2012年12月31日月曜日

レストラン好評で2号店 障害者就労支援NPO 鳥取

日本海新聞 
障害のある人の就労支援などに取り組むNPO法人「あかり広場」(鳥取県米子市皆生温泉2丁目、渡部恵子代表)は1月、利用者の作品の鑑賞と食事が楽しめるギャラリー&レストラン「O'tyano Second(オッティアーノ・セカンド)」を同市東倉吉町に開店する。運営の中心となるのは互いに異なる障害を抱える同NPO職員と利用者スタッフ。フォローし合いながら、笑顔あふれる店づくりを目指す。同NPOが既に運営しているカフェレストラン「O'tyano」(同市皆生温泉2丁目)が好評なことから、2号店として1月16日に開店する。

2012年12月30日日曜日

35歳息子の首絞める 両親「障害あり将来悲観」 大阪

スポーツニッポン 
大阪府警西堺署は29日、入院中の息子(35)の首を絞めて意識不明の重体にしたとして、殺人未遂の疑いで、母の無職八木礼子容疑者(63)と父の無職正徳容疑者(65)を逮捕した。西堺署によると、2人は「息子に発達障害があり、将来を悲観した。暴れることもあり、ずっと耐えてきた」と供述しており、詳しい状況を調べている。

2012年12月29日土曜日

西播磨の県立高校生 障害者に嫌がらせ、動画投稿 兵庫

神戸新聞 
西播磨の県立高校の野球部員らが、路線バス内で障害者の男性に嫌がらせをし、パニックに陥った様子を撮影した動画を仲間内で閲覧できるインターネット上に投稿していたことが27日までに、同校への取材で分かった。同校は重大な人権侵害に当たると判断し、関係した生徒10人を5日間の自宅謹慎とし、部活動についても禁止している。同校によると、野球部員8人を含む1年の男子生徒計10人。11日午後6時すぎ、下校中のバス内で、男性が席を移動するのをわざと妨げたり、生徒が先回りして席に座ったりしてからかったという。さらに、嫌がらせに興奮した男性を生徒の1人が携帯電話で撮影し、投稿したという。乗り合わせた乗客が同校に連絡して発覚した。

新鮮野菜作り障害者の自立促す 「岐阜なめきファーム」 岐阜

中日新聞 
ダイコンを抜くと、笑みが広がった。「外で作業するのは気持ちがいい」。岐阜市次木(なめき)の「岐阜なめきファーム」。障害者を雇用し、野菜を栽培する。地元の日比野誠二さん(43)が一年八カ月前、知的障害のある三男(10)の将来を思い、「居場所をつくりたい」と会社を辞めて開業した。働くのは、十八~五十代の知的、精神、身体障害者十六人。日比野さんと妻、その両親ら五人が支える。

2012年12月28日金曜日

特別支援学校生徒に『ハウスクリーニング職業体験学習』を実施 千葉

朝日新聞 
長谷川興産株式会社(本社・東京都豊島区、社長・肥後宏治)が展開するハウスクリーニングの全国チェーン「おそうじ本舗」は、11月22日、千葉県立特別支援学校市川大野高等学園の生徒8名に、ハウスクリーニングの職業体験学習を実施いたしました。受講した8名は、授業のコースでメンテナンスサービス(お掃除)を履修している生徒です。研修は、卒業後の進路であるメンテナンスサービス業界の職業観を学び、就業意欲を高め、また、基本となるサービス業の心構えを身につけるのが狙いです。開業を控えた加盟店オーナーが研修を受講している様子を見学し、サービス業の職業観を育てます。

地元住民招き感謝祭、障害者が働くレストラン 鳥取

山陰中央新報 
障害者の働く場として今春オープンした米子市皆生温泉2丁目のレストラン「オティアーノ」で26日、地元住民らを招いて感謝祭があった。オティアーノは、地元のNPO法人「あかり広場」(渡部恵子代表)が民間から借り受けた倉庫を改装、就労継続支援A型事業所として4月末に開店。一般就労を目指す知的、身体、精神障害者7人が法人職員と手を携え、自慢のコーヒーや定食などを提供している。

2012年12月26日水曜日

自閉症の交流障害に効果か 難病用の抗腫瘍薬-東大など

時事通信 
全身に良性の腫瘍ができる難病「結節性硬化症」の治療に今年11月から国内で使われるようになった抗腫瘍薬「エベロリムス(商品名アフィニトール)」が、自閉症のさまざまな症状のうち、社会的交流障害を改善させる可能性があることが分かった。東京大と東京都医学総合研究所、順天堂大の研究チームによるマウス実験の成果で、25日までに英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表された。

発達障害に負けずチア躍動 広島

中国新聞 
発達障害がある広島市内の小中学生8人でつくるチアリーディングチームが24日、初めて発表の舞台に臨んだ。人との関わりを増やす療育の一環として始めたチアで、中区のアステールプラザに集まった約千人の観客を沸かせた。「緊張したけど気持ち良かった」。弾けた笑顔に達成感と自信がにじんだ。

発達障害児の子育て「相談役」養成 経験生かし助言 長野

信濃毎日新聞 
発達障害児を育てた親が、経験を生かして育児中の親の相談役になる「ペアレント・メンター」の養成が県内で本格化している。研修を受けた人を助言者などを意味する「メンター」として認定し、発達障害児の育児に悩む親に経験を伝えたり、適切な相談機関を紹介したりしてもらう狙いだ。昨年度まで県自閉症協会が実施していたが、本年度から県の事業となって研修内容なども拡充された。

2012年12月25日火曜日

門松作って販売も 甲南高等養護学校生 滋賀

読売新聞 
滋賀県甲賀市甲南町の県立甲南高等養護学校の生徒が23日、同校近くのNPO法人「六角ふれあいひろば」のふれあい市場で、新春を彩る門松の販売を行った。同校で木工などに取り組む約60人が今月中旬から、授業の一環として60セットを製作。高さは約90センチあり、葉ボタンや松、竹、梅などで飾られている。ふれあい市場には20セットを並べ、1セット2500円で販売。生徒たちが「いらっしゃいませ」と元気な声で呼びかけると、手頃な値段とあって、多くの市民らが買い求めていた。

2012年12月24日月曜日

特別支援学校の少年、電車にはねられ死亡 京都

日刊スポーツ 
23日午後2時45分ごろ、京都府大山崎町のJR東海道線(京都線)長岡京-山崎間の踏切付近で、特別支援学校に通う大阪府茨木市の少年(17)が西明石行き普通電車にはねられ死亡した。向日町署によると、少年は50代の母親と一緒に踏み切りで電車を待っていたが、突然、1人で遮断機をくぐり線路内に入ったという。運転士が非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。

障害者65歳で要介護者 関係者に戸惑い 佐賀

佐賀新聞 
障害者が65歳を超えると障害者自立支援サービスより介護保険サービスを優先適用される現行制度に、関係者から戸惑いの声が上がっている。「障害者」から「要支援(介護)者」に枠組みが変わることで、受けられるサービスが半減したケースも。高齢者施設で障害の特性に合わせた支援ができるか、施設変更のストレスをどう軽減するかなど、課題は山積している。

発達障害児の円滑就学を県教委指南 保護者向けリーフレット作成 福井

福井新聞 
発達障害児のスムーズな就学を図ろうと、福井県教育委員会(県教委)は小学校入学を控える5歳児の保護者向けリーフレットを作成した。幼・保育園と小学校の生活の違いを紹介。多動や集団行動が苦手といった子どもの状況に応じて小学校の教員が行う指導・支援法を詳しく記載している。また、子どもが発する小さな“SOS”や発達障害の兆候をとらえ、迅速に幼・保育園に連絡することなど家庭の対応策も記した。県特別支援教育センターをはじめとする相談先も付記した。年明け以降、各小学校で開かれる学校説明会で保護者に配布する。

障害者の芸術作品発表の場に 福祉ギャラリー日光にオープン 栃木

東京新聞 
障害者が芸術作品を発表しやすい場を提供しようと、日光市瀬川に「アートギャラリー 憩い」がオープンした。市内の丸山昇平さん(71)が、経営していた会社を廃業したのを機に事務所を改築したもので、障害者の利用料は健常者よりも安く設定。障害者にやさしい福祉ギャラリーとして関心を集めそうだ。利用料金は、障害者は一日千円、健常者は千五百円。利用時間は、午前九時半から午後六時半までで、入場無料。水曜定休。

2012年12月23日日曜日

特別支援学校女子生徒死亡:修学旅行中に死亡 遺族が県を提訴へ 新潟

毎日新聞 
昨年6月、県立はまぐみ特別支援学校(新潟市中央区)高等部の修学旅行中に女子生徒(当時17歳)の体調が悪化し、亡くなった問題で、女子生徒の母親(43)と、遺族を支援する同市の人権団体が21日、記者会見を開き、遺族が県を相手取って損害賠償を求めて新潟地裁に提訴を検討していることを明らかにした。弁護士に相談中で提訴は来年2月か3月ごろになる見込み。

「夢の国」からサンタミッキー 夷隅特別支援学校 千葉

千葉日報 
いすみ市の県立夷隅特別支援学校(渡部勉校長、児童・生徒87人)に21日、浦安市の東京ディズニーリゾートで親善大使のアンバサダーを務める横田恵理子さん(26)が“仲間”とともに訪れ、障害のある子どもたちと交流した。さまざまな事情から同リゾートへ来園するのが難しい人たちに「ディズニーの楽しい夢」を届ける活動の一環。今年は全国25件で実施しており、同校へは初めての訪問となった。

障害者のクッキー人気 四万十町の「由菜の里」 高知

高知新聞 
高岡郡四万十町北琴平町の障害者作業所「由菜(ゆーな)の里」(牧野利恵子所長)が週1回開いているクッキーバイキングが、地元の女子生徒らの人気を集めている。人気の秘密は障害者が焼いたクッキーの素朴な味と1枚10円の安さ。クッキーをきっかけに地域との交流も進み、障害者の社会参加が広がっている。

つながる;ソーシャルメディアと記者 障害者アート、Tシャツに 大阪

毎日新聞 
ソーシャルメディアを結節点に新しい価値が生まれる。その実例を先月、大阪市内で見てきた。同市内の障害者施設「コーナス」の西岡弘治さんらの作品をベースに、東京のファッションブランド「NUDE:MM」が作ったシャツやTシャツの展示会だ。大阪の小さな施設で描かれた障害者アートがモードとつながり、各国のバイヤーも相手に販売へ打ってでる。異色の組み合わせ、きっかけを作ったのはフェイスブックだ。

2012年12月22日土曜日

特別支援学校の技能検定拡大 広島

中国新聞 
広島県教委は、特別支援学校高等部の知的障害の生徒を対象にした独自の技能検定を拡大した。従来の清掃と接客の2分野に、流通・物流▽食品加工▽ワープロ―の3分野を追加。計5分野にした。生徒の意欲を引き出すとともに、企業の採用に役立てる狙い。流通・物流と食品加工の検定は都道府県で初めてという。技能検定は2011年11月、県教委が清掃と接客の2分野で始めた。客観的な評価を設けることで、企業が生徒を採用する際の目安にしてもらい、就職率を上げる狙いがある。

2012年12月21日金曜日

支援学校見学し障害者雇用を促進 長野

伊那毎日新聞 
障害者の雇用拡大につなげようと、長野県は、事業所などを対象にした特別支援学校の見学会を、20日、伊那養護学校で初めて開きました。見学会には、上伊那管内の事業所や、経済団体、地方自治体の職員など、30人ほどが参加しました。この見学会は、障害者の雇用拡大につなげようと、県の主催としては、初めて伊那養護学校で開かれました。来年度から、法律の改正により、障害者を雇用しなければならない事業所の規模が、従業員56人から50人になります。新規に障害者雇用を検討している企業の担当者などは、それぞれの個性を生かした作業学習を熱心に見ていました。

希望が丘支援学校、新校舎は規模2倍に 岐阜

中日新聞 
障害のある小、中学生が通う「県立希望が丘特別支援学校」(岐阜市則武)の新校舎は来年度に着工される。現校舎の老朽化に伴い、隣接地に建設。規模は二倍になり、高等部を新設する。児童や生徒が入院する病院「希望が丘学園」も移る。二〇一四年度の利用開始を予定している。現校舎は、治療と教育の療育一体型の施設として、一九七四年に建設された。新校舎の完成後、取り壊され、跡地には体育館や駐車場が整備される。

2012年12月20日木曜日

東大など、ラパマイシンは結節性硬化症モデル動物の自閉症の主な症状を改善することを発見

日本経済新聞 
東京大学大学院医学系研究科の水口 雅教授らは、東京都医学総合研究所の池田和隆参事研究員ら、順天堂大学の樋野興夫教授らとの共同研究により、自閉症の主症状である社会性相互交流障害がラパマイシン(mTOR阻害薬の1種)により改善することを、2種類の結節性硬化症モデルマウスを用いた動物実験により明らかにしました。自閉症は社会的相互交流障害、コミュニケーション障害、反復的・常同的行動を主症状とする発達障害です。結節性硬化症は自閉症を高率に合併し、自閉症の基礎疾患の中では頻度が最も高いものです。自閉症に対する薬物治療は、従来表面的な対症療法がほとんどで、社会的交流障害を改善する効果は乏しかったのです。

浜松の障がい者支援NPOが墓参り代行サービス 草取り作業で経験積み 静岡

浜松経済新聞 
障がい者施設と連携して草取りサービスを提供するNPO「障がい者就労支援協会」が12月17日、墓参り代行の「やさしいお墓参りサービス」を始めた。同サービスは体が不自由な人や日頃は遠隔地に住んでいて墓参りができない人の代わりに墓の清掃とお参りを代行するサービス。浜松市を中心とした静岡県西部エリアを対象とする。同団体は2011年に発足、障がい者の就労の新しい仕組みと基盤作りを目的に活動を行っている。現在は草取りをメーンに授産所と連携したサービスも提供している。理事長の舩越貴久さんは「多くの方に草取りの受注をもらい経験を積むことができた。仕事の幅を広げるために新しい分野に挑戦しようと思った」と話す

2012年12月19日水曜日

藍染とコラボ 自閉症の堀川さん、新境地を開く 徳島

徳島新聞 
高層ビル群をテーマにさまざまな手法で描き続ける自閉症の堀川真也さん(19)=上板町神宅=が、藍染職人の矢野藍游(らんゆう)さん(28)=藍住町矢上=と作品のコラボレーションに挑戦している。作品を藍染と組み合わせることで新境地を切り開き、海外の展示会への出品も目指す。 藍染に挑戦するきっかけになったのは、新人クリエーターらを対象に11月に松茂町で開かれたイベント。堀川さんは作家デビューと位置付け、作品をプリントしたTシャツなどを出品した。これが選考委員だった矢野さんの目に留まり、来秋の全国現代クラフト展を目指して作品を共同制作することになった。

2012年12月18日火曜日

障害者の預金着服、施設管理者に懲役3年判決 神奈川

読売新聞 
グループホームを利用する知的障害者の預金など約525万円を着服したとして、業務上横領罪に問われた横浜市泉区のNPO法人「障害者フルライフサポート・ユーリカ」元副理事長の矢ヶ部恵美被告(61)(横浜市戸塚区)の判決が17日、横浜地裁であった。板津正道裁判官は「障害者の支援を行うべき立場にありながら、利用者の資産に手をつけた点で悪質」と述べ、懲役3年(求刑・懲役4年)を言い渡した。

発達障害相談予約1カ月待ち 広島

中国新聞 
福山市こども発達支援センター(三吉町南)に発達障害に関する相談予約が殺到し、対応まで約1カ月待ちになっている。10月15日の受け付け開始後、11月末時点の予約127件のうち、応じられたのは半分の64件にとどまった。相談対応は2人態勢。うち1人は必ず保健師が務める。センターの保健師は2人。作業療法士などの協力を得ても、他の診療、発達訓練の対応があるため1日3組程度が限界だという。1回当たりの所要時間は1時間から1時間半程度。

2012年12月17日月曜日

障害者が本音で「ぶっちゃけトーク」 長野

中日新聞 
障害者が日々の生活で感じたことを語り合う「ぶっちゃけトーク」が十五日、飯田市東栄町の飯田勤労者福祉センターで開かれた。障害者の生活、就労支援をする飯伊圏域障害者総合支援センターが主催。飯田下伊那地域の身体、知的、精神のいずれかの障害がある人たち約二十五人が参加した。支援センターの小木曽明彦所長(56)は「自信を持って、発表してくれた。この声が地域に波及して、暮らしやすい地域になれば」と話した。

作品作り指導 海外販売へ 美術工芸作家が障害者支援 石川

中日新聞 
県内の美術工芸作家らが障害者に作品づくりを指導し、海外で販売する仕組みをつくる団体「HANA」が十五日、金沢市内で設立された。障害者の就職難が続く中、経済的自立や生きがいづくりを支援し地域の伝統工芸を海外に紹介する狙い。団体は来年二月、障害者の工芸体験イベントを開催予定。賛同する作家やボランティアを募る。

障害者ら「さをり織り」作品展/高松で17日から 香川

四国新聞 
知的障害者らが作製したさをり織りの作品展「心もはずむマフラー展」が17日から22日まで、香川県高松市三谷町の社会福祉施設「ミルキーウェイ」で開かれる。会場は、思いを込めて織り上げられた色鮮やかな作品が並ぶ。作品展は、障害者の豊かな創造力を広く知ってもらおうと、同施設が毎年行っており今回9回目。同施設や近くの作業所の利用者ら約50人が出品した。

2012年12月16日日曜日

カレンダー:「やさしいちきゅうものがたり」 豊能障害者労働センターが制作 大阪

毎日新聞 
障害のある人もない人も共に働く豊能障害者労働センター(箕面市)が、カレンダー「やさしいちきゅうものがたり」を制作、販売している。センターは今年で30周年。障害の有無に関わらず、対等に給料を分け合っている。カレンダーは、全国約60団体で構成する「障害者市民事業ネットワーク」が障害者の生活に役立てようと販売。ふせんとメモ用紙も作った。

2012年12月15日土曜日

政治へ私の声2012:NPO法人「県自閉症協会」理事長・石原秀郎さん 岡山

毎日新聞 
日本は、障害者権利条約を批准していないので、次の政権でどうなるか心配です。最近も「発達障害の予防は可能」と誤った見解を示した国会議員たちがいます。障害者自立支援法(来春から障害者総合支援法)は、福祉サービスの費用の1割を負担させるなど批判が多かった。法改正で負担能力に応じて支払う応能負担に変わったものの、政党の思惑で成立が遅れました。制度を作っても、その成果はどれだけ当事者に寄り添えるかによります。政治家は現場の人に向き合って政治に心と血を通わせ、多様性に富んだ社会を支えてほしいと願います。 

自閉症などの発達障害は母体の化学物質摂取による可能性があるー東大

マイナビニュース 
東京大学(東大)は12月13日、微量のダイオキシンを投与した母マウスから生まれたマウスを用い、独自開発の行動試験を行った結果、仔マウスが成長後に、脳の柔軟性の低下と集団行動の異常が生じること、そしてその背景に脳活動のアンバランスがあることを解明したと発表した。ダイオキシンは、環境・食品中に広く存在しており、国際的に環境対策が合意されている残留性有機汚染物質(POPs)の一種。ダイオキシンの母胎への取り込みが、生まれてきた子どもの学習・記憶に影響を及ぼすことが疫学研究により示唆されているが、そのメカニズムは十分に解明されているとは言えない状況であった。

横浜の障害者ホーム職員、新たに574万円着服判明 神奈川

カナロコ 
横浜市泉区の障害者グループホームに勤務していた男性職員(33)が、知的障害者の施設利用料などを少なくとも112万5千円着服していた問題で、新たに約574万円の着服が判明した。問題発覚の10月から調査を続けていた施設運営者や横浜市などが14日、発表した。男性職員は10月12日付で懲戒免職処分となっている。

発達障害児の子育て情報発信 岡山の保護者らが冊子作成 岡山

山陽新聞 
発達障害のある子どもの子育て情報交換などを公民館で行っている岡山市内の保護者たちが、体験をつづった冊子を年1回作成している。今年で3年目。子育てや就労情報を発信している。冊子は、発達障害のある子どもの保護者と市内の公民館職員でつくる「公民館発達障害者支援グループ」が2010年から発行。市教委などが主催する子育てイベントで、発達障害に関するブースを訪れる人が元気になるメッセージを送ろうと、1冊目の「おもしろ子育て奮闘記 よんで元気になる体験談」を作り、配布を始めた。

7カ所で年賀状受注印刷 上伊那の障害者就労支援事業所 長野

長野日報 
上伊那地域の障害者就労支援事業所7カ所は、利用者の考えたデザインの年賀状印刷を受注している。利用者の工賃アップにつなげようと5年目の取り組み。担当者は「例年よりたくさんの絵が載っており、楽しい気分でお正月が迎えられるはず」と利用を呼び掛ける。年賀状は、このうち6事業所の利用者30人が描いた来年のえとの蛇の絵などをデザインした10種類。会社ロゴの印刷は無料、自作のあいさつ文の希望も受け付ける。締め切りは17日。

2012年12月14日金曜日

発達障害児:県、診療機能を強化へ 希望が丘学園建て替えで 岐阜

毎日新聞 
県は、障害児療育の拠点施設「県立希望が丘学園」(岐阜市)の老朽化に伴い、施設を建て替えて発達障害児への診療機能を強化すると発表した。増加している発達障害の診療や相談に対応するためで、15年の開設を目指す。また併設の岐阜希望が丘特別支援学校には、16年4月から高等部(定員約40人)を新設する。施設は74年に整備され、老朽化のため建て替え計画が進められていた。新施設は延べ床面積が現在の約2倍にあたる約1万4500平方メートル。鉄筋コンクリート2階建てで建設費は約48億円。学園の病床数は約30床から53床に増やす。

地元ブランドの芋だんご発売 北海道

朝日新聞 
稚内市内の障害者就労支援事業所「ノース工房」が12日、ジャガイモの地元ブランド、勇知イモを使った「手作り勇知芋だんご」を発売した。調理済みの真空パック詰めで、JR稚内駅の販売コーナーで2串入り180円で販売している。工房に勇知イモが寄贈されたのを機に、お年寄りに昔ながらの作り方を習い、試行を繰り返して商品化にこぎ着けた。工房は障害者に仕事を提供するため市民が設立したNPO法人で、現在は22人が利用している。

2012年12月13日木曜日

張籠展:知的障害者とヘルパー二人三脚 花器や小皿など6点 京都

毎日新聞 
知的障害者の男性と外出支援を行うヘルパーとが二人三脚で作った伝統工芸作品の展示会「張籠(はりかご)二人展」が京都市呉竹文化センター(伏見区)で開かれている。言葉に頼らず、手の動きを注視して繰り返すというコミュニケーションによって作られた作品が並ぶ。張籠は、竹籠に和紙を張り重ね、柿渋を塗った上に漆を何度も塗り完成させる。竹の編み目と漆の艶やかさが特徴だ。20日まで。火曜休館。午前10時〜午後7時。

