2013年7月29日月曜日

岡山大学、国内で初めて「クレアチン合成障害」の患者を発見

マイナビニュース 
岡山大学は7月23日、体内でのエネルギー貯蔵に極めて重要な物質であるクレアチンを、体内で作ることができず、発達の遅れやてんかん、自閉症などの症状が生じる「クレアチン合成障害」が発症した日本人患者を発見、治療を開始したことを発表した。同報告は、岡山大学病院小児神経科の秋山倫之講師、小林勝弘講師、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科発達神経病態学分野の吉永治美准教授、神奈川県立こども医療センター神経内科の小坂仁医師、同センター臨床研究所の新保裕子研究員らによるもので、報告内脳の詳細は独Springer の臨床系国際雑誌「Journal of Inherited Metabolic Disease Reports」電子版に掲載された。

2013年7月28日日曜日

皇太子さま、障害者就労支援施設を訪問 大分

asahi.com 
皇太子さまは27日、大分県宇佐市の障害者就労支援施設「心里(しんり)」を訪れ、作業員をねぎらった。同施設では知的障害者ら約50人が産業用資材の縫製などに携わっている。皇太子さまは作業所内を回り、「みなさんが生き生きと作業していてすばらしいですね」と話していた。

養護学校の男児、矢作古川で水死 愛知

中日新聞 
26日午後2時半ごろ、愛知県西尾市平口町の矢作古川で、同市吉良町、会社員大蔵章紀さん(43)の長男で特別支援学校1年の嘉高君(7つ)がうつぶせに浮いているのを、引率していたNPO法人の男性(32)が見つけ、一一九番した。嘉高君は搬送先の病院で間もなく死亡した。西尾署によると、死因は溺死とみられる。現場は幅55メートルの川の中央付近で、水深90センチ

障害者の自立を支援 カルチャースクールが開講 鳥取

日本海新聞 
障害者の自立・社会参加を支援するカルチャースクール「Mao」(松下弘美代表)が境港市上道町に開講した。知的障害や発達障害のある子どもや大人に、生活スキル(能力)を指導し、個々の得意分野や趣味を見つけてもらう。「障害者の夢や希望のもてる生活を応援したい」と意気込んでいる。障害児(者)を対象にした生活スキルクラスは、「自分一人でできることを増やす」を目指し、調理や掃除、お金の計算、言葉の学習をする。事前に個別相談し、各自に適した授業内容を組み立てる。

2013年7月27日土曜日

知的障害者:覚えない養子縁組27回 無効求め提訴へ

毎日新聞 
万引きなどで8回服役した知的障害者の男性(60)=東京都葛飾区=が2002年以降、養子17人、養親10人の計27人と縁組を繰り返し、姓が12回変わっていたことが分かった。男性は「身に覚えがない」と話し、縁組の相手とも面識がないという。更生を支援する弁護士は「障害で理解できないことにつけ込み、何者かが勝手に偽装縁組をした」と訴え、男性は26日、養子縁組の無効確認を求めて東京家裁に提訴する。

県発達支援親の会 子育て楽しむヒントに 大分

大分合同新聞 
県発達支援親の会「じゃんぷ」(志賀文江代表、19人)は8月4日午後1時から、初めての研修会を大分市の県立芸術文化短期大学で開く。メンバーは「子どもの発達障害に悩んでいる人や関心のある人に参加してもらいたい」と呼び掛けている。会は発達障害の子どもを持つ母親らで昨年11月に結成し、NPO法人全国LD(学習障害)親の会にも加盟。2カ月に1回、県総合社会福祉会館で定例会を開いて情報交換をしている。定員100人。資料代として1家族500円が必要。

丹精込めたスイカいかが 鳴門の障害者施設利用者、コンビニ駐車場で販売 徳島

徳島新聞 
鳴門市大麻町東馬詰の障害者施設「グッドジョブセンターかのん」の利用者が24日、近くの農業樫本泰夫さん(65)の畑で育てたスイカを、北島町北村のコンビニエンスストア駐車場で売り出した。8月末まで、ほぼ毎日販売する。樫本さんは、就業体験を通じて障害者の自立を支援しようと10年ほど前から同施設の利用者に畑を提供している。無農薬・有機農法で育てるため、利用者は毎日交代で草抜きするなど手間を掛けて育ててきた。

