2010年4月30日金曜日

春の叙勲・褒章

◇旭日双光章 元県知的障害者育成会長 木内喜美江さん 読売新聞
「面はゆいですが、地域の障害者のためにやってきたことを評価していただいたのだと思う」と、照れながら喜びを語る。1962年に生まれた次女は、4歳の時にダウン症と診断された。障害をもつ子供の親の間で、よく話題になるのは「働く場所が欲しい」ということ。障害者を受け入れる企業は少なく、学校を卒業しても、自宅にいる障害者が多かった。81年、障害者の保護者で作る「佐久市手をつなぐ親の会」会長として、障害者の共同作業所「佐久市共同作業センター(現・岩村田共同作業センター)」設立に携わった。県や市から運営費の補助はあったが、それだけでは十分でなく、バザーで運営費を補った。その後も、障害者支援の施設設立にかかわってきた。

◇旭日双光章 元県馬術連盟会長 中川可能作さん 読売新聞
競技だけでなく、馬や施設の管理も含めた「馬術」の普及に取り組んできた。県馬術連盟からは初の受章。「周囲のおかげで得られた栄誉」と謙虚に喜ぶ。金沢市八田町の馬事公苑設立の音頭を取り、連盟理事長、日本馬術連盟の副会長を歴任。2003年頃から「人のためになることを」と、障害者が乗馬によって心身共にリフレッシュできる「ホースセラピー」を始めた。不自由な体で馬に乗るのは怖いもの。それだけに、緊張していた人の表情が徐々に和らぎ、元気になって帰って行く姿を見たときは、「うれしさがこみ上げた」と感慨深げに話す。

◇瑞宝単光章 「笑顔に救われてきた」知的障害者施設元次長・涌井常吉さん 毎日新聞
「知的ハンディを持つ人の支援のため、コツコツ仕事をしている職員の代表としていただいたのだと思う」と控えめに喜びを語る。障害者支援に取り組むきっかけは高校時代の活動。奉仕団体のメンバーとして施設に出向いたが、最初は明るいイメージが持てずに足取りも重かった。ところが、一緒に遊ぶうちに明るくて楽しい人たちであることを肌で感じ、「こういう人とかかわる仕事もいい」と考えるようになった。

◇ふれあい大切に25年ーー「ボランティアしゃくなげ」大沢登美子会長 毎日新聞
緑綬褒章を受章した「ボランティアしゃくなげ」は84年9月に山県市伊自良地区の女性有志が集まって結成した。初代会長の野村照子さんが急逝した後、01年4月から大沢登美子さん(61)=山県市小倉=が2代目会長を受け継ぎ、福祉活動を25年余り支えてきた。グループ名は旧伊自良村にかれんに咲く「しゃくなげ」にあやかった。「できるときに、できるだけ、できる自分に感謝」が会のスローガン。「みんなが無理をせんと、やれることをやろうという意味です」と大沢さん。

◇「これからも地道に」黄綬褒章・みのわ育成園、佐々木秀一さん 毎日新聞
「連絡をいただいた時は、なぜ私がと思った。長年続けてきた活動が認められたことは、とてもうれしい」。佐々木さんは、受章の連絡を受けた時の率直な気持ちを、このように話す。知的障害を持つ弟と暮らす中で「自分のちょっとした助けが、障害者の大きな支えになる」と気付き、福祉の道を志すようになったという。大学時代は養護学校などでボランティア活動に取り組み、その思いは一層強くなった。「障害者やその家族の喜ぶ顔を見るのがうれしかった」

ちょいすとっぷが駅で販売 愛知

東海日日新聞  
豊川市障害者共同販売店「ちょいすとっぷ(鳥居健太郎代表)」は、29日、名鉄の国府駅改札口前で自分たちの作ったクッキー、パウンドケーキ、かりんとう、布ぞうりなどを販売した。ちょいすとっぷは、障害者の社会参加、工賃向上を促進するための活動をする「豊川市障害者ちょい買い推進ネットワーク」の活動の一つ。今回は、多くの人の声を聞き、製品の向上を図り、市場での競争力を身につけることを目的に立ち上げた。

特別支援校の生徒数が最多 個別指導にニーズ  山梨

山梨日日新聞
障害のある子どもを受け入れる特別支援学校の児童生徒が増え続けている。県内11の特別支援学校の児童生徒は本年度、過去最多の899人で、最も規模が大きい甲府・かえで支援学校は10年間で2・6倍となった。「授業についていけない」などの理由で普通学校からの転校生が少なくなく、障害者福祉への理解が深まる中、個別指導する特別支援教育へのニーズが高まっているという。ただ児童生徒の増加に対し、現場から「きめ細かい指導ができなくなる」という声が多い。県教委は5月に審議会を立ち上げて分校設置を含め適正規模について検討していく。

人出不足の農家 障害者が収穫支援 宗像市の施設

西日本新聞 
宗像市の障害者支援施設「玄海はまゆう学園」(上田浩司施設長)に入所する障害者らが28日、玄界灘に浮かぶ大島(同市)に出向き、人手不足に悩む農家で甘夏収穫に初めて取り組んだ。障害者が地域に貢献しながら自分たちの工賃アップにもつなげるのが狙い。同市によると、甘夏は大島の特産品で、島内の十数世帯が栽培。作業はこのうち、遠藤薫さん(83)が管理する約600平方メートルの農園であった。遠藤さんは、約25年前から祖母の農園を引き継いで二十数本の甘夏の木を栽培。しかし最近は後継者がいないなど人手不足なため、実の半数は収穫できないまま放置する状況だった。

発達障害者支援センター・つばさ 若松に分所開所

読売新聞 
発達障害者やその家族らを支援する北九州市発達障害者支援センター・つばさ(小倉南区春ヶ丘)の西部分所が28日、若松区小敷の小池学園内に開所した。つばさは、2003年10月に小倉南区の市立総合療育センターに設けられ、自閉症やアスペルガー症候群、学習障害、注意欠陥・多動性障害など発達障害のある人や家族らを対象に、日常生活のアドバイスをしたり、学校や医療機関などと連携して支援したりしている。

2010年4月29日木曜日

国内外の障害者らモナリザ描く 1日から高鍋町美術館

宮崎日日新聞 
高鍋町美術館(田中隆吉館長)は5月1日から、福祉企画展マイモナリザ展を開く。国内外の障害者が描いたレオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」を展示する。6月6日まで。同展は、岡山県のバイオメーカー林原によるメセナ事業「林原共済会」が2003年に創設した林原国際芸術祭「希望の星」の企画展として始めた絵画展。
 
林原国際芸術祭 希望の星「モナリザを描く」 財団法人林原共済会

美咲特別支援校、ダンス部門初参加へ  美ら島総体

琉球新報 
7月28日に開幕する全国高校総合体育大会「美ら島沖縄総体2010」の総合開会式では、公開演技の一員として全国で初めて特別支援学校の生徒がダンス部門に参加する。演じるのは美咲特別支援学校の生徒約30人で、21日には本番でチームを組む北中城高校の生徒と初の合同練習を行った。武内望美咲特別支援学校教諭は「高校生の力はすごい。互いに学び合っていると感じる」と強調し、「最初は不安もあったけど、時間をかけて手順を踏めば、知的障害があっても社会参画ができるということを全国の人々に分かってもらいたい」と願いを込めた。

スポーツげんきのくに:県障害者スポーツ大会開幕 フライングディスクなど /和歌山

毎日新聞 
障害者のスポーツ振興を図る「第10回県障害者スポーツ大会」(県、県障害者スポーツ協会主催)が25日、和歌山市毛見の関西電力琴の浦球場で開幕した。この日のフライングディスク競技には、13〜86歳の選手322人が練習の成果を発揮した。大会は5月30日までの3日間、同市内の4会場で陸上競技や水泳、アーチェリーなどがある。今大会で優秀な成績を収めるなどした選手は10月、千葉県で開かれる第10回全国障害者スポーツ大会に出場できる。

「ありのまま自立」2団体に支援大賞 宮城

MSN産経ニュース 
社会福祉法人「ありのまま舎」(仙台市、総裁・寛仁親王殿下)は27日、障害を持ちながら自立して生きようとする人などを顕彰する「第12回ありのまま自立大賞」の受賞者を発表した。5月3日に仙台市内のホテルで授賞式が行われる。団体に贈る「ありのまま自立支援大賞」は「日本理化学工業」(川崎市)と社会福祉法人「共生シンフォニー」(滋賀県大津市)の2団体が選ばれた。 

2010年4月28日水曜日

委員55人で障害者新法議論 政府の部会、異例の大所帯

47NEWS  
政府の「障がい者制度改革推進会議」の下で、障害者自立支援法に代わる新しい法制度について議論する部会の初会合が27日、厚生労働省で開かれた。委員数は障害者団体代表ら55人にも上る異例の“大所帯”で、新法の議論が始まった。この日は委員23人が意見を述べ、時間が足りず会議を1時間以上延長した。厚労省からは「報告書に全員の意見を盛り込むのは難しい。『私の意見が入っていない』と不満が生まれるのでは」と心配する声も出ている。

ラボラーレ登米:廃校舎活用、福祉事業所が始動 就労の12人明るく /宮城

毎日新聞
◇クリーニング工場主体、最低賃金保証システム
登米市迫町の旧市立新田第二小学校の廃校舎にクリーニング工場を主体とする福祉サービス事業所が進出し「操業」を始めた。社会福祉法人「ふれあいの里」(登米市)が運営母体の「ラボラーレ登米」。県内の最低賃金(時給662円)を保証する就労システムを採用し、12人の利用者(就労者)は明るい表情で作業にいそしむ。県内では廃校舎を福祉事業所に転用する草分け的な事例という。

「障害者の進む道 明るく」 絵画で開花 可能性無限大 太宰府の太田さん個展 福岡

西日本新聞 
重度の知的障害者で、創作活動を続けている画家、太田宏介さん(28)=太宰府市長浦台=の作品展が、福岡市早良区城西3丁目の「ギャラリーやまもと」で開かれている。動植物を思い切りのいい線で色彩豊かに描いた絵画や書の作品が、来場者を楽しませている。太田さんは10歳のときに母親の愛子さん(61)の勧めで大野城市の造形教室に通い始め、やがて絵を習うようになった。作品はコンクールなどでも受賞を重ね、15歳のときから毎年個展を開いている。入場無料で29日まで。

自閉症:正しい理解を NPOがしおりを製作 /岡山

毎日新聞 
自閉症児の親たちで作るNPO「岡山県自閉症児を育てる会」(鳥羽美千子代表)が、「自閉症のしおり〜障害の正しい理解のために〜」を製作した。10年ぶりの新版。近年、研究が進む、知的障害を伴わない高機能自閉症も解説した。巻末には自閉症についての参考図書も紹介している。しおりは文部科学省の助成を受け、専門家の指導も仰ぎながら製作した。自閉症について説明した上で、自閉症児の両親や学校の先生に子どもへの接し方や育て方を解説している。

あっぱれ!おかやま:障害者雇用に取り組む、トモニー /岡山

毎日新聞
一人一人が貴重な戦力。
「いらっしゃいませ、ありがとうございました。いつも元気なトモニーです」。大声であいさつするのは自閉症、ダウン症、軽度の知的障害者たち。従業員の半数が何らかの障害を持つ総合サービス会社「トモニー」=北区祇園=の1日は朝礼から始まる。社名のトモニーは「共に」を意味し「共に働く、共に生きる」が基本理念だ。キーワードは「利益を出す」。本社は、複数の障害者・高齢者福祉施設などを運営する社会福祉法人「旭川荘」の敷地内にあり、旭川荘で使われるシーツやタオル類の洗濯、クリーニングや施設の清掃を請け負う。食堂や喫茶店も経営する。

障害者の「岡垣ふれあいチーム」 たすきつなぎ1800キロ 24時間駅伝 参加10年で幕

西日本新聞
24〜25日に宗像市で開かれた「24時間EKIDEN」に、障害者だけの「岡垣ふれあいチーム」が10年連続で出場し完走した。選手たちはボランティアの伴走がやっとの全速力で走ったり、車いすで慎重に周を重ねたり、夜間も途切れることなくたすきをつなぎ、850メートルコースを203周し、10年間累計で約1800キロを走破した。だが支援メンバーの仕事との両立が難しくなり参加は今回が最後になった。

障害理解への一歩 自閉症児を描いた映画完成

神戸新聞 
発達障害のひとつで、言葉の遅れなどがある自閉症を描いた映画「星の国から孫ふたり」が完成し、5月22日から大阪市内で上映が始まる。10年前から車いす生活を送る槙坪(まきつぼ)夛鶴子(たづこ)監督(69)は「人が人らしく地域で生きるには何が必要か。作品を通じて問い掛けたかった」と語る。原作は、ノンフィクション作家の門野晴子さんが2005年に出した同名書籍。米国で暮らす自閉症の孫2人の成長を見守りながら、福祉や教育のあり方を考えた作品だ。

2010年4月27日火曜日

初の省庁会合、議論が平行線にも 障がい者制度改革会議

キャリアブレイン
内閣府は4月26日、「障がい者制度改革推進会議」の第9回会合を開き、関係省庁からのヒアリングを初めて実施した。会合後の記者会見で、福島瑞穂内閣府特命担当相と同会議の藤井克徳議長代理は、「議論が深まったところと平行線をたどったところがあった」と総評した。会合には、法務、文部科学、総務3省の政務官と課長クラスなどが出席。司法手続き上の障害者の位置付け、障害児の教育制度、障害者の政治参加などについて、同会議の質問に対し各省が回答した。

取り押さえ死事件、7月に初公判 警察官側は無罪主張

佐賀新聞
佐賀市で2007年、知的障害者の安永健太さん=当時(25)=が警察官に取り押さえられた直後に死亡した事件で、付審判請求により特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われた警察官(29)の第1回公判前整理手続きが26日、佐賀地裁(若宮利信裁判長)であり、7月29日に初公判を開くことを決めた。警察官側は「暴行の事実はない」と無罪を主張していく方針を明らかにした。

上海万博:川越のNPO「あいアイ」、障害者アートで参加 /埼玉

毎日新聞
5月1日に開幕する上海万博に、川越市で障害者アートの美術館を運営するNPO「あいアイ」(同市郭町2)が参加する。2トントラックで希望者のもとに出掛ける同NPOの移動美術館にならい、万博会場に車を止め知的障害者の会員たちが描いた絵画を車体に張るなどして展示し、優れた芸術の才能を多くの人に知ってもらう。あいアイは会員約70人が自立の一助に絵画や染色、刺しゅうなどを学んでいる。理事長でグラフィックデザイナーの粟田千恵子さん(68)によると、移動美術館の活動を知った上海万博の担当者から昨年、「作品のレベルが高く、万博で紹介したい」と依頼があった。

丹精込めた花鮮やか バラ祭りにぎわう 仙台の授産施設

河北新報
花の栽培や販売を手掛ける仙台市泉区の知的障害者通所授産施設「仙台ローズガーデン」で25日、恒例のバラ祭りがあり、大勢の家族連れらでにぎわった。赤や白、黄、ピンクなど色鮮やかなバラの切り花や鉢植えを販売した。栽培用の温室では、ガーベラのつみ取り体験もあり、愛好家らが買い求めていた。

