2013年2月15日金曜日

障害者頭上に的 千枚通し投げる、容疑の元施設職員逮捕 福岡

読売新聞 
知的障害者をダーツの的の前に座らせ、千枚通しを投げ付けたとして、福岡県警小郡署は13日、同県小郡市三沢の障害者就労支援施設「ひまわり」の元支援次長坂本静治容疑者(48)(小郡市小郡)を暴行容疑で逮捕した。調べに対し、「記憶にない」と容疑を否認しているという。同署は、坂本容疑者が日常的に施設を利用する障害者を虐待していた可能性もあるとみて調べている。

発達障害支援を拡充 県教委、小中高に指定校 岐阜

岐阜新聞 
発達障害への認知度の高まりを受け、軽度の発達障害のある児童生徒が、通常学級でも戸惑うことなく授業を受けられるよう支援策を探るため、県教育委員会は新年度、小中学校で各1校ずつ、県立高校で6校程度を県独自で研究指定校に選定することを検討している。高校に通う軽度の発達障害のある生徒へのサポート体制の構築に乗り出すのは、県内で初の試み

特別支援学校で事故、県が後遺症の生徒側に賠償へ 栃木

下野新聞 
県足利中央特別支援学校で2000年9月、生徒がトランポリンから落下する事故があり、生徒側が県を相手に損害賠償請求訴訟を起こしていることが13日、分かった。現在、宇都宮地裁足利支部で和解に向けた協議が進んでおり、県は同日の県議会運営委員会で、賠償額として3500万円を支払う議案を2月通常会議に提出することを明らかにした。

知的障害者のアート見て 「工房あかね」 安中で80点展示 群馬

東京新聞 
高崎市のNPO法人「工房あかね」で美術を学ぶ知的障害者らの作品八十点を展示する「工房あかね展inまついだ森の家」が、安中市松井田町上増田のバリアフリーペンション「まついだ森の家」で、二十四日までの金、土、日曜に開かれている。期間中はワークショップやセラピー、バザーなど盛りだくさんのイベント「里山の癒(いや)し」もある。

障害者の作品5000点 所沢市で「手しごと展」 埼玉

東京新聞
所沢市内の施設・作業所に所属する障害者の作品を集めた展示即売会「手しごと展」が、同市日吉町の西武所沢店特設会場で開かれている。十八日まで。障害者の社会参加が進むことなどを目指して毎年開かれているイベントで、九回目。販売されているのは市内十三カ所の施設・作業所のメンバーが製作した手織り布を使ったポーチやメガネケース、草木染のストールやコースター、バッグなど約五千点に上る。

特別支援学校高等部の作品展開幕 県立美術館 静岡

静岡新聞社 
県内の特別支援学校高等部の生徒による合同作品展が13日、静岡市駿河区の県立美術館で始まった。17日まで。県内25校から591点の絵画や版画などが集まった。MOA美術館(熱海市)から借りた尾形光琳の「紅白梅図屏風(びょうぶ)」のレプリカを模写した水彩画や、1センチ四方に切った16色の色画用紙を使って描いた「鳳凰図屏風」のモザイク画などが並ぶ。

サッカー「ちばぎんカップ」の障害者席を寄贈 柏市に300席分 千葉

毎日新聞 
サッカーJリーグプレシーズンマッチの「第19回ちばぎんカップ」の障害者招待用指定席(300席分)が、千葉銀行から柏市に寄贈された。市は、観戦の希望があった市内29の福祉施設にプレゼントする。地元のクラブ、柏レイソルとジェフユナイテッド市原・千葉の千葉ダービーマッチ。両チームの本拠地で毎年交互に開催されており、今年は17日午後1時、日立柏サッカー場でキックオフとなる。

パン製造販売で連携 福島の食品業者と宮城の障害者支援施設

河北新報 
宮城県柴田町の障害者作業所運営団体「はらから福祉会」と福島市の食品宅配業「ら・さんたランド」がパンを共同開発し、販売する事業に乗り出す。ら・さんたは4月、福島県外初の営業拠点を柴田町に開き、宮城県内でも宅配を始める。はらからが柴田町の作業所のパン製造部門を強化し、製造を担う。ら・さんたは販売を受け持つほか、商品提案に力を入れる。

2013年2月14日木曜日

障害と向き合う バイオリニスト 大阪

読売新聞 
自閉症と向き合いながらプロのバイオリニストとして活動する男性がいる。大阪市住之江区の廣澤(ひろさわ)大介さん(31)。「みんなが簡単にできることでも、僕はできない……」。そう悩み続けた少年時代、自らの道を音楽と定め、猛練習を重ねてきた。学校や福祉施設などを回り「聴いてくれる人に希望を届けられたら」との思いをメロディーに乗せる。

