神戸新聞
刑務所を出所した知的障害者が、生活苦から再び罪を犯してしまうケースが後を絶たない。国は昨年度から出所後の受け皿づくりなど本格的な対策に乗り出したが、地域社会で理解を得ているとはいえない。2008年の法務省の調査では、身寄りのない満期出所者約7200人のうち、自立困難な障害者らは約千人と推計。知的障害やその可能性のある受刑者の約4割が、「生活苦」を犯行動機に挙げた。さらに、同省調査によると、08年に刑務所に入った受刑者で知的障害の疑いがある約6700人のうち、服役経験者は65%に上り、再犯の高さが指摘されている。
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