2010年11月30日火曜日

「ドラえもんを描くーMy DORAEMONー」展、東京・六本木で12月1日から

J-CASTニュース 
社団法人林原共済会は、林原国際芸術祭“希望の星”「ドラえもんを描くーMy DORAEMOー」展を、2010年12月1日から5日まで、東京・六本木のテレビ朝日ギャラリーumuで開催する。林原国際芸術祭“希望の星”は、社団法人林原共済会が2003年に創設。障がいをもちながらも芸術活動に積極的に取り組んでいるアーティストらを応援するとともに、その芸術活動を通じて世界の人々の心をつなぎ、喜びを共有する活動として始められた。世界中で人気のキャラクター「ドラえもん」をテーマに、日本、香港、韓国、シンガポール、ネパール、イタリアの障がいのあるアーティストが描いた「ドラえもん」を59点展示する。

ADHDの子ども9・5% 米

47NEWS 
米疾病対策センター(CDC)は、不注意や多動性、衝動性を主症状とする発達障害の一つ、注意欠陥多動性障害(ADHD)のある子どもは9・5%との調査結果を週報に発表した。日本の文部科学省の調査では2・5%との報告がある。前回03年の調査では7・8%で、CDCは「実質的に増えたのか、あるいはADHDに対する意識が高まったことに影響されたのかを判断するには、別の調査が必要だ」と指摘している。
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佐賀県の授産施設からクリスマスの贈り物 限定販売 佐賀

佐賀新聞 
県内10カ所の授産施設が協力し、お菓子や小物を詰め合わせたクリスマス向けのコラボ商品を企画した。12月1日から、佐賀市役所本庁1階の「さがチャレンジドショップ」で50個限定で販売する。コラボ商品は1個600円(税込み)。クッキーやポン菓子、赤や緑などクリスマスカラーで作った鍋敷き、クリップなど参加施設の商品を5個ずつセットにし、ラッピングを施している。県内の授産施設が協力してギフト商品を企画したのは初めて。施設間で会議を重ね、それぞれ約半年かけて商品を完成させた。

バザー:自閉症児の親ら、古民家で 働く場作る資金にーー豊田 /愛知

毎日新聞 
豊田市石野地区で自閉症児が地元で働ける場を作るための活動をしている親のグループ「森音(もりね)の会」(小池八千代代表)などが28日、同市野口町の古民家などで資金集めのバザーを開いた。小池代表ら地元の5家族が今年4月、厳しい雇用情勢の中、自閉症児の働く場の確保を目指して会を設立。利用した古民家は築100年。小池代表らが修復し、作業場、手作り工芸品などを売る販売所などにする予定という。

神奈川県のベンチャー2社、発達障がいをもつ子ども向けサウンド&ビジュアルツール「たすくスケジュール」の海外販売に進出

ZDNet Japan 
たすく株式会社(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役:斉藤 宇開)とインフォ・ラウンジ合同会社(本社:横浜市都筑区、代表社員:肥田野 正輝)は、言語に障がいがあったり、自閉症などの発達障がいのある子ども向けに、声や音楽などのサウンドと、写真や絵カードなどのビジュアルを使って、一日のスケジュールを独創的に組み立てることができるiPhone / iPod touch向けアプリケーション、「たすくスケジュール」を7月より販売しておりますが、このたびメニューおよび全ての絵カードの英語化が完了し、海外向け販売を開始しました。

不況もなんのその、最高益を見込む「障害者雇用の最先進モデル」

日経ビジネス オンライン 
多くの関係者が「障害者雇用の最先進モデル」としてその名を挙げる企業を訪ねた。広島県福山市に本社を置く食品トレーの最大手、エフピコである。2009年に厚労省の「障害者雇用優良企業」に認定された同社は9月末現在、事業提携先を含むグループ全体で321人の障害者を雇用しており、その9割以上が重度の知的障害者だという。法定雇用率に換算すると実に20%近い水準となり、他の追随を許さない実績を上げているのだ。

障害者と観客 音楽で一体 神奈川

朝日新聞 
横浜市栄区の障害者支援施設「リエゾン笠間」で開かれている音楽教室が来月1日、コンサートを開く。昨年に続いて2回目の開催で、出演者は「日頃の成果を一生懸命発揮したい」と意気込んでいる。音楽教室は同施設で生活する息子を持つ、プロ合唱指揮者の福田美知子さんの発案で始まった。月に2、3回の練習がある。昨年初めてコンサートを開き、約100人の観客から拍手を浴びた。出演者たちはコンサート直後から「次はどうしようか」と2回目の開催を願っていた。コンサートは同市栄区桂町の栄公会堂で開かれる。開場時間は午後1時。午後1時半開演。入場は無料。

得意面伸ばす指導を 上田で発達障害の勉強会 長野

中日新聞 
発達障害がある人のスポーツ活動支援に取り組むコーチらを対象に、指導法などの勉強会が28日、上田市ふれあい福祉センターで開かれた。知的障害者のスポーツ活動を支援するNPO法人「スペシャルオリンピックス日本・長野」(長野市)が主催。近年は学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉症などの発達障害がある人からも、練習への参加希望が増えていることから企画した。同NPOの伊沢喜久子事務局長は「障害の程度などが異なる一人一人にどんなプログラムが適切か、バランスの取れた判断ができる人を養成したい」と話していた。

年賀状の印刷に汗/三木の障害者施設利用者ら 香川

四国新聞 
年の瀬を控え、香川県三木町池戸の障害者支援施設「朝日園」(高橋英雄施設長)で年賀状の印刷が行われている。利用者らは来年の干支(えと)のウサギをあしらった年賀状を次々と刷り上げ、作業に追われている。同園では利用者の社会参加促進の一環として、一般から年賀状の印刷を毎年受け付けている。市価の2〜3割安い料金設定などが好評で、昨年は約64万枚を請け負った。収益は利用者の工賃や研修旅行などに充てている。

2010年11月29日月曜日

「atelier incurve exhibition in tokyo 2010」 アンダーカバーなど人気8ブランドの限定Tシャツ発売!

IBTimes 
11月29日から12月12日まで、東京・丸の内の新丸ビルで、展覧会「atelier incurve exhibition in tokyo 2010」が開催される。「アトリエ インカーブ」とは、知的に障がいがありながらも「つくる」ことが大好きな、アートの分野で才能を持つ人々をサポートし、心おきなく創作活動に取り組むことができ、作品を社会に、そして世界につなげていくよう支援する福祉施設。この展覧会のために、スタイリスト野口強氏キャスティングによる8ブランドが、アトリエ インカーブのアーティストの作品をモチーフとしてデザインした限定Tシャツを制作した。

福祉事業所のパン、スーパーで販売 栃木

下野新聞 
発達障害者らの自立や就労を支援するNPO法人「クリエイティブ・コミュニケーション・ビレッジ(CCV)」(福田由美理事長)は25日、福祉サービス事業所で障害者らが製造した手作りパンの販売を市内のスーパー2店舗で開始した。30種類を超える豊富なメニューには、カメの甲羅やクマ、パンダの顔を模したユニークなパンもあり、来店した親子連れらに好評を博している。「ヤオハン」を展開する八百半フードセンターの片柳伸一社長がCCVの理念に共感し、販売スペースを提供した。この日、北部支店で販売を担当したCCV副理事で支援員の神戸真弓さんは「パン販売に加え、就労実習へのご協力にも感謝しています」と話す。

障害ある県内作家の作品一堂に 那珂川のもうひとつの美術館 栃木

下野新聞 
旧小口小校舎を再利用し、ハンディキャップがある人たちの作品展示を手掛ける「もうひとつの美術館」(梶原紀子館長)は12月5日まで、企画展「とちぎから☆ほし☆マロニエの森の住人たち」を開催している。県内在住や県内で創作活動をする10代から70代までの知的障害者ら21人が計56点の作品群を出品している。県内の作家のみを集めた企画展は初めて。梶原館長は「開館10年目。この間、地元でも作家が育ってきた。織物や優しさのある絵など、ハンディキャップを持つ作家たちの作品の多彩さを伝えたい」と話している。

障害持つ人への理解訴えフェスタ 県内15施設協力 佐賀

佐賀新聞 
障害を持つ人たちへの理解を深めてもらおうと、「第1回きらめきフェスタ」が28日、佐賀市の鍋島低床公園で開かれた。県内15施設が手作り菓子や雑貨などを販売、日ごろの活動をPRした。同市と近郊の障害者授産施設などでつくる「NPO 佐賀中部障害者ふくしネット」(古川善己会長)が、地域の人たちに知られていない授産品の紹介と、施設利用者の工賃増につながればと開催した。古川会長は障害者自立支援法の地域移行に触れ、「障害を持つ人たちを地域で受け入れるための下地は十分にできてない。少しでも啓発につながれば」と語った。

第7回和歌山県ゆうあいスポーツフェスタ 和歌山

WBS和歌山放送 
知的障害のある人たちによるスポーツの祭典「和歌山県ゆうあいスポーツフェスタ」がきょう(28日)和歌山市の和歌山ビッグホエールなどで開かれおよそ850人が参加しました。これは知的障害のある人たちにスポーツやレクリエーション活動の機会をもってもらうとともに交流と親睦を図ろうと和歌山県と県障害者スポーツ協会が毎年開いているもので、今年で7回目です。

2010年11月28日日曜日

コミュニケーション障害…市販薬で改善 芦屋大などの研究チーム解析

MSN産経ニュース  
アスペルガー症候群や高機能自閉症などの障害を持つ人のコミュニケーション力が、神経細胞を活発化する市販の従来薬の投与で改善されることを、芦屋大発達障害教育研究所(兵庫県芦屋市)と東京農工大大学院生物工学科(東京都府中市)の共同研究チームが突き止め、日本神経精神薬理学会などで発表した。研究チームは、神経細胞の発達に効果があり、錠剤として市販もされているアラキドン酸に注目。自閉症スペクトラムと診断された7人に1日1回、アラキドン酸約240ミリグラムを含んだ錠剤を、6人に偽薬をそれぞれ投与したところ、4カ月後、アラキドン酸を投与したグループはコミュニケーション障害が軽減した。その後の4カ月間にわたり全員にアラキドン酸錠剤を投与すると、この差はなくなり、最終的に13人中10人が目に見えて改善したという。
衝撃的な記事ですが、まだ産経新聞だけですのでちょっと様子見です。

駅前に障害者が働くレストランを 調理棟完成 静岡

静岡新聞 
NPO法人「ひつじの会」(藤田安理事長)が運営する袋井市久能の障害者施設「あいまいもこ」の敷地内にこのほど、調理作業棟が完成した。同会は障害者が就労するレストランを4年後をめどに開業する計画を持つ。作業棟はそれに向けての“訓練”の場となり、関係者は「夢への第一歩」と喜んでいる。同施設には発達障害などを抱えた15〜45歳の男女約20人が通っている。計画では、JR袋井駅前に店を構え、施設利用者が調理から配膳(はいぜん)までを担う。同NPO法人は今後、社会福祉法人格の取得に向けても準備を進めるという。

絵や陶芸、独自の世界 障害者の作品展 都庁でアール・ブリュット展

東京新聞 
既成概念にとらわれない独自の発想と手法で制作された障害者らの作品「アール・ブリュット」を紹介する展覧会「アール・ブリュットを世の光に」が二十六日から都庁(新宿区)の都政ギャラリーで始まった。都内を含め全国の知的、精神障害者十九人の絵や陶芸など約七十点を展示。鮮やかな色や精密な筆致で独自の世界を見せている。欧州で生まれたアール・ブリュットは生の芸術といわれる。評価を前提としておらず、内なるエネルギーを秘めた作品が多い。現在、パリでも日本人の大規模アール・ブリュット展を開催中で、都庁への出品者の作品も数多く展示されている。十二月二日まで。

障害者の作品を展示「ときめき作品展」 大分

大分放送 
障害のある人たちが手掛けた絵画や工芸の作品を紹介する「ときめき作品展」が、大分市で開催されています。この作品展は障害のある人たちの創作活動の発表の場として、県障害者社会参加推進協議会が毎年開いています。15回目を迎えた今年は6歳から80歳までのおよそ270人が手がけた絵画や工芸・写真などの作品が展示されています。「ときめき作品展」は11月30日まで大分市のアートプラザで開かれています。

障害児サロン、継続模索 3年間限定、県の補助金で運営 岡山

MSN産経ニュース  
笠岡市で、今春発足した初めての障害児子育てサロン「わかば園」の活動が順調だ。しかし、県の緊急雇用創出事業の補助金を活用しているため、この事業は3年間の限定。市社協は事業継続の道を模索している。同園は、市の委託を受けた同市社会福祉協議会が運営。障害児の一時預かりや保護者同士の交流が狙い。施設の実現には「(障害を抱える)子供と一緒にいたい」という子育てに悩みを持つ母親からの切実な問題があった。土地、建物を趣旨に賛同した民間病院から無料で借り受け、運転資金は、県の緊急雇用創出事業臨時特例基金事業の適用で開設した。今のところ補助金でまかなえているが、3年後の継続は不透明だ。

2010年11月27日土曜日

知的障害で「供述立証困難」大阪地検が起訴取り消し

日本経済新聞 
今年1月に現住建造物等放火などの罪で起訴した無職の男性被告(29)=大阪府泉佐野市=について、大阪地検は26日、「供述調書の信用性を立証するのは困難」として起訴を取り消したと発表した。男性は障害者手帳を持っており、弁護人によると知的障害があるという。有罪の立証が困難であることを理由に起訴を取り消すのは異例。大阪地裁堺支部は同日付で公訴を棄却した。男性の供述以外に有罪を立証するための客観的証拠はないという。起訴した同地検堺支部は同日、男性を釈放し、検事が男性に面会して10カ月以上拘置を続けたことを謝罪した。弁護人の高見秀一弁護士は「障害のために、男性は強圧的な言葉に反論できず応じてしまう傾向がある。男性は事件と無関係で、間違った起訴だった」と批判した。

荒井弁護士によると、捜査員は男性が取り調べで否認すると「遊びじゃないんだ」と怒鳴り、放火を認めた調書に署名すると「今日は100点」などとほめたという。

大学生と障害者、笑顔で手作りファッションショー 東京

読売新聞 
明治学院大(東京都港区)の学生たちが28日、知的障害者とその支援団体とともに作り上げたファッションショー「ぱれ★コレ2010」を開く。知的障害者が衣装を考え、モデルとしても登場する。学生たちにとっても初めての試みで、「障害者たちの自由な発想だけでなく、生き生きとした動きや表情も楽しんでほしい」と最終準備に追われている。午後2時開演。入場料500円(小学生以下無料)、明治学院大白金キャンパス(港区白金台1)アートホール。

「ぱれ★コレ2010」www.pale-colle.com

石狩市内のパン工房「障害者、スタッフ ふれあいに感動」 人気パティシエがトーク 北海道

北海道新聞 
知的障害者を雇用する石狩市のパン工房「ベーカリーショップこむぎっこ」に菓子作りを指導した、東京の人気パティシエ辻口博啓(ひろのぶ)さんが25日、札幌市中央区の大丸札幌店でトークショーを開いた。同工房と辻口さんはともに、障害者が働く環境の向上に取り組む東京の企業「テミル」が進めるプロジェクトに参加している。トークの中で辻口さんは、「菓子を通した社会貢献を考えていた。こむぎっこを見学して商品に責任を持っていることや、障害者とスタッフのふれあいを見て感動し、プロジェクトへの参加を決めた」と話した。

自立への夢入り たい焼き人気 神奈川

朝日新聞 
知的障害者らが焼くたい焼きが、横浜市栄区で人気を呼んでいる。5月の開店から半年がたち、常連客もつき始めた。一つひとつ丁寧に仕上げたたい焼きには、自慢のあんこと自立への夢がぎっしり詰まっている。「杜(もり)のたい焼き屋さん」は5月、同区中野町の市中野地域ケアプラザ前に開店した。できあいのミックス粉などではなく国産中心の原材料を使い、自前の配合で改良を重ねた。3時間かけて煮込んだあんこはしっとり甘いが、もたれない。手抜きのない仕事がおいしさを生む。いずれは、小麦や小豆を自前の畑で作った原料でまかなうことが目標だ。

おうみのお店:手づくり工房「せせらぎ」 /滋賀

毎日新聞 
甲良町社会福祉協議会が運営する知的障害者通所授産施設「せせらぎ」(北川勝所長)に通う人たちが店員として働き、手づくりパンや野菜などを販売する「手づくり工房『せせらぎ』」。約30人の通所者に社会で働く知識や技術を身につけてもらおうと、同社協が旧役場庁舎を改修して開いて1年余り。おいしいパンや、出来栄えが良く割安の木工製品なども並び、なかなかの評判を集めている。町役場から約1キロ、徒歩約10分。隣接して町立図書館や甲良東小学校などがある。100円の手作りクッキーのほか、200〜1000円で木製花台やプランター、ベンチなども販売。営業は火〜金曜の午前11時〜午後2時半。

特別支援教育理解を/丸亀で県民フォーラム 香川

四国新聞 
特別支援教育について県民に理解を深めてもらう「かがわ特別支援教育県民フォーラム」(香川県教委など主催)がこのほど、香川県丸亀市綾歌町の市綾歌総合文化会館アイレックスであった。特別支援教育は、知的・身体障害児だけでなく、一般の学校に通う発達障害児も対象としている。県教委などが、啓発活動の一環として、学校教育法が改正された2007年から毎年フォーラムを開催。4回目の今年は約350人が参加した。県内の特別支援学校の生徒やその家族でつくる「でけでけ隊」がオープニングでダンスを披露。開会式で細松英正県教育長は、「障害がある子どもたちが社会の一員として、生き生きと生活していくためには、みなさんの正しい理解と協力が必要」と訴えた。

特別支援校生の就労支援 実習企業の登録制度創設 岐阜

岐阜新聞 
県教育委員会は25日、特別支援学校高等部の生徒の長期の作業学習を受け入れるなどして就労を支援する企業などの登録制度を創設した、と発表した。企業での作業は生徒が適性を把握したり、戦力として理解を深めてもらう効果が期待でき、協力企業を確保し雇用につなげる狙い。県内の事業所で▽生徒や教員の職場見学▽1〜2カ月間の作業学習▽1〜2週間の実習▽卒業後の雇用を前提とした実習ーを受け入れたり、従業員を学校に派遣して専門技術を指導することが条件。いずれかを満たせば県教委が「働きたい!応援団ぎふサポーター企業」と認め登録証を交付、3年以上取り組みを続けた場合は「同応援団ぎふ推進企業」として表彰する

