2012年10月31日水曜日

障害者支援152事業所で利用低調

NHK 
障害のある人たちが自立し、日常生活を行えるよう介護や就労の支援をしている各地の事業所のうち、国の補助金21億円余りをかけて整備された152の事業所でサービスの利用が低調なことが分かり、会計検査院は不適切だとして、厚生労働省に改善を求める方針です。国の補助金21億6000万円余りをかけて整備された152の事業所で、178のサービスの利用が低調になっていることが分かりました。このうち106のサービスは利用率が50%未満にとどまっているほか、利用率が低く廃止になったサービスや、障害者の利用がまったくないものもあったということです。

野洲養護学校:「大規模化は不安」 増築案に批判の声 滋賀

毎日新聞 
児童生徒の急増で施設確保を迫られている野洲養護学校(野洲市小南)で29日、県教委による対応策の説明会が開かれた。同校敷地内に3階建て校舎を増築する案が示され、保護者たちからは「これ以上の大規模化は、安全面や学習環境の確保に不安がある」などと批判が相次いだ。県教委学校教育課の堀部栄次・特別支援教室長は「現時点では、新設する時間と適切な用地がない」と説明。同校の安井裕子・PTA会長は「歩み寄りが大事だとは思うが、増築案は現状認識が全くできておらず、さらに不安が増した」と話した。

企業と障害者施設がジビエカレー商品化で協力 名古屋

中日新聞 
県内の企業と障害者施設がタッグを組み、ニホンジカ肉の煮込みカレーの真空パック商品生産に取り組んでいる。食肉に回る量が少ない野生獣肉「ジビエ」の利用率アップを図ると同時に、障害者の雇用拡大につなげる一石二鳥を狙う。茅野市の仏料理店オーナーシェフで、ジビエ料理の普及に努める「日本ジビエ振興協議会」の藤木徳彦代表を中心に、信濃町で障害者の就労支援施設を営むNPO法人「SUN(サン)」や、県内企業三社らが取り組みに参加する。

自家焙煎アイスコーヒー好評 平泉の福祉施設 岩手

岩手日報 
平泉町平泉の知的障害者支援事業所「たけとんぼ」(得田和明施設長)が今夏から販売しているペットボトル入りアイスコーヒーの売れ行きが好調だ。コクの深さとブラックながらほのかに甘い2種類のブレンドを用意。ラベルに源義経公や静御前をデザインするなど細部にもこだわり、今後も販売を通じて「世界遺産の町平泉」をさらに盛り上げる構えだ。1本500円。平泉駅や町内の主要商店などで販売している。

2012年10月30日火曜日

「がっせぇ」芸術見て 兵庫

朝日新聞 
但馬在住の知的障害者ら108人の芸術作品を集めた第3回「がっせぇアート」が27日、養父市八鹿町国木の但馬長寿の郷で始まった。色彩豊かな絵画を中心に、さをり織りや粘土細工など219点が会場に並んでいる。11月3日まで。

2012年10月29日月曜日

新設コース“消滅” 座学敬遠?委託先なく 県の障害者職業訓練 千葉

千葉日報 
国が県を通じて民間企業やNPO法人に委託する障害者向け職業訓練のうち、座学と実習をセットにした「デュアル訓練コース」の本年度の委託先が一つもなく、コースそのものが“消滅”していたことが分かった。スタート初年の昨年度は20人の募集枠に対し応募はわずか2人で、就職実績はゼロ。募集を手掛けた県は「障害者に敬遠されがちな座学の必要性など周知が不十分だった」と分析。来春から障害者の法定雇用率が引き上がるのを前に、障害者のニーズ把握や企業の理解促進など見直しが迫られそうだ。

2012年10月28日日曜日

障害者のサブレ 空自が支援 包装紙に戦闘機 福岡

西日本新聞 
障害者の共同作業所を運営する築上町小山田の社会福祉法人恵愛会は、航空自衛隊築城基地(築上町)と同町観光協会と協力し「こすもすサブレ」を28日から発売する。サブレの小分け包装紙に同基地所属のF15、F2戦闘機のシルエットを掲載。16枚箱入り(1500円)の包装紙には、両戦闘機の飛行写真を載せた。28日に開催される航空祭や同町物産館「メタセの杜(もり)」で販売する。

2012年10月27日土曜日

ADHD薬、成人からでも適応 国内初、米系企業に承認

朝日新聞 
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬「ストラテラ」が、成人期(18歳以上)からでも服用できるようになった。発売元の日本イーライリリー(神戸市)が厚生労働省から承認を得た。成人期から使える薬は国内では初めてという。ADHDは発達障害の一つで、「ストラテラ」はそうした症状を改善するというが、これまで国内で承認されていたのは小児期(6歳以上18歳未満)が原則で、18歳以上の人は小児期から飲み続けている場合に限られていた。服用には医師の処方が必要で、吐き気や食欲減退などの副作用が出る場合もある。

感性 舞台に共鳴 障害者と健常者 香川

朝日新聞
知的障害のある人が参加する高松市のロックバンドと、耳の不自由な人が参加する川崎市の人形劇団が、高松市で27日に合同公演する。両団体とも、障害のある人とない人が共にステージをつくりあげる。ロックバンドは、知的障害のある人と福祉施設職員ら計14人の「WALKS」。一方の人形劇団は、ろう者ならではの感性を採り入れた創作劇を全国各地で公演する「デフ・パペットシアター・ひとみ」。高松市西宝町2丁目の県教育会館ミューズホールで午後2時からWALKS、午後3時からひとみが演じる。入場料は大人2300円、小・中・高校生1200円。