ひな人形:手作り焼き物、16カ所に 多治見中・特別支援学級の生徒3人が贈る 岐阜

毎日新聞 
多治見市立多治見中学校の特別支援学級「けやき学級」の生徒3人が12日、コツコツと手作りした焼き物の「ひな人形」を養正公民館など3カ所にプレゼントした。14、15日に校区内の施設など13カ所に出向いて手渡す。手作りひな人形は、1学期から1年男子2人と3年女子1人が、同市喜多町の陶芸家、山藤響子さんの指導を受けて取り組んできた。粘土を延ばして板状にし、切り込んで人形の衣装を表現、まん丸の可愛い顔を乗せて素焼きした。背後のびょうぶは色紙を半分に切り、ピンクの和紙を貼り付けて桃の花にしてある。箱書きの「ひな人形」の字も一生懸命練習して、なかなか味のある筆跡になっている。

障害者自立のためのチョコ工房、バレンタイン向け商品販売好調 神奈川

港北経済新聞 
障害者自立支援のためのチョコレート工房「はたらく支援工房ショコラボ」(横浜市都筑区茅ヶ崎中央、TEL 045-507-8688)のバレンタイン向けオリジナルブランド商品の販売が現在好調だという。バレンタイン向け商品はオンラインショップの4種類(630円~1,260円)だが、当初用意した各50個の商品は完売。バレンタインデーに向けて急ピッチで追加製造しているという。

発達障害者支援の場に 徳島市で「学びBAR」 徳島

徳島新聞 
発達障害者の支援や就労について語り合う「学びBAR」が12日夜、徳島市一番町3のバー「アーリー」で開かれた。発達障害の子ども向けにサッカー教室を開いている民間団体「とくしま発達しあわせネット」の主催。仕事帰りに立ち寄ってもらい、くつろいだ雰囲気の中で発達障害者支援の輪を広げる狙いがある。今回が初の試みで、年に3回程度開くことにしている。

2013年2月13日水曜日

障害者手作りの品を展示即売 高松ふれあいの店 香川

四国新聞 
香川県高松市内の小規模作業所に通う障害者らの手作り品を集めた「高松ふれあいの店」(同実行委主催)が12日、高松市役所1階市民ホールで始まった。手芸品や陶芸、弁当などが展示即売され、目当ての品を買い求める来庁者でにぎわっている。15日まで。ふれあいの店は、障害者の自立と経済活動への参加を目的に毎年開催。12回となる今年は、市内の14施設が参加した。

2013年2月12日火曜日

県障害者芸術祭:ユニークな力作 奈良で17日まで 奈良

毎日新聞 
県障害者芸術祭HAPPY SPOT NARAが、奈良市登大路町の県文化会館などで開かれている。同館では、障害者とアーティストのペア9組が製作した作品など約300点のアートが展示され、来場者を楽しませている。展示は17日まで(12日は休館)。会場には、拾ってきた不用品で普段行く公園を表現した作品や、立体に仕立てた独特なデザインの文字を背負って東大寺を歩くなど、ユニークな作品がそろっている。それぞれ相性などを選んでペアを組み、約半年を費やした力作で、制作過程も紹介されている。

2013年2月11日月曜日

障害者向け共同作業所グッズデザインコン:「MY夢」の3人が入賞・入選 福岡

毎日新聞 
八幡西区本城のNPO法人「MY夢(まいむ)」作業所を利用する知的障害者3人の作品が、障害者向け共同作業所の連絡会「きょうされん」(東京)主催の第5回グッズデザインコンクールで入賞・入選した。入賞は福田しずかさん(23)と斉藤龍樹さん(23)、入選は月森聡美さん(27)。いずれも作業所の絵画教室で描いた作品を応募した。絵画教室は月2回。3年前、福田さんの母でMY夢代表でもあるいづみさんが、娘に絵を習わせようと小倉南区の画家、藤尾修二さん(57)を招いたのがきっかけだった。

2013年2月10日日曜日

脳の発達障害の関連分子がシナプス形成とその形成過剰を抑制

マイナビニュース 
東京大学は2月6日、脳の発達障害に関連する分子である「DCLK」が突起の先端に局在して突起形成を促進すること、それと同時にシナプス内にも入り込み、突起先端でシナプスの形成が過剰に起こることを抑制することを見出したと発表。また、DCLKは「N末端」に「微小管結合ドメイン」、「C末端」にタンパク質のリン酸化を行う「キナーゼドメイン」を持つキメラ分子(由来が異なる複数の部分から構成されている分子)だが、N末端ドメインが突起を伸ばし、C末端ドメインがシナプス形成を阻害することで相反する作用が生じることも解明したことも発表した。