障害者雇用:中小企業家同友会、現場を視察 /栃木

毎日新聞 
障害者が働く現場を見学し雇用につなげようと、県中小企業家同友会の会員らが25日、多くの知的障害者らが働く芳賀町祖母井の包装資材製造会社「ヘイコーパック」(鈴木健夫社長)の工場を視察に訪れた。同社では約115人の従業員のうち21人が障害を持っており、そのうち13人は重度の知的障害があるという。会員らは工場内を回り、紙袋や包装紙などを印刷・製造する現場を見て回った。鈴木社長は「作業を丁寧に教えるのは面倒な作業だが、そうしているうち社員に工夫が生まれる。結果的に生産の効率性が上がる」と障害者雇用のメリットを説明。

2010年11月26日金曜日

桜井の同級生刺殺:懲役5年〜10年不定期刑判決 識者の話

毎日新聞 
動機や経緯からすると、発達障害の影響が強く感じられる事件だが、判決ではほとんど考慮されていない。断片的に見れば計画性があるように見えるが、大勢の人がいる駅のホームで実行するなど、全体的に見ると周到に計画したとは言えない。元々理解されにくい障害のうえ、不適応からくる二次障害も小さくなかったはずだ。

ムック本で障がい児支援を 神奈川

タウンニュース 
市内の施設情報や親たちの体験談を集めて、特別な支援を必要としている子どもの成長を応援したい。「豊かな地域療育を考える連絡会」(多摩区登戸)が今年9月に発行したムック本「障がい児の子育て@Kawasaki支援ムック」が注目を集めている。初版の2千冊分の残りが少なくなり、早くも1千部を増刷する計画という。この支援ムックはB5判で全176ページ。児童の子育て支援を行う市民団体のメンバーを中心とした編集員15人と約20人の協力者で作成したという。カラーを多用して、障がい児の子育てを取り巻く市内の環境や市民活動の情報、団体組織の代表者らの声をまとめた。ムックは定価1千円(税込み)。一般書店での販売はしていない。

「セラピー犬」とは 富山

北日本放送 
警察犬に災害救助犬、盲導犬に介助犬など、犬の役割もいろいろですが、こちらは「セラピー犬」です。 そのかわいらしさにお年寄りたちもこの表情、でも、「セラピー犬」ってどういう犬なんでしょうか。セラピー犬とは、人の治療に役立つために人と円滑に日常生活を共にできるようしつけや訓練を受けた犬のことです。 犬の種類は問いません。 NPO法人の「セラピー犬TOYAMA」では、人と犬のふれあいを通して、多くの人に希望を与えようと平成12年の設立時から県内の老人保健施設や障害者施設、学校、保育園などを犬と飼い主がボランティアで訪問しています。 犬のほとんどは、保健所などで殺処分となりかけた犬を引き取って飼っているものです。

人事制度から障害者雇用支援 ウイングルとACC

月刊人材ビジネス 
障害者雇用のコンサルティングを手がけるウイングル(東京都千代田区、長谷川敦弥社長)と人事コンサルティングを手がけるアクティブアンドカンパニー(ACC、東京都千代田区、大野順也社長)はこのほど、共同で障害者雇用に必要な人事制度や労働環境の整備に関する相談サービスを始めた。障害者雇用促進法の改正で障害者雇用の拡大を求められる企業が増えたため、両社のノウハウを合わせた形で提供する。アクティブアンドカンパニーは、障害者を含む人事等級制度の構築や、研修計画の作成などを助言する。ウイングルは障害者に合った仕事の分担や組織づくりなどを支援する。企業側、障害者側の両方を対象とした研修も実施する。

神戸・北区で障害者と農作業 体験の大学生ら募集 兵庫

神戸新聞 
大学生らを対象に、障害者と一緒に農作業を体験するツアーが12月3、4日、神戸市北区で開かれる。同区では景気の悪化で減少する障害者の就労を拡大しようと、七つの障害者施設が、作物の生産や加工、販売などで連携。このツアーを通じ、農業と福祉の両方に専門知識を持つスタッフの確保を目指す。関係者は「『農と福祉』の輪を広げたい」と話している。同区では2009年度、「農でデザインする福祉のまちづくりプロジェクト」がスタート。知的障害者や精神障害者が活動する7施設が、計約2・5ヘクタールの農地で野菜や米を生産したり、直売所での販売などに取り組んだりしている。ツアーは定員20人で、18歳以上の大学生や就職活動中の人が対象。

サツマイモの紅赤クッキーできたよ 障害者施設が新商品 埼玉

朝日新聞 
障害者が働く施設で魅力的な商品を作ろうと、利用者や職員、プロのシェフ、デザイナーらによる「クッキープロジェクト」が、埼玉発祥のサツマイモ「紅赤」を使ったクッキーを開発した。レシピは、同市大宮区の専門学校「エコールベルエポック」「埼玉ベルエポック製菓専門学校」の1、2年生4人が担当。淡泊な紅赤の風味をひき出そうと、2カ月以上試行錯誤し、20種を考えた。指導した堀木隆伸専任講師は「作業所でも可能なレシピ作りに、生徒たちは苦労したようだ」と話す。商品名は「紅赤 いち期一会」。焼き芋のように、包装は新聞紙を利用した。商品名とデザインは、市内の精神障害者小規模作業所「ほっとラウンジ」の利用者2人の案が選ばれた。参加施設は共通ブランドとして売り出す予定で、27、28日、さいたま市浦和区で開かれる「クッキーバザール」で披露する。

大阪・能勢町の三恵園、建て替え工事で地鎮祭 大阪

MSN産経ニュース 
産経新聞厚生文化事業団が運営する救護施設「三恵園」の建て替え工事に伴う地鎮祭が25日、同園敷地内で行われ、関係者ら約40人が工事の安全を祈願した。同園には生活保護を受ける知的障害者約70人が暮らしている。昭和44年に建築され、一部でひびが入るなど老朽化が進んだため、鉄骨造地下1階、地上2階、延べ約2360平方メートルの新園舎に建て替える。総工費約5億3千万円で来年9月の完成を目指す。

美浜の太陽作業所 多機能事業で再出発 和歌山

日高新報 
美浜町和田にある社会福祉法人太陽福祉会 (東田博之理事長) の障害者通所授産施設、 太陽作業所は、 来年度から生活介護と就労継続支援B型の多機能事業所として再出発する。 施設は昭和61年の開設から24年が過ぎ、 老朽化のうえに利用者の増加で作業場や食堂が手狭となっており、 近く本格的な改築工事がスタート。 総事業費約4500万円を投入し、 新たなニーズに対応した障害者福祉の拠点として生まれ変わる。

2010年11月25日木曜日

同級生刺殺、少年に不定期刑=完全責任能力認めるー裁判員裁判・奈良地裁

朝日新聞 
奈良県桜井市の駅ホームで昨年7月、同級生だった高校3年浜田知哉さん=当時(18)=を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた少年(19)に対する裁判員裁判の判決で、奈良地裁の橋本一裁判長は24日、「動機は身勝手で、犯行態様は凶悪」と述べ、求刑通り懲役5年以上10年以下の不定期刑を言い渡した。「少年には精神障害が認められるが、事件や行動制御能力への影響は少なかった」とし、完全責任能力を認めた。その上で「結果は重大で責任を大きく減じる事情もなく、(少年院送致などの)保護処分が許される事件ではない」と述べ、刑事処分が相当と判断した。
アスペルガー症候群と載っている数少ない記事です。

島根の山間地でネット古書店、大学院生が経営 島根

読売新聞 
中山間地の島根県川本町で空き店舗や倉庫を活用し、専門書を扱うインターネット古書店「エコカレッジ」。社長の尾野寛明さんは一橋大大学院生だ。もともと会社は東京都文京区にあったが、賃料が安いことなどから2006年に移転、売り上げを順調に伸ばし、障害者らの雇用の受け皿となって地域にも貢献する。勧めてくれたのは、地域再生に取り組む同町のNPO法人「夢えっとネットかわもと」職員。かつてゼミの研究で同町を訪れた際、知り合った。授産施設で働く人や失業者をスタッフに迎えて06年10月、再出発した。来年3月に卒業後は、ネット古書店に専念する。「将来は障害者の作業所を併設し、安心して働ける場所を提供していきたい」と夢を描いている。

障害者差別禁止法案を検討へ

NHK 
政府の「障がい者制度改革推進会議」は、3年後の国会で、障害を理由とした差別の禁止と、被害を受けた場合の救済などを目的とした法律の制定を目指すとしており、有識者を中心とした専門の作業部会を設け、具体的な問題点の検討に入ることになりました。当面は2か月に1度の割合で会合を開き、諸外国の差別禁止法について、それぞれ、法律を制定するまでにどのような議論が行われたのかを調査したり、障害者差別に関する具体的な事例について、自治体や関係団体からヒアリングを行うなど、具体的な問題点の検討を進めることにしています。

「アトリエ インカーブ」を東京を代表するクリエーターたちが支援

ELLE
「アトリエ インカーブ」とは、知的に障がいのあるアーティストたちの創作活動の環境を整え、彼らが独立することを支援している通所型の福祉施設。このたび彼らの作品に感銘を受けたデザイン事務所「ダイアモンドヘッズ」ディレクター小野光治氏が発起人となり、イベント『 atelier incurve (アトリエ インカーブ)exhibition in tokyo 2010 』を開催することになった。本展覧会は、「アトリエ インカーブ」のアーティストの作品に純粋に心ゆれた人たち、そして喜んで少しずつ負けてくれた人たちによって開催される。

社会とつなぐアート目指し 授産施設メンバーらが作品展 神奈川

カナコロ 
授産施設などのメンバー27人と現代美術作家がともに作品を展示し、社会とのつながりをつくる展覧会「みんなのアート1件大集合」が23日、横浜市港北区大倉山の「ギャラリーかれん」などで始まった。出展者54人の絵画など119点を紹介している。入場無料。同区内の小規模通所授産施設「アートかれん」、地域活動支援センター「メープルかれん」の主催。12月4日まで。28日休廊。午前10時半〜午後6時。

障害者アート光る感性 福井

朝日新聞 
県内の障害者を対象に作品を募った「きらりアート展」が、若狭町市場のパレア若狭で開かれている。障害者による美術作品で県内初の公募展とされ、既成観念にとらわれない伸びやかな作品が注目を集めている。12月12日まで。障害者の作品は近年、「アウトサイダー・アート」として現代美術界で大きな評価を受けている。県内の才能を発掘し地域社会の理解を深めようと、町内外の福祉、美術関係団体が実行委員会(事務局=NPO法人・若狭美&Bネット)を結成し、公募展を企画した。

水戸・知的障害者の弁当店、厚労省優秀事例に 茨城

茨城新聞 
水戸市千波町の県総合福祉会館内で弁当を製造・販売する知的障害者の授産施設「ユーアイキッチン」が先月、厚労省の「至福のお届け」優秀事例に選ばれた。障害者就労施設の環境向上などを目的に毎年、大臣表彰を行っている。障害者の工賃が大幅に上がったことや、自立主体の運営、顧客サービスなどが評価された。弁当づくりを始めたのは3年前。初めは1日100個程度だったのが、現在では400個近くにまで成長。価格を平均400円に抑え、彩りも工夫。弁当の成長に年々施設整備費の軽減も加わって、障害者の工賃は当初の月額約1万円から4万円と飛躍。今回選定の決め手の一つとなった。

発達障害者就労つまづき、相談急増 福井

読売新聞 
発達障害のある人を支援する県発達障害児者支援センター(スクラム福井)への相談件数が年々増えている。昨年度は就労関係が急増し、前年度の37人から123人となった。就職活動がうまくいかなかったり、就職先でトラブルになって辞めたりしたケースが目立つという。発達障害者支援法が施行されて5年半。社会での障害に対する理解が十分に進んでいないという課題が見えてきた。学校や家庭では周囲の理解があって問題にはならかったことが、いったん社会に出ると、「なまけている」「社会人としての自覚が足りない」などのレッテルを張られてしまう。「“つまづき”は訓練、反復練習で克服できることが多い。発達障害を理解する人が職場にたった一人でもいれば、就労の課題は乗り越えられる。しかし、不況による人員削減で労働に効率や速さ、即戦力が求められる時代。のんびりと見守ったり、指導したりできないのが現状」と話す。

知的障害者サッカー 初の県選抜結成へ練習会/鹿児島市

南日本新聞 
知的障害者のサッカー九州大会に出場する鹿児島県選抜チーム初結成に向けた練習会が23日、鹿児島市祇園之洲町の祇園之洲公園で始まった。サッカー初心者を含む13〜20歳の15人が参加、県代表を目指し汗を流した。同大会は大分市で来春開かれる。今回が9回目だが、これまで鹿児島から参加したことはなかった。知的障害者のサッカー普及を図ろうと、鹿児島市のNPO法人「スポーツライフかごしま」が特別支援学校などに呼びかけて開催した。監督は元ヴォルカ鹿児島の西眞一さん(37)が務める。

福祉の店いわき:食品や手芸品4500点、施設手作り商品集合 来月6日まで 福島

毎日新聞 
県内の授産施設など計24施設が生産する手作り商品を集めたアンテナショップ「福祉の店いわき」が、いわき市平谷川瀬のヨークベニマル谷川瀬店2階で開かれている。12月6日まで。出品しているのは▽太陽学園(福島市)▽あだち共労育成園(大玉村)▽わーくIL(郡山市)▽いわき学園(いわき市)ーーなど。クッキーやパウンドケーキ、味噌(みそ)などの食品、へちませっけんなど日用品、ブローチやポーチなどの手芸品と、バラエティーに富む計約4500点が並んでいる。菓子類は小袋に分け、来場者が買いやすいよう工夫している。

2010年11月24日水曜日

[里田まい]マー君との交際宣言後初登場 質問連発も笑顔で無言 あやや、なっちとイベント参加

マイコミジャーナル 
タレントの里田まいさんが23日、ショッピングモール「トレッサ横浜」(横浜市港北区)で行われた知的障がい者支援イベント「ゆうきのつばさ2010 インクルージョン(包みこむ)社会へ」の開会式に登場した。開会式には歌手の安倍なつみさん、松浦亜弥さん、障がい者理解の教育と就労支援を行うNPO法人「勇気の翼 インクルージョン2015」の細川佳代子理事長も登場し、安部さんは同イベントのイメージソング「雨上がりの虹のように」を歌った。

NPO法人「勇気の翼 インクルージョン2015」
http://www.yuukinotsubasa.com/

ゆうきのつばさ2010 〜包みこむ(インクルージョン)社会へ
http://www.yuukinotsubasa.com/yuuki2010/

うーむ、マー君との交際宣言の関連記事ばかりです。イベントの主旨・内容などはリンク先から確認してください。28日まで開催しています。

「障害」から障碍へ変更せず…表記一本化が難航

読売新聞 
障害の表記を巡っては、「害」のイメージが悪いなどとして同会議が今年8月、専門の作業部会を設置して検討を開始。9月には内閣府が一般から意見募集を行ったが、「障害」と「障碍」がいずれも4割の支持を得るなど統一表記への一本化が難航。表記見直しは「今後の継続課題」とし、現行の「障害」のままとすることにした。改定常用漢字表の見直しを所管する文化庁は、同会議の結論次第では常用漢字表に「碍」を組み込むとしていた。

成年後見制度知って 県内の専門家が手引書出版 兵庫

神戸新聞 
「はじめて読む『成年後見』の本」。執筆したのは、行政書士の馬場敏彰さんら。馬場さんは大学卒業後、知的障害者施設に10年間勤務し、財産トラブルや虐待など、支援が必要な高齢者や障害者の存在を実感。成年後見制度についてもっと知ってもらおうと、福祉にかかわる専門家たちに声をかけた。後見人は、本人または親族、身寄りのない場合は市区町村などが家庭裁判所に申し立て、家裁が選任する。これまでのケースでは、親族が約6割を占め、ほかに弁護士や司法書士、社会福祉士らが引き受けている。馬場さんらは手引書の中で、誰でも利用できる制度にするため、低所得者の費用補助や後見人報酬の助成を提言する。また高齢者だけでなく、親が亡くなった後の知的・精神障害者の支援についても詳しく取り上げた。

「わたしの絵」展:風景や電車、情感豊かに 知的障害10人グループ /富山

毎日新聞 
富山市民芸術創造センター(同市呉羽町)の絵画教室に通う知的障害児・者10人のグループ展「障害を抱えて わたしの絵」展が、同市桜町の元麻布ギャラリーで開かれている。29日まで。無料。知的障害などを抱える人たちの作品は、既成概念にとらわれない「アールブリュット(生の芸術)」として世界的に注目されている。県内では美術家の川井昭夫さんが8年前から毎月、同センターで軽度の知的障害児・者を対象にボランティアで指導。04年に初のグループ展を開催し、昨年5月からは3人の個展を開いている。

犬と触れ合い、自閉症児らアニマルセラピー体験/鹿児島市

南日本新聞 
鹿児島市東谷山2丁目の鹿児島動物専門学校で23日、自閉症の子どもやきょうだいを対象にしたアニマルセラピーが行われた。約10人が参加し、ボランティアの学生とゲームを楽しんだ。県自閉症協会が、犬と触れ合うことでコミュニケーションに興味を持つきっかけになればと、アニマルセラピー学科がある同校に協力を求めた。9月に続き今回が2回目。

知的発達障害者の陸上競技、佐野を拠点に広がり 3選手が全国入賞も 栃木

下野新聞 
市を拠点とする知的発達障害者の陸上競技が広がりを見せている。県内では「スペシャル・オリンピックス・日本(SON)」の陸上プログラムが2005年に始まり、当初数人程度だった障害者アスリートは現在、35人にまで増加。今月上旬には、3選手が全国大会で上位入賞を果たした。きっかけは「SO冬季世界大会」(長野)を控えた04年末に市内を通過した聖火リレー。公募で集まった障害者ランナーの力走を前に「解散するのはもったいない」として、峯理事らがコーチの資格を取り、障害者が陸上に取り組める環境をつくった。県内のSO競技はバスケットボールや水泳は宇都宮、卓球は大田原などといったように地域別で活動を展開する。陸上は日光と小山にも広まったが、県内のメッカは佐野と位置付けられるという。

