2010年12月31日金曜日

「発達障害ニュース」ページビュー 2010年ベスト10+3

7月にBloggerへ引っ越ししてからのページビューベスト10になります。どの記事にもいろいろと感じる想いがありますし、お話したい事も山ほどありますがとても書き切れません。来年も続けていきますのでよろしくお願いします。
  1. 障害者施設建設計画で町内会が反対運動 愛媛(12月9日)
  2. 歌舞伎症候群の遺伝子特定(9月8日)
  3. 自分は受け取れない? 障害年金、思いこみ注意(10月29日)
  4. 障害者自立支援法改正案ー成立(12月4日)
  5. 「自白強要」と国賠請求 盗撮無罪、発達障害の男性(7月14日)
  6. 法廷がどよめいた!被告人質問で飛び出した大物芸能人の名前(12月26日)
  7. 知的障害で「供述立証困難」大阪地検が起訴取り消し(11月27日)
  8. 自尊心低下を疑似体験 ADHDに理解を(10月20日)
  9. 障害者自立支援法:改正案17日可決 衆院厚労委(11月17日)
  10. コミュニケーション障害…市販薬で改善 芦屋大などの研究チーム解析(11月28日)
  11. 自閉症の子は「目で探す」のが苦手、英研究(12月24日)
  12. 注意欠陥・多動性障害と「誤診」された子ども 100万人の可能性 米研究(8月19日)
  13. あの日その時:取り押さえ審判・証言録 車から目撃した女性/3 佐賀(9月22日)

追跡・累犯:2人殺害、49歳死刑囚 司法福祉に詳しい川島志保弁護士の話

毎日新聞 
日弁連でも刑務所と社会を行き来する知的障害者の問題に取り組み始めたところだが、支援がない人の行く末を最悪の形で見せ付けられた思いだ。窃盗から殺人へ飛び越えたように見えるかもしれないが、欲望を抑制できないという点で境目は大きくないと思う。彼にとって人とつながりを持つ手段が乏しく、お金しかなかった。短絡的に思えるかもしれないが、我々の物差しで判断できない。

追跡・累犯:2人殺害、49歳死刑囚 自動車盗繰り返し服役8回

毎日新聞 
茨城県で5年前、女性2人を相次いで殺害したとして死刑を言い渡された男の最高裁判決が12月1日、確定した。知的障害を抱えていたが支援の網から抜け落ち、盗みなどで刑務所と社会を行き来した末の犯行だった。判決は犯罪を重ねた点も重視し、「犯罪性向は深刻かつ強固。知能の低さや成育歴の劣悪さを過度に評価することは相当でない」と極刑を選択した。再犯を防ぐ手だてはなかったのか。男の歩みをたどった。
再犯の理由を問うと、口ごもった後、唐突に「酒やめます」。死刑には「がっかり。借金返せなくなるから」と答えた。って犯罪者の言い方じゃないですよね。

原田真二さんコンサート 音楽で障害者と触れ合う 世田谷のNPO来月29日に開催 運営資金集めも 東京

東京新聞 
障害児・者の放課後や余暇時間の支援をするNPO法人・わんぱくクラブ育成会(世田谷区若林)は来年一月二十九日、運営資金を集めるため、原田真二さんのアコースティックコンサートを区民会館(同区世田谷)で開く。障害児と家族が音楽を楽しみ、障害者と関わりのなかった観客が障害者と触れ合い、NPO法人の活動をPRする機会にもする。子どもの成長に伴い、ひかりの利用者は年々増え、現在は三十六歳までの四十四人。学童クラブと異なり区の補助がなく、毎年、コンサートを開いて資金を稼いでいる。原田さんは「キャンディ」や「シャドー・ボクサー」などのヒット曲があるシンガー・ソングライター。人気の曲を披露するほか、アンコール代わりに、舞台に上がったわんぱくクラブやひかりの利用者、会場の観客らと一緒に歌う。

出前授業で理解啓発 宇都宮市の吉永さんに障害福祉賞優秀賞 栃木

下野新聞 
自閉症で知的障害のあるきょうだいを持つ宇都宮市下荒針町、主婦吉永久美子さん(47)の作文が、障害のある人や障害のある人とともに歩んでいる人を対象とした「第45回NHK障害福祉賞」で優秀賞を受賞した。障害への理解を深めてもらう「障がい理解啓発出前授業」の活動内容をまとめた。吉永さんは「受賞が障害について知ってもらえる契機になれば」と話している。選考委員の1人、ノンフィクション作家の柳田邦男さんは「新しいかたちの語りべ」と評した。吉永さんは「障害について知りたいと思っている人も、たくさんいることを知った」といい、受賞を励みに今後も啓発活動を続けていくという。

障がい者乗馬サポートボランティア参加学生募集 神奈川

カナコロ 
障がい者乗馬をサポートする活動を体験する1日学生ボランティアを募集します。NPO法人RDA横浜では、馬を操ることで自信や精神的な落ち着きが生まれ、日常生活の質が向上する効果に着目し、身体・知的障がい者の乗馬をサポートする活動を行っています。今回、活動内容を紹介・体験していただくため、1日体験を企画しました。

日 時 2011年2月15日 午後0時30分〜午後5時00分
会 場 横浜乗馬倶楽部
費 用 無料
参加条件 学生(大学、大学院、短期大学、高等専門学校で学ぶ方)
参加申し込みは、23年1月16日(日)まで先着10名まで受け付けます。

2010年12月30日木曜日

障害者雇用へ農業参入 クボタ、耕作放棄地で野菜栽培 大阪

朝日新聞 
農業機械大手のクボタ(大阪市)は、障害者の雇用と耕作放棄地の有効活用を目的に、子会社を設立して今月20日から野菜の本格的な栽培を始めた。クボタとして初の農業生産で、収穫した野菜は本社や工場の食堂で使うほか、スーパーでの販売も検討する。新会社は「クボタサンベジファーム」。大阪府河南町で使われていなかった農地約3500平方メートルを借りた。役員と従業員合わせて15人のうち12人は障害者だ。クボタはこれまでも名刺の印刷や清掃などの特例子会社を持ち、12月1日での障害者雇用率は2.09%。法定基準の1.8%は達成しているが、さらなる雇用を求める社内外の声を受けて新設したという。

ネコのあくび:正直だから誤解される

毎日新聞 
あるアスペルガー症候群の音楽家が自らの障害について語った言葉を紹介しよう。この障害は外から見てもよくわからないのですが、それは自分自身も同じです。自分はごく一般的だと思って成長し、周りの人と同じようなやり方で同じことができるはずだと思っているのですが、うまくいかない。混乱に混乱が重なり次第に複雑な状況に追い込まれるわけです。でもこの障害のことを知り、自分の脳機能の特性がわかってくると、生活がとても整理されてくるのです。支援の求め方もうまくなりました。そしてその特性をよい方に生かすこともうまくなりました。

障害者自立へ茶屋 川西のNPO 兵庫

読売新聞 
川西市清和台で知的障害者らの小規模作業所を運営するNPO法人「川西もみの木」が、同市の満願寺境内に茶屋を開いた。同寺には、昔話の金太郎で知られる坂田金時の墓とされる場所があり、店名は「金時茶屋 川西もみの木」。メンバーらは年末年始も返上で営業し、食材にこだわった料理を来店者に味わってもらう。今年9月、同法人の山下ひろ子理事長が「接客を通して、自立心を養える」と出店を決意。同寺から茶屋の無償提供を受け、改装して11月に開店させた。「時間厳守や接客マナーなど、開店当時にできなかったことができるようになっている。それがたまらなくうれしい」と山下理事長。二人三脚で自立への第一歩を踏み出した。

おすすめ!:すいーつばたけ 組み木 埼玉

毎日新聞 
ユーモラスな動物や花、樹木を組み合わせた木工の置物。香り良い国産スギ材を使い、口に入れても安全な塗料で仕上げた。就労支援施設「すいーつばたけ」で働く知的障害者21人が、木材の切り出しから磨き上げまで一つ一つ丁寧に手作りしている。デザインは特別支援学校の元教諭や若手スタッフが考案。結婚式のウエルカムボードや引き出物も手がけ、人気急上昇中という。

 すいーつばたけ
 http://www.medakafamily.jp/index.html

北海道社会福祉事業団が札幌市東区にグループホームを開設 北海道

BNN プラス北海道365
社会福祉法人北海道社会福祉事業団(吉田洋一理事長)は、札幌市内でグループホーム事業を本格的に始める。12月末には、札幌市東区北47条東8丁目に「ケアホーム キャンバス」を開設、1月から知的障害者5人が地域で自立的に生活する拠点にする。同事業団は来年、市内で新たに2カ所のグルーホームを開設する方針。「通所施設に通う知的障がい者は、親が高齢になったり亡くなったりしているため、障がい者を受け入れる仕組みとしてグループホームが必要になってくる。趣旨を理解していただいて協力してくれる民家やアパートのオーナーなどと私たちの出会いが大切になってきます」と話す。

カレンダー:障害者アスリートが描く 高松の書道詩人、売り上げ寄付 香川

毎日新聞 
知的発達障害のあるアスリートらが描いた絵に詩を付けて、日めくりカレンダーを制作した高松市の書道詩人、寺山喜博さん(31)が28日、アスリートの練習や発表の場を提供している組織「スペシャルオリンピックス日本(SON)・香川」に今年の売り上げの一部7万5950円を寄付した。カレンダーは08年に完成。約20人が描いた絵に「主人公はあなたなんだ。」「みんなあなたの応援団。」などと寺山さんが言葉をつけた。カレンダーは一冊1000円。A5サイズ。

2010年12月29日水曜日

「精神・神経疾患の克服を目指す脳科学研究(健康脳)ワークショップ」の開催について

文部科学省 
文部科学省では、脳科学研究戦略推進プログラムの平成23年度の新規課題として、「精神・神経疾患の克服を目指す脳科学研究(健康脳)」の実施を予定しています。本課題は、精神・神経疾患(発達障害、うつ病、認知症等)の発症のメカニズムを明らかにし、早期診断、治療、予防法の開発に資する研究を実施することを目的としています。本課題の実施に向けて、本課題の趣旨・意義等を当該領域の研究者に広く周知し、研究者の本課題に関する理解と研究者間の情報交換を促し、以って本課題を効果的に推進するため、下記のとおりワークショップを開催します。

少量から量り売り、高齢者らに好評 篠山の総菜店 兵庫

神戸新聞 
障害者らが働いて総菜などを販売する「陽だまり・げんき店」(篠山市魚屋町)が今月、オープンから3年を迎えた。主に地元食材を使い、肉じゃがや魚の煮付け、きんぴらゴボウなど約10品を少量から量り売り。一人暮らしの高齢者や夫婦世帯に喜ばれている。スタッフは「独身世帯など、さらに幅広い年代に利用してもらいたい」と精を出している。4月から働く女性(19)は「疲れるときもあるけど、仕事は楽しい。早く野菜を切れるようになりたい」。見守るスタッフの女性(50)は「まだまだ知られていないので頑張りたい」と話している。営業は月・火・水・金曜日(祝日を除く)。午前11時〜午後4時。

ウイングル、障害者の職業訓練事業所、9ヵ月で就職者100人輩出 精神障害66人、定着率91%の実績

日本の人事部 
障害者の就労移行支援事業所を展開するウイングル(本社:東京都千代田区、 代表取締役 長谷川敦弥)は、平成22年12月22日、全10拠点の事業所で年累計100人の就職者・内定者を輩出しました。その内、精神障害の方が66人、また企業への定着率は91%という実績となっています。ウイングルは12月22日、運営する10ヵ所の就労移行支援事業所にて、就職者・内定者の年累計人数が100人に達しました。身体、知的、精神の障害種別としては、精神障害の方が66人となり、心の病を患う方が急増しているという現在の傾向を裏付けているといえます。また、企業への定着率に関しては、就職者全体の離職者は8名となり、内定者を除いた就職者90人に対しての定着率は91%となります。

特色ある学科人気 大阪府公立中卒見込み進路希望調査 大阪

産経関西 
大阪府公立中学校長会が、27日発表した今春の公立中卒業見込みの進路希望調査(8日現在)。公立学校の学科別では、普通科が1・08倍だったのに対し、平成23年度から府立トップ10校に新設される「文理学科」(各校定員160人)の競争倍率が2・57倍となったほか、食物文化科が3・95倍となるなど特色ある学科に人気が集まった。ほか、主な学科では、美術科2・63倍▽体育科1・91倍▽理数科1・77倍▽演劇科2・58倍▽総合科学科1・75倍▽知的障がい生徒自立支援コース3・64倍ーなど。

2010年12月28日火曜日

さいたまの「友愛学園」に天皇陛下から御下賜金 埼玉

MSN産経ニュース
社会福祉に貢献した優良民間社会事業団体に天皇陛下から贈られる「御下賜金(ごかしきん)」の伝達式が27日、さいたま市役所であった。知的障害者施設「友愛学園」(同市岩槻区大野島)を運営する社会福祉法人の鈴木仙一理事と、高橋英一施設長に清水勇人市長が御下賜金を伝達した。今回、さいたま市では昭和60年に設立以来、知的障害者を受け入れている友愛学園が選ばれた。御下賜金を伝達された2人は「これを機にいっそう福祉事業にまい進したい」と話していた。

発達障害者の支援考える 岡山で来月29日セミナー

MSN産経ニュース 
発達障害者の青年期の支援について考えようと、岡山県は来年1月29日、発達障害者の家族や支援者を対象に「発達障害者支援セミナー」を山陽新聞社のさん太ホール(岡山市北区)で開催する。セミナーでは、川崎医科大の青木省三・精神科学教室教授が「青年期の心を支援するー発達障害の青年との出会いから」と題し講演する。参加無料。

2010年12月27日月曜日

アスペルガー症候群:障害抱えた大学生が詩集 奈良

毎日新聞 
コミュニケーションが苦手な奈良県下市町の大学3年、ペンネーム・音橋綺人(おとばし・あやと)さん(21)が「詩集 遺伝子 言葉と心の化学反応」(文芸社、1050円)を出版した。高校2年でアスペルガー症候群と診断されてから、孤独や希望への熱い思いをつづった詩40編を収めた。音橋さんは「障害を抱えながらも、自分と向き合う等身大の姿がここにある」と詩集を紹介している。

「ありがとう」届ける段ボール=知的障害者がデザインー社会参加を支援 福岡

時事通信 
知的障害を持つ人がデザインしたかわいらしい段ボール箱。福岡市の団体が「障害者の社会参加を持続的に支援したい」と企画・販売しており、今月までの4カ月で約1万箱が売れたという。売り上げの1割が作家に還元される仕組みで、配送などに採用する企業も増えてきた。この段ボール箱の生みの親は、建築家で九州大学大学院芸術工学研究院の鵜飼哲矢准教授(44)。「贈り物と一緒に作家の優しい気持ちも届けたい」と、西日本の一部で「ありがとう」の意味で使われる方言から「だんだんボックス」と名付けた。

施設の作業内容を冊子で紹介 広島

中国新聞 
三原市は、市内の障害者施設の作業内容を紹介するパンフレットを初めて製作した。企業などからの作業の受注を増やすのが狙い。市役所と各支所で無料配布している。A4判の三つ折り。知的、精神、身体障害者が通う市内の14施設を掲載した。写真付きで住所や連絡先を載せ、洗車や花の苗販売、革製ストラップや手編みマット製作などの活動を紹介している。「手作り感が好評です」「一つ一つが個性のある製品です」などのPR文も添えた。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 被告人質問/7 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官から取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判の第9回公判(16日)。松雪被告に対する被告側弁護士の尋問が続く。

アート展:「自由に表現」 知的障害者グループが制作ーー福岡市植物園 福岡

毎日新聞 
福岡市植物園(中央区小笹)で清掃作業をしている知的障害者のグループ「ピースプラント」によるアート展が園内の温室ギャラリーで開かれている。展示は来年1月10日まで。ピースプラントには13人が所属し、平均年齢は約40歳。園内清掃の休憩時間を利用した絵画の制作に5年前から取り組んできた。山中理恵代表は「動物が人間の顔をしていたり、電車を空から見下ろして描いたり、こちらが思ってもいない色や形で自由に表現しています」と話す。

地域で雇用確保 小野福祉工場で給湯器リサイクル 兵庫

神戸新聞 
障害者らが働く小野福祉工場(小野市新部町)と、給湯器メーカー「ノーリツ」(神戸市)の子会社が共同で、12月から中古給湯器のリサイクル事業を始めた。厳しい経済情勢で障害者の仕事が減る中、将来的には北播磨の小規模作業所などと仕事をシェアし、障害者の雇用確保を目指す珍しい取り組みだ。解体作業は障害の程度に応じてできるため、同工場で地域の小規模作業所利用者の実習を受け入れるとともに作業所に仕事を分担し、地域で障害者の雇用確保を目指すという。同工場は早速、近隣の知的障害57件者通所授産施設「小野市立ひまわり園」(河合中町)に仕事のシェアを呼び掛け始めた。
給湯器は98・7%が再利用できるってすごい。

「若楠どんぐり村」が移動販売車導入 佐賀

読売新聞 
佐賀市三瀬村の知的障害者通所授産施設「若楠どんぐり村」に、移動販売車「どんぐり号」が導入され、25日に通所者らに披露された。施設で手がけるパンや乳製品を広範囲で移動販売できるようになり、関係者は「通所者の給料アップにつながれば」と期待を寄せている。施設には現在、53人が通っており、施設がある「三瀬ルベール牧場 どんぐり村」で飼育している牛やヤギなどの世話をはじめ、牧場の管理、園内のパン工房やレストランで仕事をしている。導入を機に現在週1回の訪問販売を週2回以上に増やすことや、買い物が困難な高齢者、障害者世帯への宅配サービスを検討しているという。

障害者ら解雇、被害者に報告 南区で相談会 京都

京都新聞 
京都市南区の複合商業施設内のグッズショップ「テレビエンタメストア」が閉店し障害者ら80人が解雇された問題で、元従業員らでつくる「エンタメ被害者の会」が26日、南区の京都テルサで報告相談会を開いた。事務局が参加者約30人に、労働局が経営会社へ未払い賃金の調査に入ったことや府が複合施設に元従業員の採用に協力するよう求めていることを報告。労働問題に詳しい弁護士も相談に当たった。同店は経営会社の倒産で11月に閉店。障害者42人を含む元従業員の未払い賃金は解雇予告手当を含め約2400万円に上る。

焼き菓子作り挑戦 障害者授産施設職員ら徳島市で講習会 徳島

徳島新聞 
徳島県内の障害者授産施設で販売する焼き菓子などの新商品開発と調理技術の向上を目的とした講習会が25日、徳島市南庄町5の社会就労センターかもなで始まった。9施設の職業指導員ら18人が、中小ベーカリー経営アドバイザー加藤晃さん(72)=横浜市在住=の指導で焼き菓子を調理。県特産品を生かして、加藤さんが考案したすだちサブレやなると金時のスイートポテトなど5種類に挑戦した。

2010年12月26日日曜日

法廷がどよめいた!被告人質問で飛び出した大物芸能人の名前

インフォシーク 
「沈黙」していた法廷がどよめいたーー。22日に千葉地裁で開かれた千葉・東金市の女児殺害事件の被告人質問。勝木諒被告(23)の口からどんな証言が飛び出すのかと、報道陣や県警関係者が傍聴券を求めて殺到した。法廷がざわついたのは、犯行後に警察に向かわなかった理由を問われた時だった。「勝木は『コワモテの警察官がいると思ったから』と説明。コワモテの人物例で『泉谷しげる、北大路欣也、ガッツ石松、宅麻伸、松方弘樹』を挙げたのです。それまでの様子と違って大声で言ったので、思わず苦笑する傍聴人もいた。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 被告人質問/6 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判。第9回公判(16日)の松雪被告に対する被告人質問で、被告側弁護士の尋問が続く。

障害者アート売り込め 滋賀県、施設支援を強化

京都新聞 
文化庁は、障害者の芸術活動など地域独自の特色ある事業に取り組む美術館を支援する事業を2011年度から始める。障害者らの創作活動「アール・ブリュット」に力を入れる滋賀県内の芸術施設の関係者も支援に期待していたが、24日に閣議決定された政府の11年度予算案で事業費約70億円が盛り込まれた。滋賀県も施設のサポート体制を強化する。県は今年11月にアール・ブリュットの普及やアジアの拠点づくりを目指すプロジェクトチームを設置。嘉田由紀子知事も11月の全国都道府県知事会議で、菅直人首相らに活動支援の充実を求めた。文化庁は予算の確保を受け、地域と連携した美術館や博物館での展示、障害者教育へ理解を深める催しなどを支援する。3月に全国から対象事業を募集する予定だ。
予算が付くとなれば他の都道府県にも広がるでしょう。

松山の久米さん、世界一の泳ぎ 世界ダウン症水泳大会

朝日新聞 
10月に台湾の台北市で開催された世界ダウン症水泳大会の25メートルバタフライで松山市の久米潤さん(22)=ザ・ココナツウエルネスクラブ=が優勝した。久米さんは、「いつもより、いい泳ぎができた」と笑う。今は、2年後の次の大会に向けて練習を続けている。久米さんを指導する水泳教室の大串嘉文さん(38)は「環境の変化に敏感に反応して、小さい頃は練習の組み合わせを変えるとパニックになることがあった」と話す。その一方で、同じ水泳教室で泳ぐ周りのメンバーのちょっとした変化にも敏感で、しんどそうな人には「大丈夫?」「頑張って」と気にかけ、声をかける。次回は2012年、イタリアで開かれる。今度の目標は50メートル、100メートルでの優勝だ。表彰台から日の丸を見上げることを想像し、練習を続けている。

授産製品販売サイト APU生が応援団に 大分

大分合同新聞 
県内の障害者施設の商品を販売しているサイト「おおいたイチオシ家族」の利用を増やそうと、別府市内の大学生が一肌脱ぐことになった。若者ならではの斬新なアイデアを取り入れることで、売り上げの巻き返しを図る。学生たちも、社会で役立つ経験を培うチャンスと捉えている。これまでのアクセス数は約6万件で、販売実績は約30品・5万円程度と低迷している。県の助成は来年度まで。商品の改善点やサイトの知名度アップなどについて提案してもらおうと12月初め、同社が立命館アジア太平洋大学(APU)の学生3人を「イチオシ応援団」として委嘱。産・官・学が連携してサイトの生き残りを目指すことになった。
4月からアクセスが約6万件もあって販売数30品・5万円なの?