2012年10月26日金曜日

傷害:知的障害の少女殴り死なせる、容疑の41歳男逮捕 北海道

毎日新聞 
同居する内縁の妻の子供の女子中学生を繰り返し殴ったとして、北海道警室蘭署は25日、登別市中央町1、無職、石川哲也容疑者(41)を傷害容疑で逮捕した。中学生は約18時間後に病院で死亡。同署は司法解剖して死亡と暴行の因果関係を調べる。また中学生の体には他にも殴られたような痕があり、日常的な虐待がなかったか調べる。

2012年10月25日木曜日

知的障がいの半数は遺伝ではなく遺伝子の突然変異が原因

QLifePro医療ニュース 
新しい研究結果によると、重症の知的障がい者のうち半分以上は非規則的な突然変異による遺伝子の欠陥によるものであり、親からの遺伝的障害ではないということが発見された。研究者たちはこの研究のために51人の子供とその親の遺伝子構造を調べた。その結果、55%以上のケースにおいて、障害に関係する欠陥遺伝子を親が持っているという事実は発見されなかった。

授産施設で非常食製造 北海道

北海道新聞 
江差町内田沢町の旧日明小の敷地で、社会福祉法人「江差福祉会」(半沢節子理事長)の知的障害者授産施設「あすなろ日明センター」が完成した。東日本大震災で防災意識が高まる中、この施設では同会が考案した非常食用ビスケットを製造している。製造する非常食用ビスケットは、長さ6センチほどの長方形で7年間保存できる。1日3万本を製造。売り上げは月5千万円を見込む。1箱4本入りで、防災用品販売大手のミドリ安全(東京)が、自社のプライベートブランドとして販売する。

2012年10月24日水曜日

障害者の工賃向上計画 千葉県が策定

読売新聞 
千葉県は、「就労継続支援B型事業所」で働く障害者の工賃(給料)向上を目指すため「県工賃向上計画」を策定した。2011年度は平均で月額1万1996円だった工賃を14年度までに1万8000円へ引き上げることを目標に掲げた。障害者の自立を促すことが目的だが、現場からは「景気の低迷で難しい」との声が聞かれる。

石原に障害者のケアホーム建設 ふくちやま福祉会 京都

両丹日日新聞 
福知山市奥野部の社会福祉法人ふくちやま福祉会(矢野利生理事長)は、働く障害者が、必要な介護を受けながら地域の一員として共同で住むことができるケアホーム「ホーム石原(仮称)」を、同市石原で建設する。来年4月の開設を目指す。福祉会は、奥野部などで障害者授産施設を複数運営しており、「自分たちも働きたい」との強い願いを持つ障害者たちが大勢通所している。通所者の中から居住型の施設を求める声があり、ケアホーム建設構想を進めてきた。

11府県の障害者 スイーツ甲子園 兵庫

朝日新聞 
障害者施設で作るお菓子の味を競う「スイーツ甲子園」が11月3日、神戸市中央区元町通6丁目の元町商店街で開かれる。4回目となる今年は東日本大震災の被災地を含む11府県から15施設が参加。あられやラスク、クッキーなど和洋のスイーツを無料で味わえる。「スイーツの街・神戸のプロも認める商品ということを知ってもらおう」と、県が障害者の就労を支援するNPO法人・兵庫セルプセンターと一緒に始めた。菓子のプロが選考委員を務める「甲子園」で受賞することで障害者施設の販路開拓に役立ててもらうことを狙っている。

2012年10月23日火曜日

乗降客対応、堂々できた 近鉄奈良駅で職場実習/県立高等養護学校生 奈良

奈良新聞 
奈良市の近鉄奈良駅(竹林貢駅長)で16〜18日の3日間、県立高等養護学校(田原本町宮森、住本友成校長)の生徒が職場実習を行った。同社が知的障害のある生徒の職場実習を受け入れるのは今回が初。関係者は、障害者の社会参加を広げる動きとして歓迎している。外国人とのコミュニケーションも堂々とこなし、「駅の仕事は外から見ている以上に大変。でも、ちゃんとできてよかった」と話した。

横浜市:福祉パス、有料化方針 3200円負担、軽度知的障害に交付も 神奈川

毎日新聞 
横浜市は、障害者が無料で市内の路線バスや市営地下鉄などを利用できる「福祉パス」を有料化する方針を打ち出した。条例制定を経て、来年10月実施を想定する。ただし、利用者への意見募集では、6割が見直しに理解を示したものの、反対も根強い。市は利用者や市民の意見を踏まえ、最終的な方針を決める。市は障害者の外出支援制度の見直しを検討しており、福祉パス有料化はその一環。市の見直し案は、利用者に年間3200円を負担してもらう一方、交付範囲を市内に約7800人いる軽度の知的障害者にまで拡大する内容。

県の障害者工賃向上計画 「作る」から「売る」へ 茨城

茨城新聞 
障害者が働く福祉事業所の工賃を引き上げるため、県は「県工賃向上計画」(2012〜14年度)を策定した。これまでは「作る」に主眼が置かれており、11年度の県内の1人当たり月額平均工賃は1万684円にとどまった。新計画は「売る」をより意識し、事業所に民間企業OBらを派遣して企業的経営手法を取り入れ、製品の販路や新規受注の拡大などを図る。最終年度には11年度の約1・4倍に当たる月額1万5千円を目指す。

2012年10月22日月曜日

アビリンピックが長野で開幕 304選手技能競う 長野

信濃毎日新聞 
障害のある人たちが、職場などで培った技能を競う第33回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)は20日午前、長野市のホクト文化ホール(県民文化会館)で開会式を行った。過去最多23人の県内選手を含め、全国から15歳以上の304選手が参加。21日に同市内で計26種目・職種を行い、日ごろ培ってきた技能を競う。県内が主会場となるのは初めて。

2012年10月21日日曜日

iPadで発達障害支援 埼玉

朝日新聞 
「日本発達障害ネットワーク埼玉」は27日、県障害者交流センター(さいたま市浦和区)で講演会「テクノロジーの発展が変える 発達障害のある人たちの生活と教育」を開く。東大先端研の近藤武夫講師が、障害のある子へのIT支援の実情や方法を話す。iPadの基本機能を使った支援の体験も。保護者や支援者が対象で定員80人。千円。