障害者らがよさこいチーム 12月初披露 兵庫

神戸新聞 
障害者らによるよさこいチーム「輝笑」が結成され、12月11日に市総合福祉保健センターで催される「こころをつなぐ みんなのつどい」で演舞を初披露する。今夏から保護者や地域の経験者らと汗を流してきた。メンバーは「みんなで思いっきり楽しく踊りたい」と心待ちにしている。きっかけは1〜2月に市社会福祉協議会が催した「障がい者スポーツ教室」。関西学院大学生のよさこいチーム「炎流」のメンバーが講師役を務めた。受講生のあまりに楽しそうな様子に保護者らが呼びかけ合い、有志で6月にチームを結成したという。

地域とふれあい20年、地域作業所で障害者らとバザー開催 神奈川

カナロコ 
障害者と地域住民が一体となってつくり上げる「ふれあいバザー」が23日、横浜市保土ケ谷区和田の地域作業所「ダンボ」で開かれた。地域の触れ合いや福祉の輪を広げることを目的に始まったバザーもことしで20年の節目を迎え、参加者が交流を楽しんだ。ダンボと地域住民らの任意団体「福祉を考える会」の主催。地域の団体や学校がサポーターとして企画や運営を支えている点が大きな特徴で、ことしは約40団体が参加した。サポーター約400人の半数ほどが、地元の小中学生という。

2010年11月23日火曜日

障害者のきょうだい持つ喜びや本音共有しよう 龍谷大生呼び掛け 滋賀

中日新聞 
龍谷大社会学部臨床福祉学科の学生たちが、障害者が兄弟や姉妹にいる人の「心の声」に耳を傾け、交流の輪を広げようと奮闘している。23日午前9時半から、障害者の兄弟について著書がある戸田竜也さんを招いた講演会を開く。企画したのは、白石正久教授(障害児教育学)のゼミで学ぶ約20人。兄弟や姉妹が障害者という学生も多い。講演会は午前9時半から、大津市の同大瀬田キャンパス8号館。戸田さんが「よい子じゃなくていいんだよ」との演題で開く。参加費は1000円。

自閉症に理解を 啓発映画上映会 23日、熊本

西日本新聞 
自閉症をテーマにした映画「ぼくはうみがみたくなりました」の上映会が23日午前10時半、熊本県荒尾市緑ケ丘1丁目、あらおシティモールで開かれる。大牟田市自閉症児者親の会などが準備を進めている。自閉症は、会話や集団行動ができなかったり、特定のものに極端なこだわりを持ったりする障害。映画は、自閉症の青年と偶然出会った看護学生の女性との交流を通し、自閉症者の暮らしを描く。上映会会場では自閉症者の写真、絵画作品も展示する。
ひとこと:「ぼくうみ」のDVDが届きました。ありがとうございます。

手織り十人十色、知的障害者の作品150点を展示/秦野

カナロコ 
知的障害者援護施設「くず葉学園」(秦野市菩提、加藤邦彦園長)の通所授産所を利用する人たちが機織り機で織った作品を展示した「くず葉の手織り」が同市曽屋のギャラリー照で開かれている。訪れた人は、さまざまな優しい風合いの作品に感動していた。同学園では利用者の自立へ向けて織物を行っており、現在34歳から63歳までの13人が13台の機織り機を使い作業をしている。12メートルの反物は約2カ月かけ織り上げているが、糸の色は織る人が決めるため、同じ糸を使っていても縦糸と横糸を変えることで色合いが変わるという。このため、作品はすべて一点もの、という。23日まで。

障害ある子らの力作ずらり 長岡京で作品展 京都

京都新聞 
障害のある子どもの療育に取り組む京都府長岡京市長岡の「コラボねっと・京都自立支援センター」で21日、子どもたちの工作や絵、書などを集めた作品展が始まった。23日まで開かれる。コラボねっとのデイサービスでは、乙訓や近隣市の2〜18歳の約200人が、音楽療法や学習指導を受けながら創作活動に取り組んでいる。作品展は、日ごろの活動の成果を広く見てもらおうと、2年前から一般公開の形で開いている。23日は午前10時から午後1時まで。

障害者と野菜の力を生かす 仙台にビュッフェレストラン開業へ

河北新報 
仙台市若林区六丁目に、障害者が働く自然派ビュッフェレストラン「六丁目農園」が24日、オープンする。客席70席でバイキングに絞るスタイルで、「障害者の労働力」と「野菜」の再生を目指すという。運営するのは、市内でたい焼き店も経営する障害福祉サービス事業所アップルファーム。店舗はeー環境仙台ビルの1階で、レストランだった物件をそのまま借り受けた。経営するたい焼き店で働く知的障害者がまじめに仕事と向き合う姿に接し、レストラン開業を思い立った渡部哲也社長(42)は「お客さまに喜んでもらうのはもちろん、障害があるスタッフや栽培農家にもやりがいを感じてもらえる店にしていきたい」と話している。

障害者アスリートとサッカー教室で練習 石川

読売新聞 
金沢市太陽が丘「太陽丘スポーツ倶楽部」で21日、JFL・ツエーゲン金沢の選手5人が、様々な競技に取り組む知的障害者向けのサッカー教室を開いた。スポーツを通して知的障害者の社会性を育む活動を行うNPO「スペシャルオリンピックス日本(SON)・石川」の主催で、SONで練習に取り組む選手やボランティアなど計105人が参加した。参加者らは、ツエーゲンの選手と一緒にボールリフティングを練習。ミニゲームでは、夢中になってボールを追いかけ、ゴールが入るとハイタッチをして歓声を挙げていた。

法令の「障害」表記は当面「現状維持」ー障がい者改革会議

キャリアブレイン 
内閣府の「障がい者制度改革推進会議」は11月22日、26回目の会合を開き、菅直人首相を本部長とする「障がい者制度改革推進本部」から諮問を受けて検討していた、法令などにおける「障害」の表記の在り方について、「当面は現状維持」とした。さまざまな立場の人や団体が「さまざまな表記を用いており、現時点で新たに特定のものに決めることが困難」と指摘した。また報告では、「障害」「障碍(しょうがい)」「障がい、しょうがい」の表記に関して、それぞれの普及状況を定期的に調査する必要性などが示された。

自閉症支援を考える 猪苗代でセミナー 福島

福島放送 
県自閉症協会主催の自閉症とコミュニケーション障害児・者のための療育援助セミナーは21日、猪苗代町体験交流館で開かれた。川崎医療福祉大教授で児童精神科医の佐々木正美さんが「劣っているのではなく、違っているのです」と題し、発達障害の人々の言葉に耳を傾け、相手の世界を理解しようと努めることの重要性を強く訴えた。

企業と人材/持続的発展、多様性が鍵

河北新報 
経済の先行きが見通せない中、人材の多様性(ダイバーシティー)を高める企業の取り組みが静かな広がりを見せている。ダイバーシティーは性別、年齢、国籍など生まれ持った属性と、宗教、価値観、ライフスタイルといった社会的に獲得された属性の価値を評価し、経営に役立てること。企業活動においては通常、「多様性の受容」を意味する。いろいろなタイプの人材を集め、それぞれが個性を発揮し合うことで、あらゆる状況に対応できる「強い組織」を形成し、企業の持続的発展を図る経営戦略だ。障害者雇用に積極的な衣料品製造販売会社は連帯感が強まる効果を確認。製薬会社は企業のイメージアップにも期待する。企業は多様性を積極的に評価する方向を鮮明にし始めた。固有の事情もあるだろうが、感性や発想の豊かさが問われる時代に、同質的な組織に危うさを感じているのかもしれない。

特別支援学校の用地取得3・5億円 岡山

山陽新聞 
倉敷市は22日、27億5500万円の本年度一般会計補正予算案をまとめた。2014年4月に開校予定の岡山県立特別支援学校(同市真備町箭田)の用地取得費3億5300万円などを盛り込んだ。30日開会の11月定例市議会に提案する。同学校は県教委が新設。井原線吉備真備駅南側の約3万平方メートルに校舎や体育館など延べ約1万3千平方メートルを整備し、知的障害、肢体不自由の両部門にそれぞれ小、中、高等部を置く。児童生徒数は約260人(知的障害約230人、肢体不自由約30人)と想定。用地は市が取得し、11年度に造成した後、県に無償貸与する。市の用地取得費を除き、事業費は約45億円。

2010年11月22日月曜日

ろう学校内に美咲分校 特別支援校 県教育庁が提案 沖縄

沖縄タイムス 
複数の障がい種に対応する特別支援学校の編成整備計画(2007年〜11年度)を進めている県教育庁は、美咲特別支援学校(沖縄市)の過密化対策として沖縄ろう学校(北中城村)内に「分校」を設置する案を20日、同校PTAが主催した集会で提案した。参加した約50人の保護者や教諭からは、異なる障がいのある子どもたちが同じ敷地内で学ぶことへの不安の声が上がり、それぞれの教育の専門性を十分に確保する必要性などを共有し、今後も意見交換していくことを確認した。分校案は9月、沖縄ろう学校の校長や洲鎌会長らに提案され、今回の集会で保護者向けに示された。美咲側へも同様に意見交換を実施するという。教育庁の担当者は「提案は一つのたたき台であり、皆さんの率直な意見をうかがっていきたい」と強調した。

障害児教育 共に学ぶ理念の実現を

東京新聞
障害のある子もない子も共に学び育つ。日本が批准を目指す共生社会をうたった障害者権利条約はそんな教育を求めている。だが、中央教育審議会は理念には賛同しつつも実現には後ろ向きだ。学前の健康診断で障害が判明すると、教育委員会が特別支援学校・学級に行くことなどを決める。メイちゃんは東京都内の区立小学校二年生。障害のない子の通常学級で学ぶダウン症児だ。周りに支えられて育ち、周りはいたわりの心を培う。教室はそんな雰囲気だ。だがこのケースは例外的だ。メイちゃんも特別支援学級へ、と区教委に判定された。本人や親に就学先の決定権はない。幼いころから健常者と苦楽を共にし自立して生きる力を養ってほしい。そんな願いから両親が直談判を重ね、入学を勝ち取ったのだ。ただし登下校などに付き添うことという条件が付けられた。

知的障害者作業所 1年ぶり再建 広島

読売新聞 
2009年11月に不審火で、全焼した福山市明神町の知的障害者施設「さんさん作業所」(槙山ひとみ施設長)の建物が、およそ1年ぶりに再建された。20日、完成披露会が行われ、関係者ら約30人が新たな出発を祝った。同作業所では、福山市内の20歳代から30歳代の通所者15人が、洗車や空き缶のリサイクルなどの作業を行っていた。焼失後、通所者は、同市南蔵王町に設けられた仮の施設で、空き缶のリサイクルや食品や文具の袋詰めなどに取り組んだが、主要業務の洗車は出来なかったという。披露会で、槙山施設長は「温かい励ましや支援を受け、人のつながりの大切さを感じた」と感謝した。福山市障がい福祉課の池永彰次課長も「皆が頑張ったから、ここまで来られた」と努力をたたえた。

特別支援学校の今:上 教室が足りない 在学者増え特別室転用、カーテンで分割も

毎日新聞 
障害がある子どもたちが通う特別支援学校で、教室不足が著しい。知的障害があると診断される子どもが増える一方、施設整備が遅れているためだ。各校とも、図書室などを普通教室に転用したり、一つの教室を分割して使う「カーテン教室」でしのいでいる。なぜ自治体の施設整備は後手後手なのか。入学希望者がどこで増えるのか予測しにくいうえ、財政難も壁になっているとみられる。文部科学省施設助成課の担当者は「新設校設置は難しい。当面は廃校になった普通学校を特別支援学校にリニューアルするなどして対応せざるを得ない」と言う。

頑張れ先生“土曜塾” いじめ対応など指導 大分

大分合同新聞 
県教育センター(大分市、三浦徹夫所長)は来年度から、小中高校と特別支援学校の教員を対象に、教科の指導方法などを磨いてもらう「土曜セミナー」を開講する。「平日は学校を空けづらい」という声を受け、休日の土曜日に自主的に学べる場を提供する初めての試み。「自分を高めたい、という先生を応援したい。授業力アップにつなげてほしい」としている。セミナーは5〜7月と10〜2月に各月2回、同センターで開く。国語の指導技術や算数の教材作りのほか、発達障害がある子どもに対する指導のポイントや、いじめ・不登校への対応、表計算ソフトを使った行事予定表の作成など、計34講座を計画している。

トゥレット症候群 支援考える

NHK 
突然、大声を上げるなど衝動的な動作が続く「トゥレット症候群」という発達障害について、教育現場での支援のあり方を考えるシンポジウムが開かれました。トゥレット症候群は、突然大声を上げたり、激しく首を振ったりするなどさまざまな衝動的な動作が続くもので、脳の神経の部分に原因がある発達障害です。シンポジウムでは、発達障害の専門医で東大病院の金生由紀子医師が「トゥレット症候群は、本人の性格や親の育て方に問題があるわけではなく、脳の機能の問題だ。それぞれ症状も違うので、子どもに合った支援を学校現場で考えてほしい」と訴えました。学校現場には、できないことにこだわらず、できることを評価し、子どもに劣等感だけを感じさせないようにしてほしい」と訴えました。日本トゥレット協会の有澤直人理事は「症状が知られていないので、シンポジウムを通じて学校現場での理解が広がってほしい」と話しています。

県立高再編へ保護者対象に説明会 滋賀

京都新聞 
滋賀県教委は21日、県立高校再編計画に策定に向け、小中学校に子どもが通う保護者を対象とした説明会を米原市と東近江市で開いた。両会場で計111人が参加。「説明不足が保護者の不安につながっている」との指摘や、増加傾向にある発達障害などの生徒への対応、高校の魅力づくりに地域あげて取り組む必要性などを指摘する声も出た。両会場では、高校再編計画を進める理由の説明後、参加者が質問した。多くの保護者が具体的内容を知らない現状や、統廃合の対象校がうわさされ、保護者の不安をあおっている点を指摘し、「校長を通して文書を出すなど積極的な説明が必要」との声が相次いだ。

2010年11月21日日曜日

障害者が作って販売 福祉フェア 北海道

苫小牧民報 
苫小牧や近郊の障害者施設が集まり、授産製品の販売や活動をPRする「福祉フェアinとまこまい2010冬 ふれあう想い〜つながる心」が、イオン苫小牧ショッピングセンターを会場に、20〜21日の日程で始まった。苫小牧、白老、新冠の授産施設など10事業所が出店した。障害者が日ごろの作業で製造しているクッキーやシフォンケーキ、手工芸品が並び、販売にも携わった。

障がい者の自立支援で点数加点 糸満市、入札格付け項目を新設 沖縄

琉球新報 
糸満市は2011・12年度の、市の建設工事の入札における業者の等級格付基準の評価項目に、「障がい者の自立支援に対する社会貢献活動」を新設する。19日までに決定した。業者が、市内の指定された障がい者福祉施設を活用した場合に加点する。「物品の購入」と「就労委託」が対象。市は「障がい者、企業側の双方にメリットがある一石二鳥の取り組み」と効果に期待している。公共建設工事の格付けは、点数が高い業者ほど金額の大きな仕事が発注される上位の等級に入れる。県や那覇市などでは「障がい者の雇用状況」が評価項目としてあるが「物品購入」や「就労委託」が加点対象となるのは、糸満市によると県内初とみられる。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 無線記録を捜査の警察官 /佐賀

毎日新聞 
佐賀市で知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判。17日の第7回公判では、事件当時に交わされた警察無線の録音記録を捜査した警察官に対する証人尋問が行われた。

練習で地域と触れ合い 障害者よさこいグループ「光舞隊」 那須

下野新聞 
豊原乙の知的障害者支援施設マ・メゾン光星の利用者や職員などでつくる、よさこい踊りグループ「光舞隊」は本年度、地域との触れ合いを目的とした練習交流会を町スポーツセンターで開いている。国の独立行政法人の助成を受け年間計画を立て、来年2月には総仕上げの大規模な演舞会も予定。メンバーたちは「障害への理解促進と併せ、よさこいで町を元気にしたい」と、はつらつと活動に励んでいる。練習交流会はマ・メゾンの生活支援員で光舞隊の面川浩美代表の発案。同施設は町北部の山間部にあるため、より身近な形で一般の人と交流を図りたいと、3年越しで独立行政法人福祉医療機構の助成を取り付けた。

「知的障害者のオリンピックス」 福岡誘致 動き本格化 福岡

西日本新聞 
知的障害者がスポーツを通して社会参加を図る「スペシャルオリンピックス」の2014年夏季日本大会を福岡県で開こうという動きが本格化している。福岡開催は初めてで、九州でも熊本に次いで2県目。誘致活動を担う「スペシャルオリンピックス日本・福岡」事務局は大阪で今月開かれた夏季全国大会を視察、福岡開催の意義を訴えるとともに、課題の検討を進めている。2014年日本大会開催地は12年に発表予定。開催地は競技の出場枠が増える上、地域の魅力をPRできるメリットもある。今月5〜7日に大阪市を中心に開催された日本大会では、12競技に約千人のアスリートが参加。福岡県からはボウリングやバスケットボールなどに27人が出場した。

独自の入学者選抜方法など紹介 太良高で学校説明会 佐賀

佐賀新聞 
来年度から不登校や発達障害、高校中退者を対象とする全県募集枠(40人)を新設する太良高校(白水敏光校長、180人)が20日、学校説明会を開いた。20中学校の生徒約30人を含む計80人が参加し、入学者選抜方法などについて説明を受けた。山口孝教頭らがスライドを使い、電子黒板やeラーニングを活用したICT教育、単位制導入などの取り組みや入学者選抜の方法、生徒の支援体制を紹介した。

