2013年7月22日月曜日

英のはしか流行、ワクチン問題視した15年前の論文に翻弄されて

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 
アリシア・ジェンキンズさんの耳の後ろに特徴的な発疹が現れたとき、祖母のマーガレット・マグフォードさんは自分が15年前に下した決断がその原因であることにすぐに気づいた。ジェンキンズさんが乳児だった1998年当時、ウェールズ南西部に位置するこの地域は、はしかとおたふく風邪、風疹の3種混合ワクチン(MMR)への抵抗が特に強かった。英国人医師アンドリュー・ウェイクフィールド氏がこのワクチンが自閉症を引き起こす恐れがあると示唆すると、地元紙がさかんに書き立てて、多くの親が子どもにこのワクチンの接種を受けさせなかった。この主張の誤りが証明されたあとも、抵抗は続いた。そのつけを払うときがやってきた。

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