プロに喫茶サービス学ぶ 今市特別支援学校生 栃木

下野新聞 
今市特別支援学校高等部の1、2年生14人がこのほど、山内のレストラン「明治の館」別館で校外学習を行い、山元実総料理長から喫茶サービスを学んだ。プロの指導を受け、11月の学校祭や現場での実習に生かせる知識や技術を身に付けることが狙い。同レストランの協力で昨年度から行われている。

絵・書・詩 小さな巨匠たち 熊本

朝日新聞 
県内外の特別支援学級の小中学生8人の絵や書、詩など約130点を展示した「“大城組”の小さな巨匠たち展2012」が熊本大五高記念館(熊本市中央区黒髪2丁目)で開かれている。ハンディを抱えながらも制作に取り組む子どもたちの才能が光っている。大城組は2009年、同市内の小学校で特別支援学級を担当する大城由紀子教諭(53)の働きかけで発足。支援学級の子どもや保護者ら20人余がメンバーだ。作品展は同年、障害者をアートで支援するNPO法人の後押しで始めたのがきっかけで、これまでに約10回開いた。展示は28日まで、午前10~午後4時(入場は3時半まで)。無料、火曜休館。

2012年10月20日土曜日

発達障害者に就業体験 徳島

読売新聞 
高校段階の発達障害者を対象とした全国初の特別支援学校が、徳島県小松島市に開校し、1期生27人が社会的自立を目指して就業体験に励んでいる。同校は県立みなと高等学園。病弱または知的障害を伴う発達障害者を受け入れる。高校は入試によって一定の学力以上の生徒が進むことを想定しており、発達障害者への個別支援は手薄になりやすい。このため、発達障害の子を持つ親が、就労に向けた専門的な支援を要望したのを受けて、県が今春開校した。

「ブライダルベア」注文販売開始 伊那の障害者施設で 長野

信濃毎日新聞 
伊那市山寺の障害者社会就労支援センター「ゆめわーく」は、利用者の作った熊の縫いぐるみにウエディングドレスやえんび服を着せた「ブライダルベア」の注文販売を始めた。付加価値を高め、バザーなどで並べて宣伝し、利用者の工賃収入の増加につなげたい考えだ。縫いぐるみは、伊那市役所などでのバザーで販売。昨年からは駒ケ根市福岡の「養命酒健康の森記念館」でも常時販売している。価格は2500~2800円。ブライダルベアはペアで1万円。

アート美術館 ネット開設 障害者8人いつでも力作紹介 石川

中日新聞 
芸術活動に励む障害者八人が所属する民間団体「金沢アート工房」は十八日、美術の形式にとらわれない自由な作品を紹介する「金沢アウトサイダー・アート美術館」をインターネット上に開設した。ネット上の美術館では八人の個性や作品を数点紹介。展示作品は徐々に増やし、ギャラリー機能を高める。作品やポストカードなどのグッズも販売。併せて、障害者の創作活動を支援している金沢アート工房の活動を広める小冊子も五百部作成した。

2012年10月19日金曜日

東大、自閉症関連分子「Neuroligin」が脳神経細胞シナプスの制御メカニズムに関わることを発見

日本経済新聞 
東京大学大学院薬学系研究科の富田泰輔准教授、鈴木邦道大学院生、松木則夫教授、福山透教授、同 大学院医学系研究科 岩坪威教授、慶應義塾大学医学部の堀内圭輔特別研究講師、京都大学再生医科学研究所の瀬原淳子教授、独キール大学のPaul Saftig教授らのグループは共同で、脳神経細胞シナプスの制御を行う新規メカニズムを発見しました。研究グループは、シナプス形成に必須の分子であり、自閉症の発症と関連が示されているシナプス膜タンパク質Neuroliginに着目しました。そして、まず興奮性の神経活動によって、タンパク質切断酵素であるプロテアーゼが活性化しNeuroliginが切断を受けること、その結果Neuroliginの量が減少して、神経細胞シナプス形成が制御されるという一連の流れを見出しました。また切断現象の責任プロテアーゼとしてADAM10とγセクレターゼの関与を明らかにしました。

レクリエーション:輪投げ、風船バレー、ミニボウリング 障害ある子、のびのび遊ばせて 福岡

毎日新聞 
障害のある子供をのびのび自由に遊ばせませんか。行橋市の「わたる会」(共生・共育を考える障がい児・者の親会)が20日午後2〜4時、同市中津熊のウィズゆくはしトレーニングルームでレクリエーション会を開く。わたる会は身体・知的・発達障害のある子をもつ親の集まりで、約20年前から活動している。当日はミニボウリングや輪投げ、新聞紙を使った紙風船作りや風船バレーなどを予定している。年齢制限はなく、幼児から中学生まで楽しめるという。参加は無料。

発達障害児の自立を支援、専門家が講演会へ 神奈川

カナロコ 
発達障害児の成長段階に合わせた悩みに専門家が応える講演会が28日と11月18日、いずれも相模原市緑区の「サン・エールさがみはら」で開かれる。発達障害の子どもを持つ親や支援者でつくるNPO「発達障害の会 神奈川オアシス」の主催。28日は、信州大学教育学部教授の高橋知音さんが「社会に出て行く力を伸ばす~子どもの自立に必要な支援とは」と題し、大学進学や就労などライフステージごとに子どもが直面する問題と支援方法を解説。11月18日は、大正大学講師の川俣智路さんが「思春期・青年期へのサポート~ひとりで抱え込まないために」のタイトルで本人との接し方などに加え、周囲や関係機関への支援の求め方も助言する。参加費は各日500円。