2010年11月20日土曜日

声上げ体動かし鑑賞、障害者のための演奏会開催へ/大和 神奈川

カナロコ
「音楽にもバリアフリーを」という思いのもと、自閉症や知的障害(児)者らでもクラシック音楽を存分に楽しめる演奏会「輪 和 Waコンサート」が20日、大和市鶴間の市保健福祉センターで行われる。演奏会は2007年に始まり、今年で4回目を迎えるが、運営の担い手となる家族や支援者らの輪は年ごとに広がりつつある。「演奏会に行った際、雰囲気になじめず、会場に入れなかった」と運営委員を務める近藤純代さん。自閉症などのある次男の碩(ゆたか)さん(14)はクラシック音楽が大好き。以前、2人である演奏会に足を運んだが厳粛な雰囲気に慣れず、ホールに入れなかったという。3人で始めた運営委員会だが、現在、思いを同じくする約20人が仲間に加わっている。全席自由で1人千円。開場は午後6時。

アール・ブリュット支援制度創設を 県が国に要望へ 滋賀

中日新聞 
障害者の内面からわき出る表現力に光を当てた芸術「アール・ブリュット」(生(き)の芸術)について、県は普及に向けた財政支援制度の創設を国に求めることになった。嘉田由紀子知事が19日、来年度政府予算案の編成に向けた県の政策提案で、民主党や関係省庁に説明する。障害者の自立や社会参加のために芸術活動の確保は不可欠との立場から、県単位でアール・ブリュットの施設が運営できるよう支援制度の創設を提案。アジアでの先進地域となるため、全国に作品の収集・収蔵拠点を確保することや、この芸術の学芸員などを育成するため、教育講座を大学などに設けることも求めている。

障害者アート展:50メートルの大作など123点 那須塩原など11会場 /栃木

毎日新聞
障害者たちが描いた絵画を披露する「第2回つながるひろがるアート展」(実行委員会主催)が那須塩原市のギャラリーバーンや那須町のホテルエビナール那須など計11会場で開かれている。28日まで。那須地域在住の障害者15人が昆虫や鳥、人物などを色鉛筆やクレヨン、マーカーなどを使って描いた作品123点を出展。中でも那須町の那須高原海城中学校・高等学校に展示された県那須特別支援学校中学部3年、平山和詩君(15)の色鉛筆画「昆虫の国」は約50メートルに及ぶ大作で鑑賞者を驚かせている。

障害者に業務発注、雇用拡大めざす 亀岡市が開始 京都

京都新聞
亀岡市は、公共施設の清掃など市の業務の一部を障害者就労支援施設へ委託する事業を始めた。長引く不況で施設への仕事の発注が減少する中、障害者の雇用拡大と収入アップ、働きがいの創出を目指す。委託発注するのは▽千歳町の国分寺跡の草刈りや植栽の美化作業▽JR馬堀、並河、千代川の3駅周辺での清掃とポイ捨てごみの調査▽市立図書館の清掃や蔵書整理▽市主催のイベントの受付の4業務。5法人は10月、受注と契約、各施設間の調整を行う「障害者就労支援共同センター」を設立し、仕事を受ける態勢を整えた。

発達障害児専門の安曇野「結家」 児童デイに県が指定 長野

信濃毎日新聞 
安曇野市穂高有明の発達障害児をケアする「ケアガーデン結家(ゆいや)」が11月、障害者自立支援法に基づく児童デイサービス事業所の指定を県から受けた。児童デイサービスは身体、知的など幅広い障害を対象とするが、結家は、アスペルガー症候群や学習障害といった発達障害を専門にするのが特徴だ。指定を受けたことで、利用者が市町村窓口に発達障害の診断書を提示し、受給者として認められれば、結家の利用料が原則1割負担となる。対象は未就園児から18歳まで。安曇野市によると、県から指定を受けた市内の児童デイサービス提供施設はこれで3カ所目。
「青少年ストレスケアカウンセラー」ってどんな資格なんだろう?

発達障害 就学前に発見 広島

読売新聞 
学習障害(LD)など発達障害の早期発見のため、県内でも3市が5歳児対象の健診に乗り出し、複数の市町が検討を始めている。就学前に発達障害が把握できれば、小学校側も受け入れ態勢が整えられるのが理由だ。一方、診断できる医師が少なく、導入を見送る自治体もあり、専門家は「県全体で取り組むべきだ」と指摘する。母子保健法では、自治体に1歳6か月と3歳で幼児検診を実施するよう定めている。厚生労働省によると、3歳も早期発見に有効とされるが、幼稚園などで集団生活を経験する5歳児の方が判別しやすいことから、全国で50を超す市町村が5歳児健診を導入しているという。

「売れる」授産製品コラボ 同女大生と障害者施設 京都

京都新聞 
同志社女子大の学生と京都市内の障害者福祉施設が、共同で授産製品の開発を進めている。学生たちは六つの施設を訪れ、各施設の特徴に応じたアイデアを提案。社会福祉への理解を深めながら「売れる製品」を目指して創意工夫を凝らしている。製品は21日に京都大百周年時計台記念館(左京区)で開かれる「バーチャルカンパニートレードフェア」で販売される。情報メディア学科の関口英里准教授が担当する「eコマース研究」を受講する2〜3年生約50人。例年、企業や店舗と共同製品を作ってきたが、本年度は初めて福祉施設とのコラボレーションを企画。春から施設職員や障害者と連携して製品開発に取り組んでいる。関口准教授は「社会に貢献し活躍するための予行演習にもなる」と話す。

2010年11月19日金曜日

自閉症法案の記事がトップ。10月15日〜11月15日の人気エントリーランキングTOP10

障がい者の働く場ニュース 
10月15日〜11月15日に掲載されたエントリー(記事)のなかから、ページビュー(PV)の多かった順にベスト10を選出しています。
  1. 自閉症法案、議会通過(英)
  2. 第2回世界身体障がい者野球日本大会 開催!
  3. 全日本視覚障がい者柔道大会、決勝戦はモバチュウで!
  4. 障がいのある子どもを支援するiアプリを無料配布:富士通
  5. 障がい者施設の菓子がパチンコ店景品に
  6. ブックオフが特例子会社を設立
  7. 今井絵理子もアツキヨも参加! 全国障がい者スポーツ大会
  8. 政府の自閉症者雇用支援に問題(英)
  9. 障がい者の強みを生かせる会社
  10. 障がい者雇用で新会社「いなげやウィング」

空き家 福祉の拠点に 大牟田市社協「再生プロジェクト」 福岡

西日本新聞 
大牟田市社会福祉協議会は、空き家を地域の福祉活動拠点として利用する「空き家再生プロジェクト」を始めた。市社協が仲介し、家主から無料で家を借り、活動拠点を探している利用者に無料で貸す。社協として県内初の試みで、すでに2軒を活用。市内全域に活動を広げていく予定だ。空き家となった同市八本町の木造2階建て住宅は、障害者の親でつくる「虹の会」が週1回利用。作業所で働く子どもを支援するため、販売用のコースター、枕カバーなどの小物を作っている。同会は地域住民や民生委員らと顔合わせも済ませ、小川美和子会長は「地元のバザーに参加したり、活動の日に気軽に家に足を運んでもらったりして、地域交流の輪を広げていけたら」と意欲的だ。
そのうちに「コミュニティーカフェ」を始めてみるが、運営が難しくなって閉店になるパターンになるのだろうか?

障害者ら、生き生き作業 再資源化工場、鈴鹿で操業 三重

中日新聞 
障害者が空き缶やペットボトルを再資源化する「スズカッペリサイクル工場」が鈴鹿市住吉で操業を始めた。回収品が、洗浄や破砕などの工程を経て板状や純度の高いフレーク状の原料になるまでを一貫処理する工場で、採用された19歳から50歳までの障害者らが生き生きと作業している。障害者らは「体を動かしてできる仕事は楽しい」「仕事がうまくできるように努力したい」「不安もあるが、せっかく採用されたので頑張りたい」など前向きだ。県内企業の障害者雇用率は1・50%(今年6月1日時点)で全国最低の水準。伊藤社長は「障害者雇用に一石を投じ、雇用を広げるモデルケースになれば」と話している。

年賀状印刷今年限り 三好の障害者施設、箸蔵山荘 徳島

徳島新聞
手動式の活版印刷機を使って30年以上にわたり年賀状の印刷注文を受けてきた三好市池田町州津の知的障害者更生施設・箸蔵山荘が、今年限りで印刷を打ち切る。パソコンの普及により年々注文が減っていることや、老朽化した印刷機の部品が調達できなくなったため。施設では最後の印刷作業が始まっており、利用者は一枚一枚慎重に刷り上げている。最後の作業となることについて、15年以上印刷に携わってきた50代男性は「とてもさみしいですね」と話していた。施設では1979年から年賀状の印刷を続けている。10年ほど前には4万枚の注文があったが、次第に自宅のパソコンを使って印刷する人が増え、昨年は208件約2万枚まで減った。
プリントゴッコだって販売終了なんですから、時代の流れでしょうか。

障害者の絵巡回展示 来年5月まで 愛知

読売新聞 
豊田西ロータリークラブが、会員事業所を利用し、豊田市障がい者総合支援センター「けやきワークス」の通所者が描いた絵画の展示を行っている。「チャレンジド・アート」と題した展示会で、通所者に作品発表の機会を提供すると同時に、市民には障害者福祉への理解を深めてもらうのが狙いだ。創立40周年を今年迎える同クラブが昨秋、「寄付行為以外の記念事業を実施したい」と思案していたところ、けやきワークスの倉庫に障害者の作品約50点が保管されていることを知り、作品を借り受けることを思いついた。リース料として60万円を同施設に支払い、展示用パネルやイーゼルを作って寄贈した。
「多くの人に絵を鑑賞してもらえるうえ、リース料は通所者の工賃に回せる」って絵のレンタルのPRに回したほうがいいんじゃないのかなあ。

様々な表現楽しんで/福山市 広島

朝日新聞 
障害や年齢の枠にとらわれず、多様な人の芸術作品を一堂に展示する「第18回陽と風と…顔」展が、福山市西町2丁目のふくやま美術館で開かれている=写真。「とっておきの芸術祭inふくやま実行委員会」の主催。21日までで入場無料。障害者の芸術活動の先駆的存在と言われ、海外の美術館にも所蔵されている知的障害者施設「みずのき」(京都府亀岡市)の絵画作品も15点出展された。

聖徳大学児童学研究所が12月4日に「子どもの発達と支援 障害児・者研究からみえるもの」を開催 千葉

大学プレスセンター 
聖徳大学児童学研究所(千葉県松戸市/学長:川並弘昭、所長:松浦信夫)では12月4日(土)に、平成22年度 第2回講演会「子どもの発達と支援ー障害児・者研究からみえるものー」を開催する。当日は、東京学芸大学教育実践研究支援センターの菅野敦教授を講師に招き、「生涯発達支援」の立場から見た講演を行う。入場無料、申し込み不要。

発達障害と虐待の関係とは 神奈川

タウンニュース 
「第40回湘南こどもネットワーク講演会」が11月22日(月)に茅ヶ崎市役所分庁舎6階コミュニティホールで開催される。時間は午後6時30分から8時30分。県発達障害者センターの後援。当日のテーマは「発達障害と虐待との関係性」。特定非営利活動法人子ども虐待ネグレクト防止ネットワークの山田不二子理事長(内科医)が講師を務める。「虐待されると発達障害になる?」といった疑問や問題についても医師の立場で対応策を語る。

2010年11月18日木曜日

障害者自立支援法:改正案が衆院委で可決 反発の声も

毎日新聞 
新たな障害者福祉法制度施行までのつなぎ法案となる障害者自立支援法改正案が17日、衆院厚生労働委員会で民主、自民、公明3党などの賛成多数で可決された。発達障害を対象に明記し、サービス量に応じた負担から支払い能力に応じた負担を原則とする内容で、12月にも本会議で可決の見通し。早期成立を求める関係者も多い一方「原則1割負担の骨格を残している」として反発も残り、13年8月までの現行法廃止と新制度移行を目指す現政権に重い課題を突きつける。改正案のポイントはこのほか▽グループホームを利用する個人への助成▽障害児向け放課後型デイサービスの制度化▽相談支援体制の強化など。

ネコのあくび:虹をかける

毎日新聞 
「雲仙・虹」は長崎県雲仙市の坂の上にある。全国で初めて社会福祉法人が運営する更生保護施設である。「前科6犯というので恐る恐る会いに行ったら、まあるいおじいちゃんでした」と前田康弘所長は語る。63歳の男性には知的障害がある。両親がなく、きょうだいもどこにいるかわからない。中学卒業後、転々としながら働いていたが50歳をすぎて仕事に就けなくなった。食べるのに困り万引きをして捕まった。初めはいいが繰り返すと罪はどんどん重くなる。刑務所を出ても頼る人がなく腹が減ってまた盗む。そうして「常習窃盗犯」となった。「虹」にやってきたのは6回目の服役を終えてからだ。初犯から13年、やっと福祉につながった。

おすすめ!:アスプルンド アロマキャンドル 東京

毎日新聞 
アロマテラピー用の天然精油のみを香料に使った、本格的なアロマキャンドル。結婚式場から譲り受けた使用済みキャンドルを再利用している。温かな灯と香りに癒やされそうだ。製造に携わるのは、通所施設「スマイル社会復帰センター」(東京都中野区)の障害者約5人。自然化粧品などの輸入・販売を行うアスプルンドが、障害者自立支援団体セルザチャレンジのサポートを得て販売している。イタリアの提携農家からレモンやラベンダーのオーガニック精油を取り寄せ配合。天然精油のみの製品はコスト高で市場に流通しにくいというが、関係会社の協力で容器を安く仕入れるなど工夫した。

発達障害情報拠点のカフェ閉店へ 新拠点で再出発 佐賀

佐賀新聞 
発達障害のある子どもたちの親や支援者らが、佐賀市のiスクエアビルで共同運営してきたコミュニティーカフェ「ポンテ」が19日、閉店する。親同士が悩みや情報を共有し、子どもたちの交流や就業体験の場としても親しまれてきたが、手弁当での運営が難しくなった。別の活動拠点を探して再スタートを切る。保護者らが交代で勤務。公的な助成は受けず、実質的にボランティアで運営してきた。ただ、家庭と店の切り盛りに加え、自分の仕事までこなすスタッフもいて、「体力的に維持することが難しくなった」と元店長の石井奈帆子さん。会員らで話し合い、無理をせずに支援ができる態勢を再び整えるため、カフェ運営からの撤退を決断した。
やはりすべて持ち出しではきついです。惜しいです。

発達障害:身近な物、生活支援グッズ 「あおぞら」が学習交流会スタート /徳島

毎日新聞 
高機能自閉症やアスペルガー症候群など発達障害を抱える当事者や保護者、支援者らでつくる団体「あおぞら」が今月から、障害を抱える子どもの生活支援グッズについて学ぶ学習交流会を始める。29日にときわプラザ(徳島市山城町)で開く第1回目のテーマは「絵カード」。同団体は「身近な物が支援グッズとして使えることを多くの人に知ってもらえれば」としている。学習交流会では2回目以降、音が苦手な人専用のイヤホンなどを紹介していく。「あおぞら」代表の大島善江さんは「子供の生活の質を向上するだけでなく、親のストレスも軽くすることが必要。教師や医師ら、障害を抱える子どもにかかわる機会がある人に参加してもらいたい」と話している。

ピュアな発想 縦横 東京

朝日新聞 
芸術教育を受けていない人たちが思うままに自己を表現する芸術「アール・ブリュット」を知ってもらおうと、中野区の社会福祉法人が中野ブロードウェイ(中野5丁目)など区内2カ所で展覧会を開いている。区内の知的障害者ら約20人の絵画や、フランスのパリで開かれた「ジャポネ展」に出品中の作家の作品も紹介している。中野ブロードウェイでは30日まで、愛成会が2004年から主宰する創作サークル「アトリエぱんげあ」のメンバーの作品約100点と、ジャポネ展の出品作の写真パネルなど約20点を階段ギャラリーに展示。薬師あいロード商店街の「あいロード広場」(新井1丁目)では20日まで、ジャポネ展に出品している作家やぱんげあのメンバーの作品計12点を展示している。いずれも色彩や構図などに独自の発想、手法が息づいている。

元気のでるアート 大分

大分放送 
障害のある作家が手がけた絵画や陶芸品を紹介するアート展が、17日から県庁で開かれています。 「元気のでるアート展」は、身体障害や知的障害がありながら、芸術活動を続ける作家たちの作品を紹介するもので、2010年で6年目を迎えます。 県庁一階フロアには、県内在住の作家11人が手がける絵画や絵手紙など、およそ80点が展示されています。 「元気のでるアート展」は、11月26日まで

スペシャルオリンピックス:第5回冬季、郡山市と猪苗代町で 県内初の開催 /福島

毎日新聞 
知的障害のあるアスリートに練習や競技の場を提供する「スペシャルオリンピックス(SO)日本」(東京都)は16日、12年2月の全国大会「第5回冬季ナショナルゲーム」の開催地が、郡山市と猪苗代町に決まったと発表した。大会は4年ごとに行われ、県内では初開催。全国から選手約700人、家族やボランティアも含めて計6000人以上が集まる過去最大の大会になるという。県庁で会見したSO日本・福島の佐久間啓(けい)会長は「全国大会に向けて組織を活性化し、知的障害者、発達障害者に対する県民の理解を深めていきたい」と話した。

郡山の養護学校生事故死:損賠訴訟 福祉法人に支払い命令 県への請求は棄却 /福島

毎日新聞 
県立あぶくま養護学校の男子生徒(当時18歳)が07年、実習中に死亡した事故を巡り、母親で郡山市のピアノ講師、小川直子さんが「安全措置を怠った」などとして、県と実習先の福祉作業所を運営する社会福祉法人「安積愛育園」を相手取り、慰謝料など約1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、福島地裁郡山支部であった。清水響裁判長は同園の注意義務違反を認めて同法人に325万円の支払いを命じた。一方、同校には過失は認められないとして、県への請求は棄却した。判決によると、生徒は07年11月29日、実習中に作業所から無断外出し、約3キロ離れたJR東北線で列車にはねられ死亡。生徒は知的障害があった。弁論で原告側は、作業所の職員は2人しかおらず、捜索も遅れて事故につながったと主張。作業所の体制や実習先を選んだ県の過失の有無などが争点となった。
母親は「責任の所在がはっきりしなければ、再発防止はあり得ないと思い提訴したのに、判決は学校の責任を問わなかった。障害児を取り巻く環境は退行してしまう」とも話しています。

