティストと障害者が製品共作 横浜高島屋で実演 神奈川

毎日新聞 
横浜高島屋(横浜市西区)で14日、中途障害者施設「とつかわかば」(同市戸塚区)の2人が、障害者とアーティストの共作ブランド「SLOW LABEL(スローレーベル)」の実演をした。共作は09年から始まり、今年9月に統一ブランドがスタート。大量生産ではない、ユニークな製品を15団体が製作。ポーチ(3800円)、浴衣(9600円)など約30点に広がり、18日まで同店1階で販売中。

障害者働く店15日開業 クリーニング、切手販売 兵庫

神戸新聞 
障害者が衣類のクリーニング取り次ぎなどを行う店舗「障がい者と共に歩むお店・マブイ六甲」(神戸市灘区倉石通2)が15日、灘中央筋商店街内にオープンする。兵庫県の助成事業を活用し、空き店舗を改装。スタッフは「地域にとけ込み、愛される店に」と意気込んでいる。高齢化が進む地域事情を考慮し、障害者や70歳以上の高齢者がいる世帯はクリーニングの集配を無料にする予定。西本直生さん(20)は「近所や商店街に来た人にたくさん利用してほしい」と張り切っている。水曜定休。

ミュージカル:能代養護学校恒例、高等部47人が熱演 秋田

毎日新聞 
県立能代養護学校(大野孝助校長)恒例のミュージカル公演が14日、能代市の市文化会館大ホールであり、高等部47人が佐野洋子原作「100万回生きたねこ」を披露した。今年で16回目を数える公演は、東北公立文化施設連絡協議会の「東北ブロックアートマネジメント研修会ワークショップ」の一環として企画され、テーマは「命」。同校の藤本博明教諭が脚本と演出を手掛け、演劇集団「能代小劇場」スタッフやダンススタジオ、音楽教室、舞踊教室などの協力を得て8月下旬から稽古(けいこ)を積んできた。

2011年10月15日土曜日

東大、知的障害と自閉症のメカニズムの一部解明

日刊工業新聞 
東京大学の三品昌美教授らは大脳由来の神経細胞を使い、知的障害や自閉症などを引き起こす原因の一部を解明した。疾患の原因物質とされているたんぱく質「IL1RAPL1」が、脳内に張り巡らされた神経細胞のネットワークを作るために重要な役割を果たすことを明らかにした。知的障害や自閉症などの治療法の開発が期待できる。成果は米科学誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス電子版に掲載された。

寸劇で知る成年後見制度、知的障害者施設「松風学園」が講演会開催へ 神奈川

カナロコ 
入所・通所する知的障害者の家族や地域住民に「成年後見制度」について知ってもらおうと、横浜市の知的障害者施設「松風学園」(泉区上飯田町)は16日、寸劇仕立てで制度を解説する講演会を開く。職員有志が「松風歌劇団」を結成し、オリジナル台本で出演から演出まですべて担当。「制度を知る最初のステップに」と稽古に励んでいる。12日夜には最後の通し稽古を行い、「キーワードのせりふはゆっくりと」など細部を確認し合った。松風歌劇団の滝容子団長は「相談経験を生かし、何度も台本を練り直した。地域住民にもぜひ来てほしい」と話す。講演会は午後2時から。寸劇に続き、市職員が制度を解説する。入場無料。

15日午後から月ヶ岡特別支援学校の学校説明懇談会 新潟

ケンオー・ドットコム 
三条市手をつなぐ育成会(鈴木守男理事長)の学童部「まつぼっくりの会」(弥久保千秋会長)は、15日午後1時半から三条市嵐南公民館で学校説明懇談会「月ヶ岡特別支援学校長による月ヶ岡特別支援学校の概要」を開くので、進学について考えている知的障害などのある子どもをもつ保護者に広く参加を呼びかけている。懇談会では、同校の外山武夫校長が学校の活動について話したあと、出席者と懇談する。保護者や特別支援学級の教諭などが出席するが、せっかくの機会なので来年度進学予定者の小・中・高等部への進路相談の場として保護者の出席にも呼びかけている。

2011年10月14日金曜日

リリー AD/HD治療薬ストラテラの成人適応を承認申請

ミクスOnline 
日本イーライリリーは10月12日、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬ストラテラ(一般名:アトモキセチン塩酸塩)に成人適応を追加する承認申請を行ったと発表した。これまでは17歳までの小児適応で、小児期に服用していた患者のみ成人になっても服用可能との措置がとられてきたが、18歳以上になってから診断された患者に対する治療薬はなかった。そのため患者団体から成人適応の早急な承認が求められていた。承認されれば、日本初の成人期AD/HD治療薬となる。

ぷれジョブ、障害児が職場体験 第1号は小5の女児 山口

宇部日報 
障害のある子供たちが就労体験を通じて地域との連携を深める「ぷれジョブ」が12日から、宇部市内でスタートした。第1号は琴芝小5年生の女児。校区内にあるスーパーで、週に1回、商品の陳列や補充などの仕事を手伝う。ぷれジョブは2003年、岡山県倉敷市で始まった市民活動。小学5年生から高校3年生までの障害児が、放課後や休日を利用して、週に1回1時間、地域ボランティアの「ジョブサポーター」に見守られながら職場体験をする。月に1度、関係者全員が集まって子供の活動を振り返り、半年が過ぎると次の職場へ向かうのが基本。

被災児励ます歌「ひまわりの手紙」 島根の障害者作詞

朝日新聞 
東日本大震災による津波で、児童74人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市の市立大川小学校を励まそうと、島根県内の障害がある若者たちが作った詞をもとにした歌「ひまわりの手紙(うた)」が出来上がった。曲を収めたCDは、児童の家族らに届ける。知的障害者らによる音楽バンド「どりーむ」の10人が共同で作った。活動を通して障害者の働く場所を生み出そうと2003年に結成され、08年からは毎年、定期演奏会を開いている。ひまわりの手紙を歌う「第4回ゆめのつばさコンサート2011」は11月6日午後3時から、松江イングリッシュガーデン(松江市西浜佐陀町)で開かれる。

発想いきいき 障害者の絵画 広島

中国新聞 
知的障害のある子どもや作業所利用者の絵画を集めた「しんか展&はるか展」が12日、尾道市東御所町のしまなみ交流館で始まった。しんか展は全国で開かれる巡回展で、各地の作業所に通う53人の計55点が並ぶ。はるか展では、市内の小中学生や作業所の利用者36人の作品を1点ずつ展示している。15日まで。無料。