広がれ障害者への理解、愛川町に「サポーターのいるお店」 神奈川

カナロコ 
見かけから言動を誤解されやすい知的障害者や精神障害者らを理解し、サポートする店を増やそうという活動が愛川町で始まった。町社会福祉協議会が進めているもので、まずはコンビニエンスストアに広めようと考えている。「知的障がい者サポーターのいるお店」は、町社協が行った「知的障がい児・者サポーター養成講座」を受講した店員がいる店を認定している。同講座では3日間で障害者や保護者らの話を聞くなどして障害への理解を深める。修了者には紺のリストバンドが交付される。1号店となったセブン-イレブン愛川半原店(同町半原)の三好正秋オーナー(70)は「行き場のない障害者は、コンビニが落ち着く場だったりする。店員が理解できていれば問題ないし、保護者も安心できる」と話す。

漢検4級に合格 障害者に補助金 香川

朝日新聞 
英検や漢検、ワープロ実務といった資格検定に合格した障害者の高校生に受検料を補助する制度を、坂出市が今月から始めた。障害者が就職しやすくなるように資格取得を促すのが目的。第1号として17日、香川大付属特別支援学校高等部3年の今井和馬さん(18)に補助金が交付された。市が指定する資格試験には、あんまマッサージ指圧師、パソコン入力スピード認定試験などがある。障害者の就労支援として市はこのほかに、障害者の実習を受け入れた企業に奨励金を出したり、就職が決まった障害者に支度金を出したりする。

一歩・障害を越えて:古民家カフェ誕生 就労支援、共生の場に 奈良

毎日新聞 
障害のある人が地域社会で共に働き、暮らしていくための支援を行っているNPO法人が運営するカフェ「Machiya わ Cafe 壺音洞(こいんどう)」(奈良市小西町12の1)が17日、オープンした。「ほっこり、ゆっくり」をコンセプトに、癒やし空間を提供する。奈良市のNPO法人「COM」(吉澤佳子理事長)が運営する同店は、大正11(1922)年以前に建てられた古民家を改修。大正〜昭和初期に俳句サロンとして使われており、「壺音洞」はそのサロン名を受け継いだという。午前11時〜午後5時、日・月曜定休。

2012年10月18日木曜日

京急にはねられ17歳死亡 知的障害の男子生徒、危険性認識できず踏切に? 神奈川

MSN産経ニュース 
16日午後7時40分ごろ、神奈川県横須賀市舟倉の京浜急行久里浜線の北久里浜-京急久里浜間の踏切で、同市の特別支援学校3年の男子生徒(17)が、品川発三崎口行き電車にはねられ死亡した。浦賀署によると、生徒は知的障害があり、危険性を認識する能力が低いという。踏切に進入する直前に警報機が作動したが危険性を認識できず入り、電車にはねられた可能性があるとみて詳しい状況を調べている。

2012年10月17日水曜日

母と二人三脚 悲願の金を ダウン症・岡村さん 大阪

読売新聞 
11月にイタリアで開催される競技会「ダウン症世界水泳選手権大会」に大阪市平野区背戸口2の岡村実幸(みゆき)さん(24)が日本代表として出場する。重度の知的障害に加え、身体の一部に障害を持つ岡村さんだが、母親の恵子さん(56)の支えで猛練習を続け、3度目の出場で悲願の金メダルを狙う。妊婦の血液で胎児がダウン症かどうか高い精度でわかる「出生前診断」について議論が巻き起こる中、恵子さんは「水の中を自由に泳ぐ娘の姿を知って、多くの人にダウン症についても考えてほしい」と話す。

全国の障害者と技競う 高知

読売新聞 
障害者が仕事の能力を競う「第33回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」(20日開幕・長野市)の県代表6人が16日、県庁を訪れ、尾崎知事らの激励を受けた。パソコンのプログラムや接客など、障害を乗り越えて培った“技”を披露し、県勢では2005年大会以来となる金賞を狙う。大会は22日まで、ホクト文化ホール(長野市)などで行われ、308人が23種目で競う。

難関の農技検定合格で仕事へさらに熱意 青森

デーリー東北新聞社 Online Service 
7月に行われた日本農業技術検定3級で、階上町のまき・ストーブ販売業「朝日農林」(月舘淳子社長)に勤める八戸市の石沢祐槻さん(21)と阿部晃平さん(20)が合格を果たした。2人とも知的障害者B級に認定されており、難関とされる同試験に知的障害者が合格するのは、青森県内で初めてという。2人は大きな達成感をかみしめ、仕事への熱意を燃やしている。

障害者が接客 土蔵カフェ 広島

中国新聞 
福山市鞆町に知的障害者が働くカフェ「鞆の津ミュージアム+Cafe」がオープンした。土蔵を活用し、調理場と合わせて約50平方メートルの店内は土壁が特徴。同市水呑町の社会福祉法人創樹会が障害者の工賃アップを目的に経営する。5月開館したミュージアムに隣接する土蔵を、日本財団の助成金などをもとに改装。今月上旬に開いた。5種の紅茶や手作りのパンケーキなどのメニューがある。同会運営の就労継続支援事業所の利用者たち7人が交代で勤務する。午前11時~午後3時。月曜定休(祝日の場合は翌火曜が休み)。

2012年10月16日火曜日

発達障害と向き合って 相模原教育会館で講演会開催へ 神奈川

カナロコ 
発達障害との向き合い方を学ぶ講演会が11月5日、相模原市中央区の相模原教育会館で開かれる。同市緑区が拠点のNPO法人「ワンダートンネル」で相談・支援活動にあたる臨床心理士千谷史子さんが、日常の接し方やパニックを起こしたときの対処法などを説明する。市民グループ「さがみはら発達障がいサポーターズ」の主催。午前10時から正午まで。費用は千円。原則事前申込制だが、当日も空きがあれば参加できる。