発達障害者就労支援へ研究会発足 岡山で記念イベント

山陽新聞 
発達障害者の就労を支援する「日本職業リハビリテーション学会岡山研究会」(会長・田中誠就実短大教授)が25日発足し、岡山市中区西川原の就実大で設立記念イベントを開いた。パネルディスカッションでは、発達障害者の教育プログラムを研究する大学教授ら4人が障害者の置かれた雇用の現状などを紹介。96人の障害者を雇う「ベネッセビジネスメイト」(東京都)の土井利勝副社長は「発達障害者は働く意欲にあふれており、真面目。スケジュールを明確にし、経験を積ませれば職場で十分活躍できる」と説明した。

2010年12月25日土曜日

洗車店 評判ピカイチ 大阪

読売新聞 
知的障害者の自立支援施設を運営する社会福祉法人「あさか会」(大阪市住吉区)が洗車施設を併設し、丁寧な仕上げで人気を集めている。施設を利用する男女7人が手作業で車体を磨き上げ、口コミで評判に。開店後5年間で売り上げも年々伸び、これまで平日だけだった営業を土日に広げることも検討、「障害者就労のモデルに」と期待が膨らんでいる。2005年の開店から07年度までは年間売り上げは40万円以下だったが、08年度は160万円、09年度は360万円と徐々に増え、今年度は10月末で既に300万円に達した。店を見学した京都府のビル清掃会社が新たに障害者の採用を決めるなど、理解を深めるきっかけにもなっているといい、野田さんは「障害者だからできない、というイメージを変えていきたい」と力を込める。

講演会:障害者に「やさしい心」 伊丹で来月15日開催 兵庫

毎日新聞 
伊丹市立美術館(同市宮ノ前2)で1月15日、知的障害者施設「止揚学園」(滋賀県東近江市)の創設者で、教育家の福井達雨さんの講演会「やさしい心をもっていますか?」が開かれる。定員100人、入場無料。福井さんは1962年に同学園を創設。障害者が社会の中で共に生きる形を模索し続けてきた。また、人権問題や障害者教育のあり方について、アジアや西欧諸国でも精力的に講演活動を行っている。アジア各国から学園に研修生を受け入れるなど、指導者の養成にも尽力している。

障害者の主張 5人発表 日頃の思い、300人耳傾ける 佐賀

読売新聞 
障害者らが普段の生活で感じていることなどを発表する「第1回障害者の主張大会」(県障害者社会参加推進協議会主催)が23日、佐賀市のアバンセで開かれ、来場した約300人が耳を傾けた。知的障害者らの社会参加を目指し、就労の場を提供しているNPO法人「わかば」(鳥栖市)の利用者、緒方貴音さん(29)は「僕の楽しみ」と題して発表。部品組み立てや野菜の仕分けなどの仕事を頑張っていることに触れながら、両親に対する感謝を口にし、「自分の力でみんなを引っ張っていき、頼りになる人になりたい」と今後の目標を語った。

餅つきで親子交流 長岡京「コラボねっと」で催し 京都

京都新聞 
発達障害などの課題を抱える子どもの療育に取り組む京都府長岡京市長岡の「コラボねっと・京都自立支援センター」で23日、餅つきがあった。子どもと保護者約150人が、和やかな雰囲気できねを握ったり、餅を丸めたりして楽しんだ。コラボねっとには乙訓地域や近隣市の子どもたちが放課後などに訪れ、音楽療法や学習指導を受けて創作活動をしている。餅つきは親同士、子ども同士の交流が目的で、今年で3回目。

2010年12月24日金曜日

東金の5歳園児殺害:弁護側が三択の質問 被告人質問「分かりません」連発 千葉

毎日新聞 
数分間沈黙した後に「分かりません」。ひたすらその繰り返しだったーー。東金市女児殺害事件で殺人罪などに問われた勝木諒被告(23)の被告人質問が22日、千葉地裁であった。軽度の知的障害から訴訟能力が争われる異例の公判で、弁護側は三択形式の質問を用意。しばしば考え込み質問の意味を取り違える勝木被告に、質問者が言い換えを繰り返すなど例を見ない展開となった。公判後、取材に応じた被告の主任弁護人は三択形式の質問について「証人尋問を予定する精神鑑定医からの依頼で、訴訟能力に関するテストを行った」と説明。公判後の勝木被告について「疲れた様子だった」と話した。

自閉症の子は「目で探す」のが苦手、英研究

AFPBB News 
自閉症の子どもは、脱いだ靴を見失ったり八百屋でリンゴを見つけられないなど、視覚的に物を探し出すことに困難があり、そのため日常的な生活能力が弱体化しているとの研究を、英ブリストル大(University of Bristol)の研究チームが20日発表した。これまでの研究では、自閉症児では視覚探索能力が発達しているとの結果が示されている。研究チームは、実生活レベルでの実験で、この学説の真否を確かめた。自閉症児はなぜ、動物園でお目当ての動物を探し当てることにも困難をおぼえるのか。こうした謎は、今回の研究結果で説明できるかもしれないという。

教育研修会 思春期の子、発達障害の子との向き合い方 佐賀

佐賀新聞 
日本学校教育相談学会の九州・沖縄地区研修会が25、26の両日、佐賀市のアバンセで開かれる。講義やワークショップなどを通じて、思春期や障害のある子どもとどう向き合うかを探る。大会テーマは「学校教育相談が目指すもの〜子どもたちとの温かい心の交流を求めて」。初日は「認知行動療法」「発達障害」「SST(社会生活技能訓練)」など各分科会に分かれて研修。最終日は「子どもの貧困と教育」についてアバンセ館長の大草秀幸氏が講演する。小中高校の教師や保護者ら一般の参加も受け付ける。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 被告人質問/5 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判。第9回公判(16日)の松雪被告に対する被告人質問で、被告側弁護士の尋問が続く。

福岡成年後見センター「あさひ」 設立集会で活動協議 福岡

西日本新聞 
高齢者や知的・精神障害者の権利を守り、住み慣れた地域での暮らしを支援する一般社団法人・福岡成年後見センター「あさひ」(福岡市中央区薬院、代表理事・宇治野みさゑ弁護士)の設立集会が22日、同区今泉の渕上医療福祉専門学校であり、弁護士、福祉分野などの専門家や、同校生徒など約30人が参加した。あさひは、弁護士、医師、精神保健福祉士など多分野の専門家が設立。弁護士と各専門家がペアになって対応する。業務は11月下旬から開始しており、約1カ月で既に14件の相談が寄せられているという。

育む心と体:特別支援学校とスポーツ/5 卒業後のクラブチーム 福島

毎日新聞 
特別支援学校でせっかくスポーツに親しんだのだから卒業後も楽しめる場所を、とできたのが福島市に拠点を置くバスケットボールチーム「福島クラブ」。01年、同市立福島養護学校の高等部でバスケットを指導していた原美子教諭=現県立大笹生養護学校(同市)教頭=が発足させ、監督に就いた。知的障害がある15〜36歳の26人が参加。プレーを楽しむ以上に、みんなが集まる大切な場所として、心のよりどころになっている。卒業生は、職場で健常者と意思疎通がうまくいかず、疎外感を味わうこともある。原監督は「社会に出ればストレスもたまる。ここは仲間が集まり、リフレッシュする場所」と語る。同じ境遇の家族も悩みを相談し合い、信頼が深まっている。

2010年12月23日木曜日

こうち2010:/上 ダウン症の16歳、高校生活この1年 高知

毎日新聞 
ダウン症の浜田志優君(16)が、高知市の太平洋学園高校通信制に入学して9カ月たった。自宅の香美市から電車で30分。当初は乗り間違えることもあったが、今は一人で通学できる。学校で受ける授業は土曜午前。他に、月曜の定時制の授業も履修し、女子生徒に交じってダンスを学ぶ。学校で楽しいことは、「全部です!」。本当は、仲良しの同級生と地元の普通高校を目指した。「障がいがある人もない人もずっと同じ場所で『ともに生きること』が一番自然な形」。受験を控えた今年1月、母恵子さん(40)が県教委に出した要望書の一部だ。3月、普通高校は不合格。唯一受かったのが同校だった。県教委が言うように、特別支援教育の方が、本人の学びに合った専門的な指導ができるのかもしれない。だが、所属するバスケットボールチームや農業体験での姿など、約1年間、志優君を取材して思う。障害の有無に関係なく、みんな“同じクラス”にいられるという選択肢も、当たり前のようにある社会であってもいい。

映画で自閉症理解を 奈良で26日講演会も

奈良新聞 
特定非営利活動法人県自閉症協会は26日、奈良市登大路町の県文化会館小ホールで、自閉症理解のための映画上映会と講演会を催す。映画上映は午前10時20分からと午後1時20分からの2回、講演会は午後3時15分から。定員各回300人で参加無料。上映する映画は、槙坪夛鶴子監督作品「星の国から孫ふたり」。ノンフィクション作家門野晴子さんが米国で暮らす自閉症の孫2人とのふれあいを描いた「星の国から孫ふたりーバークレーで育つ『自閉症児』」を映画化したもので、療育や支援のヒントがちりばめられた、見た目には分かりにくい違いのある自閉症の子どもたちの理解の一助となる内容。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 被告人質問/4 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判の第9回公判(16日)。松雪被告に対する被告人質問が行われ、被告側弁護士の尋問が続く。

東金園児殺害:被告 裁判官の意味「分かりません」

毎日新聞 
勝木被告は、公判の争点の「訴訟能力」の意味を尋ねられ約1分沈黙し、落ち着かない様子で「分かりません」。弁護側はスクリーンに裁判官や検察官、弁護人、証人などの文字を映し意味を尋ねたが、勝木被告は「分かりません」を連発。被害者や遺族への気持ちを問われた際は「ただただ、ごめんなさいと言いたい」と答えた。弁護側は「軽度の知的障害」を理由に責任能力や訴訟能力を争い、公判停止を求める方針。停止を認めるか退けるかという地裁の判断に、被告人質問での受け答えの様子や供述内容が大きな影響を与えそうだ。勝木被告は17日の初公判で起訴内容を認めている。

育む心と体:特別支援学校とスポーツ/4 県大会10年目の課題 福島

毎日新聞 
今年の参加者479人 実施競技増やしたい
特別支援学校の生徒が集う毎年恒例の「県特別支援学校スポーツ大会」が始まったのは02年。「練習だけで成果を見せる場がなければやりがいがない」「技術を高める目標がほしい」との声が、教育現場から上がったのがきっかけだった。出場校には大会前の数カ月間しか練習しない学校もある。体育の授業でやっただけで出場する選手もいる。しかし高屋校長は「それでもいい。障害はさまざま。だから目標に向かう形もさまざま」と語る。

障害者雇用:5人、カフェで採用へ 来月面接 福島

毎日新聞 
IT事業会社「アイエスエフネットハーモニー」(本社・東京都中野区)は21日、障害者5人の採用を予定するカフェ「匠(たくみ)」を来年2月25日、福島市置賜町の「パセナカMisse( ミッセ )」にオープンさせると発表した。全国展開の第1号店で、20年までにグループ会社全体で1000人の障害者雇用を目指しているという。同市狐塚の「ハローワーク福島」で1月13日から2日間、採用面接会を実施する。

オリジナルアクセサリー:障害者の自立に一役 龍野北高3年生8人、考案 兵庫

毎日新聞 
県立龍野北高校総合デザイン科(たつの市新宮町芝田)の3年生8人が、たつの市龍野町堂本の障害福祉サービス事業所「えびす」(志水哲也代表)で働く知的障害者17人が製作する商品として、オリジナルのアクセサリーを考案した。地場産業の皮革を使い、ハートや猫、ウミガメなど5種類の形とピンク、金、銀など5色を取り合わせた。生徒は「たくさん売れれば障害者の自立支援につながる」と期待している。1人1日20〜30個製造し、工房併設のショップで1個700円で販売している。売上の一部は各人の工賃収入となる。ショップの営業時間は午前8時〜午後6時(日曜・祭日定休)。

2010年12月22日水曜日

強制わいせつ被害 知的障害女性 告訴能力認める 福岡 西日本新聞

西日本新聞 
知的障害者の女性に対する強制わいせつなどの罪に問われた元タクシー運転手(61)の控訴審判決で、福岡高裁宮崎支部は21日、被害女性に告訴能力(被害を訴える力)がないとして公訴を棄却した一審宮崎地裁延岡支部判決を破棄し、宮崎地裁に審理を差し戻した。判決理由で榎本巧裁判長は「被害者には被害状況の認識があり、告訴の意味を理解して被告人の処罰を求める意思を示した」と指摘、最大の争点となった告訴能力を認め「一審判決は事実認定を誤り、不法に公訴を棄却した」と述べた。

施設長、知的障害のある女性に性的虐待 島根

朝日新聞
県は20日、県東部の社会福祉施設で昨年7月、当時施設長だった男性が知的障害がある女性に性的虐待を行っていたと発表した。施設長は行為を認め、今年9月に懲戒解雇された。県は同日、運営する社会福祉法人に改善命令を出し、再発防止策の報告を求めた。県によると、昨年7月9日、60代の施設長が、施設に通っていた30代の女性を車に乗せて職業安定所を訪問。帰路、車内でキスを迫ったり首や胸などを触ったりした。女性が強く抵抗し、施設長は女性に謝罪した。ところが施設長は翌日、施設の相談室に女性を呼び出し、再び胸を触るなどしたという。

教育テレビ「笑っていいかも!?」で話題の障害者コンビは?

日経トレンディネット 
12月4日にNHK教育テレビで放送された番組が話題を呼んでいる。番組名は「バリバラ2時間スペシャル 笑っていいかも!?」。同局で1999年から放送されている福祉系情報番組「きらっといきる」内で今年4月から月に1回放送されていた、「バリバラ〜バリアフリーバラエティー」を2時間の特番で放送した。中でも障害者のお笑いパフォーマーナンバーワンを決める「SHOW-1グランプリ」は注目を集めた。この「S-1」でグランプリを勝ち取った彼らのコンビ名は?

失読症の子の識字力向上、脳内スキャンで予測可能

AFPBB News 
ディスレクシアは脳障害の一種で、非常に頭脳明晰な子どもであっても識字を困難にし、一生涯にわたるフラストレーションの原因ともなりかねない。だが、米スタンフォード大医学部(Stanford University School of Medicine)、マサチューセッツ工科大(MIT)、バンダービルト大(Vanderbilt University)などの研究者らによる実験では、脳内スキャンにより、ディスレクシアの子どもの読解力の向上を最大90%の確度で予測することができた。今回の研究を基に、1人1人に合ったディスレクシアの効果的な治療法を探るためのテストを考案できる可能性があるとしている。

殴打による傷と見て矛盾ない」安永さん事件で鑑定医 佐賀

毎日新聞 
知的障害者の安永健太さんが警察官に取り押さえられた直後に死亡した事件で、特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われた佐賀県警巡査長松雪大地被告(30)の第10回公判が21日、佐賀地裁(若宮利信裁判長)で開かれた。鑑定医2人が出廷し、遺体に残った打撲傷について、いずれも「拳での殴打と断定はできないが、殴打による傷とみて矛盾もない」と証言した。負傷した場面としては「自転車での転倒時よりも、取り押さえ時に警察官の手が当たった可能性が高い」と述べた。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 被告人質問/3 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判の第9回公判(16日)。松雪被告に対する被告人質問が行われ、被告側弁護士の尋問が続いた。

弁護士 一連の行動を見て、安永さんをどう思ったか。
被 告 精神錯乱状態と判断した。

育む心と体:特別支援学校とスポーツ/3 県立あぶくま養護学校 福島

毎日新聞 
フットサル、正式種目へ 試合で生徒が輝く
毎年秋、特別支援学校高等部の生徒を対象にした「県特別支援学校スポーツ大会」がある。県高校総体の障害者版で、県教委特別支援教育課によると、同様の大会は全国でも秋田と千葉の2県にしかない。今回、初めて公開競技に採用されたのが5人制のサッカー「フットサル」。出場した県立あぶくま養護学校(郡山市)のサッカー部は、試合を特別な思いで迎えた。今回、公開競技として成功したのを受け、来年の大会では正式種目になる。体育連盟によると、他校からも参加の意向が伝えられているという。坂本文則教諭は「同じ年代が相手だと、負けられないという闘争心が強くなり、練習にも身が入るようになった」と効果を語った。

ディズニーからクリスマスの贈り物、養護学校をミッキー&ミニーが訪問 神奈川

カナロコ 
ディズニーから一足早いクリスマスプレゼントー。小田原市蓮正寺の県立小田原養護学校に21日、東京ディズニーリゾート(TDR)のミッキーマウスとミニーマウスが訪れ、児童や生徒と交流を深めた。同校には6歳から18歳までの知的障害などのある230人が通っている。ミッキーとミニーはクリスマスらしい赤い衣装でTDRのアンバサダー(親善大使)を務める大宮佑奈さん(22)とともに登場。ジングルベルに合わせて舞台で踊りを披露した。TDRは障害や病気でテーマパークを簡単に訪れることのできない子どもたちのために、東京ディズニーランドの開園直前の1982年から福祉施設や養護学校を訪問するプログラムを行っている。

ペレット製造機、エコに一役 紫波の授産施設 岩手

岩手日報 
紫波町平沢の知的障害者通所授産施設けやき学園(鷹觜武寿施設長)はペットボトルキャップを粉砕、ペレット化する製造機を導入し、20日本格稼働した。ペレット化によって業者の買い取り価格が上がり、利用者の工賃アップにつながる。これを原料とした育苗箱は町内での活用を目指しており、町が進める循環型まちづくりの一翼を担う。資源リサイクルや都市緑化事業に取り組み、粉砕・製造機導入を町に提案したR&G(大阪府)の宇川博明代表は「ペレット化までしているのは全国でも珍しい。さらなる普及のためには、育苗箱のほかに町民に何だったら使ってもらえるかを考えていくことが必要」と話す。

300人に1人感染 サイトメガロウイルス 福島

福島放送
妊婦を通して胎児が感染すると難聴や発達障害を引き起こす危険性がある「サイトメガロウイルス」に、新生児の300人に1人が感染していることが、福島医大を含む全国の研究機関による国内初の大規模調査で分かった。同ウイルスは成人で感染しても影響はほとんどないが、胎児が感染すると2割で異常が生じるとされている。早期に感染が確認されれば対処方法も考えられることから、同大などの各機関は有効な検査や治療のガイドラインの作成を検討する。

「市民後見人」神戸市も養成へ 1月に支援センター開設 兵庫

朝日新聞  
認知症などで十分な判断能力がない人の財産管理や契約を代行する成年後見制度。これまで親族や弁護士らが務めていた「後見人」を普通の市民がボランティアで担う「市民後見人」の養成に、神戸市が乗り出す。来年1月4日にオープンする「神戸市成年後見支援センター」が拠点となる。神戸市は年間40人程度の「市民後見人」の養成を目指す。第一期生は来年2月に募集し、5月ごろから年内をめどに養成する。制度の基礎知識や財産管理などの法律知識を学ぶ計60時間の基礎・実務研修の後、後見人を引き受けている専門職について仕事の実務を学ぶ実地研修が約4カ月間ある。受講は無料だ。

西濃福祉の店:大垣に「ふわり」オープン 障害者製作の商品並べ販売 岐阜

毎日新聞 
西濃地域の障害者が授産所など7施設で作った品を販売する西濃福祉の店「ふ○(わ)り」が20日、大垣市林町のショッピングセンター・アクアウォーク大垣にオープンした。販路拡大で障害者の勤労意欲向上や賃金アップを図るとともに、障害者への理解を深めてもらう狙い。県の緊急雇用創出事業で、販売は垂井町の社会福祉法人・あゆみの家に委託。店舗はアクアウォークから無償提供を受けた。土、日は休み。

障害者が働くパン店 シャッター絵画完成 大阪芸大生ら心込め 大阪

産経関西 
吹田市内本町の新旭通り商店街にある“働く障害者”のパンの店「グーチョキパン屋さん」のシャッターに、大阪芸術大生らが描いていた“シャッターアート”が完成した。青い空に浮かぶパン、花畑と太陽もデザインされ、閉店後の商店街を明るく照らしている。「シャッターに絵画を」というアイデアが生まれたのは、実は店の収入減がきっかけだった。同店は地域の病院や保育園での販売、給食用パンの受注もしているが、全体の約3割を店売りが占めるという。店での接客は、地域の人たちに障害者への理解を深めてもらう上での重要なコミュニケーションの機会でもあり、何とか関心を持ってもらおうと腐心していた。