県産豆に手作り麹でみそ造り 盛岡の障害者支援施設 岩手

岩手日報 
盛岡市上太田の障害者支援施設「太田の園」(中村純夫園長、利用者56人)は、利用者の就労支援の一環としてみそ造りに取り組んでいる。地元産の大豆や利用者が栽培した豆を用い、みその製造に欠かせない麹(こうじ)も手作りするなど細部までこだわった。来年1月ごろから地元の産直などで販売し、利用者の社会参画につなげていきたい考えだ。作業場所は、同施設に併設するプレハブ小屋を改修し3月に開設した「みそ工房」。4月に仕込んだ南部白目のみそは、大豆120キロを使用し8カ月ほど熟成させた。口に入れた瞬間に鼻から抜ける、豆本来の豊かな香りが特長だ。

障害者アート:第1回公募展作品展 大阪

毎日新聞
「現代アートの世界に輝く新星」発掘プロジェクト(大阪府主催)の第1回公募展優秀賞受賞者作品展が、同府大東市立総合文化センター(サーティホール)1階市民ギャラリーで開かれている。障害のある人の作品を現代アートとして評価する試み。西岡弘治、前田泰宏、揖宿(いぶすき)雄大、浜田泰慎の絵画26点を展示。16日まで。

2012年12月12日水曜日

障害者が働くお店においでよ 仙台市が無料紙で紹介 宮城

河北新報 
仙台市は、障害者が調理や接客に当たっている市内のカフェやレストランなど15店を掲載したフリーペーパー「せんだいふれあいランチなび」を作製した。A4判の1枚紙に両面カラーで印刷し、六つに折り畳んだ。交通アクセスや営業時間のほか、地元食材を使った日替わり定食など各店の看板メニューを写真付きで紹介している。障害者の就労に理解を深めてもらおうと、2000部を用意。市役所と各区役所、総合支所で配布している。

「障がいは個性」 「おひさま日記」著者・森山さん講演 沖縄

琉球新報 
琉球新報生活面で連載中の「天才児ひなとかのんのおひさま日記」の著者、森山和泉さんを招いた「キラキラ子育て講演会~発達障がいの正しい理解と可能性」(主催・沖縄自閉症児者親の会まいわーるど、琉球新報社)が9日、那覇市天久の琉球新報多目的ホールで行われ、約190人が来場した。発達障がいのある双子の親の森山さんは、障がいの特性を否定的に見るのではなく素晴らしい個性ととらえ、可能性を伸ばすサポートが必要と強調した。

2012年12月11日火曜日

バリアフリー向上と障がい者雇用をめざすレストラン開店 大阪

産経関西 
10月29日にオープンした「和のだんらん緑彩」(大阪市北区)は「誰でも自然に食事を楽しみ、自然に笑顔になれる店」をめざす和食レストランだ。店長の山本昌幸さん(41)は、店内のバリアフリーの向上と障がい者の雇用をすすめていく。山本さんが「緑彩」の構想を立てたのはオープンの3カ月前。外食食材を専門に扱う株式会社アドム卸販社(大阪市北区)の直売野菜会に参加し、同社代表取締役の岡部義雄さん(45)と出会った。そこで以前から関心のあった障がい者の支援について話し合い、分け隔てなく自然なサービスを提供するレストランの開業を考えた。

ヘビの置物作りピーク/高松の授産施設 香川

四国新聞 
香川県高松市勅使町の知的障害者通所授産施設「あゆみ園」(小西英夫施設長)で、来年の干支(えと)「巳(み)」の置物作りがピークを迎え、園生たちがワックスがけなど最後の仕上げ作業に取り組んでいる。同園では、多度津町在住の彫刻家速水史朗さんから原型の提供を受け、1993年から毎年干支の置物を製作。今年は10月ごろから作業を始め、12月中旬までに約700個を完成させる予定。

障害者問題に理解を 田辺で劇団公演 和歌山

紀伊民報 
和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館で8日、劇団「シアター青芸」による障害者への理解をテーマにした公演「ふるさとをください」(脚本・演出はジェームス三木)があった。実行委員会主催、紀伊民報など後援。ある町に障害者の共同作業所ができ、地域で反対運動の先頭に立つ父親と、作業所の存在に共感する娘との間に確執が生まれる様子や、自立しようとする障害者と偏見を拭いきれない地元住民の葛藤などを描いている。

発達障害に理解求め上演 北海道

北海道新聞 
第10回障がい者週間記念事業(チャレンジド・ネットワークほんべつ主催)が8日、町中央公民館で開かれ、町民が手作りの創作劇「自閉症のまま地域で暮らす」が上演された。自閉症やアスペルガー症候群など発達障害のある兄弟と家族の物語を高校生や教諭、町職員らが演じた。発達障害の特徴である「こだわり行動」などのため、周囲から奇異の目で見られる兄弟と、自らのしつけの失敗のせいではと苦悩する両親。戸惑いながらも成長する子供たちの姿が時にユーモラスに演じられた。

2012年12月10日月曜日

個性あふれる力作、知的障害者のアート展 神奈川

カナロコ 
平塚市内の知的障害者70人の陶芸、工芸、絵画などアート作品を展示、販売する「こころのかたちアート展」(同実行委主催)が、同市万田の湘南平にあるギャラリー&カフェ「ともしびショップ湘南平」で開かれている。個性あふれる作品が並んでおり、実行委では、多くの人に足を運んでほしいと話している。入場無料。19日まで。午前10時~午後4時、木曜休業。

2012年12月9日日曜日

障害者施設入所者に虐待 島根

読売新聞 
社会福祉法人・島根整肢学園(木原清理事長)が運営する障害児者支援施設「西部島根医療福祉センター」(江津市渡津町)の男性職員(40)が11月末、入所者2人に虐待を行っていたことが7日、わかった。同学園や江津市によると、男性職員は11月27日に50歳代の男性入所者の頭をたたき、同28日には20歳代の男性入所者の頭をたたいた上、罵倒したという。2人にけがなどはなかったという。別の職員が目撃して発覚、同学園の職員数人で構成する虐待防止委員会で調査し、虐待と認定した。

県障がい者アート作品展:「作品価値に広く理解を」 県立美術館 島根

毎日新聞 
県内の障害者のさまざまな芸術作品を展示する「県障がい者アート作品展」が7日、県立美術館(松江市袖師町)のギャラリーで始まった。障害者の作品の価値を広く理解してもらおうと、県と県社協が毎年開いている。昨年から審査会が始まり、今回、アーティストの天津恵さんら審査員4人が開いた。入場無料。9日まで。

障害者が色鮮やかに表現 宮古で染め物作品展 岩手

岩手日報 
宮古地域の障害者による染め物を中心とした作品展「つむぎ-紡ぎ-」(造形遊びセンターコア舎主催)は7日、宮古市末広町のりあす亭で始まった。色鮮やかな染め物やパッチワークなど、手作りのぬくもりがあふれる作品を展示している。10日まで。作品展は午前10時から午後3時まで。入場料無料。

元気印@学校:障害者とアート制作 奈良市の小中、交流で互いに刺激 奈良

毎日新聞 
アートを接点に障害のある人たちと出会う授業が、奈良市の小中学校で始まっている。財団法人たんぽぽの家が講師やスタッフを派遣し、小中学生とアート作品を共同制作するもので、作品と授業の様子は来年2月7〜17日、奈良市登大路町の県文化会館で開かれる「県障害者芸術祭 HAPPY SPOT NARA」(県主催)で展示する。

アメッコ市の枝アメ包装に協力 比内養護学校高等部 秋田

秋田魁新報 
大館市の比内養護学校(石崎國人校長)高等部の生徒60人が、市の小正月行事「アメッコ市」(来年2月9、10日)で街中を彩る「ジャンボ枝アメ」の包装作業を進めている。生徒に地域の行事に関心を持ってもらう狙いで、初めての取り組み。7日に同校で行われた作業には生徒と同校職員、市観光協会職員ら計約70人が参加。大館菓子協会が作ったピンクのアメを一つずつ、12センチ四方の透明なビニールで包み、金色の帯ひもで結んだ。30分ほどで1671個を包装した。作業は12日まで続く。

ユズ:「甘酸っぱいにおい」 養護学校生が収穫 滋賀

毎日新聞 
県立甲良養護学校(甲良町)の高等部3年5組の10人が6日、地元の長寺西区のユズ園で収穫体験をした。「生活」科の「ゆず狩りをして、ジャムを作ろう」との学習で、農業を通じた地域との交流の一環として保護者やボランティアの人たちと一緒に訪問。ユズ園では約500本が栽培されており、長寺西区の上田常雄区長(61)と寺本純二・村づくり委員長(63)の指導で樹高2〜2.5メートルほどの木から、柄が伸縮するはさみで6〜8センチほどのユズの実を1個ずつていねいに収穫した。

愛らしい「巳」の置物 鯖江の障害者施設で製作 福井

中日新聞 
鯖江市和田町の障害者支援施設「光道園ライトワークセンター」で、来年のえと「巳(み)(蛇)」にちなんだ置物作りが、師走を迎えて急ピッチで進められている。七千~八千個を作る予定で作業は年末まで続くという。製品の中には注文の受け付けが終わったものもあるが、販売は同センターで行っている。

2012年12月8日土曜日

東京理科大・群馬大、自閉症のマウス作製-病態解明に道

日刊工業新聞 
東京理科大学の古市貞一教授と群馬大学の定方哲史助教のグループは、自閉症マウスの作製に成功した。自閉症患者の遺伝子発現パターン解析から明らかになった遺伝子変異をマウスで再現。脳の神経回路の発達を促す因子の正常な分泌を阻害した。作製したマウスを観察したところ、社会性行動異常など自閉症患者特有の行動障害を示すことを確認した。実験動物として活用することで、自閉症の病態解明や創薬開発などへの貢献が期待される。

障害乗り越え無事故10年 沼津・山本さん、顧客からも信頼 静岡

静岡新聞社 
知的障害がありながらも運転免許を取得し、トラック運転手になった沼津市植田の山本俊幸さん(36)が10年間、無事故で運送業務を続けている。夢に抱き、苦労の末に就いた職業。取引先からも「丁寧な仕事をしてくれる」と厚い信頼が寄せられている。周囲の反対を押し切って教習所に通ったものの、仮免許は8回、卒業試験は2回、学科試験は5回落ちた。2002年10月、念願の普通免許を取得した。最初の挑戦から2年。04年には大型免許の試験に1回でパスした。

バスや電車、自力で通所 知的障害者支援 大分

大分合同新聞 
知的障害のある人たちが、バスや電車を使って自力で事業所などに通えるよう支援する県内各地の取り組みが、全国に先駆けて始まっている。現在、施設などによる送迎を利用している障害者の中には、数回の練習やちょっとした工夫で自力通所できる人が少なくない。支援ノウハウを確立し、知的障害者が公共交通機関の利用に自信を付けることで、地域社会に溶け込み生活の幅を広げることが期待されている。

福祉パス有料化 横浜市提案 障害者団体は撤回求める 神奈川

東京新聞 
横浜市は六日、障害者がバスや地下鉄を無料で利用できる「福祉特別乗車券(福祉パス)」について、年額千八百円に有料化する条例案を、開会中の市議会十二月定例会に提案した。有料化をめぐっては反対の意見も根強く、この日、市内の障害者団体が、林文子市長と市議会議長に条例案の撤回を求める緊急声明を提出した。条例案では、新たに軽度の知的障害者約八千人にも対象を広げ、サービスを拡充する一方で、事業費を抑制するため利用者に一律の負担を求めている。

師匠の技を伝心、張籠制作 伏見の自閉症男性が二人展 京都

京都新聞 
自閉症で知的障害がある京都市伏見区醍醐の男性が長年、職人の指導を受けながら竹籠に和紙を張り重ねた「張籠(はりかご)」の制作を続けている。作業ペースはゆっくりだが作品の質は高く、師匠の作品と一緒に同区の市呉竹文化センターで「張籠二人展」と題して展示されている。男性は小笠原優さん(41)。外出支援ヘルパーで張籠職人の石川裕二さん(59)=大津市藤尾奥町=と2005年に出会い、現在は下京区の工房で月に2日指導を受けている。同センターには、小笠原さんがこの3年間で仕上げた6点など2人の作品計12点が並ぶ。20日まで(毎週火曜休館)。午前10時~午後7時。無料。

えとの置物作り:「ヘビ」仕上げに大忙し 高松・授産施設「あゆみ園」 香川

毎日新聞 
高松市勅使町の知的障害者通所授産施設「あゆみ園」で、来年のえとである「ヘビ」の陶製置物(高さ約9センチ)作りが最終工程を迎えている。作業場では、つや出しのため、約10人の利用者が歯ブラシやストッキングで磨いており、とぐろを巻いた可愛らしい置物が次々と完成している。同園では毎年、国際的にも活躍している県出身の彫刻家、速水史朗さん制作の型を使ってえとの置物作りに取り組んでおり、今年は20年目。9月ごろから、利用者が粘土を型に入れ、窯で焼くなどして約600個の制作を進めている。

2012年12月7日金曜日

障害者虐待で調査 西東京の施設 都「不適切な行為把握」 東京

東京新聞 
西東京市の知的障害者施設で入所者への暴力、罵声が続いているとの通報を受け、都と西東京市は施設職員らへの聞き取り調査を始めた。都は近く、施設側を指導する。都の担当課長は「不適切な行為を把握している。人権意識に欠ける面がある」と話している。問題になっているのは、社会福祉法人が運営する定員五十人の知的障害者更生施設。虐待発見者に自治体への通報を義務づける障害者虐待防止法(十月施行)に基づき、関係者が十一月二十七日に都と市に通報、受理された。

障害者施設を支援 22日、23日に展示即売会 福島銀行 福島

福島民報 
福島銀行は5日、県授産事業振興会が今月開催する障害者施設の製品展示即売会を全面支援すると発表した。22、23の両日午前10時から福島市の同行本店で開かれる。同行が取り組む障害者施設の運営支援の一環で、会場提供に加え、チラシやポスターを作製して各本支店で開催PRに取り組む。展示即売会では県内各地の約40施設がクッキーやケーキ、漬物、バッグ、小物、木工製品などの製品約4800点を展示・販売する。22日は障害者による軽食販売やハンドベルのコンサートも催す。

障害者雇用に理解深めて 高崎で見学会 群馬

東京新聞 
障害者雇用への理解を企業や福祉関係者に深めてもらう先進事業所の見学会が、高崎市内であった。群馬労働局や県などの主催。県内の企業の人事担当者や福祉関係者ら二十四人が高崎市倉賀野町の廃棄物収集運搬会社「環境システムズ」を見学した。同社は五年前に新工場をつくった時、人手がいるリサイクル選別作業を機械化しないであえて残し、障害者雇用につなげた。現在、知的・身体障害者九人を雇っており、うち八人は正社員。塚田敏則社長が自宅隣人の重度障害者との交流から長年、構想を温めていたという。

新しい仕事見つかった 主力業務低迷の障害者施設 京都

両丹日日新聞 
福知山市南栄町の障害者就労継続支援B型事業所のしあわせネット・勇気(一井静枝施設管理者)が、同市三和町下川合の食品製造業・株式会社京都庵(松田清克社長)から仕事の受注を始めた。勇気の受注業務の主力だった電器部品加工が低迷しており、新たな主力にと張り切っている。

2012年12月6日木曜日

発達障害:小中生61万人 4割支援受けず 普通学級、平均2〜3人

毎日新聞 
普通学級に通う公立小中学生の6・5%に発達障害の可能性があることが5日、文部科学省の調査で分かった。40人学級で1クラスに2〜3人が「読む・書く」が苦手、授業に集中できないなどの課題を抱えていることになる。調査対象地域の44都道府県(岩手、宮城、福島の3県を除く)を基に推計すると約61万4000人になる。このうち約4割は特に支援を受けておらず、専門家は「教員の増員などの手当てが必要」と指摘している。

おもしろ障害者パフォーマーNo.1は!? 「SHOW-1グランプリ」今年も放送決定

ねとらぼ 
日本一おもしろい障害者パフォーマーを決める「SHOW-1グランプリ2012」が、NHK・Eテレ「バリバラ」の特番として放送される。オンエアは12月7日の午後9時から。「バリバラ」は「バリアがなくなると、生きることが楽しくなる!」と唱える障害者情報バラエティー。SHOW-1グランプリの開催は今年で3回目となる。2010年の優勝者は「脳内マヒブラザーズ」、2011年は「失敗ダーマンZ」。今年のMBP(もっとも・バリアフリーな・パフォーマー)は誰になるのだろうか。

諦めない心育む 大分支援学校が部活動導入 大分

大分合同新聞 
大分市志村の大分支援学校(鈴木基史校長、164人)は高等部の生徒を対象に今秋から部活動を導入している。陸上と書道両部があり、それぞれ自立通学できる生徒が週1回、放課後に校内で練習。陸上部は来年度の県高校体育連盟入りを目指している。県教委によると、県内の知的障害の特別支援学校での部活動導入は陸上部がある南石垣支援学校に次いで2校目。

障害者6施設がブランド立ち上げお歳暮セット 長野

ミナミシンシュウ 
飯田下伊那の障害者6施設(あゆみ、いずみの家、こぶし園、南原苑、紙ふうせん、夢のつばさ)が共同で立ち上げたブランド「南信州200%マーケット」のお歳暮セットが、各施設で販売されている。ブランド構想は「魅力のある製品を売ることでお客さま、作り手とも200%の満足感が得られ、障害者の給料も200%増に」と、3年ほど前に具体化。同じデザインのラベルを貼るなどして商品に統一感を持たせ、試食会を重ねながら味にも磨きをかけた。

逸品生んだ 障害者パワー

読売新聞 
障害者の福祉施設などで作られた商品が、注目を集めている。スイーツ、ワイン、化粧品……。良質なものが多く、一般的に価格も手頃だ。購入することで、障害者の経済的な自立にも貢献できる。福祉施設の中には、障害者の働く力を養う目的で、様々な生産活動を行っているところがある。就労支援施設と呼ばれ、かつては、福祉関係のバザーなどで製品を販売するのが一般的だったが、近年、障害者の自立志向の高まりを受け、一般市場で売れる製品の開発に力を入れる施設が急増している。障害者を主戦力として多数雇用する企業もある。

門司港にアーティスト雑貨店「かちゃ」 障がい者の収入増目指す 秋田

秋田経済新聞 
門司港駅そばの新海運ビル(北九州市門司区西海岸1)2階に11月11日、アートとクラフト雑貨の店「かちゃ」TEL 093-342-9745)がオープンした。店舗面積は約6坪。店内には、障がい者が手掛けたアクセサリーやステーショナリー、陶器、オブジェなど約90種300点が並ぶ。店主の中村伊久夫さんは、障がい者のアート活動を支援する団体に所属する傍ら、同店を開業した。開業にあたり、各地の社会福祉施設15カ所と連携し、「『障がい者が手掛けた』という概念はいったん捨てて、デザイン性やアート性を見極めながら作品として厳選した」という。

2012年12月5日水曜日

両陛下、京都市の障害福祉事業所を訪問 京都

読売新聞 
天皇、皇后両陛下は4日、京都市の障害福祉事業所「京都太陽の家」を訪問された。障害者に働く場を提供し、自立した生活を支援する施設で、1986年に制御機器大手のオムロン(京都市)の協力で設立された。両陛下は、制御盤などに使用されるソケットの生産ラインを視察。車いすの男性の作業を、皇后さまは体をかがめて見つめ、「よい仕事をなさってね」と励まされていた。

六本木ヒルズで障がい者アートイベント 東ちづるさん率いる団体主催 東京

六本木経済新聞 
六本木ヒルズ(港区六本木6)umuで12月4日、自閉症やアスペルガー症候群のアーティストの作品展示やライブを行う「Get in touch! 2012」が始まった。主催は一般社団法人Get in touch。昨年12月に日米自閉症スペクトラム研究会議実行委員会の主催で初めて開催された同イベント。今年10月には企画運営の中心となった女優の東ちづるさんを理事長に法人を設立、障がい者やマイノリティーの創作・表現活動の支援などを中心に活動を行っている。

イチゴ収穫心待ち 末吉の障害者就労支援施設で初栽培 鹿児島

南日本新聞 
曽於市末吉の障害者就労支援施設「のどか園」で、今年初めて栽培したイチゴが順調に育ち、通所者ら施設利用者が収穫を心待ちにしている。12月中旬には実り、園で販売するクリスマスケーキに使う。収益は施設利用者の工賃に充てられる。ビニールハウス1棟に10月、苗700本を植栽した。利用者が水やりや、余分な茎を抜き取る作業を続け、育ててきた。

ホームレス障害者 彼らを路上に追いやるもの 鈴木文治[著]

朝日新聞 
著者は、川崎市にある日本基督教団桜本教会の伝道師である。盲学校、養護学校の校長を務めた障害児教育の専門家でもある。ホームレスの人々や障害者と「共に生きる」とは、どう生きることか。障害者が路上での暮らしを余儀なくされていること自体、「共生」の対極にある「排除」の原理がなお、社会を支配していることを示している。本書は、その厳しい現実を描きながら、同時に、その現実に希望の風穴をあけてくれる。著者はこう書いている。「桜本教会は(略)単なる支援活動ではなく、『共に生きる営み』だからこそ、20年を経て今日まで継続しているのである」

2012年12月4日火曜日

皇太子さま:障害者フォーラム式典に出席

毎日新聞 
障害者週間がスタートした3日、東京都内で皇太子さまが出席して「障害者フォーラム2012」記念式典が開かれた。今年は03年を初年度とする「障害者基本計画」の最終年度と「アジア太平洋障害者の10年」の最終年に当たり、内閣府が主催、障害者関係の功労者や児童、生徒の作文やポスターの表彰などを行った。式典で皇太子さまは「障害の有無にかかわらず誰もが相互にその個性と人格を尊重し支え合う『共生社会』が実現されていくことを切に願います」などとあいさつした。9日までの期間中にセミナーなどが開かれる。

刑務所の4人に1人知的障害 出所後も貧困と孤立で再犯

J-CASTニュース 
罪を犯して刑務所に入る人の約4分の1に知的障害の疑いがあるという。多くは障害があることを周囲から理解されず、福祉サービスを受けずに貧困と孤立に苦しむ人たちだ。万引きや無銭飲食を十数回繰り返して刑務所に入った人もいる。こうした負の連鎖はどうすれば断ち切ることができるのだろうか。「長崎県地域生活定着支援センター」は刑務所から出所した障害者に福祉サービスを受けるようにと3年前に立ち上げられた。同センターへの取材から、罪を繰り返す障害者の実情と、必要な支援は何かを探っていく。

ニート、発達障害者を戦力に 府内で取り組み進む 大阪

大阪日日新聞 
就労や就学をしていないニート状態の若者や、コミュニケーションなどが苦手な発達障害者たち。いざ就職をしようとすると企業側から敬遠されることも少なくない。しかし、一方では力の生かし方次第で戦力になりうると、その手法を企業関係者らに発信する取り組みも始まっている。大阪で進む直近の動きを追った。

障害者の作品展、市役所で始まる 栃木

下野新聞 
障害者が手掛けた作品を集めた「わく・わくアートコンクールinうつのみや2012」の巡回展(市主催)が3日、市役所1階市民ホールで始まった。7日まで。市役所1階ロビーには絵画や手芸などの作品30点が展示中。カラフルで躍動感あふれるタッチの作品が並ぶ。午前9時~午後5時(最終日は午後4時)。