障害者施設指定取り消し 静岡 

読売新聞 
県は12日、静岡市駿河区の指定障害福祉サービス事業所「寺子屋 匠(なる) 豊原町教室」(服部徳昭社長・定員20人)が障害者自立支援法に基づいて自治体から支給される給付費約1580万円を不正受給していたとして、同法に基づき、事業者を指定取り消し処分にしたと発表した。処分は8日付。同法に基づく行政処分は県内初。服部徳昭社長は取材に、「職員に請求事務を一任し、請求内容を十分に把握していなかった。監督義務責任を怠ったことは反省しているが、意図的に不正請求を行っていた事実は一切ない」と語り、今後、県に対し、誤認ではなく不正と認定した経緯の説明を求めることを明らかにした。

2011年10月13日木曜日

女児殺害:勝木被告が上告 千葉

毎日新聞   
千葉県東金市で起きた保育園女児殺害事件で殺人や死体遺棄の罪などに問われた同市、無職、勝木諒被告(24)が懲役15年を言い渡した2審・東京高裁判決(9月29日)を不服として、7日付で上告した。弁護側は軽度の知的障害がある被告の責任能力などを争ったが、高裁は1審・千葉地裁判決(3月)と同様に「殺害行為への知的障害の影響は否定できないが、その程度は限られたもの」と指摘した。

知的障害の妹とカメラ通じ対話、ドキュメンタリー映画「ちづる」上映へ 神奈川

カナロコ
重度の知的障害があり、自閉症でもある妹を映像で記録したドキュメンタリー映画「ちづる」(75分)が29日から、横浜ニューテアトルで上映される。横浜生まれの監督、赤崎正和さんは「身近な存在でありながら正面から向き合えなかった」という妹に、カメラを通じて対話した。赤崎さんは立教大現代心理学部映像身体学科を今年卒業し、都内の知的障害者の福祉施設で働く。本作はもともと、卒業制作として撮影した。「自分自身を変える覚悟を持って制作に臨んだ」と赤崎さんは振り返る。言えなかった「障害者のきょうだいである」ということを他者に発信することを意味した。また、千鶴さんの魅力、つまり人を笑顔にさせる素直さも作品に盛り込んだ。

ペンキ画から「生きる」力 知的障害ある画家 世田谷のAKIさん 東京

東京新聞
大胆な色づかいで描く動物などのペンキ画で評価の高い画家AKI(本名・木下明幸)さん(24)=世田谷区豪徳寺=が18日から、中央区銀座3のギャラリー「ノア」で個展を開く。幼少時からほとんど言葉を話さず、小学四年の時に軽度の知的障害と判定されたAKIさんは、障害者学級に編入してから好きだった絵に没頭。国内外で受賞を重ね、十五歳ごろからは個展も開催、ミュージシャンらとの共演で即興で絵を描くライブペイントの活動も行っている。個展は二十三日まで。入場無料。

障害者福祉を後押し 薬局が授産製品販売 静岡

静岡新聞社 
県中西部にドラッグストアを展開する杏林堂薬局(浜松市中区、渥美文昭社長)は、年内にも作業所の障害者が手作りした食品や雑貨を販売する専用コーナーを約50店舗に設置する。障害者の就労支援に取り組む県社会就労センター協議会の山田勲理事は「これだけ多くの店舗で授産製品を取り扱うのは県内で初めて。販路拡大は製品の良さを幅広く知ってもらえるチャンス」と期待を寄せる。販売する商品は、応募のあった22施設の食品や雑貨計146種類の中から、同社で商品の仕入れを担当する社員が選んだ。

来年の干支 辰の置物作り快調 福岡

西日本新聞 
福岡市東区松島3丁目の市立障害者生活・就労支援施設「ふよう学園」で、来年の干支(えと)・辰(たつ)の置物作りが進んでいる。障害者による手作りの置物は毎年好評。1個600円で、11月1日から同学園のほか、東区役所の売店などで販売する。置物作りは、知的障害者への理解と工賃確保のため約30年前から始まった。園内の作業所では約20人が型に粘土を流して素焼きにし、絵付けする作業に従事。今年も約1万5千個を手掛ける。

2011年10月12日水曜日

同居の母親刺す 殺人未遂の現行犯で中2の少年逮捕「お母さんのせいだ」 東京

MSN産経ニュース 
母親を包丁で刺し殺そうとしたなどとして、警視庁滝野川署は11日、殺人未遂の現行犯で、東京都北区の中学2年の少年(14)を逮捕した。同署によると、少年には発達障害があり、責任能力の有無を慎重に調べる。同署の調べでは、少年は母親と2人暮らし。少年は調べに対し、「こうなったのはお母さんのせいだ」などと供述しているという。

障害のある18歳へ自立支援 高卒後の生活訓練 京都

京都新聞 
障害のある青年が高校卒業後も自らの可能性を広げるために学ぶ場を京都市でつくろうと、大学教員と障害児の家族らが施設の開設準備を進めている。障害者自立支援法の自立訓練事業(生活訓練)としての実施を予定しており、16日午後2時からJR京都駅前のキャンパスプラザ(下京区)で学習会を開く。準備を進めているのはプエルタ(NPO法人設立申請中)。高校卒業後に就職を見据えながら、学びや体験を通じて進路の幅を広げることで自立を支援するのが狙い。特別支援学校高等部専攻科に相当する2年間のカリキュラムを想定し、現在プログラムなどを検討しており、北区で来年4月に開設の予定。

クヌギの葉で折った動物 半年で1作品のボールペン絵画 自閉症2人の企画展 東京

MSN産経ニュース 
クヌギの葉を折り紙のように折った動物たち。ボールペンを使って半年に1枚だけ出来上がる絵。自閉症などの障害を持つ作家2人の作品を集めた企画展「渡辺義紘×美濃部責夫 二人展」が、東京都千代田区外神田のアートセンター「アーツ千代田3331#208」のA/Aギャラリーで開かれている。エイブル・アート・ジャパンの杉千種さんは「どれも魅力的な作品で、都内で発表されるのは初めて。多くの方に見てもらいたい」と話している。午前11時〜午後7時。火曜休廊。30日まで。

