毎日新聞
集団で体力づくり 社会人への訓練にも
知的障害がある生徒のみ通う県立いわき養護学校(いわき市)体育館に、高等部の生徒が集まった。木曜日と合わせて毎週2回、生徒100人のうち男女約30人が参加するバスケットボールチームの練習が始まった。ドリブルやシュート、ゲームなどで1時間半汗を流した。試合に勝つことが目標ではあるが、生徒の多くは一定の体力が必要な製造業に就職することが多いため、それに備えた体づくりの目的も大きい。さらに重要なのは、生活習慣の訓練としての側面だ。こうした行動を集団で反復することにより、生徒は社会の基礎を学ぶ。
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