2010年11月17日水曜日

障害者自立支援法:改正案17日可決 衆院厚労委

毎日新聞 
改正案は、新たな障害者総合福祉法(仮称)施行までの暫定措置。政府は現行の障害者自立支援法を13年8月までに廃止予定だが、それまでは現行法による対応が続くため、「その間の緊急対応が必要」と判断した。内容は、サービスの利用量に応じた負担から支払い能力に応じた負担とし、発達障害を対象にするなど。通常国会で廃案となっていた。

アイちゃんのいる教室

読売新聞
すべてのダウン症児がアイちゃんのように普通学級でうまくいくわけではない、と斎藤俊子校長は考える。同じダウン症でも、障害の度合いや教育のニーズはそれぞれ違う。アイちゃんのクラスは18人と少人数だからこそ目配りがきく面もある。この学年も将来は2クラスが統合し、35人程度に増える可能性がある。その前に、自身が超えられない壁を悟り、特別支援学級を望むかもしれない。「あしたもがんばっていいですか」と言わなくなる日が、いつか来るのかもしれない。ー(10)ともに学ぶ場 支えよう から

心をつなごう!詩と絵画… 県美分館でハート展 熊本

熊本日日新聞 
障害のある人がつづった詩をもとに、著名人らが描いたアートを添えて展示する「NHKハート展」が16日、熊本市の県立美術館分館で始まった。県やNHK熊本放送局、熊本日日新聞社などが主催する「くまもとハートウィーク」の一環。21日まで。ハート展は、全国の障害者を対象に、日常生活の思いや伝えたい気持ちを込めた詩を募集。応募作6128編から選ばれた50編をモチーフに、アーティストや歌手平原綾香さん、女優松下奈緒さんら著名人が描いた絵画、CG(コンピューターグラフィックス)などの作品を添えている。

自閉症者の就労支援提言 石川

読売新聞 
人口の1〜2%を占めると言われる自閉症者とのかかわりを市民が考える「自閉症にやさしい社会の実現に向けたコンセンサス会議2010」(事務局・金沢大)が14日、閉幕した。自閉症者や家族のほか、研究者、経営者、就職支援員など約50人が参加し、9月から3回に分けて開かれてきた。最終日の14日は金沢市のしいのき迎賓館で会議が行われた。参加者は数人のグループに分かれ、「地域、企業からの理解が進んでいない」「知的障害のない自閉症者でも、コミュニケーションがうまくいかず就職が難しい」などといった自閉症にまつわる課題を話し合い、「自閉症対策の特区」「就労支援の強化」などといった提言がまとめられた。

大阪の知的障害者支援施設で虐待 首をつかんだり、部屋に隔離 市が改善指導

MSN産経ニュース 
大阪市東住吉区の知的障害者支援施設「今林の里」で職員による虐待があった問題で、市は16日、運営する社会福祉法人今川学園を社会福祉法に基づき改善指導した。市によると、平成19年12月以降、入浴時パニックになったり、ほかの利用者の食べ物を勝手に食べたりした際に首をつかむなどの虐待が4件あった。本人や家族の同意がないまま部屋に隔離するケースも15件に上った。

まちかど:サツマイモ300キロ収穫 「つばさの森」利用者ら 埼玉

毎日新聞 
草加市の知的障害者授産施設「つばさの森」(宮田敏男所長、通所者86人)で、利用者や保護者らがサツマイモの収穫作業に汗を流した。利用者らはスコップで土を掘り起こし、つるを引っ張りながら収穫した。収穫量は300キロ。なかには、直径12センチ・長さ30センチ・重さ2キロの大物も。収穫したサツマイモは後日、保護者らが売り、工賃として施設利用者に還元される予定。

卯年の置物作りピーク 香川

山陽新聞 
新年が跳びはねて来るー。知的障害者援護施設「県ふじみ園」(丸亀市飯山町東坂元)で、来年の干支(えと)・卯(う)の置物作りがピークを迎えた。園生たちは、おむすび型の張り子にかわいいウサギの絵を描く作業に励んでいる。工芸班の園生8人が、古紙を張り重ねて胡(ご)粉(ふん)や膠(にかわ)で固めた張り子に絵付け。箱詰めまでの工程を手作業で行い、12月末までに千個を目標に制作する。1個500円。

店街に作品展示 郡山のさくら通り 福島

福島放送 
郡山市のさくら通り商店街振興組合は15日、加盟店の店内に芸術作品を展示する「まち(商店街)はみんなの美術館」をスタートした。30の事業所、店舗が参加している。初めての取り組みで、市内の障害者施設や作業所を利用する人の作品を展示している。陶器、革や布の製品、アクセサリー、クッキーやパウンドケーキなどの販売もしている。参加する店舗、事業所は店頭に開催を知らせるのぼり旗を掲げている。30日まで。

2010年11月16日火曜日

障害者雇用の優遇拡充へ 政府税調が検討に着手

47NEWS 
政府税制調査会は15日、2011年度税制改正で、障害者を雇用する企業に対する優遇制度を延長、拡充する方向で検討に入った。企業の税負担を軽減して、障害者の雇用増加につなげる。社員のうち障害者の割合が50%以上など一定の条件を満たせば、過去5年以内の機械購入費や工場建設費などを損金算入できる額を通常より増やし、決算の所得を圧縮することで税負担を軽減できる。09年度は29社が適用を受け、約1400万円の減税となった。11年3月末で期限を迎えるため、厚生労働省は11年度税制改正要望で、13年3月までの延長を要求した。

知的障害施設「eすぺーす」が初の絵画展 鹿屋市役所 鹿児島

南日本新聞 
鹿屋市のNPO法人が運営する知的障害9件者小規模作業所eすぺーすの利用者が描いた絵画展が、同市役所市民ホールで開かれている。花や動物などを題材に個性豊かな約100点が展示され、訪れた人たちの目を和ませている。設立当初からの利用者の荒平あゆみさん(23)は「絵は得意じゃなかったけど、バラを描くようになって楽しくなった。今は元気が出る。苦労して作った桜島も見てほしい」と話した。19日まで。午前8時半〜午後5時。無料。

障害者施設に愛称を、中区に2012年度オープン予定/横浜 神奈川

カナロコ 
横浜市中区は、2012年度にオープン予定の障害者施設の愛称を募集している。同区は「親しみやすく呼びやすい愛称を送ってほしい」と呼び掛けている。新しい施設は、知的や身体、精神障害者を支援する中区で初の「地域活動ホーム」と「生活支援センター」が一体となった施設。応募方法は、はがき、ファクスまたは電子メールで。(1)愛称(2)その理由(3)住所・氏名・電話番号ーを記入する。採用作品には図書カード5千円分、入選作品にはオリジナルTシャツなどが贈られる。締め切りは来年2月21日必着。

有森裕子さん、森理世さんらが障害者スポーツを支援 「クロエ」チャリティトークショー開催

MSN産経ニュース 
「ファッションを通して、より多くの人がチャリティ活動に参加するきっかけが作れたら」そんな想いから始まったチェリティ活動“クロエブルー”。この活動を行う、パリを代表するラグジュアリー・ファッションブランド「クロエ」が15日、銀座三越でチャリティトークショーを開催した。トークショーには、クロエブルーが支援する認定NPO法人「スペシャルオリンピックス日本」理事長の有森裕子さんをはじめ、スペシャルオリンピックスのドリームサポーターで2007年ミスユニバース世界大会優勝に輝いた森理世さん、トリノ五輪女子フィギアスケート金メダリストの荒川静香さん、そしてクロエCEOの三木均さんがパネリストとして参加。各界のトップを走る4人それぞれのチャリティ活動への取り組みについて熱い思いを語った。

2010年11月15日月曜日

園児の写真に「死」25歳母逮捕 脅迫容疑「発育差悔しい」 大阪

47NEWS 
大阪府池田市で、就学前の知的障害児が通う市立やまばと学園(同市旭丘1丁目)の多数の園児の顔に「死」と書かれた写真がばらまかれた事件で、池田署は14日、脅迫の疑いで、園児の母親(25)を逮捕した。逮捕容疑は11日、学園に通う男児の池田市内の自宅敷地に、この男児ら園児20人の顔にフェルトペンのようなもので「死」と書いた写真26枚を投げ入れた疑い。母親は容疑を認め「(この男児と比べて)自分の子どもが発育で差をつけられ、悔しかった。『死』と書いたら(男児の)親が恐怖を感じると思った」と供述している。

ユニバーサル水着:障害児向け、着脱簡単 北区で試作品公開 /岡山

毎日新聞 
障害児向けの着脱しやすいユニバーサルデザイン水着の試作品が13日、北区祇園の県立岡山支援学校で初公開された。倉敷市の制服メーカー「倉敷スクールタイガー縫製」や県立大、スポーツ用品メーカー「ゴールドウイン」(東京都渋谷区)などのプロジェクトチームによる取り組み。試作品に対する保護者らの意見を取り入れ、来年2月ごろの製品化を目指している。試作品は男女兼用。上着は肩の部分がマジックテープやボタンで外せるようにし、前は子供がファスナーを下ろしにくいように上向きに開けるようにした。ズボンは側面のマジックテープで太さを調節するようにし、上下とも寝たままで着脱できる。

“バリアフリー楽器”ヘルマンハープ演奏会 兵庫

神戸新聞 
ダウン症の子どもも弾けるように、と開発された弦楽器「ヘルマンハープ」の演奏会が13日、相生市のレストランであり、姫路やたつのの教室で学ぶ主婦ら7人が透き通るような音色でクラシック曲などを奏でた。観客が楽器に触れるコーナーもあり、手軽に演奏できることから“バリアフリー楽器”とも呼ばれるヘルマンハープの音色を楽しんだ。ダウン症の息子のためにドイツ人が開発。楽譜を弦の下に差し挟み、音符と重なる弦をはじいて演奏する。2004年に日本に紹介され、五線譜が読めなくても演奏できるため、障害者や高齢者らにも親しまれている。

揺れる背中、心地いい 丹波養護学校生が乗馬に挑戦 京都

京都新聞 
丹波養護学校(京都府南丹市八木町柴山)の児童や生徒たちが13日、同校グラウンドで乗馬を体験した。馬との関係はバリアフリーのようで、背に心地よく揺られたり、ニンジンをやるなど、笑顔で交流を楽しんでいた。さまざまな体験を味わってもらう「親子ふれあい体験講座」の一環。南丹高や亀岡高、佛教大などの生徒や学生もボランティアとして参加した。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 娘らと目撃した女性/2 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で07年、知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判の4日の第6回公判。娘らと現場交差点を車で通り掛かり、近くの飲食店駐車場に停車後、歩道などから目撃した女性に、検察役弁護士が証人尋問した。

ダ・ヴィンチもピカソもウォーホルも、失読症だと絵がうまい?

GIGAZINE 
知的能力や一般的な理解能力など異常がないにもかかわらず、文字の読み書きに著しい困難をおぼえるディスレクシア(失読症)は、子どもの12人に1人が抱えるといわれる学習障害の一種です。たぐいまれなる絵画や彫刻の才能に恵まれた芸術家のなかにも、レオナルド・ダ・ヴィンチやパブロ・ピカソ、オーギュスト・ロダン、アンディ・ウォーホルなど、失読症だったと言われる芸術家は多数いますが、失読症であることが視覚芸術の分野では有利に働くかもしれないと示唆する研究結果が出ています。

その他ベートーヴェン、モーツァルト、トーマス・エジソン、マイケル・ファラデー、ジョン・レノン、スティーブ・ジョブズ、ジョン・アーヴィング、トム・クルーズ、ウーピー・ゴールドバーグ。ほんとうにみんな失読症なんでしょうか。

障害者手がけたアート作品紹介 16日まで一畑百貨店 島根

読売新聞 
障害を持つ人たちが手がけたアート作品を紹介する「チャレンジドアート美術館」が、松江市朝日町の一畑百貨店5階の美術サロンで開かれている。16日まで。音楽や絵画の分野で活動する障害者を雇用している出雲市のNPO法人「サポートセンターどりーむ」に所属する画家らが出展。ボタンの花を繊細な線で表現した作品や、木を抽象的に描いた水彩画など約100点を展示、販売している。

アイ:知的障害・自閉症の3人、動植物題材に創作展 大分

毎日新聞 
知的障害や自閉症を持つ3人による作品展「こころのなかの動物と植物」が大分市府内町1の喫茶店「ばんぢろ」で開かれている。21日まで。専門的トレーニングを受けていない人がその本能の赴くまま創作する「アール・ブリュット(生の芸術)」。店主の二宮慎二さん(51)は「自由に描いた芸術は見る者に作者の楽しさなどが直接伝わる」としている。

2010年11月14日日曜日

子ども写真に「死」の文字、大阪 300枚ばらまく

47NEWS 
知的障害のある子どもが通う大阪府池田市立の「やまばと学園」の周辺で、「死」などと書かれた子どもたちの顔写真約300枚が路上などにばらまかれていたことが13日、関係者らへの取材で分かった。同学園はすでに大阪府警に被害届を出している。同学園などによると、写真がまかれたのは今月3日ごろから。写真は遠足の時などに撮影されたもので、顔写真に「死」の1字だけが書かれているという。10月ごろに学園のデジタルカメラ1台がなくなっており、何者かが中に保存してあった写真データをプリントしてばらまいた可能性もあるとみられる。

就労目指す障害者支援 徳島市の会社、板野に施設開所 徳島

徳島新聞 
障害者の就労・生活支援を行っている有限会社アプローチセンター(徳島市南島田町3)が、板野町大寺に自立支援センター・あぷろーち板野を開設し、就職を目指す障害者に訓練の場を提供している。現在、20〜30代の13人が食品加工訓練を受けており、就労に向けて意欲を高めている。2006年度施行の障害者自立支援法に基づき、作業技能や対人関係などで一定基準を満たした利用者と雇用契約を結ぶサービスを導入。契約により、月給制で最低賃金を保障し、手厚く就労支援を行う。現在、利用者のうち5人が契約を結んでいる。

これまでに一般事業所などに就職した人はいないが、利用者の就労意欲は高く、必要に応じ就職あっせんも行う。ー やはり現状は厳しいのでしょうか。

喫茶店:障害者の働く場計画 “先輩”の店で修業中 NPOが豊田に来春開店 /愛知

毎日新聞 
豊田市錦町のNPO法人「ユートピア若宮」が、障害者の働く場として来年4月から喫茶店の運営を計画している。この計画を応援しようと、今年4月にオープンした障害者が働くカフェ「カフェムスビィ」で、「チャリティーフェア」が行われている。ユートピアは送迎サービスやヘルパー派遣事業などを実施している。併せて喫茶店も運営しようと、4年前からチャリティーバザーで資金を集めるなど準備を進めてきた。店では障害者4人が働く予定で、手作りの菓子や作品も販売する。チャリティーフェアは20日までで、共同開発したメニューがある。売り上げの一部はユートピアに寄付される。また店内でユートピアの活動を紹介したり、ユートピア手作りのポチ袋をプレゼントしている。

倉吉養護学校生徒が販売体験 「くらそうや」で初の実施 鳥取

日本海新聞 
倉吉総合高校(鳥取県倉吉市小田)の生徒が同市東仲町で運営するチャレンジショップ「くらそうや」で12日、倉吉養護学校高等部(同市長坂新町)の生徒が初めて販売を体験。倉吉総合高生と一緒に次々と訪れる観光客らの接客に取り組んだ。養護学校生の販売体験は、生徒同士の交流も図ろうと初めて実施した。高等部2年の前田哲志君と福田捺樹君が来店者に商品を勧めるなどして積極的に応対し、倉吉総合高の生徒と一緒に元気のいい掛け声を上げていた。

絵画展:多彩な作風楽しんで 障害者3人、初の個展ーー松江 /島根

毎日新聞 
NPO法人「サポートセンターどりーむ」(出雲市東福町、土江和世理事長)に所属し、障害者らの芸術作品「チャレンジドアート」に取り組んでいるアーティスト3人による初の個展が開かれている。松江市朝日町の一畑百貨店美術サロンで始まった。16日まで。土江理事長は「チャレンジドアートが福祉の視点からではなく芸術の視点から見てもらえるような社会になっていけば」と話していた。午前10時〜午後7時(最終日は午後5時まで)。

ウサギの置物づくりピーク 鯖江の光道園 福井

中日新聞 
来年の干支(えと)にちなんだウサギの置物作りが、鯖江市和田町の社会福祉法人「光道園」で最盛期を迎えている。同園の障害者支援施設「ライトワークセンター」では9月上旬から、利用者や職員10人が製作に励んでいる。毎年「愛」や「親子の絆(きずな)」をテーマにしており、今年も仲むつまじくたたずむウサギの親子をはじめ、つまようじたてなど5種類を用意した。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 娘らと目撃した女性/1 佐賀

毎日新聞 
佐賀市で07年、知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判。4日の第6回公判で、娘、知人男性と現場交差点を車で通り掛かり、近くの飲食店駐車場に駐車し歩道などから目撃した女性に、被告側弁護士が証人尋問した。

証人 もう1台、パトカーが諸富方向から来た。安永さんは寝たままで体は東を向いていて、警察官が「大丈夫か、しっかりしろ」と声をかけ、私の方を見た時は、顔が青白くなっていた。

2010年11月13日土曜日

知的発達障害 映画で理解を 神奈川

朝日新聞 
横浜市神奈川区を拠点に自閉症やダウン症など障害を抱える子どもの母親が中心となって、障害への理解を広めようと活動しているグループがある。障害を描いたドキュメンタリー映画を無料上映し、情報交換をする、という地道な活動ながら、支援者は少しずつ広がっている。今年の上映会では、情報交換会に小栗監督も参加し、撮影を通じてさまざまな国の知的発達障害者と接した経験から、障害者雇用が進むアメリカの様子を例にあげた。「例えば、ファストフード店で働く自閉症の人が熱心すぎて、まだ食事中のテーブルをふこうとする。でもみんな自然にトレーを持ち上げます。嫌な顔をする人はいない」それに比べて、「日本はまだまだ障害者を自然に受け入れる成熟した社会になっていない」という監督は、一般の人が障害者と触れ合う機会が増えれば、日本も変わっていくのでは、と期待する。