2010年12月21日火曜日

人気の薫製七面鳥、出荷間近 北海道

十勝毎日新聞 
クリスマスを前に薫製にした七面鳥(スモークターキー)の出荷準備が20日午前10時、帯広市内の知的障害者更生施設「帯広はちす園」(大正町、伊藤健治施設長)で始まった。薫製の香りがする小屋で、施設利用者と職員十数人が丁寧に箱詰め。21、22の2日間で道内や遠くは沖縄県まで300箱発送する。同園オリジナルの特製のタレに漬け込んでゆで、サクラの木のチップで3、4時間かけて19〜20日に燻煙した。今年分は完売、来年分の予約も徐々に入っている人気ぶり。

みのり園コンサート:真心こめた演奏披露 創立50周年、知的障害児ら熱唱 長崎

毎日新聞 
長崎市平山町の知的障害児施設「みのり園」(村田宏施設長、57人)の第12回コンサートが19日、同市のNCC&スタジオであり、保護者や卒園者ら約500人が真心のこもったハンドベル演奏などに聴き入った。この日は、6〜23歳の男女57人が出演。職員の合図に合わせ、ハンドベルなどの楽器演奏、合唱を披露した。演奏中、男児が「泣き虫だった僕を心配するお母さん。僕たち頑張る。それが親孝行」などと意見表明する場面もあり、客席では涙をハンカチでぬぐう人たちもいた。

発達障害のプロバイオリン演奏家 豊岡で演奏会 兵庫

神戸新聞 
広汎性発達障害がありながらプロのバイオリン演奏家として活動する廣澤大介さん(29)=大阪市住之江区=のコンサートが19日、豊岡市大手町の豊岡市民プラザで開かれた。詰めかけた観客約200人が、繊細で優しい音色に何度も拍手を送った。廣澤さんは、7歳で始めたバイオリンに心血を注いできた。2001年にポーランドであった「障害者のための国際音楽フェスティバル」で特別賞を受賞。以降、定期演奏会や小学校や施設でのコンサートなどを重ね、06年、プロとして活動することを決めた。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 被告人質問/2 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判の第9回公判(16日)。松雪被告に対する被告人質問が行われ、被告側弁護士の尋問が続いた。

育む心と体:特別支援学校とスポーツ/2 いわき養護学校高等部 福島

毎日新聞 
安全のため複数教諭が指導 補助役も成果に喜び
県立いわき養護学校(いわき市)の高等部バスケットボールチームを指導する教諭らのモットーは「技術面、心理面の小さな進歩を見逃さず、辛抱強くスモールステップ」。その兆しを察知するため、指導の中心の二階堂俊介教諭は練習前、生徒の担任に授業中に変化がないか聞くことも欠かさない。ただ、安全管理の面から指導には細心の注意が必要だ。一般的に生徒は、てんかん発作を起こしたり、突然パニックに陥ったりすることがある。練習に参加せず、傍らで歩き回る生徒がいたり、意思を伝えるのが不得手でトラブルになることもある。

'10取材帳から:参院選、投票干渉・偽造 施設の長に説明責任 山梨

毎日新聞 
施設を運営する社会福祉法人の理事長で県議の前島茂松氏(80)に当たると、「いずれ、私から皆様にきちんとご説明する時が来ると思いますので」と返答があった。自分の意思を十分に表現できない人たちの選挙権をどう守るのか、取材を深める必要を感じていた。前島氏は、県議という社会的責任のある立場だ。当然、後日に説明があるものと思い込んでいた。前島氏は結局、施設長が罰金50万円の略式命令を受けた後も、公の場で事件について説明していない。今月中旬に電話を入れると「終わったこと。私個人は関与していないので」と語るのみだった。

知的障害:子育て、手記に 27家族が執筆、藤沢の内海さんまとめ 神奈川

毎日新聞 
ダウン症などで知的障害を持つ子供を育てている母親らの体験記「子育て手記 障がいだってスペシャル」(雲母(きらら)書房)が出版された。手記をまとめた藤沢市在住の放送作家・内海邦一さん(56)は「障害児を持つ家庭の前向きな姿を病院や学校の関係者、健常児の家庭に知ってほしい」と話している。内海さんはNHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」などを担当し、自身もダウン症の長男(16)を育てた。昨年6月、妻智子さんが子育てドキュメント「ぼくはダウン症の俳優になりたい」(同)を出版。担当編集者から、ほかの障害児も含めた多くの事例を紹介できないかと依頼され、出版を思い立ったという。
知的障害児のタレント育成も手掛ける企画会社なんてあるんですね。

こころみ学園の川田昇園長死去 ワイン造りで知的障害者の自立支援 栃木

下野新聞 
知的障害を持つ子どもたちとブドウ畑を切り開き、半世紀以上知的障害者の支援に力を注いできた知的障害者更生施設「こころみ学園」園長の川田昇さんが17日深夜、老衰のため足利市内の病院で死去していたことが、19日分かった。89歳。佐野市出身。自宅は足利市旭町。通夜は21日午後6時から、告別式は22日午後1時から、足利市田島町616の「こころみ学園」で行う。施主は長女池上知恵子さん。園生の自立を目指してブドウを栽培し、80年には園生の親らが出資して有限会社「ココ・ファーム・ワイナリー」を設立、84年からワイン造りを始めた。2000年の九州沖縄サミットではスパークリングワインが、08年の北海道洞爺湖サミットでも赤ワインが使われるなど、その品質が高く評価されている。

障害者アート発信に意義 活動11年、山梨市のギャラリー閉館

山梨日日新聞 
山梨市上神内川にあるギャラリー「アートセンター・コスモス」が今秋、11年の歴史に幕を下ろした。川口園子代表の「障害者の作品を見てもらいたい。小さな街の灯になりたい」との思いが込められ「障害者アート」を世に出し続けたギャラリーだった。川口さんはこれからも何らかの形で障害者アートを社会に出していく活動を続ける予定だという。同ギャラリーは障害者と一般のアーティストを、同じ作家として見てもらうことをスタンスに1999年10月にオープン。だが、維持していくことが困難になり「当初の目標だった、障害者アートを世間に知ってもらうという役割は果たした」と、10月末で閉館した。

ダウン症協会がクリスマス会 熊本

読売新聞 
ダウン症の本人や家族で作る日本ダウン症協会熊本支部(藤本勢二支部長、熊本市)のクリスマス会が19日、熊本市のルーテル学院大で開かれた。クリスマス会は今年35回目で、本人や家族、高校、大学生のボランティアら約200人が参加。サンタクロースやトナカイの格好にふんし、クリスマスにちなんだ歌や踊りなどの出し物を楽しみ、学生ボランティアがクリスマスプレゼントを配った。

脳疾患130種以上の関連遺伝子を特定か、研究

AFPBB News 
130種類以上の脳疾患の進行に重要な役割を果たすタンパク質の一群を特定したとの論文が、米科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス(Nature Neuroscience)」に掲載された。これらのタンパク質群は、アルツハイマー病やパーキンソン病など多数の脳疾患との関連性だけでなく、人間行動の発達にも驚くほどの関連性があることが分かったという。脳手術中の患者のシナプスからPSDを取り出して分析した結果、予想をはるかに超える130種類以上の脳疾患がPSDと関連していることを突き止めた。また、神経変性疾患の他にも、てんかんや、小児期に発達する自閉症などとの関連性も明らかになったという。

君はみんなの「太陽」 ダウン症の米田君/五條西中・軟式野球部 奈良

奈良新聞 
近畿大会に何度も出場する強豪の市立五條西中学校(五條市大沢町、喜多孝行校長)軟式野球部で、1年生の米田太陽君が毎日練習に励んでいる。米田君はダウン症だが、仲間の部員たちは米田君を特別扱いしない。「野球が好き」という、同じ気持ちでグラウンドを走る彼らを見守る辻田国雄教頭は「私たちはどの子にも与えられているチャンスと真正面から向き合っているだけ」と話している。「太陽がいてくれるだけでみんなのテンションが上がる」とキャプテンの武田祥太朗君。父の篤也さんは「ハンディキャップがあっても、その子にあったポジションが見つかれば社会参加ができることを実感した」と話している。

市役所内に障害者物販所開設 愛媛

愛媛新聞 
障害者の地域とのふれ合いと収入確保につなげようと、四国中央市役所1階に20日、常設の共同物販所「だんだん」がオープンした。市内の5団体が手作りパンや手芸品などを販売する。営業時間は午前10時〜午後3時ごろ(土日祝日除く)。市は寒暖対策も兼ねて木製の販売所(幅2・3メートル、奥行き1・4メートル、高さ2メートル)を常設した。設置費47万円。。同日のオープンには関係者約30人が出席。井原巧市長が「雇用を支える意味もある。もうけてくれたらありがたい」とあいさつ。
も、もうちょっと立派なのは無理だったのでしょうか。

2010年12月20日月曜日

あおもり若者チャレンジネット設立/五所川原 青森

陸奥新報 
若者も地域の課題に向き合い、地域づくりに関わろうー。五所川原市のNPO法人「あーるど」の大橋一之理事長(30)の呼び掛けで今月、五所川原市に「あおもり若者チャレンジネット」が設立される。農業や雇用、教育、福祉など地域が抱える問題を集会などを通じて共有し、地域づくりに関わる人材を育て、最終的に起業家を輩出しようという試み。26日の設立記念講演会は午後1時から、ふるさと交流圏民センター「オルテンシア」で開く。愛知県の社会福祉法人むそうの戸枝陽基理事長が基調講演し、津軽地吹雪会の角田周代表ら4人と「全員参加のまちづくり」をテーマにパネルディスカッションを行う。

障害者と醸すハーモニー 大阪

読売新聞 
障害者が全体の4分の1を占める楽団「柏原青少年オーケストラ」(柏原市)が23日、バリアフリーコンサートを大阪国際交流センター(大阪市天王寺区)で開く。知的障害などで楽譜が読めない団員は、健常者の団員の演奏を聴くなどして音階とリズムを覚えるという。本番を前に、団員は熱のこもった練習を続けており、小船進団長(61)は「みんな音楽が大好き。情感あふれる演奏を楽しんでもらえれば」と話している。同楽団は1984年に設立。柏原市などに住む30歳以下の正会員と指導役のOB計約80人が活動する。うち約20人は知的障害者や自閉症患者、視覚障害者らで、ティンパニーやトライアングル、合唱などを担当する。コンサートは午後1時半から。ベートーベン「交響曲第9番 合唱付き」など2曲を演奏する。

障害者就農支援:県が窓口づくり事業を来年度スタート 仲介役サポーター育成 長野

毎日新聞 
県は来年度から、障害者の就農を支援する窓口づくり事業をスタートする。長引く不況で、県内の福祉施設では製造業の下請けなどの仕事が減り、働き口の確保に苦慮。一方、県内でもここ数年増加している農業法人では、規模や栽培品種が拡大して人手が不足しがちだという。このため県は、障害者と農業を結びつける仲介役として、情報提供や障害者に作業を教えるサポーターの育成に乗り出す考えだ。

育む心と体:特別支援学校とスポーツ/1 いわき養護学校高等部 福島

毎日新聞 
集団で体力づくり 社会人への訓練にも
知的障害がある生徒のみ通う県立いわき養護学校(いわき市)体育館に、高等部の生徒が集まった。木曜日と合わせて毎週2回、生徒100人のうち男女約30人が参加するバスケットボールチームの練習が始まった。ドリブルやシュート、ゲームなどで1時間半汗を流した。試合に勝つことが目標ではあるが、生徒の多くは一定の体力が必要な製造業に就職することが多いため、それに備えた体づくりの目的も大きい。さらに重要なのは、生活習慣の訓練としての側面だ。こうした行動を集団で反復することにより、生徒は社会の基礎を学ぶ。

ユニークな発想力で人目奪う力作ズラリ 特別支援学校生徒作品展 群馬

MSN産経ニュース 
県内の特別支援学校に通う児童や生徒の作品を紹介する「ハートフルアート展」(県教育委員会など主催)が、県庁1階の県民ホールなどで開かれている。21日まで。同展は、障害のある子供らの作品を通じ、特別支援教育への理解を深めてもらおうと、毎年開催されている。16回目の今回は、23校の1669人が出品した絵画や立体造形など約1千点が並べられた。

相模女子大生とダウン症児、クリスマス会で交流で互いに成長 神奈川

カナロコ 
ダウン症の子どもたちを招いたクリスマス会が18日、相模女子大学(相模原市南区)で開かれた。子ども教育学科の学生を中心とした障害児福祉サークル「どれみんみん♪」が初めて企画。学生約20人と子どもたち約10人が一緒にリースづくりなどを楽しんだ。同学科3年の女子生徒は「楽しい気持ちを共有することで、子どもたち一人一人の個性が見えてきた」という。相模原市内で活動するダウン症児の親の会「エンジェル会」の九嶋園子さんは「学生にとっては勉強になるし、子どもたちも親から離れて集団行動を学べるいい機会」と話す。両者の関係は2008年から。

2010年12月19日日曜日

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 被告人質問/1 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判の第9回公判が16日開かれた。松雪被告に対する被告人質問が行われ、被告側の弁護士が尋問した。

弁護士 その中で精神錯乱者の保護の経験は。
被 告 なかった。

東金の5歳園児殺害:弁護団が方針一転 遺族、強い不快感 千葉

毎日新聞 
東金市の保育園児、成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)を殺害したとして殺人などの罪に問われた同市の無職、勝木諒被告(23)の初公判が17日、千葉地裁(栃木力裁判長)でついに始まった。被告の弁護団は、冤罪(えんざい)だとしていた当初の主張を撤回し、起訴内容を認めた。この方針転換に、幸満ちゃんの母多恵子さん(40)は「訳が分からなくなった」と強い不快感を表明した。社会に強い衝撃を与えた事件から2年3カ月。注目の審理が始まった。
検察・弁護側冒頭陳述などで事件の経緯が詳しく載っている記事です。

発達障害児:親や教師が対応学ぶ 高知

毎日新聞 
対人関係が苦手など、行動の一部に障害がみられるLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、アスペルガー症候群(広汎性発達障害)などの発達障害児を持つ親や教師が効果的な対応をロールプレーイング(役割演技)の手法を使って学ぶ講演会が、高松市男女共同参画センター(同市錦町1)で開かれた。主催は「香川LD周辺児(者)親の会」(井本久美子代表)。99年の設立以来、親や教師らから、発達障害についての相談を受ける公開講座を毎月開催している。

障がい者自立支援法可決。11月15日〜12月15日の人気エントリートップ10

障がい者の働く場ニュース 
11月15日〜12月15日に掲載されたエントリー(記事)のなかから、ページビュー(PV)の多かった順にベスト10を選出しています。
  1. 障害者自立支援法、衆院委で可決
  2. コミュニケーション障がいが市販薬で改善
  3. 悲願の自立支援法成立にJDDが歓迎の声明
  4. アジアパラリンピックが12月開幕
  5. 障がい者雇用で新会社「いなげやウィング」
  6. 横浜市が肺炎球菌ワクチン接種費用の一部助成を開始
  7. TOTO 障がい者の継続的な採用を行うことを発表
  8. 廃案にして!! 日本てんかん協会が参院に要望書
  9. 障がい者の強みを生かせる会社
  10. 障がいの重複した子どもの教育に関する実態調査

豆乳使った新スイーツ、江戸川の障害者作業所に 東京

読売新聞 
知的障害者が豆乳を生かしたスイーツを製造・販売する江戸川区北小岩2の洋菓子店「ベリィソイズ」がきょう18日、開店から1年を迎える。販売する品数も増え、売り上げも順調な開店1年の節目を記念し、おからを使った口溶けが良い新食感スイーツを新発売する。ババロアやプリン、ドーナツなどに加えて、新たな人気商品になりそうだ。今回ラインアップに加わるのは、フランス語で「真っ白な雪玉」という意味の「ブール・ド・ネージュ」。おからと小麦粉、バター、砂糖が原料の焼き菓子で、さくさくとした歯触りと口溶けの良さが楽しめる。ショコラ、抹茶、ミルクの3種類があり、2個入りで1袋100円。

2010年12月18日土曜日

東金園児殺害:訴訟能力争う姿勢 軽度の知的障害理由

毎日新聞 
千葉県東金市で08年9月、保育園児の成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)が殺害された事件で、殺人罪などに問われた同市の無職、勝木諒被告(23)は17日、千葉地裁(栃木力裁判長)での初公判で「間違いはありません」と起訴内容を認めた。弁護側も「被告は訴訟能力がない。殺人については心神耗弱状態だった」などと述べ、「軽度の知的障害」を理由に責任能力や訴訟能力を争う姿勢を示した。

東金園児殺害:訴訟能力焦点に 専門家、捜査側の問題指摘

毎日新聞 
今回の公判の特徴は、知的障害のある勝木被告の「訴訟能力」が焦点となる点だ。判決をも左右する責任能力ではなく、そもそも刑事裁判に耐えられる状態なのかが争われるのは極めて珍しい。容疑者や被告の知的障害を重視せず、公判に持ち込む捜査側の問題点を専門家は指摘する。知的障害者は、取調官の誘導に沿って供述が変わりやすい傾向があるが「今の司法制度には障害への配慮がないに等しい。捜査段階で訴訟能力を鑑定し、起訴の可否を判断することが必要だ」と指摘する。自白調書の証拠採用に同意し、起訴内容を認める方針に転じた弁護団が、訴訟能力がないことをどう立証するのか注目される。

障害者基本法改正で意見書 差別撤廃規定を大幅に拡充

47NEWS 
政府の「障がい者制度改革推進会議」は17日、来年の通常国会に提出予定の障害者基本法改正案に向け、意見書をまとめた。撤廃すべき障害者への差別の規定を現行法より大幅に拡充することなどを盛り込んだ。意見書は、段差やスロープのない施設を利用できないなど、日常生活の妨げとなる社会設備の不備や、障害者への配慮の欠如についても広く差別と規定。国に対し、差別禁止の法整備や社会的な啓発を求めている。

発達障害生徒の暴力で被害 支援教育拡充で和解

日本経済新聞 
広汎性発達障害のある男子中学生の暴力で心身に傷を負ったとして、同級生だった10代の女性が、加害生徒の両親と学校を運営する鳥取県米子市の事務組合に計約500万円の損害賠償を求めた訴訟は、17日までに鳥取地裁米子支部で和解が成立した。和解は3日付。和解条項には慰謝料50万円の支払いのほか、学校側が特別支援教育の環境整備のため人員拡充やカリキュラム整備など積極的な対策を講じることも盛り込まれた。原告の女性は2008年に提訴。訴状によると、米子市の中学に在校中、同級生の男子生徒に腹を蹴られたり、机をぶつけられたりした。女性や両親は担任教諭や校長らに相談したが、学校側は「そういう人だから何をされても我慢しなさい」などと説得するだけで、具体的な対応をしなかった、と主張していた。

障害者11人が就労 支援事業所が成果 那須塩原 栃木

下野新聞 
昨年9月に、高砂町に開設された障害者の就労移行支援事業所「ウイングル・ヒューマンサポート黒磯」が実績を挙げている。同所で就労訓練を受けた障害者11人が今月までに、那須町や市内のホテル、福祉施設などに就職、または内定した。同事業所の岩渕聡センター長(32)は「利用者にも刺激で就労意欲が高まっている。企業も障害者雇用に関心を持って」と話している。同事業所は障害者にパソコンの技術指導をする民間会社「ウイングル」が運営し、仙台市やさいたま市など全国に計11カ所ある。19日午後1時からは、西那須野公民館で就職セミナーを開催。

市内がロケ地のヒューマン映画 神奈川

タウンニュース 
『ぼくはうみがみたくなりました』新春に上映
城ヶ島・三崎下町など三浦市内がロケ地としてふんだんに登場する映画『ぼくはうみがみたくなりました』(福田是久監督)の上映会が、新年1月16日(日)に行われる。主催のみうら映画舎は、ロケ支援を通じて三浦市の地域活性化を進めるために市内若手事業者と市役所職員によって設立したNPO団体で、この作品の制作趣旨にも賛同し、積極的に支援を行なってきた。2008年7月、約1カ月にわたって行われたロケでは、花暮・仲崎・油壺・うらり・三浦市立病院・三浦海岸・京急城ケ島ホテルなど市内各所で撮影が行なわれ、映画に登場している。同映画舎とあわせて、えいあん丸も積極的に協力を行なっている。NPO法人みうら映画舎の主催で三浦市民ホールで午前10時30分からと午後2時30分からの2回上映される。

障害者5団体がカフェ運営 平成24年オープンのアオーレ長岡 新潟

MSN産経ニュース 
平成24年1月にオープンする新潟県長岡市役所などが入る市民交流施設「アオーレ長岡」で、西棟の自由空間「ホワイエ」に設けられるカフェを市内の障害者5団体が運営することが決まった。同市市民交流推進室によると、カフェを運営するのは野いちご工房▽こばと▽工房こしじ▽ワークセンターざおう▽地域活動支援センターサンスマイル。持ち回りで平日の午前11時半から約2時間、各団体が作るパンや菓子などを販売するほか、簡単な飲み物の提供も行う。運営が軌道に乗った後は営業時間の拡大などを検討する方針。

2010年12月17日金曜日

誤解受けやすい「トゥレット症候群」知って18日に 佐賀

佐賀新聞 
自分の意思に反し突然叫んだり、まばたきや首振りなどをしてしまったりする「トゥレット症候群」の講演会が18日、佐賀市の県難病相談・支援センターで開かれる。同症候群の長男を育ててきた佐賀市出身の高取よし子さん(64)らが、誤解や偏見に苦しむ患者、家族の苦悩を伝え、社会に理解を求めて訴える。雄資さんは幼いころに始めたピアノに没頭する時間は症状が消えるという。現在、ドイツのハノーバー音楽大学に進学してピアノを学び、20日に東京でコンサートを開く。18日は午後1時半から。「トゥレット症候群は発達障害の一つ」と位置づける富崎小児科(佐賀市)の円城寺しづか医師の講演もある。参加無料。