市民バンド演奏、ダンスなど多彩・つばさの森まつりにぎわう 埼玉

東武よみうり 
草加市柿木町の知的障害者授産施設つばさの森(宮田敏男所長)で1日、「つばさの森まつり〜すまいるフォーユー〜」が開かれ、1000人近い人で賑わった。まつりには、同市内の福祉施設も自主製品の販売店や模擬店を出店。屋外ステージでは、毎週金曜日に練習を重ねている同施設利用者のつばさの森ダンスクラブによる軽快なダンスや保護者会の踊りが行われた。これらのダンスや踊りに加え、隣接する草加東高校の吹奏楽部、青柳地区の青柳太鼓愛好会、よさこい草加連、市民バンド「THE GOOD TIMES」も参加し、演奏や踊り、音楽でにぎわいに一役かっていた。

クリナップ:障がい者がてづくりで作ったサイトを公開

財経新聞 
クリナップ の100%子会社「クリナップハートフル」(本社:荒川区、社長:沼澤利典)は、10月4日より、障がい者自身が作ったWebサイトを公開した。ハートフル社は、社員は30名のうち障がい者は24名。上下肢機能障がい者、聴覚障がい者、知的障がい者、視覚障がい者、精神障がい者が、クリナップグループの給与計算、データ入力やキッチンレイアウト作成(CAD)、クリナップ本社ビルや区営公園の清掃業務などを行っている。今回公開したサイトでは、こうした障がいを持つ社員が、健常者と共に働く姿やメッセージを掲載し、同社内で健常者とともに働く姿を紹介している。

2011年10月11日火曜日

音楽通じ発達障害を知って、2人組バンドが東慶寺で慈善ライブへ 神奈川

カナロコ 
湘南在住の2人組バンド「湘南鍵弦楽団」が16日、鎌倉市山ノ内の東慶寺でチャリティーライブを開く。発明家エジソンの生き方に共感してオリジナル曲を制作。そのエジソンが「アスペルガー症候群だった」と聞いたことから、発達障害への関心を深めていった。2人は「音楽を楽しむ中で自然に関心を持ってくれれば」と話している。今年のライブでは、収入の一部を発達障害のある子どもを育てる保護者らでつくる「かまくら笑(え)ん座」に寄付。琴奏者も加わり、エジソンを歌った「try again」「それがあなた」や、コミカルなご当地ソング「逗子のお寿司屋さん」、東慶寺を題材にした「花の寺」といったオリジナル曲など約20曲を披露する。午後4時開演。2500円。

2011年10月10日月曜日

広がりを見せる自閉症者ソフトウェアテスター育成プログラム 米

スラッシュドット・ジャパン 
高機能自閉症の人々をソフトウェアテスターとして育成するプログラムが、なかなかの成功を収めているようだ。アスペルガー症候群という名称でも知られる高機能自閉症の人は、高度な数学能力が一般的なプログラマーよりも優れており、退屈なトラブルシューティング作業も難なくこなす。米AspiritechはOracleやMicrosoftなどの著名企業を顧客に持つデンマークのSpecialisterneを手本にし、ソフトウェアテスト業務に特化したプログラマーを雇用しているという。

障害児の進学を支援、船津さんが「学習塾」 佐賀

佐賀新聞 
自閉症や多動性障害(ADHD)など発達障害がある子どもたちに勉強の習慣を身に付けてもらい、進路の選択肢を広げようと、多久市の小学校教諭船津静哉さんは10年ほど前からボランティアで学習会を開いている。特別支援学校から地元学校の普通学級に転籍、普通高校を卒業して就職につながったケースも出ている。船津さんは「障害児教育はまだ未知の部分。受け身的に特別支援のレールに乗せれば、将来の選択肢を狭めかねない」と話す。

発達障害教育のモデル事業 森町の旧周智高でスタート 静岡

中日新聞 
発達障害があったり、人間関係を築くのが苦手と感じたりしている県内の公立高校生を対象にした「コミュニケーションスキル講座」が8日、森町の旧周智高校で始まった。コミュニケーション能力を高めるトレーニングや農業実習、陶芸体験を通し、人との接し方を身に付ける手助けをする。講師は、発達障害がある人の就労支援の専門家、園芸福祉士らが務め、教育相談も行う。

障害者の作品紹介し10年 もうひとつの美術館 栃木

下野新聞 
障害がある作家の作品を紹介している那珂川町小口の「もうひとつの美術館」が、開館10周年を迎えた。企画展「10th Anniversary いままでと現在」が12月11日まで開かれている。過去の企画展で取り上げた作家の中から5人の作風の変遷を紹介すると同時に、同館の収蔵作品を展示している。

「チャレンジドアート」のエキスポを主催、土江和世さん 島根

毎日新聞 
障害のある人たちが制作した芸術作品「チャレンジドアート」。その本格的な見本市「チャレンジドアート・エキスポ・イン・ジャパン2011」を国内で初めて、11月6日から松江市の松江イングリッシュガーデンで開催する。主催するNPO法人「サポートセンターどりーむ」の理事長として、「才能発掘の場にしてほしい」と呼びかけている。作品を発表する場がないわけではない。しかし、展覧会などがほとんど。「障害のある人たちの作品を販売するための『出口』を作らなければ」という思いでエキスポを企画した。作品をビジネスにつなげる道を模索している。

佐渡に障害者支援拠点 新潟

MSN産経ニュース 
障害者の就職や日常生活を支援する地域拠点となる障がい者就業・生活支援センター「そよかぜ」が佐渡市に開設され、県内を7つに分けた障害保健福祉圏域のすべてに支援センターが設置された。就職や職場への定着が困難な障害者を対象に、地域の雇用・福祉・教育関係機関などとの連携拠点として、就業、日常生活の支援を一体的に行っている。

2011年10月9日日曜日

脳波ゲームがADHD(注意欠陥・多動性障害)治療に役立つ? 米オハイオ大の研究で

ねとらぼ 
海外ニュースサイト「GamerFitNation」によると、米国で現在、ADHD(注意欠陥・多動性障害)治療にビデオゲームが役立てようーーという研究が行われているそうです。これまで研究者の間では、「ビデオゲームの遊びすぎはADHDをより悪化させる」との見方が一般的でした。「Attention Brain Exercisers」は一種の「脳波レースゲーム」で、コントローラのかわりに脳波を使って遊ぶ点が特徴。β波が活発に現れるほどクルマは加速し、逆にθ(シータ)波が活発になると減速。ADHDの子供の場合、β波が出ている時間に比べ、θ波が出ている時間の方が圧倒的に長いため、ゲームを使ってβ波をより活発化させることができれば、ADHDの症状も緩和できるのではないかーーというわけです。