発達障害児:携帯アプリで予定管理 絵や声で理解「自信になる」 /神奈川

毎日新聞 
県内のベンチャー企業2社が、発達障害を持つ子供向けの予定管理ソフト「たすくスケジュール」を開発し、携帯電話iPhone(アイフォーン)に機能を追加する「アプリ」として販売を始めた。物事を整理したり時間感覚を身につけることが苦手でも、音声や絵を使って直感的に予定を管理できるよう工夫を凝らしている。アプリの価格は1800円。7月に販売を始め、これまでに月約100本を販売。10月からは英語版も加え、海外の利用者から「こんなアプリを待っていた」との声も寄せられたという。今後も福祉や障害児教育に役立つソフトを開発していきたい」と話している。グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載した携帯電話用のソフトも制作中という。

 たすくスケジュール ー iTunes App Storeが開きます。

発達遅滞の子ども受け入れ19年、成果出版 群馬

朝日新聞 
前橋市ぬで島町の児童デイサービス施設「チャイルドハウス・ゆうゆう」の朝は騒がしい。自閉症や発達の遅れを抱える就学前児童を受け入れる保育施設だが、園児にも親にも職員にも大声と笑顔が絶えない。そんな「ゆうゆう」の魅力や成果を、今井寿美枝施設長(56)が一冊の本にまとめた。19年間の成果などをまとめた本のタイトルは「生活とあそびで育つ子どもたち」(A5判、大月書店、税別1600円)。ある母親の、こんな手記が寄せられている。「『ゆうゆう』に、もっと早くであいたかった」

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 車から目撃の別の女性/2 佐賀

毎日新聞 
知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に死亡した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判の4日の第6回公判。現場交差点を車で通り掛かり、信号停車中に目撃した女性に、検察役弁護士が証人尋問した。

冊子:知的障害者が容疑者に… 周りの対応を解説ーー大津市の相談員ら /滋賀

毎日新聞 
知的障害者が事件の加害者として疑いをかけられた時、周りはどのように対応したらいいのか。大津市内の福祉関係者や弁護士らが冊子「知的障がいのある人が地域で安心して暮らすためにーー逮捕の連絡を受けてから起訴まで」を作成した。県内初の取り組みといい「聴覚障害者に手話通訳が必要なように、知的障害者にはコミュニケーションの支援が必要」と解説している。理解できなくても「ハイ」と返事をしたり、初めての場所で緊張して話せなくなるなど、独特な言動から不審者と間違われやすい知的障害者。逮捕前に任意で取り調べを受ける場合も、できる限り支援者が同行し、障害の状態や特徴的な行動について説明するよう勧める。また、警察関係者に対しても、やりとりが通じにくいなど少しでも疑問を感じれば、知的障害者の可能性を考えて支援者を呼んでほしいなどと呼び掛けている。冊子は希望者に配布している(大津市外の人は代金100円と別途送料が必要)。

卯、ぴょんと飛躍へ/干支置物作りの作業ピーク 香川

四国新聞 
来年の干支(えと)「卯(う)」をあしらった置物作りが、香川県丸亀市飯山町の知的障害者援護施設・県ふじみ園でピークを迎えている。作業場の陶工芸室には、利用者らが心を込めて手作りした作品が並び、一足早く新春の訪れを告げている。置物作りは同園授産事業の一環として、1982年から毎年実施。ことしは9月下旬から、工芸班の利用者8人が本格的な作業を始めた。これまでに約300個が完成しており、年末までに千個を目指して製作を続ける。置物は11日から同園で、12日から福祉の店「PonーPoko」(高松市南新町)で販売する。価格は500円(税込み)。

2010年11月12日金曜日

原則同じ学級で授業…文科相も慎重姿勢「多様な学び場必要」

MSN産経ニュース 
特別支援学校で学ぶ知的障害者らと、そのほかの子供を同じ学級で授業するように求める内閣府の意見書に慎重論が相次いでいる問題で、高木義明文部科学相は11日、参院文教科学委員会で「多様な学びの場が必要という観点で中教審(中央教育審議会)で議論しており、さらに議論を深めたい」と述べ、意見書に対して慎重姿勢を示した。内容を尊重するように閣議決定も行われているが、教育関係者らから「障害に応じた教育ができない」「現実的ではない」などという批判が続出。11日の委員会で、高木文科相はこうした慎重論に配慮した答弁をした。

スペシャルオリンピックス:バスケット スマイリーズ、絆でつかんだ金メダル /高知

毎日新聞 
大阪で5〜7日に行われた、知的発達障害のある人たちのスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス日本 夏季ナショナルゲーム」で、県内のバスケットボールチーム「スマイリーズ」が、初出場ながら金メダルの快挙を成し遂げた。スマイリーズでプレーしているアスリートの一人に、「予言者」がいます。これがよく当たるのです。彼が「全国大会に行きたいです!」と言うと、不可能だと思っていた全国大会出場が決まりました。「全国大会で優勝したいです!」と言うと……。もちろん彼はとっても当たる予言者ですから、全員の胸元に金メダルが輝きました。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 車から目撃の別の女性/1 佐賀

毎日新聞 
07年9月に知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に死亡した問題で、県警巡査長、松雪大地被告(30)が特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた審判の第6回公判が今月4日開かれ、現場交差点を車で通り掛かり、信号停車中に目撃した女性(9月に証言した女性とは別人)に対し、被告弁護側の弁護士が証人尋問した。

障害者施設の女性職員、480万円着服 「出会い系に使った」 岐阜

岐阜新聞 
社会福祉法人美谷会(関市武芸川町)は11日、同会が運営する知的障害者施設の女性嘱託職員(52)が、障害者が作った弁当の宅配事業の売上金約480万円を着服していた、と発表した。8月20日付で懲戒解雇にした。宅配事業の利用者から領収書の発行を求められ、7月に配達記録と領収書の控えを照合したところ、着服が判明した。元嘱託職員は「着服した金は、携帯電話の出会い系サイトの利用料金に充てた」と話しているという。すでに全額返還しており、告訴はしない方針。

支援学校生の職業教育に力 広島

中国新聞 
広島市安佐北区の広島北特別支援学校が、高等部の就職指導に力を入れている。今春の卒業生の就職率は47・2%。積極的な求人開拓が実を結び、前年に比べ倍増した。この成果を土台に本年度からは外部講師を拡充。住民を招いて職業学習の成果を披露するなど職場を想定した指導を進める。同校は昨年度、進路と直結する「作業学習」に比重を置いた職業コースを開設。現在は1、2年計16人が、食品加工▽清掃などビルメンテナンス▽商品仕分けなどの物流・サービスを中心に学ぶ。週30時間の授業のうち13時間を充てる。

うーむ。パン屋さん、ビル清掃、物流倉庫作業、介護サービスそしてIT関連。どこも同じでそんなに職があるのだろうか?

絵画展:「おしゃれ」「不思議」独創的作品並ぶ 中武さん、宮崎で開催

毎日新聞 
宮崎市立大塚中学校の特別支援学級3年、中武卓さん(14)が描いた絵画約25点を展示した「中武卓作品展」がギャラリーカフェ「アートスイング」で開かれている。14日まで。指導してきた美術担当の長曽我部徹教諭は「描くことが彼にとって一つのコミュニケーションなのかもしれない。彼の才能を地域の人たちに見てもらえたら」と話す。会場のノートには、「かわいくて、時々おしゃれでハッとします」「不思議な空間を感じます」など、来場者からさまざまな感想が寄せられている。入場無料。

ヘルパーの夢 天久さん合格 特別支援校から県内初 沖縄

沖縄タイムス 
名護市の県立名護特別支援学校(比嘉良高校長)高等部3年の天久夢菜さん(17)がこのほど、ホームヘルパー2級の資格を取った。同校によると、県内の特別支援学校で在学中の取得は初めて。軽度の知的障がいがある天久さんは「不安もあったけど、周りの人が支えてくれた。資格が取れてうれしい」と喜びを語った。天久さんは進路指導教諭の勧めもあり、高等部2年から資格の勉強を開始。車いすの祖父を介護する母親の姿を見て「自分も介護を手伝いたい」と思ったことも動機の一つだった。

ホームヘルパー2級の資格って廃止になるのでしょうか?

障がいがあっても地域で暮らしたい 神奈川

タウンニュース 
NPO法人伊勢原市手をつなぐ育成会(大杉あや子理事長)が主催する講演会『障がいが重くても地域であたりまえに暮らしたい!!』が11月27日(土)、伊勢原シティプラザふれあいホールで開催される。時間は午後1時から4時まで。講演の講師は、長野・北信圏域障害者生活支援センター所長を務め、全国地域生活支援ネットワーク理事として、障がい者を支えるコーディネーターの先駆者である福岡寿氏。当日は、地域で生活するために本当に必要な支援制度、生活支援体制などについて語ってくれる。参加は無料。

県、「子どもの心」の診療機関を公表 年内に81施設 発達障害や虐待に対応 栃木

下野新聞 
小児科、精神科、心療内科、産婦人科のある県内医療機関578施設のうち、発達障害や児童虐待、不登校、いじめなど子どもの心理的・精神的問題に対応しているのは105施設であることが、県が10日までに実施した調査で分かった。このうち81施設について、県は「子どもの心のサポート機関一覧」としてまとめ、冊子と県のホームページで年内に公表する。保護者らに役立ててもらうほか、子どもの支援充実に向け、関係機関の連携強化を図るのが狙いだ。県保健福祉部が10日、宇都宮市内で開いた「子どもの心の診療等支援連携会議」で明らかにした。

2010年11月11日木曜日

心に染みる言葉と役立つアドバイスが満載の一冊

nikkei BPnet 
東レ経営研究所の元社長、佐々木常夫さんの著書『働く君に贈る25の言葉』
この『働く君に贈る25の言葉』は、自閉症の長男を持ち、妻には3度の自殺未遂を起こされ、短時間勤務を余儀なくされながらも、同期トップで東レの取締役に就任した著者が、その仕事哲学、心構えを披露した一冊です。
  • 欲が磨かれて志になる
  • 凡を極めて、非凡に至る
  • より高い制約を自らに課すこと
  • 自分はリーダーたりえているか

県、次世代サポート課(仮称)を新設へ 長野

中日新聞 
不登校や引きこもり、発達障害といった子どもたちが抱える課題や問題に県が対応する「次世代サポート課」(仮称)が来年度、知事部局に新設されることが分かった。県教委と協力して対策にあたるほか、児童虐待や少年犯罪などにも県警などと連携して取り組む。子どもたちが直面する問題に対応する部署は、阿部守一知事が知事選の公約に掲げていた。今年4月に施行された「子ども・若者育成支援推進法」に基づき、県が来年度から論議を始める5カ年の「子ども・若者計画」の作成も担当する。

次世代サポート課:次の世代の子どもたちをサポートするんですね。なんか新しいIT技術かと勘違いしました。

アクサ生命、2011年エイブルアートカレンダーを制作

サーチナニュース 
アクサ生命は、2011年カレンダーに滋賀県の知的障害者施設「一麦寮」の利用者の作品を採用し、エイブルアートカレンダー「一麦寮のこころ自由な巨匠たち」を制作した。色鮮やかな絵の具でユニークな形を描いた4枚の絵は、一麦寮の寮生である大森冨二子さんと小川一博さんの手によるもの。同社は、11年カレンダーとして顧客や取引先に届けることで、一麦寮の創作活動の一助とする。

散歩道:3地区の学校が合同作品展ーー守谷 /茨城

毎日新聞 
守谷市の「ロックシティ守谷ショッピングセンター」で、取手・守谷・北相馬地区の特別支援学級と、県立伊奈養護学校に通う児童、生徒たちの合同作品展「つばさ展」が開かれている。282人の児童、生徒たちが、それぞれの学校で制作した、家族の顔を描いた絵画や工作、習字、版画などの力作を展示。11日まで。入場無料。

自腹で公的給付1130万円 大阪市職員、処理怠り隠す 大阪

朝日新聞 
大阪市は9日、浪速区保健福祉センターの男性係長(48)が、特別児童扶養手当や子ども手当などの事務処理手続きを忘れたために支給されないことを隠そうと、27人に計1130万円を自腹で立て替えて振り込んでいたと発表した。係長は「きちんと事務処理するべきだったが、仕事に向き合うことができなかった」と話しているという。係長は、処理が必要な書類をほかの書類と混在させて忘れたり、事務処理を途中で中断したりしていたという。同センターの担当者は「係長は制度に詳しくまじめで8〜9割の事務処理は出来ていた。理由がわからず、非常に驚いている」と話している。

2010年11月10日水曜日

シンポジウム:「誤解招く実態知って」 障害者の人権と報道考える 静岡

毎日新聞 
障害に対する差別と、報道のあり方を考えるシンポジウム「障がい者の人権とマスコミ報道」が開かれた。障害を持つ人や家族、記者ら約50人が参加した。「犯罪との関係がはっきりしないのに、記事に障害名を書くと、読者の誤解を招く」「障害を持つ側からの発信も大切だ」などの意見が出た。報道のあり方については「記者が自分で作ったストーリーに合わせて書いているように見受けられる記事がある」「障害を持つ当事者が、偏見に重圧を感じていることを知ってほしい」などの指摘があった。

大阪市が支援学校増設の計画を策定 1校を拡大、2校を新設 大阪

MSN産経ニュース 
知的障害枠で入学する生徒の急増で手狭になった特別支援学校の増設などを検討していた大阪市は9日、平成26年度までに1校を移転して規模を拡大、2校を新設するとした整備計画をまとめた。来年度の予算を審議する市議会に諮り、承認を求めるとしている。大阪市の支援学校増設をめぐっては、障害者団体が「健常児も障害児も一緒に学ぶ共生(インクルーシブ)教育に逆行する」と反対している。

博報賞:名古屋の「見晴台学園」に 発達障害者に学びの場 /愛知

毎日新聞 
学習障害などを抱える子どもたちが通う名古屋市中川区柳森町の「見晴台(みはらしだい)学園」(生徒25人)が、子どもの豊かな人間性育成に貢献する団体・個人を表彰する第41回「博報賞」の特別支援教育部門に選ばれた。12日に東京で贈呈式がある。藪一之学園長(45)は「たくさんの人に支えられてきた。学園のことを多くの人に知ってもらい、利用してほしい」と話している。同学園が重視するのは「分かる喜びを知る」ことだ。登場人物になりきって小説を読むなどの「言語と数量」や、「芸術と文化」「自然と社会」などの授業があり、一人一人のペースに合わせた独自のカリキュラムが特徴だ。

発達障害児は「できないことや苦手なことばかりが分かって、自信がないまま育ってきた」という。

発達障害者の支援 県が拡充 山梨

読売新聞 
県は、子どもの心のケアや発達障害者の支援を行う「こころの発達総合支援センター」(仮称)を2011年4月に甲府市に開設する方針を決めた。精神科医や心理士らが診療や相談にあたり、心の病を抱えた人の社会復帰を手助けするのが狙いだ。設置されるのは甲府市北新の県福祉プラザ。プラザ内の「子どもメンタルクリニック」と「県発達障害者支援センター」の機能を一体化させ、既存施設を改修して開所する。同センターのスタッフは精神科医や心理士、保健師、保育士ら十数人。症状が軽度の場合は地域で面倒を見てくれる人を紹介するなどの「コーディネート機能」も持たせる。県は同センターを核に、子どもや発達障害者の支援態勢をこれまで以上に充実させる考えだ。

障害者の絵画、鮮やか54点 みその商店街で展覧会 和歌山

朝日新聞 
障害者の描いた絵画を集めた展覧会が、JR和歌山駅近くのみその商店街にある絵本が読める雑貨店「絵本ぐるぐる」(和歌山市美園町5丁目)で開かれている。県内のNPO活動を支援している「わかやまNPOセンター」が主催で、12日まで。展覧会を企画した同センター職員の児玉夏希さん(30)は「今後は障害者が描いたデザインを生かした商品を作って、障害者の仕事につなげていければ」と話している。展覧会は鑑賞無料。開店時間は午前11時〜午後6時半

湖西で知的障害者と民生委ら楽しく料理 みんなでおいしく味わう 静岡

中日新聞 
湖西市健康福祉センターで7日、「民生委員さんとのわいわいクッキング」が行われ、市内の知的障害者らが民生委員と一緒に料理実習に取り組んだ。障害者の自立訓練を兼ねて2007年度から実施、今年で4回目。参加したのは湖西市手をつなぐ親の会成人部会の会員ら14人と民生委員2人。市の管理栄養士の三浦文代さんが講師を務めた。

法務省:知的障害受刑者のチェックシート11年度導入へ

毎日新聞 
法務省は来年度から、受刑者の知的障害の有無を刑務官ら現場職員が判断できるチェックシートを導入し、障害の正確な把握をめざすことを決めた。刑務所内での生活では支障は少なくても、出所後生活苦に陥り再び罪を犯すケースも多い。これまで知的障害が見過ごされがちだった受刑者を福祉の支援につなげ、再犯防止を図るのが狙いだ。矯正局は「これまで、知的障害のある受刑者が『理解が悪い』、『やる気がない』と誤解されかねない状況にあった。現場の刑務官が『障害の存在』を意識して把握の漏れをなくし、出所後の福祉につなげたい」と話している。

なんかよく読むとひどい話です。

知的障害者の預金1000万円を着服 宇都宮の更生施設施設長 栃木

下野新聞 
宇都宮市飯田町の社会福祉法人「鳩巣会」が運営する知的障害更生施設で、男性施設長(60)が同施設に入所する重度知的障害者ら7人の預かり金計約1千万円を着服していたことが8日までに、同法人への取材で分かった。同法人によると、施設で預かっていた7人の定期預金を無断で解約、自らの事業資金に充てたとされる。同法人の調査に対し施設長は「借りたつもりだった」などと話し謝罪、全額を入所者に返済した。同法人は2日付で施設長を懲戒解雇、刑事告発も検討している。この知的障害更生施設は2001年に事業を開始。知的障害者入所更生や日中一時支援事業などを実施している。現在、30人が入所しており、25人が重度の知的障害者という。