講演会:発達障害に理解を 親などの会、川崎で12日 神奈川

毎日新聞 
川崎市内の自閉症児や自閉症者の親などでつくる市自閉症協会は12日、川崎市中原区の市総合福祉センター(エポックなかはら)で、講演会「発達障がいがある子の『いいところ』応援計画」を開く。星槎大の阿部利彦准教授(特別支援教育)が講師を務め、主に発達障害がある子どもたちのプラス面について認識を深める。当日は午前10時〜正午。参加費は資料代として500円。事前予約は不要。

2013年2月8日金曜日

知的障害の入所女性に10回以上キス 62歳職員を懲戒解雇 神奈川

MSN産経ニュース 
第3セクターの神奈川県総合リハビリテーション事業団は6日、運営する県立の知的障害者入所施設「七沢学園」(厚木市)で入所者の10代後半の女性にキスをした男性臨時職員(62)を懲戒解雇処分とした。事業団によると、職員は1月14日以降、この女性にキスを10回以上していた。職員は「好意を持たれていると思った」と話しているという。

絵はがきで福島支援 自閉症の堀川さん 徳島

徳島新聞 
高層ビル群を描き続けている自閉症の堀川真也さん(19)=上板町神宅=が、東日本大震災から復興を果たした30年後の福島の街を描いた作品を絵はがきにして販売している。今年のクリスマスには売り上げの一部を福島の子どもに贈る計画だ。絵はがきにした作品は「未来の福島」。風力発電による電気で照明のともったビル群やクリスマスツリーが描かれ、上空にはサンタクロースの姿も描いた。電光掲示板には「みんなの事、いつまでも思っているよ」とのメッセージが表示されている。絵はがきは北島町中村のギャラリーカフェ「A&C」に置いているほか、今後の個展などでも販売する。堀川さんのホームページからもメールで注文できる。

諏訪養護高等部製作の器 岡谷の喫茶ラムラムに納品 長野

長野日報 
諏訪養護学校高等部(富士見町)の陶芸班の生徒11人が、岡谷市のイルフ童画館併設の喫茶ラムラムで使う食器を製作し、生徒たちが6日、童画館を訪れて納品した。作業学習で製作した手工芸品などをバザーで販売することはあるものの、公的施設から発注を受けて製作したのは「初めて」(同校)という。3年生で陶芸班班長の羽柴拓也君(18)は、「形も色も上手くできた。みなさんに使ってもらえればうれしい」と話している。陶芸班が製作したのは、ラムラムで提供しているカレーやパスタ用の大皿12枚とサラダ用の小鉢18個。高等部のバザーなどで活動を知っていた童画館の小平寛係長が昨年8月に製作を依頼し、10月から今月初めにかけて完成した。

【特別支援と情報端末】タブレットで能力を補う

教育家庭新聞 
情報端末を活用して障がいのある子どもたちの生活や学習支援に役立てることを目指した「魔法のじゅうたんプロジェクト」の成果報告会が東京大学先端科学技術研究センターで開催された。東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクグループは、携帯電話・スマートフォン等の情報端末を活用して障がいのある子どもたちの生活や学習支援に役立てることを目指した「魔法のプロジェクト」を2009年から実施している。2012年からは「魔法のじゅうたんプロジェクト」をスタート。携帯情報端末を学校外に持ち出すことも想定し、幅広い活用場面での取り組みを行っている。

2013年2月7日木曜日

発達障害教育で大学連携 幼稚園教諭ら育成 佐賀

SankeiBiz 
発達障害の体系的な知識を持つ保育士や幼稚園教諭を育てようと、4月から佐賀大など佐賀県内の5大学・短大が連携して共通の教育プログラムを導入する。早期支援の充実が求められる中、全国でも先端的な取り組みだ。プログラムは小児保健や家族支援など各大学の得意分野を持ち寄って構成。支援実習も実施し、履修単位を満たした学生を「子ども発達支援士」に認定して卒業後も研修を続ける。5校からは年間約330人の保育士や幼稚園教諭が巣立っている。将来的には100人程度の認定者輩出を目指す。

作業療法で発達障害の悩み軽く 南丹のNPOが実践 京都

京都新聞 
京都府南丹市園部町のNPO法人・発達障害を考える会「ぶどうの木」で行う作業療法が、子どもや保護者の支えになっている。発達障害が疑われても、公的な施設の受け皿がまだ不足している実情が背景にあり、「一人で悩む前に気軽に相談してほしい」と呼びかける。作業療法は、病院やリハビリテーション施設、社会福祉施設などで、障害者や高齢者に実践されており、最近では、発達障害の分野にも広がりを見せる。ぶどうの木は、2009年5月から、遊びを中心とした作業療法を行っている。