駅突き落とし:「発達障害でノーベル賞も」裁判長が説諭

毎日新聞 
JR東京駅のホームで09年3月、女性を突き落として電車に接触させけがをさせたとして殺人未遂罪などに問われた無職、太田周作被告(25)の控訴審判決で、東京高裁は26日、裁判員裁判で懲役9年とした東京地裁判決(09年11月)を支持し、被告側控訴を棄却した。精神鑑定で広汎性発達障害と診断された被告に対し、矢村宏裁判長は「(発達障害でも)ノーベル賞を取った人だっている。自信持っていいんだ」と説諭した。
「ノーベル賞」発言には、アインシュタインらが念頭にあったとみられる。

2010年4月26日月曜日

松野明美さん 熊本市議当選 元ソウル五輪陸上代表 障害者福祉の充実訴え

西日本新聞
熊本市と旧植木町の合併に伴う、熊本市議植木町選挙区増員選挙(定数2)が25日投開票され、タレントでソウル五輪陸上代表、松野明美さん(41)が初当選を果たした。元マラソンランナーの健脚を生かし、選挙戦終盤には1日で町内約30キロを走り支持を訴えた。次男(6)がダウン症と公表している松野さんは「健常者と障害者の子どもが一緒に学べる社会をつくりたい」と障害者福祉充実を唱えた。

スペシャル駅伝:障害者120人楽しく走るーー大津町 /熊本

毎日新聞 
知的障害者が走るスペシャル駅伝大会が24日、大津町のオークス広場であった。町内4カ所の福祉施設を利用する10〜60代の120人が15チームに分かれ、1周200メートルのトラックを走った。肥後大津ロータリークラブの主催。90年代に始まった大会は10回の節目でいったん終了したが「走る楽しみを味わってほしい」とクラブ会員らを中心に7年ぶりに再開した。

地域と交流、にぎやかに 宇治の授産施設 京都

京都新聞 
京都府宇治市志津川の授産施設「志津川福祉の園」で24日、知的障害者と地域住民が交流する「わいわいカーニバル」が開かれた。模擬店や歌のステージに大勢の人が詰めかけた。志津川区や三室戸学区福祉委員会などでつくる実行委員会が主催し、毎年4月に行っている。

障害者歯科相談医:認知度低く 県内では358人認定、75%「知らない」 /埼玉

毎日新聞 
障害を持つ人が歯科医療を受診しやすくなるよう、専門的な知識を身につけた「障害者歯科相談医」。09年12月現在、県内では358人が認定されているが、県が障害者らに実施したアンケートでは75・1%が「知らない」と回答するなど、利用者から認知されていない現状が浮かび上がる。相談医を養成している県は「利用したい人がすぐに探せるよう、幅広く知らせていくことが課題」としている。

2010年4月25日日曜日

ケアホーム:通所施設利用者が親から離れ生活 大垣で設立準備会 /岐阜

毎日新聞 
大垣市古宮町の知的障害者通所授産施設・市立かわなみ作業所の利用者が、親や家庭から離れて生活する「ケアホーム」の設立準備会が23日、同作業所で開かれた。開設目標は12年4月。越えなくてはならないハードルも多く、利用者の父母らは市民の協力を求めている。「ケアホームが完成しても世話人になってもらえるボランティアが必要」として、息の長い支援を呼びかけている。

加藤さん、再び代表入り 8月の知的障害者サッカー世界選手権

秋田魁新報 
8月に南アフリカで開催される知的障害者サッカー世界選手権に出場する日本代表のGKに加藤隆生さん(21)=秋田市雄和=が選ばれた。2006年のドイツ大会に続き2大会連続での出場。日本代表には加藤さんを含め、20人が選出された。同世界選手権は「もう一つのワールドカップ」と呼ばれ、1994年から4年に1回開催されている。前回のドイツ大会には16カ国が出場し、日本代表は6試合を戦い2勝4敗で12位だった。加藤さんは6試合のうち5試合にGKとして出場した。

長浜高校・長浜高等養護学校 陶芸同好会 滋賀

朝日新聞  
【土を通して自己表現/型にはまらず自由に創作】
2006年に開校した長浜高等養護学校は、既存の高校に併設された全国初の高等養護学校だ。長浜高校の敷地内にある別棟の学校の陶芸室では、軽度の知的障害を持つ生徒と健常者の生徒が一緒になって黙々とろくろを回している。養護学校には窯業の授業があり、電気窯など陶芸の施設が整っている。開校と同時に発足した同好会のメンバーは、1年目は養護学校の生徒だけだったが、2年目から長浜高校の生徒も入部。いまは養護学校4人、長浜高校7人が参加している。

絵画展:絵画表現の極致を見る  軽度の自閉症、梅沢さんの作品紹介 富山

毎日新聞 
軽度の自閉症という障害を抱えながら富山市の絵画教室で描き続ける県立しらとり支援学校高等部1年、梅沢和樹さん(15)=同市元町=の作品を紹介する「梅沢和樹/夢の博物誌」が、同市桜町の元麻布ギャラリーで開かれている。30日まで。入場無料。梅沢さんは幼いころから絵を描くのが大好きで、小学校の先生に勧められて7歳から毎月1回、同市呉羽町の市民芸術創造センターの絵画教室に通い、制作を続けている。

児童相談所や障害相談など機能 京都市、福祉センター基本構想案 京都

京都新聞 
京都市は市児童福祉センター(上京区)の機能充実のため、伏見区に設置を予定している「第2児童福祉センター」の基本構想案をまとめた。南区と伏見区を所管として児童相談所や障害相談などの機能を持たせる。市児童福祉センター内にある「青葉寮」を移転し、民営化する方針なども盛り込んだ。基本構想案では、第2児童福祉センターに、児童虐待などに対応する相談所を設けるほか、市児童療育センター(伏見区)が担っている発達障害児らの相談や診療などの機能も受け持つ。虐待を受けた子どもの一時保護スペースを設け、一時保護所へのスムーズな入所につなげる。

まちなか福祉喫茶オープン 障害者と交流の場に 栃木

下野新聞 
佐野市小中町の社会福祉法人「とちのみ会」が大町で運営する総合福祉施設「どんぐり」の1階に24日、職員と障害者が接客する福祉喫茶がオープンした。共生社会の実現に向け、地域住民との交流の場を目指す。施設は旧国道50号沿いで今月から運営。1階に作業所や多目的スペース、相談支援室、2階に障害者が入居するケアホーム(定員11人)を備え、5月からは小児科医が発達障害児の親の相談に乗る取り組みも始まる。

特別支援教育 島根県教委が拡充…検討委設置へ 自閉症など対象拡大 島根

読売新聞 
全国的に増加傾向にある特別支援教育を必要とする児童生徒が、島根県内でも急増している。特別支援学級などに通う子どもの人数はこの10年で5割以上増え、教育現場や保護者からは「教諭や施設が不十分」との声が上がっている。養護学校分教室を開設するなどしてきた県教委は5月、「今後の特別支援教育の在り方に関する検討委員会」を設置し、対応に本腰を入れる。県教委によると、県内の子どもの人数はこの10年で1万人以上減少。一方、特別支援教育を受ける児童生徒は、1999年の1181人から2009年には1844人に増え、今後も増加傾向は続く見通しだ。

2010年4月24日土曜日

知的障害者の保険証悪用 50万円窃盗容疑で男を逮捕

MSN産経ニュース 
和歌山県警岩出署は23日、重度の知的障害者の保険証を使って消費者金融から金を引き出し盗んだとして、窃盗などの疑いで、和歌山市狐島、溶接工、木村正広容疑者(41)を逮捕した。逮捕容疑は平成18年8月25日、同県岩出市の消費者金融の無人契約機で、知的障害のある男性の借入限度額を変更するなどして、現金50万円を引き出し盗んだとしている。

障害者の実習生・非常勤 県庁全課に拡大 大分

大分合同新聞 
障害者の就労を支援するため、県は本年度、県庁内で障害者が担当できる業務を集約するワークステーション(仮称)を人事課内に設ける。これまで実習生や非常勤職員として障害者を受け入れてきたが、一部の部署に限られていた。対象を全課に広げることでより多くの障害者に仕事を提供し、一般企業への就労につなげてもらうのが目的。県は2007年度から、(1)県庁内での実習(1年目)(2)非常勤職員として採用(2年目)(3)一般就労(3年目)—の3ステップで障害者の就労を後押し。09年度までの3年間で、七つの部署で実習生計16人を受け入れた。そのうち8人は非常勤職員を経て、企業や社会福祉法人に就職した。

産期限定 キジ卵かけご飯を新販売 岩見沢の障害者施設

北海道新聞 
知的障害者就労継続事業所「ワークつかさ」(岩見沢市日の出町)の食堂「喜地丸燻(きじまるくん)」で、通所者が飼育するキジの卵を使った新メニュー「釜炊きご飯キジ玉定食」が24日から登場する。卵かけご飯がブームとなる中で「キジの卵かけご飯を食べたい」という声にこたえた。定食の目玉・卵かけご飯は、卵2個をかき混ぜ、目の前の一合釜で炊いた岩見沢産「ななつぼし」にかける。卵焼き2個とキジ肉入りのみそ汁、つくだ煮などが付いて600円。産卵が終わる7月下旬までの期間限定。

空き瓶リサイクル事業、ずさんな随意契約 市議関与疑う声も /兵庫

毎日新聞 
姫路市が00〜07年度に市内の知的障害者授産施設に委託した空き瓶のリサイクル事業で、市がずさんな随意契約を続けてきた。22日の市議会厚生委員会で市が明らかにした。施設がガラスを適切にリサイクルできていない上、書類に不備があったにもかかわらず契約を続けており、市は担当者の処分を検討する。施設を運営する社会福祉法人の理事長は現職市議の家族で、市議の関与を疑う声も議会内であがっている。

植栽:自立支援施設利用者ら、カワラナデシコをーー平塚市役所前 /神奈川

毎日新聞 
知的障害者の自立支援施設「進和学園」(平塚市万田)の利用者と職員約20人が、平塚市役所玄関前の花壇に市民の花・カワラナデシコの苗を約500株植えた。植栽後の管理も利用者らが行い、7月下旬ごろから淡いピンクの花が咲き始める。進和学園は日ごろからカワラナデシコの栽培に力を注いでいる。同園のイベント「なでしこまつり」の一環として、04年から市役所にも植栽しており、夏を感じさせる花として来庁者に親しまれている。

療育手帳手続き遅れ、最大2年弱 山形

山形新聞 
知的障害者に交付される療育手帳について、県の判定手続きが遅れるなどし、2008年度以降の2年間にわたって、各年度内に処理すべき56件が処理されないままになっていたことが22日、分かった。遅延は最大で2年弱とみられる。作業の遅れによって、本来受けられるはずの公共交通機関の割引や税の軽減措置などの行政サービスの対象から外れたケースがある可能性も想定され、県は状況の把握を急ぐ。

障害児との交流グループトリオでCDデビュー

読売新聞 
遊びを通じて知的障害児に他者とのかかわりを学んでもらう「足立キッズクラブ」を運営する中沢俊一郎さん(48)(足立区)が、クラブのスタッフらと結成した音楽グループ「和音(わいん)」のデビューCDが来月、発売される。子どもたちや母親と触れ合う中で感じた思いを書き上げた歌が収められており、中沢さんは「子どものことで悩む母親たちに、このメッセージを届けたい」と話している。

障害者に自然遊び体験 山口

中国新聞 
障害者に自然の中で楽しい時間を過ごしてもらおうと、岩国市美和町の阿賀ふれあいセンターが6月6日、「1日体験福祉村」を開く。障害者やその家族を対象に、もちつき体験やステージイベントを繰り広げる計画で準備をしている。「障害者が気軽に遊べる場にしたい」と、地元出身で自閉症の長男(26)がいる自営業広兼高士さん(62)=広島市安佐南区=が企画。広兼さんの思いに、センターの運営に当たる1人、坂本辰夫さん(78)=美和町=たちが賛同し協力する。

「変わってる!?」と言われて 大人のアスペルガーを考える<4>

東京新聞  
インタビュー 昭和大付属烏山病院 加藤進昌院長
社会で暮らす大人のアスペルガー症候群の人たちをめぐる問題を三回にわたって紹介してきた。まとめに代えて、成人の発達障害外来、デイケアに取り組む昭和大付属烏山病院(東京)の加藤進昌病院長に話を聞いた。

2010年4月23日金曜日

箕面市長が政府の制度改革部会員になりました 障がい者制度改革推進会議『総合福祉部会』

CNET Japan 
政府は、現行の障害者自立支援法を廃止し、国の障害者制度を抜本的に見直すとして、新制度を検討するために「障がい者制度改革推進会議」を設置しています。この推進会議の『総合福祉部会』に、倉田哲郎箕面市長がメンバーとして参加することになりました。箕面市は、障害者の就労に関する課題解決のための「社会的雇用制度」の創設を国などに提案しており、部会においても積極的な提言を行います。

「障害者の自立へ向け新たな制度創設を」国・民主党に要望書を提出しました 箕面市

社説:自立支援法和解 次につなぐべきこと

毎日新聞 
訴訟を通して一般国民の間でも<自立支援法=悪法>のイメージが広まった。しかし、すべてを否定できるだろうか。次につなぐために冷静に総括する必要がある。負担がなければそれでいいのか。税と保険の違いはあるが、医療も介護も1〜3割の自己負担はある。コスト意識や権利意識を利用者が持ち、納税者(被保険者)の納得感を考えれば負担自体を否定すべきではないのではないか。むしろ生活保護より低水準の障害年金しか収入がない人が多いこと、障害者の働く場がないこと、福祉施設での授産活動で得られる工賃の乏しさなどに大きな問題がある。

障害者自立支援法訴訟:和解 定期協議で厚労相「机上の空論作らぬ」

毎日新聞 
東京地裁で21日、障害者自立支援法違憲訴訟が和解し、集団訴訟がすべて終結したのを受け、同日午後、原告側と政府の「基本合意」の進展を検証する初の定期協議が開かれた。この後、首相官邸を訪れた原告側と面会した鳩山由紀夫首相は「自立支援法でご迷惑をかけて申し訳ない。新しい法律を作り上げる願いを皆さまと共有している」とあいさつした。今後の新法制定は、財源など課題が山積する。支払い能力に応じた負担とする方向で▽現行の障害程度区分見直し▽難病や発達障害、高次脳機能障害など範囲見直し、などが焦点。低所得者の医療費無料化(財源約200億円)も不透明だ。協議の場となる政府の「障がい者制度改革推進会議」は専門部会を今月下旬、発足させる。

さをりに織り込んだ人生 滋賀

朝日新聞 
色や柄は何でもいい。糸のほつれや織り目の不ぞろいがあってもいい。感性のまま自由に織り、それが個性の表現とされる「さをり織り」の作品展が、守山市のギャラリーで開かれている。出展は重度の知的、身体障害を持つ高知市の森本雅代さん(48)と母統(つね)子さん(74)。滋賀県生まれの娘が元気なうちに開こうと夢見た、生まれ故郷での初の母娘(おや・こ)展だ。「さをり」は約40年前、大阪の主婦が考案した操作が簡単な織機で手織りする技法で、障害者施設に普及。常識や決まり事にとらわれない作品の芸術性が評価され、活動は国内外に広がっている。知的障害があり、言葉が不自由な雅代さんにとっても、自分を表現するすべの一つとなった。