全国障害者芸術・文化祭とくしま 来月開催、PRポスター完成 徳島

徳島新聞 
12月10〜12日に徳島市内のアスティとくしまを主会場に催される第10回全国障害者芸術・文化祭とくしま大会(ハート&アートとくしま)をPRするポスターが完成した。主催する県や徳島市の関連施設をはじめ、市町村役場や障害者団体に配布された。ポスターはB2判で2500枚を作製。同じ図柄のA4判のチラシ8万枚も8日に完成し、配布を始める。

2010年11月9日火曜日

安心築いた自信作 障害者施設の食パン 神奈川

朝日新聞 
横浜市緑区北八朔町にあるパン工房「しろくまのパン屋さん」。昼前になると、たくさんのパンが焼き上がる香ばしいにおいが漂う。このパンを作るのは、知的障害者福祉施設「愛」の利用者とスタッフ。「大吟醸」だけでなく菓子パン、調理パンなど毎日50種類ほどを焼き上げ、本店と青葉区役所など計3店で販売している。「変なものが入ってなくて安心」と離乳食代わりに子どもに食べさせる若い母親、「焼きたてを食べたいから少し切って」と、買ってすぐその場で数枚食べていく男性など固定ファンも増えた。

障害者施設の手作り菓子 パチンコ店景品に 徳島

徳島新聞 
徳島市名東町3の障害者施設・地域活動支援センター「ほっとハウス」の通所者が作った菓子が8日から、パチンコ店「ミリオン」の3店舗で景品になる。ミリオンを経営するノヴィル(徳島市)によると、パチンコの景品に障害者施設の商品が使われるのは珍しく、同社では初めて。通所者らは「活動を多くの人に知ってもらえるきっかけになれば」と張り切っている。「大きな注文が来たという喜びで、メンバーはみんな張り切っています」と松本理事長。納品日の8日は、朝から作業をし、焼きたての菓子を届けるという。

成人発達障がい者家族教室、大分で開催

障がい者の働く場ニュース 
平成22年度成人発達障がい者家族教室が、大分県精神保健福祉センターで開催される。対象者は16歳以上の発達障がい者の家族。参加費は無料。イベントは2回に渡って行われ、1回目は11月17日、2回目は12月8日に行われる。1回目は発達障がいに対する基本的な知識を蓄えられる講義と話しあいが、2回目は発達障がいに対する理解に関する講義と発達障がい者と付き合う上でのポイントを学ぶための講習が行われる。

精神疾患の早期支援(2) 誤診で投薬 未来奪う

読売新聞 
「統合失調症の早期発見の名のもとに、多くの子どもたちがひどい誤診、薬害を受けてきた」そう語るのは、発達障害の人たちを支援するNPO法人ノンラベル(京都市)の理事長、田井みゆきさん。特に、知的障害がないのに、円滑な対人関係を築けない高機能広汎性発達障害の人たちが被害を受けた。過去の怖い体験を急に思い出す特徴や、聴覚の感覚過敏などが、統合失調症の初期症状とされてしまったのだ。田井さんは「現在かかわる170人のうち、40人近くが誤診の被害者。長期の大量投薬の影響で、誤診と分かっても薬を止められなくなったり、手足のしびれなどの後遺症が残ったりする人もいる」と話す。

2010年11月8日月曜日

知的障害者の五輪、閉幕「周りの人も元気に」

47NEWS 
大阪府内で3日間の日程で開かれた知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス(SO)」国内大会が7日、閉幕した。大阪府門真市であった閉会式で女子マラソン五輪メダリストの有森裕子大会会長は「(選手の)真剣な表情、エネルギーと熱気で元気になった。周りの人たちを元気にしていることを誇りに思って」とあいさつ。選手を代表して金沢市の赤星太郎さん(30)と新潟市の高橋直緒さん(27)が、運営を支えたボランティアらに感謝の言葉を読み上げた。次回の国内大会は2012年、福島県で冬季大会が開かれる。

スペシャルオリンピックス:「スマイリーズ」決勝へ スタンドの家族“笑顔” /高知

毎日新聞 
知的発達障害者らのスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス日本 夏季ナショナルゲーム」の競技が6日、大阪で始まった。県内からバスケットボールで初出場した「スマイリーズ」は、予選を2勝1敗と勝ち越し。アスリートだけでなく、スタンドから声援を送った家族らみんなに“笑顔”が広がった。創部1年後の06年に熊本で開かれた全国大会には、ユニホームもチーム名もない発展途上で出場できず。4年間待ち望んだ夢舞台で、アスリートは躍動した。岡村コーチは「練習で出なかったプレーが出てびっくり。こういう場に立つことで力が出たかもしれないけど、僕が言ったことをみんながしっかりやってきてくれた成果」と話した。

特別支援学校の通学補助広がる 山形

朝日新聞 
特別支援学校に通う小、中高校生の通学を支援する自治体が広がりつつある。県内全体で13校と絶対数が少なく、遠隔地に進学せざるを得ないケースも多いだけに、公的な補助が進路選択や通学の大きな支えだからだ。しかし障害者自立支援法の支援枠に限界もあり、支援の内容や利用者の負担は自治体によって様々なのが実情だ。特別支援学校は一般の公立学校と比べ圧倒的に数は少なく、障害の態様も多岐にわたる。通いたい学校が自宅から遠い場合も多い。通学経費負担の不安から、市町村には「希望の学校への進学をあきらめざるを得ない」という声も寄せられているという。

「子どもの美術とアウトサイダー・アート 生と芸術への問いかけ」 神奈川

インターネットミュージアム 
近代のアーティストたちは、子どもたちや精神的、知的に障がいのある人々の絵につよい関心を持ってきました。ピカソやクレー、そして、日本でも1920年代に活躍した古賀春江や三岸好太郎は、そうした流れにいちはやく反応した画家たちです、今回のレクチャーでは、近代の美術からのまなざしが、子どもや障がいのある人々の芸術をどのように発見し、理解していったのか、またそれがどのような精神的伝統に根ざしていたかをお話ししたいと思います。それと同時に、福祉や教育の現場の様々な方々と語り合い、美術館を人との出会いを育てる場にしていきたいと考えています。

特別支援学校の充実を 滋賀

中日新聞 
障害のある子どもが通う特別支援学校の教育条件充実を求め、甲賀市内で6日、署名活動が行われた。同学校の教諭や保護者でつくる滋賀の障害児教育をよくする会(スマイルの会)が10月から始めた署名活動の一環。県内には盲(もう)学校、聾(ろう)話学校を含めて14の特別支援学校がある。よくする会によると、発達障害の早期発見もあって、通う子どもが年々増えており、増加率は全国一となっている。施設が追いつかず、特別教室を普通教室として使うなどしている。

中学生、40メートル超の作品も 那須地域で障害者アート展 栃木

下野新聞 
那須地域のホテルや旅館、カフェなどを会場に、地元で創作活動を続ける障害者15人の絵画を紹介する「第2回つながるひろがるアート展Nasu」が6日、始まった。28日まで。出品者は那須町の障害者支援施設「マ・メゾン光星」の利用者13人と、県芸術祭美術展準大賞を受けた同町の清野ミナさん(25)、40メートルを超える作品を制作した県立那須特別支援学校中学部3年の平山和詩君(15)。会場は昨年より4施設増え、那須塩原市のギャラリーバーン、那須町の那須どうぶつ王国、那須高原海城中・高など11施設。各施設で7〜22点を展示している。

さあ楽しくにぎやかに「障害者音楽祭」 熊本

熊本日日新聞 
障害者団体や福祉施設の入所者らが音楽を通して地域の人と交流を楽しむ障害者音楽祭「マインド・ハーモニー・コンサート」が7日、熊本市の県立劇場であった。障害者と小学生、地域住民ら約1000人が歌ったり、楽器を演奏したりして楽しんだ。障害者の社会参加を促そうと実行委が毎年開き19回目。

教員ら支援教育学ぶ 南丹で講座 知能検査で長所探して 京都

京都新聞 
京都府南丹市八木町柴山の府立丹波養護学校で6日、知能検査を実際の支援教育に生かすための講座が開かれた。丹波地域の保育園、幼稚園、小中高校や府内の特別支援学校の教員ら約70人が検査結果の解釈などを学んだ。今回は知能検査の第一人者で、筑波大大学院人間総合科学研究科の大六(だいろく)一志・准教授を講師に招いた。大六准教授は学習の遅れなどがある場合、一般に用いられる2種類の知能検査について説明した。「問題点ばかりでなく、長所を見つけることで指導に生かせる」といった基本的な見方や「検査中の姿勢がおかしい場合、何かの異常を体の動きで補っていることがある」など注意点を紹介。仮想事例を基に分析の仕方も詳細に説明し、参加者は熱心に聞き入っていた。

2010年11月7日日曜日

スペシャルオリンピックス、大阪で開幕 6、7日に競技

朝日新聞 
知的障害がある人たちの健康促進や交流を目的としたスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス(SO)日本・夏季ナショナルゲーム」が5日、大阪で開幕した。各都道府県地区から9〜71歳の選手約1050人が参加。仲間たちとともに日頃の練習の成果を大舞台で披露する。競技は6、7の両日、大阪府内10会場でサッカーや体操、卓球、バレーボールなど計12競技が繰り広げられる。出場選手の中から、来年6月にギリシャ・アテネで開かれる世界大会への参加者が選ばれる。

障害者とプロ音楽家が協働 「音遊びの会」活動5年 兵庫

神戸新聞 
感性のまま表現される旋律やリズムにプロが音を重ねる。神戸を拠点に活動する「音遊びの会」は、知的障害者とミュージシャンでつくるバンドだ。独特の価値観で障害者が奏でる音は、骨太かつ予測不可能。楽譜も定形もない演奏会が、神戸の音楽シーンを震わせる。同会は2005年、神戸大大学院で音楽療法を研究していた沼田里衣(りい)さん(32)らが、障害者の家族の会やミュージシャンに呼び掛けて結成された。当初1回だけの予定だったライブは、障害者の保護者の声を受けて継続。以来、約20回をこなしている。今年は会の活動初期に密着した映画「音の城♪音の海」が東京や神戸、大阪などで上映され、今も各地で自主上映が続く。

開始から10年迎えた成年後見制度を検証 県司法書士会 長野

信濃毎日新聞 
開始10年を迎えた成年後見制度を検証し、課題を考えるシンポジウムが5日、松本市の県松本文化会館で開かれた。行政の担当者や司法書士ら約200人が参加。認知症の高齢者や知的・精神障害者ら、判断能力が不十分な人の権利・財産を守る制度の相談窓口で、県内にはない公的な支援センターの設置活動を促進する方針を確認した。

足利の事業所で『5S運動』活発 整理・清掃・整頓・清潔・躾を実行 栃木

東京新聞 
整理、清掃、整頓、清潔、躾(しつけ)を心掛ける「5S運動」が、足利市の事業所で盛んだ。製造業を中心に病院や学校なども参加する町ぐるみの取り組みは珍しく、経済産業省も「足利基点の全国展開」を支援する意向。運動を推進する「足利5S学校」はインストラクターも養成しており、同市昌平町の足利学校で五日、第一期生の認証式が開かれた。知的障害者の就労支援としてクリーニング作業の場を提供している社会福祉法人「愛光園」(同市稲岡町)は、今年二月からインストラクターを受け入れて5S運動を始めた。インストラクターの山本峰征さん(36)らが毎月訪れ、施設職員と改善点を検討。「やらせるのではなく、自発的な改善を促すのが足利流」と山本さん。

「整理」とは、要るもの、要らないものを分けて、要らないものを捨てること。
「整頓」とは、安全、品質、能率向上になるよう物をおいて、表示すること。
「清掃」とは、ゴミなし、汚れなし。清掃、点検すること。
「清潔」とは、整理、整頓、清掃(3S)の状態を維持すること。
「躾」とは、社会人、組織人として行うべきことを正しく守る習慣付けのこと。

知的障害への理解深めて 松山でバザール開催 愛媛

愛媛新聞 
県内の知的障害者施設の利用者と職員の手作り品を展示販売する「えひめナイスハートバザール」が6、7の両日、松山市宮西1丁目のフジグラン松山で開かれている。 県知的障害者福祉協会(西村孝志会長)が毎年開催し21回目。今年は松山や今治、宇和島などの9施設が参加した。利用者によるちぎり絵や絵画、陶芸作品の展示もあり、同協会は「知的障害や施設への理解を深めてもらえれば」と話していた。

2010年11月6日土曜日

「笑顔で頑張って!」スペシャルオリンピックス国内大会、大阪で開幕

MSN産経ニュース 
知的障害のある人たちのスポーツ祭典「スペシャルオリンピックス(SO)日本夏季ナショナルゲーム」の国内大会が5日、大阪で開幕した。関西では初の開催で、過去最多の1000人以上の選手が参加する。大阪市中央区の大阪城ホールで行われた開会式では、各都道府県ごとにそろいのユニホームに身を包んだ選手たちが観客席に手を振りながら入場行進。大会会長を務める女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さんが「大阪城より格好よく、通天閣のビリケンさんにも負けない笑顔で頑張ってください」とあいさつした。

通天閣もスペシャルオリンピックス応援

産経関西 
知的障害のある人たちのスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス(SO)日本夏季ナショナルゲーム大阪大会」の開幕を翌日に控えた4日夜、通天閣(大阪市浪速区)がSOを象徴する赤と緑にライトアップされた。大阪を代表する観光スポットで大会のPRをと企画。暗闇の中、SOのロゴマークの2色で照らされた通天閣が鮮やかに浮かびあがると、通りかかった観光客らは「何の色かと思ったが、遠くからもよく目立つ」と喜んでいた。

共同公演初の中止 大阪

読売新聞 
大阪、兵庫両府県在住のダウン症患者らでつくる楽団「あぶあぶあ」とミュージカルチーム「LOVE」が、共同で開いてきた年1回の定期演奏会を、今年初めて中止することになった。同楽団の発足以来30年近く続く伝統の演奏会で楽しみにするファンも多いが、メンバーの急病でやむを得ず決断した。メンバーらは「中止を知らずに来てくれる人がいたら、おわびに1曲でも聞かせたい」と当日の7日、神戸市の会場で待機する。同楽団などは、これまでに来場した人で連絡先がわかる約3200人に、中止を知らせるはがきを郵送。しかし事情を知らずに会場を訪れる人もいるかもしれず、メンバーらは会場に出向き、状況次第で即興のミニコンサートなどを開くことにしたという。

通級指導教室紹介パンフ作成 島根

山陰中央新報 
障害のある子どもの保護者でつくる「松江市ことばを育てる親の会」(今岡克己会長、42人)が、小中学校の発達障害児らが通う「通級指導教室」の役割などを紹介するパンフレットを作製した。無料で配布し、障害や同教室への理解を呼び掛ける。6ページで構成したパンフレットでは、同教室で人との接し方や話し方を教わったり、障害への悩みを相談し、気持ちが和らいだりした卒業生の思い出を記載。同教室の教諭や同会のメンバーと交流し、励まされながら、子育てした保護者の体験談もつづった。

2010年11月5日金曜日

「スペシャルオリンピックス」日本大会が5日大阪で開幕……選手インタビュー動画も配信

RBB Today 
4年に一度開催される知的発達障がいをもつ人たちのスポーツ全国大会「スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム」が11月5日開幕する。「モバチュウ」で参加者のインタビューを配信する。7日には各競技の表彰式、なみはやドームで閉会式などが行われる。この表彰式などで収録した「アスリート」インタビュー映像が、「モバチュウ」の同大会特設サイトで配信される予定だ。今回のインタビュー配信は認定NPO法人スペシャルオリンピックス日本とNPO法人STANDが行うもの。「モバチュウ」は、これまでも障害者スポーツのライブ配信などを行っている。

ネコのあくび:イチゴの絵

毎日新聞 
「イチゴの絵をかきなさい」
彼女の答えはこうだ。
「イチゴの絵」文字でそうかいた。

え〜?と思った人は質問をもう一度読んでほしい。女の子の答えは間違っているだろうか。でも、それは私たちの常識。そのような常識が通用しない世界もあって、そうした世界で生きている人も多い。私たちが知らないだけなのだ。そして、私たちが知らずに築いた社会や常識によって彼らは生きにくい思いをしているのである。ということも知ってほしい。

20日に太良高説明会 不登校、発達障害生徒受け入れ 佐賀

佐賀新聞 
来年4月から不登校や発達障害の生徒を受け入れる佐賀県立太良高校の学校説明会と相談会が20日、同校で開かれる。独自の選抜方式や自分のペースで学べる単位制など、学校運営や新たな取り組みを説明する。説明会は午前10時から。入学者選抜では欠席日数や各教科の学習の記録は点数化せず面接で意欲を重視することや、得点の高い上位3教科を傾斜配分する学力検査の方式などを説明する。電子黒板などのICT(情報通信技術)教育や地域の福祉施設や農家などでの体験学習など、授業内容も紹介する。

障害児指導の書籍回収 了解なく個人特定できる写真 東京

東京新聞 
東京都日野市教育委員会などが編集した、発達障害児の指導法をまとめた書籍の中で、氏名など児童が特定される写真が掲載されていたことが分かり、出版元の東京書籍(東京都北区)は、発行した約千五百部の大半を回収した。市教委は東京新聞の取材に「配慮に欠けていた。問題部分を差し替え、早急に改版の手続きを進めたい」としている。書籍は「通常学級での特別支援教育のスタンダード」と題し、今夏に発売された。問題となったのは、整理整頓が苦手な児童のために、道具箱を細かく仕切る事例を紹介した写真。氏名が書かれたラベルがそのまま掲載され、説明文でも整理が苦手なことが強調されていた。

知的障害者の作品個性豊か 岐阜

朝日新聞 
各務原市の「まちかどギャラリーにらめっこ」で3日、知的障害者の美術作品展「ゆっくりつくる展」が始まった。縦1メートル、横2・6メートルの紙に描いたクジラや、木片とマカロニを用いた工作など25点が、それぞれの個性を主張している。市民グループ「各務原市手をつなぐ育成会」が2008年11月から毎月2回開いてきた美術教室で、小学4年生から40歳の男女12人がこつこつと制作してきた。10日まで。無料。