2013年7月26日金曜日

健太郎生きた証しに、障害者の個展 母企画 愛知

朝日新聞 
3年前に19歳で亡くなった知的障害者の山本健太郎さん=新城市鰹淵=の追悼絵画展「けんたろう展~いつもいっしょに」が24日、豊橋市八町通3丁目のギャラリー「公園通り」で始まった。生きた証しとして健太郎さんが書き残した作品の中から20点を展示されている。企画した母親の緑さん(48)は「健太郎のことを思い出し、見た人が温かい気持ちになってくれれば」と話す。絵画展は28日まで。入場無料。

室蘭・港北町に「ココカラ」開設、障害者の就労支援 北海道

室蘭民報 
今月1日、室蘭市港北町に障害者たちが働く就労支援事業所「ココカラ」が開設された。単なる就労の場にとどまらず、版画教室や地域の子供たちに学習スペースを提供するなど、地域が障害者を理解する施設として期待されている。 ココカラは、介護事業などを手掛ける民間企業が設立した合同会社トランスポート(松岡大輝代表社員)が港北町1・11・10の旧設計事務所を改装し開設した。障害者と雇用契約を結び最低賃金を保障する指定就労継続支援A型事業所で、社会的自立を目指す障害者のために作業訓練などを実施している。

2013年7月25日木曜日

姉殺害で懲役14年確定へ 発達障害、一審は求刑超え 大阪

MSN産経ニュース 
最高裁第1小法廷(山浦善樹裁判長)は24日までに、姉を殺したとして殺人罪に問われた大阪市の無職大東一広被告(43)の上告を棄却する決定をした。被告には発達障害があり、裁判員裁判の一審大阪地裁判決は「社会の受け皿がない」として求刑を超える懲役20年を言い渡したが、大阪高裁が破棄して懲役14年としていた。決定は22日付。二審判決が確定する。

自らの可能性を発信 音楽とアート28日にコラボ 大阪

大阪日日新聞 
障害児、障害者通所事業所のNPO法人百舌鳥あすなろ会「あすなろ授産所」(大阪府堺市北区)の音楽仲間らが中心となって、障害者の表現の可能性を発信する音楽とアートをコラボレーションさせたライブ「とびら~vol・2~」が28日、大阪市中央区東心斎橋のライブハウス「soma(ソーマ)」で開かれる。同授産所広報で、「とびら」を主催する多田愛代さん(35)は「見て、聞いて、触れて、感じてもらいたい。何か考えるきっかけになってほしい」と話す。

2013年7月24日水曜日

血液検査で自閉症を早期発見するSynapDxが$15.4MをGoogle Venturesらから調達

TechCrunch 
自閉症は社会的技能やコミュニケーション能力の障害で、最近はそう診断される人が増えている。原因は遺伝的な要素や環境などさまざまだが、症状が主に行動に現れるため、診断は子どもがある程度大きくなってからでないと行われないことが多く、より必要性の高い早期診断の確立と普及を阻んでいる。しかしマサチューセッツ州のSynapDxは、高度な生命情報科学とゲノムシークエンシング、および血液検査を組み合わせた方法で、子どもたちが従来よりも低年齢の時期に診断を行おうとしている。

2013年7月22日月曜日

英のはしか流行、ワクチン問題視した15年前の論文に翻弄されて

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 
アリシア・ジェンキンズさんの耳の後ろに特徴的な発疹が現れたとき、祖母のマーガレット・マグフォードさんは自分が15年前に下した決断がその原因であることにすぐに気づいた。ジェンキンズさんが乳児だった1998年当時、ウェールズ南西部に位置するこの地域は、はしかとおたふく風邪、風疹の3種混合ワクチン(MMR)への抵抗が特に強かった。英国人医師アンドリュー・ウェイクフィールド氏がこのワクチンが自閉症を引き起こす恐れがあると示唆すると、地元紙がさかんに書き立てて、多くの親が子どもにこのワクチンの接種を受けさせなかった。この主張の誤りが証明されたあとも、抵抗は続いた。そのつけを払うときがやってきた。

