2013年1月18日金曜日

知的障害女性に乱暴、59歳男に懲役4年 和歌山地裁「抵抗できないと認識」

MSN産経ニュース 
知的障害があり、抵抗できない女性=当時(29)=に乱暴したとして、準強姦罪に問われた無職中西光弘被告(59)に和歌山地裁は17日、懲役4年の判決を言い渡した。判決理由で柴山智裁判長は、女性が性的行為について判断する能力がなく、抵抗できないと認識した上で乱暴したと指摘し、「卑劣かつ悪質」と断じた。

取り調べあり方問う 知的障害者めぐり研修会 長崎

西日本新聞 
罪に問われた障害者を支援している社会福祉法人南高(なんこう)愛隣会(あいりんかい)(長崎県雲仙市)が、知的障害がある人の取り調べのあり方を考える研修会を26日に長崎県諫早市で開く。検察庁は検察改革の一環として、知的障害者の取り調べを録音・録画(可視化)したり、長崎地検などでは福祉の専門家を立ち会わせたりしている。こうした試みを踏まえた研修会は、最高検検事や福祉の専門職による討論などを通して、障害の特性に応じた取り調べの手法を探る。参加者を募集中。

障害者に夢 才能発掘も 美術公募展 東京

MSN産経ニュース 
障害者に芸術作品の出品を呼びかける美術公募展が注目を浴びている。東京都内で開催中の「ポコラート全国公募展」。障害者に生きがいを与えるとともに、思わぬ“才能”の発掘にも期待がかかる。「障害者のアートは純粋で光るものがある」と、同展を企画した東京芸術大学准教授の中村政人さん(49)は説明する。障害者の応募は珍しくないが、同展はプロも出品する公募展。「一般のアーティストと競い、公正に評価されることで障害者も自信を持って活動できる」という。

知的障害者によるコーラス隊 2月に舞台へ 佐賀

佐賀新聞 
知的障害者によるコーラス隊「さがスマイルズ」が結成された。佐賀県手をつなぐ育成会の会員で、県内在住の10~50代の男女ら約20人で構成。NHKの音楽番組「歌うコンシェルジュ」で知られる音楽家秦万里子さんが指導しており、ことし2月8日に小城市三日月町で開くコンサートで初めてステージに立つ。手話をしながら歌う秦さんのオリジナル曲2曲を披露しようと、練習に励んでいる。

2013年1月17日木曜日

知的障害の容疑者支援 宮城で「障がい者審査委員会」発足

河北新報 
知的障害や発達障害がある容疑者の処遇について、福祉の専門家が検察官や弁護士の要請に応じて参考意見を提供する「障がい者審査委員会」が15日、宮城県で発足した。再犯を重ねやすい障害者の更生に福祉の視点を生かす取り組みで、長崎、滋賀両県に続いて全国で3例目。委員は医師、臨床心理士ら6人。審査委は知的障害などのある容疑者が逮捕され、検察官や弁護士から依頼があった場合、容疑者(被告)から直接聞き取ったり、関係機関から資料を得たりして障害や犯行の経緯、成育歴などを調べる。

自閉症に理解を 佐野で20日講演 栃木

東京新聞 
自閉症について理解を深める講演会が二十日午後二時から、佐野市浅沼町の市文化会館で開かれる。参加無料。市医師会の主催。自閉症支援で知られる藤村出・NPO法人SUN理事長が「やさしい自閉症のススメ 自閉症の基礎・障がいとは何か・本当のバリアフリー」と題して話す。

福森伸さんが語る「”ちょいヘタ”のカッコよさ」知的障がい者施設しょうぶ学園から生まれた音パフォーマンス集団「otto&orabu」

greenz.jp 
広末涼子さんが出演しているTVCM「niko and…」のBGM。民族音楽のようなヴァイブレーションと鳴り響く不協和音は、音楽的にズレているのにどこか心地良く心に響きます。この音楽を担当しているのが「otto&orabu」という音パフォーマンス集団です。このパフォーマンス集団が所属しているのは、知的障がい者施設「しょうぶ学園」。そう、この打楽器を打ち鳴らすのは、施設の利用者達。パーカッショングループ「otto」とボイスグループ「orabu」(鹿児島弁で「叫ぶ」の意味)は、施設利用者とその職員で構成されています。