色鉛筆で描いた笑顔並ぶ 愛知

読売新聞  
ダウン症を抱えながら絵画制作に励む愛知県立三好養護学校高等部3年、森口沙也香さん(17)(豊田市花園町)の初の個展「笑ったわらったワッハッハ」が3日、豊田市西町の市民ギャラリーで始まった。森口さんは4歳から絵を描き始めた。小学3年生頃からは毎日、絵日記をつづり、中学2年からはオリジナル絵本作りにも挑んでいる。森口さんに絵画指導をしている同市在住の絵本作家こうむらゆきなさん(37)は「作品からは本当に笑い声が聞こえてくる気がする。障害者の作品としてではなく、絵が持つ力を見てほしい」と話している。7日まで。

空き缶リサイクルで働く意義学ぶ わかば支援学校高等部 山梨

朝日新聞 
県立わかば支援学校(南アルプス市)の高等部に通う生徒たちが、空き缶やペットボトルなどを集めるリサイクル活動に取り組んでいる。知的障害など障害のある生徒たち一人ひとりが、分別や洗浄などの担当に分かれ、期待される役割を果たしている。同校がこの取り組みを始めてから15年。自らの障害に向き合い、社会のなかで働く意義を学ぶ場になっているという。こうした地道な取り組みが評価され、同校は10月に文部科学大臣賞を受賞した。

2010年11月4日木曜日

福祉ナビ:業績を維持しつつ、障害者雇用を増やす企業があります。

毎日新聞 
カジュアル衣料の「ユニクロ」を運営するファーストリテイリング
首都圏でスーパーマーケット126店舗を展開する「いなげや」

不景気で低価格競争が続くなか、好調な業績を維持しつつ障害者の雇用を増やしている企業がある。それぞれの能力を生かし「戦力」に育て、ハンディキャップに配慮することでサービスにもプラス効果を生んでいるという。働く現場を訪ねた。

「私が配達しています!」 クロネコメール便障がい者特別報告会 宮城

障がい者の働く場ニュース 
ヤマト福祉財団は12月12日、東北福祉大学実学臨床教育推進室(以下推進室)、仙台市障がい者就労支援センターと共催で、報告会『「私を、待っていてくれる人がいます。」〜障がい者本人によるクロネコメール便配達事業 特別報告〜』を開催する。ヤマト福祉財団は毎年推進室と特別報告会を開いており、今年で4回目となる。同財団の発表によると、現在クロネコメール便配達事業には、全国で300箇所を超える施設・作業所で、1,200名を超える障がい者が働いているという。

県、イオンと包括提携へ 「WAON」の地域カード発行 岐阜

岐阜新聞 
古田肇知事は2日の定例会見で、4日にイオンと包括提携協定を結ぶと発表した。イオンが全国で利用可能な電子マネー「WAON(ワオン)」の地域カード「ぎふ すまいるWAON」を発行するのが柱。県産農産物を活用した商品の共同開発など、幅広い分野で連携を深める。イオンが都道府県と包括提携を結ぶのは大阪府、三重県などに続いて全国5例目。「ぎふ すまいるWAON」は初年度5万枚の発行を見込み、イオンは利用金額の0・1%を毎年県に寄付する。県は当面、特別支援学校スクールバスの運行経費に充てる予定。

元教員考案「5ー2進法」 計算指導法が好評 宮城

47NEWS 
宮城県の特別支援学級で指導してきた岩沼市の元教員芳賀雅尋さん(61)が、知的障害のある児童でも繰り上がりの足し算がスムーズにできる指導法を考案し、本にまとめた。縦書きの筆算の手順にひと工夫加えるのがポイントで、教育関係者や親から注目されている。5が二つで10になることを基本にする5ー2進法を使い、6以上の数を5といくつと分けて考える。7+6のような繰り上がりの足し算は、(5+2)+(5+1)=(5+5)+(2+1)として計算する。この計算法を応用すると、繰り下がりのある引き算もできるようになるという。芳賀さんは「計算の意味を理解し、日常生活に困らない暮らしができる大人になってほしい」と願っている。指導法は「特別支援 99までのたし算・ひき算」にまとめられ、今年8月に出版された。

6以上の数と4以下の足し算の場合はどう考えるのだろう。

障害ある生徒の就労促進へ理解 浜松特別支援学校で企業担当者ら見学 静岡

中日新聞 
企業の人事担当者らに障害のある生徒の就労について考えてもらう「障害者雇用促進セミナー」が2日、浜松市南区の県立浜松特別支援学校で開かれた。約20社30人が来校し、生徒の作業風景を見学、グループごとの意見交換などを通して理解を深めた。同校によると、卒業する生徒のうち、企業へ就労するのはその2、3割にとどまる。同校の進路指導主事の荒木敬一郎さん(46)は「やり方を教えれば、生徒たちは集中して黙々としっかりと作業ができる。(就労促進の)きっかけになれば」と話した。

スペシャルオリンピックス:シュート、母に捧げたい バスケで出場の半田さん /高知

毎日新聞 
大阪で5日から始まる知的発達障害のある人たちのスポーツ祭典「スペシャルオリンピックス」の全国大会に、高知市の半田育大(いくひろ)さん(21)が所属する県内のバスケットボールチーム「スマイリーズ」が出場する。生後すぐに病気で生死の境をさまよい、障害のため学校で居場所を見失った時期も。初の全国舞台での目標は「仲間のパスからドリブルシュートを決める」。それは、応援に駆けつける母浩子さん(53)に直接見せたいプレーでもある。

愛のほほえみコンサート:障害のある音楽家ら演奏ー13日・行田 /埼玉

毎日新聞 
障害のある音楽家らによる「愛のほほえみコンサート」(実行委主催)が13日午後2時から、行田市佐間3の市教育文化センターで開かれる。コンサートに向けて地域の養護学校などに詩の募集を呼び掛けており、曲をつけて当日演奏されるという。事務局の増田和代さんは「ハイレベルの演奏なのでぜひ聴いてほしい」と話す。チケットは前売り1000円▽当日1500円。

おすすめ!:きょうされん 11年版カレンダー

毎日新聞 
きょうされんでは毎年、加盟する作業所や施設で働く障害者を対象に絵画コンクールを実施しており、カレンダーにはその入賞作が使われている。今年は応募作1214点から30点が入賞し、壁掛け版(1200円)に13点、卓上版(1000円)に17点をそれぞれ採用。担当者は「『絵を見ていると心が温まる』『元気が出る』などの感想が寄せられ、リピーターの注文も多い」と話す。

2010年11月3日水曜日

自立支援法改正案の早期成立を 障害者団体が声明

47NEWS 
発達障害などの障害者を支援する9団体は2日、先の通常国会で廃案になった障害者自立支援法改正案の今国会成立を求める声明を出した。政府は「障がい者制度改革推進会議」を設け、2013年8月までに、自立支援法に代わる障害者総合福祉法を施行する方針。それまでのつなぎとして、サービスの利用者負担を、量に応じた「応益負担」から所得に応じた「応能負担」に変更する改正法案が5月、衆院で可決されたが、参院では採決されなかった。

障害持つ子どもの公教育は…

読売新聞
障害を持つ子どもたちは特別支援教育を受けていると聞きます。どのような場で学んでいるの? 障害児が地域の小学校へ行くか、それとも特別支援学校に通うか。就学相談を経て保護者から意見を聞いたうえで、市区町村教育委員会の就学指導委員会で決定される。希望の就学先へ進めるケースがほとんどだが、地域の小学校への通学がかなわない事例も起きている。特別支援教育の理念は、通常学級から特別支援学校まで、公教育全体で障害児教育に取り組むこと。ところが、多くの保護者と子どもは、特別支援学校や特別支援学級を選ぶ傾向が強まっている。背景には通常学級の教師の経験不足などがあるようだ。障害児への教育環境の充実が求められる。

子の健康と環境調査へ準備着々 富大のセンターに看板 富山

中日新聞 
富山大は、環境省が来年一月から始める「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に向け、着々と準備を進めている。一日には、参加者登録や調査をするためのエコチル富山ユニットセンター(稲寺秀邦センター長)の看板を同大杉谷キャンパス内の研究棟に掲げた。エコチル調査は、妊娠中や出生後の早い時期に、化学物質などの環境要因が子どもの成育にどのような影響を与えるのかを明らかにすることが目的。三年間で十万人の妊婦を登録し、子どもが十三歳になるまで、ダウン症など先天性奇形や精神発達障害、アトピー性皮膚炎などとの関連を追跡調査する。

障害者の雇用創出へ「名チャリ」プロジェクト始動 愛知

読売新聞 
放置自転車を活用して有料で貸し出す「名チャリ」事業を障害者の雇用につなげる「障害者雇用創出プロジェクト〜名チャリ〜」が1日に始まった。名古屋市中区の名古屋テレビ塔前で行われた開始式には、市内の事業所で就労訓練を受けている障害者や支援者ら約70人が参加。この後、訓練生らが早速、名チャリのステーション(拠点)や自転車の掃除に汗を流した。

「名チャリ」= MEICHARI。最初は名古屋だからナチャリかと思いました

知的障害がある子供たちによる音楽フェスティバルを3日に開催 神奈川

カナロコ 
知的障害がある子供たちが歌や演奏を繰り広げる「夢はるかフェスティバル2010」が3日、川崎市中原区の中原市民館で開かれる。音楽教室「夢はるかファミリー」の主催。入場無料。「心のバリアフリー」をテーマに2005年にスタートし、6回目。今年は、教室に通う4歳から30歳までの生徒23人が登場する。「ステージは個性を発揮する場。自分のペースで自己表現してほしい」という思いから、それぞれが歌やピアノ演奏などのパフォーマンスを披露する。フェスティバルは午後1時開演。

2010年11月2日火曜日

障害児の普通学級就学 義務ではない「就健」 愛知

中日新聞 
障害があっても普通学級で学びたいー。「名古屋『障害児・者』生活と教育を考える会」(名古屋市北区)の川本道代代表(51)の元には毎年40件近く、障害児の就学相談が寄せられる。西尾市で2月にあった、特別支援学校から普通学級への転校を求める集会には保護者ら100人が参加した。障害児の普通学級就学の希望者は多いが、その希望通りにいかないケースもある。入学予定児には小学校入学前年に健康診断(就健)の知らせが届く。就学指導委との話し合いで、保護者が普通学級を強く望んでも特別支援学校を勧められ、あきらめることが少なくない。就健は学校保健法に基づいて市町村教委が実施するが、受診の義務はない。「障害児の発見・分離が目的の就健制度を断ることが地域で学ぶ一歩となる」と川本さんは話す。

元首席専門官に有罪判決 広島少年院暴行「矯正教育を逸脱」

日本経済新聞 
広島少年院(広島県東広島市)で収容少年の首を絞めたなどとして、特別公務員暴行陵虐の罪に問われた元首席専門官、向井義被告(49)=起訴休職中=に対する判決公判が1日、広島地裁であった。芦高源裁判長は「矯正教育の範囲を逸脱している」などとして、懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。判決理由で芦高裁判長は、首にシーツを巻き付け、死ぬよう迫るなどした事実を認め「少年に精神的苦痛を与え、度を越した内容だ」と指摘。一方で目撃証言などから、「少年の首を絞めるなどの暴行はなく、言語理解に問題がある少年に死の意味を理解させるための指導目的があった」と認めた。

全国初、発達障害児・者の家族向けに特化したクチコミサイトを11月1日に本オープン

CNET Japan 
障害者雇用促進事業を展開する株式会社ウイングル(本社:東京都千代田区、代表取締役 長谷川敦弥)は、発達障害児の家族に向けたクチコミサイト「ふぁみえーる」を11月1日より本オープンいたします。ふぁみえーるとは「発達障害児を持つ家族の悩みや不安を和らげ、つながりを生み、アクションに結び付かせる」という思いをコンセプトに運営するメディアです。

須坂で市民グループが「ぷれジョブ」 長野

信濃毎日新聞 
障害のある小中学生が地域のさまざまな職場で継続的に働く「ぷれジョブ」を須坂市で始めようと、母親らでつくる市民グループが準備を進めている。職場体験などのキャリア教育という位置付けではなく、障害に理解ある地域づくりを進めるのが狙いの取り組み。10年ほど前に岡山県倉敷市で始まり、他地域にも広がっているが、長野県教委特別支援教育課は「県内では初めてではないか」としている。

発達障害者と交流の拠点に 草津にカフェオープン 滋賀

中日新聞 
発達障害者と地域との交流を目的にしたコミュニティーカフェ「ほっとSPACEくさつ」が31日、草津市大路1のJR草津駅前商店街にオープンし、開所式が催された。発達障害者を支援している市内のNPO法人「JDDネット滋賀」が、銀行の空き店舗を改装してオープン。市の「空き店舗対策補助事業」に認可され、補助金200万円を活用して整備した。カフェの隣には多目的スペースも入った。営業時間は金曜日〜日曜日の午前11時〜午後5時。

あの日その時:取り押さえ審判・証言録 車助手席から見た女性/3 佐賀

毎日新聞 
知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に急死した問題の審判。10月5日の第5回公判で、現場を通り掛かった車の助手席から目撃した女性に対し、検察官役弁護士が証人尋問した。

検察役 警察官が、安永さんを殴っているような動きを見たか。
証 人 殴って手をグーにして振りかざすのは見ていないが、手をつかんで離す状態の反動で、殴っているように見えたかもしれない。(私には)故意的に殴っているようには見えなかった。

障害者の職域拡大を 古紙をトイレットペーパーに 兵庫

神戸新聞 
障害者の職域を広げようと、神戸市の企業が職場の古紙を使ったトイレットペーパー作りに取り組んでいる。責任者は、療育手帳を持つ男性社員2人。出荷や入力などの本業の傍ら、作業をこなす。“生産量”は1日20個程度だが「少しごわごわした手作り感があっていい」と評判は上々だ。UCCホールディングスの特例子会社である日本パーソネルセンター。同社には全国からファクスで注文が入り、A4用紙で1週間に約3千枚になる。これまでリサイクル業者に委託して焼却していたが、古紙をリサイクルできる機械があると知り、数百万円を投じて今春に導入した。同社常務取締役(51)も「新しい仕事を任されたことで自信や責任感が芽生えたようだ。在庫管理や発送のトレーニングにもなっている」と話している。

障害者施設で製造「いのちのクッキー」発売 大分

大分合同新聞 
県内八つの障害者就労支援施設でつくる「チャレンジ!おおいた福祉共同事業協議会」(丹羽和美会長)は1日、災害などの非常食として開発した「いのちのクッキー」の販売を試験的に始めた。「量産できる体制を目指し、施設利用者の工賃アップにつなげたい」としている。同協議会は同28日付でNPO法人の認証を取得。既に大手企業や町内会から注文が来ているという。8枚入り400円。県庁内にある「けんちようのパン屋さん」、トキハ本店地下2階で販売する。

2010年11月1日月曜日

人権と報道あり方は 日本児童青年精神医学会 前橋で総会 群馬

東京新聞 
日本児童青年精神医学会の第五十一回総会が二十八〜三十日、前橋市のベイシア文化ホールなどで開かれた。同学会の「子どもの人権と法に関する委員会」では「子どもの事件と情報開示」をテーマに精神科医や弁護士、記者がそれぞれの立場で問題提起した。自閉症や発達障害の青少年がかかわったとされる犯罪が起きる中で、事件報道が障害への誤解・偏見を助長しかねない一方、情報がないと一般への理解が深まらないという矛盾が示された。

音楽で体動かそう 向日、親子で療育の取り組み 京都

京都新聞 
さまざまな障害や、発達につまづきのある子ども向けの、音楽を用いた療育の取り組みが30日、京都府向日市寺戸町の市福祉会館であった。乙訓2市1町から8組約20人の親子が参加し、軽快な音楽に合わせて楽しく体を動かした。向日市社会福祉協議会が2008年度から実施している「障がい児療育事業」の一環。本年度は、10〜12月にかけて全5回シリーズで、音楽を用いた療育法「ミュージックケア」を行う。

障害理解へ音遊び、小学生らが笛やカスタネット使い合奏 神奈川

カナロコ 
互いの個性を認め合おうー。相模原市立桜台小学校(南区相模台)で31日、障害への理解につなげる音遊びのワークショップが開かれた。発達障害のある子どもを含め、児童ら55人が参加。さまざまな楽器を使いながら、奏でる音を楽しんだ。イベントは財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金が主催する「ユニバーサル音楽ワークショップ」の一環。明星大学の星山麻木教授を中心に教員を目指す大学生が主体となって運営。来年1月下旬にも相模原市立宮上小で開かれる。

ダウン症相談 心の支えに 石川

読売新聞 
石川県を中心とした北陸三県のダウン症の子どもを持つ親や専門家が、ホームページ(HP)上で相談を受ける「ダウン症聞くまっしシステム」が、活動7周年を迎えた。これまでの総アクセス数は20万件を超え、相談件数は約150件に上った。31日には県庁で、7周年の記念行事を行う。ダウン症聞くまっしシステムは、HP上でダウン症や知的障害に関する相談事業や情報提供を行っている。2002年1月、ダウン症の子を持つ親や小児科医、看護師のほか、栄養士や大学教授といった医療、教育の専門家らが委員会を組織し、03年1月からHPの企画、運営を始めた。電話、ファクス、電子メールで相談を受けている。

*相談に関するご注意
きくまっしシステム委員会は石川県をメインとした北陸三県のダウン症に関する相談をお受けし、必要によって直接お会いしカウンセリングするなど、的確な情報提供と相談への対応をしたいと考えています。(ダウン症聞くまっしシステムHPから)

ふれあい蛍駅伝大会:雨の中、たすきつなぐ 49チーム400人出場ーー水戸 /茨城

毎日新聞 
知的障害者の駅伝大会「ふれあい蛍駅伝大会」(NPO法人蛍(ほたる)の会主催、毎日新聞水戸支局など後援)が30日、水戸市千波町の千波湖畔で開かれた。養護学校や通所施設の49チーム約400人が出場し、台風接近に伴う強い風雨の中、しっかりとたすきをつないだ。大会は知的障害者に対する社会の認識を深め、「心のバリアフリー」を進めるため毎年開催され、今年で6回目。走力に応じてA、Bの2グループに分かれ、千波湖を3周する約9キロのコースを、6人編成の全チームが完走した。

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