被後見人の女性が投票 6年ぶり選挙権回復 茨城

時事通信 
参院選投開票日の21日、成年被後見人に選挙権を与えるとした改正公職選挙法の成立により、6年ぶりに選挙権が回復した茨城県牛久市の名児耶匠さん(50)が投票した。知的障害のある名児耶さんは、2007年に父清吉さん(81)が成年後見人となったため選挙権を失った。国を相手に起こした訴訟では、後見人が付いた人は選挙権を認めないとする従来の公選法規定は違憲とする判決を勝ち取り、同法改正のきっかけとなった。

2013年7月21日日曜日

福山に障害者就労支援カフェ 広島

中国新聞 
福山市三吉町南の福山すこやかセンター内に19日、障害者たちが働く喫茶店「彩プラザ」がオープンした。カフェ経営で実績がある市内の社会福祉法人アンダンテが運営。アンダンテの就労支援事業所の利用者3人と職員2人がワッフルやハンバーグなどを提供する。店内は約90平方メートルで、20席ある。他施設の利用者が作ったティッシュケースやクッキーなども販売。喫茶店は3月末、運営団体が撤退。市が、市内の障害者支援事業所ネットワークに新たな運営者探しを依頼していた。営業は平日午前10時~午後4時。

2013年7月20日土曜日

自閉症と予防接種にまつわる迷信

ナショナルジオグラフィック 
すべての間違いの始まりは、アンドリュー・ウェイクフィールド医師を主要執筆者とする13人の研究者が、1998年に医学雑誌「Lancet」で発表した論文だった。自閉症の原因を、幼児期に受ける一般的な予防接種に求めた研究結果は結局、ねつ造と判明。同氏は2010年にイギリス政府から医師免許を剥奪されている。しかしこの誤った論文が発表されてから10年以上、アメリカの多くの親たちは不安を募らせ、子どもの予防接種を拒むようになった。

障害者福祉施設のショップ売り上げ好調 宇都宮市役所内 栃木

下野新聞 
市役所1階にある障害者福祉施設の授産品販売所「わく・わくショップU」が2009年にオープンして以来、順調に売り上げを伸ばしている。特に日替わり弁当やパンが好評で、リピーターも増えている。同ショップは市の「宇都宮版工賃倍増事業」の一環として設置。当初は障害者福祉施設11事業所が参加したが、今では20事業所まで増えている。各施設は日替わり弁当やパン、工芸品、加工品などを販売。豊富な品ぞろえが人気を呼び、特に昼時は市職員や来庁者でにぎわっている。

2013年7月19日金曜日

被後見人の選挙権訴訟、京都地裁で和解が成立 京都

読売新聞 
成年後見人が付いた人の選挙権を奪う旧公職選挙法の規定を巡り、知的障害者らが国に選挙権があることの確認などを求めた4件の訴訟のうち、京都地裁(栂村明剛裁判長)で係争中の訴訟で17日午前、和解が成立した。国側が選挙権を確認し、原告側が訴えを取り下げるとの内容。京都訴訟の原告は、知的障害があり、1994年に京都家裁から当時の民法に基づく「禁治産宣告」を受け、選挙権を失った田中康夫さん(59)(京都市中京区)。2011年6月、国に対し、選挙権の確認と投票できなかった精神的苦痛に伴う慰謝料など300万円の損害賠償を求めて提訴した。

障害者支援施設で不在者投票 福岡

読売新聞 
公職選挙法の改正で、認知症や知的障害のために成年後見人が付いた人の選挙権が認められたことを受け、福岡県太宰府市の障害者支援施設「宰府さいふ園」で16日、被後見人3人が不在者投票を行った。3人は同園の聞き取りに対し、全員投票の意思を示したという。投票は施設内の食堂で行われ、3人は投票事務にあたった施設職員に代筆してもらい、1票を投じた。