久留米広域定住自立圏:4市2町5年計画 県内初、構想を策定 /福岡

毎日新聞 
久留米、大川、小郡、うきは各市と大刀洗、大木両町の近隣4市2町が連携して地域活性化を図る「久留米広域定住自立圏」構想がこのほど策定された。今年度から5年計画で児童福祉や医療、観光、公共交通などの各分野で圏域一帯となった施策を進める。具体的な事業は、これまで久留米市民しか利用できなかった発達障害児の支援施設が来年度からは近隣市町の住民でも利用できるようになる。

発達障害抱える子の受け皿 特別支援高、設置を母親ら、川勝知事に要望 静岡

朝日新聞 
自閉症やADHD(注意欠陥多動性障害)などの発達障害を抱える幼稚園児の母親らがこのほど、「新たなタイプの特別支援高校の創設」を求める要望書と署名簿を川勝平太知事らに手渡した。「中学以降の受け皿がきわめて少ない発達障害児たちのために、一日も早い設置を」と訴えている。特別支援高校の建設希望地は、廃校となった周智高の跡地。学期途中でも普通校に戻ったり転入したりできるという点で、全国にも例がない学校を目指す。座学より実習を中心とし、「周智高跡地には農業などを体験できる施設もあり、社会に出る力をつけるには理想的な環境」という。

2010年4月22日木曜日

「最終的には障害者差別禁止法を」首相、違憲訴訟原告に

朝日新聞 
障害者自立支援法をめぐる違憲訴訟が21日、全国14地裁すべてで国との和解が成立したことを受け、原告・弁護団ら約120人は首相官邸を訪れ、鳩山由紀夫首相と面談した。首相は「ご迷惑をおかけした。申し訳ないな、という思いでいっぱいだ」と陳謝し、「最終的には障害者差別禁止法まで作り上げたい」と約束した。

「首相中心」に不安、「検討」ばかり 厚労省と自立支援法訴訟団が初の定期協議

キャリアブレイン 
厚生労働省は4月21日、障害者自立支援法違憲訴訟の原告団などでつくる訴訟団と、同法に代わる新法制定に向けた取り組みなどの履行状況を確認し合う初の定期協議を開催した。初協議では、訴訟団から「法に基づく新法制定の推進」など複数の要望があったが、厚労省側は「鳩山由紀夫首相が(新法制定の)中心なので、できるだけ政策に反映させる」などの発言にとどまった。訴訟団は「鳩山首相が中心だから不安」などと、大半の要望に「検討する」と応じた厚労省の姿勢を批判した。

障害者自立支援法訴訟が終結 東京で14地裁最後の和解

47NEWS
国と原告側が終結に合意した障害者自立支援法をめぐる違憲訴訟のうち、東京都内の身体・知的障害者らが提訴した訴訟は21日、東京地裁(八木一洋裁判長)で和解が成立した。全国14地裁で争われた一連の違憲訴訟は全面終結した。

伊達・太陽の園が福祉作業所 23日に開所式 販売コーナーも

北海道新聞
福祉のマチづくりを進めている市の中心部に、知的障害者総合援護施設「太陽の園」(前原孝敏総合施設長)が初の作業所を開設、23日に開所式を行う。市郊外にある同園を出て中心部に居住する園生は、作業のために同園に通う必要がなくなった。販売コーナーも設置する予定で、地域住民との交流も期待されている。

子ども発達相談室満員 障害への理解進み件数急増 広島

中国新聞 
福山市が開設する子ども発達相談室(三吉町南)で、発達障害検査の順番待ちが、3カ月前後に及ぶ状況が続いている。発達障害についての理解が広まったことで相談件数が最近になって急増。非常勤の委託相談員2人体制による、週4日の対応では追い付かない状態だ。相談は無料だが予約が必要。年間約400件の相談の大半は発達障害に関する内容で、その検査は3カ月待ちの状況が1年以上続いている。発達障害か否かは医師が最終的に診断する。ただ、専門医が少なく、診療も時間を要するため、県東部では順番待ちが最大1年以上に及ぶという。

児童デイサービス開設 発達障害のある子が主な対象 広島

中国新聞 
自閉症など発達障害がある子どもを主な対象とする広島市内で初の児童デイサービス施設「コアラクラブ」が今月、佐伯区五日市4丁目にオープンした。運営主体の谷本小児科と併設し、療育内容に医師が助言するなど連携を深める。対象は、未就学児から中学3年生まで。障害に応じ、個別または3人程度の小規模集団でコミュニケーション能力や生活スキルを高めるための訓練を週1回受ける。谷本猛院長(62)は「周辺の学校との連携も模索し、地域でサポートする態勢をつくりたい」と話している。

店持つ夢かなった/障害ある奈々さんに贈る 鹿児島

朝日新聞 
鹿屋市西祓川(にし・はらい・がわ)町にある喫茶店「和光」の敷地に、手作りの小物や絵を売る小さな店が誕生した。「奈の花の家」。発達障害のある植木奈々さん(22)と母親たつ子さん(51)=同市田淵町=の長年の夢だった。このことを知った喫茶店主の中野三好さん(66)が地域の人のやさしい心を束ねてプレゼントした。奈々さん親子は「みんなの心が安らぐお店にしたい」と張り切っている。

社福法人が農園「深の里」をオープン 広島

朝日新聞 
障害者の就労支援や地域との交流をめざし、三原市深町の社会福祉法人「あけぼの」が今月、同市深町に農園「深(ふか)の里」をオープンさせた。増える休耕田を農地として再生し、農業を軸に、地域で暮らす健常者と障害者が手を携えられるコミュニティーづくりが目標だ。作物の植え付けを始めたばかりだが、スタッフは「将来は有機農業用の堆肥(たい・ひ)や液肥の販売などで経済的な自立を」と夢を膨らませている。

2010年4月21日水曜日

特別支援学校を援助へ/県内企業、基金開設 高松

四国新聞
穴吹ハウジングサービス(香川県高松市)は、特別支援学校の支援を目的に「あなぶきハウジング基金」を開設した。同社とグループ3社が契約1件ごとに100円を積み立て、年間100万円程度の助成を見込む。初年度の2010年度は香川中部養護学校(同市田村町)に助成する。 同社は、グループの障害者雇用事業所から派遣されている知的障害者の仕事ぶりが社員に好影響を与えているのを受け、知的障害者の自立支援の一助になればと基金の開設を決めた。

知的障害者の乗馬支援 近畿初の組織「世界大会目指す」

読売新聞
近畿で初めて知的障害者が乗馬に取り組むのを支援する組織が、兵庫県三木市に発足した。今後、乗馬指導者やボランティアが、選手の練習をサポートし、将来的には〈知的障害者の五輪〉とも呼ばれる世界大会に出場する選手も輩出したいと、意気込む。府内などからもボランティアや寄付を募っている。発足したのは、知的障害者にスポーツの場を提供し、世界大会にも選手を派遣する「スペシャルオリンピックス(SO)日本」(東京)の地区組織で、「SO兵庫 三木プログラム」

初の特別支援分校、鹿沼・西中に開校 一般校と共生 手探りの船出 栃木

下野新聞 
知的障害のある児童生徒向けの富屋特別支援学校鹿沼分校が4月、鹿沼市の西中敷地内に開校した。分校形式も普通学校との併設も共に県内初。通学の便は向上したが、本校ほどの設備はなく、施設を西中と共用するなど一長一短がある。一般校での「共生」が手探りで始まっている。

熊本YMCA:「かかわり」学ぶ 生徒4人が入学 /熊本

毎日新聞 
発達障害やその傾向がある生徒が学ぶ県内初の学校、熊本YMCA学院高等課程表現・コミュニケーション学科4人の入学式が、熊本市新町の同校であった。他者とのかかわり方とともに、国語、英会話、情報、音楽などの授業を受ける。10日あった式で、堤弘雄学院長が「自分の可能性を一緒に見つけていきましょう」と呼びかけ、生徒証を渡した。YMCA学院高校(大阪市)の魚住秀雄副校長は「まず自分を愛し、周りの人を好きになってください」と述べた。

空き店舗活用し障害者支援 広島

中国新聞
三原市のNPO法人「ちゃんくす」(西上忠臣代表)が市中心部の空き店舗を拠点に障害者の活動支援に乗り出した。今月から本格的に活動を始め、中古パソコン改良などの作業に取り組む。地域の話題を紹介する情報紙発行も計画。地元のにぎわいづくりにもつなげようとしている。作業療法士の西上さんが知人らと昨年4月に市民グループとして発足させた。県立広島大保健福祉学部(三原市学園町)の協力で、スムーズな人間関係が築きにくいなどの発達障害のある中高生が空き店舗に集まり、中古パソコンを修理して障害者が使えるよう改良する活動を始めた。

2010年4月20日火曜日

高校生1000人ダンスで一役 美ら島総体

沖縄タイムス 
「開会式 成功させたい」 美咲の生徒30人出演
全国高校総体「美ら島沖縄総体2010」は、7月28日の開幕まであと100日と迫った。沖縄市の県総合運動公園陸上競技場で行われる総合開会式式典後の公開演技では、普天間、球陽、北中城高を中心に1000人がヒップホップダンスを披露する。その中には、特別支援学校としては全国初参加という美咲特別支援学校高等部の約30人もいる。生徒たちは「力と振りを合わせて、成功させたい」と本番に向け、練習を本格化させる。教師も「一緒にやりとげることの意味を感じてほしい」と思いを込める。

障害ある人・ない人、共同生活の家誕生 東京・恵比寿

朝日新聞
軽度の知的障害のある人と障害のない人が一緒に暮らすことを条件にした「家」が、東京の真ん中に完成した。世話役のスタッフを置かず、住民の支え合いで自立を目指す珍しい試み。障害者の住まいの選択肢を増やし、多様な人がふつうに住む社会を目指したNPO「ぱれっと」(東京都渋谷区)の宿願に、地元企業が一等地を提供した。知的障害のある人向けの共同生活の場としては、これまでもグループホームやケアホームがあった。だが、「いこっと」はこれらとは違い、家事などを助けるスタッフはいない。障害者も自分のことは自分でやる。ただし、突然の訪問者や電話対応など、苦手な状況に面したときは遠慮せず助けを求め、健常者も応えるのがルール。プライバシーを保ちながら生活の一部を共有し、補い合うコレクティブハウス(共生型集合住宅)の理念を参考に、障害者の自立を支える環境を目指している。

花木センターでパンを製造販売 鹿沼・障害者らの支援団体CCV 栃木

下野新聞 
不登校の児童や知的障害者らの支援団体「クリエイティブ・コミュニケーション・ビレッジ(CCV)」(福田由美理事長)は市花木センター敷地内に福祉サービス事業所を設置し、手作りパン製造に乗り出した。同センター正面ゲート前で20日から昼時に販売する。CCVは障害児の保護者や教諭経験者らを中心に昨年7月、NPO法人として認可。現在正会員16人、賛助会員が73人いる。集団不適応や不登校児向けフリースクール・ジョブサポーター「CCV学園」と障害者福祉サービス「CCVウェルフェア」の2組織がある。

南アで今夏 知的障害者サッカー 『もう一つのW杯』支援を

東京新聞 
今年八月に南アフリカで開かれる「知的障害者サッカー世界選手権大会」に出場する日本代表チームの壮行試合が十八日、東京都渋谷区の代々木公園サッカー場で行われた。同大会は一九九四年から始まり、サッカーのワールドカップ(W杯)と同様、四年に一度開催されており、今大会で五回目。日本知的障害者サッカー支援機構などは大会を「もう一つのW杯」と名付けて支援している。

iPad、障害者支援機器としても大きな注目

AFPBB News 
米アップルの新型タブレットPC「iPad」は、多くの人にとっては洗練されたマルチメディアエンターテインメント機器だ。だが、米ウィスコンシン大学マディソン校のグレッグ・バンダーハイデン教授は、iPadこそ会話によるコミュニケーションが困難な人々が待ち望んでいた安価な支援機器だと考えている。同教授以外にも、比較的低価格なコミュニケーションツールとしてiPadに期待を寄せる人々は多い。米カリフォルニア州を拠点に、障害のある子どもや大人たちに支援機器の利用を促す活動をしているATAのカレン・シーハン氏も、「iPadには注目が集まっている」と語る。

自閉症サポート向け渡米へ

朝日新聞 
自閉症の人が自立できる街づくりに役立てたいと、大牟田市の知的障害者更生施設「あけぼの苑(えん)」の言語聴覚士夏目尚さん(42)が18日、米国・ノースカロライナ州などで研修を受けるため、旅立つ。ノースカロライナ州は自閉症サポートの先進地とされており、夏目さんは「帰国後は、自閉症の人たちの買い物支援など、行動範囲が広がるような拠点づくりをしたい」と語る。

2010年4月19日月曜日

スポーツ報知  熊本市と旧熊本県植木町の合併に伴う同市議増員選挙(定数2)が18日告示され、元マラソンランナーでタレントの松野明美氏(41)らいずれも無所属の計5人が立候補した。25日に投票、即日開票される。重い心臓病とダウン症の次男がいる松野氏は先月、記者会見で「障害者のために挑戦したい」と立候補を表明していた。

スポーツ報知 
熊本市と旧熊本県植木町の合併に伴う同市議増員選挙(定数2)が18日告示され、元マラソンランナーでタレントの松野明美氏(41)らいずれも無所属の計5人が立候補した。25日に投票、即日開票される。重い心臓病とダウン症の次男がいる松野氏は先月、記者会見で「障害者のために挑戦したい」と立候補を表明していた。

物品販売で住民と交流深め、地域作業所がフラワーバザール/横浜

カナロコ
知的障害者の働く場となっている地域作業所「一歩舎」(横浜市鶴見区下末吉2丁目)で18日、物品販売を通じて地域住民との交流を深めるイベント「フラワーバザール」が開かれた。フラワーバザールは、18年前から毎年4月に開催。屋外の仮設テントや作業所内では洋服や日用雑貨、通所する障害者が作ったタオルのほか、焼き鳥などの軽食が販売され、近隣住民が訪れた。洋服や日用雑貨は、横浜市の広報「広報よこはま」を通じて不要になった日用品の寄付を呼び掛けて準備。地元の町内会や社会福祉協議会のメンバーら約100人が販売や会場設営を手伝った。

「円盤」投げ合い交流 三田の障害者福祉施設 兵庫

神戸新聞 
「三田市知的障害者(児)フライングディスク交流会」が17日、障害者福祉施設「北摂三田福祉の里」(同市東本庄)のさくら療育園で催された。市内の初心者からベテランまで約50人が参加し、競技を楽しんだ。知的障害者たちの外出の機会をつくろうと、市内の福祉施設や社会福祉協議会の職員有志でつくる「三田市知的障害者スポーツ交流実行委員会」が初めて開いた。フライングディスク競技は、円盤を飛ばして輪っかに通したり、飛距離を競ったりする障害者スポーツ。5月に市内で開かれる「県障害者のじぎくスポーツ大会」にも採用されている。

「自閉症」の特徴理解を 那須塩原、保護者らの会が啓発冊子

下野新聞 
自閉症など発達障害のある子どもたちを支援する親の会「余暇フレンド」(黒磯、出口妙子会長)は、障害に対する理解を深めてもらおうと、パンフレット「自閉症のこと」を作製、市内外の小中学校などに配布した。同会は発達障害のある子どもたちの遊びや趣味の活動を手助けするため、2000年に発足。障害児の保護者など会員26人のほか学生や社会人のボランティアが所属している。