おいしい丼、元気呼ぶ 障害者就業支援の弁当店人気 宮城

河北新報 
障害者の就業を支援する仙台市青葉区東照宮の丼弁当の専門店「うめぇ~丼」が、充実したサービスでファンを増やしている。メニューは多彩で低価格、ボリュームも満点。障害者ら従業員たちはお客の喜ぶ顔を励みに「うめぇ~」弁当作りに精を出している。「うめぇ~丼」は昨年5月、不登校の若者らが通うフリースクール「課外塾」(青葉区)を支援してきた自営業内島秀司さん(59)が開店した。調理は知的障害などがある障害者4人と内島さんら計7人が担当。スタッフのほとんどが弁当作りは初めてだったが、何度も練習を重ね、次第に包丁さばきも板についてきた。営業は午前11時~午後7時。第1・3日曜定休。

障害者就労サポートプロジェクトからハンドセラピストデビュー 神奈川

港北経済新聞 
横浜市・大倉山で展開している知的・精神障害者のための就労サポートプロジェクト「スイミー」から、知的障害を持つメンバー3人がアロマハンドセラピストとしてデビューした。知的・精神障害者が賃金を得られるよう就労支援を行っている同プロジェクト。2011年9月から東急東横線大倉山駅近くの「社会福祉法人かれんカフェモア」(横浜市港北区大豆戸町3)で週1回、現役セラピストが講師となって、障害者向けにアロマハンドセラピストの養成講座を続けてきた。今回は同養成講座を受けてきた7人のうち3人がデビュー。1月から「社会福祉法人かれんカフェモア」でアロマトリートメントのサービスを提供している。

2013年2月6日水曜日

県庁に障害者働く場 新年度設置検討、民間就職の足掛かり 岐阜

岐阜新聞 
県は新年度、知的、精神障害のある人向けに「障がい者就労支援オフィス」の設置を検討している。県の雇員として県庁内に「働く場」を提供し、民間企業などに就職するためのステップアップに役立ててもらう。東海3県の自治体では初の試み。県人事課によると、岐阜障害者職業センターなどと連携し、障害者手帳を持つ3人程度を、同課に設置する「オフィス」に配属。文書の集配やコピー、簡易なパソコン入力などの業務をこなし、スキル向上を図る。期間は3年を限度とし、その間に民間などへの就職を目指す。

絵画作家:自閉症乗り越え 上板の堀川さん、建築物描きプロデビュー 徳島

毎日新聞 
自閉症を抱えながら絵を描き続ける上板町神宅の堀川真也さん(19)が、プロの絵画作家として活動を始めた。高層ビルなどの建築物を細部まで丁寧に描き込む独特の作風は各方面から評価が高く、1月に作家になって初の個展も開いた。今年はポストカードなどの販売収益の一部を東日本大震災の被災地に寄付する活動にも力を入れるという。堀川さんは「絵を描くことは本当に楽しい」と今後の活動に意欲的だ。3月10日に板野町犬伏の県立総合教育センターで作品展を開くことにしている。

知的障害 花咲く絵の才能 8日から39人作品展 大阪

読売新聞 
大阪市阿倍野区の小規模作業所「ワークスペース街(マーチ)」の絵画教室に学ぶ知的障害のある男女39人の作品展「art 4 smile(アート・フォー・スマイル)」が8日、大阪市中央区のエル・おおさかで始まる。今年で3回目となるが、プロ画家の指導で着実に力を付け、2メートル級の大作を仕上げる生徒も現れた。アートの本場・米ニューヨークでの展覧会も検討されている。10日まで。入場無料。ポストカードも販売され、売り上げの一部は東日本大震災の義援金などになる。

障害者の就労 演劇通し問う 長崎

西日本新聞 
諫早市の劇団ヒロシ軍(荒木宏志座長)が、障害者の就労をテーマにした作品「さまたげとなるもの」を10日に長崎市で上演する。見る人に「障害って何?」と問い掛ける。作品は障害者就労支援施設で働く男性が、障害者が働く場所を探して奮闘する物語。障害者を雇うのはリスク(危険)なのか、障害者支援は慈善事業なのか-。疑問を抱いた主人公は、同僚や障害児と関わる中で障害者の見方を変えていく。公演は10日午後2時から長崎市千歳町のチトセピアホールで。前売り券は一般千円、大学生以下500円(当日は300円増し)。

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