みどり香るまちづくりコン:高崎・障害者施設「のぞみの園」最高賞 花のガーデン整備 群馬

毎日新聞 
第7回「みどり香るまちづくり」企画コンテスト(環境省主催)で、独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園(高崎市寺尾町)が最高賞の環境大臣賞に選ばれた。受賞した企画は「香りでつながる共生社会〜障害のある人もない人も花々や木々の香り空間〜」。同園内にあるバス停留所北側の約330平方メートルに、キンモクセイ、ロウバイ、バラなど71種161本の樹木と、118種591株の宿根草を植栽し、「のぞみの園ガーデン」(仮称)を整備する。

ユズジャム作り:養護学校支援のボランティア、卒業生や地域つなぐ交流 滋賀

毎日新聞 
県立甲良養護学校(甲良町)を支援するボランティアグループが、ユズのジャムづくりに挑戦している。将来的にはユズジャムを地域の特産品として普及を目指し、養護学校と卒業生や地域をつなぐ活動の目玉にしたいという。田園地帯にある同校は田植えやイチゴ栽培などの農業体験を通じて地域と交流している。同町長寺西区のユズ園の一角を任され、生徒や保護者、地域の人たちが手入れや収穫をしており、同グループが「ユズを生かした学校支援と地域おこしを」と昨年からジャムづくりを始めた。

2013年1月16日水曜日

来年、福岡でSO日本夏季大会 有森さん招き21日にPR 福岡

西日本新聞 
知的障害児者の国内最大のスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス(SO)日本夏季ナショナルゲーム」が来年、県内で開かれるのをPRしようと、五輪女子マラソンのメダリスト有森裕子さんを迎えたトークショーが21日午後7時から、福岡市中央区の電気ビルみらいホールで開かれる。SOは知的障害者の社会参加を促そうと1960年代に米国で始まり、福岡での開催は初めて。有森さんはSO日本の理事長を務めている。

共同制作の手芸品展示 岐阜城北高と岐阜本巣特別支援学校 岐阜

岐阜新聞 
岐阜城北高校(岐阜市三田洞)と岐阜本巣特別支援学校(岐阜市西秋沢)の生徒が連携して制作したトートバッグなどの手芸品が、岐阜市柳ケ瀬通のまちなか情報交流拠点「柳ケ瀬あい愛ステーション」で展示されている。18日まで。完成品には、連携して制作したことを示すオリジナルタグを付け、昨年秋から学校祭などで販売している。作品は岐阜本巣特別支援学校で月1度開催のカフェで販売されている。次回は今月17日。

2013年1月15日火曜日

自閉症のモデルマウスを作製 群馬大助教・定方哲史さん

MSN産経ニュース 
群馬大先端科学研究指導者育成ユニットの定方哲史助教は東京理科大学・古市貞一教授の研究グループと共同で自閉症のモデルマウスを作製した。これまでの経緯や創薬など今後の可能性、研究者としての意気込みなどを聞いた。

2013年1月14日月曜日

発達障害とともに 宮崎のいま

宮崎日日新聞 
新富町新田、農業長友也年(54)、明子(47)さん夫婦の長男として生まれた力也君(15)=新田学園中学部3年=は小学校に入学する前の健診で、数の判断や指先の動きの発達が著しく遅れていると指摘された。両親は宮崎市総合発達支援センター「おおぞら」を紹介されたが、既に半年先まで予約で埋まっており、診断が分からないまま地元の新田小に入学させた。

鞆で障害者施設の作品展 広島

中国新聞 
福山市鞆町の鞆の津ミュージアムで12日、同市水呑町の知的障害者支援施設「福山六方学園」の利用者の作品展が始まった。友人や家族をモデルに粘土で作った人形のほか、カラーペンで画用紙に自分の名前を書き連ねるなどした104人の作品が並ぶ。「独り言を静かにつぶやく」「無気力だったが絵を始めて顔が上向くようになった」。施設で作品制作を見守った、ミュージアムの櫛野展正アートディレクターによる解説文もある。無料。27日まで。