うらやましく嫉妬心あった 栃木

朝日新聞 
抱かせてもらった乳児の足の骨を折ったとして、計4件の傷害罪に問われている足利市若草町、無職五月女裕子被告(29)の第4回公判が15日、宇都宮地裁足利支部であり、被告人質問が行われた。被告は「(親子が)幸せそうでうらやましくて、嫉妬心があってやってしまいました」と犯行動機について答えた。この日は弁護人の証人尋問として被告の父親も出廷。被告が小学校入学の際、学校側から特別支援学級を勧められたことを説明。病院に検査にいったところ、「普通の子どもより成長が劣っている」と説明されたという。父親は「小さい時に普通の子の学力をつけてもらえればと厳しく勉強させたので、それで恨みがあったんだと思います」と話した。
なんだか心が痛くなります。

東金保育園児殺害:17日に初公判 勝木被告の言動に注目

毎日新聞 
葉県東金市で08年9月、保育園児の成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)が殺害された事件で、殺人罪などに問われた同市の無職、勝木諒被告(23)の初公判が17日、千葉地裁(栃木力裁判長)である。弁護側は事実関係を認める一方、「軽度の知的障害」を理由に責任能力や訴訟能力を争う方針で、法廷での勝木被告の言動が注目される。弁護側は責任能力に関し「事件時は少なくとも心神耗弱状態。公判の展開によっては、完全に責任能力がなかったと(無罪)主張することもあり得る」とし、訴訟能力についても「被告の様子を見れば(ないことが)分かる」と話す。

「安永さんに暴行してない」 巡査長、被告人質問で 佐賀

佐賀新聞 
知的障害者の安永健太さんが警察官に取り押さえられた直後に死亡した事件で、特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われた佐賀県警巡査長松雪大地被告(30)の第9回公判が16日、佐賀地裁(若宮利信裁判長)で開かれた。松雪被告は初めての被告人質問で「健太さんに暴行したことも、けがを負わせたこともない」と答えた。弁護側からの安永さんを知的障害者だと分かっていたら対応を変えていたかという質問には「精神錯乱状態だとみて保護したので対応は変えない」と答えた。これを受けて検察官役側が知的障害者と精神錯乱者の違いについて尋ねると、「障害の有無に関係なく、問いかけに応じず、意味不明の言動をとる人が精神錯乱者」との見解を示した。

本人と周囲、歩み寄りを 障害児持つ親や障害者雇う会社 山口

朝日新聞 
長男の特徴記したサポートブック
自閉症からくるこうした態度が理解されず、「わがままな問題児」ととられがちな長男。そんな誤解をなくしたいと、御園生さんは長男が保育園に通っていたころ、長男と自閉症に関する約40ページの「サポートブック」を作った。
いろんな仕事任せ、出来ること続けさせる
山口県宇部市の「リベルタス興産」(有田信二郎社長)は、社員約40人のうち26人が障害者手帳を持つ。自閉症の男性社員は、対人関係や管理の仕事は苦手だが、高い記憶能力を生かし、書類の電子化作業で、原本と電子化後の画像を確認する作業を任されている。障害にもよるが、「いろんな仕事を任せてみる。できるなら続けてもらう。他の会社も新人にはとりあえず任せて、適性をみるでしょう。それと同じ」と有田社長。

発達障害者向け就労支援 ハローワークに専門相談員 全国45カ所

東京新聞
仕事をなくし、貧困に直面する人たちの中に、発達障害と思われる人たちが多くいる。社会的な支援を受けられず、派遣の仕事を転々とした後、不況で仕事を失うのが典型例だ。各地のハローワークや、発達障害者支援センターでは、就労に向けた支援が始まっている。
記事後半の部分が考えさせられます。
発達障害ではないと思われる人が「自分は発達障害なのでは」と相談してくることも多いという。発達障害に関する断片情報があふれ、発達障害に原因を求めやすい風潮も強まっているというのだ。「障害というほどではなく、その人の個性ととらえた方がいい人も多い。そういう人の対応に追われると、本当に支援が必要な人への対応が手薄になる」と話し、発達障害への正しい理解を求める。

野球ボール再生、1球50円 宇治の障害者支援NPO 京都

朝日新聞 
障害者の就労を支援する宇治市のNPO法人が、ボロボロになった使用済みの野球ボールの再生に取り組んでいる。球児らに道具を大切にする意識を育んでもらい、障害がある人の自立も支援する事業として注目されている。名付けて「エコボール」。1球あたり50円で修繕を請け負う。再生によりボールの寿命は3〜4倍程度になる。新品は400〜500円程度なので割安だ。1時間で15球程度を仕上げ、700円以上の報酬を得る利用者もいる。同市内のスポーツ用品店が無償で針と糸の提供を申し出るなど反響も広がる。小畑さんは「就労支援につながっているほか、地域社会とのつながりが深まったこともうれしい」と話す。
これはおもしろい試み、各地でもできるのでは...。

公立小・中学校、発達障害5.3%…福井

読売新聞 
福井県内の公立小中学校で2008年度、学習障害(LD)など発達障害があるとみられる児童生徒数が、3796人と全体の5・3%を占め、初めて調べた06年度の4・7%を上回っていることが県教委の調査で分かった。文部科学省が02年に示した全国平均6・3%を下回っているが、県教委の担当者は「まだ学校現場での認識が不十分で、把握できていない部分もあるのでは」としている。

障害者と一緒にダンス 横須賀美術館が参加者募集 神奈川

MSN産経ニュース 
横須賀美術館(神奈川県横須賀市鴨居)は、来年1月9日に開催する障害者と健常者が一緒に体を動かすワークショップ「からだの声に耳をすます」の参加者を募集している。同美術館では平成19年から、障害者が参加できるワークショップを毎年開催してきた。今年は、舞踏家の中嶋夏氏を講師に迎え、知的障害者と参加者全員でダンスに取り組む。同美術館まで申し込む。12月24日必着。

うさぎ独創的に、知的障害のある中学生の書が好評 神奈川

カナロコ 
愛川町中津の町文化会館で開催している書道展「秀琴書道会」に出展している、知的障害がある町立愛川中学校3年の久保田あゆみさん(15)の作品が好評だ。来年のうさぎなど干支をテーマにした独創的な作品が来場者の目を引いている。あゆみさんは障害のため、日常会話に支障をきたすことがあり、学校の放課後はほとんど家にいたという。書道教室を主宰する平田さんに打診したところ、快諾。ことし9月から親子一緒に月4回通い始めた。書道展は今月19日までで、入場無料。午前10時から午後4時半(最終日は午後3時)まで。あゆみさんの作品を含め、48点が展示されている。

障害者アート展:感性豊かな絵画48点ーー26日まで 富山

毎日新聞 
知的障害を持つアーティストグループ「ワークショップKAI=KAI」の展覧会「B・O・B」が26日まで、富山市桜町の元麻布ギャラリーTOYAMAで開催されている。同展は、正規の美術教育を受けていない人が生み出すアート「アール・ブリュット(生の芸術)」を知ってもらおうと4年前から開催している。タイトルの「B・O・B」は「breathe of bud」の略で「つぼみの息」との意味。入場無料。

自閉症モデルマウスで発達期のセロトニン異常を発見

科学技術振興機構 
JST課題解決型基礎研究の一環として、広島大学 大学院医歯薬学総合研究科の内匠(たくみ) 透 教授らは、自閉症ヒト型モデルマウスを使った研究で、発達期にセロトニン異常が生じていることを発見しました。自閉症に見られる社会性の行動異常は、臨床のデータなどからセロトニンとの相関関係があると知られていましたが、原因はほとんど分かっておらず、診断や治療法の開発のために、その病態解明が望まれていました。

2010年12月16日木曜日

ネコのあくび:会いたい

毎日新聞 
どうしても会いたい。そう言って九州のグループホームからAさんはいなくなった。若いころ名古屋で一緒に暮らしていた女性と会いたいのだという。親が残してくれた財産をねらって女性は近づいたのではないか。Aさんはだまされて捨てられたのではないか。支援スタッフはそう思ったが、それでもAさんは会いたいのだという。やはり女性は見つからず、Aさんは保護された。知的障害者が金をだまし取られたり、脅し取られたりする事件が後を絶たない。好意があるようなふりをして近づき、心のすきにつけ込む。だまされるなと言うのはたやすいが、だまされなければそれで幸せなのかという問いには誰が答えてくれるのか。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 安永さんの父親/2 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で07年、知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判。7日の第8回公判で、証人として出廷した安永さんの父孝行さん(49)に、検察役弁護士と被害者参加人の弁護士が尋問した。

検察役 事件から3年2カ月たったがこの事件についてどんな思いを。
証 人 結局この裁判では「たたいた」「たたいていない」だけで争われている。私は健太は警察に殺されたと思っている。致死で裁いてほしい。

「横浜ランデヴーストア」がアーティストと地域作業所のコラボ商品販売 神奈川

ヨコハマ経済新聞 
アーティストと障害者施設が協働で開発した商品を販売する「横浜ランデヴーストア」が、横浜赤レンガ倉庫2号館1階(横浜市中区新港1)に期間限定で出店している。横浜市では、2009年より商品開発プロジェクト「横浜ランデヴープロジェクト」をスタートし、横浜市を拠点とする企業や「手作業」による「ものづくり」に取り組んでいる市内の地域作業所とのコラボレーションによるさまざまな商品を製作している。開催時間は11時〜20時(12月の土曜・日曜、12月22日〜26日は21時、12月31日は19時、2011年1月1日は18時まで)。1月30日まで。クリスマス限定(12月23日〜25日)で横浜ベイクォーター(神奈川区金港町1)に出店する予定。

障害者自立へ 日韓合同展 埼玉

読売新聞 
障害者支援のNPO法人「織の音アート・福祉協会」(さいたま市北区)は16日から、同区宮原町の市施設プラザノースを会場に、韓国の障害者訓練施設「明暉園(ミョンヒウォン)」と合同で「日・韓障害者アート展」を開く。縫製作品や器、書などが19日まで展示され、国境を超えた障害者の自立と健常者との共生の道を広げる機会にするのが願いだ。合同展には、韓国の伝統的な服やアクセサリー類など27点が出品される予定。「織の音アート」が現地に生地を送って縫ってもらったエプロンやバッグなども並ぶ。「織の音アート」には縫製加工のボランティアが不足しているため、将来的には工房で織った生地を、明暉園で製品化してもらうことも検討しているという。4日間とも午前10時〜午後4時。入場無料。

福祉マイハート美術展:日中仏の知的障害者 東京

毎日新聞 
15日から青梅市立美術館(青梅市滝ノ上町)で、日中仏の知的障害者らによる作品展「第22回福祉マイハート美術展」が開かれる。今回、初めて作品が展示される町田市の知的障害者入所施設「つるかわ学園」の川添元弦さんの絵は作品集の表紙にも選ばれた。先天性の軽度知的障害を抱えていた川添さんが絵を描きはじめたきっかけは、19年前、渋谷のデパートで1枚の絵を見たこと。黒い夜空をバックに、人魚が浮かぶ絵だったと記憶している。絵に見入る川添さんは、画廊の女性に話しかけた。「こんな絵、描いてみたい」「あなたにも、描けるわよ」。それからは毎日のように、スケッチブックに絵を描き続けた。美術展では各国の知的障害者の絵画や工芸品、書など計85点が展示される。24日まで。入場無料。

龍野北高生ら福祉デザイン 兵庫

読売新聞 
県立龍野北高校(たつの市新宮町芝田)の生徒たちが、障害者福祉作業所「えびす工房」(同市龍野町堂本)の通所者が製作する商品として、バッグや携帯電話を飾る革製のアクセサリー「チャーム」を考案した。細かな作業が苦手な通所者でも作業しやすいよう配慮したほか、若者に好まれるデザインも目指した。生徒たちは「ちゃんと売れて利益を上げることが大事。私たちのアイデアが力になれば」と期待している。チャームは音符やハート、猫などをかたどった革と、同じ形にくりぬいた円形の革(直径約7センチ)をリングでつなぐデザイン。皮革製造会社が加工、着色した革に、えびす工房に通う知的障害者17人が工具で穴を開け、リングを通すだけで完成する。形と色で計25種類を用意し、価格は1個700円。そのうち350円が工賃としてえびす工房の収入になる。

重い知的障害・自閉症…写真が語る豊かな感性、共感集め出版 大阪

MSN産経ニュース 
知的障害を伴う自閉症の男性、高木紫苑(しおん)さん=大阪市住吉区=が、長年撮りためた写真を祖父の川柳と組み合わせて写真句集として出版した。収録されているのは、青空を泳ぐこいのぼり、池に広がる波紋など大胆に風景を切り取った作品約50点。その光景は言葉が話せない紫苑さんの心の動きが投影されているようで「感性が豊か」などとみる人の共感を集めている。写真句集は「群青の連綿」。作句を趣味とする紫苑さんの祖父、青野みのるさんが今年1月、「孫の写真に自分の川柳を合わせて本にしたい」と家族に相談、自費出版を決めた。

障害者の成人式出席支援 山口

読売新聞 
知的障害者、発達障害者らの支援をしている下関市のNPO法人「シンフォニーネット」は、来年1月9日に開かれる市主催の成人式で障害がある新成人に付き添うボランティアを募集している。岸田さんは、今年の同市の成人式に自閉症の男性2人が知人のボランティアに付き添われて出席し、不自由なく終えることができたことを知り、「サポートがあれば、多くの障害者が参加できる」と、ボランティアを広く募ることにした。ボランティアの対象は大学生か社会人。当日午前10時半〜午後0時半に出席する障害者に付き添って見守る。障害の状態は人によって違うため、事前に同法人スタッフや保護者と打ち合わせ、注意点などを確認。スタッフも会場で待機する。受け付けは今月20日まで。

成年後見制度:「市民後見人」増やそう 松山で施行10年シンポ、専門家講演 愛媛

毎日新聞 
成年後見制度の施行10年を記念したシンポジウム「誰もが利用できる成年後見制度をめざして」がこのほど、松山市市坪西町の県武道館であった。日本成年後見法学会副理事長で司法書士の大貫正男さんの講演や、県内の関係者による報告やパネルディスカッションがあり、制度を必要とする人が増える中で後見人をどう確保していくのかなどについて、意見を出し合った。大貫さんは講演で、この10年間で制度を利用した人が約17万人にとどまっていることを示し、「認知症の高齢者や知的障害者ら、制度を利用した方がいいと判断できる人は500万人いる」と、普及の遅れを指摘。また、後見人になる専門職の数が不足している問題点も挙げ、「必要な人が誰でも制度を受けられるよう、同じ目線で支援できる市民後見人を増やすべきだ」と訴えた。

知的障害者を家畜扱い、長年にわたり重労働させる 中国

サーチナニュース 
新疆ウイグル自治区トルファン地区のトクスン県の建材加工場「佳爾思緑色建材化工廠」が、施設から送られてきた知的障害者を長年にわたり「家畜のように」使って労働させていたことが14日までに分かった。障害者は四川省達州市渠県の「施設」から同加工場に送られたことが分かった。四川省当局が調べを進めたところ、「施設」は「障害者の自立を促進する民間公益団体」と称していたが、当局への届け出や許可はなかった。ホームレス状態になっていた知的障害者を収容して、簡単な訓練をほどこしたのち、各地の「仕事場」に送り出し、労働者への「賃金」を受け取っていた。
「豚や犬よりひどい扱いを受けている」と評判になっていた。障害者は給料を受け取っていなかったとみられる。ー昨日の続報です。

2010年12月15日水曜日

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 安永さんの父親/1 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で07年に知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判の第8回公判(7日)。安永さんの父孝行さん(49)が証人として出廷し、検察役弁護士が尋問した。

検察役 性格は。
証 人 一言で言えば純粋無垢。おとなしいし、近所の小さい子供とも遊んだり、けんかしたのを見たことがない。

検察役 腹を立てて誰かに攻撃することは。
証 人 ない。できない。

お父さんの出廷です。健太さんの特徴、なんかよくわかります。

小松島に発達障害専門校  徳島

読売新聞 
県教委は、発達障害で一般の高校への通学が困難な生徒のため、小松島市内に2012年4月、特別支援学校「県立みなと高等学園」を開校する。発達障害の生徒を専門に教える学校は全国でも珍しいといい、県教委は13日、募集や選抜についての基本方針を公表した。募集するのは、ストレスを原因とする心身症、精神疾患や、軽度な知的障害があり、一般の高校への通学が難しいと判断される県内の中学3年生や高校中退者。1学級8人の少人数で学びながら就労支援を受けられる。入試は県立高校の特色選抜と同じ日に行い、県立高校と併願できるようにする。学力試験や面接、作業能力検査と、調査票を総合的に判断して合否を決める。県教委は今年度末にも、生徒や保護者を対象に説明会を開く予定。

障害者自立支援法 どう変わる?

読売新聞 
この法律は「障害者自立支援法」で、今月、改正法が国会で成立した。項目ごとに異なるが、2012年4月1日までに施行される。自立支援法は、身体、知的、精神障害者への支援を一本化し、2006年に始まった。だが、福祉サービスを利用した障害者が、費用の1割を支払う「応益負担」を原則としたため、「障害が重く、多くのサービスを必要とする人ほど負担が大きくなる」との批判が集まっていた。もう一つの改正点は、福祉サービスの対象として、身体、知的、精神障害に加え、発達障害を位置づけたことだ。自閉症やアスペルガー症候群、注意欠陥・多動性障害、学習障害などがこれにあたる。

発達障害学生支援広がる 大学「全入」に対応

中日新聞 
読み書きが苦手だったり、衝動的に行動したりする発達障害がありながら大学に進学する若者が増えている。障害の把握が進み、一部の大学で受け入れ態勢が整ってきたことが背景にあるとみられるが、少子化で“大学全入時代”となるにつれ、発達障害やその疑いがある人の入学がさらに増えるのは確実。さらなる大学側の受け入れ態勢の充実が求められている。しかし、専任スタッフを置くなど、本格的に取り組む大学は全体的にはまだ少ない。藤井教授は「障害のために学習機会を失う不利益を生まないために、多くの大学が支援に取り組む必要がある」と話している。

障害者働きやすい職場へ研修 広島

中国新聞 
障害者の働きやすい職場づくりを担う企業のリーダーを養成する研修会が、広島市南区の広島県社会福祉会館で開かれた。県が初めて企画した。市内や東広島市などの10社の人事担当者たちが参加。障害に応じ、職場での対応の仕方を学んだ。講師を務めた県発達障害者支援センターの西村浩二センター長は「時間をかけて対応することが大切」と理解を求めた。職場環境になじめなかったり人間関係に悩んだりして離職するケースが目立っているという。

療育センターに専用施設 岩国市が基本設計概要 山口

中国新聞 
岩国市は、市医療センター医師会病院(室の木町)の一室に併設している療育センターの拡充に向け、新設する専用施設の基本設計の概要をまとめた。病院の敷地に地下1階、地上一部2階建ての施設を整備し、発達障害児の訓練スペースなどを確保する。2011年度の完成を目指す。バランス感覚や協調性を養う感覚統合療法▽身体の機能を高める理学療法訓練▽コミュニケーション能力を高める言語訓練ーなどに使う部屋を10室配置する。

発達障害支援に特化した組織、4月にも 知事意欲 埼玉

朝日新聞 
上田清司知事は13日、県議会で答弁し、自閉症や注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などの発達障害の支援に取り組むとして、「特化した組織を来年4月の体制で作りたい」と述べた。県は7月、障害者福祉、医療保健、子育て、教育の分野で、部局を越えた「子どもの発達支援プロジェクトチーム」を発足させた。「発達障害への理解を促す啓発」「親への支援」「相談・診断・療育など体制の整備」「支援のための人材育成」の4項目に取り組むとする報告をまとめている。

自閉症児の姿を描く「星の国から孫ふたり」 16日に上映会 宮城

河北新報 
自閉症児の姿や支援のあり方を描いた映画「星の国から孫ふたり〜『自閉症』児の贈りもの〜」(槙坪多鶴子監督)の上映会が16日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開かれる。原作は、米国バークリーを舞台にした門野晴子さんのノンフィクション。日本の現状に置き換えて映画化した。コミュニケーションが難しい自閉症の孫2人を「星の国からの贈りもの」と肯定的にとらえ、奮闘する祖母ら家族の物語だ。上映は午後2時と午後7時の2回。いずれも上映後、槙坪監督が語る予定。入場料は1000円。

中国の工場経営者が知的障害者に劣悪労働強制 当局が捜査

MSN産経ニュース 
14日付の中国紙、京華時報によると、中国新疆ウイグル自治区トルファンの建材工場で四川省から連れてこられた知的障害者8人が約3年間にわたり劣悪な労働条件下で働かされていたことが分かり、警察が捜査に乗り出した。工場経営者は四川省の障害者施設と契約し、8人を連れてきたとしているが、暴行を受けていたほか、2年間風呂に入っていない人もいた。給与も支払われていなかったという。

障害者が作ったシイタケ人気 初日は「完売」 東京

MSN産経ニュース 
東京都江戸川区障害者就支援センターが生産しているシイタケが14日、東京メトロ西葛西駅南口広場で販売された。優良シイタケ3箱と廉価なネット入り15袋を用意し、完売した。センターのシイタケは、江戸川区西篠崎のセンター農園で28日まで販売されるほか、16日に区役所前、21日に都営新宿線篠崎駅前、28日に東部区民館前(東瑞江)でも販売する予定。