内公立小中学校の「通級指導」 対象児童生徒80人増

琉球新報 
通常学級に在籍しながら必要に応じて、別の学校や教室などで障害に合った指導が受けられる「通級指導」の対象になっている県内の公立小中学校の児童生徒は、2009年5月1日時点で小学校325人、中学校24人の計349人で前年度に比べ80人増えたことが16日、県教育庁のまとめでわかった。通級指導の対象に自閉症や学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、情緒障害が追加された06年以降、県内でも07年度263人、08年度269人、09年度349人と対象となる児童生徒数は増加している。

2010年4月18日日曜日

障害者の雇用で企業活性化を 中小企業家同友会 長野

信濃毎日新聞
県内575社でつくる県中小企業家同友会は6月12日、障害者雇用をテーマに県外企業の視察を計画している。障害者と働くことで工夫する力やチームワークを高め、業績を改善したという浜松市内の企業を訪問。取り組みが遅れがちな障害者雇用について発想の転換を促す。長野市内で障害者の多機能型事業所を運営する同友会障がい者問題委員会の小池邦子委員長は「工夫次第で(障害者が)戦力になりうることを目で見て確かめてもらいたい」と強調。会員企業のほか、福祉や行政の関係者にも参加を呼び掛ける方針だ。

最後の和太鼓 1000人を魅了

中国新聞 
福山市沼隈町の知的障害者施設の入所者らでつくる和太鼓グループ「KIRAKU」の最後のコンサートが16日夜、同市松浜町のリーデンローズであった。施設の老朽化などで入所者が別の施設に移ることになり、継続的な活動が難しくなったため、約20年の活動に幕を下ろした。発足当初から活動してきた入所者の岡野孝行さん(33)は「18年間、やりきった。みんなを笑顔にすることができたし、和太鼓をやってきてよかった」と目を潤ませていた。

開設10周年祝う デイサービス「すまいる」 岡山

山陽新聞 
知的障害者更生施設・弘徳学園(岡山市中区赤坂南新町)は17日、知的障害者を対象にしたデイサービスセンター「すまいる」(同所)の開設10周年を祝う記念イベントを同所で開いた。利用者や家族ら約130人が参加。小林梅男理事長が「役員や職員らの献身的な援助に感謝している。利用者一人ひとりが明日の光を目指す姿勢は不変。頑張って支えたい」とあいさつした。

実演販売:知的障害者らが働くパン店、5周年 きょうまで「感謝祭」深谷 /埼玉

毎日新聞 
知的障害者らが働くパン店「スワンベーカリー深谷店」(深谷市宿根)が、開店から5周年を迎えた。17日まで「感謝祭」として抽選会やパンの実演販売を行っている。スワンベーカリーは05年、働く場を作ることで障害者の自立を目指そうと、市内の知的障害者通所授産施設「あゆみ作業所」のメンバーが開店した。スタッフ18人のうち半数が知的障害者で、パン作りや販売を担当。焼きたての春野菜のカレーパンやメロンパンが人気のお店だ。丁寧な接客も店の売りだが、経営面では苦戦が続いているという。

スワンベーカリー:スワンについて

「障がい」「障碍」表記どうなる? 県内市町村模様眺め

徳島新聞 
障害の「害」には否定的なイメージがあるとして、政府が初めて「障がい」を使った「障がい者制度改革推進本部」が昨年12月に発足し、一気に進むとみられた平仮名化。ところが、障害者団体などから「平仮名にしても障害者の厳しい現実は変わらない」「『わざわい』の意味を含まない『障碍(がい)』が望ましい」といった意見が沸き起こり、徳島県内市町村でも「障がい」の表記を使用しているのは一部にとどまる。漢字表記のままの県も「当面、経緯を見守りたい」(障害福祉課)と静観の構えだ。

医療制度の拡充要請 障がいある子のひとり親困窮

沖縄タイムス 
親の亡き後にも、障がいのある子どもが安心して生活できるサービスを。県内の障がい者や支援者などでつくるチーム沖縄の上里一之代表らが16日、県に重度心身障がい者(児)と暮らすひとり親世帯への医療制度の拡充などを求めた。同会が昨年実施した調査で、ひとり親が抱える肉体的・経済的負担が大きいことが浮き彫りになり、特に高齢化した寡婦に対しての支援を訴えた。

発達障害の相談急増 福山市/広島

中国新聞 
福山市が開設する子ども発達相談室(三吉町南)で、発達障害検査の順番待ちが、3カ月前後に及ぶ状況が続いている。発達障害についての理解が広まったことで相談件数が最近になって急増。非常勤の委託相談員2人態勢による、週4日の対応では追い付かない状態だ。

周智高跡地に新特別支援校を 母親ら県に要望 静岡

静岡新聞 
発達障害のある子供を持つ母親らが16日、県庁に川勝平太知事と安倍徹県教育長を訪ね、新しい形式の特別支援学校の周智高校跡地(森町)への新設を求める要望書を提出した。賛同者3873人分の署名を添えた。母親らが要望したのは、発達障害のある生徒らが少人数教育を受け、保護者の相談や医学療法機能も備える「サポート校」の設置。「発達障害に対する理解を深めてほしい」とした。

2010年4月17日土曜日

千葉障害者準強姦:被告に懲役8年求刑 起訴内容認める

毎日新聞 
重度の知的障害を持つ20代の女性に性的暴行を加えたとして準強姦(ごうかん)罪に問われた千葉県白子町の元障害者支援施設職員、榊田悠人被告(23)の初公判が16日、千葉地裁(安東章裁判長)であった。榊田被告は「間違いありません」と起訴内容を認め結審、検察側は懲役8年を求刑した。弁護側は「反省している」として執行猶予付き判決を求めた。

教育ルネサンス 親と向き合う・2 要望の裏に「悩み」あり

読売新聞
3月19日、都立葛飾特別支援学校の卒業式。卒業証書を受け取る秀男さん(18)(仮名)の姿を見つめながら、父親(52)は感慨深げに振り返った。「信頼できる担任に出会えて本当に良かった」秀男さんの父親は、中程度の知的障害がある秀男さんの生後間もなく離婚し、男手一つで育ててきた。「息子の自立には、より健常者に近い教育を」との思いから、小中学校は普通学級に通わせた。

『芸術の才能開花を』 知的障害者の『工芸館』 藤沢にオープン

東京新聞 
藤沢市で知的障害者の入通所施設を運営する社会福祉法人「藤沢育成会」は十七日、利用者の芸術創作活動を支援しようと、同市遠藤の旧郵便局をアートスペースに改修した「よし介工芸館エクル」をオープンさせる。入所者が創作する絵画や工芸品に、特異な才能やひらめきを感じていた同会が、その才能を伸ばし、自立へつなげていくため、建設を決めたという。育成会によると、エクル(ecru)はフランス語で生糸や未漂白の麻の色という意味があり、何も描かれていないキャンバスをイメージして名付けられた。

障害者の自立支援へアート活動、社会福祉施設で作品展/平塚

カナロコ 
知的にハンディキャップがありながら、芸術に秀でた才能を持つアーティストたちの作品を中心に展示する「ちょっと不思議な湘南のアーティスト展」が社会福祉施設「Studio COOCA(スタジオ クーカ)」(平塚市平塚4丁目)で開かれている。クーカは昨年9月に市内の福祉関係者が独立し、株式会社としてオープン。自閉症などの障害者約50人が通い、アトリエで得意とするイラストやグッズの製作などに励んでいる。こうした作品の販売などで障害者が経済的に自立できるよう支えるのが目的で、全国でも数少ない施設という。

発達障害児・者支援情報保障研究会の設立について

ValuePress! 
就労支援推進ネットワーク(所在地:東京都羽村市 理事長:小林浩一)・発達障害児支援 アカンパニスト(所在地:東京都羽村市 代表:柳下記子)は、発達障害と歩む会 Companion(代表:高橋今日子)は、「発達障害の当事者と考えていく、発達障害児・者の情報保障」を研究する「発達障害児・者支援情報保障研究会」を2010年4月15日に設立する。

「こころの発達クリニック」 鳥取こども学園に開所

日本海新聞 
心理的な要因で対人関係がうまく築けない情緒障害児らを診療する「こころの発達クリニック」(川口孝一院長)が本年度、鳥取市立川町5丁目の鳥取こども学園地域交流ホーム1階に開設された。関係者を招いて15日に開所式があり、川口院長は「人間は生きている限り悩み続ける。治療だけでなく健康な心を伸ばす支援をしたい」と話した。診療科は、精神科と児童精神科で完全予約制。川口院長と池成孝昭医師(非常勤)の2人が担当する。投薬や検査もでき、川口院長は「心理療法だけでなく薬物療法など、さらに踏み込んだ医療支援が可能になった」と話している。

磐田に児童『療育』施設オープン 0〜6歳までの発達障害児が対象/静岡

中日新聞 
自分らしく一人一人のペースで発育・発達ができるよう「療育」を通して子どもと家族を支援する児童デイサービス「心愛(ここあ)」が15日、磐田市赤池にオープンした。施設は、NPO法人「ひなたぼっこ」(同市岩井、松下尚子理事長)が運営する。0〜6歳までの磐田、袋井市内の発達障害児が対象で、利用するには障害者自立支援法に基づく市の認定が必要。定員は1日当たり10人。

子育て相談センター 東海中央病院に開設 岐阜

読売新聞 
各務原市と同市蘇原東島町の東海中央病院は15日、同病院内に「子育て・教育相談センター」を開設した。同センターでは、診療内科医、小児科医、心理療法士など12人のチームが毎週木曜日、発達障害や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などを持つ児童の子育て相談を行い、適切な治療法などを紹介する。同センターの開設は、市が今年度策定した重点政策「各務原市シビルミニマム(市民の最低限の生活水準)」の中の新規事業。県少子化対策課は「自治体と病院が連携して子育て相談を行うのは聞いたことがない」としている。

「変わってる!?」と言われて 大人のアスペルガーを考える<3> 支援 根気良く“ルール”指導

東京新聞 
障害者の就職や職場定着を支援する大阪市内の事業所で、パソコン研修などの職業指導員を務める万里子さん(39)は、六年前、高機能自閉症のテツオさん(39)=いずれも仮名=と出会った。知的な障害はないが、幼児期の言葉の発達が遅いのが高機能自閉症。アスペルガー症候群に極めて近い発達障害だ。テツオさんは会話しても目の焦点が合わず、ニヤニヤしながら「女性はバカだ」「あの女の歌手は最悪だ」と独善的な悪口を言う。「この人を支援するのは苦手だなあ」が第一印象だった。

「変わってる!?」と言われて 大人のアスペルガーを考える<2> 家族 正しく理解し付き合う
「変わってる!?」と言われて 大人のアスペルガーを考える<1> 当事者 対人関係ずっと違和感

博多RC負担軽減で危機救う 出会いが生んだ善意の支援 大野城市の福祉パン工房「ありがたい」

西日本新聞 
自閉症の人たちの自立と雇用創出を目指し、パン工房を運営する大野城市のNPO法人「ゆづるは」(松尾敦子理事長)が、約200万円相当の調理器具などを寄贈されたのを機に、スタッフの過労や施設老朽化の問題を乗り越えて体制強化の道を歩み出した。寄贈したのは福岡都市圏の経営者らでつくる「博多ロータリークラブ」(杉山俊明会長、70人)で、きっかけはパンの出張販売で生まれた出会い。工房スタッフは「地道な活動が認められてうれしい」と喜んでいる。同クラブの杉山会長は「役に立てて安心した」。松尾理事長は「存続が危ぶまれた時期の善意と、活動への評価はありがたい。機材を活用して活動を盤石にし、九州の療育支援を担う人材育成にも取り組みたい」と意気込んでいる。

2010年4月16日金曜日

勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件

47NEWS
千葉県東金市で2008年9月、保育園児成田幸満ちゃん=当時(5)=が殺害された事件で、殺人罪などで起訴された勝木諒被告(23)の主任弁護人、副島洋明弁護士が辞任したことが15日、分かった。弁護団関係者によると、今月、副島弁護士から辞任したいと連絡があったが、理由は明らかにしていない。共同通信の取材に同弁護士は「辞任したことは事実だが、理由などは答えられない」としている。

いろいろと事情はあることでしょうが、副島洋明氏には最後まで続けてほしかったです。これでは負けそうだから放りだしたのではと思われても仕方ありません。

勝木被告の主任弁護人辞任/千葉の女児殺害事件 四国新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 長崎新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 山形新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 富山新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 京都新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 徳島新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 岩手日報
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 北國新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 静岡新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 秋田魁新報
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 山陰中央新報
勝木被告の主任弁護人辞任 東奥日報
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 西日本新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 下野新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 神戸新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 河北新報
勝木被告の主任弁護人辞任 山陽新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 山梨日日新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 東京新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 中日新聞
勝木被告の主任弁護人辞任 千葉の女児殺害事件 中国新聞

特別支援学校:在籍者急増、県教委が弊害改善 10年間の増加率、全国1位 /滋賀

毎日新聞 
県内に14校ある県立特別支援学校(盲、ろう、養護学校)に在籍する児童生徒の増加率が09年度までの10年間で1・62倍に達し、全国で最も高いことが県教委のまとめで分かった。15日に県庁である特別支援学校の経営協議会で校長らに報告する。特に急増している養護学校では教員不足を訴える声が上がっており、県教委は今後、地域の公立小中高校の教員らと意見交換の場を設け、教育環境の改善に向けた対策に乗り出す方針。

肢体不自由児の教育拠点を併設 栃木特別支援学校

下野新聞 
栃木特別支援学校で肢体不自由教育部門の開設式が14日、児童生徒、保護者、関係者らが出席して行われた。知的障害学校への併設は県内で初めて。肢体不自由児が地域で専門的な教育が受けられる県南の拠点として、期待が寄せられている。この春は定員約70人のうち、小学部25人、中学部9人、高等部9人の計43人でスタート。同部門設置をめぐっては県身体障害(児)者友の会が4万人超の署名を提出するなど要望が出されていた。

自立支援の善意を集め、手作り販売店16日オープン/鹿屋市

南日本新聞 
鹿屋市田淵町の知的障害者、植木奈々さん(22)の作品を展示販売する「奈の花の家」が16日、同市西祓川町の喫茶店「和光」駐車場にオープンする。自立を支援しようと同店オーナー中野三好さん(66)が土地を無償で貸し出したほか、中野さんの友人らも店の設置に協力。奈々さんは「開店はみんなのおかげ。多くの人が集まる店にしたい」と張り切っている。奈々さんは4年前に同市の「NPO法人知的障がい者小規模作業所eすぺーす」に通所。そこでビーズをつなげたストラップ作りに出合い、創作活動を始めた。直径約2ミリのビーズ約100個でかたどる2足のわらじ形ストラップなどを作れるようになったが、展示販売する機会が限られていた。

障がい児サロン5月開設 笠岡

山陽新聞 
笠岡市社会福祉協議会は、発達障害や軽度の知的障害がある子どもと保護者を対象にした「障がい児子育てサロンわかば園」を5月、同市横島に開設する。保育士や幼稚園教諭の資格を持つスタッフが常駐して一時預かりを行うほか、同じ境遇の“先輩”の母親らが経験を伝え、保護者を支援する。対象は、笠岡市内に住む発達障害や軽度の知的障害のある0〜18歳未満の子どもと保護者。定員は10人程度。スタッフ2人と、知的障害者の母親らでつくる市手をつなぐ親の会メンバーを中心としたボランティア数人で運営。一時預かりをはじめ保護者が抱える悩み事相談に応じる。利用する保護者同士の交流や情報交換にも役立ててもらう。