障害者の作品を路線バスに飾る 神奈川

NHK 
3日からの障害者週間にちなんで、横浜市では、障害のある人たちの絵や書を市営バスの車内に飾って運行することにしています。障害者の絵や書を市営バスに飾る取り組みは、横浜市の中区役所などが企画し、2日、バスの営業所に障害者や家族など20人余りが集まり、飾り付けをしました。横浜市中区役所福祉保健課の大山弘三事業企画担当係長は「一人一人に個性があることを分かってもらい、障害のある人もない人も、地域で一緒に暮らしていることを感じてもらいたいです」と話していました。作品を飾ったバスは3日から運行されます。

2012年12月3日月曜日

「発達障害でいじめ」元野球部員が学校など提訴 熊本

読売新聞 
熊本市の鎮西高の元野球部員(16)が発達障害を理由に部内でいじめられ心身に苦痛を負ったとして、元部員と両親が30日、同高を運営する学校法人鎮西学園などを相手取り、慰謝料など計880万円の損害賠償を求める訴訟を熊本地裁に起こした。学校法人のほかに訴えられたのは、教頭と野球部の元副部長。訴状などによると、元部員は幼児の時に発達障害と診断された。中学時代に野球で活躍し、今年4月、スポーツ特待生として同高に入学し、野球部に入った。しかし、入部後、間もなく、他の部員や副部長から暴言や暴力を受け、教頭はいじめの報告を受けても放置したとしている。両親は学校の対応への反発から授業料を払わず、元部員は10月末、除籍処分となったという。

2012年12月2日日曜日

障害者就労のそば屋1周年無料イベント 徳島

読売新聞 
JR徳島駅構内で列 障害者が祖谷そばの製麺から調理、販売までを行うJR徳島駅構内の「麺屋れもん徳島駅」が1日で開業1年を迎え、無料でそばを振る舞う記念イベントが行われた。開始前から多くの人が列を作り、できたてのそばを口にしながら1周年を祝った。同店は障害者の就労を支援しようと、石井町の社会福祉法人「カリヨン」が運営。祖谷そばやおでん、おにぎりなど約20種類のメニューをそろえ、1日平均で50~60人が来店するにぎわいを見せている。

2012年12月1日土曜日

クッキー:味自慢、好評 阿南の障害者施設、県産品使い手作り 今秋から東京で販売 徳島

毎日新聞 
阿南市那賀川町敷地の障害者支援施設「シーズ今津」を利用する障害者らが和三盆など県産品を使って作るクッキーが好評だ。今秋から東京都内で販売を始めたが、約2週間で在庫がほぼ無くなる売れ行きで、予約の問い合わせも相次いでいるという。丹精を込めて手作りする利用者らは「徳島を代表する菓子に」と意気込んでいる。知的障害者らが通う同施設では、5年ほど前から焼き菓子の製造販売を手掛ける。昨年、「味にこだわった菓子を販売し利用者の自立につなげたい」と県産品を使った菓子を作ることに。利用者らは、自分たちが商品を卸す徳島市内の飲食店主からアドバイスを受けながら試行錯誤を繰り返し、1年間かけて完成させた。

おしゃれ楽しんで、障害者がモデル挑戦 香川

四国新聞 
障害のある人におしゃれを楽しんでもらう「いきいき生活ヘアーファッションショー2012」がこのほど、香川県宇多津町の香川短大で開かれた。参加者は人生初のドレスや手作りのカジュアルな服を身にまとい、来場者からの拍手に笑顔でこたえていた。イベントは障害のある人がおしゃれをすることを通して、自分らしさを見つめたり、社会参加の意欲を高めたりするきっかけにしてもらうのが目的。県内の福祉団体のほか、美容師や学生、高校生らが協力した。

2012年11月30日金曜日

障害者ノーマライゼーション考える あす池田でイベント 大阪

大阪日日新聞 
大阪府の池田市などは落語や映画の上映を通して障害者のノーマライゼーションを考えるイベント「さざなみ」を12月1日、同市立保健福祉総合センター(城南3丁目)で開く。当日は、重度のてんかんと知的障害のある少女を追ったドキュメンタリー映画「奈緒ちゃん」の上映や、精神疾患による体験を、笑いを交えて語る、またき亭いっぱいさんによる創作落語「家族ゲーム」の披露のほか、池田ハンドベルリンガーズによる演奏がある。市内の各障害者施設、グループの作品展示、販売なども行う。入場無料。午前10時25分から。

障害者が制作した作品を展示 アートプラザ 大分

大分合同新聞 
県内の障害者が制作した芸術作品を展示する「ときめき作品展」が29日、大分市のアートプラザで始まった。12月3日まで。展示時間は午前10時~午後5時(最終日は正午)。県内の身体、知的、精神の障害者団体などで構成する県障害者社会参加推進協議会(戸高誠会長)が、障害者の芸術文化活動を活発にしようと毎年開いている。17回目となる今年は絵画、工芸、写真、書、陶芸の各部門に300点の出品があった。

千歳市役所で「ふれあっ展」始まる 特別支援学級児童生徒の作品200点 北海道

苫小牧民報 
千歳市内の特別支援学級の児童生徒による図工や書道などの作品を集めた「ふれあっ展」が28日、市役所1階の市民ホールで始まった。12月3日まで。特別支援教育で児童生徒が取り組んでいる活動を、市民に広く知ってもらおうと開かれている作品展。北進小中、千歳中、北栄小、向陽台小、北陽小から200点を超える作品が集められた。

障害者働く喫茶、準備進む 開館予定の「やすらの里」内 京都

京都新聞 
京都府与謝野町加悦に来年3月オープン予定の複合福祉施設「やすらの里」内に、障害者が働く喫茶が設けられる。町内産の野菜をふんだんに使うランチを目玉メニューにする予定で、社会福祉法人・よさのうみ福祉会が準備を進めている。この施設内で弁当や給食の調理を担当する同福祉会が、障害者の雇用を確保するとともに、地域住民との交流の場にしようと喫茶の開店を企画した。思いが花開く場に、と「花音(かのん)」と名付けた。

2012年11月29日木曜日

徳島駅構内そば店「れもん」1周年 障害者、経験積み自信 徳島

徳島新聞 
障害者が働く飲食店として全国のJR駅で初めて徳島駅構内にオープンした「麺家れもん徳島駅」が12月1日、1周年を迎える。本格的な祖谷そばを看板メニューに常連客もでき、毎日50~60人の客でにぎわっている。これまでに同店で社会経験を積んだ5人が一般就職を果たすなど、実績も上がっている。麺家れもん徳島駅は障害者の就労移行の支援を目的に、社会福祉法人カリヨン(石井町)が開店させた。軽度、中度の知的障害者が製麺から調理、販売まで携わっており、障害者の希望や得意分野に応じて仕事に就いている。

特性知ってサポート 発達障害者 職場環境でセミナー 大阪

大阪日日新聞 
コミュニケーションなどが苦手な発達障害者の働きやすい職場環境について、企業関係者らが理解を深めるセミナー「発達凸凹がわかれば職場が変わる!」が27日、大阪市北区のハービスプラザで開かれた。参加者らは、障害があっても得手不得手を踏まえた対応をすれば力を生かせる点などを学んでいた。

2012年11月28日水曜日

自閉症:脳内で免疫細胞活発化 浜松医大など確認、活動抑制で治療に道

毎日新聞 
自閉症の人の脳では、そうでない人と比べてある種の免疫細胞の数が増え、その活動も活発になる傾向があることを、浜松医大と中京大などのグループが臨床研究で確かめたと発表した。この細胞の働きを抑えることができれば、自閉症の治療や予防法の開発につながるという。米国の精神医学専門誌(電子版)に27日、論文が掲載される。

「どんなDNAなら生まれてきていいのか」 ダウン症協会理事長

kenko100 
11月13日に行われた日本産科婦人科学会公開シンポジウム「出生前診断―母体血を用いた出生前遺伝学的検査を考える―」における日本ダウン症協会の玉井邦夫理事長の発言を、ほぼ全文紹介する。「なぜ、ダウン症にメディアが注目するのか」について「彼らがしっかりと生きるから」と自らの考えを打ち明けた玉井理事長。出生前診断が今後、他の病気にも応用されたとき、「どんなDNAの人なら生まれてきていいのか」を考えるには教育などの存在が欠かせないと訴える。

2012年11月27日火曜日

大津で障害者作業所PRイベント 30事業所出展、「お試しカフェ」も 滋賀

びわ湖大津経済新聞 
障害のある人が働く作業所の商品の展示やサービスのプレゼンテーション、先駆事例発表などを行い新たなビジネスチャンス創出の場となることを目的に12月7日、大津プリンスホテル(大津市におの浜4)で「B.A.P(ビジネスアビリティプレゼンテーション)2012おこしやす『未来のしごとおこしフェスタ』」が開催される。滋賀県、滋賀県社会就労事業振興センターが主催。開催時間は11時~16時。入場無料。

お菓子コンテスト:5障害者作業所出品、好評 兵庫

毎日新聞 
障害者作業所で作っているスイーツの出来栄えを競ったり、販売したりする第1回「チャレあま」スイーツコンテスト(主催・同コンテスト実行委員会)が25日、尼崎市南塚口町2の塚口さんさんタウン2階スカイコム広場であった。阪神間にある五つの障害者作業所が参加し、計300食を準備したが、開始から約20分間で「完売」となる盛況ぶりだった。

2012年11月26日月曜日

発達障害学生へ支援広がる 県内の大学で取り組み 岩手

岩手日報 
コミュニケーションや社会性に困難を抱えるアスペルガー症候群など発達障害のある大学生への支援が本県で広がっている。盛岡市上田の岩手大(藤井克己学長)は本年度、学生特別支援室を設け、滝沢村滝沢の県立大(中村慶久学長)も教職員の理解を深める研修会などに取り組む。

独創アート280点、近江八幡で展示 障害者が出展 滋賀

京都新聞 
障害者の芸術作品を一堂に集めた恒例の「滋賀県施設合同企画展 ing…障害のある人の進行形」が、近江八幡市永原町上のボーダレス・アートミュージアムNO-MAで開かれている。独創的な造形の粘土作品や絵画など約280点が並ぶ。 来年1月20日まで。入館料200円で、障害のある人は無料。午前11時~午後5時。休館は月曜と12月28日~1月4日。

安芸高田「縄文あいす」連覇 障害者施設菓子コンテスト 広島

読売新聞 
障害のある人たちが働く中国5県の授産施設などで作られた菓子のコンテスト「ひろしまS―1サミット2012」(県、県就労振興センター主催)が24日、広島市中区のシャレオ中央広場で開かれた。県内を中心に15施設が参加。県産の柑橘(かんきつ)類や牛乳、おから、酒粕(かす)などを使ったクッキーやケーキ、アイスクリームなどを出品した。職人らの指導を受けて作られた菓子もあり、こだわりの一品ぞろい。各ブース前に大勢の市民らが並び、試食用に用意された520人分が完食された。最も支持を集めたのは、ひとは工房ひとは館(安芸高田市)が出品した「縄文あいす キャラメル味」。前年に続き、グランプリに輝いた。

2012年11月25日日曜日

町屋アール・ブリュット展:町家で「生の芸術」披露 兵庫

毎日新聞 
知的障害がある人などによる独創的なアート作品を展示する「第1回町屋アール・ブリュット展」が24、25日午前10時〜午後6時、姫路市大野町の伝統的な町家「大野邸」のギャラリーで開かれる。同展を企画した同市香寺町のグラフィックデザイナー、うのはつみさん(53)は「思いのままに描いた作品は迫力がある。作品から出るパワーを感じてほしい」と話す。入場料は無料。

食堂「アミアミ」:開所式 障害者就労、社会へのステップに 兵庫

毎日新聞 
障害のある人が働く食堂「アミアミ」が県洲本総合庁舎(洲本市塩屋2)の洲本職員福利センター1階に今月、オープンした。23日には開所式が開かれ、食堂を運営するNPO法人「淡路障害者連絡会」(大島清司理事長)の関係者など約40人が門出を祝った。同センターの食堂を委託運営していた民間業者が撤退するのを契機に、同連絡会が障害者が働く場を提供しようと、昨年秋からNPO法人化の準備を進めてきた。10月に認可を受け、今月の営業開始にこぎつけた。営業時間は平日の午前8時半〜午後4時。

2012年11月24日土曜日

飯田圭織、高橋愛、新垣里沙、モーニング娘。がインクルージョン社会アピール!

芸能ニュースラウンジ 
人気アイドルグループ『モーニング娘。』メンバーと、飯田圭織(31)、高橋愛(26)、新垣里沙(24)が23日、神奈川・トレッサ横浜でTOYOTA presents『ゆうきのつばさ2012~インクルージョン(包み込む)社会~』開会式に登場した。障がいの有無などにかかわらず、すべての人たちが人らしくいきいきと命を輝かせるインクルージョン社会の創出を目指す活動で、今年で3年目。知的障がい者のパフォーマンスを始め、お仕事体験『ぷれジョブ』の紹介、ライブペインティングなど、障がいのある人とさまざまな交流ができるというイベントを通して、差別や偏見を持たない社会を目指していく。

全国障害者芸術・文化祭が開幕 25日まで 佐賀

佐賀新聞 
第12回全国障害者芸術・文化祭さが大会「バラエティ・アート・フェスタ」が23日、佐賀市の市文化会館などで開幕した。ステージでの芸術表現では佐賀県立盲学校の生徒らがダンスや和太鼓演奏など日ごろの活動を披露。ロンドンパラリンピックの金メダリストを招いたゴールボール体験など多彩なイベントを展開した。会場では障害の有無にかかわらず交流の輪が広がった。25日まで。

障害者と魂のロック 「サルサガムテープ」 かしわ哲さん 冷笑への怒り原点

西日本新聞 
「障害があっても、俺たちは音楽で生きていく。そう言ったら、みんなが笑った。できっこないって…。冗談じゃないぜー」-。神奈川県内の障害者バンド「サルサガムテープ」を率いて18年になるミュージシャンのかしわ哲さん(62)。今月11日、福岡市少年科学文化会館のステージでこう叫んだ。サルサガムテープは故忌野清志郎さんと共作CDを発売したり、パリで街頭ライブを成功させたりと、全国に増えつつある障害者バンドの先頭を走る。かしわさんに、なぜ障害者がロックなのか、聞いてみた。

障害者数水増し請求 2380万返還求める 船橋市の就労支援事業所 千葉

千葉日報 
就労支援事業所で働く障害者の人数を水増し報告して不正に給付費を受け取ったとして船橋市は22日、同市三咲2の指定障害福祉サービス事業所「コミュニティカフェきずな」の指定を取り消し、運営法人に約2380万円の返還を求めると発表した。障害者自立支援法に基づく指定の取り消し処分は県内初。同市によると、運営法人は同市緑台1のNPO法人「なのはな障害者就労支援センター」(門田正則理事長)。同法人は事業を開始した昨年1月~今年7月の間、同カフェで15人が就労したと市に給付費を請求。だが、このうち6人は一度も働いた事実がなく、1人は途中でやめたにもかかわらず請求が続いていた。

2012年11月23日金曜日

家族5人殺傷 長男の懲役30年確定へ

日刊スポーツ 
最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は21日までに、愛知県豊川市で2010年、家族5人を殺傷したとして、殺人などの罪に問われた長男の無職岩瀬高之被告(32)の上告を棄却する決定をした。懲役30年とした1、2審判決が確定する。19日付。岩瀬被告は自閉症などの障害があり、公判では責任能力の程度や、殺意の有無が争点となった。

小学校に残る山下清のペン画が23日公開、修復に寄付呼び掛け 横浜

カナロコ 
横浜市立浦島小学校(同市神奈川区)に残る山下清のペン画を、修復・保存するため、寄付金を呼び掛ける運動が始まる。同校とNPO法人美術保存修復センター横浜(青木享起理事長・同市中区)が連携して取り組み、23日に行われる同校の学習発表会「たまてばこ発表会」で絵を一般公開し、募金箱を設置する。同法人の大西章夫さんによると、作品は模造紙に描かれており、酸化による茶褐色のシミが発生しているという。このまま放置するとさらに酸化、退色が進み、紙の亀裂、破損にもつながる。「取り返しがつかない状況になってからでは遅い」と、心配している。修復に必要な金額は60万円。同法人への郵送や銀行口座への振り込みも可能。

障害者自立へメガソーラー 香川

読売新聞 
香川県宇多津町の社会福祉法人「鵜足津福祉会」が町内で運営する障害福祉サービス事業所「エコランド鵜足津」にメガソーラー(大規模太陽光発電所)が完成し、21日に記念式典があった。通所者に4144枚ある太陽光パネルの掃除や敷地の除草に従事してもらい、賃金を支払う。小松守理事長は「環境に配慮した事業を障害者の自立につなげたい」と話している。1・1ヘクタールの敷地に完成したメガソーラーは、出力約1メガ・ワット。年間に一般家庭約300世帯分にあたる約109万キロ・ワット時を発電し、約4500万円の売電収入を見込む。

2012年11月22日木曜日

障害者ら移動販売 群馬

朝日新聞 
前橋市天川大島町の障害者就労支援施設「よろず屋寒春・赤城高原ミート」で働く知的障害者らが20日、前橋市北部の高花台団地で、移動販売車に積んだ手作りの総菜などを初めて販売した。車などの交通手段がない団地の高齢者らの役に立ち、仕事の場も広がる「一石二鳥」を狙った試みだ。移動販売は27日も行い、12月から毎週金曜日に販売する。職業指導員の福岡直哉さん(27)は「障害がある人たちが外で働く機会になれば。今日がスタート。団地の人に知ってもらい、移動販売を広げていきたい」と話した。

パン販売で資金と「生きがい」 宇都宮に障害者施設開設へ 栃木

下野新聞 
障害者が生きがいを持てる施設づくりを目指し、保護者らが今夏、西川田南1丁目にNPO法人「ルヴァン」を設立、施設開設の準備を進めている。天然酵母にこだわったパン販売で資金を調達。25日には、若草1丁目のわかくさアリーナで活動の紹介を兼ねた音楽会を開催する。大島淳子理事長は「一人一人の障害者の個性に合った生きがいづくりを支援できる施設を目指したい」と話している。NPO法人の事業の柱は事務所内で営む「自然派パン工房ハートベリー」のパン受託販売。天然酵母、国産小麦使用が売りだ。障害者が袋詰めや販売に携わり、活動資金を集める。

障害者施設製品「和三盆コロン」「スウィーツ甲子園」で最優秀 徳島

MSN産経ニュース 
徳島市の社会就労センター「かもな」が作った洋菓子「和三盆コロン」が、今月初旬に神戸市で開催された「第4回スウィーツ甲子園」で最優秀のグランプリを受賞した。スウィーツ甲子園は障害者施設で作られた菓子の味やアイデアを競い合う大会。今回は東日本大震災の被災地を含む全国11府県の15施設が参加し、市民の投票と専門家の審査でグランプリなどを選んだ。和三盆コロンは、NPO「とくしま障害者授産支援協議会」が専門家のアドバイスを受けながら平成22年度に開発。県産の阿波和三盆糖や米粉をふんだんに使用、サクサクした歯応えと上品な甘さが特徴。

2012年11月21日水曜日

準強姦容疑で陸士長逮捕 知的障害の女子中学生に 大阪

スポーツニッポン 
大阪府警枚方署は20日、女子中学生に乱暴した準強姦と同未遂の疑いで、陸上自衛隊信太山駐屯地(大阪府和泉市)の第37普通科連隊に所属する陸士長川崎良容疑者(22)を逮捕した。逮捕容疑は5月上旬、携帯電話の出会い系サイトを通じて知り合った女子中学生の知的障害に付け込んで、府内のホテルに連れ込み乱暴しようとして未遂に終わったほか、5月中旬に別のホテルに連れ込み乱暴した疑い。

障害児福祉に全力投球 元プロ野球投手の加藤さん 岩手

岩手日報 
プロ野球千葉ロッテマリーンズの元投手、加藤高康さん(43)は、矢巾町西徳田に今月開所した障害児通所支援事業所「グランマとくたん」の施設長に就いた。宮城県の福祉施設で勤務経験もある加藤さんは「障害のある人は、自分とは次元の違うつらい思いをしている。それをなくしたいし、人の役に立ちたい」と、障害児福祉の充実に全力投球する覚悟だ。

県障害者作品展に314点 力作そろう 佐賀

佐賀新聞 
県障害者作品展が17日、佐賀市大和町のイオン佐賀大和店で始まった。細やかに表現した作品ばかりで、根気強い作業の様子がうかがえる。25日まで。同展は、県障害者社会参加推進センターが毎年開いており今年で12回目。県内の福祉作業所などの利用者らが書や写真など6つの部門別に314点を出品した。展示はイオン佐賀大和店2階ホールで開催。午前10時~午後5時まで。

2012年11月20日火曜日

障害者施設に基板解体を依頼 アンカーネットワーク、NPO法人と連携 千葉

SankeiBiz 
リサイクル業者と障害者施設がコラボレーションして、パソコンの基板などからレアメタルなどを回収する取り組みが始まった。資源循環システムの構築と障害者雇用を両立させる環境・福祉ビジネスとして注目される。コラボの仕組みはこうだ。アンカーが企業から要らなくなったパソコンなどを買い取り、障害者リサイクルネットがその分解・仕分け作業を障害者施設に委託。障害者の手解体によって回収されたレアメタルなどをアンカーが素材買い取り企業に売却する。

発達障害の若者 体癒やす料理店 大阪

読売新聞 
発達障害の人たちが働く、こだわりの料理店が大阪市城東区中央にオープンした。社会福祉法人「そうそうの杜」(城東区)が、先月9日にオープンさせた「発酵薬膳料理 Kawasemi」。障害の特性が理解されにくく、社会で孤立しがちな若者らが、厳選した卵や野菜を使った「健康メニュー」で、地域にアピールしており、自らお薦めの一品を考案するスタッフも。運営する社会福祉法人は「これまでのように受け身ではなく、障害者が積極的に地域貢献できる店になれば」と期待している。営業は平日の午前11時45分~午後6時。土、日曜、祝日は休業。

焼き鳥販売店舗を開設 葛巻の障害者施設 岩手

岩手日報 
葛巻町葛巻のすずらん工房(藤岡徹管理者)は16日、同町葛巻の中心商店街の空き店舗を改装し、焼き鳥販売店「すずらん亭」をオープンした。障害者の働く場を創出し、工賃アップにつなげる。通所者は事業所職員と共に調理や販売を担当。営業は毎週水曜日の午後3時から同6時まで。場所はスーパーとりいの向かい。店は空き店舗を約95万円で改装した。利益は通所者の工賃に還元する。

作品展:障害者、手がけた314点 絵画や工芸を展示 佐賀

毎日新聞 
障害のある人が手がけた絵画や手芸、写真を集めた作品展が、25日まで佐賀市大和町のイオンモール佐賀大和店で開かれている。力作314点。芸術、文化活動を通して、障害者の社会参加につなげようと、毎年開催。書▽絵画▽写真▽工芸▽手芸▽和・洋裁−−の6部門で、身体、知的、精神障害のある人たちが応募した。午前10時〜午後5時。