あなたは動物なら何? 自閉症のイラストレーター 松元伸乃介さん 石川

中日新聞 
金沢市泉のイラストレーター松元伸乃介さん(23)の作品展と実演が十二日、小松市八日市町地方(じかた)のこまつの杜(もり)「わくわくコマツ館」であり、松元さんが来館者を動物に見立てた絵を描いて家族連れらを楽しませた。松元さんは訪れた親子らを見ると、すぐに色とりどりのペンを走らせ、数分で作品を仕上げた。イタチやヒョウ、ラッコなど、それぞれの人のイメージに合う動物を色紙に描き、プレゼントした。

シーガルズ選手ら 障害者にバレー指導 岡山

読売新聞 
バレーボールに取り組む県内の知的障害者たちが12日、競技力アップを目的にプレミアリーグ「岡山シーガルズ」の選手らからプレーのコツを岡山市北区の桃太郎アリーナで学んだ。県障害者スポーツ協会が企画。参加者は知的障害者のクラブチーム「サンシャイン岡山」に所属しており、シーガルズの黒河亜紀、豊田みづき両選手、元選手でアシスタントの神田千絵さんの3人から、トス、レシーブ、サーブなどについて、実演付きで説明を受けた。

ホームレス背景に障害潜む 佐賀市で講演会 佐賀

佐賀新聞 
生活困窮者の自立支援施設「抱樸(ぼく)館」(福岡市)の青木康二館長が11日、佐賀市立図書館で講演した。ホームレスに陥る背景には失業だけでなく、表面に見えにくい障害や孤立の問題が潜んでいることを強調した。青木さんは同館利用者の6割に知的障害や精神疾患があることを紹介。軽度のため本人が自覚しておらず、周囲も気付きにくいという。日本の福祉制度は訪問支援ではなく、申請主義のため「本当に必要とする人がこぼれ落ちている」と生活保護と同じ構造的問題があることを指摘した。

2013年1月13日日曜日

妊娠中のインフルや発熱が子供の自閉症リスクと関係か

kenko 100 
母親が妊娠中、インフルエンザや長引く発熱にかかると、子供が自閉症になるかもしれない―。デンマーク・オーフス大学公衆衛生学部のHjördis Ósk Atladóttir氏らは、デンマークの子供約10万人を対象とした研究結果から、こんな可能性を指摘した。詳細は、米医学誌「Pediatrics」に発表されている。解析の結果、母親の感染症や発熱が軽い場合は、子供の自閉症やアスペルガー症候群などと関係するというエビデンス(根拠となる研究結果)は示されなかった。しかし、インフルエンザと1週間以上続く発熱では、子供の自閉症リスクはそれぞれ2倍または3倍高くなる可能性が示唆された。また、妊娠中に抗生物質を使うことは、子供の自閉症やアスペルガー症候群などの危険因子と考えられたという。

夜間就労に挑戦中 カフェで障がい者 沖縄

琉球新報 
「日本の福祉を沖縄から変える」を理念に、障がい者の就労支援に取り組んでいるアソシア(神谷牧人代表)はこのほど、北谷町にあるカフェ&バー「アソシア」で夜間帯の就労訓練を始めた。障がい者の就労は日中勤務が多く、飲食店での夜間訓練は全国でも珍しい取り組み。「生活リズムが崩れるのではないか」などの不安の声も上がったが、神谷代表は「人生を決めるのは障がいのある本人。その人の個性や目標に合わせた選択肢を増やしたい」と考え、踏み出した。

