2011年10月6日木曜日

知的・精神障害者のビジネス支援 専門スクール運営 佐藤悟さん 東京

東京新聞 
静かな室内に、カタカタとキーボードを打つ音が響く。今春に開校した知的・精神・発達障害者のための「FTL(フェスティーナレンテ)ビジネス・スクール」(東京都板橋区)。十八歳から四十歳代の十六人が、パソコンやビジネスマナーを学ぶ。知的・精神障害者が十八歳で特別支援学校を卒業した後、仕事といえば、パンや小物作り、配膳、掃除などが定番だと感じていた。「職業の選択肢を広げたい」。それなら人材を育てて企業関係者に会ってもらおうと、会社「フェスティーナレンテ」を設立、ビジネススクールを始めた。ラテン語で「ゆっくり急げ」を意味する一見、矛盾する社名には「焦らなくてもいいから、二年間という限られた学びの時間を大切にしよう」との思いを込めた。

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