シイタケ:障害者が生産、販売 「肉厚でおいしい」好評です 愛知

毎日新聞 
一宮市木曽川町内割田の、きそがわ福祉会「黒田ドリーム作業所」(田中由美子責任者)が生産、販売しているシイタケ「ドリームしいたけ」が「肉厚でおいしい」と好評だ。通所者たちは毎朝、丁寧に収穫し、作業所の駐車場で月〜金曜日の午前10時〜午後3時に販売している。収穫と販売は13年3月ごろまで続けられる。作業所には、さまざまな障害を持つ18〜62歳の男女40人が通所している。近くで経営する喫茶店で働く人もおり、シイタケ栽培は10人が担当している。

2012年11月19日月曜日

障害者雇用率達成の企業 半数以下

NHK 
法律で義務づけている障害者の雇用率を満たした民間企業は、全体の46%と、去年より僅かに改善したものの、依然として半数に満たないことが厚生労働省の調査で分かりました。障害者の雇用を巡っては、現在、従業員が56人以上の民間企業は、全体の1.8%以上の障害者を雇用するよう法律で義務づけられています。障害者の雇用率は来年4月から2%以上に引き上げられることになっていて、厚生労働省は「雇用情勢が厳しいなか、僅かだが改善しており、努力している企業が多いことが伺える。より多くの企業が達成できるよう支援を強化したい」と話しています。

ダウン症に理解を、子どもらと歩くイベント 東京

毎日放送 
障がいへの理解を深めてほしいと、ダウン症の子どもたちと家族が一緒に歩くイベントが行われました。 このイベントは、ダウン症の子どもを持つ親たちが作ったNPO法人が主催したものです。18日はダウン症の子ども80人とその家族ら350人が東京の代々木公園を一緒に歩き、障がいへの理解を深めてほしいと訴えました。妊婦の血液でダウン症などの染色体異常がわかる新しい出生前診断への関心が高まっていますが、主催者は「ダウン症を持つことが不幸だという前提で診断が行われるのは疑問に感じる。元気に社会参加している姿を見てほしい」と話しています。

2012年11月18日日曜日

障害者/高齢者のコミュニケーションを支援する iPhone アプリ「お元気ですか」

インターネットコム 
はんぶんこは、障害者/高齢者のコミュニケーションを支援するため、家にいる/元気があるといった8種類の言葉を選択して文章作成・送信ができる iOS アプリケーション「お元気ですか」を提供開始した。iTunes App Store で無償ダウンロード提供中。iOS 5.0以降の iPhone/iPod touch/iPad に対応する。高次脳機能障害者を支援する NPO 法人「笑い太鼓」の監修に基づいて開発した。

府内40授産施設、日替わり出店 駅ビルで福祉フェスタ 京都

京都新聞 
京都府内の授産施設の商品を販売する「ハートプラザKYOTO 福祉フェスタ」が16日、京都市下京区の京都駅ビル2階で始まった。障害者が作った雑貨や食料品など約300の商品が並び、駅を行き交う人々が品定めをしていた。府内163の授産施設でつくるNPO法人京都ほっとはあとセンター(中京区)の主催。5日間のフェスタでは日替わりで計40施設が出店する。20日まで。

九千部学園で版画カレンダー作り 佐賀

佐賀新聞
鳥栖市の知的障害者更生施設「県立九千部学園」(古賀千加子園長、53人)で、恒例の木版画カレンダー作りが進んでいる。来年のえと「巳」をデザインした表紙に、毎月メルヘン調の図柄が並ぶ。今月末には装丁を終え、実習先の企業などにプレゼントする。自立に向けた就労技術の体験として毎年、1年生が担当。9月から作業を開始し、13人の生徒で表紙と12カ月分のデザインと版木作りを分担した。

2012年11月17日土曜日

県教委、初めて達成 学校技能員に大量採用 障害者の法定雇用率 千葉

千葉日報 
県教育委員会が本年度、国が定める障害者の法定雇用率(2・0%)を初めて達成したことが千葉労働局の調べで分かった。県立学校の技能員として知的障害者を多く採用するなどの取り組みが雇用率を押し上げた。県教委教育総務課によると、新規採用したのは主に知的障害者で、特別支援学校を含む県立学校で清掃などを行う学校技能員。昨年も約40人を採用した。

感情表現 手助けアプリ 香川

朝日新聞 
発達障害や知的障害の子どもたちの学習を支援するスマートフォン用のアプリを、香川大学と富士通が共同で完成させた。感情の表し方や平仮名の書き方などを、アニメーションで分かりやすく教えてくれる。先月から5種類のアプリを無料公開したところ、これまでに計約6千回ダウンロードされた。「特別支援スマホアプリ」はアンドロイド端末向けに、来年10月末まで無料で公開されている。グーグルプレイからダウンロードできる。

カフェレストラン:「JuJu・マルシェ」開業 障害者就労支援、5人がスタッフに 山形

毎日新聞 
新庄市北本町通りに15日、障害者の就労を支援するカフェレストラン「JuJu・マルシェ」がオープンした。「もっと体を動かして、人と接する仕事をしたい」という軽度の障害者のために、仕事の選択肢を広げたいと、就労支援活動を行っているNPO法人「福祉サポートセンター山形」が、初めて飲食店の運営に携わった。同センターの花岡滋子所長(53)は「飲食店運営のノウハウがなかったので開店までは苦労した。多くの人と接して普通の社会生活を送れることを実感してほしい」と話した。営業は火〜土曜の午前11時〜午後6時まで。

2012年11月16日金曜日

新作パン:東北女子大と障害者施設が共同開発 青森

毎日新聞 
知的障害者らの就労支援施設「エイブル」(弘前市若葉2)と、東北女子大(同市清原1)が共同開発した低カロリーの新作パンが完成し、15日から同大ホールで訪問販売された。初日は午前11時半の開始から20分もたたないうちに、用意したパン40個が完売する人気ぶり。今後、学生の意見を聞きながら新商品の開発を進め、学外での販売も目指す考えだ。藤森健吾所長(30)が「学生向けの新商品を作り販路を広げたい」と今村麻里子・同大家政学部講師に相談し、今村ゼミの学生も交えて「栄養計算されたヘルシーで低価格の、ごはん代わりになる総菜パン」(今村講師)の開発が今年3月から始まった。

2012年11月15日木曜日

知的障害者、明るい作風で 17日から上映 神奈川

読売新聞 
知的障害者の現実をユニークな視点で表現した自主制作映画「39(サンキュー)窃盗団」が17日から、川崎市麻生区の市アートセンターで上映される。監督・脚本は、同区の日本映画学校(現・日本映画大学)出身の映画プロデューサー押田興将(こうすけ)さん(43)。実弟でダウン症の清剛(きよたか)さん(35)を主役に起用、もうひとりの弟の大(ひろし)さん(37)を介添え役に配し、重いテーマを明るい作風に仕上げた。「サンキュー」は、心神喪失者の行為は罰しない、心神耗弱者の行為は刑を軽減する――と定めた刑法39条を指す。上映は12月21日まで。副音声ガイド、日本語字幕、託児サービスもある。チケットは一般1500円、学生1300円、シニア1000円、高校生以下800円。

2012年11月14日水曜日

発達障害者の特別支援学校、開校半年 出席率96% 徳島

朝日新聞 
全国初の発達障害者の特別支援学校として4月に開校した小松島市の県立みなと高等学園が13日、「入校前は27人中7人が不登校だったが、この半年間の出席率は96%となった」と開校後の成果を明らかにした。学園は、発達障害の生徒たちを社会的、職業的に自立させるため、商品の仕入れから収支決算をするまでの一連の工程を学習する「販売実習」や、毎週末に全ての生徒にカウンセリングを実施。出席率も上がり、生徒たちからも「学校が楽しい」という声が寄せられているという。

障害者の芸術考える 鹿野でセミナー 鳥取

朝日新聞 
障害がある人の表現活動の広がりと、アートの可能性について学ぶ「福祉をかえるアート化セミナー」が17、18の両日、鳥取市鹿野町の「鳥の劇場」で開かれる。全国的に活躍する福祉施設の管理者やアートの実践者が、施設での活動について報告する。セミナーは障害者のアートな取り組みを鳥取にも根付かせたいと、「鳥の劇場」が主催。障害者の芸術的な作品を販売し、収入につなげる活動で有名な財団法人「たんぽぽの家」(奈良市)に協力を仰いだ。定員は、各日100人で、参加費は両日の場合は5千円、1日のみは3500円。会場には県内の福祉施設で知的障害者が描いた様々な絵画も展示。

福祉作業所がキャラグッズ製作 静岡

読売新聞 
県内の障害者授産施設で、浜松市の「出世大名家康くん」や磐田市の「しっぺい」など、ご当地キャラクターの関連グッズを製作する動きが広がっている。不況で自動車メーカーなどからの下請け業務が減少傾向にある中、人気上昇中のキャラを利用して売り上げを確保するためだ。施設では従来、自動車部品の組み立てなど、景気に大きく左右される下請け業務しかなかった。だが、2年ほど前、缶バッジ製作の機械を導入。当初は地元のイベントに出向き、客から依頼された写真をその場で缶バッジにして販売していたが、今春、市観光協会からの依頼を受け、しっぺいバッジの製作に乗り出した。

2012年11月13日火曜日

学びの場 知的障害者に 北海道

北海道新聞 
知的障害者に学びの場を提供する「オープンカレッジinきたみ」が10日、北見工大で開かれ、市内外から計13人が受講した。北見工大と日赤看護大のボランティア学生らでつくる実行委(佐伯奈々花委員長)と、ダウン症の子どもを持つ家族の会の共催で、今年で9回目。日赤看護大2年の佐伯さんは「最初はぎこちなかったけれど、すぐに受講生と打ち解けた。楽しいですね」と話していた。

2012年11月12日月曜日

おうみのお店:美輪湖マノーナファーム 滋賀

毎日新聞 
明るい温室に、青々としたホウレンソウやルッコラなどの葉物野菜が育つ。土を使わない“野菜畑”は温度や湿度が保たれ、作業員が収穫に励んでいる。大津市真野地域の住宅街に昨春オープンした「美輪湖マノーナファーム」は、障害者と健常者が共に働く県内初の水耕栽培施設だ。現在は知的障害者ら21人が、5種の野菜を生産・販売している。経験のない農業への参入とあって、企業の協力で半年かけて技術を学んだ職員たちが安全な野菜作りを指導する。約18アールの温室にはモーツァルトの名曲が流れ、作業員が種をまき、生育を見守る。毎月3トンを収穫し、スーパーや旅館などに出荷するほか、施設で直販も行う。

支援施設の生徒らカレンダーの原画作成 佐賀

読売新聞 
佐賀県鳥栖市原古賀町の知的障害者支援施設・県立九千部学園(古賀千加子園長)の生徒が、来年用の版画カレンダーを作っている。生徒が描いた原画を使用しており、学園側は「多くの人に使用してもらいたい」と呼びかけている。同学園の生徒は、自立生活に向けて、買い物や調理などの生活訓練や、職場体験などの職業訓練に3年間取り組み、企業などへの就職を目指す。カレンダー作りは、仕事体験の一環。作業は9月に開始し、節分(2月)や梅雨(6月)、十五夜(9月)などをテーマにして、月別に原画を作成。その後、版画にして仕上げる。今月下旬までに約300部を作り、自治体などに無料配布するほか、一部は一般販売を予定している。

表現さまざま 特別支援学級生の作品展 愛媛

愛媛新聞 
愛媛県今治市の小中学校の特別支援学級などに通う児童生徒の力作が並ぶ「手をつなぐ子どもたちの作品展」が同市東門町5丁目のフジグラン今治で開かれている。知的障害者や発達障害者の保護者らでつくる市手をつなぐ育成会が設立50周年を記念して開いた。14日まで。

2012年11月11日日曜日

特別支援校また体罰 埼玉

朝日新聞 
上尾市の県立上尾かしの木特別支援学校(中内光輝校長)で、女性教諭が体罰によって女子生徒に打撲傷を負わせていたことが9日、朝日新聞の取材でわかった。学校側は「行きすぎた指導だった」と保護者に謝罪。7月に三郷市内の特別支援学校で発覚した体罰問題の反省は生かされなかった。

こども発達支援センター:発達障害児を支援 備後地域6市2町の共同運営、診療所開所 岡山

毎日新聞 
県境を越えた備後地域6市2町の共同運営による就学前の発達障害児向け診療所「こども発達支援センター」(広島県福山市三吉町南)が開所した。県をまたいだ複数自治体の共同運営による同様施設の整備は全国でも初という。完全予約制で診察を受け付け、年間800人ほどの診察を目指す。クッキーは一口サイズのボール型で、1袋5個入りが315円。味は和三盆、ユズ、番茶の3種類で、それぞれ上板町、那賀町(旧木頭村、旧相生町)といった産地から原材料を仕入れている。アレルギー体質の人に配慮して卵は使わず、素材本来の風味を引き立たせた。

産素材を活用し手作りクッキー 阿南の知的障害者施設 徳島

徳島新聞 
阿南市那賀川町敷地の知的障害者施設「シーズ今津」が、徳島県産の和三盆や番茶を材料に使ったクッキーを開発し、東京・有楽町のアンテナショップ「徳島・香川トモニ市場」で販売を始めた。売れ行きは好調で、施設利用者は追加納品の作業に追われている。今後、味の種類を増やし、徳島ならではのお菓子として定着を目指す。

2012年11月10日土曜日

旭川荘に障害者医療の新病棟 岡山

山陽新聞 
社会福祉法人・旭川荘(岡山市北区祗園)は11月下旬、障害者の医療施設「旭川荘療育・医療センター」の新病棟建設に着手する。他病院の新生児集中治療室(NICU)を退院した重症心身障害児を受け入れる病室や、発達障害児専門の診察室などを新設。障害者や家族が地域で暮らしながら必要な支援が受けられる総合施設として、2014年秋の開設予定。

中原特別支援校、職業コース新設 佐賀

佐賀新聞 
佐賀県教委は来年度、県立中原特別支援学校(三養基郡みやき町)の高等部に「職業コース」を新設する。物流倉庫の作業を模擬実習できる訓練棟を建設。コースには知的障害のある生徒5、6人を見込み、一般企業への就職につなげる。県は同校をモデル校と位置づけ、成果や課題を踏まえて他校での職業コース設置を検討する。同校高等部で知的障害のある生徒数は毎年10人程度で、このうち約半数のコース希望を見込んでいる。高等部2年からコースを選択できる。

築90年以上の建物を改修 奈良

朝日新聞 
奈良市中心部の商店街に残っていた築90年以上の町家が、カフェとして生まれ変わった。障害のある人に働く場を提供し、接客を通じて住民らとの交流につなげる狙いがある。障害者への就労支援活動などをしている奈良市のNPO法人「COM」が、10月中旬にオープンさせた「Machiya わ Cafe 壺音洞(こいんどう)」(奈良市小西町)。現在はNPO法人のスタッフだけで運営するが、近く障害者約20人が接客や調理に加わる。午前11時~午後5時(日・月曜定休)。

つぶらなカボスの原料調達 障害者が助っ人 大分

大分合同新聞 
行政や農業団体などでつくる県カボス振興協議会は、生産者の高齢化で収穫が難しくなったカボス農園と障害者の働く機会を求める社会福祉法人を橋渡しして収穫作業の人手を確保する取り組みを始めた。全国で売れている飲料「つぶらなカボス」の原料調達を強化する一環。近年は実ったまま放置される園もあり、廃園を防ぐ対策にもつなげる。

障害者バンドが福岡市で11日に公演 福祉関係者が奔走し実現 福岡

西日本新聞 
2009年に亡くなったロックミュージシャン忌野清志郎さんが、そのエネルギッシュさから「ロックンロールの原点」と評した、神奈川県の知的障害者らのロックバンド「サルサガムテープ」のライブ公演が11日午後1時半から、福岡市中央区舞鶴2丁目の市少年科学文化会館である。福岡市自閉症協会など市内の福祉関係者が実行委員会をつくり、開催にこぎつけた。準備に奔走した同協会の小柳浩一会長(59)は「障害者が打ち鳴らす元気なリズムに身を委ね、障害は個性だと体感してほしい」と話す。

2012年11月9日金曜日

東大と慶応大、小脳のシナプス形成過程の可視化に成功

マイナビニュース 
東京大学と慶應義塾大学(慶応大)は11月8日、マウスの神経細胞を用いて、運動制御を担う小脳においてシナプスが形成される過程を可視化することに成功し、その形成過程で神経線維から「小さな突起」が伸び、シナプスの成熟を促すことを発見、さらに小さな突起は、神経細胞が分泌する「Cbln1」、神経伝達物質のグルタミン酸をとらえるための「デルタ2型グルタミン酸受容体(デルタ2受容体)」、シナプス前終末に存在する細胞接着分子の「ニューレキシン」の3つのタンパク質の相互作用により形成されることを解明したと発表した。

個性豊か絵画や書各務原であすから障害者ら作品展 岐阜

読売新聞 
各務原市を中心に障害者と芸術家の作品を集めた「アートのちから展」が10日から、同市那加門前町の市立中央図書館で始まる。芸術作品を通して障害者への理解を深めてもらおうと市が昨年12月、障害者と芸術家が協力した作品展を初めて企画し、今回が2回目。同市社会福祉課は「公募で選ばれた創造性あふれる障害者の作品をぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかけている。入場無料。25日までだが、12、13、16、19日は休館。

就労支援「元気創造事業」が成果 北海道

釧路新聞 
働くことが可能な障害者の就労支援を目的に、釧路市が行っている職員提案の「元気創造枠」雇用推進事業で、今月から2人の障害者について、市内大手ホテル・旅館業者でのトライアル(試行)雇用が始まった。来年春までにこのほか企業28社が障害者の受け入れを検討しており、事業を進める同市福祉部は「障害者雇用の成果は出始めたがまだこれから。中小企業含め今後も理解を呼び掛けたい」と話している。

障害者受け入れ施設にグループホーム追加  静岡

静岡新聞社 
県は7日までに、地域の身近な高齢者施設への障害児・者受け入れを促進するため、障害者自立支援法に基づく受け入れ対象施設にグループホーム(指定認知症対応型共同生活介護事業所)を追加することなどを求める構造改革特区提案を内閣府に提出した。高齢者施設を活用した保育ママ事業の展開を目指し人員配置など各種基準の緩和も盛り込んだ。

リンゴかりんとう好評 障害者施設で製造販売 青森

河北新報 
青森県弘前市の障害者のための多機能型事業所「いわきの里」で手作りしている、無農薬栽培のリンゴを使ったかりんとうが好評だ。1日に300袋作っても注文に追い付かないほど。地域の魅力発信や、障害者の就労支援拡大に期待を集めている。かりんとう作りは障害の程度に合わせて作業を分担できるため、全国の福祉施設の作業所で取り入れられている。いわきの里でも、18歳~50代の利用者18人が、揚げむらの選別やうちわで余熱を取る係を分担している。売り上げは利用者の工賃として還元。県内の障害者就労支援施設の利用者に支払われる平均月額工賃は、2010年度で約1万円だが、いわきの里では多い人で5~6万円にまで増えた。

2012年11月8日木曜日

自閉症男性の絵画、釜石の自宅で発見 20日まで大槌で展示 岩手

河北新報 
岩手県花巻市の知的障害者施設に入所する小林覚さん(23)=釜石市=の絵が、東日本大震災の津波で被災した自宅から奇跡的に見つかった。小林さんの才能を見いだした養護学校時代の恩師が丁寧に洗浄するなどし、作品は輝きを取り戻した。自在な線と豊かな色彩で見る人を前向きな気分にさせる作品の数々は、岩手県大槌町のギャラリーに展示され、被災地を明るく照らしている。作品展は、大槌町にあるギャラリー「ベルガーディア鯨山」で20日まで開かれている。よみがえった作品7点をはじめ、絵画や書計十数点を展示。絵はどれも美しい色合いで明るく、見た人を前向きな気分にさせる。

ひろしまS−1サミット:障害者支援施設で製造の菓子類品評会 広島

毎日新聞 
障害者支援施設で製造された菓子類の品評会「ひろしまS−1サミット2012」を24日、中区の紙屋町シャレオ中央広場で開催する。県内事業所の10品と、他の中国地方4県からの4品の計14品から、来場者の投票や審査委員の評価でグランプリ(最優秀賞)を決める。他の中国4県から推薦のあった4品目を招待し、各事業所は500食を用意する。チケット(当日500円)購入者は全品を試食でき、上位3品をシールで投票する。製菓や料理の専門家らの審査委員票を合わせて、グランプリを決定する。

障害者就労支援「カフェ」、2号店が7日にオープン 神奈川

カナロコ
障害者の就労を支援するための店舗「カフェさぶれ」が8日、高砂コミュニティセンター(茅ケ崎市中海岸)内にオープンする。茅ケ崎市が市障害者施設連絡会に運営を委託している同様の店舗「サザンポ」の2号店という位置づけ。同センターは「サザンポ」から徒歩3分に位置し、1階のフリースペースでコーヒーや紅茶など飲み物を中心に提供する。オリジナルの手作りサブレもある。「さぶれ」の営業は火~土曜日の午前11時~午後4時。

2012年11月7日水曜日

福祉パス有料化賛成62% 横浜市意見募集 神奈川

読売新聞 
地下鉄やバスなどを無料で利用できる「福祉特別乗車券(福祉パス)」の有料化を検討している横浜市は、障害者自身と一般市民を対象に意見募集を行った結果、有料化に「理解できる」と賛成する意見は62・3%、「理解できない」と反対する意見は28・3%だったと公表した。市の有料化案では、利用者に年間3200円の負担を求める一方、すでに交付されている約4万9000人に加え、これまで福祉パス交付の対象外だった軽度の知的障害者約7800人を新たに対象にする。

つながるひろがるアート展:障害持つ人の絵画130点紹介 栃木

毎日新聞 
障害を持つ人たちの絵画を紹介する「つながるひろがるアート展」(実行委員会主催)が、那須町を中心にした9会場で開催中。25日まで。入場無料。特異な才能を発揮する同町在住の17〜66歳の19人が、クレヨンや水彩、パステル画など計約130点を出展。分散展示している。会場は▽ギャラリーバーン▽ホテルエビナール那須▽那須どうぶつ王国▽1988CAFE SHOZO▽那須高原の宿山水閣▽森林ノ牧場 那須▽アート・ビオトープ那須▽キャンドルハウスシュシュ▽菅間記念病院。

2012年11月6日火曜日

干支の置物巳ごと! 相生のふれあい工房 兵庫

読売新聞 
相生市矢野町真広、ふれあい工房明日菜蕗(あすなろ)で、障害者らが来年の干支(えと)・巳(み)にちなんだヘビの置物作りに取り組んでいる。同工房は、県立赤穂特別支援学校の元校長、別井照代さん(71)が障害者と住民との交流の場とし、2001年に自宅を改装して開設した。来年初めまでに約100個を作るという。1個450円から販売。