2013年1月12日土曜日

障害者がレアメタル回収事業、伊勢原で県モデル第1号 神奈川

カナロコ 
福祉事業所を利用する障害者らの力を生かし、廃棄された携帯電話からレアメタル(希少金属)などを回収する事業が今月、伊勢原市で始まった。地域作業所では、届けられた携帯電話を役割分担しながら分解、分別する作業が行われている。作業所の関係者は「恒常的に請け負う仕事が減っているだけに、工賃アップにもつながる」と期待している。今回の事業は、4月に施行される小型家電リサイクル法を受け、環境と福祉を融合させようと県が考案した「かながわモデル」第1号。市内の地域作業所3カ所で作業を行い、リサイクル事業者に引き渡す。

障害者カフェ、市庁舎に常設 広島

中国新聞 
4日開庁した東広島市の新市庁舎1階の市民サロンに、知的障害者や精神障害者が就労体験する喫茶コーナー「あおぞらカフェ」がオープンした。市本庁舎に常設の就業訓練スペースが設けられるのは、広島県内で初めて。各法人の就労支援施設とデイケアの利用者1~3人が、施設の職員と一緒にテーブルを拭いたり、商品を袋詰めしたりする。平成会が調理場と販売スペース26・9平方メートルを市から無償で借り、光熱費は実費を負担する。

宮古で新スイーツ「希望の天使」 被災酒造会社と障がい者施設がコラボ 岩手

三陸経済新聞 
宮古市で復興グッズを販売する「復興商店」(いわて生協マリンコープDORA内)で1月10日、新しいスイーツ「希望の天使」の商品発表会が行われた。商品名「希望の天使」はマドレーヌとココナツプリン、シフォンケーキの3つをラインアップ。宮古地域の障がい者福祉施設や事業所で構成された「いきいきフェア実行委員会」、同市の復興支援プロジェクト「かけあしの会」、被災し再建中の赤武酒造(大槌町)が協働で開発した。

「サポート運動」来年度から 障害者の社会参加 応援もっと 長野

信濃毎日新聞 
県は2013年度、障害者の社会参加や生活を応援する人、企業を増やす「信州版『あいサポート運動』」推進事業に乗り出す。鳥取県が09年度に始め、その後、島根、広島両県にも広がった運動は、過疎高齢化など共通の課題を抱える長野、鳥取を含む13県の知事でつくる「自立と分散で日本を変えるふるさと知事ネットワーク」で、平井伸治・鳥取県知事が参加を提案。長野県も応じた。

2013年1月11日金曜日

高野連「障害者嫌がらせ」など処分へ

デイリースポーツ 
日本高野連は9日、大阪市内で定例の審議委員会を行った。野球部員らが路線バス内で知的障害者の男性に嫌がらせ行為をし、動画を撮影、投稿した兵庫県の県立校を日本学生野球協会の審査室会議に上申した。31日の会議で処分が決まる。西岡宏堂審議委員長(68)は「大変悪質な行為と受け止めている」と話した。

累犯窃盗に罰金刑認めません 知的障害被告に実刑判決 静岡

静岡新聞社 
湖西市内で乗用車を盗んだとして窃盗罪などに問われた浜松市の工員の男(26)の判決公判が10日、静岡地裁浜松支部であった。弁護側は、被告に軽度の知的障害があったことなどから累犯窃盗事件としては異例の罰金刑を求めていたが、青沼潔裁判官は、懲役1年2月(求刑懲役2年)を言い渡した。青沼裁判官は判決理由で、過去の自動車盗事件の猶予刑や懲役刑の直後に犯行を繰り返していることを挙げ、「常習性、規範意識の欠落は顕著。精神遅滞の影響も限定的で、できる限り配慮しても罰金刑は選択できない」と指摘した。

2013年1月10日木曜日

多久に発達障害支援窓口 佐賀県内2カ所目 佐賀

佐賀新聞 
佐賀県は、鳥栖市にある発達障害の相談窓口「県発達障害者支援センター」を多久市にも設置する。相談件数が年々増え、年間千件を超えていることから、これまで足を運びにくかった県西部地域からも利用しやすい場所を選んだ。10日から業務を開始する。同支援センターは2003年度、発達障害の子どもや親の支援拠点として、鳥栖市江島町の社会福祉法人あさひ会の敷地内に設置。県の業務委託を受けた同会が電話や来所による相談に応じ、医療機関の紹介や簡易検査などを行っている。