2012年10月15日月曜日

写真館を経営する自閉症児の母、フォトコンテストで優秀賞 神奈川

カナロコ 
横須賀市安浦町で写真館「アートフォトスタジオ」を営む写真家の斎藤記子さん(51)=同市東逸見町=が、「富士フイルム営業写真コンテスト」で優秀賞に輝いた。自閉症がある長男(16)の母としての横顔も持つ斎藤さんが目指すのは、「誰もが安心して来店できるスタジオ」。その思いやりが、写真に写る一人一人の笑顔を引き出している。

細川さんPR「命の尊さ描いた作品」 映画「天心の譜」 大阪

大阪日日新聞 
知的障害者にスポーツトレーニングと競技会の場を提供しているスペシャルオリンピックス日本名誉会長の細川佳代子さんが製作総指揮に当たったドキュメント映画「天心の譜」(エスピーオー配給)が20日から中央区心斎橋のシネマート心斎橋で公開される。これに先駆け11日、細川さんが同館を訪れ、「知的障がい者が参加した“コバケン(小林研一郎)とその仲間たちオーケストラ”の演奏活動を撮った映画をぜひ見てほしい」とPRした。

2012年10月14日日曜日

障害者の菓子工房オープン 品薄続く人気商品も 兵庫

神戸新聞 
知的障害者が洋菓子の製造に携わる障害者福祉サービス事業所「かしの木工房こはま」が今月初め、兵庫県宝塚市小浜にオープンした。同事業所で作られているクッキーやケーキは市内で販売され、中でも「宝塚フィナンシェ」は品薄が続く人気商品。新たな工房で増産体制が整い、作業に取り組む障害者たちも張り切っている。20~50代の知的障害者16人が加工から袋詰めまで、手分けをしながら作業する。現在は1日平均で、フィナンシェ180個、クッキー300個、ケーキ40本を生産している。商品の販売、注文はアンテナショップ「サザン・クオリティー」へ。

2012年10月13日土曜日

富士通、発達障害や知的障害の子供を支援するスマホアプリを開発

ケータイ Watch 
富士通は、発達障害や知的障害がある子供やその支援者、保護者を支援するAndroidスマートフォン向けアプリ「特別支援スマホアプリ」を開発した。12日より1年間、無償で公開する。「特別支援スマホアプリ」は、「タイマー」「絵カード」「筆順 ひらがな」「筆順 教育漢字」「感情」の5つのアプリで構成される。時間の経過、伝えたいことなどを視覚化し、理解の促進を図る。発達障害や知的障害がある子供は、全国の通常学級で約60万人、特別支援学校・学級を含めると約70万人いるとのことで、富士通ではユニバーサルデザインへの取り組みの一環として、今回、香川大学教育学部と共同で、スマートフォンアプリを開発した。
GooglePlayのサイトからダウンロード可能です。

発達障害者の就労考えるシンポ 滋賀

中日新聞 
発達障害者の就労を考える講演会とシンポジウム「福祉大会インおうみ~自立を目指して」が21日午後1時から、近江八幡市安土町の文芸セミナリヨで開かれる。発達障害者に対する理解は十分といえず、主催する「東近江発達障がい児(者)親の会」(ぶどうの会)の上野強代表(56)は「社会に出るとなると、たくさんの壁がある。共に考えたい」と参加を呼び掛けている。

障害者就労の現状聞く 西部圏域で移動知事室始まる 徳島

読売新聞 
西部圏域での「移動知事室」が12日始まり、三好市池田町の市保健センターで、「にし阿波 障害者を応援するつどい」が開かれた。飯泉知事や関係者ら約100人が参加、障害者就労の現状に耳を傾けるなどした。飯泉知事をコーディネーターに行われたパネルディスカッションでは、三好公共職業安定所の谷口英貴所長が、管内では障害者の雇用率が県平均を上回っていることを説明し、障害者を雇用している印刷会社の社長が「我々にはない感性を持っている」などと話した。

2012年10月12日金曜日

ひと:三宮直也さん ITで障害を持つ子どもの学習を支援

毎日新聞 
「学ぶ楽しさに気付いてもらえたら、一歩目としては成功です」。知的障害や発達障害がある子どもの学習を助ける携帯情報端末向けのアプリを開発している。フリーのプログラマーだ。転機は2年前の秋。長男に続いて当時3歳の次男が自閉症の疑いがあると診断された。IT企業で深夜まで残業する日々。子育ては妻に任せきりで負い目を感じていた。そんな中、次男に携帯端末を持たせると、やり方を教えなくてもゲームで遊び始めた。「自分の技術がこの子たちの役に立つのでは」。15年続けた会社員生活をやめ、療育支援を仕事にしようと決めた。

職員着服が相次ぐ、横浜の障害者福祉施設 神奈川

カナロコ 
横浜市泉区の障害者グループホーム「メゾン『みどり』3」に勤務する男性職員(33)が、知的障害者の施設利用料など少なくとも112万5千円を着服していたことが11日、分かった。運営支援などを行う横浜市社会福祉協議会と市が発表した。職員は3日、泉署に出頭。同署は詳しい事情を調べている。

プールで療育取り組み 発達障がい児が海洋療法 沖縄

琉球新報 
自閉傾向があり、多動などの特徴を伴う発達障がいのある子どもたちが6日、宜野座村のかんなタラソ沖縄を訪れ、海水プールで遊びを通し療育プログラムに取り組んだ。参加したのは、広島市の児童デイサービス「発達支援ルームどれみ」利用者で、小学3年から6年の5人。療育キャンプの一環で来県中で「どれみ」の作業療法士、森川敦子さんは「とてもリラックスした表情で楽しんでいた。今後も療育の一環で定期的に訪れたい」と話している。