障害者の作品 カレンダーに 山口

読売新聞 
障害者福祉サービス事業所「周南あけぼの園」(周南市久米)の利用者が描いたイラストなどを収録した2013年のカレンダーが完成した。同園などで販売している。カレンダーを作ったのは、絵画や粘土細工などを制作、販売している同園の「アトリエnon」事業部のメンバー6人。日頃の創作活動を知ってもらい、利用者の賃金アップにつなげようと、07年からカレンダーを作り、収益を利用者の給与に充てている。カレンダーは見開きA3サイズの壁掛けタイプ(1000円)と卓上タイプ(木製スタンド付き1500円、スタンドなし1000円)の2種類。

2012年11月5日月曜日

障害者の芸術ずらり アート・エキスポ開幕 島根

MSN産経ニュース 
障害者が手掛けた芸術作品の見本市「チャレンジドアート・エキスポ・イン・ジャパン2012」が4日、松江市西浜佐陀町の松江イングリッシュガーデンで始まった。絵画や工芸品など約500点の独創性あふれる作品が並び、初日から訪れた人を楽しませた。障害者が制作した作品をビジネスの視点からとらえようと、作品をインターネットなどで販売するNPO法人「サポートセンターどりーむ」(島根県出雲市)が企画。山陰両県をはじめ東京や新潟などの福祉施設や個人から作品が集まった。11日まで。入場無料。午前10時~午後4時半。

県文化財の織物工場で障害者と作家、作品展示 栃木

下野新聞 
樺崎町の知的障害者施設「ルンビニー園」の園生と、地元現代美術作家らによる作品展「TAN・BI テキスタイル in パラダイス」が3日、助戸公民館ホール棟で始まった。織物や絵画、オブジェなど約70点が展示され、型にはまらない自由な作風が訪れた人の心をとらえている。11日まで。

2012年11月4日日曜日

バイオリンコンサート:広汎性発達障害のプロ音楽家・広沢大介さん、9日大阪市で 大阪

毎日新聞 
広汎性発達障害を持つバイオリニスト、広沢大介さん(31)=大阪市住之江区=の定期コンサートが9日午後6時半から、大阪市中央区大手前1のドーンセンターホールで開かれる。広沢さんは7歳からバイオリンを始め、01年にポーランドで開かれた障害者のための国際音楽祭で特別賞を受賞した。06年からプロ宣言し、介護施設で働く傍ら、小中学校や福祉施設などで演奏活動を続けている。開場は9日午後5時半。参加協力券2000円。

障害者アート:手織り小物400点即売 16日から、京都・北白川で 京都

毎日新聞 
障害のある人の表現活動を支援する「たんぽぽの家アートセンターHANA」(奈良市)は16日から京都市左京区北白川の雑貨店「ちせ」で手織り作品の展示販売会を開く。奈良以外で手織り作品を紹介する機会は初めてといい、スタッフの北野しのぶさん(30)は「メンバーが心を込めて織った作品で心を温めていただければ」と話している。12月2日まで。午前10時〜午後6時(土日は午後7時)。

2012年11月3日土曜日

知的障害の長男を刺す 母親を殺人未遂容疑で逮捕 愛知

朝日新聞 
知的障害がある長男(16)を包丁で刺したとして、愛知県警西署は2日、名古屋市西区城町、無職橋本千晶容疑者(49)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕し、発表した。長男は肩などにけがをしたが、命に別条はないという。橋本容疑者は「息子が言うことを聞かなかった」と容疑を認めているという。

飲み薬併用、メリット考え処方 美濃の男児死亡で医師見解 岐阜

岐阜新聞 
日本脳炎の予防接種を受けた美濃市の男児(10)が急死した問題で、男児に薬を処方していた岐阜市のかかりつけ医(52)が1日、取材に応じ、処方した2種類の薬の組み合わせを厚生労働省が併用禁止と定めていることについて、「知っていたが(自閉症などの症状が治まる)メリットを考えて処方してきた」と語った。男児は2010年5月中旬に初めて来院。医師は、自閉症によるパニック症状を軽減する薬など3種を処方していた。このうち興奮を抑える「オーラップ」と、今年9月に初めて処方した夜尿を防ぐ「ジェイゾロフト」が併用禁止だった。男児の死因は県警が調査中。薬の併用や、予防接種と因果関係があるのかどうかは分かっていない。

新教育の森:福岡に「ホースセラピー」サークル 障害児が乗馬体験 平衡感覚、情緒安定に期待 福岡

毎日新聞 
福岡市の理学療法士、玉井香織さん(37)が、馬との触れ合いを通して心身の回復を図るホースセラピーのサークルを立ち上げた。障害のある子どもたちが対象で、平衡感覚が身に着いたり、情緒が安定するなどの効果が期待できるという。玉井さんは「セラピーを通して子どもたちの可能性を広げたい」と意気込む。玉井さんはホースセラピーに関わる理学療法士や作業療法士ら全国のリハビリの専門家約30人でつくる「乗馬リハビリテーション研究会」にも参加。メーリングリストで連絡を取り合い、半年に1度勉強会を開いているという。チャレンジドホースサークルの体験乗馬は2500円。

障害者の手作りパン好評 青森市のNPO、開店1カ月 青森

MSN産経ニュース 
障害者の就労を支援している青森市の特定非営利活動法人(NPO法人)「大一朝日・サポート」(太田竜生理事長)は、同市にパン店をオープンさせ、障害者雇用に一役買っている。開店から1カ月が経過し、顧客からも好評。来年には五所川原市内に野菜工場を開設する予定で、太田理事長は「少しでも将来に希望が持てるような取り組みをしていきたい」と、意欲を見せている。パン店「パパンがパン」は青森市中央2の4の6

田村一二の足跡から知的障害者理解を 八ケ岳南の学校で作品展 長野

長野日報 
富士見町信濃境で開校準備を進めている地域コミュニティー施設「八ケ岳南の学校」は3日から、知的障害者教育の先駆者、田村一二(1909~95年)と田村が創設した知的障害者更生施設「一麦寮(いちばくりょう)」(滋賀県湖南市)の寮生の作品展を開く。25日まで。入場無料。23日は午後1時から信濃境公民館で、田村一二原作の映画「手をつなぐ子等」を上映、午後3時からは吉永さんの講演会もある。夢屋と共催で、午前10時30分からはバザーも行う。

ウイズ・アート展:障害者の力作50点 あすから紀美野で 和歌山

毎日新聞 
絵画展「ウイズ・アート展」が3日から、紀美野町小畑の「八幡工房Gallery Hachi」で開かれる。障害者支援施設「ウイズ」(和歌山市和田)の利用者約30人が描いた作品を25日まで、毎週土、日曜日に展示する。障害者の就労や生活を支援するウイズは余暇活動として毎月、絵画教室を開いている。指導者は独立美術協会会員で画家の山本実さん。入場無料。午前10時〜午後5時。

2012年11月2日金曜日

子ども発達支援 新拠点 福山に広域施設 広島

読売新聞 
発達障害のある子どもの診察や育児支援の拠点「こども発達支援センター」が1日、福山市三吉町の福山市保健センター内に開所する。福山、尾道、三原、府中各市と世羅、神石高原両町、岡山県笠岡、井原両市が共同運営。31日に関係者ら約100人が出席して開所式が行われた。保健センターの1、2階を改修した約2000平方メートル。診察室や相談室のほか、遊具を備えた発達支援室や保護者らの交流室も設けた。常勤医師1人、保健師2人、作業療法士1人らで対応に当たる。地域の医療機関などとも連携を図り、継続的な支援を行うとする。予約制で受け付けは平日の午前8時30分~午後5時15分。

発達障害児:県内5大学・短大が療育支援 幼児教育者に専門知識を 佐賀

毎日新聞 
自閉症など発達障害のある幼児の療育について専門知識のある幼稚園教諭と保育士(幼保専門職業人)を養成する取り組みが、来年度から佐賀大など県内5大学・短大で始まる。支援が必要な幼児が増加していることを受け、5校が連携して、発達障害の幼児が必要な療育を受けられる体制作りを目指す。佐賀大によると、連携するのは、佐賀大▽西九州大▽九州龍谷短大▽佐賀女子短大▽西九州短大。幼保専門職業人の養成にあたり、5校が(1)発達障害などをテーマとする共通教育プログラムを開発(2)県や市町とも連携した「大学間発達障害支援ネットワーク」を構築−−して療育ニーズに適切に対応することを目指す。

障害や発達に不安 子どもの成長記録 石狩市「サポートブック」作成 北海道

北海道新聞 
市は、障害があったり、発達に関して心配がある15歳までの子どもの成長過程を整理して記録できる「サポートブック」を希望者に配っている。保護者が子どもの状態を関係機関に正確に伝えて情報を共有しやすくするのが目的で、市内の小中学校や市こども発達支援センターなどに置いている。サポートブックはA4判。子どもの成長に応じ、支援を受けた機関名や福祉制度の利用状況、保護者が子どもにどう接してきたか、第三者に配慮してほしい点などを項目ごとに記載できる。ファイル形式のため、用紙が不足した場合は市のホームページからダウンロードして足すことも可能だ。

2012年11月1日木曜日

皇太子さま、秋田市で特別支援拠点を視察 秋田

読売新聞 
秋田県を訪問中の皇太子さまは31日午前、特別支援学校や医療施設を集約した秋田市の「あきた総合支援エリアかがやきの丘」を視察された。皇太子さまは、特別支援学校の生徒たちが歌やダンスを披露したり、マッサージの実習をしたりする様子を見学し、「好きな科目は何ですか」「元気でね」と笑顔で声を掛けられていた。

スウィーツ甲子園:障害者の賃金向上へ支援 11府県から15施設、味やアイデア競う 兵庫

毎日新聞 
障害者施設などで作るお菓子の味やアイデアを競う「スウィーツ甲子園」が11月3日、神戸市中央区の元町商店街で開かれる。県内2施設に加え、東日本大震災被災地の岩手、宮城、福島の3県など計11府県から15施設が参加。いずれも地元食材の特色を生かした本格的な作品ばかり。施設利用者が丹精込めて作り上げたお菓子を試食できる一般の投票と菓子の専門家の審査でグランプリを選ぶ。県と障害者の就労を支援するNPO法人「兵庫セルプセンター」が企画し、今回で4回目。コンテストでの入賞という付加価値をアピールすることで販路拡大を目指し、障害者の賃金向上を促す。

障がい者アーティストと気鋭デザイナー10人がコラボ 東京

銀座経済新聞 
クリエイションギャラリーG8(中央区銀座8)で10月30日、アウトサイダーアーティストと気鋭若手デザイナーとのコラボ展「Artbility meets 10 designers」が始まった。社会福祉法人「東京コロニー」では1986(昭和61)年、障がい者が手掛けるアウトサイダーアート作品を審査・登録して保管し、ポスターや冊子の表紙などの媒体に貸し出すことで作者に使用料を支払うシステム「障害者アートバンク」を構築。2001年からは「障害者」という冠を外した「アートビリティ」へと名称変更し、現在は約200人の作家による約3200点の作品をアーカイブしている。アーカイブ作品の中からデザイナーが自身の作風や好みに合う作品を選び出してポスターなどに仕上げる同企画。アートビリティと企業・社会との接点を増やすのを目的に、アートビリティ選定委員の一人でもあるデザイナー・福島治さんがプロデュースした。

2012年10月31日水曜日

障害者支援152事業所で利用低調

NHK 
障害のある人たちが自立し、日常生活を行えるよう介護や就労の支援をしている各地の事業所のうち、国の補助金21億円余りをかけて整備された152の事業所でサービスの利用が低調なことが分かり、会計検査院は不適切だとして、厚生労働省に改善を求める方針です。国の補助金21億6000万円余りをかけて整備された152の事業所で、178のサービスの利用が低調になっていることが分かりました。このうち106のサービスは利用率が50%未満にとどまっているほか、利用率が低く廃止になったサービスや、障害者の利用がまったくないものもあったということです。

野洲養護学校:「大規模化は不安」 増築案に批判の声 滋賀

毎日新聞 
児童生徒の急増で施設確保を迫られている野洲養護学校(野洲市小南)で29日、県教委による対応策の説明会が開かれた。同校敷地内に3階建て校舎を増築する案が示され、保護者たちからは「これ以上の大規模化は、安全面や学習環境の確保に不安がある」などと批判が相次いだ。県教委学校教育課の堀部栄次・特別支援教室長は「現時点では、新設する時間と適切な用地がない」と説明。同校の安井裕子・PTA会長は「歩み寄りが大事だとは思うが、増築案は現状認識が全くできておらず、さらに不安が増した」と話した。

企業と障害者施設がジビエカレー商品化で協力 名古屋

中日新聞 
県内の企業と障害者施設がタッグを組み、ニホンジカ肉の煮込みカレーの真空パック商品生産に取り組んでいる。食肉に回る量が少ない野生獣肉「ジビエ」の利用率アップを図ると同時に、障害者の雇用拡大につなげる一石二鳥を狙う。茅野市の仏料理店オーナーシェフで、ジビエ料理の普及に努める「日本ジビエ振興協議会」の藤木徳彦代表を中心に、信濃町で障害者の就労支援施設を営むNPO法人「SUN(サン)」や、県内企業三社らが取り組みに参加する。

自家焙煎アイスコーヒー好評 平泉の福祉施設 岩手

岩手日報 
平泉町平泉の知的障害者支援事業所「たけとんぼ」(得田和明施設長)が今夏から販売しているペットボトル入りアイスコーヒーの売れ行きが好調だ。コクの深さとブラックながらほのかに甘い2種類のブレンドを用意。ラベルに源義経公や静御前をデザインするなど細部にもこだわり、今後も販売を通じて「世界遺産の町平泉」をさらに盛り上げる構えだ。1本500円。平泉駅や町内の主要商店などで販売している。

2012年10月30日火曜日

「がっせぇ」芸術見て 兵庫

朝日新聞 
但馬在住の知的障害者ら108人の芸術作品を集めた第3回「がっせぇアート」が27日、養父市八鹿町国木の但馬長寿の郷で始まった。色彩豊かな絵画を中心に、さをり織りや粘土細工など219点が会場に並んでいる。11月3日まで。

2012年10月29日月曜日

新設コース“消滅” 座学敬遠?委託先なく 県の障害者職業訓練 千葉

千葉日報 
国が県を通じて民間企業やNPO法人に委託する障害者向け職業訓練のうち、座学と実習をセットにした「デュアル訓練コース」の本年度の委託先が一つもなく、コースそのものが“消滅”していたことが分かった。スタート初年の昨年度は20人の募集枠に対し応募はわずか2人で、就職実績はゼロ。募集を手掛けた県は「障害者に敬遠されがちな座学の必要性など周知が不十分だった」と分析。来春から障害者の法定雇用率が引き上がるのを前に、障害者のニーズ把握や企業の理解促進など見直しが迫られそうだ。

2012年10月28日日曜日

障害者のサブレ 空自が支援 包装紙に戦闘機 福岡

西日本新聞 
障害者の共同作業所を運営する築上町小山田の社会福祉法人恵愛会は、航空自衛隊築城基地(築上町)と同町観光協会と協力し「こすもすサブレ」を28日から発売する。サブレの小分け包装紙に同基地所属のF15、F2戦闘機のシルエットを掲載。16枚箱入り(1500円)の包装紙には、両戦闘機の飛行写真を載せた。28日に開催される航空祭や同町物産館「メタセの杜(もり)」で販売する。

2012年10月27日土曜日

ADHD薬、成人からでも適応 国内初、米系企業に承認

朝日新聞 
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬「ストラテラ」が、成人期(18歳以上)からでも服用できるようになった。発売元の日本イーライリリー(神戸市)が厚生労働省から承認を得た。成人期から使える薬は国内では初めてという。ADHDは発達障害の一つで、「ストラテラ」はそうした症状を改善するというが、これまで国内で承認されていたのは小児期(6歳以上18歳未満)が原則で、18歳以上の人は小児期から飲み続けている場合に限られていた。服用には医師の処方が必要で、吐き気や食欲減退などの副作用が出る場合もある。

感性 舞台に共鳴 障害者と健常者 香川

朝日新聞
知的障害のある人が参加する高松市のロックバンドと、耳の不自由な人が参加する川崎市の人形劇団が、高松市で27日に合同公演する。両団体とも、障害のある人とない人が共にステージをつくりあげる。ロックバンドは、知的障害のある人と福祉施設職員ら計14人の「WALKS」。一方の人形劇団は、ろう者ならではの感性を採り入れた創作劇を全国各地で公演する「デフ・パペットシアター・ひとみ」。高松市西宝町2丁目の県教育会館ミューズホールで午後2時からWALKS、午後3時からひとみが演じる。入場料は大人2300円、小・中・高校生1200円。

2012年10月26日金曜日

傷害:知的障害の少女殴り死なせる、容疑の41歳男逮捕 北海道

毎日新聞 
同居する内縁の妻の子供の女子中学生を繰り返し殴ったとして、北海道警室蘭署は25日、登別市中央町1、無職、石川哲也容疑者(41)を傷害容疑で逮捕した。中学生は約18時間後に病院で死亡。同署は司法解剖して死亡と暴行の因果関係を調べる。また中学生の体には他にも殴られたような痕があり、日常的な虐待がなかったか調べる。

2012年10月25日木曜日

知的障がいの半数は遺伝ではなく遺伝子の突然変異が原因

QLifePro医療ニュース 
新しい研究結果によると、重症の知的障がい者のうち半分以上は非規則的な突然変異による遺伝子の欠陥によるものであり、親からの遺伝的障害ではないということが発見された。研究者たちはこの研究のために51人の子供とその親の遺伝子構造を調べた。その結果、55%以上のケースにおいて、障害に関係する欠陥遺伝子を親が持っているという事実は発見されなかった。

授産施設で非常食製造 北海道

北海道新聞 
江差町内田沢町の旧日明小の敷地で、社会福祉法人「江差福祉会」(半沢節子理事長)の知的障害者授産施設「あすなろ日明センター」が完成した。東日本大震災で防災意識が高まる中、この施設では同会が考案した非常食用ビスケットを製造している。製造する非常食用ビスケットは、長さ6センチほどの長方形で7年間保存できる。1日3万本を製造。売り上げは月5千万円を見込む。1箱4本入りで、防災用品販売大手のミドリ安全(東京)が、自社のプライベートブランドとして販売する。

2012年10月24日水曜日

障害者の工賃向上計画 千葉県が策定

読売新聞 
千葉県は、「就労継続支援B型事業所」で働く障害者の工賃(給料)向上を目指すため「県工賃向上計画」を策定した。2011年度は平均で月額1万1996円だった工賃を14年度までに1万8000円へ引き上げることを目標に掲げた。障害者の自立を促すことが目的だが、現場からは「景気の低迷で難しい」との声が聞かれる。

石原に障害者のケアホーム建設 ふくちやま福祉会 京都

両丹日日新聞 
福知山市奥野部の社会福祉法人ふくちやま福祉会(矢野利生理事長)は、働く障害者が、必要な介護を受けながら地域の一員として共同で住むことができるケアホーム「ホーム石原(仮称)」を、同市石原で建設する。来年4月の開設を目指す。福祉会は、奥野部などで障害者授産施設を複数運営しており、「自分たちも働きたい」との強い願いを持つ障害者たちが大勢通所している。通所者の中から居住型の施設を求める声があり、ケアホーム建設構想を進めてきた。

11府県の障害者 スイーツ甲子園 兵庫

朝日新聞 
障害者施設で作るお菓子の味を競う「スイーツ甲子園」が11月3日、神戸市中央区元町通6丁目の元町商店街で開かれる。4回目となる今年は東日本大震災の被災地を含む11府県から15施設が参加。あられやラスク、クッキーなど和洋のスイーツを無料で味わえる。「スイーツの街・神戸のプロも認める商品ということを知ってもらおう」と、県が障害者の就労を支援するNPO法人・兵庫セルプセンターと一緒に始めた。菓子のプロが選考委員を務める「甲子園」で受賞することで障害者施設の販路開拓に役立ててもらうことを狙っている。

2012年10月23日火曜日

乗降客対応、堂々できた 近鉄奈良駅で職場実習/県立高等養護学校生 奈良

奈良新聞 
奈良市の近鉄奈良駅(竹林貢駅長)で16〜18日の3日間、県立高等養護学校(田原本町宮森、住本友成校長)の生徒が職場実習を行った。同社が知的障害のある生徒の職場実習を受け入れるのは今回が初。関係者は、障害者の社会参加を広げる動きとして歓迎している。外国人とのコミュニケーションも堂々とこなし、「駅の仕事は外から見ている以上に大変。でも、ちゃんとできてよかった」と話した。

横浜市:福祉パス、有料化方針 3200円負担、軽度知的障害に交付も 神奈川

毎日新聞 
横浜市は、障害者が無料で市内の路線バスや市営地下鉄などを利用できる「福祉パス」を有料化する方針を打ち出した。条例制定を経て、来年10月実施を想定する。ただし、利用者への意見募集では、6割が見直しに理解を示したものの、反対も根強い。市は利用者や市民の意見を踏まえ、最終的な方針を決める。市は障害者の外出支援制度の見直しを検討しており、福祉パス有料化はその一環。市の見直し案は、利用者に年間3200円を負担してもらう一方、交付範囲を市内に約7800人いる軽度の知的障害者にまで拡大する内容。

県の障害者工賃向上計画 「作る」から「売る」へ 茨城

茨城新聞 
障害者が働く福祉事業所の工賃を引き上げるため、県は「県工賃向上計画」(2012〜14年度)を策定した。これまでは「作る」に主眼が置かれており、11年度の県内の1人当たり月額平均工賃は1万684円にとどまった。新計画は「売る」をより意識し、事業所に民間企業OBらを派遣して企業的経営手法を取り入れ、製品の販路や新規受注の拡大などを図る。最終年度には11年度の約1・4倍に当たる月額1万5千円を目指す。

2012年10月22日月曜日

アビリンピックが長野で開幕 304選手技能競う 長野

信濃毎日新聞 
障害のある人たちが、職場などで培った技能を競う第33回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)は20日午前、長野市のホクト文化ホール(県民文化会館)で開会式を行った。過去最多23人の県内選手を含め、全国から15歳以上の304選手が参加。21日に同市内で計26種目・職種を行い、日ごろ培ってきた技能を競う。県内が主会場となるのは初めて。

2012年10月21日日曜日

iPadで発達障害支援 埼玉

朝日新聞 
「日本発達障害ネットワーク埼玉」は27日、県障害者交流センター(さいたま市浦和区)で講演会「テクノロジーの発展が変える 発達障害のある人たちの生活と教育」を開く。東大先端研の近藤武夫講師が、障害のある子へのIT支援の実情や方法を話す。iPadの基本機能を使った支援の体験も。保護者や支援者が対象で定員80人。千円。

プロに喫茶サービス学ぶ 今市特別支援学校生 栃木

下野新聞 
今市特別支援学校高等部の1、2年生14人がこのほど、山内のレストラン「明治の館」別館で校外学習を行い、山元実総料理長から喫茶サービスを学んだ。プロの指導を受け、11月の学校祭や現場での実習に生かせる知識や技術を身に付けることが狙い。同レストランの協力で昨年度から行われている。