石巻市立大川小児童の母親に自作した歌詞CDを贈る 島根

山陰中央新報 
出雲、大田両市の知的障害者らでつくる「バンドどりーむ」が、東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校児童74人の母親全員に、自作した歌詞に励ましの気持ちを託したCDを贈る。タイトルは「ひまわりの手紙(うた)」。わが子を思う母親たちが、学校近くの高台に種をまいたヒマワリが今夏、大輪の花を咲かせたことを知ったのがきっかけ。7日にCD収録を終え、11月中旬に送る。午前10時〜午後7時(最終日は同4時まで)。入場無料。写真展は来年1月6日から2月3日にも、市役所市民ホールで行われる。

グッドデザイン賞:今年度、障害者用「特別支援携帯アプリ」 四国

毎日新聞 
発達障害や知的障害の子どもの生活・学習を支援する携帯電話用ソフト「特別支援携帯アプリ」が、今年度のグッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)を受賞した。富士通(本社・東京都港区)が開発し、香川大と共同で実証実験を実施。自閉症などの子どものコミュニケーションの問題に対し、バイブレーションや配色などを駆使して、実用性を高めた点や、まだ理解が広がっていない発達障害の分野に取り組んだ点が評価された。同社は「発達障害の子どもたちのために、情報通信技術を役立てたい。効果的な支援を実現するためには、研究機関や当事者との連携が不可欠だ」としている。

特別支援学級の生徒写真展 東武宇都宮百貨店11日まで 栃木

下野新聞 
市内中学校の特別支援学級生徒が撮影した写真展「かがやく わたしの 写真展」が11日まで、東武宇都宮百貨店大催事場で開かれている。市教委は昨年度から、生徒に自信を持ってもらおうと写真の専門家を中学校に派遣して写真教室を開催している。今回、15校152人の生徒が写真教室での成果を披露しようと一人1点を出品した。

県障害者美術展:「作った人の気持ち伝わる」 200点が展示 高知

毎日新聞 
県障害者美術展「スピリットアート」が7日、高知市高須の県立美術館で始まった。書道や絵画、工芸など約200点が展示されている。文化活動を通して、障害者の自立を促進しようと県身体障害者連合会などが企画。15回目の開催で、今回は延べ673人が参加し、905点の応募があった。そのうち入選作品が紹介されている。16日まで。入場無料。

都留市障害者文化展:「いきいきプラザ都留」で始まる13日まで 山梨

毎日新聞 
都留市障害者文化展が7日、同市下谷の「いきいきプラザ都留」1階ロビーで始まった。13日まで。市内の障害のある人106人が制作した絵画、陶芸作品など57点を展示。午前8時半〜午後5時15分。

2011年10月8日土曜日

引きこもり、「発達障害の出現率高い」 支援団体の調査で指摘

読売新聞 
長期にわたり自宅などに閉じこもり、学校や仕事に行かない「引きこもり」の人は、広汎性発達障害の出現率が通常より高い可能性を、支援団体のNPO法人「全国引きこもりKHJ親の会」が調査で指摘した。調査は昨年7〜9月、学識経験者が考案した、障害の傾向を調べる質問式テストで実施。同会の引きこもり経験者82人と、家族332人が回答した。その結果、回答した引きこもり経験者の約4分の1が、広汎性発達障害の傾向を示した。男女別では男性26・3%、女性15・8%。調査協力した徳島大大学院の境泉洋准教授(臨床心理学)は「広汎性発達障害の出現率は全人口の1%前後とされることから見て、極めて高い割合。専門的診断や支援の必要性が改めて明確になった」と語る。

雑貨店:地域の人と触れ合う場に 障害者の店、総社にオープン 岡山

毎日新聞 
知的障害者と地域の人が触れ合う場にーー障害者が育てた花の苗などを販売する雑貨店「住倉山手販売所」が総社市西郡にオープンした。社会福祉法人「三穂の園」(倉敷市玉島服部)が運営。総社市に住む生徒の卒業後の受け入れ先を探した県立岡山南支援学校(南区内尾)の要請などを受けて雑貨店を構えた。

施設の手作り品 一堂に 京都

読売新聞
京都市内の障害者福祉施設の利用者が作った洋菓子や食器などを販売するアンテナショップ「はあと・フレンズ・ストア」が下京区四条通室町東入るの京都産業会館地下1階にオープンした。京都で流行の最先端を行く「四条烏丸」の一角で、厳しい“ライバル”に囲まれているともいえるが、優しい味わいが感じられる逸品が多くそろい、買い物客の人気を集めている。障害者が社会で活躍する場を増やし、就労の確保につなげようと、京都市障害保健福祉課など5団体でつくる「はあと・フレンズ・プロジェクト推進協議会」が9月に企画し、各障害者福祉施設に参加を呼びかけ、今月初め出店にこぎ着けた。午前10時半〜午後6時半。月曜休み。

おもと学園 指定障害者支援施設に 沖縄

八重山毎日オンライン 
これまで知的障害者入所更生施設として運営されてきた社会福祉法人若夏会(新垣重雄理事長)の「おもと学園」が、障がい者に関連した法令の改正によって、1日付で「指定障害者支援施設」として運営されることになり、その変更に伴うセレモニーが6日午後、同施設で行われた。

2011年10月7日金曜日

ホルモンで自閉症治療 金大などが臨床試験 石川

北國新聞 
金大医薬保健研究域医学系の東田陽博教授らの研究チームは、知能障害がある自閉症の 治療で、愛情や信頼の気持ちを生み出すといわれるホルモン「オキシトシン」が症状を改善することを検証する臨床試験に乗り出す。世界に先駆けて客観的に治療効果を判定し、 オキシトシン治療の確立、定着を目指す。チームは金大や東北大などの合同で、文部科学省の「脳科学研究戦略推進プログラム(脳プロ)」の「精神・神経疾患の克服を目指す脳科学研究(課題F)」に採択された。プロジェクトは5年間で、予算は年間1億3500万円。東田教授らのチームは昨年、オキシトシンを使用した自閉症患者の症状が改善したという臨床結果を科学誌に発表している。

障害者の「工賃倍増5か年計画」、達成絶望マイナスも 神奈川

カナロコ 
障害者が福祉的就労で得る工賃を、5年で倍増させるとした国と県の「工賃倍増5か年計画」(2007〜11年度)が最終年度も後半に入り、計画倒れになっている。実効的な施策が不十分だった上に、リーマン・ショック後の経済危機、そして東日本大震災が直撃。「倍増」など夢の話で、「アップ」どころか06年度を下回る懸念さえ出ている。障害者と家族でつくる「障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会(障全協)」の家平悟事務局次長は「倍という設定自体がおかしく、内容も小手先の施策だった」と指摘。「自立しようと思ったら生活保護を受けざるを得ない現行の障害者福祉の現状を変える必要がある」と述べ、障害者総合福祉法での抜本的改革が必要だとしている。