2013年7月18日木曜日

2013参院選の現場:工夫こらす東京・国立の「滝乃川学園」知的障害者の投票支え40年

毎日新聞
参院選の投票日が近づいてきた。国は知的障害者らの代理投票をする際、障害者の意思確認を徹底するよう呼びかけているが、不慣れな作業に戸惑う選挙管理委員会職員もみられる。東京都国立市の知的障害児者施設「滝乃川学園」では、選挙のたびに入・通所者が投票所へ足を運び、福祉現場や市選管の職員がそれを支えている。三位一体の取り組みは、今年で40年目を迎えた。

iPad80台寄贈 本社社会事業団、県内の特別支援校に 岐阜

岐阜新聞 
岐阜新聞岐阜放送社会事業団(碓井洋代表理事)は16日、特別支援教育の推進に役立ててもらおうと県に、米アップルのタブレット端末「iPad(アイパッド)」80台と周辺機器(計約486万円相当)を贈った。岐阜県内に20校ある特別支援学校全校に4組ずつ配備され、授業などで活用される。iPadは操作が容易で、アプリケーションも多い。障害のある児童、生徒らが授業や休み時間に絵本を読んだり、なぞり書きをしたり、さまざまなアプリの活用が可能。重い障害のある子も寝たまま操作でき、教育の充実が期待できる。

障害者の手作り商品をネット販売 岡山

山陽新聞 
働く障害者を支援する「岡山県セルプセンター」(岡山市北区南方)は、県内の就労施設で利用者が手作りした商品を扱うインターネット通販サイト「ハートネット晴れの国」を開設した。県内障害者の賃金が全国平均と比べ低迷する中、販路拡大を後押しして売り上げアップを狙う。各施設が取り組む印刷や清掃などの請け負い仕事も紹介し、依頼を受け付けている。県が250万円をかけてシステムを開発し、運用を委託した。同サイトに登録する約60の就労継続支援B型事業所のうち、岡山、倉敷、笠岡市などの14事業所の商品が現在購入できる。

作品に はずむココロ 横浜で障害者アート展 絵画や刺しゅう60品 神奈川

東京新聞 
知的障害者の作品を集めた「ココロはずむアート展」が、横浜市青葉区のスペースナナで開かれている。企画したのは、日本画家の中畝(なかうね)常雄さん(62)=同市緑区。二〇〇二年から障害者にアートを教え始め、いまも子どもから大人まで五人に教えている。一九八四年に生まれ〇二年に亡くなった長男祥太さんには、生まれつき脳に障害があり、「簡単な意思表示ができるくらい」だった。祥太さんの介抱をする中で、同じ境遇の仲間が増え、感性豊かな障害者アートの魅力を感じ、「もっと多くの人に知ってほしい」と思うようになった。観覧無料、二十一日まで。

2013年7月17日水曜日

小児の腸内細菌が自閉症に関連

健康美容EXPO 
消化管の細菌と自閉症の間に関連が認められることが、新たな小規模研究で示唆された。この研究では、自閉症の小児20人と、自閉症でない小児20人の便検体を採取し、腸内細菌を分析した。その結果、自閉症の小児では腸内細菌の種類が有意に少なく、そのため有害細菌に対する感受性が高い可能性があることが示された。さらに、自閉症の小児では、3種類の重要な腸内細菌の量が有意に少なかった。今回の研究成果は、オンライン医学誌「PLoS One」に7月3日掲載された。

「障害があっても選挙参加したい」被後見人の名児耶さん

MSN産経ニュース
「投票が国民の権利であるかぎり、障害があっても選挙に参加したいのです」。成年被後見人の選挙権を認めない旧公選法の規定について東京地裁で違憲判決を勝ち取った被後見人の茨城県牛久市、名児耶(なごや)匠(たくみ)さん(50)の言葉には、選挙権回復の喜びと有権者としての責任があふれる。国が原告との和解を明らかにした16日、匠さんの父で後見人を務める清吉さん(81)は「違憲判決はわれわれ家族が命がけで手にしたもので、和解は当然だと思う」と話した。