絵・書・詩 小さな巨匠たち 熊本

朝日新聞 
県内外の特別支援学級の小中学生8人の絵や書、詩など約130点を展示した「“大城組”の小さな巨匠たち展2012」が熊本大五高記念館(熊本市中央区黒髪2丁目)で開かれている。ハンディを抱えながらも制作に取り組む子どもたちの才能が光っている。大城組は2009年、同市内の小学校で特別支援学級を担当する大城由紀子教諭(53)の働きかけで発足。支援学級の子どもや保護者ら20人余がメンバーだ。作品展は同年、障害者をアートで支援するNPO法人の後押しで始めたのがきっかけで、これまでに約10回開いた。展示は28日まで、午前10~午後4時(入場は3時半まで)。無料、火曜休館。

2012年10月20日土曜日

発達障害者に就業体験 徳島

読売新聞 
高校段階の発達障害者を対象とした全国初の特別支援学校が、徳島県小松島市に開校し、1期生27人が社会的自立を目指して就業体験に励んでいる。同校は県立みなと高等学園。病弱または知的障害を伴う発達障害者を受け入れる。高校は入試によって一定の学力以上の生徒が進むことを想定しており、発達障害者への個別支援は手薄になりやすい。このため、発達障害の子を持つ親が、就労に向けた専門的な支援を要望したのを受けて、県が今春開校した。

「ブライダルベア」注文販売開始 伊那の障害者施設で 長野

信濃毎日新聞 
伊那市山寺の障害者社会就労支援センター「ゆめわーく」は、利用者の作った熊の縫いぐるみにウエディングドレスやえんび服を着せた「ブライダルベア」の注文販売を始めた。付加価値を高め、バザーなどで並べて宣伝し、利用者の工賃収入の増加につなげたい考えだ。縫いぐるみは、伊那市役所などでのバザーで販売。昨年からは駒ケ根市福岡の「養命酒健康の森記念館」でも常時販売している。価格は2500~2800円。ブライダルベアはペアで1万円。

アート美術館 ネット開設 障害者8人いつでも力作紹介 石川

中日新聞 
芸術活動に励む障害者八人が所属する民間団体「金沢アート工房」は十八日、美術の形式にとらわれない自由な作品を紹介する「金沢アウトサイダー・アート美術館」をインターネット上に開設した。ネット上の美術館では八人の個性や作品を数点紹介。展示作品は徐々に増やし、ギャラリー機能を高める。作品やポストカードなどのグッズも販売。併せて、障害者の創作活動を支援している金沢アート工房の活動を広める小冊子も五百部作成した。

2012年10月19日金曜日

東大、自閉症関連分子「Neuroligin」が脳神経細胞シナプスの制御メカニズムに関わることを発見

日本経済新聞 
東京大学大学院薬学系研究科の富田泰輔准教授、鈴木邦道大学院生、松木則夫教授、福山透教授、同 大学院医学系研究科 岩坪威教授、慶應義塾大学医学部の堀内圭輔特別研究講師、京都大学再生医科学研究所の瀬原淳子教授、独キール大学のPaul Saftig教授らのグループは共同で、脳神経細胞シナプスの制御を行う新規メカニズムを発見しました。研究グループは、シナプス形成に必須の分子であり、自閉症の発症と関連が示されているシナプス膜タンパク質Neuroliginに着目しました。そして、まず興奮性の神経活動によって、タンパク質切断酵素であるプロテアーゼが活性化しNeuroliginが切断を受けること、その結果Neuroliginの量が減少して、神経細胞シナプス形成が制御されるという一連の流れを見出しました。また切断現象の責任プロテアーゼとしてADAM10とγセクレターゼの関与を明らかにしました。

レクリエーション:輪投げ、風船バレー、ミニボウリング 障害ある子、のびのび遊ばせて 福岡

毎日新聞 
障害のある子供をのびのび自由に遊ばせませんか。行橋市の「わたる会」(共生・共育を考える障がい児・者の親会)が20日午後2〜4時、同市中津熊のウィズゆくはしトレーニングルームでレクリエーション会を開く。わたる会は身体・知的・発達障害のある子をもつ親の集まりで、約20年前から活動している。当日はミニボウリングや輪投げ、新聞紙を使った紙風船作りや風船バレーなどを予定している。年齢制限はなく、幼児から中学生まで楽しめるという。参加は無料。

発達障害児の自立を支援、専門家が講演会へ 神奈川

カナロコ 
発達障害児の成長段階に合わせた悩みに専門家が応える講演会が28日と11月18日、いずれも相模原市緑区の「サン・エールさがみはら」で開かれる。発達障害の子どもを持つ親や支援者でつくるNPO「発達障害の会 神奈川オアシス」の主催。28日は、信州大学教育学部教授の高橋知音さんが「社会に出て行く力を伸ばす~子どもの自立に必要な支援とは」と題し、大学進学や就労などライフステージごとに子どもが直面する問題と支援方法を解説。11月18日は、大正大学講師の川俣智路さんが「思春期・青年期へのサポート~ひとりで抱え込まないために」のタイトルで本人との接し方などに加え、周囲や関係機関への支援の求め方も助言する。参加費は各日500円。

広がれ障害者への理解、愛川町に「サポーターのいるお店」 神奈川

カナロコ 
見かけから言動を誤解されやすい知的障害者や精神障害者らを理解し、サポートする店を増やそうという活動が愛川町で始まった。町社会福祉協議会が進めているもので、まずはコンビニエンスストアに広めようと考えている。「知的障がい者サポーターのいるお店」は、町社協が行った「知的障がい児・者サポーター養成講座」を受講した店員がいる店を認定している。同講座では3日間で障害者や保護者らの話を聞くなどして障害への理解を深める。修了者には紺のリストバンドが交付される。1号店となったセブン-イレブン愛川半原店(同町半原)の三好正秋オーナー(70)は「行き場のない障害者は、コンビニが落ち着く場だったりする。店員が理解できていれば問題ないし、保護者も安心できる」と話す。

漢検4級に合格 障害者に補助金 香川

朝日新聞 
英検や漢検、ワープロ実務といった資格検定に合格した障害者の高校生に受検料を補助する制度を、坂出市が今月から始めた。障害者が就職しやすくなるように資格取得を促すのが目的。第1号として17日、香川大付属特別支援学校高等部3年の今井和馬さん(18)に補助金が交付された。市が指定する資格試験には、あんまマッサージ指圧師、パソコン入力スピード認定試験などがある。障害者の就労支援として市はこのほかに、障害者の実習を受け入れた企業に奨励金を出したり、就職が決まった障害者に支度金を出したりする。

一歩・障害を越えて:古民家カフェ誕生 就労支援、共生の場に 奈良

毎日新聞 
障害のある人が地域社会で共に働き、暮らしていくための支援を行っているNPO法人が運営するカフェ「Machiya わ Cafe 壺音洞(こいんどう)」(奈良市小西町12の1)が17日、オープンした。「ほっこり、ゆっくり」をコンセプトに、癒やし空間を提供する。奈良市のNPO法人「COM」(吉澤佳子理事長)が運営する同店は、大正11(1922)年以前に建てられた古民家を改修。大正〜昭和初期に俳句サロンとして使われており、「壺音洞」はそのサロン名を受け継いだという。午前11時〜午後5時、日・月曜定休。

2012年10月18日木曜日

京急にはねられ17歳死亡 知的障害の男子生徒、危険性認識できず踏切に? 神奈川

MSN産経ニュース 
16日午後7時40分ごろ、神奈川県横須賀市舟倉の京浜急行久里浜線の北久里浜-京急久里浜間の踏切で、同市の特別支援学校3年の男子生徒(17)が、品川発三崎口行き電車にはねられ死亡した。浦賀署によると、生徒は知的障害があり、危険性を認識する能力が低いという。踏切に進入する直前に警報機が作動したが危険性を認識できず入り、電車にはねられた可能性があるとみて詳しい状況を調べている。

2012年10月17日水曜日

母と二人三脚 悲願の金を ダウン症・岡村さん 大阪

読売新聞 
11月にイタリアで開催される競技会「ダウン症世界水泳選手権大会」に大阪市平野区背戸口2の岡村実幸(みゆき)さん(24)が日本代表として出場する。重度の知的障害に加え、身体の一部に障害を持つ岡村さんだが、母親の恵子さん(56)の支えで猛練習を続け、3度目の出場で悲願の金メダルを狙う。妊婦の血液で胎児がダウン症かどうか高い精度でわかる「出生前診断」について議論が巻き起こる中、恵子さんは「水の中を自由に泳ぐ娘の姿を知って、多くの人にダウン症についても考えてほしい」と話す。

全国の障害者と技競う 高知

読売新聞 
障害者が仕事の能力を競う「第33回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」(20日開幕・長野市)の県代表6人が16日、県庁を訪れ、尾崎知事らの激励を受けた。パソコンのプログラムや接客など、障害を乗り越えて培った“技”を披露し、県勢では2005年大会以来となる金賞を狙う。大会は22日まで、ホクト文化ホール(長野市)などで行われ、308人が23種目で競う。

難関の農技検定合格で仕事へさらに熱意 青森

デーリー東北新聞社 Online Service 
7月に行われた日本農業技術検定3級で、階上町のまき・ストーブ販売業「朝日農林」(月舘淳子社長)に勤める八戸市の石沢祐槻さん(21)と阿部晃平さん(20)が合格を果たした。2人とも知的障害者B級に認定されており、難関とされる同試験に知的障害者が合格するのは、青森県内で初めてという。2人は大きな達成感をかみしめ、仕事への熱意を燃やしている。

障害者が接客 土蔵カフェ 広島

中国新聞 
福山市鞆町に知的障害者が働くカフェ「鞆の津ミュージアム+Cafe」がオープンした。土蔵を活用し、調理場と合わせて約50平方メートルの店内は土壁が特徴。同市水呑町の社会福祉法人創樹会が障害者の工賃アップを目的に経営する。5月開館したミュージアムに隣接する土蔵を、日本財団の助成金などをもとに改装。今月上旬に開いた。5種の紅茶や手作りのパンケーキなどのメニューがある。同会運営の就労継続支援事業所の利用者たち7人が交代で勤務する。午前11時~午後3時。月曜定休(祝日の場合は翌火曜が休み)。

2012年10月16日火曜日

発達障害と向き合って 相模原教育会館で講演会開催へ 神奈川

カナロコ 
発達障害との向き合い方を学ぶ講演会が11月5日、相模原市中央区の相模原教育会館で開かれる。同市緑区が拠点のNPO法人「ワンダートンネル」で相談・支援活動にあたる臨床心理士千谷史子さんが、日常の接し方やパニックを起こしたときの対処法などを説明する。市民グループ「さがみはら発達障がいサポーターズ」の主催。午前10時から正午まで。費用は千円。原則事前申込制だが、当日も空きがあれば参加できる。

2012年10月15日月曜日

写真館を経営する自閉症児の母、フォトコンテストで優秀賞 神奈川

カナロコ 
横須賀市安浦町で写真館「アートフォトスタジオ」を営む写真家の斎藤記子さん(51)=同市東逸見町=が、「富士フイルム営業写真コンテスト」で優秀賞に輝いた。自閉症がある長男(16)の母としての横顔も持つ斎藤さんが目指すのは、「誰もが安心して来店できるスタジオ」。その思いやりが、写真に写る一人一人の笑顔を引き出している。

細川さんPR「命の尊さ描いた作品」 映画「天心の譜」 大阪

大阪日日新聞 
知的障害者にスポーツトレーニングと競技会の場を提供しているスペシャルオリンピックス日本名誉会長の細川佳代子さんが製作総指揮に当たったドキュメント映画「天心の譜」(エスピーオー配給)が20日から中央区心斎橋のシネマート心斎橋で公開される。これに先駆け11日、細川さんが同館を訪れ、「知的障がい者が参加した“コバケン(小林研一郎)とその仲間たちオーケストラ”の演奏活動を撮った映画をぜひ見てほしい」とPRした。

2012年10月14日日曜日

障害者の菓子工房オープン 品薄続く人気商品も 兵庫

神戸新聞 
知的障害者が洋菓子の製造に携わる障害者福祉サービス事業所「かしの木工房こはま」が今月初め、兵庫県宝塚市小浜にオープンした。同事業所で作られているクッキーやケーキは市内で販売され、中でも「宝塚フィナンシェ」は品薄が続く人気商品。新たな工房で増産体制が整い、作業に取り組む障害者たちも張り切っている。20~50代の知的障害者16人が加工から袋詰めまで、手分けをしながら作業する。現在は1日平均で、フィナンシェ180個、クッキー300個、ケーキ40本を生産している。商品の販売、注文はアンテナショップ「サザン・クオリティー」へ。

2012年10月13日土曜日

富士通、発達障害や知的障害の子供を支援するスマホアプリを開発

ケータイ Watch 
富士通は、発達障害や知的障害がある子供やその支援者、保護者を支援するAndroidスマートフォン向けアプリ「特別支援スマホアプリ」を開発した。12日より1年間、無償で公開する。「特別支援スマホアプリ」は、「タイマー」「絵カード」「筆順 ひらがな」「筆順 教育漢字」「感情」の5つのアプリで構成される。時間の経過、伝えたいことなどを視覚化し、理解の促進を図る。発達障害や知的障害がある子供は、全国の通常学級で約60万人、特別支援学校・学級を含めると約70万人いるとのことで、富士通ではユニバーサルデザインへの取り組みの一環として、今回、香川大学教育学部と共同で、スマートフォンアプリを開発した。
GooglePlayのサイトからダウンロード可能です。

発達障害者の就労考えるシンポ 滋賀

中日新聞 
発達障害者の就労を考える講演会とシンポジウム「福祉大会インおうみ~自立を目指して」が21日午後1時から、近江八幡市安土町の文芸セミナリヨで開かれる。発達障害者に対する理解は十分といえず、主催する「東近江発達障がい児(者)親の会」(ぶどうの会)の上野強代表(56)は「社会に出るとなると、たくさんの壁がある。共に考えたい」と参加を呼び掛けている。

障害者就労の現状聞く 西部圏域で移動知事室始まる 徳島

読売新聞 
西部圏域での「移動知事室」が12日始まり、三好市池田町の市保健センターで、「にし阿波 障害者を応援するつどい」が開かれた。飯泉知事や関係者ら約100人が参加、障害者就労の現状に耳を傾けるなどした。飯泉知事をコーディネーターに行われたパネルディスカッションでは、三好公共職業安定所の谷口英貴所長が、管内では障害者の雇用率が県平均を上回っていることを説明し、障害者を雇用している印刷会社の社長が「我々にはない感性を持っている」などと話した。

2012年10月12日金曜日

ひと:三宮直也さん ITで障害を持つ子どもの学習を支援

毎日新聞 
「学ぶ楽しさに気付いてもらえたら、一歩目としては成功です」。知的障害や発達障害がある子どもの学習を助ける携帯情報端末向けのアプリを開発している。フリーのプログラマーだ。転機は2年前の秋。長男に続いて当時3歳の次男が自閉症の疑いがあると診断された。IT企業で深夜まで残業する日々。子育ては妻に任せきりで負い目を感じていた。そんな中、次男に携帯端末を持たせると、やり方を教えなくてもゲームで遊び始めた。「自分の技術がこの子たちの役に立つのでは」。15年続けた会社員生活をやめ、療育支援を仕事にしようと決めた。

職員着服が相次ぐ、横浜の障害者福祉施設 神奈川

カナロコ 
横浜市泉区の障害者グループホーム「メゾン『みどり』3」に勤務する男性職員(33)が、知的障害者の施設利用料など少なくとも112万5千円を着服していたことが11日、分かった。運営支援などを行う横浜市社会福祉協議会と市が発表した。職員は3日、泉署に出頭。同署は詳しい事情を調べている。

プールで療育取り組み 発達障がい児が海洋療法 沖縄

琉球新報 
自閉傾向があり、多動などの特徴を伴う発達障がいのある子どもたちが6日、宜野座村のかんなタラソ沖縄を訪れ、海水プールで遊びを通し療育プログラムに取り組んだ。参加したのは、広島市の児童デイサービス「発達支援ルームどれみ」利用者で、小学3年から6年の5人。療育キャンプの一環で来県中で「どれみ」の作業療法士、森川敦子さんは「とてもリラックスした表情で楽しんでいた。今後も療育の一環で定期的に訪れたい」と話している。

高次脳機能障害:患者ら向け研修会 飯田で来月3日 県が参加者募集 長野

毎日新聞 
高次脳機能障害について理解を深めようと、県は11月3日午後1時半、飯田市鼎公民館(飯田市鼎中平)で患者や家族ら向けに研修会を開く。交通事故などで脳の一部が損傷し、記憶障害などの後遺症が出る。参加無料。参加者を募集中。研修会は9月の松本市に続き今年度2カ所目。東京慈恵会医科大付属第3病院の渡辺修准教授ら4人が講演する。参加申し込みは県障害者支援課へ。

2012年10月11日木曜日

ジグザグかがわ:障害者就職支援 伸び悩む県内実雇用率 出会いの場、企業の理解なお不足 香川

毎日新聞 
現在1・8%となっている民間企業の障害者法定雇用率が来年4月、2・0%へ15年ぶりに引き上げられる。全国同様、民間の実雇用率が法定値を下回る県内でも、障害者を積極的に採用するための取り組みが続く。しかし、障害に対する理解が不十分であることなどから、障害者の就職活動は厳しいのが現状だ。原因の一つが、障害に対する理解不足だ。県内の特別支援学校で指導主事を務める男性教諭(51)は「以前より減ったが、企業に就職先を求めて訪問しても、『障害者』と言うだけで拒絶されることがまだある」と話す。「(職を求める)障害者と出会う場がない」という声も事業所の採用担当者には多い。

全国初「流通・物流」,「食品加工」分野の特別支援学校技能検定を実施 広島

MSN産経ニュース 
広島県は,特別支援学校高等部に通う知的障害のある生徒の就労を支援するため,学校や関係企業団体と連携して本県独自の認定資格を開発しています。近年就職先として増加しているサービス業から5つの分野を選定し,実技による検定「特別支援学校技能検定」を行っています。「流通・物流」と「食品加工」は,全国で初めての実施であり,また,5分野の実施は全国で最多です。

障害者と客を“ツナグ” 大分市に雑貨店 大分

大分合同新聞 
県内の障害者施設から仕入れたカップやコースターなどを扱う雑貨店「若竹ビル3F2号室―ツナグミセ―」が9月、大分市府内町のビルにオープンした。型どりから仕上げまで全て担当した商品が多く並び、オーナーの柳井紀子さん(37)=豊後大野市=は「作品に触れて、障害者らが頑張っていることを知ってほしい」と話している。場所は店名と同じ若竹ビル3階。第2、4水・木曜日の午前10時~午後3時、同土・日曜日の午前11時~午後4時に営業している。

障害者や子育て支援へ女性プロジェクト始動 鹿児島

南日本新聞 
女性がアイデアを出し合って活気ある場を作り出そうというプロジェクト「天文館こまちThyme(タイム)」が、鹿児島市東千石町の「にぎわい通り大学」を拠点に始動した。第1弾は障害者支援として授産施設の商品販売をスタート。今後は子育て支援など活動の幅を広げる計画だ。

2012年10月10日水曜日

みずのき美術館:知的障害者アートを発信、「アール・ブリュット」の拠点 京都

毎日新聞 
重度知的障害者らを中心とした作家の作品を展示する「みずのき美術館」が亀岡市北町に開館し、8日から記念展「日本のアール・ブリュットについて語ろう−私たちが考えるこれからの美術」が始まった。来年3月17日まで。記念展では澤田真一さんら海外でも人気の高い作者のほか、施設入通所者による陶芸や絵画など約70点を展示中。午前10時〜午後6時(月、火曜休館)。大人400円、高大生200円、中学生以下無料。

2012年10月9日火曜日

個性光る日、中、仏の障害者美術展開催 青梅市立美術館 東京

MSN産経ニュース 
国内外の知的障害者の作品を紹介する「第23回福祉マイハート美術展」が8日、東京都青梅市滝ノ上町の市立美術館市民ギャラリーで始まった。青梅市のNPO法人「マイハート・インターナショナル」代表の熊木正則さんが知的障害児施設で働いていた昭和61年、障害者たちの作品発表の場をつくろうと奔走したのが始まり。今回は国内やフランス、中国から絵画、陶芸、手工芸など80点が集まった。16日まで(9日は休館)。入場無料。

2012年10月8日月曜日

出版:発達障害者のルポ「あなたの隣に」

毎日新聞 
アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害(ADHD)など、発達障害のある子どもや若者の現状を描いた新書「ルポ・発達障害 あなたの隣に」が出版された。下野新聞社(本社・宇都宮市)の取材班が昨年、同紙上で半年間にわたり連載したルポルタージュ記事と、その関連記事を収録。連載は今年の日本科学技術ジャーナリスト会議「科学ジャーナリスト賞」大賞を受賞した。

鮮やかな織物で魅了 手織り作家の殿塚さん 栃木

下野新聞 
市在住の殿塚はる恵さん(36)の個展が10日まで、万町のサンルートアートギャラリーで開かれている。知的障害を持つ殿塚さんが織物を始めたのは、特別支援学校を卒業した20歳の時。織物の展覧会に母と訪れたことがきっかけだった。現在は週1回の織物教室で腕を磨き、作品展や芸術祭に出品している。県芸術祭美術展工芸部門には2回入選し、「皆さんを元気にする色使い」などの講評を受けたという。

八戸で障害者施設利用者合同展示会 青森

デーリー東北新聞社 
八戸市にある障害者施設の利用者らが手作りした個性豊かな作品の合同展示即売会が、同市のショッピングセンター・ラピア1階のフェスタプラザで開かれている。同市是川の障害者サポートセンター「くるみの里」の利用者が主に出展した。来年のえとであるヘビの置物や南部裂織の小物、八戸三社大祭をモチーフにした人形など、さまざまな作品がずらり。パウンドケーキなども販売し、多くの買い物客が品定めしていた。8日まで。時間は午前10時~午後6時。入場無料。

2012年10月7日日曜日

県大笹生学園高等部生徒に体罰 悪ふざけ制止男性職員殴る 福島

福島民報 
福島県は5日、知的障害がある児童・生徒が生活する福島市の県大笹生学園で職員による体罰があったと発表した。2日、50代の男性職員が高等部の男子生徒の顔を殴った。男子生徒は右目の脇が腫れ、医療機関で受診したが、異常はなかったという。 県によると、2日午後5時ごろ、男児棟の居室で男子生徒が上唇から血を流しており、職員がティッシュペーパーで抑えるよう指示していた際、別の男子生徒が入室し、生徒に悪ふざけを始めた。 職員がこの生徒を廊下に連れ出したところもみ合いになり、生徒が職員の足を蹴ったり、つばを吐き掛けたりした。職員が制止しようとし、拳で生徒の顔を殴ったという。