高次脳機能障害:患者ら向け研修会 飯田で来月3日 県が参加者募集 長野

毎日新聞 
高次脳機能障害について理解を深めようと、県は11月3日午後1時半、飯田市鼎公民館(飯田市鼎中平)で患者や家族ら向けに研修会を開く。交通事故などで脳の一部が損傷し、記憶障害などの後遺症が出る。参加無料。参加者を募集中。研修会は9月の松本市に続き今年度2カ所目。東京慈恵会医科大付属第3病院の渡辺修准教授ら4人が講演する。参加申し込みは県障害者支援課へ。

2012年10月11日木曜日

ジグザグかがわ:障害者就職支援 伸び悩む県内実雇用率 出会いの場、企業の理解なお不足 香川

毎日新聞 
現在1・8%となっている民間企業の障害者法定雇用率が来年4月、2・0%へ15年ぶりに引き上げられる。全国同様、民間の実雇用率が法定値を下回る県内でも、障害者を積極的に採用するための取り組みが続く。しかし、障害に対する理解が不十分であることなどから、障害者の就職活動は厳しいのが現状だ。原因の一つが、障害に対する理解不足だ。県内の特別支援学校で指導主事を務める男性教諭(51)は「以前より減ったが、企業に就職先を求めて訪問しても、『障害者』と言うだけで拒絶されることがまだある」と話す。「(職を求める)障害者と出会う場がない」という声も事業所の採用担当者には多い。

全国初「流通・物流」,「食品加工」分野の特別支援学校技能検定を実施 広島

MSN産経ニュース 
広島県は,特別支援学校高等部に通う知的障害のある生徒の就労を支援するため,学校や関係企業団体と連携して本県独自の認定資格を開発しています。近年就職先として増加しているサービス業から5つの分野を選定し,実技による検定「特別支援学校技能検定」を行っています。「流通・物流」と「食品加工」は,全国で初めての実施であり,また,5分野の実施は全国で最多です。

障害者と客を“ツナグ” 大分市に雑貨店 大分

大分合同新聞 
県内の障害者施設から仕入れたカップやコースターなどを扱う雑貨店「若竹ビル3F2号室―ツナグミセ―」が9月、大分市府内町のビルにオープンした。型どりから仕上げまで全て担当した商品が多く並び、オーナーの柳井紀子さん(37)=豊後大野市=は「作品に触れて、障害者らが頑張っていることを知ってほしい」と話している。場所は店名と同じ若竹ビル3階。第2、4水・木曜日の午前10時~午後3時、同土・日曜日の午前11時~午後4時に営業している。

障害者や子育て支援へ女性プロジェクト始動 鹿児島

南日本新聞 
女性がアイデアを出し合って活気ある場を作り出そうというプロジェクト「天文館こまちThyme(タイム)」が、鹿児島市東千石町の「にぎわい通り大学」を拠点に始動した。第1弾は障害者支援として授産施設の商品販売をスタート。今後は子育て支援など活動の幅を広げる計画だ。

2012年10月10日水曜日

みずのき美術館:知的障害者アートを発信、「アール・ブリュット」の拠点 京都

毎日新聞 
重度知的障害者らを中心とした作家の作品を展示する「みずのき美術館」が亀岡市北町に開館し、8日から記念展「日本のアール・ブリュットについて語ろう−私たちが考えるこれからの美術」が始まった。来年3月17日まで。記念展では澤田真一さんら海外でも人気の高い作者のほか、施設入通所者による陶芸や絵画など約70点を展示中。午前10時〜午後6時(月、火曜休館)。大人400円、高大生200円、中学生以下無料。

2012年10月9日火曜日

個性光る日、中、仏の障害者美術展開催 青梅市立美術館 東京

MSN産経ニュース 
国内外の知的障害者の作品を紹介する「第23回福祉マイハート美術展」が8日、東京都青梅市滝ノ上町の市立美術館市民ギャラリーで始まった。青梅市のNPO法人「マイハート・インターナショナル」代表の熊木正則さんが知的障害児施設で働いていた昭和61年、障害者たちの作品発表の場をつくろうと奔走したのが始まり。今回は国内やフランス、中国から絵画、陶芸、手工芸など80点が集まった。16日まで(9日は休館)。入場無料。

2012年10月8日月曜日

出版:発達障害者のルポ「あなたの隣に」

毎日新聞 
アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害(ADHD)など、発達障害のある子どもや若者の現状を描いた新書「ルポ・発達障害 あなたの隣に」が出版された。下野新聞社(本社・宇都宮市)の取材班が昨年、同紙上で半年間にわたり連載したルポルタージュ記事と、その関連記事を収録。連載は今年の日本科学技術ジャーナリスト会議「科学ジャーナリスト賞」大賞を受賞した。

鮮やかな織物で魅了 手織り作家の殿塚さん 栃木

下野新聞 
市在住の殿塚はる恵さん(36)の個展が10日まで、万町のサンルートアートギャラリーで開かれている。知的障害を持つ殿塚さんが織物を始めたのは、特別支援学校を卒業した20歳の時。織物の展覧会に母と訪れたことがきっかけだった。現在は週1回の織物教室で腕を磨き、作品展や芸術祭に出品している。県芸術祭美術展工芸部門には2回入選し、「皆さんを元気にする色使い」などの講評を受けたという。

八戸で障害者施設利用者合同展示会 青森

デーリー東北新聞社 
八戸市にある障害者施設の利用者らが手作りした個性豊かな作品の合同展示即売会が、同市のショッピングセンター・ラピア1階のフェスタプラザで開かれている。同市是川の障害者サポートセンター「くるみの里」の利用者が主に出展した。来年のえとであるヘビの置物や南部裂織の小物、八戸三社大祭をモチーフにした人形など、さまざまな作品がずらり。パウンドケーキなども販売し、多くの買い物客が品定めしていた。8日まで。時間は午前10時~午後6時。入場無料。