東日本大震災:復興願う缶バッジ 福島の7障害者事業所 福島

毎日新聞 
東京電力福島第1原発事故の影響で一時避難したり、避難生活を余儀なくされた福島県南相馬市と楢葉町の7障害者事業所が、「仕事おこし」として作り始めた缶バッジが人気を集めている。ひまわりの図柄や「福島好きだよ」というロゴが書かれ、生産2カ月で3万個以上の注文が入った。発案した同市の事業所「えんどう豆」の所長、佐藤定広さんは「慣れない避難生活で落ち着きを失っていた障害者も、生き生きとした表情に戻った」と喜ぶ。

匿名寄付100万円 今治特別支援学校 愛媛

読売新聞 
愛媛県教委は5日、知的障害のある児童、生徒254人が学ぶ県立今治特別支援学校(今治市桜井)に、匿名で100万円の寄付があったと発表した。教委特別支援教育課によると、9月28日、学校に差し出し人名の書かれていない現金100万円入りの封筒が郵送。「私は一人暮らしのじいちゃんです。子供達の為に使って下さい。何かお役に立てれば嬉しいです」とのメモが同封されていたという。同課の担当者は「多額で驚いたが、ありがたいこと。善意を生かせるよう、子どもや学校の希望を聞いて使い道を決めたい」と話している。

障害者就労支援の食堂オープン 栃木

読売新聞 
知的障害者の就労支援を行うNPO法人「手仕事工房そら」が5日、真岡市田町に食堂「そらまめ食堂」をオープンした。職員や手仕事工房そらに通う知的障害者などが協力して運営。「味は妥協しない」と来客をPRする。店のメニューは、丼やデザートをそろえ、近くに病院があるため、高齢者らに配慮して料理の肉をやわらかくするなど心配りも忘れない。食材は、益子町や真岡市などの県内産野菜を中心に使用。今後は、自分たちで作った野菜を扱いたいとしている。平日の午前10時から午後4時まで。

創作楽器やオブジェ 障害者の絵画一堂に 明治の豪商旧宅で作品展 栃木

東京新聞 
足利市緑町の美術家篠崎孝司(たかつかさ)さん(60)らの作品展「太古の響き〜篠崎孝司と樺崎の絵師たち〜」が五日、同市助戸仲町の助戸公民館住宅棟で始まった。陶器の創作楽器やオブジェ約百点と、篠崎さんと共に活動する知的障害者施設ルンビニー園(同市樺崎町)美術班が描いた絵画約六十点が並ぶ。会場は、明治時代に輸出織物業で栄えた地元の豪商・木村浅七のかつての住まい。作品展では、これまであまり利用されていなかった庭や二階など邸宅全体を有効活用。十日まで。

家族と共に輝く笑み「障がい者二十歳の写真展」 千葉

千葉日報 
「障がい者二十歳の写真展」が、千葉市中央区の千葉市ハーモニープラザで開催中だ。障害のある若者たちと家族が共に歩んだ日々の節目として、一枚一枚に屈託のない笑みがあふれている。不登校や発達障害の子どもの学びの場と作業所を運営する新田恒夫さん(56)が中心となって企画し、知人のカメラマン2人が撮影を担当した。11日まで。

福祉機器 学生が開発 函館高専の4人 北海道

朝日新聞 
函館高専(函館市戸倉町)の学生4人が、知的障害や自閉症の人が時間感覚をつかみやすいタイマーを開発し、先月末に北斗市の福祉施設に納品した。地元企業や団体から要望を集め、1年間かけて製品を開発する「問題解決型授業」の一環。学生たちは「要望通りに柔軟に仕様を変えていくことが勉強になった」と話す。知的障害で数字や時計の針を判読できない人でも、日常作業や休憩の時間を計れるタイマーの開発を依頼された。約半年かけて仕上げたタイマーは、LEDを活用。光りの帯が1分ごとに短くなる仕組みにした。

2011年10月6日木曜日

東日本大震災:集団避難の障害者 帰郷先見つからず 千葉

毎日新聞 
東京電力福島第1原発事故で、福島県から千葉県鴨川市の「県立鴨川青年の家」に集団避難している障害者施設の入所者約250人が帰郷先を見つけられず、窮地に立たされている。千葉県は「行き先のないまま追い出すようなことはしない」と延長に前向きだ。だが避難者の受け入れで約2万8000人のキャンセルが生じ、12月以降は予約も入っていることから、協会の山田荘一郎理事長は「これ以上、千葉の皆さんに迷惑はかけられない」と代替施設を探す。一部の入所者は緊急時避難準備区域が解除された南相馬市内の施設に帰す方向で検討している。そして国や福島県の鈍い対応に、こう言って肩を落とす。「健常者だったら半年間も、こんな状態に置かれることはなかったでしょう」厚生労働省障害福祉課は「福島県には適切に対応するよう要請したい」と話している。

東日本大震災:原発避難者の証言/中 自閉症の長男らと招待受け広島へ 広島

毎日新聞 
一人息子の翔太(16)が自閉症で人との関わりが苦手です。自閉症の人はある程度、自分のパターンが決まっていて、急な変化についていけません。震災があった3月11日は息子の中学の卒業式でした。夜は家族で焼き肉パーティーをすると決めていましたが、余震や停電でできませんでした。息子はそこでパニックを起こしました。12日に避難をしましたが、なぜ避難するのか親も分からない、子どもにも教えられない。息子はかわいがっていた猫を連れて行きたがりましたが、できませんでした。猫を置いて来たことを息子は今でも言います。トラウマになっています。

知的・精神障害者のビジネス支援 専門スクール運営 佐藤悟さん 東京

東京新聞 
静かな室内に、カタカタとキーボードを打つ音が響く。今春に開校した知的・精神・発達障害者のための「FTL(フェスティーナレンテ)ビジネス・スクール」(東京都板橋区)。十八歳から四十歳代の十六人が、パソコンやビジネスマナーを学ぶ。知的・精神障害者が十八歳で特別支援学校を卒業した後、仕事といえば、パンや小物作り、配膳、掃除などが定番だと感じていた。「職業の選択肢を広げたい」。それなら人材を育てて企業関係者に会ってもらおうと、会社「フェスティーナレンテ」を設立、ビジネススクールを始めた。ラテン語で「ゆっくり急げ」を意味する一見、矛盾する社名には「焦らなくてもいいから、二年間という限られた学びの時間を大切にしよう」との思いを込めた。