障害者施設・酒蔵が新商品 茨城

朝日新聞 
知的障害のある人たちが織ったコースターと、地元産にこだわる二つの酒蔵の純米酒を組み合わせた商品「『さをり織り』日本酒」が、7日に筑西市と結城市で発売される。コースターは、筑西市の障害者支援施設「ピアしらとり」の「さをり縫製班」(25人)が製造・販売している「さをり織り」。日本酒は、筑西市の蔵元「来福酒造」の「来福」と結城市の蔵元「武勇」の「武勇」で、どちらも地元のコメで仕込んだ特別純米酒だ。この酒瓶の首にコースターをかけた。

2012年10月6日土曜日

大人の発達障害(下)特性生かして就労へ

読売新聞 
横浜市のビルの一室。20代の男女が集まり、パソコンを使った職業訓練を受けている。発達障害者の特性を生かした就労を後押しする民間会社「Kaien(カイエン)」が、同市などから受託したモデル事業の一幕だ。同社は2009年に設立。東京都内で発達障害者向けに、パソコン入力やプログラミング、面談などの訓練を行い、就職先探しも手がける。これまでに訓練生の約8割にあたる66人が就職し、職場定着率は9割以上という。

おからクッキー試作中 被災した仙台の障害者作業所 宮城

読売新聞 
震災で被災した仙台市泉区の障害者就労支援施設「すまいる作業所」が、読売光と愛の事業団による資金助成を受け、新商品のおからクッキーの試作に取り組んでいる。震災後、同施設で作っていた豆腐などの販売先が減り、売り上げが落ち込む中、「おいしい」と評判のおからを使い、ドーナツより日持ちのするクッキーを商品化し、来年の販売開始を目指している。

2012年10月5日金曜日

大人の発達障害(中)「イイトコ」褒め合い自信に

読売新聞 
向き合って座る2人がにこやかに話している。今月中旬、発達障害の当事者で作る会「イイトコサガシ」が東京都内で開いた集まり。コミュニケーション能力を高めようと、主に20~30歳代の発達障害者ら12人が参加した。直前に「青春」というテーマを与えられ、会話する。「興味がない」「知らない」は禁句だ。5分間の会話が終わると、見ていた他の参加者が、「うまい具合に次の会話を引きだしていた」「身ぶり手ぶりを交えた話し方が伝わりやすかった」などと良かった点を探して次々と褒めていく。批判やアドバイスはしない。

大人の発達障害(上)社会に出て困難に直面

読売新聞 
「職場ではいつもどなられ、つらい日々でした。学習障害(LD)と分かった時は、逆にホッとした」。宇都宮市の男性(47)はそう話す。LDの診断を受けたのは41歳。うつ病で受診した病院で初めてLDという言葉を知った。「学校の勉強は全然できなかった。のんびりした時代だったから、やり過ごせたのかもしれません」。高校卒業後に就職、公園などの保守をする部署に配属された。しかし業務を指示する文書を手渡されても内容が理解できない。「やる気があるのか」「自分で考えろ」。叱責される度に頭の中が真っ白になった。

2012年10月4日木曜日

知的障害の多くは遺伝ではなく遺伝子の突然変異によるということが明らかに

GIGAZINE 
世界には1~3%の知的障害の子どもがおり、その半数は知的障害を持っていない両親から生まれてきます。これまで知的障害の主要原因は遺伝であると考えられてきましたが、新たな研究によって知的障害のない両親を持つ知的障害児は、両親から劣性の遺伝子を受け継いだのではなく、子どもの遺伝子において新たに発生したランダムな突然変異によるケースが多いということがわかりました。

障害児の就学相談 越谷で12日に開催 埼玉

朝日新聞 
「障害がある子どもを地域の普通学級に行かせたい」と考える保護者らを対象にした就学相談会が12日、越谷市中央市民会館(越谷市越ケ谷4丁目)で開かれる。障害のある子どもの就学は、健康診断や保護者との就学相談を経て、市町村教委の就学支援委員会が審議するが、普通学級を希望しても特別支援学級を勧められることもある。実際に普通学級に通わせた保護者らの体験報告を聞き、グループや個別に相談に応じ、希望に向けて解決方法を考える。

障害者らのパン工房開店 北海道

北海道新聞 
社会福祉法人長沼陽風会(小野寺真悟理事長)の「ぱん工房陽風堂」が3日、栄町1に開店する。町内の知的障害者らが働き、地元のカボチャや道産小麦などを使ったパンを販売する。陽風会は町内や恵庭などで障害者施設を運営。札幌などの企業の下請けで、野菜加工、手提げ袋の検品などを行っている。今回、経営が順調にいけば利用者に、より高い工賃を支払えるとして、パン店の開設に踏み切った。

チャレンジショップ:一生懸命作りました パンや野菜、障害者が販売 島根

毎日新聞 
浜田市役所1階ロビーに2日、パンや菓子、野菜などを障害者が売る「チャレンジショップ 浜田きてみんさい」が開店した。広さ約9平方メートルの“店舗”に、市内の社会福祉法人やNPO法人などが運営する10の事業所で障害者が作ったクッキーやケーキ、ジャガイモ、トウモロコシなどが並んだ。次回の開店は9日。10月は計9日間を予定し、開店時間は主に正午〜午後1時。

「さくさく工房」に喫茶スペース 北区の授産所が運営 京都

京都新聞 
京都市紫野障害者授産所(北区)が運営する「さくさく工房」(同)が2日、リニューアルオープンした。従来の焼き菓子販売に加え、新たに喫茶スペースを整備し、スタッフとして関わる利用者のより広い社会参加を目指す。さくさく工房は、身体障害や知的障害がある利用者の活動場所を広げようと、2001年に開設された。以来約30種類の焼き菓子を販売する事業所として地域の人に親しまれてきた。午前9時半~午後4時。土日と祝日が定休日。

発達障害の元教諭が自伝執筆 障害への理解訴え 岡山

山陽新聞 
広汎性発達障害の診断を機に、中学教諭を退職した瑠璃(るり)真依子さん(26)=ペンネーム、岡山県内在住=が、自身の経験を綴った著書「どろだんご―発達障害と共に生きる」を発行した。人との関わり方でもがいてきた思いを素直な言葉でつづると同時に、当事者への理解を訴えている。四六判、88ページ。1050円。文芸社刊。全国の書店で販売している。

2012年10月3日水曜日

障害者の作品ショップ 3日から横浜高島屋 神奈川

MSN産経ニュース 
ハンディキャップを持った人たちが制作に関わった作品を集めた期間限定ショップ「COCORO NO WA(ココロノワ)」が3日、横浜高島屋(横浜市西区)にオープンする。9日まで。2つのブランドが出店。この内「SLOW LABEL」は、横浜市をはじめ約20の施設の障害者が国内外で活動するアーティストと組み、主に手編みや手織りで作品を制作した。

健康カフェ:装い新た、にぎわいを 障害者就労支援、社会実験で好評で再開 福岡

毎日新聞 
八幡西区の黒崎商店街カムズ通りに1日、障害者の就労を支援する「きさろく館健康カフェ」がオープンした。健康カフェは昨年9月から2カ月間、黒崎地区のにぎわいづくりの社会実験として期間限定で営業。関わった障害者や利用者、商店街などから再開を望む声が多くあり、戸畑区の障害者施設を退職した高山多美子さん(58)が、障害者の福祉サービス会社「ソーシャルファーム高山」を設立して運営にあたることになった。営業時間は午前11時〜午後6時で、土日休み。高山さんは「障害者が実際にお客さんと接して働く社会的効果は大きい」と話していた。

2012年10月2日火曜日

野市町に障害者が働く洋菓子店オープン 高知

日テレNEWS24
1日、香南市野市町にオープンした洋菓子店「スイーツハウス・ミライエ」は、安芸市身体障害者福祉会が、雇用契約を結び利用者の安定した収入につなげるA型事業所として設立した。障害のある20代から50代までの女性3人が接客を担当している。2週間前から接客の練習を繰り返したという3人は、少し緊張しながらも注文を受けたり試食を勧めたり、店内に元気な声を響かせていた。

2012年10月1日月曜日

障害者虐待防止法あす施行 SOS、受け皿整わず 自治体、人員に不安

毎日新聞 
10月1日に施行される障害者虐待防止法は、虐待を見つけた人に通報を義務付け、国や自治体に虐待防止の責任を負わせた。これまで進まなかった早期発見への期待が高まる一方、対応する側の人員整備など問題は少なくない。病院や学校での虐待も通報義務の対象とすべきだとの意見も根強く、課題も抱えてのスタートとなる。この法律を有効活用するための鍵を握るのは、相談や通報の受け皿となる自治体だ。厚生労働省によると、通報先となる「虐待防止センター」について、4月末時点ではどう整備するか未定の市区町村が6割に上っていた。

野洲養護学校、増築へ 滋賀

読売新聞 
県教委は、知的・身体障害のある児童生徒が通っている県立野洲養護学校(野洲市)について、児童生徒数の増加が目立つため、敷地内に校舎を増築する方向で検討に入った。当初は約10キロ離れた県立聾話(ろうわ)学校(栗東市)の駐車場を活用して分校を作る構想だったが、両校の保護者らの反発があり、計画を見直した。10月上旬に最終決定する見通しだ。

発達障害者施設が1日開所 広島

中国新聞 
発達障害のある子どものデイサービス施設「歩歩(ぽぽ)江田島」が10月1日、江田島市大柿町に開所する。対象は0歳~高校3年。集団でのコミュニケーション能力や生活スキルを高める療育をする。スタッフは介護福祉士2人と保育士1人、指導員3人の計6人で常時3、4人態勢で対応する。

障がい者アート展:色鮮やかな120点 福岡市役所で来月14日まで 福岡

毎日新聞 
福岡市内の知的障害者らが描いた絵画などを紹介する「公共施設障がい者アート展」が29日、市役所1階ロビーで始まった。絵の具や色鉛筆で描いた花や魚、動物など色鮮やかな作品約120点が展示されている。29日にスタートした、性別や国籍、障害の有無に関係なく暮らしやすい都市を目指すための福岡市の啓発イベント「ユニバーサル都市・福岡フェスティバル」の一環。10月14日まで。無料。

障害者の菓子店あす開店 香南市に「ミライエ」 高知

高知新聞 
障害者の就労継続支援施設を運営する安芸市の社会福祉法人「安芸市身体障害者福祉会」が準備を進めてきた洋菓子店「スイーツハウス ミライエ」が10月1日、香南市野市町西野に開店する。オープンに向け、施設利用者は接客の練習に励んでおり、「楽しみながらいろいろ勉強したい」と意気込んでいる。

2012年9月30日日曜日

東日本大震災:仕事する自分が一番 集団避難先から帰還

毎日新聞 
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で福島県富岡町から集団避難した知的障害者の男性がこの夏、福島県に戻った。一緒に避難した仲間や支援者と離れる寂しさを感じつつ、父の住む古里で仕事をしながら生活したいと、集団避難先からの「帰還第1号」として新たな一歩を踏み出した。

地元酒蔵と障害者連携 結城・筑西、地産品で「絆」紡ぐ 茨城

茨城新聞 
地域社会の「絆」を深めようと、結城、筑西両市の酒蔵と酒販売店、障害者福祉施設が手を結んだ。老舗が醸造した日本酒と、障害者が一つ一つ手織りしたコースターを来月からセットで販売する。商品の高付加価値化と障害者の社会参加を促し、純地産品で地域の絆を紡いでいく。商品名は「さをり織り日本酒」。日本酒は2種類で、地元の酒蔵、来福酒造(筑西市村田)と武勇(結城市結城)が、それぞれ100%本県産米を原料に醸造。さをり織りのコースターは筑西市小塙の障害者支援施設「ピアしらとり」の入所者が手掛けた。

2012年9月29日土曜日

両陛下、岐阜市の障害者施設などを訪問 岐阜

読売新聞 
天皇、皇后両陛下は28日、第67回国体(ぎふ清流国体)の開会式出席のため岐阜県に入り、岐阜市の障害福祉サービス事業所「清流園」を訪問された。両陛下は、障害者らが靴下の縫製をしたりハンガーを加工したりする様子を見学し、「仕事には慣れましたか」「お元気でね」と声をかけられた。

障害者描くドキュメンタリー、シネコンで上映 那須塩原 栃木

下野新聞 
重い知的障害と自閉症がある妹の日常を兄が描いたドキュメンタリー映画が、29日から1週間、豊浦のシネマコンプレックスで上映される。障害者団体が上映を持ち掛け、映画館が引き受けた。商業ベースに乗りにくい作品がシネコンで上映されるのは珍しく、障害者団体と映画館は「幅広い層の観客に足を運んでもらいたい」と、共に期待している。

心つないだ絵手紙160通 伊丹で作品展 兵庫

神戸新聞 
まだ、会ったことのないあなたへ。兵庫県伊丹市平松3の永井喜代子さん(81)は12年間、知的障害がある福岡県の男性(38)に絵手紙を送り続けている。「ぐんぐんのびる」と言葉を添えたタケノコや、満開のチューリップの絵など計600通にも上る。「喜んでくれる人がいるから続けられる」。年齢も環境も違う2人をつなぐ絵手紙約160枚が、伊丹市南野2のラスタホールで展示されている。10月5日まで(火曜休館)。午前9時~午後9時(日曜、祝日は同5時まで)。

2012年9月28日金曜日

てんかんモデルマウスで自閉症に似た社会性低下と記憶学習障害を発見

理化学研究所 
理化学研究所(野依良治理事長)は、精神発達障害を伴う乳児難治てんかんの原因遺伝子変異を導入したモデルマウスが、自閉症に似た社会性の低下と記憶学習の障害を示すことを発見しました。今後、このモデルマウスを詳細に解析することで、てんかんだけでなく、自閉症の発症メカニズムの解明などにもつながると期待できます。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)神経遺伝研究チームの山川和弘チームリーダー、伊藤進研修生(東京女子医科大学小児科学講座助教)、荻原郁夫研究員と、米国ハーバード大学医学部などによる共同研究グループの成果です。

人気アニメ画像無断使用バッジなど障害者施設で製造、2人逮捕

知財情報局 
人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の画像を無断で使用した製品を販売目的で所持していたなどとして、静岡県警生活経済課と静岡南署は9月26日、障害者就労支援会社「ウィン」の社長の男(39歳)と、リサイクルショップ「富士鑑定団」の店長の男(38歳)の2人を著作権法違反の容疑で逮捕した。同署の調べでは、アニメ画像はインターネットから転用したものを印刷しており、缶バッジは300円、フォトフレームは1000円で、「ガチャガチャ」と呼ばれるカプセル販売機で、1年ほど前から販売していたとみられている。一方、製造していた障害者就労支援施設には身体的、知的障害を持った障害者約20人が在籍しており、障害者は違法だと知らずに缶バッジなどを製造していたとみられている。

一歩・障害を越えて:紙つなぎ“大好きな奈良” 奈良市美術館・ならやまアート展 奈良

毎日新聞 
知的障害を持つ人たちの作品などを展示した「ならやまアート展」が26日、奈良市の市美術館で始まった。社会福祉法人「ならやま会」(同市)が今年で創立20年を機に、運営する福祉施設の利用者と地域の人たちの交流を目指して初めて企画。紙をつなぎ合わせてできた巨大モザイクアートの絵が入り口付近に飾られるなど、会場に約300点が並ぶ。同館はイトーヨーカドー奈良店5階にあり、「気楽に買い物帰りに寄ってもらえれば」と呼び掛けている。午前10時〜午後5時半(最終日のみ午後3時まで)。30日までで入場無料。

2012年9月27日木曜日

自閉症引き起こす遺伝子疾患の研究進む

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 
自閉症の症例の約20%はこれまでにわかっている遺伝子の異常に関連づけられると科学者は指摘する。さらに、今後も多くのことがわかってくるだろうと述べている。遺伝子による説明を正確に示すことは兄弟姉妹が障害を持つ可能性があるかどうかを予測する一助となりうる。さらには、新しい「標的治療」さえ可能となるかもしれない。例えば先週、研究者らは実験的な薬剤「アルバクロフェン」が、単一で自閉症の原因となりうる最も一般的な遺伝子「脆弱(ぜいじゃく)X」によって引き起こされる脆弱X症候群の症状である「ひきこもり」や「挑戦的な態度」といったものを、子どもの場合も大人の場合も軽減したと報告した。

障害児音楽教室と少年和太鼓チームが初共演、30日に横浜・都筑で 神奈川

カナロコ 
和太鼓の演奏や童謡を織り交ぜた創作劇が30日、横浜市都筑区の都筑公会堂で上演される。出演するのは、自閉症やダウン症の子どもたちが通う音楽教室「夢はるかファミリー」と、和太鼓チーム「平間わんぱく少年団」のメンバーら。いずれも川崎市内を拠点に活動する団体が初めて共演し、斬新な“和風ミュージカル”を披露する。

障害者が作った商品情報発信 福岡市が「ときめきサポータークラブ」 福岡

西日本新聞 
福岡市は25日、障害者施設で作られた商品の情報を発信する「ときめきサポータークラブ」を立ち上げた。国内の利用者が1千万人を超えるインターネットの会員制交流サイト「フェイスブック」を使って、商談会や販売イベントなどの情報を随時、個人や企業に発信する。市は「丁寧に作られ、質の良い商品も多い。みんなで情報を共有し、交流できる場にしたい」と、利用を呼び掛けている。10月13、14日には、福岡市・天神のイムズ前で、障害者施設の商品コンクールで入賞した商品を買える「ときめきマーケット」も開かれる。

障害者、外国人に災害時支援ボード 東京

読売新聞 
東京都荒川区は、知的障害者や外国人が、災害時に周囲と円滑に意思疎通が図れるように、単純なやりとりをカード形式で示した「コミュニケーション支援ボード」を5000部作った。4000部は区内の障害者福祉施設などに配布した。残る約1000部は同区役所の障害者福祉課や区立障害者福祉会館で無料配布している。同課は「普段から持ち歩き、いざという時に活用してほしい」と呼びかけている

2012年9月26日水曜日

目配せ苦手、脳活動で実証 高機能自閉症者-生理研

時事通信
社会生活で何らかの支障はみられるが、知的障害を伴わない「高機能自閉症者」は、相手の視線に合わせて同じ方向に目を動かすのが苦手ということを、生理学研究所(愛知県岡崎市)の田辺宏樹助教らの研究グループが、脳の活動を調べて明らかにした。向かい合った2人の一方の目の動きに合わせて他方が同じ方向に目線を動かす「目配せ」の実験を行い、脳の活動を特殊なカメラを装着した2台の磁気共鳴画像装置(MRI)で調べた。

ユニクロで障害者雇用開始、JICAとの連携で

NNA.ASIA 
国際協力機構(JICA)は25日、女性・家族・社会開発省福祉局と共同で実施している「障害者の社会参加支援サービスプロジェクト」を通じ、ファーストリテイリングが展開するカジュアル衣料品店「ユニクロ」のマレーシア店での障害者雇用が始まったと発表した。ユニクロの4店舗で、既に知的障害者4人が就労している。

盛岡八幡町に野菜産直店 「農・商・福」連携で障がい者自立支援 岩手

盛岡経済新聞 
盛岡市八幡町の商店街に9月3日、野菜や加工品を販売する「フレンドリー旬菜マーケット ばんがい市場」がオープンした。障がい者が働ける場をつくろうと生産者の協力を得て実現した同店。商店街の空き店舗に入居することで商店街の活性化にもつなげたいことから、「農業」「商業」「福祉」の連携をモットーに運営する。現在は4人の障がい者が店で働く。将来的には10人の雇用を目指す。営業時間は10時~18時。日曜定休。

知的障害特別支援学校 山形

朝日新聞 
県教育委員会の特別支援学校再編・整備検討委員会はこのほど、児童生徒が増加している知的障害特別支援学校について、「5年以内に県内8エリアに整備すべきだ」とする報告書をまとめ、相馬周一郎教育長に提出した。年度内に県教委が再編・整備計画を策定する。空白エリアの西村山と西置賜に新たに分教室や分校を設置することを提言。需要増に対応するため、東南村山エリアには村山特別支援学校(山形市)の増築と分教室(分校)の設置、北村山エリアには同校楯岡校(村山市)の単独校化がそれぞれ必要とした。

2012年9月25日火曜日

障害者を虐待から守り、養護者に必要な支援を行うために平成24年10月1日から「障害者虐待防止法」が始まります

政府広報 
私たちの周りでは、障害者の尊厳を傷つける様々な虐待が発生しています。障害者に対する虐待は、障害者を養護する家族や障害者福祉施設の職員、勤め先の経営者などから、暴力による身体的な虐待や経済的な虐待など、様々なケースがあります。こうした障害者に対する虐待を防ぐため、「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」(障害者虐待防止法)が制定されました。平成24年10月1日から、この法律に基づき、新しく全国の市町村や都道府県に、障害者に対する虐待の防止や対応の窓口となる市町村障害者虐待防止センターや都道府県障害者権利擁護センターが設置されます。

岩手、宮城、福島3県 障害者1655人犠牲

河北新報 
岩手、宮城、福島3県で障害者手帳所持者1655人が東日本大震災の犠牲となったことが、各県の調査などで分かった。障害者手帳の所持者全体に占める死亡率は1.5%で、全住民の死亡率(0.8%)の2倍近くに及んだ。災害時に障害者を社会でどう支えるのか、重い課題が浮き彫りになった。

障害者の菓子新工房 宝塚に来月オープン 兵庫

読売新聞 
宝塚市小浜に障害者福祉サービス事業所「かしの木工房こはま」が完成し、23日、同所で記念式典が開かれた。知的障害のある人たちの働く場として10月1日にオープンし、地元のパティシエらが考案して宝塚銘菓として売り出し中の「宝塚フィナンシェ」などの菓子を製造する。

障害者を中心に営業 袖ケ浦に地域未着型スーパー 千葉

MSN産経ニュース 
障害者の働く場と地域住民の交流スペースを備えたスーパー「C&Cスーパー のぞみ野マルシェ」が千葉県袖ケ浦市のぞみ野にオープンした。企画した団体は今後、同店でのコンサートなども予定しており、これまでにない地域密着型の店舗を目指すという。同店では、レジや品出しなどの業務を障害者が担当。自動販売機のように、代金を支払った購買者自身でお釣りを受け取る対面型精算機システムを導入して効率化している。

2012年9月24日月曜日

知的障害者「高校」の夢 山口県教委「学力必要」 山口

朝日新聞 
山口県下関市に住む知的障害のある少年とその保護者が、総合支援学校ではなく、定員に満たない高校への入学を認めるよう県教委に訴えている。全国には知的障害者の高校進学を積極的に進めている自治体もあるが、県教委は「高校入試は選抜試験。教育課程に耐えうる学力がなくてはいけない」との姿勢だ。高校入試には3度挑んだ。2年目からは公立高の定時制を2次選考も含め4度受験。いずれも受験者が定員に達していなかったが、不合格だった。

2012年9月23日日曜日

障害者差別、9割が「ある」4割が施策に不満 内閣府調査

時事通信 
内閣府は22日、「障害者に関する世論調査」結果を発表した。それによると、障害者に対する差別や偏見があると答えた人は2007年2月の前回調査と比較して6.3ポイント増加し、89.2%に上った。障害者差別が改善されていると考えている人の割合も低下したことが分かった。