2010年12月14日火曜日

ゴッホ展に障害者600人を無料招待 福岡

西日本新聞 
九州国立博物館(福岡県太宰府市)と西日本新聞社は来年1月1日に開幕する「没後120年 ゴッホ展」(九州国博など主催)に障害者600人を無料招待する。招待日は来年1月31日。この日は休館日で、車いすの利用者などにゆっくりと観覧してもらうのが狙い。対象は身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証を持っている人で、招待者1人につき介護者1人も無料招待する。
ゴッホ展行ってきました。よかったです。(東京は12月20日まで、国立新美術館)

千葉女児殺害17日に初公判 弁護側、責任能力争点に

日本経済新聞 
千葉県東金市で2008年9月、保育園児、成田幸満ちゃん(当時5)が殺害、遺棄された事件で、殺人罪などで起訴された勝木諒被告(23)の公判前整理手続きが13日、千葉地裁(栃木力裁判長)で行われ、17日に初公判を開くことが決まった。弁護側は起訴内容を争わず、責任能力と訴訟能力の有無などを争点とする意向を明らかにした。勝木被告の知的障害などを理由に、訴訟能力がなく、犯行当時は心神喪失か心神耗弱の状態だったと主張する方針。

「地域密着型」のコラボレーションが実現! 大阪

朝日新聞 
事業所で働く障害者の賃金をアップさせたいーー。こう考えたコンサルタント会社の経営者が仕掛け人となり、堺市中区の府立大学の生協で、地元の障害者が作った和菓子などを販売する「地域密着型」のコラボレーションが実現した。コラボのきっかけを作ったのはコンサルタント会社「プレジャーサポート」(大阪市中央区)の町孝幸社長。 昨年12月、町さんの事務所でインターンシップ(就業体験)をしていた立命館大学3回生の直井望さん(22)が「障害者が作った商品を見てもらえませんか」と、府内約10カ所の大学生協にメールを送信。府立大生協の職員大竹聖和(きよかず)さん(50)が「できれば地元堺の作業所で作った、オリジナルのものを」と、学生向けの商品を発注した。

障害者バラエティー2時間スペシャルーちょっと気になった「民放風」

J-CASTニュース 
<ETVワイド「笑っていいかも!? バラエティー番組からバリアフリーを考える」>「障害者の障害者による障害者のためのバラエティー「バリバラ」の2時間スペシャルです。2時間はちょっと長すぎたけど、大いに笑わせてもらいましたよ。でも、見終わってからひとつ気がかりな点が残りました。大運動会もドッキリも民放の普通のバラエティーのネタだということ。意地悪な言い方をすると、民放風バラエティーを障害者がやって見せたという構成になってしまっていた。やはり、この番組の魅力は身障者の側からの発想のゲーム・競技、お笑いじゃないと意味はないんじゃないでしょうか。
常識の 枠から飛び出せ 障害者(横澤彪)

障がい者の就労支援、大東建託子会社が浦安で印刷事業 千葉

朝日新聞 
大東建託の特例子会社である大東コーポレートサービスはこのほど、千葉県浦安市が障がい者就労支援事業の一環として建設した「浦安市ワークステーション」で印刷事業を開始した。総従業員は21人。うち11人の障がい者が経験者の指導を受けながら印刷事業を行う。同施設は、浦安市施設利用振興公社を代表事業者としてNPO法人や建築設計事務所など同グループを含む5者で構成された「いきがいづくり共同体」が企画、運営する。

2010年12月13日月曜日

TOTO 障がい者の継続的な採用を行うことを発表

障がい者の働く場ニュース 
福岡県北九州市に本社を置く、トイレや洗面器の製造メーカーとして知られるTOTO株式会社は2010年度から17年度までの8年間にわたり、毎年障がい者をグループ会社も含めて15人、計120人採用する方針を公表した。対象とする企業はほかにTOTOハイリビング(千葉県茂原市)、TOTOメンテナンス(東京都墨田区)、TOTOエムテック(同新宿区)、TOTOエキスパート(同)。ちなみに現在のTOTOの障がい者雇用率は2.05%となっており、すでに法定雇用率の1.8%はすでに上回っているが、17年度までに120人を雇用した場合障がい者雇用率は2.50%まで上昇する。

教育テレビで障がい者制度改革についての特集

障がい者の働く場ニュース 
NHK教育テレビが、障がい者週間にあわせて、6日〜9日にシリーズ「障がい者制度改革」を放送した。再放送は13日〜16日の午後0:00〜0:29にかけて行われる。番組は「障がい者制度改革推進会議」の進展具合や討論の中身を検証し、課題を浮かび上がらせていくというもので、1回目は「障がい者制度改革(1) “インクルーシブ”とは?」。出演者には、障がい者制度改革推進会議の議長代理「藤井克徳」さんが招かれている。

発達障害:理解深め シンポに250人参加 徳島

毎日新聞 
発達障害の子どもを持つ親や専門家が集い、障害への理解を深め、自立支援を考えるシンポジウムが11日、徳島市山城町のアスティとくしまであった。約250人が参加し、それぞれの立場から意見を交換した。県と鳴門教育大が主催。最初に、浜松医科大で精神医学を教える杉山登志郎特任教授が「ライフステージに沿った支援」をテーマに講演し、「小さな頃から適切な教育を積み上げるのが大事」と強調。「そのためには親や周りの大人が、きちんと障害に向き合わなければ」と訴えた。発達障害の子を抱える同市の主婦は「今日をきっかけに、改めて子どもとの関わり方を考えたい」と話していた。

ゆうこう:知的障害者を支援する農園で700個実る 長崎

毎日新聞 
長崎市土井首地区の自治会役員らでつくる「ゆうこう」農園の苗木に、今年約700個が実り、出荷が始まった。05年、地元有志が近くの知的障害者施設「虹の架け橋つるっ子作業所」を支援しようと始めたゆうこう栽培。6年がたち、販売益も出るようになって、支援の目的も実を結びつつある。ゆうこうは、古くから同地区などで栽培されていたかんきつ類。08年には、伝統的な食文化を守る活動を進める「スローフード協会国際本部」(イタリア)から、食の世界遺産「味の箱舟」に認定された。

身体・知的障害者、声援受け力泳 福井で初の合同大会 福井

福井新聞 
身体障害者、知的障害者が泳力を競う「福井県障がい者水泳大会」が11日、福井市の県営水泳場で開かれた。25種目に約30人のスイマーが出場。父母やボランティアらの声援を受け、力いっぱいゴールを目指した。 福井葵ライオンズクラブが主催、NPO法人「ブレイヴ・ドルフィンズ福井」が運営を担当したほか、県障害者スポーツ指導者協議会会員や個人参加のボランティアらが協力した。身体障害者と知的障害者の大会を合同で行うのは初めてという。

年賀状刷って32年 活版印刷機引退 三好の障害者施設 徳島

朝日新聞 
三好市池田町州津の知的障害者施設「箸蔵(はしくら)山荘」で、32年にわたり地元で注文を受けた年賀状を刷り続けた手動の活版印刷機が今年、役目を終える。昨年の故障で予備の部品が底をつき、年賀状離れの逆風もあって施設としても最後の年賀状。一枚一枚刷る印刷作業は地域の師走の風物詩で「丁寧な仕事ぶりは年賀状にぴったりだった」と惜しむ声もある。15年間、印刷機のレバーを操作してきた男性は「はがきを汚さないように刷るのが難しい。終わるのはやっぱり寂しい」。30年以上注文してきた地元の酒店主、日浦正彦さんは「きちんとした仕上がりで、少ない枚数でも注文に応じてもらえ、近所に勧めて回ったほどだ。本当に残念」と話す。最終の注文の受け付けは16日まで。

手を取り合い走る 高根沢町で障害者のマラソン大会 栃木

東京新聞 
知的・身体障害者が出場する「もう一つのマラソン大会」が十一日、高根沢町石末の町民広場で開かれ、六十八人の障害者が汗を流した。「障害者と健常者が共生できる社会」がテーマの大会には、高校生を中心とする多数のボランティアも参加。手を取り合って大会を盛り上げた。大会は障害者の自立を支援している「NPO法人わかば」(同町宝石台)の主催で、二〇〇六年に始まり今年で五回目。運営を手伝った高校生は、高根沢、さくら清修両高校の三十六人。地域の女性もけんちん汁を振る舞った。介助係として伴走したさくら清修高二年の手塚文哉君は「障害のある人に同情する気持ちもあったけれど、皆さんの前向きな姿勢に自分が励まされた。ずっと応援していきたい」と力を込めた。

店内で野菜栽培、活用 小松、レストランが来月開店 石川

北國新聞 
社会福祉法人南陽園(加賀市)は1月6日、小松市大領町で、野菜などの生育に必要な 光や養分を人工的に与える「植物工場」を店内に設けたレストランを開く。店舗内で生産 、消費する「店産店消」で誘客を図り、同園が取り組む障害者の就労を進める。店名は「しあわせ食彩ゴッツォーネ」で、和食とイタリア料理を提供する。昨年5月に 事業を停止した「レスト三湖」跡の店舗を改装して営業する。南陽園は障害者の就労移行支援事業などに取り組んでおり、一般スタッフ十数人ととも に、身体、知的障害者35人がパンなどの調理や清掃などに取り組む。南陽園の表是男専務は「店を繁盛させて障害者の就労の場を広げたい」と話している。

ダウン症の子どもたちの写真展 中京で27日まで 京都

朝日新聞 
ダウン症の子どもを持つ家族による写真展が11日、医療複合施設「シンフォニア御池」(中京区東洞院二条下ル)のギャラリーで始まった。子どもたちの日常生活をとらえた21枚を展示。ダウン症の子どもを持つ親たちの集まり「トコトコの会京都」が企画。メンバーの一人の武田みどりさんは7月13日、三人目の子どもとなる次男「一心(いっしん)」ちゃんを出産した。ダウン症との告知があったのは6日後。その間、ネットでダウン症の子どもを持つ親のブログを探し続けた。「告知はされなくても、なんとなくわかっていた。へこんだままでは子育てはできない。前向きな書き込みを探し続けていた」展示は27日まで、平日と土曜に開催。

2010年12月12日日曜日

亀田サンタ3兄弟が埼玉の障害者施設訪問 埼玉

デイリースポーツ 
亀田3兄弟が10日、埼玉県さいたま市の障害者支援施設「どうかん」を訪れ、26日のチケット約100枚を同施設に寄付した。興毅と大毅が、昨年3月にさいたまスーパーアリーナで試合を行った際に、同施設にチケットを寄付したことがきっかけで交流ができ、3兄弟はこの日、初めて訪問した。障害者らからエールを送られた興毅は「こっちが力をもらうね。もっと頑張らなアカン」と気持ちを引き締め、大毅は「こんなに応援してもらってうれしい」と笑顔を見せた。
12月26日(日)
史上初三兄弟そろい踏み 亀田祭り2010 〜Thank God It's BOXING DAY〜
 亀田興毅ーアレクサンデル・ムニョス(WBA世界バンタム級タイトルマッチ)
 亀田大毅ーシルビオ・オルティーヌ(WBA世界フライ級タイトルマッチ)
 亀田和毅ー対戦相手未定

障害者平均賃金、福井は全国1位 月額1万6621円

福井新聞 
授産施設などで働く障害者の平均賃金について、2009年度の実態調査がまとまり、福井県は月額1万6621円で全国トップとなった。 全国平均は1万2695円。大阪府が最も低く8931円だった。 本県は07年度が1万4570円(全国9位)、08年度は1万6187円(同2位)だった。県障害福祉課は「自主製品の開発や生産効率の向上など、各事業所が地道に取り組んできた成果が実を結んできた。今後も障害者の経済的自立に向けて支援していきたい」としている。
うーむ、1位で16,621円かあ。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 対向車線から目撃の女性/2 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判。7日の第8回公判で、現場交差点を車で東から西に進行する際、信号停車中に目撃した女性に対し、検察役弁護士が証人尋問した。

障害者の芸術・文化祭開幕 徳島

読売新聞 
「第10回全国障害者芸術・文化祭とくしま大会」(厚生労働省など主催、読売新聞徳島支局など後援)が10日、徳島市のアスティとくしまで開幕した。障害者の芸術、文化活動を通じ、社会参加しやすい社会について考える催しで、中四国での開催は初。12日には一般向けの発達障害についてのシンポジウム、歌手・川嶋あいさんのライブもある。12日まで。

絵画展:県障害者アートフェス「みつめあい」開催 埼玉

毎日新聞 
県立近代美術館(さいたま市浦和区常盤9)で、県障害者アートフェスティバルの絵画展「みつめあい」が開催されている。同フェスティバルは県主催で、障害者が芸術・文化面で持つ豊かな力を広く紹介するのが目的。絵画展は、フェスティバルの一環として、アートマネジメントや福祉を学ぶ県内の大学生18人が企画した。タイトルの「みつめあい」には、芸術を介して理解し合う場となるようにとの大学生の願いが込められている。12日まで。入場無料。

直方養護学校の児童、生徒の作品展 直方谷尾美術館 福岡

読売新聞 
直方市の直方養護学校に通う児童、生徒が手がけた絵画などを紹介する「キラキラアート展」が、同市殿町の直方谷尾美術館で開かれている。小学部と中学部、高等部の約260人が美術の授業で制作した水彩画や版画、陶器など約300点を出品。12日まで。開館時間は午前9時半〜午後5時半(最終日は午後4時まで)。入館無料。

愛育学園通所者展:絵画や彫刻50点 12日まで 石川

毎日新聞 
障害者週間(3〜12日)に合わせ、金沢市湯涌荒屋町の金沢湯涌江戸村で、障害者更生施設「愛育学園」の通所者による「H+ART(ハート)展」が開催されている。同学園内でアートを通じた社会とのかかわりを目指し、06年に開設された美術教室「Hart」で制作した絵画や彫刻作品約50点を展示。会場は1830年ごろ建築され、敷地内に移築された町家「旧松下家住宅」。歴史あるたたずまいの中で、個性的な色とりどりの作品が鑑賞できる。12日まで。午前9時〜午後5時半(12日は午後4時)。入園料は一般300円、65歳以上200円、高校生以下無料。

やった!落書きハウスが2年ぶりに復活 徳島

朝日新聞 
落書きハウスが2年ぶりに復活した。樫本泰夫さん(61)=鳴門市大麻町東馬詰=が春ダイコンを育てるビニールハウス。30棟を超える半透明のビニールは約10年前から、登下校の子どもたちの落書き公認のキャンバスだったが、昨シーズンは野菜の価格低迷もあって休耕し中断していた。落書き再開の10日、近くの知的障害者通所授産施設「かのん」に通う人たちと「しらゆり保育園」の子どもたちを招いて落書き大会を開いた。約40人が好きな場所で漫画のキャラクターや動物など思い思いの絵を描いた。

うさぎに負われて 神奈川

読売新聞 
横浜市旭区にある社会福祉法人「白根学園」内の日中生活介護所「風の丘」は、年明けに開かれる「初売り」や「初不動」用のだるま作りで大忙しとなっている。同学園のだるま作りは40年以上の歴史を誇り、「白根だるま」として知られている。紙製の卵パックを使った「紙粘土」作りから、だるまの成形、色付けなど、すべて知的障害者らが手作業で行っている。

2010年12月11日土曜日

鹿児島県こども療育センターに非常勤医師増員 鹿児島

南日本新聞 
鹿児島県は9日、子どもの多様な障害の早期発見や療育を行う県こども総合療育センター(鹿児島市)に非常勤の医師を増員し、15日から診察を始める予定と明らかにした。同センターはこれまで医師2人が診察しているが、今年6月の開設当初から診察の予約が相次ぎ、11月は初診が5カ月待ちとなっていた。県によると、1カ月当たり64人だった初診の受け入れを80人まで増やせる見込みという。

成人式出席を手助け 山口

朝日新聞
自閉症や発達障害の人たちを支援するNPOシンフォニーネット(下関市)が、来年1月に開催される成人式で、式典に出席する障害者に付き添ってくれる「見守りボランティア」を募っている。ハンディがあるため、1人では出席を見送る障害者が多いことから企画した。シンフォニーネットによると、下関市内で障害がある新成人は40人ほどで、これまでに知的障害のある9人が出席を希望した。成人式は大人として認められる大事なセレモニーであると同時に、慈しみ育てた保護者へのご褒美ーー。岸田さんは「同じ年代の人が経験することは同じように経験させてあげたい」と話す。

違いを力に - 発達障害をめぐる現場から 第3部 支援者たちの様相(4)

大阪日日新聞 
「人」生かし新たな職域 中小企業の挑戦続く
山本社長は、障害者も含めて人材活用を重視。奈良県の廃屋を多くのボランティアとともに再生した施設「空(くう)」は、実践の場の一つだ。飲食を中心に、イベントなども楽しめる同施設では、障害のない人と知的障害や精神疾患のある人も働く。山本社長は個々の状態に応じ、就労時間や仕事内容を調整。働きやすい環境づくりのために采配を振る。

発達障害児過去最多に 県教委調査、公立小中校で2%超 長野

中日新聞 
県内公立小中学校に通う学習障害(LD)・注意欠陥多動性障害(ADHD)など発達障害の児童生徒数は9月末現在、計3782人(全体比2・05%)で過去最多となり、全体の2%を初めて超えたことが、県教委の調査で分かった。調査を開始した2003年度から増加しつづけており、支援体制の整備が迫られている。山口利幸教育長は「就学時の判定のまま進学していくか、適応性の獲得に応じて普通学校に戻るか。教育環境の柔軟な仕組みを整えなくてはならない」と話している。

知的障害を持つ子供たちがミュージカル 12日に朝霞で初の一般公演 埼玉

MSN産経ニュース 
知的障害を持つ若者だけで構成するミュージカル劇団「A・UN」が12日、埼玉県朝霞市の市コミュニティーセンターホールで、創設以来初めてとなる一般公演を行う。演目はクリスマスをテーマにしたファンタジーで、メンバーの個性や障害の程度に合わせてアドリブもOKというのびのびした演出だ。メンバーはこの日のために1年以上かけて練習を積んでおり、約200人の観客の前でその成果を披露する。劇団にはもう一つのこだわりがある。舞台にはハンデのある者だけが登場することだ。舞台に出るタイミングも、すべて自分たちで判断する。健常者を交えないことで、「100パーセント自分たちで作り上げているんだ」と、メンバーに自信と責任が生まれているという。

間伐材まきづくり、障害者生き生き 浜松の作業所 静岡

静岡新聞 
浜松市北区の障害福祉サービス事業所「くるみ共同作業所」(永井昭理事長)と同区の都田建設(蓬台浩明社長)が、共同で県内の間伐材を活用したまきづくりに取り組み始めた。癒やしを誘うまきストーブの人気で、近年、まきは需要増。新たな取り組みは、不況で苦戦が続く作業所の利用者の生きがいづくりにもつながっている。経営するインテリアショップでまきストーブを扱う都田建設が、昨年ごろからのブームに対応して地元での安定調達先の確保のために同作業所に声を掛けた。

ポストカード:ケアホームの建設資金に 尼崎あぜくら作業所で販売 兵庫

毎日新聞 
尼崎市と西宮市に暮らす、20〜50代の知的障害者5人が描いた絵のポストカードが完成し、尼崎あぜくら作業所(尼崎市若王寺3)で販売されている。売り上げは、障害者が共同生活するケアホームの建設資金に寄付される。ケアホームは、社会福祉法人あぜくら福祉会などが建設委員会を立ち上げ、建設を進めている。職員が食事や洗濯のサポートをしながら、昼間は作業所などで働く障害者が共同生活する。両親が亡くなっても、遠くの施設に入るのではなく、慣れ親しんだ地元で生活できるのが特徴。ポストカードは18作品あり、6枚1組1000円で販売されている。

障害者福祉施設の力作並ぶ 長崎で全国ナイスハートバザール 長崎

長崎新聞 
全国各地の福祉施設の障害者が作った商品を展示即売する「全国ナイスハートバザール2010in長崎」(県社会福祉協議会など主催)が9日、長崎市尾上町のJR長崎駅かもめ広場で始まった。13日まで。自立・就労を目指して製作活動に励む障害者の姿を知ってもらい、社会参加を促進しようと開催。県内外の授産施設や小規模作業所など約90施設が出品した。

2010年12月10日金曜日

グループホーム充実など訴え、障害福祉の未来を考える集いに1500人 神奈川

カナロコ 
障害者の暮らしや活動に理解を求める「第19回障害福祉の未来を考える集い」が障害者週間の最終日である9日、横浜市中区の山下公園で開かれた。同市内の100カ所以上の地域作業所などから、障害者とその家族や援助者ら約1500人が参加し、グループホームの充実などを訴えた。主催団体の一つである同市グループホーム連絡会の室津滋樹会長はグループホームで普通の暮らしを望む障害者は多い。自治体の財政状況は厳しいと思うが、補助金などで新設を支援してほしい」と協力を呼び掛けていた。

違いを力に - 発達障害をめぐる現場から 第3部 支援者たちの様相(3)

大阪日日新聞 
引きこもりに自立促す 有給の就労体験が有効
発達障害に有効な支援方法について、淡路プラッツでは、一日のスケジュールや個別作業を書いて示す「見通しの視覚化」を重視。また、あいさつなど自立後に必要な振る舞いや作業を細かくチェックリスト化し、個別課題をあぶりだして作法を習得させている。一方、一定の社会性や自立への力を身に付けたとき、障害の有無にかかわらず有効なのが、給与と社会保険が付いた有給の就労体験だという。挫折に強くなるなど、給与が責任感ややる気を育んだという。田中代表は「通所型施設にとって究極の支援」と位置付ける。