障害者の職域拡大へ、分業可能なHP制作ソフトを中原の支援事業所が商品化 神奈川

カナロコ  
知的障害者らにとって扱いやすいホームページ(HP)制作ソフト「ICT治具(じぐ)」が商品化され、市販が始まった。作業の単純化はもちろんのこと、分業を可能とした点がソフトの大きな特徴。画像加工や文章入力など、障害者個々の能力に応じて分担することで、HP制作に参加しやすいようにした。障害者の職域拡大と自立につながることが期待されている。ソフトを手掛けたのは、障害者就労支援事業所「ダンウェイ」(川崎市中原区、高橋陽子社長)。大手のインテルから資金援助を受け、2012年3月末に協働で開発した。同年6月にはソフトを使った事業展開が評価され、「かわさき起業家大賞」も受賞した。

アーティスト認めた力作 知的障害者12人“作家”に 岡山

MSN産経ニュース 
知的障害者が描いた絵を“作家の作品”として紹介する作品展が、岡山市北区の「さん太ギャラリー」で開かれている。プロのアーティストが認めた12人の約40点を展示。“障害者が描いた絵”としか評価されなかった作品に光が当たり、主催する社会福祉法人ももぞの学園(同区)は「いつか県内の福祉施設の作家を集めた展覧会ができれば」と夢を膨らませている。「ももぞのに暮らす作家たち~線と文字に秘められた魂と生命の表現」展。12人の作家は、いずれも重度の知的障害者だ。作品展は13日まで、午前10時~午後6時。

2013年1月9日水曜日

知的障害者の刑事処分に専門家助言 検察が試みスタート

MSN産経ニュース 
知的障害者が容疑者となった事件について、検察が起訴や求刑などの判断に福祉の専門家の意見を取り入れる試みが始まっている。専門家の助言に基づき検察側が異例の「執行猶予付き判決」を求めた事例も。知的障害者は受刑者の5分の1ほどだが、裁判で検事が外部の助言を受ける仕組みはこれまでなく、試みは全国に広がりそうだ。試みは平成24年6月、長崎県でスタート。臨床心理士や社会福祉士らでつくる「障がい者審査委員会」に対し、検事が処分内容の検討を依頼。審査委員会は意見書を作成し、検察側が起訴・不起訴の判断や求刑の参考にする仕組みだ。

山形市が「障がい福祉課」新設へ 山形

読売新聞 
山形市に、身体障害者や知的障害者らへの福祉サービスを担当する「障がい福祉課」が4月から新設されることになった。市川昭男市長が7日、記者会見で明らかにした。市生活福祉課によると、同課内にある障害者福祉の担当係が分離・独立し、課に昇格する。難病患者も福祉サービスの対象に加えた「障害者総合支援法」が2013年度に施行されることなどを受けた措置。人員は、現在の16人から数人程度増える見込みだという。

2013年1月8日火曜日

自閉症の原因遺伝子特定 自治医大などの研究チーム

下野新聞 
発達障害の一つである自閉症を研究する自治医大の桃井真里子主任教授(小児科学)の研究チームは5日までに、脳内の神経伝達物質の代謝に関わる自閉症の新たな原因遺伝子を特定した。日米の患者約300人のDNAを解析した結果、「GPR37」と呼ばれる遺伝子が10人で変異していることを発見、この変異が細胞機能に悪影響を与えることを突き止めた。自閉症の要因となる原因遺伝子が特定されたことで、新たな治療薬の開発につながることなどが期待される。