特別支援学校:掛川市立総合病院跡地に設置へ /静岡

毎日新聞 
県は、障害を持つ児童が通う特別支援学校を新たに掛川市に設置する方針を決めた。同市立総合病院(同市杉谷南)の敷地に新設する考え。障害のある児童数はここ約10年で1・5倍近くに増えており、こうした状況に対応する。新設する時期や規模などは今後、県教委で検討する。県内の特別支援学校では、約10年前から知的障害を抱える生徒数が急増。県立の34校(分校、分室を含む)では98年の2739人から09年には4030人に増えた。知的障害を持つ生徒に限ると1491人から2790人とほぼ倍増した。希望に応じて学級の設置を始めたことが背景にあるとみられる。

佐久市で障害者2人の合同作品展

信濃毎日新聞 
佐久地方の知的障害者2人による合同絵画展「My favorite things(わたしのお気に入り)牛木靖・井出百合子展」が、佐久市佐久平駅北の元麻布ギャラリー佐久平で開かれている。作品発表の機会を増やし、創作意欲の向上につなげようと、2人が活動している障害者施設が初めて企画。色鮮やかな絵画約600点が並び、訪れた人が見入っていた。18日まで。

悩める個性 学ぶ場 石川

朝日新聞 
◆野々市に高校サポート校◆ 発達障害の生徒を専門的なカリキュラムで受け入れる通信制高校サポート校が野々市町に開校し、今月新入生を迎えて本格的に動き出した。山梨県の日本航空高校と、県内で発達障害児を支援してきたNPO関係者が連携。同高の通信課程のほか、心理カウンセリングなど独自の授業を盛り込み、一般の高校になじめず行き場を失った生徒たちの学びや進路選びを支える。開校した「日本航空高校西金沢学習支援センター」(野々市町御経塚5丁目)のセンター長・佐藤公一さん(44)は2003年に金沢市で学習障害児らの塾を開き、08年からNPO法人「発達障害者就労支援協会」を運営する心理カウンセラーだ。昨秋に生徒1人で開校し、今月8人が入学。15歳〜20歳の生徒と専従スタッフ3人で本格始動した。生徒の約半数に発達障害の症状がある。

佐野中心地に総合福祉施設 喫茶店も、共生目指す

下野新聞 
小中町の社会福祉法人「とちのみ会」が中心市街地の大町に建設していた総合福祉施設「どんぐり」が完成し12日、市内のホテルで式典が行われた。同施設は1階に福祉喫茶や授産施設としての作業所、障害者や親らが自由に過ごせる多目的スペース、発達障害児の親が小児科医からアドバイスをもらえる相談支援室などを備える。2階は知的・精神障害者が入居する定員11人のケアホームになっている。

パイオニア精神と実績を評価 神奈川

タウンニュース 
平成21年度ボランタリー活動奨励賞受賞団体・個人が先月10日に発表され、県内の4団体、1個人を選出。泉区内からは上飯田町の特定非営利活動法人「峠工房」が選ばれた。「かながわボランタリー活動推進基金21」事業の一つ。他のモデルになるような実践的な活動を行い、地域社会への貢献度が高く、今後さらに継続発展が期待できる団体・個人を表彰した。峠工房は、発達障害など制度の挟間、法律の谷間にある障害をもつ子どもたちの支援を早い段階から取組んでいるパイオニア精神とこれまでの実績が評価された。

2010年4月15日木曜日

知的障害児施設で虐待 違法拘束など441件…大阪・城東

読売新聞 
大阪市城東区の社会福祉法人「大阪福祉事業財団」が運営する知的障害児施設「すみれ愛育館」で2005年4月〜09年10月、職員が入所者に対し、顔面を殴るなどの虐待や、要件を満たさない身体拘束など児童福祉法に違反する行為を計441件繰り返していたことが、市の監査でわかった。けが人もあり、市は「行き過ぎた行為があった」として3月下旬、同法に基づいて施設に是正指導を行った。昨年9月、市に通報があり、調べていた。市によると、施設には知的障害がある2〜39歳の68人が入所。指導員ら約40人の職員が勤務している。

小中の通級指導は5万4千人 16年連続増、文科省調査

47NEWS 
通常学級に在籍しながら必要に応じて、別の学校や教室などで障害に合った指導が受けられる「通級指導」の対象になっている全国の公立小中学校の児童生徒は、昨年5月1日時点で計5万4021人いることが13日、文部科学省の調査で分かった。調査開始の1993年以来、16年連続で増加した。文科省は「学校の受け入れ態勢が整備されるとともに、発達障害に対する保護者の理解が進み、適切な対応を求めるようになってきているのではないか」としている。

日立市こども発達相談センター:市教育プラザに開所 /茨城

毎日新聞 
日立市は13日、発達障害児の早期発見と総合支援を目指す「日立市こども発達相談センター」を同市神峰町の市教育プラザにオープンした。県内では初めての試み。同日開かれた開所式には市内の幼稚園や小学校関係者ら約50人が参加。河井章夫教育長は「子ども一人一人のきめ細かな対応が大切だ」とあいさつした。市教育研究所によると、同市の発達障害の相談数は08年に計804件あり、年々増加傾向にある。特別支援学級は市内の小中学校に68学級ある。

宇部市:障害者の就労を支援、「ワークステーション」設置 /山口

毎日新聞 
宇部市は来月6日、働く意欲のある障害者を支援する「障害者就労ワークステーション」を市役所本庁1階に設置する。市は「中四国地方の市町では、初の取り組み」という。同ステーションは、久保田后子市長のマニフェストの一つ。業務内容は、役所内での封筒への封入やデータ入力作業など事務作業。対象は、知的障害や発達障害者で、当面4人程度が働く予定。

2010年4月14日水曜日

「愛らしい花咲いて」市民の花カワラナデシコ500株植樹/平塚

カナロコ 
夏には「市民の花」がお出迎え。知的障害者施設などを運営する社会福祉法人「進和学園」(出縄明理事長、平塚市万田)の利用者や職員約20人が13日、平塚市役所(浅間町)の正面玄関前の花壇でカワラナデシコの苗500株を植えた。7年前から続けており「訪れる人たちに楽しんでもらえたら」と、心を込めて育ててきたという。この日は晴天に恵まれ、参加した学園利用者らは作業着姿で1株ずつ丁寧に植え、みずみずしい苗が花壇を彩った。植栽後も、同学園が除草などの管理を行う。7月末ごろから、薄紅色の愛らしい花が見ごろを迎える。

「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず

47NEWS 
常用漢字の改定を議論している文化審議会の漢字小委員会は13日、191字を増やすとしたこれまでの試案に追加する漢字はないことを確認した。「障害」ではなく「障碍」と書けるように、障害者団体などが「碍」の追加を求めていたが、見送った。「碍」について、戦前は障害も障碍も「妨げ」の意味で使われていた。戦後、「碍」が当用漢字にも常用漢字にもならなかったため、障害という表記が定着。これに対し、「害」は否定的なイメージが強いとして「碍」の追加を求める声が高まっていた。

「碍」の常用漢字見送り 文化審、障害者の要求退ける 中国新聞
『碍』常用漢字見送り 文化審 東京新聞
「鷹」常用漢字入らず…文化審小委最終試案 読売新聞
 新しい常用漢字案まとまる NHK
 常用漢字、「碍」の見送り 「玻」「鷹」も 日本経済新聞
『碍』常用漢字見送り 文化審 東京新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 北海道新聞
 常用漢字改訂案、変更せず=「碍」は見送りー文化審 時事通信
「碍」の常用漢字見送り 大分合同新聞
「碍」の常用漢字見送り「玻」「鷹」も追加せず 四国新聞
「碍」の常用漢字見送り「玻」「鷹」も追加せず 佐賀新聞
「碍」の常用漢字見送り「玻」「鷹」も追加せず 長崎新聞
「碍」の常用漢字見送り 徳島新聞
「碍」の常用漢字追加見送り 文化審議会小委員会 琉球新報
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 山形新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 大阪日日新聞
「碍」の常用漢字見送り 岩手日報
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず   岩手日報
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 静岡新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 山陰中央新報
「碍」の常用漢字見送り 千葉日報
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず カナロコ
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 岐阜新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 日本海新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 下野新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 愛媛新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 福井新聞
 常用漢字追加見送り「碍」「玻」「鷹」 スポーツニッポン
「碍」の常用漢字見送りー「玻」「鷹」も追加せず 北國新聞
「碍」の常用漢字見送りー「玻」「鷹」も追加せず 富山新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 京都新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず  西日本新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 東奥日報
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 中国新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 神戸新聞
「碍」の常用漢字見送り 新潟日報
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 山梨日日新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 山陽新聞
「碍」の常用漢字見送り・ 山梨日日新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 河北新報
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず デイリースポーツ
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も 文化審小委 MSN産経ニュース
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 東京新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 中日新聞
「碍」の常用漢字見送り 中日スポーツ
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も追加せず 熊本日日新聞
「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も 日刊スポーツ

障害者参加の会議 情報どう伝達

読売新聞 
点字、映像配信…工夫様々。
障害のある人が参加した「障がい者制度改革推進会議」が開かれているけれど、どのように、情報のバリアを乗り越えているの?。視覚、聴覚障害がある人、その両方を併せ持つ「盲ろう」の人のほか、車いすの人や精神、知的障害を持つ人らがいる。コミュニケーションに困難を持つ人たちが、一つのテーブルを囲んで話し合うことから、会議では多くの工夫が凝らされている。

特別支援学校:開校式

高校の敷地内に支援学校開校 全国初、日々の交流可能に 47NEWS
障害のある小中学生らが高校生と日常的に交流できるように、高校の敷地内につくられた全国初の特別支援学校の開校式が13日、京都府八幡市で開かれた。校名は府立八幡支援学校。高等部と高校の併設例は各地にあるが、小学・中学・高等部と高校を同じ敷地に併設するのは全国で初めて。敷地内の京都八幡高校で福祉や医療を学ぶ高校生との交流や共同学習を通じ、相互理解を深めるのが狙い。

「新たな伝統築く」 1期生35人、期待胸に入学式 市原特別支援学校・つるまい風の丘分校 千葉日報
知的障害のある生徒の職業的自立を目指す県立市原特別支援学校(同市能満)の「つるまい風の丘分校」(鎌田哲夫校長)が、同市鶴舞の県立鶴舞桜が丘高校グリーンキャンパス内に開校した。12日は入学式が行われ、記念すべき1期生35人が学びの門をくぐった。同分校は園芸技術科、流通サービス科を設け、生徒は専門教科の学習や企業実習などを通じて働く姿勢や意欲、スキルなどを身に付ける。

開校式:芦屋特別支援学校で /兵庫 毎日新聞
知的障害のある児童・生徒が通う県立芦屋特別支援学校(芦屋市陽光町)で12日、開校式があった。小中高一貫教育で、西宮市南部や芦屋市の約200人が通う。 芦屋市南部の人工島「潮芦屋」に位置し、敷地面積は約1万7000平方メートル。県教委によると近年、特別支援学校への進学を志望する児童・生徒が増えてきており、県立阪神特別支援学校(西宮市田近野町)の規模では対応しきれなくなったという。

倉敷琴浦高等支援学校で開校式 1期生24人、学校生活スタート 岡山 山陽新聞
軽度の知的障害がある高校生に職業教育を行う岡山県立倉敷琴浦高等支援学校(倉敷市児島田の口)で13日、開校式と入学式が開かれ、1期生24人が学校生活のスタートを切った。同校は、繊維産業が盛んな児島地区の特長を生かして被服製作、染色など学ぶ「家政」をはじめ「流通サービス」「環境サービス」の3コースを職業科に設定。1年は全コースの基礎実習や就業体験、2年から選択したコースで専門的な技能の習得を進めていく。

美術展:知的障害超えたアート300点展示ーー江戸川 /東京

毎日新聞 
知的障害のある子供たちの美術展「愛Feel!障がいを超えるアートのちから展」(東京東江戸川ロータリークラブ主催)が14、15の両日、タワーホール船堀(江戸川区船堀4)で開かれる。都立白鷺特別支援学校や同区立松江第5中学特別支援学級の生徒や卒業生らが制作した、ペットボトルによるオブジェや水彩画など、約300点が展示される。

わいせつ訴訟 浦安市「謝罪しない」

朝日新聞 
浦安市に住む知的障害がある少女(18)が小学生の時、担任教諭からわいせつ行為を受けたと訴えた民事訴訟で、東京高裁が被害事実を認定し市と県に330万円の損害賠償を命じた控訴審判決が確定したのを受け、裁判を支援した市民らが12日、同市に被害者への謝罪や再発防止策などを要望した。これに対し市は「市長と教育長は謝罪しない」と明言、市民らは「性的虐待が認められた事実を真摯(しん・し)に受け入れない限り再発は防止できない」と抗議した。

いじめ動画掲載で利益追求 グーグル、伊地裁が判断

47NEWS 
米ネット検索大手グーグルの動画サイトにイタリアの自閉症の子供がいじめられている様子を撮影した動画が投稿され、同社幹部らに有罪判決が言い渡された裁判で、同国北部ミラノ地裁は12日までに、グーグル側がサイトへの広告掲載で利益を得ようとしていたとの判決理由を開示した。AP通信が伝えた。

3施設の子供たちに、こいのぼりを寄贈

MSN産経ニュース 
5月5日の「こどもの日」を前に、産経新聞千葉総局(宇都宮尚志総局長)は13日、千葉県内の児童養護施設など3施設に「こいのぼりセット」を寄贈した。寄贈を受けたのは、松戸市の児童養護施設「晴香園」(箱田久美子施設長)▽柏市の知的障害児施設「豊四季光風園」(横山紀武(としたけ)園長)▽八千代市の知的障害児・肢体不自由児通園施設「八千代市児童発達支援センター」(佐熊伸広所長)。

発達障害:県がサポート手帳 支援の仕方一目で /埼玉

毎日新聞 
コミュニケーションのとり方に配慮が必要な「発達障害」の子供らのために、障害の特性と成長の段階ごとに受けてきた支援を書き込むことができる「サポート手帳」を県が2年がかりで作成した。幼稚園から小学校、中学へと進学によって環境が変わっても、手帳を見れば適切な支援の仕方が分かるようにとつくられた。手帳は、乳幼児期は発育記録や相談歴、学齢期は教育支援の計画、成人期は就労の記録などを専用の用紙に書き込んで使う。A4判のファイルに用紙や他の必要な資料を挟み込むことができる。また持ち運びに便利で病院で受診する際に苦手なことや配慮してほしいことなどをまとめたポケットサイズの「サポートカード」も作った。

2010年4月13日火曜日

障害者新法の検討部会、メンバー55人 異例の大所帯

朝日新聞 
障害者自らが制度づくりを進める政府の「障がい者制度改革推進会議」は12日、障害者自立支援法の廃止後の法制度を検討する部会の発足を決めた。関係団体の要望を踏まえた結果、部会のメンバーは55人の大所帯に。親会議メンバーの24人の2倍以上という異例の構成になった。55人のうち、障害がある当事者や家族などは22人。発達障害など会議のメンバーに入らなかった団体からの不満を考慮した結果、膨れあがった。