児童ら感じ方体験 三重

朝日新聞 
外見からでは理解されにくい自閉症や発達障害などがある子どもの見え方、感じ方を疑似体験する授業が8日、伊勢市立東大淀小学校であった。4〜6年の60人がペットボトルや軍手など身近な道具を使って体験した。「自閉症を通じて苦手なことについて考える」と題し、自閉症の長男がいて学校などで出前講座を開いている愛知キャラバン隊ネットワークの山本浩人さんが講師を務めた。ペットボトルでできた視野が狭くなるメガネを使い、スクリーンに映ったものを当てるクイズや、大きな雑音がする中で軍手をはめて折り紙をした。頭で理解しているのにできなかったり、もどかしかったりする障害に伴うハンディを疑似体験した。

子どもの「受動喫煙」、メンタルヘルスに悪影響 英研究

ロイター 
親など周りにいる人がタバコを吸うことで「受動喫煙」にさらされる子どもは、そうでない子どもに比べて精神面で問題が多くなる傾向が、英国で実施された研究で明らかになった。ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)のチームは、英国に住む4ー8歳の子ども901人を対象に、唾液などから受動喫煙の度合いを調べたほか、子どもの親にアンケートを実施。その結果、平均すると、受動喫煙の量が多い子どもほど、多動性障害や行為障害など精神的な問題を抱える傾向にあることが分かったという。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 対向車線から目撃の女性/1 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で知的障害者の安永健太さんが警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判の7日の第8回公判。現場交差点を車で東から西に進行する際、信号停車中に目撃した女性に対し、被告側弁護士が証人尋問した。

弁護士 法廷での証言を求められ、どう思ったか。
証 人 最初は戸惑ったけど、私が見た限り、警察官は手をあげていないと思ったのでそれを証言したいと思った。

12日に岐阜市で「障がい者の文化交流の集い」 岐阜

岐阜新聞 
障害者が劇などを発表する「障がい者の文化交流の集い」が12日午後1時から、岐阜市日光町の日光コミュニティセンターで開かれる。本番を前に最後の練習が同市橋本町のハートフルスクエアーGで行われ、出演者は笑顔で明るく取り組んでいた。当日は知的障害やダウン症の小学生から社会人までで構成する「劇団ドキドキわくわく」の36人が、愛をテーマにした劇を披露する。同劇団は6年前に結成され、今回が12回目の公演となる。

障害者支援に理解を、シンポジウムで家族ら事例報告へ 神奈川

カナロコ 
障害者へのサポートのあり方などについて理解を深める「『障がい者のくらしと支援』を考えるシンポジウム」が11日、横浜市戸塚区戸塚町の同区福祉保健活動拠点「フレンズ戸塚」で開かれる。同区福祉保健センターなどの主催。障害者の家族や就労支援施設などの関係者が事例を報告し、課題解決を目指すほか、各団体の連携強化も図る。同区高齢・障害支援課は「地域でどのような支援活動が行われているのかを知るきっかけにしてほしい」と話している。入場無料で先着120人。午後1時半〜4時半。

鉄道の仕事 懸命に - 高等養護3年生・JR奈良駅で初実習 奈良

奈良新聞 
R奈良駅(奈良市三条本町、豊田重弘駅長)で7〜9日の3日間、県立高等養護学校(田原本町宮森、池口敬正校長)の生徒が職場実習を行っている。知的障害のある生徒が同駅で実習を行うのは今回が初。コーディネートしたNPO法人「ならチャレンジド」の赤川義之理事長ら関係者は、これを機に公共交通機関への実習の広がりも期待している。実習生は3年の栗田優作君(18)。駅職員とともに、車椅子利用客の乗降時にスロープを運ぶなど、駅の仕事を体験した。
鉄道が好きな子たちが多いので広がってゆくといいですね。

生産性向上へ企業注目 オムロン京都太陽

京都新聞 
障害者約110人が働く電気機械器具メーカー「オムロン京都太陽」(京都市南区)の「カイゼン(改善)」が注目を集めている。リーマン・ショックを経て生産性の向上を目指す国内外の企業から視察要望が相次ぎ、本年度は受け入れ団体が200を超す勢いだ。障害者が働きやすい職場環境づくりが業務改善のヒントになっている。電源ソケットやセンサー、血圧計などを手掛ける同社は、従業員約150人の7割を障害者が占める。肢体不自由や知的障害など、どんなハンディがあっても製造に当たれる環境をつくろうと、従業員一人一人に合った生産工程を自社で構築している。

公的年金、窓口で断られてもあきらめないで

日本経済新聞 
受け取れると思った公的年金や公的医療保険がもらえないーー。こんなときに不服を申し出ることができるのが社会保険の審査請求制度だ。年金への関心の高まりなどにつれて、審査請求件数は急増中。ただし有利な判断を受けるには、事前の準備が欠かせない。山下さんが医師の診断書を見ると、障害2級に十分該当する内容だったが、問題は本人が日常生活の不便さなどを保険者(社会保険の運営主体)に説明する申立書。知的障害のある本人に代わって母親が書いたが、具体的にどの程度生活に困っているかについて触れていなかった。実情を山下さんが詳しく聞き出し、社会保険審査官に請求を出した。すると10月になって、「不支給とした裁定を取り消して障害2級と認めるので、審査請求を取り下げるように」という連絡が来た。男性は12月から年間80万円弱の障害年金を過去分もさかのぼって受け取れることになった。
とても参考になる記事です。

ちば経済:好評、小湊鉄道ラスク 千葉

毎日新聞 
小湊鉄道が発売したオリジナル焼き菓子「小湊鉄道ラスク」が好評だ。地元の社会福祉法人「ききょう会」が作ったラスクをディーゼル車(キハ200型)の形に箱詰め。1週間に500個ほど売れ、製造が追いつかないという。ききょう会は知的障害者の福祉施設を運営しており、上総牛久駅前の直売所「もみの木」で自家製のラスクやパンを販売。ラスクは無添加・無着色で、人気を集めていた。

障害者の芸術・文化一堂に 10日からアスティ 徳島

徳島新聞 
第10回全国障害者芸術・文化祭とくしま大会(ハート&アートとくしま)が10日、徳島市内のアスティとくしまを主会場に開幕する。文化活動を通じて障害者の心を豊かにし、障害者への県民の理解を深めてもらうのが狙い。12日までで、県は約1万人の来場を見込んでいる。全国の障害者から公募した絵画、陶芸、写真、俳句など約750点を展示。多目的ホールに分野ごとに並べ、周囲に県内授産施設7件の販売ブース、福祉機器の展示コーナーを設ける。ステージでは期間中、障害者による合唱や和太鼓、ジャズダンスが上演されるほか、電動車いすサッカー、ファッションショーなどが繰り広げられる。

授産施設の生産品を展示即売 神奈川

タウンニュース 
秦野市障害者事業推進センターが12月11日(土)、ジャスコ秦野店の本館入口前特設テントで授産施設の自主生産品展示即売を行う。時間は午前9時から午後5時まで(予定)。今回の主な販売品目(事業所名)は、パン・クッキー(秦野精華園)、アクセサリー・布製品(ちっちゃな星の会)、豆腐・おからパン・椎茸(くず葉学園)、市内事業所自主製品等(ゆめ散歩)。

市役所で障害者の作品展 御坊市 和歌山

日高新報 
日高地方の障害者作品展示 「アトリエ 『チャレンジド』」 は6日から始まり、 10日までいずれも午前8時半から市役所1階ロビーで開いている。みはま支援学校、 たちばな支援学校、 和歌山病院B型通園ふれあい、 由良あかつき園などの障害者が合わせて330点を展示。

県庁で授産施設の製品を展示販売 山口

宇部日報 
山口県庁の厚生棟にある県授産製品アンテナショップ「cocoross(ココロス)」で7日から、宇部・山陽小野田地域の福祉施設22事業所による展示・販売が始まった。利用者が作った食品や手工芸品が並べられ、県職員や来庁者らの注目を集めている。10日までで、営業時間は午前10時半から午後6時(最終日は午後2時)まで。同ショップは、授産製品の紹介と施設の収入支援を目的に設けられ、今年8月から来年2月まで、地域別に展示・販売会が実施されている。今回出展しているのは、セルプときわなど宇部市の11施設、まつば園など山陽小野田市の5施設、美祢市の6施設。

2010年12月9日木曜日

障害者施設建設計画で町内会が反対運動 愛媛

愛媛新聞 
松山市北部で知的障害者の更生施設を運営する社会福祉法人「風早偕楽園」が同市久保の団地内に計画している知的障害者のケアホーム建設に、地元住民らが反対し計画撤回を求めていることが7日までに分かった。住民らは県道沿いや団地内に「建設反対」ののぼりや横断幕、看板を多数設置している。町内会は県に「白紙撤回するよう指導してほしい」との陳情書を提出。県を交えた法人と住民の話し合いも行われてきたが平行線のままという。町内会長の男性(62)は「説明もないまま突然ケアホームを隣に建てられると、土地を買った若い住民の人生が台無しになる。彼らを守るため、どうしても阻止する」と主張する。
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県警保護の青年死亡:取り押さえ死審判 安永さん父、証人出廷 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で07年、知的障害のある安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判の第8回公判が7日、佐賀地裁(若宮利信裁判長)であった。安永さんの父孝行さん(49)が証人として出廷し「健太は警察から殺されたと思っている。(警察は)保護と言うが、その言葉は生きてこそ。健太が死んでいるのに使うのはおかしい」と訴えた。

絵画展:個性キラキラ 自閉症者の30点 京都

毎日新聞 
美術教室で学ぶ自閉症の人たちのグループ展「第5回虹色の飛行船展」が12日まで、京都市右京区のETアートサロンで開かれている。西京区の日下部美術教室で学ぶ13〜37歳の9人の油絵30点を展示。細部まで丁寧に描いた静物画や、大胆に色を組み合わせた抽象的な作品もある。来場者はそれぞれのダイナミックな表現の作品に見入っている。入場無料。

<セカンドらいふ>「親亡き後」支え合い 権利擁護へ障害者「親の会」 支援制度活用など模索

東京新聞 
障害で判断能力が不十分な子どもを持つシニア世代にとって、「親亡き後」のわが子の行く末は切実な心配事。子どもたちの将来の生活をお互いが協力して支え合いたい。生活上求められる各種契約や手続きなどを支援し権利を守る成年後見制度の活用などを、親たちが模索している。成年後見人は制度の規定で、見守りはできるが実際の介護などができない。そのため斎藤洋部会長(68)は「親亡き後も長く続く身上監護を充実させたいと思い、『後見支援員』を検討している」。同支援員は会員が相互にボランティアで担い、後見人と連携して介護や見守りなどを担う

「心」の診察 14%増 県の子どもクリニック 山梨

山梨日日新聞 
「心の問題」を抱える子どもを診察する県の「子どもメンタルクリニック」(甲府・県福祉プラザ内)で、本年度上期に診療した人数は延べ582人となり、前年同期に比べて75人(14・8%)増加したことが県のまとめで分かった。昨年秋に医師数を増員し、診療態勢を拡充。診察を希望する子どもが増加する中、診療できる人数が増えたことで、初診で3カ月待ちだった状態が改善されてきた。受診者は小学生が57・5%(09年度)と半数を占め、落ち着きがないといった発達障害の子どもが受診者の7割以上。小学校に入学し、席に座っていられない、周囲とコミュニケーションが取れないといった状態で受診するケースが多いという。

発達障害悩まないで 岡山市、支援センター開設へ 岡山

読売新聞 
岡山県岡山市は、発達障害を持つ人と家族をサポートする「市発達障害者支援センター」(仮称)を2011年11月をめどに、同市北区春日町、市勤労者福祉センター1階に開設する方針を決めた。社会的関心の高まりなどを背景に、市立小中学校で発達障害の児童、生徒が増え、成人を含めた発達障害者の課題は多様化。市は「センターを中核に、市教委などと連携し、発達障害者や保護者の悩みに対応していきたい」としている。

発達障害児の支援態勢強化 公立中高で「個別指導計画」引き継ぎ 栃木

下野新聞 
県教委は7日、発達障害77件のある生徒に対する指導方法などをまとめた「個別指導計画」を公立中高の教員間で引き継ぐことで、生徒の支援態勢を強化する方針を示した。2011年度の高校入学者などから実施を目指す。障害に応じた支援を中高で途切れなく行いたい考えだ。同日の県議会文教警察委員会で明らかにした。中高での引き継ぎ導入は「増加傾向の発達障害がある生徒に対応する」(県教委)ため。円滑に高校生活へ移行させるための指導や、発達障害に詳しい教員の学級で学ばせるといった対応が可能になるという。

違いを力に - 発達障害をめぐる現場から 第3部 支援者たちの様相(2)

大阪日日新聞 
道具で生きづらさ解消 複眼的な支援必要
建築士の視点から発達障害者らに快適な住宅環境を提案していこうという動きもある。松原茂樹大阪大助教(34)=建築計画=の研究班は本年度、発達障害児の家族たちが自宅で行う工夫について、聞き取りや間取り調査を実施。子どもがパニックを起こしたとき、目や耳から不必要な刺激が入らないよう工夫した「落ち着く場所」をつくる有効性を確認した。こうした対応は、認知症の空間認知などを踏まえた住宅造りに通じる点があるという。

ダウン症の3人 のびのび絵画展 大阪

読売新聞 
赤い色をした牛や、さまざまな形を組み合わせた「おれの顔」ーー。府内のダウン症の若者3人の絵画展が7日、大阪市天王寺区鳥ヶ辻のギャラリー「Space Mu」で始まった。絵を始めて9年、障害を持ちながらものびのびと色鉛筆やクレヨンで描いた約20点が並ぶ。「3人ちがってみんないい」と名付けた作品展では、光田さんは牛やサーカスなどの絵を出品。大音さんが描いた色鮮やかな絵は、みんな自分の顔。高橋さんは、「日本のハリーポッター」をテーマに秘密の部屋などを描き続けた。12日まで。

2010年12月8日水曜日

給料日前日、障害者42人ら全従業員解雇 南区のグッズ店 京都

京都新聞 
京都市南区の「イオンモールKYOTO」内で、京都府や滋賀県内の障害者42人を含む80人を雇用していたグッズショップが11月下旬、突然閉店し、給料未払いのまま全員解雇されていたことが6日、分かった。京都労働局によると、多数の障害者が一度に仕事を失ったのは府内で初めてで、再就職は難航しているという。今春に同社から「障害者を雇用したい」との申し入れを受け、協力してきただけに「障害者を積極雇用していた店舗が閉店したのは残念だ。未払い賃金と手当を支払うよう求める」と話している。また、府内企業を訪問して障害者の再就職先を探しているが、なかなか見つからないという。
ショックです!!。障害者42人を雇用していたってどんなお店だったんでしょうか。

違いを力に - 発達障害をめぐる現場から 第3部 支援者たちの様相(1)

大阪日日新聞 
実力プラス1で成長 遊び文化自ら築く環境を
NPO法人チットチャット(大阪市中央区)では、簡単な遊具を使った運動で発達障害児たちの力を引き出す。大阪市の障害者スポーツセンター勤務を経て独立した森嶋勉理事長(47)は「“できた感”を無限に得られるのが運動。それが積み重なって自己肯定感(自己評価)を育み、生きる力の源泉になる」と話す。その上で、相手にとって少しだけ難しい「実力プラス1」の課題に次々と挑戦させる。「難しすぎてはだめ。人は面白いからこそ本気になれるし、主体的に動ける」。ときには間をつくって観察し、独自に生み出した動きを評価する。「課題を克服する面白みをいかに創出できるかが指導者の勝負の分かれ目」だ。

両陛下、働く障害者の人たちを激励 埼玉

TBS News 
天皇・皇后両陛下は障害者を雇用するために設立された企業を訪れ、物流センターで働く障害者の人たちを激励しました。 両陛下が訪問したのは、各地でショッピングセンターなどを運営する丸井グループの子会社「マルイキットセンター」です。従業員49人のうち、半数以上の33人が障害者の人たちで、丸井の各店舗に送る商品の検品作業などに従事しています。

「障害者バラエティ」笑っていいのか? NHK教育テレビの2時間特番が大反響

J-CASTニュース 
障害をネタにして視聴者を笑わせるーー。こんなタブーとも思えるようなバラエティ番組をNHKが手がけ、反響を呼んでいる。 障害者がお笑いを演じる教育テレビの番組名は、「笑っていいかも!?」。そのネーミングもぶっ飛んでいるが、番組はしょっぱなから視聴者の度肝を抜く。番組は、教育テレビ番組「きらっといきる」の中で2010年4月から月1回バリアフリー・バラエティとして始めた「バリバラ」の特番だ。12月4日夜に2時間かけて放送され、番組内では、障害者のお笑い日本一を決める「SHOW-1グランプリ」などが行われた。

妊娠中の携帯使用、子どもの行動障害リスク高める可能性研究  英

AFPBB News 
妊娠中に携帯電話を定期的に使用すると、行動障害の子どもが産まれる可能性が高くなるという調査結果が、7日の英医学専門誌「Journal of Epidemiology and Community Health」に発表された。子どもが早い段階から携帯電話を使用し始めた場合、行動障害リスクはさらに高まるという。研究者らは、携帯電話と問題行動を起こす子どもに直接的な因果関係があるとは断定できないとしながらも、「(子どもを)早い段階から携帯電話にさらすことにはリスクを伴う可能性がある。因果関係が現実のものなら、携帯電話が広範に普及していることから公衆衛生の懸念材料となる」としている。

別記事の追記(12月9日) CNN
ただ、チームによると、携帯電話からの電磁波が子どもの行動障害に影響を及ぼす仕組みは不明。母親が電磁波を受けることで体内のメラトニンと呼ばれるホルモンの分泌が変化し、胎児の脳の発達に影響するという説もあるが、それも「憶測のひとつにすぎない」とカイフェッツ氏は話す。非常に強い相関関係があるとはいえず、母親の申告の正確さにも疑問が残る。結局、携帯電話が行動障害の原因になるかどうかをこの研究から判断することは不可能とみられる。
これじゃだいぶトーンダウンです。

知的障害児者施設でクリスマスパーティー、米軍ら60人と利用者ら楽しむ 神奈川

カナロコ 
横須賀市長沢の知的障害児者施設「県立三浦しらとり園」(小野田正幸園長)で7日、恒例のクリスマスパーティーが開かれた。米海軍横須賀基地艦船修理廠(しょう)(SRFーJRMC)の主催で、軍人やその家族、日本人従業員ら約60人が参加。約160人の施設利用者や職員とともに楽しいひとときを過ごした。クリスマスパーティーは1963年以降続いており、今年で48回目。SRFはクリスマスパーティー開催のほか、同園の芝刈りなどのボランティア活動も継続的に行っている。

学習会:障害児に高校受験機会を考える会、12日に医師招き 山口

毎日新聞 
山口「障害児・者」の高校進学を実現する会(佐藤章子代表)は12日、下関市竹崎町のしものせき市民活動センターで、障害児の高校進学を考える学習会を開く。実現する会によると、佐藤代表の知的障害のある長男(16)が昨年、高校進学を目指した際、障害者に受験の配慮をする制度が県内になかったといい、障害者に進学が難しい現実を突き付けられたのをきっかけに、今年5月に会を発足させた。当日は午前10時、開演。

豊かな感性随所に/障害者ら、さをり織り作品展示 香川

四国新聞社 
障害のある人たちが手掛けた感性豊かな作品を紹介する「とっておきの芸術祭in香川」が6日、香川県高松市のサンポートホール高松市民ギャラリーで始まった。県内の福祉施設利用者らが制作したさをり織りの作品が、来場者の目を楽しませている。8日まで。芸術祭は、障害者への理解を深めてもらおうと開催しており、ことしで13回目。会場ではマフラーやバッグ、エプロンなどのさをり織り作品を販売。8日午後0時半からサンポートホール高松第2小ホールで講演会やファッションショーなどのイベントも。イベントは入場整理券(無料)が必要。

障害者の手作り作品見て 津山市役所市民ホール 岡山

山陽新聞 
障害者が絵画や工芸に取り組んだ「ふれあい作品展」が9日まで、障害者週間(3〜9日)に合わせ、津山市山北の市役所1階市民ホールで開かれている。障害者福祉への理解を深めてもらおうと、市内の障害者やボランティア団体などでつくるふれあいスポーツ大会実行委が毎年開いており10回目。

餃子にシフォンにアップルパイ 新宿西口で授産品展示即売会 東京

障がい者の働く場ニュース 
株式会社FVPは、今月21日に新宿西口広場イベントコーナーにて、「東京ほっとハート 〜障がい者福祉施設 授産品展示即売会〜」が開催されることを発表した。東京都福祉保健局が主催するこのイベントでは、年末でひときわ人出が予想される同コーナーにて、東京都内でも特にオススメの福祉施設商品が集められ、販売される。予定されている商品は多彩で、「シュトーレン」「パネトーネ」「アップルパイ」「シフォンケーキ」「パン」「野菜」「焼き餃子」「クリスマス刺繍製品」「レザークラフト」「鉢花」などが準備。師走にも負けない賑やかな1日となりそうだ。

障害者ら招き「四季」公演 広島

中国新聞 
広島県内35の児童養護施設や障害者支援施設などに通う子どもや障害者計約1300人が7日、広島市中区加古町の市文化交流会館で、劇団四季のミュージカル「エルコスの祈り」を楽しんだ。クリスマスを前にしたチャリティー公演で、日産労連などが招いた。公演は約15万人いる組合員が月100円ずつ積み立てる福祉基金を使い、今月末まで20都道府県22カ所で開いている。