2012年10月7日日曜日

県大笹生学園高等部生徒に体罰 悪ふざけ制止男性職員殴る 福島

福島民報 
福島県は5日、知的障害がある児童・生徒が生活する福島市の県大笹生学園で職員による体罰があったと発表した。2日、50代の男性職員が高等部の男子生徒の顔を殴った。男子生徒は右目の脇が腫れ、医療機関で受診したが、異常はなかったという。 県によると、2日午後5時ごろ、男児棟の居室で男子生徒が上唇から血を流しており、職員がティッシュペーパーで抑えるよう指示していた際、別の男子生徒が入室し、生徒に悪ふざけを始めた。 職員がこの生徒を廊下に連れ出したところもみ合いになり、生徒が職員の足を蹴ったり、つばを吐き掛けたりした。職員が制止しようとし、拳で生徒の顔を殴ったという。

障害者施設・酒蔵が新商品 茨城

朝日新聞 
知的障害のある人たちが織ったコースターと、地元産にこだわる二つの酒蔵の純米酒を組み合わせた商品「『さをり織り』日本酒」が、7日に筑西市と結城市で発売される。コースターは、筑西市の障害者支援施設「ピアしらとり」の「さをり縫製班」(25人)が製造・販売している「さをり織り」。日本酒は、筑西市の蔵元「来福酒造」の「来福」と結城市の蔵元「武勇」の「武勇」で、どちらも地元のコメで仕込んだ特別純米酒だ。この酒瓶の首にコースターをかけた。

2012年10月6日土曜日

大人の発達障害(下)特性生かして就労へ

読売新聞 
横浜市のビルの一室。20代の男女が集まり、パソコンを使った職業訓練を受けている。発達障害者の特性を生かした就労を後押しする民間会社「Kaien(カイエン)」が、同市などから受託したモデル事業の一幕だ。同社は2009年に設立。東京都内で発達障害者向けに、パソコン入力やプログラミング、面談などの訓練を行い、就職先探しも手がける。これまでに訓練生の約8割にあたる66人が就職し、職場定着率は9割以上という。

おからクッキー試作中 被災した仙台の障害者作業所 宮城

読売新聞 
震災で被災した仙台市泉区の障害者就労支援施設「すまいる作業所」が、読売光と愛の事業団による資金助成を受け、新商品のおからクッキーの試作に取り組んでいる。震災後、同施設で作っていた豆腐などの販売先が減り、売り上げが落ち込む中、「おいしい」と評判のおからを使い、ドーナツより日持ちのするクッキーを商品化し、来年の販売開始を目指している。

2012年10月5日金曜日

大人の発達障害(中)「イイトコ」褒め合い自信に

読売新聞 
向き合って座る2人がにこやかに話している。今月中旬、発達障害の当事者で作る会「イイトコサガシ」が東京都内で開いた集まり。コミュニケーション能力を高めようと、主に20~30歳代の発達障害者ら12人が参加した。直前に「青春」というテーマを与えられ、会話する。「興味がない」「知らない」は禁句だ。5分間の会話が終わると、見ていた他の参加者が、「うまい具合に次の会話を引きだしていた」「身ぶり手ぶりを交えた話し方が伝わりやすかった」などと良かった点を探して次々と褒めていく。批判やアドバイスはしない。

大人の発達障害(上)社会に出て困難に直面

読売新聞 
「職場ではいつもどなられ、つらい日々でした。学習障害(LD)と分かった時は、逆にホッとした」。宇都宮市の男性(47)はそう話す。LDの診断を受けたのは41歳。うつ病で受診した病院で初めてLDという言葉を知った。「学校の勉強は全然できなかった。のんびりした時代だったから、やり過ごせたのかもしれません」。高校卒業後に就職、公園などの保守をする部署に配属された。しかし業務を指示する文書を手渡されても内容が理解できない。「やる気があるのか」「自分で考えろ」。叱責される度に頭の中が真っ白になった。

2012年10月4日木曜日

知的障害の多くは遺伝ではなく遺伝子の突然変異によるということが明らかに

GIGAZINE 
世界には1~3%の知的障害の子どもがおり、その半数は知的障害を持っていない両親から生まれてきます。これまで知的障害の主要原因は遺伝であると考えられてきましたが、新たな研究によって知的障害のない両親を持つ知的障害児は、両親から劣性の遺伝子を受け継いだのではなく、子どもの遺伝子において新たに発生したランダムな突然変異によるケースが多いということがわかりました。

障害児の就学相談 越谷で12日に開催 埼玉

朝日新聞 
「障害がある子どもを地域の普通学級に行かせたい」と考える保護者らを対象にした就学相談会が12日、越谷市中央市民会館(越谷市越ケ谷4丁目)で開かれる。障害のある子どもの就学は、健康診断や保護者との就学相談を経て、市町村教委の就学支援委員会が審議するが、普通学級を希望しても特別支援学級を勧められることもある。実際に普通学級に通わせた保護者らの体験報告を聞き、グループや個別に相談に応じ、希望に向けて解決方法を考える。

障害者らのパン工房開店 北海道

北海道新聞 
社会福祉法人長沼陽風会(小野寺真悟理事長)の「ぱん工房陽風堂」が3日、栄町1に開店する。町内の知的障害者らが働き、地元のカボチャや道産小麦などを使ったパンを販売する。陽風会は町内や恵庭などで障害者施設を運営。札幌などの企業の下請けで、野菜加工、手提げ袋の検品などを行っている。今回、経営が順調にいけば利用者に、より高い工賃を支払えるとして、パン店の開設に踏み切った。