夢かなった!介護福祉士

三陸河北新報 
気仙沼西高(大野剛校長、生徒361人)の福祉類型を3月に卒業した11人が、3月31日に発表があった2009年度介護福祉士国家試験に合格した。受験した生徒が2年連続で全員合格する快挙だ。ただ、法改正によって受験資格が変わり、同校生徒が介護福祉士の試験を受けられるのは10年度限り。ようやく軌道に乗り始めた取り組みが見直しされることで戸惑いの声がある一方、「連続合格を3年連続に引き伸ばし、最後の年を締めくくってほしい」との期待もある。

2010年4月12日月曜日

子育ては個育て 東京都葛飾区

毎日新聞 
先月、息子は無事に高校を卒業しました。健常児なら当たり前のことなのですが、息子は3歳児健診の時、軽度の知的障害があると言われました。その時は、普通高校を卒業できるなんて夢にも思いませんでした。理解ある幼稚園に3年間お世話になり、小学校は学区内の普通学級で6年間過ごしました。個別指導の塾から、面倒見の良い私立の中高一貫校を薦められ、やっとのことで合格にこぎつけました。

障害者施設「あおぞら」問題、石川

朝日新聞 
羽咋市の知的障害者通所授産施設「あおぞら」で、運営する社会福祉法人の理事長(76)と一部職員が対立し、多数の利用者が退所するトラブルが起きていたが、続投の意欲を見せていた理事長が3月に退任し、2年近く続いた問題は一応収束した。しかしトラブルの影響で、同施設が設立時から掲げてきた「利用者と地域とのつながり」は途切れてしまい、施設を指導する立場の行政の対応にも批判が出ている。

自閉症への理解を 障害児の父親らライブ

東京新聞 
自閉症をテーマにした映画「ぼくはうみがみたくなりました」を上映中の川崎市アートセンター(麻生区万福寺6)で10日、発達障害児の父親で歌手のうすいまさとさんや自閉症の人たちのバンドがライブを行い、障害への理解を呼び掛けた。上映は十六日まで(十二日休館)。午前十一時五十分と午後七時の二回(十一日は午前のみ)。十三日夜の回は副音声ガイド日本語字幕付き。入場料は一般千五百円。市アートセンターは小田急線新百合ケ丘駅北口徒歩三分。

2010年4月11日日曜日

7歳の男児、パワーウインドーにはさまれ意識不明 長崎

朝日新聞
10日午後4時45分ごろ、長崎市琴海戸根町の国道206号で、走行中の軽乗用車の後部座席に乗っていた男児(7)=長崎県時津町=がパワーウインドーに首をはさまれた。男児はドクターヘリで市内の病院に運ばれたが、意識不明の重体。障害児童預かり施設の女性職員(25)=同市=が、施設から男児を含む3人を自宅に送る途中だった。

あゆみ園:地域住民とふれあいーー高松の事業所 /香川

毎日新聞 
高松市勅使町の障害者福祉サービス事業所「あゆみ園」(小西英夫管理者)で、「ふれあいの日」が開催された。ゲームやバザーなどがあり、地域の住民や関係者ら約500人でにぎわった。現在、同園には18~74歳の知的障害者61人が通っている。 会場には、通っている人たちが作った織物「さをり織り」の雑貨やガラスのアクセサリー、陶器、編み物などの販売コーナーや、輪投げやヨーヨー釣り、くじ引きのゲームコーナーが設けられた。

「いずみの家」のパン好評 上山、売り上げ2年連続1000万円達成

山形新聞
上山市の知的障害者通所授産施設「上山いずみの家」で利用者が作ったパンやクッキーが好評だ。2009年度の売り上げは08年度に続いて目標額の1000万円を達成。低価格でおいしいことが市民の間で評判となっており、利用者の励みになっている。利用者は初めこそ製造技術の難しさに戸惑うが、職員からアドバイスを受けたり、何度も作業を繰り返すことで予想以上の成果を挙げるケースが多いという。堀川施設長は「人は必ず成長できると実感させられることが多い。売り上げも大切だが、作業を通して利用者の良い面を引き出したい」と話している。

知的障害生徒、岐阜大で農業実習へ

岐阜新聞 
岐阜市教育委員会と岐阜大学応用生物学部は9日、知的障害のある生徒の農業実習で連携する覚書を締結した。岐阜特別支援学校(同市小西郷)の生徒が、大学内の農場で就業体験実習を積むもの。市教委にとっては生徒の就職支援となり、大学側は知的障害者の農業就労に関する調査ができるなど相互にメリットがある試みだ。同学部は一昨年から知的障害者の短期実習や採用を積極的に進め、知的障害者への農作業指導法などを研究。既に計4人の知的障害者が非常勤職員として働いている。

“三方一両得”制度導入訴え 行田で講演 障害者雇用『国は努力を』 埼玉

東京新聞 
従業員の七割以上が知的障害者というチョーク製造会社「日本理化学工業」(川崎市)の大山泰弘会長(77)が、行田市教育文化センターみらいで講演した。障害者雇用を通して考えた働く幸せの意味や、国が企業に最低賃金分を助成する“三方一両得”のベルギー方式の導入を訴えた。一般的に企業の障害者雇用率は低く、なかなか改善されない。大山さんは解決策として、障害者を雇用した企業に国が最低賃金分を助成するベルギーの制度を紹介した。「障害者を施設で面倒みると一年に五百万円ぐらいかかる。最低賃金分の負担なら百五十万円。国は財源を節約でき、企業は障害者を雇用でき、障害者は働きながら地域で暮らせる。三方一両得のしくみ」と話した。

第3回成人発達障害のソーシャル・スキル・トレーニング(SST)学習会

ValuePress! 
発達障害と歩む会『Companion』(代表:高橋今日子)は、成人発達障害のソーシャル・スキル・トレーニング(SST)学習会を、2010年5月9日に東京都世田谷区で開催する。新年度になると、様々な場で「自己紹介」をする機会が出会います。しかしながら、自己紹介の場でどんな聞き方をして、どのように対応すればよいか迷うことがしばしばです。今回は、発達障害の学習支援をしている柳下記子さんにファシリテーターをお願いして、「自己紹介の聞き方」のワークショップを行います。

スペシャルオリンピックス 熊本市でチャリティーバザー

テレビ熊本 
知的発達障害のある人たちがスポーツを通じ社会に向き合っていく「スペシャルオリンピックス」の活動に役立てようと、熊本市でチャリティーバザーが開かれました。このバザーはスペシャルオリンピックスの活動の輪を広げようと「NPO法人スペシャルオリンピックス日本・熊本事務局」が開いたもので、会場には事務局に寄せられたタオルや食器などの日用品や野菜などが、7つのブースで販売されました。

2010年4月10日土曜日

恵比寿に障害者と健常者がともに暮らす共同住宅ー福祉支援NPOが開く

シブヤ経済新聞 
福祉支援NPO法人ぱれっと(渋谷区東3、TEL 03-5776-7302)は4月3日、障害者と健常者が一緒に生活する共同住宅「ぱれっとの家 いこっと」(同)を開設した。現在、知的障害者の中で親や施設から自立して生活を送っている人は「ごく少数」だという。しかし、「障害が軽度で自立できる人もいる」と考える同NPOがサポートし「知的障害者が自立して生活する機会を増やしていきたい」と、「ぱれっとの新しい家づくり計画」がスタート。同計画は、同NPOを設立当初から「支援している」東京木工所(恵比寿南1)との協働事業で、同社が土地提供と建物の建設を行い、同NPOが建物をサブリースで借り受け運営する。

知的障害の小中学部を開設 広島

中国新聞 
尾道市栗原町の尾道特別支援学校(新谷慶子校長)は、知的障害のある児童、生徒を受け入れる小学部と中学部を開設した。従来からある聴覚障害と同じ敷地内に設置する。小1の5人と中1の2人が入学。同市に住む中2の2人が三原特別支援学校から転校し、知的障害クラスは9人でスタートした。

入学式:新設の養護学校、分校に5人入学ーー鳥栖・田代小 /佐賀

毎日新聞 
鳥栖市立田代小に今年から設けられた県立中原養護学校(みやき町原古賀)の知的障害小・中学部の分校の入学式が8日あった。県立特別支援学校の分校は県内では初めて。新入生は小学部4人、中学部1人。他に小学部の5年生1人が通う。式では中原養護学校の石井一直校長が「元気なあいさつを分校の伝統にしましょう」と式辞を述べ、新入生を代表して中学部の新1年生が「先生や友達と勉強やスポーツに励み、新しい分校を作ります」と抱負を述べた。

障害のある生徒の就職 促進へ職場実習を 企業側の理解に効果 /大阪


府立の特別支援学校高等部に通う生徒の就職率は近年少しずつ上向いているが、全国平均とはなお開きがある。障害のある生徒も多くが、働きたいと思っている。そうした気持ちに応える支援は、どうあるべきか。生徒と企業の橋渡し役を担う社団法人「おおさか人材雇用開発人権センター」(CーSTEP、大阪市中央区)を訪ね、考えてみた。

発達障害児支援 岡山市が本腰

読売新聞 
発達障害児の支援強化に、岡山市が今年度から乗り出した。教育現場に出向いて教員を指導したり、保護者からの電話を受けたりする専門の相談員らを嘱託職員として採用。また、周囲の無理解を無くすため、講演会などを通じた啓発活動にも力を入れる。市教委と福祉の担当課が一体となった取り組みで、市は「切れ目のない支援につなげたい」とし、保護者からも期待の声が上がっている。

2010年4月9日金曜日

知的障害児施設で虐待「体罰が当たり前だと思った」

MSN産経ニュース 
大阪府内の障害者施設で児童らに対し虐待行為があった問題で、施設の職員らが「周りに迷惑をかける子供には(体罰が)当たり前の方法だと思っていた。注意する人もいなかった」と話していることが7日、府への取材で分かった。施設では身体的虐待が横行していたといい、府の担当者は「認識が低く言語道断」と批判した。

虐待などをテーマに研修活動を行う「エンパワメント・センター」の森田ゆり代表は「施設内で虐待や体罰が起こるのは、職員数に余裕がないことと、職員への研修が十分でないことが原因。力で押さえ込んでは効果がなく、それ以外の方法を学ぶ姿勢が大切だ」と話している。

大阪の障害児施設職員、日常的に児童ら体罰 読売新聞
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 静岡新聞
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 長崎新聞
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 静岡新聞
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 山陰中央新報
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 徳島新聞
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 山形新聞
施設で知的障害児を虐待ー小学女児へのわいせつも 富山新聞
施設で知的障害児を虐待 京都新聞
施設で知的障害児を虐待ー小学女児へのわいせつも 北國新聞
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 山陽新聞
施設で知的障害児を虐待 山梨日日新聞
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 秋田魁新報
施設で知的障害児を虐待 岩手日報
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 神戸新聞
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 東奥日報
施設で知的障害児を虐待 デイリースポーツ
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 河北新報
大阪府の障害児施設で体罰、府は把握せず 日テレNEWS24
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも デイリースポーツ
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 西日本新聞
施設で知的障害児を虐待 岩手日報
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 中日新聞
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 中国新聞
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 下野新聞
施設で知的障害児を虐待 小学女児へのわいせつも 東京新聞
大阪府の児童施設 職員13人が日常的虐待 毎日放送
児童虐待:施設の保育士や指導員 大阪 毎日新聞
児童養護施設、障害児施設で職員が日常的虐待 府が指導 朝日新聞

障害者のチカラを引き出す“社会実験” 共同スタジオ「アトリエ インカーブ」《後編》

日経ビジネスオンライン 
通所する知的障害者がのびのびと才能を発揮できる環境作りに徹する「アトリエ インカーブ」(大阪市平野区)。その理念や運営方針を端的に表すユニークな“所内用語”がある。ここでは、通所者を「クライアント」と呼んでいるのだ。その理由を、アトリエ インカーブのエグゼクティブディレクターでもある今中博之氏は「施設にとって利用者はあくまでもお客様ですから」と事もなげに言い切る。

社会福祉法人が育てた「現代アート」の新星たち 共同スタジオ「アトリエ インカーブ」《前編》 
 日経ビジネスオンライン

障害者雇用就労サポートセンター:藤里「虹のいえ」に開設 /秋田

毎日新聞 
能代市・山本郡内に住む障害者の就労支援や受け入れ企業の開拓をする「障害者雇用就労サポートセンター」が、藤里町矢坂にある知的障害者入所授産施設「虹のいえ」に開設された。障害者雇用率が低迷する中、多様な就労機会の提供と雇用支援を行うのが目的で、専門スタッフ2人を配置。町が同施設を運営する社会福祉法人「秋田虹の会」(袴田俊英理事長)に事業を委託した。期間は1年間。

障害者の権利条約知って 公定訳文案冊子で紹介

読売新聞 
武蔵野市で自閉症や学習障害(LD)などの子供を中心とした学習塾「遠山真学塾」を主宰する小笠毅さん(69)が、2006年12月に国連で採択され、日本はまだ批准していない「障害者権利条約」について、未公表の政府の公定訳文案を紹介するとともに、塾の視点からの逐条解説を加えたブックレットを自費出版した。小笠さんは「条約の中身を知ることで、学校の先生や親たちが意識を変え、障害のある子どもたちの権利に目覚めてほしい」と呼びかけている。

汗かく喜び 障害者に

朝日新聞 
「もうムリ、疲れた」。そうこぼす息子の顔がなぜか笑っていた――。水戸市のNPO法人「蛍の会」が障害者とともに納豆の原料となる大豆づくりに取り組んでいる。できあがった「蛍納豆」もすぐに売り切れる人気だ。知的障害のある長男に太陽のもとで汗をかく喜びを伝えたい。代表の沢畑清子さん(54)のそんな願いが大きな実を結んだ。

特別支援学校分教室 3県立高で開始 沖縄

琉球新報 
南風原、中部農林、久米島の県立3高校で7日、知的障害がある生徒が特別支援学校に在籍しながら、県立高校内で学ぶ「特別支援学校分教室」の取り組みが始まった。導入初年度となる2010年度は19人が3高校に通う。南風原と中部農林に通う17人は同日午前、沖縄高等特別支援学校での入学式を終え、午後から各高校の入学式に参加した。県教育庁は、今後3年間は3校を研究モデル校とし、カリキュラムや交流の在り方などについて研究を深める考え。現在は空き教室などを利用しており、今後、正式な施設整備を計画している。

記者ノート:しゅん君、真の春は先 通信制に入学へ、ダウン症の15歳 /高知

毎日新聞 
仲良しの同級生と同じ地域の県立高校に入ろうと受験に挑んだ、ダウン症の少年に出会った。結局、唯一合格した高知市の私立太平洋学園高校通信制に入る。「高校生にはなれたけど……」。母親は、息子の入学を喜んでいたが、私には少しがんばって笑っているように見えた。母親が望むのは、障害の有無に関係なく、子どもがともに学べる普通高校。県内でそれが実現する日は、来るのだろうか。

2010年4月8日木曜日

準強姦容疑:知的障害者に暴行、生活支援員を逮捕 千葉

毎日新聞 
千葉県一宮町の障害者支援施設「青松(せいしょう)学園」の生活支援員だった男が昨年1月、重度の知的障害を持つ20代の女性入所者に性的暴行を加えたとして、準強姦(ごうかん)容疑で逮捕、起訴されていたことが関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、男は榊田悠人被告(23)。昨年1月下旬の夜、同施設内で、知的障害のため意思表示できない女性を性的に暴行した疑いが持たれており、容疑を認めているという。女性は暴行を受けて妊娠し、昨年8月に胎児を死産した。DNA鑑定から父親が榊田被告と判明したという。