企業OBが“懸け橋”に 大分

大分合同新聞 
県教委は、知的障害のある特別支援学校高等部の生徒の就労支援体制を強化する。生徒数の多い4校に知的障害者の雇用経験がある企業や事業所のOBを配置し、企業と生徒のマッチングや現場実習の受け入れ先の開拓に取り組む。全国平均を下回る一般就労率のアップが課題で、企業開拓や教員の進路指導ノウハウの蓄積を目指す。10月から大分、新生、南石垣、宇佐の各支援学校に就労支援アドバイザーとして1人ずつ配置、生徒一人一人の就労能力を見極める。企業側のニーズ把握も進め、実習の機会を増やしながら一般就労者の増加につなげていく。来年度から4校には職業生活科内に職業コースを新設、県教委特別支援教育課は「能力のある生徒がしっかり働ける環境を整えたい」とする。成果を挙げるためには、一般教員も就労支援のノウハウを蓄積することや、学校と企業の連携強化が課題になる。

晴れ舞台 今年はミュージカル 16日に大田の知的障害児9人が披露 東京

東京新聞 
大田区内の知的障害児たちが、16日に区民ホールで開かれる「大田区しょうがい者の日のつどい」で、ダンススクール生や専門学校生と一緒にミュージカルダンスを披露する。児童たちは晴れ舞台を楽しみに練習に励んでおり、区は大勢の観賞を呼び掛けている。 今年、舞台に立つ障害児は小学一〜五年生九人。区内のダンススクールに通う小学生約十人と、日本工学院専門学校でダンサーを目指す学生十五人の応援も得て、芝居やダンスに挑む。ミュージカルは三幕で、「生まれてきてよかった」がテーマ。フィナーレは出演者全員でテーマ曲を踊る。午前と午後の二回、区民ホールで上演。入場料は二千円だが、区内の障害者は無料。

障害者劇団 6年の軌跡 岐阜

朝日新聞 
「ラフ・ラブ・ライブ」。演劇を通して成長する思春期の障害者の姿を、岐阜大の土岐邦彦教授(発達心理学)が本にまとめた。劇団「ドキドキわくわく」創設時から見守り続けて6年。そんな土岐教授ならではの視点で、可能性を秘め、恋に胸ふるわせ、舞台で躍動する若者たちを描いた一冊だ。土岐教授と渡辺武子事務局長、演出を担当する島源三さんの対談と、主な台本三つも収録した。

感性豊かな「手織り」 19日から宇都宮で作品展 栃木

下野新聞 
町内を拠点に活動する手織り工房のろぼっけ(鈴木利子代表)は19〜23日の5日間、宇都宮市馬場通り4丁目のうつのみや表参道スクエア5階市民ギャラリーで「2011 秋から冬ののろぼっけ手織り展」を開く。同工房は織り手の感性を大切にし、常識にとらわれない自由な色やデザインなどで、世界に一つだけの織物を制作している。参加している作家は、宇都宮、栃木両市を中心に20〜60代の約30人。ダウン症の織り作家小野原由行さんら半数以上が障害のある人という。午前10時から午後5時まで。最終日は同4時まで。

展覧会:成田・アトリエ21作品展 障害者による名作模写「わたしのピカソ」 千葉

毎日新聞 
障害者に美術教育を提供する東京都江東区の福祉グループ「アトリエ21」で絵画を学ぶ安藤純一さん、川地幸子さん、山崎真弓さん、山田一義さんの4人の作品を展示。ピカソやゴッホ、モディリアーニらの名作を水性クレヨンで模写している。「成田ユニバーサル美術館」は、障害者のアーティストを支援しようと今年1月にオープンした。「モチーフの捉え方、再現の仕方などユニークで個性的な表現を楽しんでください」と見どころを話す。10~17時、月曜休館。

知的障がい者800人を遊園地に招待 山形

日テレNEWS24 
遊園地への無料招待は施設に通う人たちに交流を深めてもらおうと、上山市のリナワールドが毎年、企画しているもので、県内26の施設の利用者と家族らおよそ800人が参加した。日頃、旅行などに行く機会が少なく、この日を心待ちにしていたという利用者たちはメリーゴーランドや観覧車、急流すべりなどお気に入りのアトラクションを全身で楽しみながら交流を深めていた。施設の関係者は「こうした地域社会のサポートが増えれば障害者やその家族も安心して生活できる」と話していた。

2011年10月5日水曜日

道教委:発達障害の実態調査へ 道立高校対象に全国初 北海道

毎日新聞 
学習障害(LD)など発達障害の高校生を把握するため、道教委は4日、道立高校を対象に実態調査を今年度中に実施することを決めた。詳しい調査内容や方法は、大学の研究者や道立特別支援教育センターなどとも協議して決める。本人が障害を自覚していなかったり、保護者が症状を学校に伏せるなど調査に難しい面もあるが、道教委高校教育課は「プライバシーに十分配慮して、今後の対応策の検討する基礎資料にしたい」としている。

市民団体が特別支援学校の新設求め、熊本市に陳情書を提出 熊本

テレビ熊本 
熊本市の市民団体が特別支援学校の新設を求め、熊本市に陳情書を提出しました。陳情書を提出したのは知的障害の子どもをもつ保護者などでつくる「手をつなぐ育成会」のメンバーです。現在、熊本市にある国立と県立の特別支援学校では受け入れ数が足らず、熊本市内の児童生徒の半数以上が宇城市や菊池郡大津町など市外の特別支援学校に通っているのが現状です。

障害ある子の放課後支援 城陽、デイサービス開始 京都

京都新聞 
京都府城陽市寺田で障害者施設を運営している社会福祉法人「みんななかま」は3日、障害のある児童、生徒の放課後を支援する「児童デイサービス」事業を、市内で初めてスタートさせた。児童デイ「みんなのいえ」は放課後から午後6時まで。市内在住の支援学校や市内小、中学校の特別支援学級などに通う児童・生徒が対象で、遊びや工作、学習などを行う。長期休暇期間の支援も引き続き行う。障害者自立支援法に基づき、利用料の一部負担がある。