チャレンジショップ:一生懸命作りました パンや野菜、障害者が販売 島根

毎日新聞 
浜田市役所1階ロビーに2日、パンや菓子、野菜などを障害者が売る「チャレンジショップ 浜田きてみんさい」が開店した。広さ約9平方メートルの“店舗”に、市内の社会福祉法人やNPO法人などが運営する10の事業所で障害者が作ったクッキーやケーキ、ジャガイモ、トウモロコシなどが並んだ。次回の開店は9日。10月は計9日間を予定し、開店時間は主に正午〜午後1時。

「さくさく工房」に喫茶スペース 北区の授産所が運営 京都

京都新聞 
京都市紫野障害者授産所(北区)が運営する「さくさく工房」(同)が2日、リニューアルオープンした。従来の焼き菓子販売に加え、新たに喫茶スペースを整備し、スタッフとして関わる利用者のより広い社会参加を目指す。さくさく工房は、身体障害や知的障害がある利用者の活動場所を広げようと、2001年に開設された。以来約30種類の焼き菓子を販売する事業所として地域の人に親しまれてきた。午前9時半~午後4時。土日と祝日が定休日。

発達障害の元教諭が自伝執筆 障害への理解訴え 岡山

山陽新聞 
広汎性発達障害の診断を機に、中学教諭を退職した瑠璃(るり)真依子さん(26)=ペンネーム、岡山県内在住=が、自身の経験を綴った著書「どろだんご―発達障害と共に生きる」を発行した。人との関わり方でもがいてきた思いを素直な言葉でつづると同時に、当事者への理解を訴えている。四六判、88ページ。1050円。文芸社刊。全国の書店で販売している。

2012年10月3日水曜日

障害者の作品ショップ 3日から横浜高島屋 神奈川

MSN産経ニュース 
ハンディキャップを持った人たちが制作に関わった作品を集めた期間限定ショップ「COCORO NO WA(ココロノワ)」が3日、横浜高島屋(横浜市西区)にオープンする。9日まで。2つのブランドが出店。この内「SLOW LABEL」は、横浜市をはじめ約20の施設の障害者が国内外で活動するアーティストと組み、主に手編みや手織りで作品を制作した。

健康カフェ:装い新た、にぎわいを 障害者就労支援、社会実験で好評で再開 福岡

毎日新聞 
八幡西区の黒崎商店街カムズ通りに1日、障害者の就労を支援する「きさろく館健康カフェ」がオープンした。健康カフェは昨年9月から2カ月間、黒崎地区のにぎわいづくりの社会実験として期間限定で営業。関わった障害者や利用者、商店街などから再開を望む声が多くあり、戸畑区の障害者施設を退職した高山多美子さん(58)が、障害者の福祉サービス会社「ソーシャルファーム高山」を設立して運営にあたることになった。営業時間は午前11時〜午後6時で、土日休み。高山さんは「障害者が実際にお客さんと接して働く社会的効果は大きい」と話していた。

2012年10月2日火曜日

野市町に障害者が働く洋菓子店オープン 高知

日テレNEWS24
1日、香南市野市町にオープンした洋菓子店「スイーツハウス・ミライエ」は、安芸市身体障害者福祉会が、雇用契約を結び利用者の安定した収入につなげるA型事業所として設立した。障害のある20代から50代までの女性3人が接客を担当している。2週間前から接客の練習を繰り返したという3人は、少し緊張しながらも注文を受けたり試食を勧めたり、店内に元気な声を響かせていた。

2012年10月1日月曜日

障害者虐待防止法あす施行 SOS、受け皿整わず 自治体、人員に不安

毎日新聞 
10月1日に施行される障害者虐待防止法は、虐待を見つけた人に通報を義務付け、国や自治体に虐待防止の責任を負わせた。これまで進まなかった早期発見への期待が高まる一方、対応する側の人員整備など問題は少なくない。病院や学校での虐待も通報義務の対象とすべきだとの意見も根強く、課題も抱えてのスタートとなる。この法律を有効活用するための鍵を握るのは、相談や通報の受け皿となる自治体だ。厚生労働省によると、通報先となる「虐待防止センター」について、4月末時点ではどう整備するか未定の市区町村が6割に上っていた。

野洲養護学校、増築へ 滋賀

読売新聞 
県教委は、知的・身体障害のある児童生徒が通っている県立野洲養護学校(野洲市)について、児童生徒数の増加が目立つため、敷地内に校舎を増築する方向で検討に入った。当初は約10キロ離れた県立聾話(ろうわ)学校(栗東市)の駐車場を活用して分校を作る構想だったが、両校の保護者らの反発があり、計画を見直した。10月上旬に最終決定する見通しだ。

発達障害者施設が1日開所 広島

中国新聞 
発達障害のある子どものデイサービス施設「歩歩(ぽぽ)江田島」が10月1日、江田島市大柿町に開所する。対象は0歳~高校3年。集団でのコミュニケーション能力や生活スキルを高める療育をする。スタッフは介護福祉士2人と保育士1人、指導員3人の計6人で常時3、4人態勢で対応する。

障がい者アート展:色鮮やかな120点 福岡市役所で来月14日まで 福岡

毎日新聞 
福岡市内の知的障害者らが描いた絵画などを紹介する「公共施設障がい者アート展」が29日、市役所1階ロビーで始まった。絵の具や色鉛筆で描いた花や魚、動物など色鮮やかな作品約120点が展示されている。29日にスタートした、性別や国籍、障害の有無に関係なく暮らしやすい都市を目指すための福岡市の啓発イベント「ユニバーサル都市・福岡フェスティバル」の一環。10月14日まで。無料。

障害者の菓子店あす開店 香南市に「ミライエ」 高知

高知新聞 
障害者の就労継続支援施設を運営する安芸市の社会福祉法人「安芸市身体障害者福祉会」が準備を進めてきた洋菓子店「スイーツハウス ミライエ」が10月1日、香南市野市町西野に開店する。オープンに向け、施設利用者は接客の練習に励んでおり、「楽しみながらいろいろ勉強したい」と意気込んでいる。

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