知的障害で意思表示できなかったから準強姦なんでしょうか。どう考えても強姦です。ほんとうに腹立たしいです。

千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 大分合同新聞
障害者女性に乱暴容疑で生活支援員の男を逮捕 千葉県警 MSN産経ニュース
千葉県内の障害者支援施設で知的障害のある女性に暴行 23歳男、逮捕・起訴 FNN
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 千葉日報
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 長崎新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 下野新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 西日本新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕ー生活支援員の男 北國新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕ー生活支援員の男 富山新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 山形新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 静岡新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 山陰中央新報
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 京都新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 岩手日報
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 中国新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 秋田魁新報
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 山陽新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 河北新報
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 山梨日日新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 東奥日報
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 神戸新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 47NEWS
DNA鑑定で判明 生活支援員の男逮捕 障害者に妊娠させた スポーツニッポン
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 デイリースポーツ
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 東京新聞
千葉、障害者に乱暴容疑で逮捕 生活支援員の男 中日新聞
障害者に乱暴容疑で逮捕、生活支援員の男 日刊スポーツ
知的障害の女性を暴行=施設の元生活支援員逮捕ー千葉 時事通信
知的障害の女性に性的暴行容疑 千葉の元施設職員逮捕 朝日新聞
障害者女性を暴行 容疑で元生活支援員逮捕 長生郡の施設 千葉日報

絵画展:障害乗り越え、米国で 亀山「アトリエ・エピ」生徒の90点 /三重

毎日新聞 
亀山市阿野田町の絵画教室「アトリエ・エピ」(森敏子さん主宰)で、知的障害を乗り越え、絵画の制作を楽しんでいる生徒たちの作品が5月1日〜31日、米国サンディエゴ市のギャラリーで展示される。生徒の作品が海を渡るのは初めてで、7家族が森さんと渡米し、現地の子どもらと交流する。「ジャパニーズ・フレンドシップ・ガーデンギャラリー」に出品するのは、7歳から31歳までの18人のパステル画や水彩画など90点。森さんの友人で米国在住の女性が3年前、森さんのアトリエを訪れた際、壁に掛けられている作品に感動し、女性の尽力で海外展が実現した。

ジャーナリズム・カフェ 「見えにくいもの、伝えにくいものを感じる」 知的障害者サッカーをテーマにして

ValuePress!  
スピーカーを務めるのは、知的障害者サッカー日本代表を追ったノンフィクション『夢プライドinブルー』(河出書房新社)の著者で、ジャーナリスト・湯山尚之と、フォトジャーナリスト安田菜津紀のプロデュースを手がける、“方法をデザインして、関係をアートする”アルスコンビネーター・ヤハギクニヒコ。さらにゲストとして、知的障害者サッカー2006年大会のドキュメンタリー映画『プライドinブルー』の中村和彦監督をお迎えします。是非この機会に、知的障害者サッカーについて、そしてジャーナリズムについて語り合いましょう。 何の準備も要りませんし、予備知識も不要です。ジャーナリズムという世界に多少でも興味がある方、自分の物の見方を改めて検証したい方、自ら何かを発信したい方、皆様のご参加を心よりお待ちしています。

障害者の就労支援へ ほろんの郷両院開設

大分合同新聞 
社会福祉法人伊呂波福祉会(麻生浩一理事長)が宇佐市院内町二日市に設置した障がい福祉サービス事業所「ほろんの郷両院」の開所式が、同市の院内文化交流ホールであった。利用者は院内、安心院両町の30〜50代の知的障害者7人。作業内容はネギの皮むきや選別、シイタケの乾燥や袋詰め、いちごジャムなどの農産物加工など。開所式には利用者や関係者、住民ら約150人が出席。麻生理事長が「地域の皆さんの支援を頂きながら、自立を目指して毎日の作業に取り組む場所にしたい」とあいさつ。

知的障害者:笑顔も“はこべ” 就労支援、伊丹の福祉センターに喫茶店 /兵庫

毎日新聞 
伊丹市立障害者福祉センター(同市昆陽池)1階に6日、知的障害者の就労支援を目的にした喫茶店「茶房はこべ」がオープンした。1階の喫茶コーナーは91年の開館以来、市からスペースの提供を受け、民間業者が経営していた。しかし昨年12月、障害者の雇用を条件に改めて出店者の公募を行ったところ、同市内で福祉作業所を手がけるNPO法人「手をつなぐ」(同市中野東)が、運営を引き継ぐことが決まった。

香川大学と富士通、特別な支援を必要とする子どもたちへの携帯電話活用の実証実験を開始

RBB Today 
香川大学と富士通は7日、特別な支援を必要とする子どもたちとその指導者や保護者などを対象にして共同で、携帯電話を活用した生活・学習支援の実証実験を行うことを発表した。実証実験の期間は2010年5月〜2010年9月末。今回、富士通が開発した、時間の理解を支援するソフトウェア、コミュニケーションや見通しを支援するソフトウェア、漢字の筆順の理解を支援するソフトウェアなどを用意。3つの支援ソフトウェアをインストールした携帯電話を教師、支援員、保護者に数か月間貸与し、使用場面の観察、アンケート、ヒアリングなどを通して有効性を調査、分析する。

「乗る・馬・体験」 障害児に好評 山梨

山梨日日新聞 
帝京科学大アニマルサイエンス学科は、障害などを持つ子どもたちのための乗馬会「乗る・馬・体験」を開いている。学生が中心となり実行委員会を結成し、これまでに10回開いた。参加した子どもの保護者からは「子どもの表情が明るくなった」などの声が寄せられ、繰り返し参加する親子も。アニマルセラピーといった日ごろの研究成果を生かした学生たちの取り組みは地域に好評だ。乗馬会には毎回、発達障害や自閉症、体が不自由な子どもなど20人ほどが保護者とともに参加している。

自閉症への理解、演奏でアピール 県庁で特別支援校児童ら 宇都宮

下野新聞 
自閉症の子どもたちによるコンサートが6日昼、宇都宮市の県庁1階ロビーで開かれ、宇都宮大付属特別支援学校の児童生徒と親、ボランティア約30人が、ハンドベルや打楽器で「アメージンググレイス」など3曲を演奏した。2〜8日の発達障害啓発週間に合わせ、自閉症への理解を広めようと県自閉症協会、県が共催。落ち着いて日ごろの練習の成果を発揮する子どもたちに、約250人の聴衆が大きな拍手を送った。

2010年4月7日水曜日

パリ展覧会出展中の高橋和彦さんの作品

朝日新聞 
パリで開催中の日本人障害者の芸術作品展に出品している、盛岡市出身の知的障害者・高橋和彦さん(68)の作品が、盛岡市役所の障がい福祉課に展示されている。高橋さんは、先月24日からパリの市立アル・サン・ピエール美術館で始まった「アール・ブリュット・ジャポネ展」(来年1月2日まで)に、県内から作品を提供した9人のうちの1人。入園している障害者支援施設「盛岡杉生(さんせい)園」(盛岡市青山4丁目)で、1998年から風景画やイラストを描き始めた。

障害者 接客学ぶカフェ…就職支援NPOが兵庫県庁にオープン

読売新聞 
知的障害や精神障害のある人が働きながら接客術を学ぶ喫茶コーナー「カフェ・セルプ」が5日、神戸市中央区の兵庫県庁2号館1階にオープンした。障害者の就職支援に取り組むNPO法人「兵庫セルプセンター」(同区)が県の委託で運営。障害者が最長6か月間、パンを販売したり、県庁内に弁当を配達したりしてコミュニケーション能力を磨き、就職に生かす。同センターが県内の作業所や福祉施設から障害者を公募し、3人が従業員として勤務。約20種類のパンやコーヒー、弁当、作業所製のお菓子などを販売する。

ピープル:ギャラリー「ちゅうりっぷのうた」代表・本村容子さん /佐賀

毎日新聞 
どの花見てもきれいだなーー。作業所と同じ名前の童謡の一節。03年の開所時に「障害があっても、みな平等」という思いから名付けた。38年の小学教員生活のうち半分を障害児学級で過ごした。同級生が遊ぶ様子を窓越しに眺めていた自閉症の少年の後ろ姿を見て思った。「今なら『一緒に遊ぼう』と後押しできる。でも卒業したらそういう場所はない」

障害者支援の“シンボル” リボン販売順調

佐賀新聞 
障害者への理解を広める運動「チャレンジド・リボン」キャンペーンの”シンボル”であるリボンの販売が順調だ。昨年11月の開始から4カ月で約7千個を売り上げ、取り扱う店舗や施設は1カ所から8カ所に増えた。県障害福祉課では「リボンが関心を集め、やがて関心が理解につながったら」と話す。リボンの製作を企画した県内の障害者団体と県は、佐賀市内のコンビニエンスストアや授産施設に販売を依頼。JR佐賀駅構内や県庁地下1階のコンビニ、佐賀空港内の売店など次第に協力店が増えている状況という。

自閉症の20歳、スペシャルオリンピックス目指す

読売新聞 
〈知的障害者の五輪〉と呼ばれるスペシャルオリンピックス(SO)の世界大会に、兵庫県姫路市の深津類(るい)さん(20)と母親の裕子さん(50)が、日本初の乗馬種目での出場を目指し、二人三脚で挑戦を始める。類さんは生まれつき重い自閉症で度重なるいじめに遭ったが、乗馬に打ち込むことで希望を見つけた。裕子さんもがんと闘病中だが、「SOの夢が、息子には自立、私には生きていくための力をくれる」と言う。

2010年4月6日火曜日

知的障害者を対象に交通安全教室/小田原

カナロコ 
知的障害者を対象にした交通安全教室が5日、小田原ドライビングスクール(小田原市蓮正寺)で開かれた。近くの知的障害者施設「よるべ会梅香園」の通所者約50人が参加した。県くらし安全指導員が、歩道と車道の区分のない道路は右側を歩くこと、横断歩道を渡る際は手を挙げることなど、基本的な交通ルールを説明。介助者の手のつなぎ方や歩行時の安全確認の仕方なども確認した。

知的障害者:和太鼓集団が全国公演に意欲 でも資金不足

毎日新聞 
全国でも珍しい知的障害者の和太鼓プロ集団「瑞宝太鼓」(長崎県雲仙市)が、結成10年目を迎えた。約6年前から少年院などでの慰問公演を続け、更生を誓う感想が多く寄せられている。メンバーは「もっとみんなの前でたたきたい」と意欲を燃やしているが、ボランティア公演を本格化させるには資金が必要だ。引きこもりや虐待などに悩む子供たちに向けての公演も開きたいと、各地の公演で募金を呼び掛けている。

個展:感性豊かなイラスト 自閉症の松元さん、金沢で /石川

毎日新聞 
自閉症のイラストレーター、松元伸乃介さん(20)=金沢市=の個展が4日、金沢市武蔵町のめいてつエムザであった。目に見えるものの雰囲気や表情を一瞬でとらえ、下書きをせず一気に書き上げるのが特徴で、来場者は感性豊かな絵の世界に酔いしれた。松元さんは県立明和養護学校卒業後の08年から本格的に活動を開始。描くものはすべて動物で架空のものも含めると数百種類。絵本「みんないっしょ」「おやすみなさい。」(いずれもワニブックス)も出版している。

発達障害:啓発へ、スポーツで交流 親子ら40人参加ーー野洲 /滋賀

毎日新聞 
発達障害啓発週間の4日、障害の有無にかかわらずスポーツを通して理解を深めようと、障害者施設「野洲市なかよし交流館」(同市冨波甲)でイベントが開かれた。同市内の親子ら約40人が参加し、フライングディスクを輪の中へ投げる「アキュラシー」やボウリング、グラウンドゴルフの3種目に挑戦した。

「自閉症者の受け皿必要」 世界啓発デー記念で講演 岐阜

岐阜新聞 
国連が今月2日に定める「世界自閉症啓発デー」を記念した講演会が4日、岐阜市学園町の未来会館で開かれた。脳の機能障害である自閉症への正しい理解を広めようと、「今を生きる自閉症児者~少しでも安心して暮らせる社会にするために~」をテーマに医師が講演した。県自閉症協会が、昨年に続いて開催。会員のほか、教育、福祉関係者、一般聴講者ら約200人が参加した。

障害者雇用の新しい試み ペア就労とは 米

 
ペア就労プログラムは、近隣の学校との協力で、ダウン症や自閉症などの障害を持つ生徒達に対する試験的運用が実施された。そして先日、ペンシルベニア州西部全域にわたる7,000人の学生達を対象に、プログラムが本格的に実施されることが決まった。参加するのは、発達障害のある子ども達とその家族を支援する地元企業「ウィーズリー・スペクトラム・サービス」社で支援を受ける学生達だ。現在は養ってくれる親の元で生活している生徒達も、いずれは自立しなければならないのである。

2010年4月5日月曜日

自閉症向け会話ソフトが人気=実体験踏まえ日本人主婦が開発

時事通信 
先天性脳機能障害とされる自閉症の子供を持つ日本人主婦が開発した会話補助用ソフト「Voice4u(ボイス・フォー・ユー)」の売れ行きが好調だ。アップルの多機能型携帯電話機「iPhone(アイフォーン)」に取り込んで気軽に使えることから、昨秋の発売以来、販売数は前月比3割増のペースで推移。3月末現在では、日米や韓国、中国など13カ国に利用者が広がっている。このソフトは、3日に米国で発売された最新の多機能型携帯端末「iPad(アイパッド)」でも利用できる。表現は130種類用意し、価格は英語版が29.99ドル、日本語版は3500円で、アップルの販売サイトで購入できる。

 ・Voice4u JP(日本語版)- iTunes App Storeが開きます。
 ・Voice4u JP(英語版)- iTunes App Storeが開きます。

障害者アートの新拠点「エクル」開館

カナロコ 
童画家の故・黒崎義介さんの寄付で設立された知的障害者支援施設「よし介工芸館」(藤沢市遠藤)に17日、別館「アートスペース『エクル』」が開館する。現施設が手狭になったため、近くの元郵便局の建物を借りて改修した。エクルでは、黒崎さんの遺志を継いで障害者アートの普及活動を行う。エクル開館に合わせ、地元在住のグラフィック・ウェブデザイナー石戸橋望さん(46)をアトリエアドバイザー(非常勤)として採用する。石戸橋さんは岩手大学教育学部を出て、美術教師や藤沢育成会の障害者支援員の経験もあり、同会は「障害者アートに造詣が深く、最適任者」と期待している。

三共レンタル、自立支援センター立ち上げ

わかやま新報オンラインニュース 
障害者とともに歩む。 このほど、県内で初めて厚生労働省の「障害者雇用優良企業」 に認証された、和歌山市今福2丁目の、貸しおしぼりなどを扱う三共レンタルサービス(有)の栩原吉教代表取締役 (50) が1日、 NPO法人和歌山自立支援センターを立ち上げた。知的障害者を雇い継続的に支援する就労支援事業所「ともにー」の運用をスタートした。

高岡に福祉施設開所 富山

読売新聞 
障害者福祉サービス施設「ファクトリーかたかご」が高岡市二塚にでき、3日、開所式が行われた。社会福祉法人「たかおか万葉福祉会」(大道茂樹理事長)が、市内に不足している障害者の就労の場として開設したもので、開所式には同市の福祉関係者ら約50人が出席。大道理事長は「障害者らの日中の活動の場としてつくった。ここで元気に仕事に取り組んで、生き生きと過ごしてほしい」とあいさつした。