音を楽しみ表情豊かに 障害児らの親子の会が療法 山梨

朝日新聞 
知的障害などハンディキャップのある子どもに、音楽で心身の発達を促す音楽療法。山梨県内の親子サークル「ぽんぽん」が、甲府市などでこの療法に取り組んでいる。子どもらは楽器を演奏したり、曲に合わせて運動したり。楽しみながら、一つずつ歩みを進めている。参加しているのは、自閉症やダウン症の子どもら。「始まりはぎこちなくても、最後には表情豊かになって帰っていくんです」と、指導する音楽療法士青柳伸二さん。親にとっても日頃の不安を打ち明け合うことで、自らの「癒やし」にもつながっているという。

紀州路大物産展:障害者支援2施設が初出店、パン販売 和歌山

毎日新聞 
近鉄百貨店和歌山店(和歌山市友田町5)で5日まで開かれている「第24回紀州路大物産展」に、社会福祉法人「一峰会」が運営する知的障害者の自立支援施設「ぱん工房かたつむり」(海南市重根)と「おかし工房桜和」(同市野上新)が初出店した。普段、2施設は商品を車で移動販売するなどしている。今回は自立を促すいい機会になればと、出店を決めた。看板メニューは「とろーりカスタードパン」。地元の食材にこだわり、紀州うめたまごを使用。濃厚なクリームがいっぱいに詰まっている。紀州備長炭を使った真っ黒な食パン「備長のかがやき」も客を驚かせていた。

2011年10月4日火曜日

プラダー・ウィリー症候群:先天性疾患、患者の支援考える 東京

毎日新聞
先天性疾患「プラダー・ウィリー症候群」(PWS)をめぐり、国内外の医師や福祉関係者らが患者の支援などを話し合う「全国PWS会議東京大会」が11月5、6日、東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内)で開かれる。広く参加者を募っており、今月20日まで申し込みを受け付ける。NPO法人「日本プラダー・ウィリー症候群協会」が主催。PWSは染色体異常により低身長や過食、コミュニケーション障害などの症状が表れる。最近まで診断方法が普及していなかったため、症状に悩む患者や家族も多いとみられる。

発達障害者の就労に支援を 鳥取

朝日新聞  
社会性やコミュニケーションなどに困難を抱える発達障害。学校と医療機関の連携など教育現場では支援の取り組みが進むが、働く場ではまだまだだ。このため、学校を卒業し、社会に出ると人間関係や仕事につまずく人も多い。発達障害と就労について理解を深めてもらおうと、鳥取労働局などは4日に、倉吉市でセミナーを予定している。

京都産業会館に「はあと・フレンズ・ストア」被災3県の商品も 京都

烏丸経済新聞 
京都産業会館(京都市下京区函谷鉾町)地下1階に10月1日、授産製品の販売を行う「はあと・フレンズ・ストア」がオープンした。市内施設を中心に障害を持つ人の作るクッキーや手工芸品などを販売する同店。現在被災3県の授産製品も販売している。「既存の店舗では、施設が持ち込んだものをそのまま販売する例が多く、店に物があふれて、良い商品が埋もれていた」と柊伸江店長は指摘する。同店では扱う商品を厳選するほか、施設側と商品の価値を高めるための改良も行っていく。営業時間は10時30分〜18時30分。月曜定休。

2011年10月3日月曜日

経験者のリアルな声から学ぶ「アスペルガーな夫」対処法8つ【前編】

メンジョイ 
特に知能に問題があるわけではないけれど、人の気持ちや場の空気を読むことが極端に苦手で、社会生活を送るうえで困難なことの多い『アスペルガー症候群』をご存じでしょうか?最近は、メディアなどでアスペルガー症候群の特徴を知り「もしかしてウチの夫かもしれない!」と思う妻が増えています。夫がアスペルガー症候群かもしれない場合、妻は夫にどのように接したらよいのでしょうか。この問題を解決するために、自らの体験をつづった漫画『旦那(アキラ)さんはアスペルガー』の著者である野波ツナさんにお話をうかがいました。
  1. 夫に期待しない
  2. 夫の世界を尊重しつつルールは守らせる
  3. 対話は向き合わず隣合って
  4. 同じ境遇の仲間を見つける
  5. 「なんで」は禁句
  6. わかりやすく指示やお願いを出す
  7. 指示やお願いはメモに残す
  8. 態度は一貫させる

西条で障害者との共生考えるフォーラム 愛媛

愛媛新聞 
劇や講演を通じて障害者との共生を考えるフォーラム「この町で共に生きる」が2日、西条市小松町新屋敷の小松公民館であった。保護者や保育士らが実行委員会を組織して昨年から開催。4回目の今回は、約100人が参加した。 フォーラムでは、自閉症の男児を育てる同市の高木亜美さんが講演。言葉の微妙なニュアンスの解釈に困難を抱える一方、本を数回見れば一字一句違わず記憶できるなどの特性を具体的な経験から話した。来月オープン予定の支援施設「ウイングサポートセンター」を準備する永井敬則室長も登壇。「地域全体で障害者を支援する環境づくりを進めたい」と話した。

成年後見制度 選挙権 一律喪失は疑問

北海道新聞 
成年後見人を付けると選挙権が失われるのは違憲として、札幌の男性が国を相手に提訴した。訴状などによると、男性は知的能力に遅れがあったが、政治に興味を持ち国政選挙では必ず投票していた。しかし、記憶力や計算能力に難があったため母親を後見人に選んだ。その結果、公職選挙法の規定により男性は選挙権を失った。2月の衆院予算委員会で、片山善博総務相(当時)は「政治参画の機会を奪う結果になることに違和感がある」と答弁。政府内にも問題視する声があることを示した。

あゆみ:大垣のリサイクル店、惜しまれて閉店 23年間売上金を福祉施設に 岐阜

毎日新聞 
垂井町栗原の知的障害者福祉施設「あゆみの家」に23年間にわたり売上金全てを送り続けてきた大垣市三塚町のリサイクルショップ「あゆみ」が1日、店を閉じた。最終日には多くの人が訪れ、閉店を惜しんだ。経営者のベルニダ・ボーマンさん(82)=米国出身=は「楽しかった。1人ではできなかったが、手伝ってくれたスタッフやお客さんなど多くの人に支えられてやってこられた」と謝辞を述べた。ベルニダさんは1953年、ルーテル教会の宣教師だった夫のジョンさん(7年前に79歳で死去)と来日。神奈川県などを経て66年に大垣市にきた。ジョンさんは、教会の寄付や私財を投じて障害者施設・あゆみの家を設立した。