2013年7月16日火曜日

入所少女に淫行容疑 知的障害児施設の元職員逮捕 兵庫

朝日新聞 
知的障害児施設で入所者の少女とみだらな行為をしたとして、兵庫県警は16日、同県芦屋市楠町の「三田谷(さんだや)学園」の元職員、堂垣(どうがき)直人容疑者(34)=同県西宮市老松町=を児童福祉法違反(淫行させる行為の禁止)の疑いで逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。調べによると、堂垣容疑者は5月27~28日の間、施設内の一室で、入所者の18歳に満たない10代半ばの少女と、みだらな行為をした疑いがもたれている。

2013年7月15日月曜日

知的障害者の被告:身元引受先確保へ支援委員会

毎日新聞 
身元引受先がないことを理由に、知的障害のある被告が実刑判決を受けるのを防ぐため、東京など6都県で今月以降、福祉の専門家でつくる「支援委員会」が新設される。公判中に引受先を確保して再犯防止に向けた具体策を提示することで、従来なら実刑になっていた被告にも執行猶予が付くように支援態勢を構築する狙いだ。支援委員会は、刑務所出所者を福祉に橋渡しする役割を担う「地域生活定着支援センター」などが東京、宮城、滋賀、和歌山、島根、長崎の各都県に順次設置する。社会福祉士や医師らがメンバーになり、主に万引きや無銭飲食など比較的軽微な事件を繰り返す被告の支援を想定している。

2013年7月14日日曜日

発達障害者を継続支援 来年度センター開設・茅野市長方針 長野

長野日報 
茅野市の柳平千代一市長は11日夜、市内で開いた市ボランティア連絡協議会との懇談会で、学習障害や自閉症など発達障害の子どもや家族を対象にした支援センターを来年度にも開設する考えを明らかにした。発達障害と診断されたり、疑いのある人は増加傾向にあることから、専任の臨床心理士を採用し、幼児から大人まで継続的に支援できる体制づくりを目指す。市教育委員会こども課によると、同市本町東の母子通園訓練施設「やまびこ園」の機能を充実させる形で「発達支援センター」を設置する。臨床心理士1人を配置し、障害者本人や家族の相談に応じたり、保育所などへの訪問支援を行うという。来年4月の開所を予定している。

2013年7月13日土曜日

鮮やか色彩、大胆な構図 流山で自閉症の子の作品展 千葉

千葉日報 
自閉症の子どもたちの絵を展示する展覧会「言葉を越えて展」が10日、流山市生涯学習センターで始まった。日本や中国など国籍もさまざまな子の作品約100点を紹介。鮮やかな色彩感覚や大胆な構図の絵が並び、訪れる市民を驚かせている。自閉症の子どもらにアートを通した社会参加を促そうと設立されたボランティア団体「AOart」の活動に賛同した日本の美術家らが実行委員会をつくり展覧会を企画。18日まで。入場無料。

障害者ら、個性アートに 湖南で作品展、6施設が順次出展 滋賀

京都新聞 
滋賀県湖南市の福祉施設を利用する障害者たちの作品を紹介する「こなん 出会いのアート展」が同市東寺4丁目のじゅらくの里福祉パーク館で開かれている。市の糸賀一雄生誕100年記念事業で、来年3月まで計6施設が順次、出展する。アート展の最初を飾っているのは知的障害者施設「もみじ・あざみ寮」で寮生活を送る障害者約70人の作品。自己表現した陶器や絵画、織物など約450点を展示している。28日まで。月曜休館。

障害者就労、農業に手応え 静岡の支援施設 静岡

静岡新聞社 
静岡市清水区三保の障害者就労支援施設「ハミング」(森早苗施設長)が2年前から取り組んでいる農業生産が軌道に乗り始めた。地元農家やJAしみずの支援でエダマメやブロッコリーなど、6種類以上を年間を通じて生産・販売する。自動車部品製造に頼っていた利用者の収入の安定化を図っている。地元農家がボランティアでノウハウを指導するほか、JAしみずも地域貢献事業として職員による営農指導、直営店を活用した販路確保で後押しする。ハミングの森施設長は「土地や営農支援など幸運な条件がそろった」と感謝しながら、「利用者の明るい表情が増えてうれしい」と手応えを感じている。