2010年12月7日火曜日

「みずほ教育」受講者2万人

読売新聞
みずほフィナンシャルグループが、大学生や小中高校生を対象に2006年度から始めた金融教育の受講者数が11月末で2万人を突破した。大手行では最多だという。今後は、知的障害者や耳が不自由な人向けの教育にも力を入れる。特別支援学校から金融教育の要望が強く、知的障害の生徒などに対し、支店で現金自動預け払い機(ATM)の使い方などを実地で教えていく活動を増やす。

熊本市議会で松野明美議員が初登壇 熊本

テレビ熊本 
熊本市議会は質問4日目、今日は主に障害を持つ子供の教育や雇用などについて議論されました。質問したのは今日が初登壇の松野明美議員。松野議員が今回の質問の柱にすえたのは障害者の教育と雇用について。自身の出産や育児の経験にも触れたうえで、障害を持つ子供の親の立場から質問しました。そして「地域における中小企業への障害者雇用の推進に、市独自の就労支援センターの必要性があると私は考えます」と就労支援へ向けた施設の設置を提案します。

作品展:障害福祉事業所の作品を展示・販売 鴻巣で15〜25日 /埼玉

毎日新聞 
上尾市上の障害福祉サービス事業所「ぷちとまと」の利用者による作品展が15日、「カフェ&ギャラリー香文木(こうぶんぼく)」(鴻巣市常光)で始まる。支援員の根岸あいさんは「温かみのある作品ばかり。ぜひ見に来て」と話している。今回は、陶器に織物のボタンをはめ込んだネックレスが一押し。クリスマス小物やマフラーなども展示・販売する。入場無料で25日(火曜定休)まで開かれている。

福祉作業所の製品を販売 東京

MSN産経ニュース 
障害者週間(12月3〜9日)に合わせ、東京都北区役所の1階ロビーで6日、福祉作業所の自主製品の販売会が始まった。福祉作業所の存在を広く知ってもらい、受注の拡大や工賃の向上につなげるのが狙い。区内16カ所の作業所で作られた製品が日替わりで販売される。9日まで。

東建コーポ、契約書に精神障害者排除条項…謝罪

読売新聞 
東証1部上場の賃貸アパート・マンション会社「東建コーポレーション」(本社・名古屋市)が、入居者と結ぶ賃貸借契約書に精神障害者を排除する条項を設けていたことがわかり、大阪府が改善を指導。同社は問題の条項を削除し、4日、障害者団体などに謝罪した。同社の全国共通の契約書には、直ちに明け渡し請求できる場合として、1か月以上の家賃滞納やペット飼育などとともに「入居者、同居人及び関係者で精神障害者、またはそれに類似する行為が発生し、他の入居者または関係者に対して財産的、精神的迷惑をかけた時」という条項があった。

2010年12月6日月曜日

障害者雇用でモノが言えない企業は生き残れない

日経ビジネス オンライン 
現在、エフピコ愛パックには知的障害のある社員13人(うち12人が重度障害者)と支援スタッフ5人、一方のエフピコ福山には約15人が配置されている。そう聞いても、全員が同じような防塵着を着用していることもあり、各人の動き方などを見比べても、全く見分けはつかない。エフピコ愛パック側の作業は障害のある社員たちに完全に委ねられており、藤井サービス管理責任者は「支援スタッフが張り付いたり、アレコレと指示を出したりするようなことは一切ありません」と胸を張る。

センター試験におよそ56万人

NHK 
来年の大学入試センター試験の最終的な志願者の数は55万8900人余りで、高校生の出願率が41.5%と過去最高になりました。来年のセンター試験から、発達障害の受験生に対して試験時間を延長するなどの特例措置が認められることになり、95人が対象になりました。センター試験は来年1月の15日と16日の2日間の日程で行われることになっています。

特別支援学校の今:/下 教職員の不足も深刻

毎日新聞 
障害のある子どもが通う特別支援学校で、在学者の増加による教職員の不足も深刻になっている。定員割れは33道県に上り、定員を満たしている自治体でも、教職員のスキルアップをどう図るかが問われている。文部科学省が、公立特別支援学校の教職員数(非正規含む)が法に定めた基準を満たしているか調べたところ、昨年5月時点で1800人が不足していた。33道県が未達成で、長野県が充足率ワースト1の79・37%だった。足りていたのは東京、大阪、愛知、神奈川など14都府県だった。特別支援学校の教員になるには、一般的な学校の教員免許に加えて特別支援学校の免許を取得することが必要だ。ただし、教育職員免許法の規定では、「当分の間」は特別支援学校の免許がなくても教員に就ける。文科省によると、特別支援学校に勤務しながらも免許がない教員の割合は25・8%に上る。

障害者の自宅介護、9割が親頼み 支える側の高齢化深刻

朝日新聞 
自宅で家族の介護を受けている障害者の9割が親に頼っていることが、障害者団体の調査で明らかになった。介護者の過半数は60歳以上で、障害者を支える側の高齢化が深刻になっている。こうした実態を全国規模で調べるのは初めて。東京都の93歳の母親が、身体・知的障害がある72歳の息子と2人暮らしをしている事例や、静岡県の94歳の父親が58歳の精神障害のある娘を介護している事例もあった。調査結果について「障害者自立支援法はサービス選択の保障や自立支援を掲げたが、家族介護への依存と負担感を助長した。障害者とその家族の状況に応じた支援ができる制度改革が急務だ」と指摘している。

県教委:障害児就学の参考に「ガイドライン」小冊子 /奈良

毎日新聞 
県教委は、障害を持つ子供たちの就学の際に参考にしてもらおうと、小冊子「就学指導のガイドライン」を作った。相談の仕方や進め方について図などを使って解説し、市町村教委や学校だけでなく、保護者にも分かりやすいよう工夫した。一般も対象にしたガイドラインは全国でも珍しいという。

 就学指導のガイドライン 奈良県 特別支援教育企画室
 http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-22194.htm

あーと甲子園:輝け「小さなピカソたち」 障害児の展覧会、東京・渋谷駅構内でも展示

毎日新聞 
障害のある子どもたちのアート作品を全国から集めた展覧会が今年、始まった。題して「あーと甲子園〜小さなピカソたちの夢」。主催は知的障害者の権利擁護に取り組む「PandAーJ」。運営は社会保障を学ぶ大学生らが支える。2回目のイベントは11月23日、早稲田大国際会議場(東京都新宿区)で開かれた。特別支援学校や盲学校など約50校から絵画を中心に約120作品が集まり、弁護士の杉浦ひとみさん、漫画家の愛本みずほさんら障害者福祉にかかわる8人の審査員が1点ずつ賞を選んだ。今回の応募作品の一部は12日まで、東京都渋谷区のJR渋谷駅構内(埼京線連絡通路)で展示される。

手作りキャンドル展:周りの空気も、ほんのり温め 岐阜

毎日新聞 
岐阜市神室町の柳ケ瀬商店街レンガ通りにあるミニテラスで4日、障害者支援施設「ロウソク工房ヴァリエーション」の「手作りキャンドル展」が始まった。色とりどりのろうそくが、周りの空気までほんのりと温めている。ろうそくは「障害者自立センターつっかいぼう」の作業所「つながり亭・ヴァリエーション」の中のロウソク工房で作られた。原料は結婚式場や神社などからいただき、成分や色・形などを調整して作っているという。19日まで。

横浜・赤レンガ倉庫に障害者とデザイナーのコラボ店 神奈川

MSN産経ニュース 
障害者とファッションデザイナーなどのアーティストが協力し開発した商品を販売するワゴン店舗「横浜ランデヴーストア」が横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区)に出店した。来年1月30日までで、営業時間は午前11時〜午後8時。12月中は、毎週土曜日に新商品が入荷する。今月23日から25日は横浜ベイクォーター(神奈川区)にもオープンする。

ひきこもりの分析で対立 厚労省「精神障害」、内閣府「社会風潮」

MSN産経ニュース 
「ひきこもり」の原因は精神障害か、それとも社会風潮かー。ひきこもり支援のあり方を検討するため、厚生労働省と内閣府がそれぞれ実施した調査で異なる原因分析が提示された。「原因は精神障害」とする厚労省に対し、「原因は生きづらい社会風潮の進行」とする内閣府。関係者の間には困惑が広がっている。
うーむ。各省庁が専門家、関係者を巻き込んで都合良く分析をしている様子。

2010年12月5日日曜日

職場実習:庭園作業は自分に向く 岡田さん、奈良・神苑万葉植物園で 奈良

毎日新聞 
奈良市七条2の県立奈良東養護学校3年、岡田泰典さんが先月、春日大社神苑万葉植物園(同市)で職場実習をした。岡田さんは来年4月に県内の高齢者介護施設に就職し、庭園作業も担当する予定で、「実際にやってみて自分に向いている仕事だと感じた」と話した。障害者の社会参加に取り組むNPO法人「ならチャレンジド」が就労支援の一環として計画。木多倫浩主事補らの指導の下、岡田さんは環境省の絶滅危惧(きぐ)種に指定されているムラサキの植え替え作業などをした。

楽器を贈ろう 昭和音大生・石田さんら 週1回音楽指導 麻生養護学校に 神奈川

東京新聞 
県立麻生養護学校(川崎市麻生区)に楽器を贈ろうと、近くの昭和音楽大の学生三人が「シェアリング ワン ラブ」と名付けたチャリティー活動をしている。インターンシップ(就業体験)先のNPO法人による十八日までのイベントを生かし、不要となった本やCDなどを集めて売ったり、毎金曜日に小田急線新百合ケ丘駅周辺に立って募金活動したりしている。同大の学生は昨年から週に一度、同校の高校生にバイオリンとフルートの演奏を指導している。だが、生徒が十九人いるのにバイオリン二丁とフルート一本だけ。残りは生徒の自前か、同校に楽器指導の講師を派遣しているNPO法人から借りている。

作品展:障害者の労作300点並ぶ 岐阜市で31施設 岐阜

毎日新聞 
岐阜市橋本町のJR岐阜駅高架下ハートフルスクエアーGの特設会場で、市内31の障害者施設の通所者の作品展が開かれている。手工芸、陶芸、組み紐、切り絵、書、絵画など、リハビリの一環として手がけた労作約300点が並び、多くの人が訪れてにぎわっている。5日まで。

絵や書に豊かな個性 盛岡で支援学校作品展 岩手

岩手日報 
県特別支援学校作品展(県特別支援学校連絡協議会主催)は3日、盛岡市盛岡駅西通2丁目の市民文化ホール4階展示ホールで始まった。県内16校(分校含む)の児童生徒約1560人の個性豊かな作品が会場を彩っている。テーマは「つくる楽しみ ふれあう喜び ひろがる心」。季節ごとの思い出を振り返った絵画や全校で協力して作り上げた貼り絵、大筆の書道など力作約1300点が並ぶ。

ふれあいアート展:絵画や書など120点 5施設の300人が制作ーー福岡

毎日新聞  
久留米市善導寺町の道の駅くるめ交流研修室で「ふれあいアート展」(社会福祉法人悠光会主催)が開かれている。障害者施設や授産施設など5施設の入所者約300人が制作した絵画や書など約120点を展示。6日まで。障害者の福祉に対する理解を深めようと、国の定める「障害者週間」(3〜9日)に合わせ、道の駅近くの同市山川町で施設を運営する同会が企画した。

障害児らの絵画 車内展示 福島

読売新聞 
障害のある児童・生徒が描いた絵画などを列車内に展示する「あぶくまトレイン美術館」が3日、阿武隈急行(本社・伊達市)で始まった。障害者への理解を深めてもらうのが狙いで、障害者週間(3〜9日)の期間中、2両編成の列車2台に作品が展示される。福島民友新聞社が主催し、阿武隈急行の共催。作品は、阿武隈急行沿線にある県立大笹生養護学校や県立聾学校福島分校など計8校から集まった約150点で、クレヨンやマジックで想像力豊かに描いた絵や、電車内に飾れない木工品の作品の写真などが展示されている。

個性虹色、多彩な油絵 自閉症の9人右京で作品展 京都

京都新聞 
西京区の「日下部美術教室」で絵画を学んでいる、京都や大阪在住の13歳から37歳の9人が30点を出展した。グループ展は1996年から数年ごとに開催し、今回で5回目。9人のなかには絵画を描き始めて25年になる人もいるという。教室を主宰する日下部直起さん(51)は「絵の具の感触や、物を作る過程を楽しみながら描いている。『九人九色』の作品展」と話している。京都市右京区・ETアートサロン。午前11時〜午後5時。6日は休み。無料。

ちいさなたねの会:障害ある子に理解と支援を 有田川で講演会 和歌山

毎日新聞 
有田地域などの障害を持つ子どもたちの親が集まる「ちいさなたねの会」が10周年を迎え、5日午後1時から、有田川町金屋の金屋文化保健センター2階大ホールで記念の講演会を開く。湯浅町の児童デイサービスおひさま教室が共催する。知的障害児通園施設ひまわり園(紀の川市)の舩木栄子園長が、「よりそう気持ちをひろげよう〜みんなちがってみんないい」と題して話す。障害のある子どもに必要な支援を説明、子どもたちに前向きに関わってもらおうというもの。

障害さまざま、文化交流の集い 12日に絵本朗読、落語、恋愛の劇 岐阜

中日新聞 
愛をテーマに「障がい者の文化交流の集い〜この指とまれ」が12日午後1時から、岐阜市日光町の日光コミュニティセンターで開かれる。集いに向けて肢体不自由児4人が「劇団そらまめ」を結成して絵本の朗読を披露するほか、落語に取り組む特別支援学校の生徒も初めて参加。知的障害やダウン症の生徒や社会人でつくる「劇団ドキドキわくわく」も従来通り公演する。集いは異なる障害がある人たちがこれまで以上に加わり、互いに理解を深める場となる。「障害者同士の交流の場にするとともに、多くの方に障害者の頑張りを見てもらいたい」と話し、観覧を呼び掛けている。

2010年12月4日土曜日

障害者自立支援法改正案ー成立

SecureTPニュース 
3日、障がい者自立支援法の改正案(正式名称:「障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律案」)が参院本会議で民主・自民各党などの賛成多数で可決した。今回の改正案には支援の対象に発達障がいが追加されたほか、応益負担(サービスに応じた負担)から応能負担(支払い能力に応じた負担)に変更する内容等が盛り込まれている。また、グループホームを利用する個人への助成、障がい児向け放課後型デイサービスの制度化、相談支援体制の強化、知的障がい者の方への成年後見の利用支援を市町村の必須事業にすることなども盛り込まれている。

障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律案 参議院(PDF形式)
なんて長い名前の法律なのでしょう。

障害の子、希望尊重し学校選択へ 進学で中教審特別委

47NEWS 
障害がある子どもの教育について議論している中教審の特別委員会は3日、障害の程度が一定以上の場合は特別支援学校に進む現在の仕組みから、本人や保護者が希望すれば、できるだけ普通学校に進めるよう改めることで大筋合意した。政府の「障がい者制度改革推進会議」が6月、障害の有無に関係なく一緒に学ぶ教育の検討を求めたため議論。今後、経過を中間報告にまとめ、中教審総会や推進会議に報告する。現在は学校教育法施行令により、特別支援学校の就学基準に当てはまる子どもは原則、特別支援学校に進むことになっている。しかし、特別委は障害の状態や、本人と保護者の意見に加え、専門家の意見、学校の状況を総合的に判断して就学先を決めるのが適当とした。

障害者支援へポータルサイト 愛知

東海日日新聞 
障害者の就労・自立を支援する豊橋市のNPO法人福祉住環境地域センター(加藤政実代表)は、障害者向けの就職や生活情報をインターネットで発信するポータルサイト「バリナビ」を開設した。同法人は今年1月、東三河の障害者向けフリーペーパー「バリナビ」の発行を始めたが、双方向でのコミュニケーションと全国の障害者への情報発信を目指して同サイトを立ち上げた。同サイトは、障害者の就職情報や精神障害者の悩みメール相談と病院情報、働く障害者の活躍を紹介するコーナーなどからなる。企業の採用情報を登録者に紹介することで障害者の自立につなげるほか、障害者同士、障害者の家族同士がネット上でつながり、支えあう仕組みづくりを目指す。

 バリナビホームページ http://barrinavi.jp/

障害者就労支援のパン工房オープン 鹿児島

南日本新聞 
鹿屋市寿3丁目に障害者の就労支援事業所「パン工房ぴーたーぱん」が11月25日、オープンした。設置した社会福祉法人岳風会(同市)の関係者らによるテープカットの後、早速地域住民らが焼きたてパンを買い求めた。20〜50代の身体・知的障害者ら12人が現在登録しており、パンづくりや袋詰め、フロア係などを担当する。建物面積は約125平方メートルで、就労支援定員は20人。同法人は同市内で障害者支援施設「陵北荘」も運営しており、就労機会の拡大を目的に総事業費約3000万円をかけて整備した。

本庁舎東側に別棟 パン工房など障害者就労へ 静岡

静岡新聞 
裾野市は2011年度、市役所本庁舎の東側に別棟を新設し、障害者の就労支援を目的としたレストラン兼パン工房を開設すると発表した。2日の定例会見で大橋俊二市長が明らかにした。施設では、障害者が従業員として軽食やパンなどを提供し、市の特産品の展示販売も行う。運営は市内の福祉団体が独立採算で担い、障害者自立支援法に基づく、就労継続支援A型事業所として障害者と雇用契約を結ぶ。同団体の職員2〜3人と障害者10人程度が従業員登録を行う予定。

知的障害者手作りラスク 東京

読売新聞 
板橋区の知的障害者らが焼き菓子「ラスク」の製造に乗り出した。「『福祉』だからではなく、味で選ばれる一流のラスク」を目指しており、池袋の有名レストランの指導を受けて材料となるパンから手作りしている。作業所で週5日働く障害者の「月給」は平均7000円程度。利益はボーナスとして支給される。作っているのは、区立赤塚福祉園「ワークセンターはばたき」(赤塚6)に通う中軽度の知的障害のある39人(18〜66歳)。「景気に左右されない独自商品を開発できないか」と考え、イタリアンレストランやベーカリーなどを経営する「Grip」(豊島区南池袋)の指導を受け、ラスク作りに挑戦することになった。味はシュガー、レーズン、ガーリックの3種類で、各5枚入り100円。都営三田線高島平駅構内にある「スマイルマーケット」で販売している。

15日まで市役所で障害者施設の作品展 山口

宇部日報 
山陽小野田市内の障害者施設の紹介・作品展が市役所一階ロビーで開かれ、訪れた人が入所者らが制作した習字、絵画作品を見たり、施設の活動の様子に触れたりして、障害者への理解を深めている。「障害者週間」(三〜九日)にちなみ初めて企画された。知的障害者更生施設みつば園、同授産施設まつば園、同グリーンヒル山陽、心身障害者福祉作業所のぞみ園、地域活動支援センターの五施設が、園生らの習字や絵を展示。施設の目的、活動の様子を写真や新聞の切り抜き記事などを交えて紹介している。十五日まで。

足立区役所で障害者の作品展 8日まで 東京

MSN産経ニュース 
東京都足立区中央本町の区役所1階で、区内の障害者らによる絵画や手芸、生け花などを集めた展示会が開かれている。「広がれ ふれ愛」がテーマ。「のびのび自由なアイデア作品見に来ませんか」というキャッチコピー通り、個性豊かな作品が並んでいる。8日まで。

街かど:12日に発達障害に関する公開講演会 京都

毎日新聞 
府と府発達障害者支援センター「はばたき」は12日午後1時半〜4時20分、京都市南区東九条西山王町の龍谷大アバンティ響都ホールで発達障害に関する公開講演会を開く。2部構成。府立こども発達支援センターの山下達久副所長の基調講演「精神疾患を疑われる発達障害について」と、洛南共同作業所の施設長、京田辺市障害者生活支援センター「ふらっと」のセンター長らによるシンポジウムがある。参加無料。定員360人。

第20回多摩市障がい者美術作品展 東京

多摩ニュータウンタイムズ  
総作品数605点。持てる力を最大限に生かした作品は温かみがあるものからダイナミックな大作まで表情豊かだ。パルテノン多摩特別展示室にて12月5日〜12日迄。

さいたまの障害児施設で児童、職員30人が嘔吐や下痢 埼玉

MSN産経ニュース 
さいたま市西区三橋の障害児福祉施設「市総合療育センターひまわり学園」(浅井良純所長)内の3通所施設に通う幼児や保護者、職員の計30人に感染性胃腸炎とみられる下痢や嘔(おう)吐(と)の症状が出たことから、同園は3日、臨時休園にした。市保健所では症状の原因を調べている。ひまわり学園によると、症状が出ているのは同園の肢体不自由児、知的障害児、難聴幼児が通う3施設の3〜5歳の幼児8人と保護者3人、職員19人。2日午後から職員が続々と症状を訴え始めたという。

企業の障害者雇用 県支援 10〜15人 賃金全額負担 三重

中日新聞 
県は全国ワーストの障害者雇用率の改善を図ろうと、県が賃金を全額負担して企業に障害者を雇用してもらう「障がい者雇用モデル構築事業」を来年度から実施する。障害者を雇用するノウハウを企業に身につけてもらう狙いで、10〜15人の雇用を目指す。2日の県議会本会議で、水谷隆氏(自民みらい)の一般質問に、県が答えた。県の委託事業として実施し、雇用期間は半年から1年を想定。委託期間後の継続雇用を目指すほか、企業側から実際に雇用して感じた課題やその解決策を聞き取り、今後の対策に役立てる。財源は、国の交付金を積み立てている「緊急雇用創出事業臨時特例基金」で全額を賄う。
賃金を全額負担って...。だいじょうぶなんでしょうか。