夢工房福祉会 「未来工房」の移転祝う 長野

須坂新聞 
社会福祉法人夢工房福祉会(須坂市上町、松本善雄理事長)は、移転して事業を始めた多機能型事業所「ワークス未来工房」の関係者約100人を招いて23日、改修工事しゅん工式を開いた。市内本上町から高梨町(旧村山ピオレ)に移り、建物は「みらいビル」と名付けた。鉄骨造り陸屋根4階建て、延べ床面積約4,000平方メートル。1階約400平方メートルで就労継続支援A型(雇用型)と就労移行支援(2年間)の事業所を運営する。

県内17の「養護学校」「特別支援学校」に 茨城

読売新聞 
県教育庁は来春の県立境特別支援学校(境町)の開校に合わせ、2012年4月から、盲、聾(ろう)学校を除く県立の17の養護学校を特別支援学校に校名変更する。猿島高校(坂東市)も、総合学科への改変に伴い坂東総合高校に変わる。県の校名変更を受け、日立市も市立日立養護学校を特別支援学校とする名称変更を検討している。

「にじいろラスク」売れ行き好調 障害者施設で製造 大阪

大阪日日新聞 
売り上げの5%を作り手である障害者の自立支援に還元する菓子「にじいろラスク」が注目を集めている。コンサルタント会社のプレジャーサポート(大阪市中央区)が商品開発や販路開拓を担当し、作業所は製造に専念。大阪市北区の美容室で売り出したところ「おいしい」と好評を集め、8月からは東大阪市にある系列店でも販売を始めた。現在、ラスクのほかに「ケーキフィナンシェ」などもあり、インターネットサイトから購入可能。店舗販売の拡大にも力を入れ、将来的にはオリジナル店を構えたい考え。

2011年10月2日日曜日

暴言暴行:高瀬荘運営の鵜足津福祉会、障害者に 県が行政指導 香川

毎日新聞 
県内や東京都で、知的障害者更生施設やグループホーム、特別養護老人ホームなど14施設を運営する社会福祉法人「鵜足津(うたず)福祉会」(本部・宇多津町、小松守理事長)が、一部施設で職員が利用者に不適切な処遇をしたとして、県から改善を求める行政指導を受けたことが30日、分かった。不適切な処遇を指摘されたのは、知的障害者授産施設や同更生施設などがある同会「高瀬荘」(三豊市)。同会によると、暴行した男性職員は、先月中旬に依願退職。暴言を吐いた職員にも個別に指導したという。同会は「これまで、虐待などの研修をしてきたが、より細かな指導をする」としている。

東日本大震災:花いっぱいで恩返し 大船渡の障害者施設 岩手

毎日新聞 
被災地の仮設住宅に花のプランターを配り、住民同士のコミュニケーションに役立ててもらう知的障害者通所施設「慈愛福祉学園」(岩手県大船渡市)の「花いっぱい運動」が注目を集めている。大船渡市や陸前高田市の仮設住宅をすべて回るのが目標で、これまでに36カ所に配布。被災地支援団体から声がかかり、宮城県東松島市にも「出張」するなど活動は広がりを見せている。同学園の利用者は、花や野菜を育てて一般家庭に販売してきたが、震災で販売先が半減。新規の顧客開拓の前に地域へ恩返しができないかと考えていたところ、横浜市の障害者施設から募金などによる協力の申し出があり、仮設住宅に花を提供することになった。

障害者らのブランド「スローレーベル」誕生、横浜高島屋で10月から期間限定販売 神奈川

カナロコ 
横浜の障害者がアーティストや企業とともに、手作り雑貨ブランド「スローレーベル」を立ち上げた。地域作業所などで丁寧に作られた商品はいずれも個性的で、デザイン性に優れたものばかり。これまでに作製されたのはスポンジ人形や陶器のボタン、点字新聞を再利用した祝儀袋など。アーティストが自由に表現したデザインを基に市内の地域作業所や中途障害者地域活動センターなどで仕上げた。横浜駅西口の横浜高島屋で10月から期間限定で販売される。横浜高島屋では10月5日から18日まで約30種類の商品を販売する。12〜18日は1階に特設会場を設け、作製実演も行う。

2011年10月1日土曜日

道営住宅や福祉施設建設 幕別 北海道

北海道新聞 
町は27日、札内青葉町の町有地約1ヘクタールに、道が道営住宅を建設し、町が子育て施設と障害者福祉施設を整備する計画を明らかにした。道営住宅は5棟20戸で、道が土地を購入した上で2013年度に建設する。完成後、町内の公営住宅は現在より20戸多い1181戸となる見通し。

チャレンジドアート展:障害者の社会進出を 絵画・工芸品の展示即売 島根

毎日新聞 
障害者たちの自由な発想から生まれた作品を展示・即売する「チャレンジドアート」展が29日、松江市朝日町の一畑百貨店で始まった。出雲市のNPO法人「サポートセンターどりーむ」が主催。会場を訪れた人たちは、きらびやかな曼陀羅(まんだら)画や、動物をかたどった可愛い陶器の置物などの作品に見入っていた。同NPO理事長の土江和世さんは「人間の才能には、障害の有無は関係ないことを知ってもらいたい」と話す。また、出品した大滝耕一さんは「心の中のありのままを絵に表現した。自分の子どものような作品ばかりで、ぜひ楽しんで鑑賞してほしい」と話していた。10月5日まで。

憂楽帳:障害者アート 福岡

毎日新聞 
休日に訪れた福岡市西区のショッピングモールで、斬新なアート作品のようなTシャツやバッグ、陶器、木のおもちゃなどを売っている店を見つけた。聞けば、全国の障害者施設13カ所から厳選して取り寄せた75種類約1500点の商品を取り扱っているそうだ。店は「木の葉モール 橋本」1階の「M&M slow」。作品の独創的で明るいパワーに魅力を感じたオーナーの森田英義さんが4月にオープンさせた。森田さんは「一般の商業施設で障害者アートを常設販売する店は全国初。こんなに心揺さぶられる商品は他にない」と話す。

リズムで広がる笑顔 障がい者ら交流会 沖縄

沖縄タイムス 
障がい者に音楽を楽しんでもらおうと、市障がい児(者)の療育・育成・自立支援をめざす会ドレミサークル(手登根富美子代表)は17日、沖縄市の沖縄小児発達センターで演奏交流会を開いた。演奏会へ出かける機会の少ない子どもたちに音楽を味わってもらおうと、同センターが依頼した。打楽器や鈴を使い、「上を向いて歩こう」など3曲が披露された。同サークルは障がいのある子どもたちを対象に、療育音楽を通して精神的・身体的リハビリテーションを行っている。

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