サクサク焼き菓子を共同開発 「宮古の土産に」 岩手

岩手日報 
宮古市の障害者自立施設、自立更生会「宮古アビリティーセンター」(越田孝弘施設長)と津波で被災した「中村屋せんべい店」(中村貞雄社長)、宮古商高美術部(中里葵部長)は、焼き菓子の新製品「みなと3939(さくさく)」を共同開発した。13日から同センターの福祉作業所「あびさぁべ」=同市茂市=などで販売を始める。関係者は「宮古の代表的なお土産に育てていきたい」と意気込んでいる。ラベルの原案とネーミングは同校美術部が担当。同市の名勝・浄土ケ浜を見つめる女子高生を描いた爽やかなラベルに、「宮古商高」「中村屋せんべい店」「豆乳」の頭文字と食感から名付けられた商品名がマッチする。

2013年7月12日金曜日

成年被後見人が狛江で体験投票 認められた「一票」万全に 東京

東京新聞 
成年後見人が付いた知的障害者や高齢者ら被後見人の選挙権が今回の参院選から回復したことを受け、東京都狛江市は十日、成年被後見人による体験投票を行った。障害者十六人と家族、施設関係者らが参加。知的障害者の家族でつくる「全日本手をつなぐ育成会」(港区)の室津大吾政策担当室長は「公選法改正後、行政が企画する体験投票は全国的に聞いたことがない。本番に抵抗なく臨める」と評価した。

東ちづる 自閉症啓発活動のテーマソング発表

東スポWeb 
自閉症の啓発活動などを行っている一般社団法人「Get in touch」は10日、都内でテーマソングの制作発表会見を開催し、理事長を務める女優東ちづる(53)らが出席した。テーマソング「Get in touch」は「5代目うたのおにいさん」で、同法人の理事・かしわ哲(63)が書き下ろした楽曲。東は現在、レコーディングに臨んでおり「音楽は見えない壁を越えるということ。たくさんの人に演奏、歌ってもらって楽しく社会が変わってくれればいいかなと思います」と話した。

2013年7月11日木曜日

自閉症に「母親由来の抗体」が関係、研究

AFPBB News 
未だ謎の多い自閉症を研究する研究専門家らのチームは9日、胎児の発達中の脳にあるタンパク質を標的にする母親由来の抗体群を発見したと発表した。医学誌「Translational Psychiatry」に掲載された報告書によると、研究チームは自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもの母親246人と、障害のない子どもの母親149人を比較し、ASDの子どもの母親のグループでは、全体の4分の1近くにこの抗体群の組み合わせがあることを突き止めたという。

障害者でつくる文芸誌 稚内の「ノース」創刊1周年 北海道

北海道新聞 
障害のある人たちでつくる文芸誌「文芸ノース」が昨年6月から2カ月に1回の刊行を重ね、創刊1周年を迎えた。6月26日発行の第6号で通算7冊目。小説やエッセー、詩など、思い思いの作品をまとめた冊子は、発表の場だけにとどまらず、メンバー同士の交流を深め、生きがいの一つになっている。文芸誌は、NPO法人ノース工房が市内で運営する市障がい者地域活動支援センター「さろん きずな」と工房利用者の作品を掲載している。1回80部ずつ刊行。B5判、25ページほどで200円。

うどん店で接客挑戦 登別の障害者施設、敷地内に11月開店 北海道

北海道新聞 
障害者就労継続支援施設「月とらいおん」(幸町3)は11月に敷地内でさぬきうどん店を開店させるため8日、地鎮祭を行った。店では調理だけでなく接客まで障害者たちが担当する。同施設は「店の仕事を通してさまざまな経験を積んでもらい、施設外での就労に結びつけたい」と話している。調理から会計までの仕事を覚えてもらうことが障害者の自立につながると考え、客の感想も聞ける飲食形式の店を開設することを決めた。施設は国道36号に面しているため、ドライバーらに気軽に食べられるさぬきうどんを扱うことにした。