障害者の就労支援 豊田合成子会社と岐阜市の福祉法人提携 岐阜

岐阜新聞 
トヨタ自動車系の自動車部品メーカー、豊田合成(本社愛知県清須市)は2日、子会社のTGウェルフェア(同)が障害者雇用促進法による特例子会社の認定を取得した、と発表した。TGウェルフェアでは、障害者の就労支援に取り組んでいる岐阜市福光西の社団法人光陽福祉会(菊池利哉会長)との提携で、重度の知的障害者の自立支援を中心に、長期的な障害者の就労の場づくりを目指していく。菊池会長は「障害者の自立のために企業とタイアップして、現実に自立できる先の見える福祉を目指していきたい」と話している。

2010年12月3日金曜日

県警保護の青年死亡:取り押さえ死審判 被告人質問、16日に変更 /佐賀

毎日新聞 
佐賀市で07年、知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判は、今月7日に予定されていた被告人質問が16日に日程変更されることが1日決まった。この変更に伴い、16日に予定していた安永さんの遺族への尋問と、目撃者2人のうち1人の尋問を7日に実施する。残り1人の目撃者の尋問は22日に行う予定。

性暴力を問う 第5部 今、法廷で<5>被害認定民事でやっと

読売新聞 
2006年2月。強制わいせつ事件の控訴審判決が言い渡された。傍聴席の最後列で被害者の両親はうなだれた。「知的障害がある娘の証言は、信じてもらえないのか」。逮捕後一時、容疑を認めた教諭は、刑事裁判で全面否認した。11歳だった次女の知的レベルは年齢の半分ぐらい。尋問は1時間以上に及び、次女は混乱し、事実にないことまで口にした。被害の日時や場所の特定も困難だった。1、2審とも、次女の供述の信用性を否定。教諭の無罪が確定した。

講演会:成人期の自閉症などの支援を考える 11日、親の会「あすなろ」主催 /福岡

毎日新聞 
思春期や成人期に高機能自閉症やアスペルガー症候群と判明した子供を持つ親の会「あすなろ」(早良区、会員約70人)は11日、同区西新6の西南学院大2号館で、発足1周年の記念講演会を開く。「成人期の支援のあり方を考える」をテーマに、市発達障がい者支援センターの緒方よしみ所長、滋賀県でグループホーム運営に携わる同県社会福祉事業団の松田裕次郎さんらが講演する。シンポジウムもある。定員300人。午前10時開演。

親亡き後もサポートを、障害者の生活記録普及へシンポジウム 神奈川

カナロコ 
障害のある子どもを持つ親たちが「親亡き後」に向け必要な生活情報をまとめた「記録」の作成を広めようというシンポジウムが2日、横浜市港北区鳥山町の横浜ラポールで開かれた。横浜市内のNPO法人や母親グループが取り組み事例を紹介。専門家も「今の生活実態を支援者らに知ってもらうためにも有効」と作成を呼び掛けた。シンポは、横浜市内の障害福祉関係団体でつくる「セイフティーネットプロジェクト横浜」などの主催で、障害者の親や関係者約220人が参加した。「親心の記録」として全国で初めて「記録」を作成した「船橋市手をつなぐ育成会」の赤津保子さんが基調講演。親が急逝し子どもの生活状況が全く分からなくなったケースの相談を受けたことから、記録作りに取り組み2008年1月に完成、全国に広がっているという。

特別支援学校生徒の統一ブランド誕生 岐阜市で販売開始

岐阜新聞 
県内の特別支援学校高等部の生徒が作業学習で作った製品の統一ブランドが誕生し、1日から岐阜市の岐阜シティ・タワー43内のセレクトショップMERgE(マージ)で常設販売が始まった。木のはしや茶わん、コットンタオル、布製バッグなど14種類を扱っている。ブランド名は「MERGE&HOPES(マージ・アンド・ホープス)」。「作業学習への意欲を高め、卒業後の自立に向けて希望を持ってほしい」との願いを込めて名付けた。製品は、統一のロゴを付けて店頭に並んでいるほか、生徒が描いたイラスト入りのカードも同封している。

福岡コアサイドアート美術展:市美術館で障がい者・児出展 心温か作品ずらり /福岡

毎日新聞 
中央区の市美術館市民ギャラリーで福岡コアサイドアート美術展2010(市障がい者・児美術展)が開催されている。同展は福岡市に在住か、市内に通勤通学する障がい者・児童が対象。コンクール部門に入賞した絵画、陶芸、書道、写真の各部門281点のほか、特別支援学校の生徒などが出展した感性豊かな作品約150点が展示されている。5日まで。

障害者の文化活動紹介 水戸でふれあいフェス開幕 茨城

茨城新聞 
障害者が文化活動の発表を行う「ナイスハートふれあいフェスティバル」が2日、水戸市千波町の県民文化センターで開幕した。第1日は特別支援学校の児童・生徒らによる歌やダンスなどが披露され、懸命な姿に温かい拍手が送られた。フェスティバルは障害者に対する県民の理解を促すために県などが主催。作品展示は6日まで。4日は福祉施設利用者らによる踊りや演劇、演奏が披露され、農作物や手芸品などの格安販売会も実施される。

発達障害、映画で理解深めて 県内6カ所で巡回上映会 広島

朝日新聞 
自閉症やアスペルガー症候群など「発達障害」の人を取り上げた映画の上映会が今月から来年3月まで、広島市や福山市など県内6市で順次開かれる。「わがまま」「しつけが悪い」などと誤解されがちな障害への理解を深めてもらうのが狙いだ。上映作品は、アスペルガー症候群の姉と、その妹との心の交流を描く「音符と昆布」(2008年)、自閉症の青年と偶然ドライブすることになった女性が、行く先々で出会う人々と織りなす物語「ぼくはうみがみたくなりました」(09年)のいずれか一つ。上映後、発達障害の人の支援にかかわる専門家らによるトークもある。無料。

成年後見人の女、2人から1900万円着服容疑

読売新聞 
成年後見人として資産を管理していた女性2人の口座から現金計約1900万円を引き出して着服したとして、東京地検は2日、元社会福祉士の無職藤井弘美容疑者(52)(東京都府中市)を業務上横領の疑いで逮捕した。藤井容疑者は昨年7〜11月、80歳代の認知症の女性の口座から20回にわたり計約1500万円を引き出して着服。同11〜12月にも、同様に知的障害のある40歳代の女性の口座から約400万円を着服した疑い。着服した金は遊興費に充てていたという。

遊ぶ金欲しさからなのか。ほんとうになさけない。

馬は最高の癒やし系 金沢で障害者乗馬会 石川

毎日新聞 
障害を持つ人にも馬との触れ合いを楽しんでもらおうと、石川県馬事公苑(金沢市八田町西)で年4回、乗馬会が開かれている。最初は恐る恐る馬にまたがる障害者も、温かな馬の体をなで、馬上で揺られるうち、思わず笑顔に。主催するNPO「いしかわ障害者乗馬を推進する会」は「本人も家族もスタッフも表情が和らぐ。馬は最高の『癒やし系』です」と話している。11月28日に開かれた乗馬会には、身体障害や自閉症などを抱える13人が参加。障害者1人に対し、サポート役は両側から障害者の体を支える人、馬をひく人、先導役、記録係の5人。事前に馬の扱い方や障害者の支援方法などの研修を受けたボランティア約30人が参加した。

野村学園のどろんこのうたカレンダー完成 愛媛

愛媛新聞 
西予市野村町野村の知的障害者更生施設「野村学園」(佐藤茂伸施設長、80人)の園生が手掛けた版画詩「どろんこのうた」の2011年版カレンダーがこのほど完成した。 どろんこのうたは、1970年に詩や絵を粘土板に刻んだことで始まり、版画詩に発展。これまで多くの詩が詩集やカレンダーになっている。現在は約20人が月1回のペースで版画や詩に取り組んでいる。

障害者自立支援:本当の自立へ 尼崎のNPO、飲食店オープン /兵庫

毎日新聞 
障害者が中心となって仕込みから調理、接客をする飲食店「えるうぃ ご当地グルメ集合場所」が1日、尼崎市東園田町5にオープンした。障害者が働く場所を作り、一定の賃金も確保できるようにと、同市のNPO法人「サニーサイド」が設立した。一般の飲食店と同様のサービスで、看板にも障害者の文字はない。同NPOは「障害者も地域に出て、一緒に生活できるようにしたい」と話している。身体や知的、精神に障害を持つ計10人が、NPOの職員1人と共に店を運営する。これまでは、作業所で食品の袋詰めや自転車の修理などをしていたが、受け取る賃金は月5000円ほど。「障害者の賃金を増やし、本当の自立につなげたい」と、飲食店の開店を考えた。
職員さんの方が多かったりするにはよく見かけますので、10人にNPOの職員1人ってすごいと思います。

【史上初の障がい者バラエティー】ここ笑っていいのかと思う壁を取っ払っていきたい

47NEWS
重度の言語障がい者が言葉を発する。よく聞き取れない。何と言っているのか、クイズ形式で若い介護職や学生ら3人が答えていく。間違えると爆笑に。そんなテレビ番組がある。初めて見たときは驚いた。決してふざけているのではない。NHK教育の福祉番組「きらっといきる」の毎月最終金曜企画「バリバラ」だ。「バリアフリー・バラエティー」の略で、“史上初の障がい者バラエティー”とうたう。

NHK教育 きらっといきる バリバラ
http://www.nhk.or.jp/kira/post/baribara.html

2010年12月2日木曜日

県警保護の青年死亡:巡査長の証言焦点に 「暴行の有無」対立続く /佐賀

毎日新聞 
佐賀市で07年、知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判は、7日の第8回公判で松雪被告に対する被告人質問が行われる。被告が事件の詳細を公の場で話すのは初めて。「暴行の有無」を巡って検察役弁護士、被告側弁護士の主張は真っ向から対立しており、被告の証言は公判の行方を決める焦点になる。これまでの証言から争点をまとめた。

AD/HD治療薬ストラテラなどの使用上の注意改訂を指示ー厚労省

キャリアブレイン  
厚生労働省は11月30日、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬アトモキセチン塩酸塩(日本イーライリリーのストラテラ)など11成分について、添付文書の「使用上の注意」を改訂するよう関係企業に指示した。アトモキセチン塩酸塩には、「禁忌」の項に「褐色細胞腫またはその既往歴のある患者」を追記するよう求めた。

発達障害への理解深める講演会 東京

NHK
他人とのコミュニケーションが苦手な「アスペルガー症候群」など発達障害がある学生を支援する専門の窓口を東京大学が設け、1日から本格的に活動を始めるのに合わせて、先月30日夜、発達障害について理解を深め、今後の支援のあり方を考えようという講演会が開かれました。東京大学では、アスペルガー症候群など発達障害と診断される学生が1年に10人程度いて、研究が続けられなくなったり、就職面接に失敗したりするなど、困難に直面しているということです。こうした現状を受けて、大学は、支援のための専門窓口を設け、カウンセリングや就職支援などを行っていくことにしています。

兵庫・武庫川女子大に西日本最大の心理研究拠点 発達障害や虐待など家庭の悩みに対応

MSN産経ニュース 
いじめや児童虐待、発達障害に悩む親子が増える中、武庫川女子大(兵庫県西宮市)が、家庭に対する心理学的療法などの研究拠点となる「総合心理科学館」を新設することになり、1日着工した。こうした心理学の研究拠点では西日本最大になるといい、平成24年春に開館する予定。同大にある大学院文学研究科臨床心理学専攻や発達臨床心理学研究所、音楽学部の音楽療法部門など複数の心理学関係の研究部門を一元化。カウンセリング機能のほか、講義室や研究室、脳波データ分析室、情報処理室などを設置する。

名チャリ社会実験終了 愛知

読売新聞 
放置自転車を有料で貸し出す「名チャリ社会実験2010」が30日、今年の実験を終えた。10月に始まった今年の社会実験では、登録料を2000円、利用料を30分以降、30分ごとに200円として、11月29日現在の会員登録者数は1901人、総利用回数は2万5596回だった。無料だった昨年と比べると、登録数が10分の1以下、総利用回数が4分の1に減った。また、障害者雇用創出プロジェクトに参加した訓練所に通う障害者の報告も行われた。期間中、栄エリアのステーションで清掃を担当した同市天白区、無職有沢翔治さん(26)は「外に出て仕事をするのは面白かった」と満足そうだった。
以前も言いましたが、ナチャリじゃなくてメイチャリです。

障害者の自立へNPO支援 就職情報でサイト 愛知

読売新聞 
障害者の自立支援に取り組むNPO法人福祉住環境地域センター(豊橋市、加藤政実代表)が、心と体に障害を持つ人たちの就職情報を掲載する「バリナビポータルサイト」を開設した。1月に創刊したフリーペーパーの就職情報誌「バリナビ」のインターネット版で、30日に豊橋市役所で開設のお披露目をした障害者が主体のスタッフたちは「双方向のコミュニケーションの場として全国に利用者を広げたい」と張り切っている。全国初の障害者向け就職情報誌としてバリナビが創刊した後、双方向の情報手段がほしい、との声が利用者らの間から上がり、障害者7人、健常者1人のスタッフが集まって準備を進めてきた。

障害者就労移行支援の事業所数、国内最多に ウイングル、10拠点目を静岡に12月オープン

日本の人事部 
障害者の就労移行支援事業所を展開するウイングル(東京都千代田区、長谷川敦弥・代表取締役)は、2010年12月1日、10拠点目となる事業所を静岡県に開設いたします。1団体が所有する就労移行支援事業所の数として、株式会社、社会福祉法人、NPOを問わず国内最多となります。昨年のウイングルの1事業所あたりの年間の就職者数が全国平均の6倍(厚生労働省調べ)となり、今年度(12月1日現在)は87名となります。今年度(2011年3月末時点)は全事業所で114名の就職者数を目標としています。身体、知的、精神の障害種別を問わずに受け入れをしており、各地域、各拠点ごとに訓練プログラムを作り、地域別の支援をしています。

新そば手打ち 施設の10人が体験 埼玉

読売新聞 
草加市社会福祉事業団が運営する知的障害者授産施設「つばさの森」(宮田敏男所長、利用者85人)で30日、新そばの手打ち体験会が行われた。草加蕎麦(そば)商組合(渡辺哲也組合長)が職人を派遣し、施設利用者10人にそば粉のこね方やのし方、切り方を指導。出来上がったそばは、その場でゆでて試食した。

「早く試合がしたい」 国内唯一の障害者リトルリーグチーム 千葉

MSN産経ニュース 
日本で唯一、ハンディキャップを持つ子供たちだけでつくるリトルリーグ公式野球チーム「チャレンジャーチーム」が千葉県市原市にある。発足から1年を迎えたチームは現在、知的障害を持つ選手8人(うち女子3人)で構成。障害の程度はさまざまだが、皆一様に白球を追いかけ、青空の下でのびのびと野球を楽しんでいる。選手たち悩みは、国内に同様のチームがないことだ。市立養護学校中学2年の小俣智(ち)怜(さと)選手(14)は「早く試合がしたい」と話している。選手は現在、知的障害のある子供だけだが、織田さんは「設備さえ用意できれば、今後は身体障害を持つ子供たちにも活動を広げていきたい」という。

障害者対象に武道教室開催 「社会参加のきっかけに」 滋賀

中日新聞 
障害のある人たちが、武道に打ち込める場がある。日本障害者武道会が、草津市笠山8の県立障害者福祉センターで毎週水曜に開いている武道教室だ。日本障害者武道会によると、障害のある人を対象にした武道教室の開催は全国的にも珍しい。障害の程度、知的障害者も身体障害者も区別せず、一緒に汗を流す。互いに助け合いながら、自分のできる範囲で、自分のペースで練習するのが教室の方針だ。

特別支援学級生の力作展示 香川

読売新聞 
高松市内の21中学校の特別支援学級で学ぶ生徒らの美術作品を集めた合同作品展が30日、同市丸亀町のヨンデンプラザ高松ギャラリーで始まった。12月5日まで。特別支援学級の取り組みを広く知ってもらおうと、市内の中学校教諭らでつくる県中学校教育研究会高松支部が毎年開いており、今年で10回目。新聞紙を材料にしたエコバッグや、松ぼっくりを使ったクリスマスツリーなど、知的障害や身体障害を持つ特別支援学級の生徒約80人の150点が展示されている。生徒たちは、受付に立つなど運営にも参加している。無料。

自由な発想きらり 宮崎市で特別支援学校生が美術展 宮崎

宮崎日日新聞 
県特別支援学校長会(瀬川健治会長・宮崎市)は1日、第9回県立特別支援学校アート展を同市の宮崎科学技術館で始めた。県内15の特別支援学校の児童・生徒らの美術作品356点を展示。自由な発想で作られた作品が来場者の目を楽しませている。5日まで。

夢や工夫がいっぱい 浜松で県西部特別支援学校作品展 静岡

中日新聞 
豊かな色づかいやアイデアあふれる子どもたちの作品が楽しめる「県西部地区特別支援学校作品展」が30日、浜松市中区早馬町のクリエート浜松で始まった。絵画や刺しゅう、粘土細工など631点が並び、来場者の関心を呼びそうだ。障害のある子どもらの作品展示を通して、特別支援教育への理解を深めてもらうのが狙い。30回目の今回は、4月に新設された袋井特別支援学校磐田見付分校が加わり、御前崎市以西13校の687人(グループ出品含む)の作品が出品された。5日まで。入場無料。

ネコのあくび:まじうまいめじ

毎日新聞 
近隣のNPOを見に行ったら、障害者が喫茶店で働いていたのでびっくりした。「バカだな君は。環境さえ整えれば障害のある人は働けるんだよ」と理事長に言われ、そういうのをやりたくてNPO「楽笑」をつくった。27歳だった。まずパン屋と駄菓子屋を始めた。障害者だけでなく主婦やシニアが働く場にもなった。地域の人々にメリットがあるものを提案すれば障害者への理解も深めてくれることを知った。「障害者がいると地域が活性化する」なんてことも言う。

2010年12月1日水曜日

コンサート:音色は障害を越えて バイオリン奏者・廣澤大介さん、来月豊岡で /兵庫

毎日新聞 
広汎性発達障害を克服して活躍するバイオリン奏者、廣澤大介さんのコンサートと母親の稲光宏子さんの講演会が12月19日午後1時、豊岡市大手町の市民プラザで開かれる。廣澤さんは対人関係を結びにくい発達障害。7歳から始めたバイオリンで才能が開花し、01年ポーランドで開催された「障害者のための国際音楽フェスティバル」で特別賞を受賞した。障害者施設や小学校などで演奏会を行い、06年にプロとしてデビュー。今回は、サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」などを演奏する。

虹色ネット:発達障害児の支援組織、職域を超えて連携ーー相模原 /神奈川

毎日新聞 
相模原市の小中学校教師や小児科医、心理カウンセラーらが、特別支援学級に通う発達障害児らの支援に取り組んでいる。職域を超えて連携する「さがみ虹色ネット」(会長、大里朝彦・市立田名小校長)を組織し、子供一人一人に合った指導計画を立てて教育現場で実践している。定例の勉強会は2カ月に1回開く。個別の事例を取り上げ、学習や行動面、対人関係、言語・コミュニケーション、健康など10項目以上にわたって実態を把握。現場で実践する教育プログラムや指導計画、長短期の目標を立てる。勉強会は数人のグループで検討し、参加者たちは討議で得た対応や指針を共有する。

NIIGATAまち・話題:障害者支援センター「結屋」 5周年記念感謝祭 /新潟

毎日新聞 
障害のある人の自立に向けた作業訓練などを行う地域活動支援センター「結屋(むすびや)」(新潟市西区)は12月4日、地域の人との交流を図る開所5周年記念感謝祭を開く。結屋のスタッフらは「どんな人が結屋を利用しているか、地域の人に知ってもらうきっかけにしたい」と意気込んでいる。内山孝子施設長は「自立のためには、違いを認め合い、助け合う地域の態勢がなければ難しい」と話す。感謝祭で利用者と交流してもらうことで「1人でも多くの人に関心を持ってもらいたい」と願う。

「市民後見人」担い手増やせ 山形

朝日新聞 
「後見人の仕事はまず被後見人を見ること。通常の生活に寄り添いながら、支払いや契約もやっていかないとね」山大医学部(山形市)の講堂で13日、東大の宮内康二特任助教が約60人の受講者に語りかけた。約1年かけて成年後見制度を学ぶ「市民後見人養成講座」の1コマだ。東大と筑波大の共同プロジェクトで、米沢市内でも講座を開催。受講料は3万1500円と安くはないが、元会社員や主婦など両会場で計約130人の申し込みがあった。最高裁によると、09年の成年後見人と被後見人の関係は親族63%、司法書士13%、弁護士9%などで、市民後見人は少ない。

NPO「とら太の会」総理大臣表彰、障害者や園児らの交流評価 熊本

読売新聞 
熊本県八代市で障害者支援や学童保育などに取り組むNPO法人「とら太の会」(会員約450人)が、子供や若者、その家族らの育成支援への功績を認められ、内閣総理大臣表彰を受賞した。とら太の会は1983年、八代市の幼稚園教諭だった山下順子理事長を中心に、障害児の療育サークルとして市内の福祉施設などで活動を開始。「様々な立場の人々が集う共生の場作り」をモットーに、その後は自宅を開放して障害者の作業所、無認可保育所を運営するなどしていた。こうした取り組みが、「1軒の建物に作業所や保育所があり、高齢者や不登校、引きこもり者が集う全国に例を見ない活動を行っている」と評価された。

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