障害者の工賃アップへ NPO法人を立ち上げ 大阪

大阪日日新聞 
大阪府電気工事工業組合(西野正則理事長)と府内の中小企業、社会福祉法人らが一体となり、NPO法人「環境と福祉に貢献する会」を立ち上げた。12月20日には大阪市内のホテルで設立総会を開き、施設で働く障害者らの工賃向上に向けて活動をスタートさせた。精密部品加工を手掛けるアスク(枚方市)が開発を進める卓上型電線被覆剥離機「電線マン」を使用し、障害者就労支援施設で作業する障害者らの工賃を向上させようという試みで、昨年から同社と施設が共同し、作業が可能かを試行。今回設立するNPOの支援・協力で銅線確保に道を開くとともに、銅線仕入れの負担が軽減され、さらなる利益率の上昇と各個人の工賃上昇が見込める。

2013年1月7日月曜日

特別支援学校の児童生徒、居住地校にも在籍 県教委が検討 岐阜

岐阜新聞 
県教育委員会は、特別支援学校の小中学部に在籍する児童生徒が、自宅がある居住地域の小中学校に副次的な籍「交流籍」(仮称)を持ち、居住地域での交流と共同学習を促進する取り組みを、新年度からスタートすることを検討している。障害者が特別支援学校を卒業し大人になった時、地域の一員として地域で働き暮らし続けるために、また障害のある子も無い子も共生する社会を進めるため、幼い頃から仲間意識を育てるのが目的。モデル圏域を指定して1年間取り組んだ後、早ければ2014年度に全県へ広げる見通し。

2013年1月5日土曜日

命の問題 みんなで話そう「障害者選別」で賛否 新出生前診断 東京

東京新聞 
新しい出生前診断について、一般市民の感覚で語り合おうという集まりが十二日、東京都文京区根津の「みのりCafe」で開かれる。精度の高い出生前診断は、障害者の命の否定につながる懸念もある。カフェのオーナーで主催者の鈴木信行さん(43)は「命をどうするかという問題なのに、議論しているのは医療者ばかり」と、幅広い参加を呼び掛けている。

2013年1月4日金曜日

目指せ累計1000個販売 障害者手作りブレスレット 富山

中日新聞 
高岡市内の福祉施設、工芸作家、商店が連携して手作り雑貨を販売するイベント「ホーウルウルの森&ショップ」が十二、十三の両日、高岡市末広町のウイング・ウイング高岡で開かれる。障害のある人が作った織物のブレスレットを購入すると、協賛商店で割引などを受けられるのが特徴で、昨年一月の日本海高岡なべ祭りで始めた。実行委員会は今回で、ブレスレットの累計販売が千個になるよう目指している。イベント名のホーウルウルは「集まる」「会う」という意味のハワイの言葉。感動の涙で「うるうるする」や「売る」という意味も込めている。

2013年1月3日木曜日

焼きたてが好評です、障害者のパン工房「麦の丘」タルトなど15種類直売 神奈川

カナロコ 
障害者によるパン工房「麦の丘」(横浜市旭区白根6丁目、川北敏晴施設長)に焼きたてパンの直売所がオープンし、地域住民に好評だ。作業場をガラス越しに見学できるのが特長で、食パンやクリームパン、フルーツ入りのタルトなど15種類ほどが売られている。麦の丘は、社会福祉法人白根学園(飛鳥田一朗理事長)が運営。知的障害者17人と職員5人が、1日平均600個のパンを作っており、旭区役所や同区内の幼稚園、地域作業所、看護学校のほか、工房近くのコンビニなどで販売されている。焼きたてのパンを多くの人に味わってもらおうと、昨年10月に工房を改装して、直売スペースを設けた。

2013年1月1日火曜日

新生児期の大気汚染、自閉症と関連か

SankeiBiz 
米精神医学専門誌「アーカイブズ・オブ・ジェネラル・サイカイアトリー」で先日、妊娠中や赤ん坊が1歳になるまでの間に車やトラックの排ガスによる大気汚染にさらされると、自閉症発症のリスクが高まるという研究が発表された。自閉症の子供279人と対人面・コミュニケーション面で障害のない子供245人を比較したたところ、大気汚染の推定値が最高だった。車の往来が多いエリアに住む子供らは、曝露予測値が最低であった子供と比べて、自閉症を発症するリスクが3倍だった。

▲ このページの先頭へ戻る