2013年7月10日水曜日

障害者から横領の弁護士に実刑 成年後見制度を悪用

47NEWS 
成年後見人として財産を管理していた知的障害者の男性の預金口座から現金1270万円を着服したとして、業務上横領などの罪に問われた弁護士、関康郎被告(52)に東京地裁は9日、懲役2年6月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。鹿野伸二裁判長は判決理由で「成年後見人に選任された弁護士としての信頼を裏切り、強い非難は免れない」と批判。「横領を隠すために通帳の写しを偽造するなど巧妙な犯行で、刑事責任は重大だ」と述べ、最後に「同じ法曹として残念だ」と付言した。

楽しく学べる!障害児学級にタブレット端末 滋賀

読売新聞 
知的障害などのある子どもが学ぶ滋賀県草津市の小中学校の特別支援学級で、タブレット型多機能端末を活用した県内初の授業が始まっている。見たり聞いたり感じたりした通りに指先で触るだけで操作できるため、ほとんどの児童がすぐ使えるようになったという。1人1台ずつ持たせ、発達や障害の程度に合わせた学習も可能で、同市教委は「ノートと黒板ではできなかった授業で、学習の幅が広がりそう」と期待する。

2013年7月9日火曜日

発達障害児に寄り添い 5大学短大で始動 佐賀

佐賀新聞 
幼児教育や保育を志す学生に発達障害児への対応や療育指導の知識、ノウハウを伝える教育プログラムが7日、佐賀県内の5大学・短大の学生を対象に始まった。初回は、自閉症の子どもを育てる母親らが登壇し、当事者や家族が抱える悩みを吐露。学生たちは質の高い保育、教育者に必要なことを考えた。プログラムは、佐賀大、西九州大、同大短大部、佐賀女子短大、九州龍谷短大が共同で本年度から実施。年2回の講義と30時間の現場実習からなる共通科目、各大学で開講される小児医療、福祉・家族支援など4分野の選択科目で計20単位以上取得すると、「子ども発達支援士(基礎)」の独自資格を認定する。

自閉症と診断された3歳の少女、素晴らしい絵の才能を開花させる

ギズモード・ジャパン 
今回の話の主人公は、ネットで話題のイギリスに住む3歳の少女アイリスちゃん。彼女は言葉を話すことができません。初めは「耳が悪いのかもしれない」と思っていた両親ですが、医者からは「自閉症」との診断結果。そして、ここから両親の苦悩は始まります。

2013年7月7日日曜日

知的障害者へエアガン 施設元管理職に有罪判決

読売新聞 
福岡県小郡おごおり市の障害者就労支援施設「ひまわり」で起きた虐待事件で、3件の暴行罪に問われた元支援次長坂本静治被告(48)の判決が5日、福岡地裁久留米支部であった。大原純平裁判官は「極めて卑劣な犯行だが、社会的制裁も受けている」と述べ、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。

船橋に見つけにくいパン工房「ろーずまりー」障がい者支援施設 船橋

船橋経済新聞 
船橋・湯田喜野井の閑静な住宅街の一角にパン工房「ろーずまりー」(船橋市田喜野井3、TEL 047-404-3745)がオープンして1カ月が過ぎた。同店は、障がい者自立支援法における「就労継続支援事業B型」に認定されている作業所で、NPO法人の「しーど」が経営する。新築一戸建ての建物をそのままパン工房として使っており、キッチンスペースにパン焼き窯を設置し、作業などはここで行っている。隣の8畳ほどの洋室は店舗スペースとして使い、商品を陳列している。店舗内外はバリアフリー対応になっている。

2013年7月6日土曜日

障害者の芸術に公的支援始まる 体全体で描く絵、個展も ふぞろいな音楽はCMに

MSN産経ニュース 
思い通りに動かない手で色鉛筆を握り、体全体で描いた絵は見る人の心をつかむ。CMになったふぞろいな音楽に聴衆は引きつけられる。厚生労働省と文化庁が支援に乗り出すなど、障害者の芸術が注目される中、本格的に創作活動に取り組む作業所や福祉施設が増えている。個展を開く人もおり、自立を目指す障害者の大きな助けとなりつつある。