自閉症:盛岡でシンポ 現状や支援の課題考える /岩手

毎日新聞 
国連が07年に制定した「世界自閉症啓発デー」(4月2日)に合わせ、3日、シンポジウム「岩手の自閉症の方たちのこれから」が、盛岡市三本柳のふれあいランド岩手で開かれた。自閉症児や家族ら約130人が参加し、「世の中が、僕たちのような人が普通の人と同じに安心して住めるようになってほしい」という宣言文を採択した。県立南光病院の山家(やんべ)均医師が基調講演し、自閉症の特徴や支援のために教育、医療、福祉など各分野が連携する必要性を説いた。

掲示板:発達障がいと子育てを考える本ほか

毎日新聞 
●発達障がいと子育てを考える本
ミネルヴァ書房(京都市山科区)は、累計で45万部のヒットとなった発達障害関連シリーズの3作目「発達障がいと子育てを考える本」(全4巻)を発売した。発達障害のある子どもが持つ体の機能や五感に合わせ、家庭で無理なく取り組める療育方法を解説。運動機能、ことば、手と指の感覚などをテーマに、日常生活での親のかかわり方や遊び方を豊富なイラストで紹介している。

2010年4月4日日曜日

地域で暮らそう  南紀あけぼの園の利用者が住民宅訪問

紀伊民報 
和歌山県上富田町岩田、県福祉事業団南紀福祉センター知的障害児施設「南紀あけぼの園」の利用者は、将来地域で生活できるように住民宅を訪れ、生活のマナーを身に付けたり、人付き合いを学んだりしている。2005年から始めた園の取り組み。地域の一員としての意識を高めるとともに、家庭的な雰囲気を味わう意味もある。自分を受け止めてくれる場所が地域にあり、話を聞いてもらうことで自信にもつながるという。

社会福祉法人「湘南の凪」が設立15周年、記念誌「Lull」を発刊/神奈川

カナロコ 
逗子市と葉山町で知的障害者更生施設などを運営する社会福祉法人「湘南の凪(なぎ)」が設立15周年を迎えたことを機に、1994年の発足から現在までの歩みをまとめた記念誌「Lull(ラル)」を発刊した。同法人は「利用者が生き生きと生活できるように地域との接点を深めていきたい」と決意を新たにしている。記念誌はB5判112ページ。

イルカと遊べる施設に 3月閉鎖の釣り堀変身 津久見市

西日本新聞 
津久見市は、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分市)を運営するマリーンパレスと共同で、同市四浦の市営の海洋型釣り堀「仙水遊漁センター」跡に、イルカと触れ合える観光施設「つくみイルカふれあい施設(仮称)」を開設する。オープンは来年4月の予定だ。同社によると、現在遊漁センターの釣り堀で、バンドウイルカなど3種類10頭を飼育。将来的にはイルカを増やし、自閉症などを改善する効果があるとされるドルフィンセラピーや入手困難なイルカの繁殖、トレーナーを目指す学生の研修なども行うことを検討している。

市内4カ所目の地域良行くセンターがオープン/川崎

カナロコ 
川崎市宮前区平2丁目に完成した発達障害児などの支援施設「川崎西部地域療育センター」の開所式が3日、行われた。地域療育センターは市内4カ所目で、運営は社会福祉法人「新生会」(飯田進理事長)が行う。担当エリアは同区と多摩区の一部。利用者増への対応や、通園バスに乗る子どもたちの負担軽減などを目的に整備された。市こども福祉課によると、通園バスに1時間以上乗車していた子どももいたという。

児童デイサービス補助 広島

中国新聞 
広島県世羅町は、本年度から、発達障害のある子どもを療育する児童デイサービスの利用者負担や通所費を補助する制度を新設した。町では現在、25人が障害者自立支援法に基づく児童デイサービスの支給決定を受けている。補助対象は町内在住の18歳までで、1回800~900円程度と見込まれる利用者負担のうち、半額を町が補助する。保育所や幼稚園に通っている場合は全額補助する。

映画見て自閉症に理解を

中国新聞 
自閉症児を育てる母親たちが4月26日、広島市中区の市まちづくり市民交流プラザで、自閉症の青年をテーマに描いた映画「ぼくはうみがみたくなりました」の上映会を開く。原作の小説は、自らも自閉症の長男を育てた脚本家山下久仁明さん(49)=東京=が2002年に書いた。自閉症の青年と海へドライブする女子看護学生を通して、自閉症の特徴や家族が望む社会のあり方を描く。山下さんの長男は06年に15歳で事故死した。映画の上映時間は1時間43分。

2010年4月3日土曜日

「自閉症啓発デー」関連ニュース

「世界自閉症啓発デー」にあたり 文部科学省
「世界自閉症啓発デー」に当たっての文部科学大臣メッセージ 文部科学省
「自閉症啓発デー」、シンポジウム開催 TBS News
「自閉症啓発デー」、シンポジウム開催 毎日放送
自閉症理解して 岡山県協会が啓発 山陽新聞
きょう世界自閉症啓発デー 発達障害理解を 埼玉 朝日新聞

ホタテ、米… 道産たっぷりカレー 北広島のレストランで初のフェア

北海道新聞 
知的障害者が働く市内中央2のレストラン「グリーンパーク」で1日、初のカレーフェアが始まった。期間限定発売の紋別産ホタテを使ったシーフードカレーには、JA道央の道産のブレンド米「う米蔵(まいぞう)」を使用。エビフライなどもトッピングできるようにした。グリーンパークは社会福祉法人「北ひろしま福祉会」の運営で、障害者の働く場所を確保するとともに、地域住民との交流を推進するため2008年に開業。料理は調理師が作り、障害のある人が注文を聞いたり、皿洗い、配膳(はいぜん)などを行っている。

熊本の特別支援学校 障害者の就労教育充実で、児童・生徒数増加 /福岡

毎日新聞 
熊本県内で特別支援学校に通う知的障害の児童・生徒数が、この10年間で1・5倍近く増えている。学校側は特別教室などを振り替えて教室不足を補っているが、手狭になっており、保護者からは学校新設を望む声も上がる。対策を進める学校の取り組みや、増加の背景、課題などを探った。

所沢おおぞら特別支援学校:8日開校 /埼玉

毎日新聞 
県内33カ所目の特別支援学校として、所沢市南永井に新校「所沢おおぞら特別支援学校」が8日開校する。知的障害や肢体不自由を持つ子供を対象に、小学部、中学部、高等部(普通科)が設置されている。同じ校舎内に知的障害と肢体不自由の両部門を併設するのは県内初。

知的障害者:雇用管理、都庁で実

毎日新聞
 
知的障害者の自立を支援しようと、都は「都庁舎における知的障害者の雇用管理に関する実地調査」を実施する。1日、都庁で発足記念式典があった。調査は、都が東京ビルメンテナンス協会(荒川区)に委託。都庁第1本庁舎の21~24階で来年3月31日まで、都道府県から療育手帳の交付を受けた知的障害者と指導者の計19人が、清掃作業をする。その中で、作業工程を単純化するなどの雇用環境の整備の仕方や、定着化への支援のあり方を検討し、実習生なども受け入れる。

チョークもピカピカ 新学期 美唄の工場、生産ピーク

北海道新聞 
国内でチョークのシェア3割余りを占める日本理化学工業(東京)の美唄工場(美唄市東明)では、新学期を迎えて生産がピークとなっている。知的障害者23人を含む30人が勤務する美唄工場では、炭酸カルシウムなどを機械で粘土状に練って直径11・5ミリの棒状に加工。それを従業員が長さ65ミリに裁断し、6時間乾燥して仕上げる。学校向けなどの注文が増えるこの時期の1日の生産量は17万本にもなる。

人形作りに希望の光 発達障害と診断された 48歳

読売新聞 
さいたま市北区の恵夢(えむ)さん(48)は、転居に必要なたくさんの書類を前にこわばった。どう手をつけていいのか分からない。数字や複雑な話が苦手な傾向はあった。「自分はどこかおかしいのか」。思い切って精神科に向かった。広汎性発達障害と診断された。6年前のことだ。突きつけられた事実に打ちのめされながら恵夢さんは、人形作りに希望を見いだした。

2010年4月2日金曜日

オノ・ヨーコさんを啓発大使に任命 自閉症の支援団体がNYで式典

MSN産経ニュース 
国連が設けた4月2日の「世界自閉症啓発デー」に合わせ、故ジョン・レノンさんの妻で芸術家のオノ・ヨーコさん(77)を初代の啓発大使に任命する式典が3月31日、ニューヨークで行われた。自閉症の国際支援団体「オーティズム・スピークス」が主催する式典にはオノさんも出席。 オノさんはあいさつで「大使に任命され光栄。アートはこうした問題で世界に関心を呼び起こすのにすばらしい手段だ」と話した。

オノさん 自閉症啓発大使就任 NHK
オノ・ヨーコさん、自閉症啓発大使に任命 スポーツ報知
オノ・ヨーコさん、大使に任命 大分合同新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 徳島新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命ーNYで自閉症の支援団体 北國新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 静岡新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 下野新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 秋田魁新報
オノ・ヨーコさん、大使に任命ーNYで自閉症の支援団体 富山新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 西日本新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 東奥日報
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 福井新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 中国新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 山陰中央新報
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 京都新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 神戸新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 河北新報
オノ・ヨーコさん、大使に任命 山陽新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 デイリースポーツ
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 47NEWS
オノ・ヨーコさん、大使に任命 山梨日日新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 東京新聞
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体 中日新聞
オノ・ヨーコさんを啓発大使に任命 日刊スポーツ

自閉症の青年描いた映画「ぼくはうみがみたくなりました」3日から上映 神奈川

カナロコ 
自閉症の青年と周囲の人々との触れ合いを描いた映画「ぼくはうみがみたくなりました」(福田是久監督)が3日から16日まで、川崎市麻生区の市アートセンターで上映される。アートセンターと市自閉症協会との共同企画で、期間中は映画原作者のトークショーやライブなども開催される。上映初日の3日は、福田監督や主演の伊藤祐貴さんが舞台あいさつするほか、6日午後3時50分から、山下さんと市自閉症協会の明石洋子会長がトークショー「自閉症の理解と支援を願って」を行う。10日には自閉症児の父親でもあるシンガー・ソングライターらによるライブが開かれる。

知的障害者の施設で入園者死亡 滋賀

MSN産経ニュース 
滋賀県湖南市東寺の知的障害者入所施設、県立近江学園(高田佐介園長、入所者97人)は1日、重度の知的障害のある男性(24)が先月31日に死亡したと発表した。同園によると、男性は31日午後7時10分ごろ、他の入所者3人と入浴中、浴槽の中で沈んでいるのが見つかり、病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。職員が別の入所者の体を洗うために目を離したすきにおぼれたとみられる。浴槽の水深は49センチだったという。

障害者支援センター:西宮で完成式典 /兵庫

毎日新聞 
知的障害者の自立を手助けする地域生活支援センター「ジョイント」のビルが西宮市津門大塚町に完成し、31日に式典があった。市健康福祉局の片桐茂局長や、同センターの運営母体である社会福祉法人「一羊会」の清水清三郎理事長らがテープカットをして祝った。同センターは元々、同市の知的障害者授産施設「すずかけ作業所」の一角にあったが、サービスの充実を目的に移転した。ビルは鉄骨3階建て。

市歯科保健センターが移転、障害者診療を充実 神奈川

カナロコ 
休日の急患や障害者を診療している厚木市歯科保健センターが市総合福祉センター(同市中町1丁目)に移転、1日、関係者ら約50人が出席して落成式が行われた。歯科保健センターは公的な歯科診療所として県央で唯一、障害者歯科診療を行っており、診療スペースを増やしたほかバリアフリー化などを図ったという。4日から診療を開始する。

ひょうご東西南北:発達障害テーマに講演会 兵庫

毎日新聞 
学習障害(LD)と注意欠陥多動性障害(ADHD)をテーマにした講演会が18日午後1時から、豊岡市立野町の市民会館である。LDは読み書きや計算など特定分野の習得が困難、ADHDは集中力や衝動性のコントロールが苦手な発達障害。子どもの6%がこのような軽度の障害を持っているといわれているが、近年まで特別支援教育の対象外だった。

ルポ歩く:発達障害者県内の現状 「社会での居場所を」 山口

毎日新聞 
2月にあった裁判員裁判で、発達障害の一つ、アスペルガー症候群と診断された田布施町の女性(28)が自宅を全焼させたとして現住建造物等放火罪で懲役3年6月の判決を受けた。裁判長は「早期に発見・治療されていれば症状の緩和も見込まれた」と指摘した。発達障害者と家族を取り巻く県内の現状を取材した。

療育手帳 今月から18歳以上も 札幌市、基準見直し 北海道

北海道新聞 
札幌市がアスペルガー症候群などの「高機能広汎(こうはん)性発達障害者」のうち、18歳以上を療育手帳の対象外にしていた問題で、市は4月から18歳以上も対象にするよう基準を改める。高機能広汎性発達障害は知能指数(IQ)が比較的高いアスペルガー症候群や自閉症などの障害。療育手帳があれば就労支援などの福祉サービスや乗車料割引などが受けられる。

2010年4月1日木曜日

高校無償化法が成立、4月1日施行 私立高などは申請必要に

日本経済新聞 
鳩山政権の目玉政策の一つである高校無償化法は31日、参院本会議で与党と公明、共産両党などの賛成多数で成立した。新学期が始まる4月1日に施行され、公立高校は授業料を支払う必要がなくなる。私立や国立高校などの生徒には学校側を通じて就学支援金が支給され、生徒は授業料との差額分を学校に支払うことになる。対象は授業料だけで、入学金は対象外となる。対象は国公私立高校に加え、特別支援学校高等部や高等専門学校(1〜3年)など。生徒の年齢、国籍による制限は設けていない。海外の学校に通う日本人は対象外。

障害者の工房がこだわりの味 東京

朝日新聞 
多摩市の聖ケ丘商店街に4月2日、うどん店「ぽんぽこ」が開店する。開くのは知的障害者が通う「ぐりーんぴーす工房」を運営する社会福祉法人「時の会」。工房には新たな入所希望者が多いことなどから、うどん店を受け皿にすると同時に、障害者の工賃アップも計画している。工房は1993年、学校週5日制に伴い、土曜日の養護学校生たちの居場所を確保しようと、現理事長の岡崎和子さん(66)が始めた。30歳前後の障害者23人が1日7時間働いている。入所希望者が多く、今後の障害者への福祉政策も不透明なことから、岡崎さんは新たな分野に踏みだす。

「障害者働ける店に変わります」 江東区「ブレドール・一心堂」 東京

東京新聞 
江東区の亀戸駅から北に歩いて10分ほどの商店街「香取大門通り会」の一角にあるパン屋「ブレドール・一心堂」(亀戸3)。工藤隆さん(54)が「障害がある息子と一緒に働ける店を」と10年前に開店したものの廃業を迫られていたこの店が、4月から区内の障害者施設の分室として、知的障害者が働ける店として生まれ変わる。四月一日からは、店長の工藤さんの指導の下、区内の通所施設利用者のうち希望した八人が働き始める。三十日のおひろめ会では店員となる人たちが「一つ一つ覚えて皆さんにおいしいパンを食べてもらえるよう頑張ります」などとあいさつ。工藤さんも「責任の重さを感じるが、皆さんと一緒に楽しいお店づくりをしていきたい」と感激の涙を浮かべながら話した。

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