夏乗り切る新商品販売 障害者支援 金沢の菓子工房 石川

中日新聞 
障害者の就労を支援している菓子工房「プレザン」(金沢市大額)は、夏向けの新商品を発売した。今春から経験豊富なパティシエをスタッフとして迎え、味や素材に一段とこだわった自信のスイーツ。一部スーパーやイベントなどで販売するが限られており、販売場所を提供してくれる店舗を募っている。新商品は、口溶けなめらかなムースの上にゼリーをのせた「ジュレ」(一つ百五十円)、とろけるような食感の「窯出し生クリームプリン」(同二百円)、カステラの上にレアチーズをのせてブルーベリーをトッピングした「レアチーズケーキ」(同百五十円)の三種類。ジュレはジンジャーエール、パッションフルーツ、青リンゴの三種類あり、見た目にも涼しげだ。

2013年7月5日金曜日

発達障害のある生徒の高校選び 岡山

山陽新聞 

WEBニュース岡山(動画)

2013年7月4日木曜日

特定の体外受精法、知的障害のリスク微増

AFPBB News 
体外受精法(IVF)の1つで男性不妊に用いられる「卵細胞質内精子注入法(ICSI)」と知的障害のリスクの微増に関連性がみられたとの研究が、2日の米医学誌「米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association、JAMA)」に掲載された。研究は同種の研究では過去最大規模で、スウェーデンで1982~2007年に生まれた子ども250万人の記録を基に行われた。英米の研究チームは体外受精で誕生した3万959人(全体の1.2%)を対象に自閉症と知的障害の症例を分析した。

障害児の普通学級就学ホットライン:8、9日に電話相談 千葉

毎日新聞 
発達の遅れやハンディキャップのある子どもたちが、地元小学校の普通学級で学ぶことを応援しているボランティア市民団体「障害児を普通学校へ・全国連絡会」(本部・東京都世田谷区)は8〜10日に「全国一斉 障害児の普通学級就学ホットライン」を開設する。18都県が参加する。同会によると、学校のエレベーター設置や看護師の配置などが進んでおり、呼吸器などを必要とする子どもたちも普通学級で学ぶことが多くなってきたという。

2013年7月3日水曜日

英で大反響!レシピ本「寿司スリム」自閉症の息子のため

livedoor 
「自閉症の息子のおかげで本を出せたのだと思います。感謝しなければ…」
英語で初めて書いた料理のレシピ本「寿司スリム」が、オンライン書店アマゾンに注目され、120万冊もの契約につながった。16歳で日本を飛び出し、米国に留学。大学卒業後、いったん帰国した際、来日公演中だった英ロックバンド「ジーザス・ジョーンズ」のドラマーと知り合い、2年半後に結婚、渡英した。転機が訪れたのは長男、リオン君(14)が3歳半のときだった。自閉症で治る見込みはないと診断されたのだ。

2013年7月1日月曜日

ドリプラ:障害者支援施設の職員ら、「夢」語り共感広がる 東京

毎日新聞 
障害者支援施設の職員たちが、実現させたい夢を発表する「知的・発達障がい者福祉サポーターズ ドリームプラン・プレゼンテーション」(実行委員会主催)が、国立市谷保の同施設「滝乃川学園」で開かれ、東京、神奈川、長野、徳島の4都県の職員や施設長ら10人が来場者約300人を前に思いを語った。障害者福祉の現場としては初めての試みで、終了後も共感が広がっている。ドリームプラン・プレゼンテーション(ドリプラ)は、社会貢献度や独自性の高い夢を語り、支援者を広げて実現につなげるイベント。企業支援会社が2007年に東京で初開催し、賛同者による地域や業界ごとに各地で広がってきた。

障害者 仕事のスキル競う 和歌山

読売新聞
「県障害者技能競技大会(アビリンピック和歌山)」が29日、和歌山市園部の高齢・障害・求職者雇用支援機構和歌山職業訓練支援センターで開かれた。特別支援学校や授産施設から15歳以上の男女35人が参加し、日頃の仕事や訓練の成果を競い合った。同大会は障害者の職業能力の向上や、雇用の促進を図ることを目的に、全国で毎年開催。各種目の優勝者は、11月に千葉市で行われる全国大会に出場する。

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