佐賀県警保護の青年死亡:取り押さえ死、上告棄却 「民事で真相解明を」 佐賀

毎日新聞 
佐賀市の知的障害者、安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に亡くなった事件は、特別公務員暴行陵虐傷害罪に問われた巡査部長の無罪確定で節目を迎えた。しかし、死亡の因果関係に踏み込まずに終わった法廷に遺族の無念は残ったまま。今後は、現在争われている民事裁判の展開が注目される。民事裁判は、遺族側が県に損害賠償約4300万円を求め、佐賀地裁で係争中。遺族の代理人を務める河西龍太郎弁護士は「民事では取り押さえ行為そのものの過失と警察組織全体の責任を問うている。民事でこそ真相解明の節目を迎えたい」

映画:「障害者のこと理解を」 知的障害の娘抱える家族の映画、1週間上映 栃木

毎日新聞 
知的障害の娘を抱える家庭の現実を追ったドキュメンタリー映画「ちづる」(赤崎正和監督)が29日〜10月5日、那須塩原市の映画館「フォーラム那須塩原」で上映される。同市の「心身障害児者父母の会」(本澤恵美子会長)の要望を映画館側が快諾した。父母の会は推薦団体となって多くの鑑賞を呼びかけている。本澤会長が宇都宮市での上映を見て「地元でも自主上映を」と、フォーラム那須塩原の森匠支配人に相談したところ、1週間にわたる上映が決まった。

HEART&HANDEXPO:障害者福祉、地域交流で理解を 京都

毎日新聞 
障害者の就労支援などを行う修光学園(京都市左京区)は25〜26日、カナート洛北(同区)の地下1階カナートガーデンで地域福祉ネットワーク交流事業「HEART&HAND☆EXPO」を開く。修光学園グループの作業活動の紹介や障害者が作る菓子やパン、クラフト製品の販売を行うほか、市内の障害者関係機関のパネル・パンフレットを展示し、市民に障害者福祉への理解を促す。入場無料。25日は午前10時〜午後9時、26日は午前10時から午後6時まで。

光で障害者施設ショップ開店 山口

中国新聞 
光市木園の障害者福祉施設「光あけぼの園」で22日、通所者が製作する帆布製バッグの販売店「はんぷ工房結(ゆい)」がオープンした。鉄骨平屋の園内に約65平方メートルの販売店を設置。ショルダーバッグ、リュック、ポーチなど11種類、色彩はそれぞれ11色の製品を用意。初日から多くの客が訪れ、買い求めていた。

2012年9月22日土曜日

ドキュメンタリー映画:読み書き困難な障害に理解を 徳島

毎日新聞 
読み書きが困難になる障害、DX(ディスレクシア)に悩みながらも、明るく前向きに生きる女性の姿を描いたドキュメンタリー映画「DXな日々〜美(び)んちゃんの場合」の上映が22日、徳島市沖浜東2のふれあい健康館である。発達障害者の支援に取り組む市民団体「とくしま発達しあわせネット」が、障害への理解を深めてもらおうと企画した。当日は午前10時と午後2時の2回上映。入場料は当日1800円、小・中・高校生は1500円。

高卒知的障害者の就労支援 長崎

長崎新聞 
特別支援学校高等部を卒業した18歳以上の知的障害者や発達障害者の自立訓練をする事業所「カレッジながさき」が来年3月、大村市東三城町の大村バスターミナル2階の一室に開設する。県内初の取り組み。運営企業「パートナー来夢」(福岡市)の長谷川正人社長は「円滑な就労につなげたい」と話している。

鳥栖にグループホーム開所 自立と社会参加を目指す 佐賀

佐賀新聞 
知的障害者の作業所を運営する「NPOわかば」(森田紀男理事長)のグループホーム「わかばホーム」が22日、鳥栖市幸津町にオープンする。障害者が作業所に通いながら自立と社会参加を目指す生活拠点となる。「わかば」には20~60代の男女25人が働いており、うち6人がアパート暮らし。障害者にとって家賃負担は重く、作業所近くの2軒の民家と契約し、県の補助金などを使って、3人と2人で利用できるグループホームに改装した。

ロンドン・パラリンピック;競泳 平泳ぎで金メダルの田中選手、習志野市に報告 千葉

毎日新聞 
ロンドン・パラリンピック競泳男子100メートル平泳ぎ(知的障害)で金メダルを獲得した田中康大(やすひろ)選手(22)=千葉市=が20日、習志野市役所を訪れ、宮本泰介市長に優勝を報告した。田中選手は、習志野市にある障害福祉サービス事業所「あかね園」に通いながら、市内で練習を続けている。パラリンピックでは1分6秒69の世界新記録を達成。「頑張りました」と印象的なコメントを残した。宮本市長から大会の印象を問われた田中選手。この日も「金メダルが取れ、世界新記録が出てうれしかったです」と力強く語った。

知的障害特別支援学校を増設へ 山形

読売新聞 
山形県教委の特別支援学校再編・整備検討委員会は20日、5年以内に知的障害特別支援学校を村山、置賜地域に増設することなどを提言する報告書をまとめ、相馬周一郎県教育長に提出した。報告書では、西村山、西置賜の両エリアには知的障害特別支援学校がなく、遠距離通学を余儀なくされていることから、分教室(分校)を設置すべきだと指摘。その際、小中学校の空き校舎・教室の利用を検討するように求めた。

2012年9月21日金曜日

佐賀県警警察官の無罪確定へ 取り押さえ後死亡

時事通信 
佐賀市で2007年、知的障害者の男性が警察官による取り押さえ後に死亡した事件で、特別公務員暴行陵虐致傷罪で審判に付された佐賀県警警察官松雪大地被告(32)について、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は18日付で、検察官役指定弁護士の上告を棄却する決定をした。一、二審の無罪判決が確定する。

弁当店が障害者就労を支援 一関、12人雇用 岩手

岩手日報 
一関市青葉1丁目に今夏オープンした「いちのせき弁当」(小野寺悟管理者)で、障害がある職員が将来の自立を目指して仕事に励んでいる。同店は、障害者が会社と雇用契約を結ぶ「障害者就労継続支援A型事業所」として運営。障害者が安心して仕事に集中できる環境を提供し、雇用と自立支援を並行して行う経営スタイルは、本県でも今後注目を集めそうだ。

心のバリアフリーへ 障害児、太鼓グループと共演 神奈川

東京新聞 
知的障害のある子どもらが歌や楽器の練習成果を発表する「第13回夢はるかフェスティバル」が30日、横浜市都筑区の市都築公会堂で開かれる。出演するのは、洗足学園音楽大(川崎市高津区)の講師で声楽家の一政(いちまさ)さつきさん(51)が主宰する「夢はるかファミリー音楽教室」(中原区)の生徒約20人。地元の太鼓グループとの共演による迫力満点の和太鼓の演奏もある。午後一時開演。入場無料。問い合わせは、同音楽教室へ。

2012年9月20日木曜日

障がい等“胎児の問題”による中絶は法律で認められていない

ガジェット通信 
妊婦の腕から採血するだけで、ダウン症など3種類の染色体異常が99%の確率で判別できる、出生前診断の新型検査が開発された。この検査は、国立成育医療研究センターや昭和大、東大、慈恵医大(いずれも東京)、横浜市大など国内の10施設で導入が検討され、10月から臨床研究が開始されるという。とはいえ、この新型検査のあり方には、専門家も慎重な姿勢だ。

「障害者調査票」と記した封筒で7千人に送付 静岡県が謝罪「配慮に欠けた」

MSN産経ニュース 
静岡県は19日、県内に住む障害のある7千人に「静岡県障害のある方の実態調査票在中」と封筒に記したアンケートを郵送したと発表した。家族や障害者団体の関係者などから「誤って他の世帯に配られる可能性がある」「障害の種類を子供に伝えていないケースがあり、知られかねない」などの抗議が4件あった。県健康福祉部障害者支援局の大石義治局長は記者会見し「プライバシーの配慮に欠けていた」と謝罪した。

障害者の作品 斬新な魅力 栃木

朝日新聞 
那珂川町の旧小学校校舎を再利用して作られた施設「もうひとつの美術館」(梶原紀子館長)で、神奈川県の障害者らによる作品展が開かれ、多くの来館者でにぎわっている。多彩な色づかいや構図の面白さなど、約90点の作品の多くが新鮮な魅力にあふれている。12月9日まで。美術館の開館は午前10時~午後5時(入館は同4時半まで)。月、火曜日は休館。

さをり織り2人の個性 障害者自立へ協力 兵庫

朝日新聞 
知的障害のある洲本市内の女性2人が個性豊かな感性で織った「さをり織り」が、洲本市港の洲本バスセンター内の土産物店「夢千鳥」で販売されている。2人の自立を手助けしようと、同店が協力した。夢千鳥での販売は、県洲本健康福祉事務所の職員の紹介で実現した。淡路市の夢舞台にある系列店でも販売を予定しているという。販売コーナーには、ペンケースやポーチ、シュシュのほか、オーガニックコットン(有機綿)やシルク100%の素材にこだわったマフラーなど11種、約20点の商品が並ぶ。

障害者 笑顔の菓子作り 神奈川

朝日新聞 
横浜市神奈川区の障害者就労支援施設「キッチンたいむ」が、レモンピールがきいたマドレーヌ、ほんのり甘いリンゴのカップケーキを、それぞれ100円で10月から毎週水曜日に神奈川区役所で販売することになった。お菓子を作っているのは、精神疾患や知的障害がある施設の利用者12人だ。

自閉症次男持つ堀田さんが講演 「目の前の子、受け入れて」

朝日新聞 
高校在学中に「1980アイコ十六歳」で文芸賞を受賞したことなどで知られる作家で椙山女学園大学准教授の堀田あけみさんの講演会が18日、名古屋市中区の市女性会館で開かれた。同会館の公開講座で、約200人が集まった。堀田さんは自閉症と診断された次男を含む3児の母親。「子育ては楽しいことがいっぱい~自閉症の子とともに歩んで~」と題した講演では、「最近は子育てに対するネガティブなメッセージが発信されることが多いけれど、目の前にいる自分の子どもと向き合うことが大切」と話した。

レデックス、iPad用の発達障害支援・ツールを発売

SankeiBiz 
レデックス株式会社(本社:東京都町田市、代表:五藤 博義)は、『こども脳機能バランサー for iPad』を2012年9月からApp Storeで発売します。『こども脳機能バランサー for iPad』は、ゲーム形式で、言葉や注意力、空間認識力など子どもの発達を、総合的に促進することができます。また、これまでは専門士の受診が必要だった認知機能の測定が10分程度でできるアセスメント・ツールとしても注目を集めています。

2012年9月19日水曜日

「理解あれば働ける」 発達障害に多くの支え 福岡

西日本新聞 
年々増え続ける、対人関係の悩みを抱えた発達障害の大人たち-。九州大100年史編集室で働く小野保和さん(33)=福岡市東区=は大学生のときに発達障害の一つ、アスペルガー症候群と診断された。就職活動でつまずいたが、支援施設に相談し、現在の職を得た。「多くの支えがあったから」。働く喜びを感じている。

憂楽帳:バリアフリーの音楽会 大阪

毎日新聞 
始まりは13年前。知的障害のある娘を持つ母親の一言がきっかけだった。「いつかコンサートに連れて行ってあげたいけど、急に声を上げないか心配で……」 音楽家仲間に協力を求め、99年11月、初めて「バリアフリーコンサート」を開いた。障害児と家族だけが対象ではない。障害のある人もない人も大人も子供も一緒に楽しめるコンサートを目指した。会場は満員となり大いに盛り上がった。

障害者アートの拠点オープン 和歌山

わかやま新報オンラインニュース 
障害者アートの拠点施設 「アートサポートセンターRAKU (らく)」 が15日、 和歌山市美園町にオープンした。 一般社団法人 「共助のまちづくり協会」 (島久美子理事長) が作業所やNPO法人わかやまNPOセンターなどと連携し運営。 障害のある人が表現活動を楽しむ場、 作品を発表する場となる他、 専門家とのコラボで作品の商品化も進める。 わかやまの底力・市民提案実施事業。 場所は美園町商店街内、 麦の郷総合支援センター1階。 月~金曜日の午前9時から午後5時 (不定期で土日もオープン)。

障害者らの芸術「アール・ブリュット」 先進地の県、積極取り組み 滋賀

MSN産経ニュース 
正規の美術教育を受けていない障害者らを中心にした芸術「アール・ブリュット」の作品を、県内の旅館やホテルのロビーなどに展示する「美術旅館」の取り組みを、県が進めている。県は平成16年に国内で初めて専門の展示施設を近江八幡市に開設するなど、アール・ブリュット普及の先駆的な役割を担っており、担当者は「観光客に見てもらうことで、滋賀の芸術の魅力をさらに発信したい」と意気込んでいる。

2012年9月18日火曜日

注意欠陥/多動性障害治療剤 「ストラテラ内用液0.4%」承認申請

QLifePro医療ニュース 
9月14日、日本イーライリリー株式会社(以下、日本イーライリリー)は、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療剤「ストラテラⓇ(以下、ストラテラ)」の新しい剤形として、経口液剤「ストラテラ内用液0.4%」の承認申請を行った。xストラテラは2002年に米国で承認、日本では2009年6月に上市された。また、成人期AD/HDへの適応を2012年8月に日本で初めて取得している。カプセルが苦手な患者、カプセル剤の服用が困難である患者のために、ほかの剤形の開発を求める医療従事者や保護者のニーズに応え液剤を開発した。

障害者就労応援団のシンボルマーク決定 静岡

MSN産経ニュース 
県が本年度新設した障害者の雇用を推進する制度「静岡県障害者就労応援団」のシンボルマークが決定した。シンボルマークは東京都江東区のデザイナー、安田照夫さん(66)の作品で、富士山が見守る中、障害者と職場の仲間が仲良く仕事をする姿を表現している。シンボルマークは登録企業に対して発行される登録証などで利用される。

23日、東広島で障害児教育考えるつどい 広島

MSN産経ニュース 
障害児教育の現状を報告し、意見の交換などを行う「広島県の障がい児(者)教育を考えるつどい」が23日、広島県東広島市西条栄町の市中央生涯学習センターで開催される。障害をもつ児童や生徒の保護者、障害児教育に関心を持つ教職員らでつくる「これからの障がい児(者)教育を考える会」が主催。午後1時半~午後4時まで。参加無料。

2012年9月17日月曜日

「ワクチンと自閉症」関連せず 名大院確認

中日新聞 
名古屋大大学院医学系研究科の尾崎紀夫教授(精神医学)らのチームは、幼児期のワクチン接種は自閉症の発症と関係ないことを、日本人の症例データを基に初めて確認した。「ワクチンを打つと自閉症になる恐れがある」という説を科学的に否定。尾崎教授は「誤った情報が今も多くあふれているが、ワクチンを打たないデメリットは大きい」と指摘している。

障害児支援施設:「ワンピース」生駒に開所 障害児に自己肯定感を 奈良

毎日新聞 
障害児への個別学習支援や集団活動などを行う施設「ワンピース」が今月1日、生駒市西菜畑町に開所した。身近な地域での障害児支援などを目指した今年4月の法改正に伴って誕生した生駒市初の施設で、発達障害を含め障害を持つ子どもが利用できる。代表者の石田慶子さん(39)=同市西旭ケ丘=は「障害があっても自己肯定感を持って成長できるような支援をしていきたい」と話している。

がっせぇアート応援作家展:障害者アートを支援 作家43人が格安販売 兵庫

毎日新聞 
障害者の美術作品展開催を支援する「がっせぇアート応援作家展」が15日、豊岡市加広町の里やま工房で始まった。プロの美術作家43人の陶器やガラス器、木彫など約750点が格安で展示販売されている。17日まで。障害者の作品展「第3回但馬ボーダレスアート展・がっせぇアート」は10月27日から11月3日まで県立但馬長寿の郷(養父市八鹿町国木)で開催予定。応援作家展はその運営費を確保するために毎年行っているもので、各作家は売り上げの半分を寄付する。

2012年9月16日日曜日

自立へ「一歩」支える接客 壱岐の障害者がレストランで成長 長崎

西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323922
長崎県壱岐市郷ノ浦町の「レストランyui」で知的障害のある市内の3人が元気に働いている。オープンから1年2カ月。運営している同市の社会福祉法人「結の会」のサービス管理責任者三浦ルミさん(45)は「積極的に会話できるようになり、すべてに前向きになった」と、3人の成長を喜んでいる。

障害者就労センターのパン店「あぐり」 オータムフェスト出店 北海道

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/404128.html
14日から札幌市の大通公園を主会場に始まる「さっぽろオータムフェスト2012」に、障害者の一般就労を助ける市内の「就労センタージョブ」のパン店「あぐり」が初日と15日に出店する。新たな商品も用意し、スタッフは完売を目指している。大通7丁目会場の「北海道ベーカリーマルシェ」に出店。昨年に続き2回目で、今回は道産小麦の「ゆめちから」を素材にした新商品「めんこい食パン」(2個入り120円)など10種類を販売する。販売は午前10時〜午後4時まで。

トランポリン教室:親も子も仲良くジャンプ 障害児対象、人気 兵庫

毎日新聞 
子どもたちにトランポリンを教えている尼崎市次屋3の「アドバンス・尼崎トランポリンクラブ」で、自閉症や脳性まひなどの障害を持つ子ども向けの教室「すまいる」が人気を集めている。大阪府など県外から通う親子もおり、コーチの馬場早代さん(52)は「親も子も一緒になって、仲良く楽しんでほしい」と話している。

稲刈り:収穫、いい汗…千枚田 岡山・玉野と地元の障害者ら80人 香川

毎日新聞 
小豆島と玉野市の障害者支援施設利用者ら約80人が14日、小豆島町中山の千枚田で、5月に植えた稲の収穫を体験した。利用者は心地よい汗を流しながら、実りの秋を実感していた。米作りは、障害者が後継者不足の農業に就労する可能性を探る「障がい者農業就労体験交流事業」。小豆島町の委託を受けた九野賢輔さん(64)ら地元の「アグリサポーター」4人が耕作放棄地約5アールを借り、管理するなど協力してきた。

特別支援学校生が職場体験 広島

中国新聞 
尾道特別支援学校(尾道市栗原町)高等部知的障害部門の1年生14人が14日、市内の2事業所を訪れ、障害者が働いている現場を見学した。同校は本年度から同部門を新設。生徒に早い時期から就労意欲を持ってもらおうと企画した。

ワーカーズ・佐賀:障害者就労支援団体、開設1年超え活動広がる 佐賀

毎日新聞 
障害者の就労を支える障害者就業・生活支援センター「ワーカーズ・佐賀」(佐賀市)の活動が広がっている。昨年4月に開設後、8000件以上の相談を受け、延べ約60人の就職につながった。同センターは「障害者が働ける、働きやすい環境をつくっていきたい」とさらに充実した活動を目指す。同センターは、障害者の就労支援窓口として開設。就労希望者から相談を受けたり、企業へ働きかけたりするほか、就職後もトラブルが起こらないようアドバイスなどを続けている。

歩・障害を越えて:「喜ばれるパン作る」 piccoloが奈良にプレオープン 奈良

毎日新聞 
知的障害などのある人たちが働き、焼きたてのパンを販売する店「piccolo」(ピッコロ)が奈良市中町にプレオープンした。現在はパンの販売のみだが、来月にはコーヒーなどが飲めるカフェになるという。運営する社会福祉法人「こまどり会」(同市)の綿鍋あゆみさん(37)は「ボランティア精神ではなく、おいしいから買いに来たと言ってもらえるように頑張りたい」と話す。営業時間は午前11時〜午後3時。土日休み。

美術展:養護学校生徒70人の“ひらめき”集合 香川

毎日新聞 
県立香川中部養護学校の生徒が描くなどした作品を展示する「“ひらめき”達のわくわく美術館4」が、高松市朝日町2のギャラリーMONで開催されている。17日まで。作品展は2010年から開かれており、4回目。今回出展されたのは、中1から高3まで約70人の生徒が手掛けた絵画など約75点。入場無料。午前9時〜午後6時(17日は午後3時)。

2012年9月15日土曜日

きりたんぽ鍋風焼そば 鹿角の障害者施設販売 秋田

読売新聞
鹿角市の障害者就労支援施設「花輪ふくし会障害者センター」が、独自に開発したきりたんぽ鍋風味の「鹿角焼そば」を販売している。具材に使う野菜や肉は施設利用者が育てるなどしたもので、センターは「売り上げが少しでも利用者の励みになれば」と期待を寄せている。

2012年9月14日金曜日

指揮者・小林さんらの活躍上映 障害者への理解深め 岩手

岩手日報 
日本を代表する指揮者小林研一郎さんや音楽、スポーツなどの各分野で活躍する障害者を描いたドキュメンタリー映画「天心の譜(しらべ)」無料上映会(同映画事務局主催)は12日、大船渡市盛町のリアスホールで開かれた。来場した市民約150人は障害者の社会参加への理解と関心を深めた。

旧公民館利用しパンとパスタの店 障害者が切り盛り 和歌山

紀伊民報 
障害者の就労支援やまちづくりをしている、NPOかたつむりの会が運営するパンとパスタの店が、和歌山県田辺市上屋敷2丁目の旧中部公民館を改修して完成した。15日に関係者向けにプレオープン、19日から営業を始める予定。障害者が切り盛りする。営業時間は午前9時〜午後6時。火曜定休。

2012年9月13日木曜日

GUTSが児童と生徒対象に「発達障害コース」 愛知

中部経済新聞
家庭教師派遣を手掛けるGUTS(本社名古屋市中村区椿町20の15)は今秋から新たに、発達障害の子供を対象にした家庭教師派遣サービスに乗り出す。近年、保護者や教育関係者から発達障害に関する相談が増えているのが背景。発達障害の子供を適切に指導できるノウハウを持った家庭教師を派遣する仕組みを整え、保護者らの期待に応える。

自閉症男性、初の個展…鮮やか水彩画 大阪

読売新聞 
自閉症の福田雄三さん(25)(大阪市西区)が、枚方市立御殿山生涯学習美術センターで初めての個展を開いている。トンボやテントウムシ、花などを赤や黄、緑など鮮やかな色彩でのびのびと描いた水彩画47点。「見ていると楽しい気持ちになる」と静かな人気を呼んでいる。17日まで。福田さんは今後、ポストカードやカレンダー作りなど、少しずつ活動を広げていく予定という。個展は入場無料。午前9時から午後9時まで(16日は午後5時まで、17日は午後4時まで)。

土鍋:ふたに20人が絵付  四日市の知的障害者作業所に通う男女が 三重

毎日新聞 
四日市市陶栄町の「ばんこの里会館」で11日、同市尾上町の知的障害者の作業所「おのえ作業所」に通う男女20人が土鍋のふたに絵付け作業を行った。絵付け作業は今回で4回目。萬古陶磁器振興協同組合連合会が地域貢献を目的に実施している。参加者は会館1階の陶芸工房で講師らの指導を受け、直径18センチの素焼きの土鍋のふたに、赤や緑など9色の絵の具を使って個性豊かな模様を描いた。

スーパーで資源ごみ回収 福祉事業所が協力 兵庫

神戸新聞
障害福祉サービス事業所「ミルトスの木」(兵庫県姫路市市川台3)が14日から、地元のスーパー「ヤマダストアー花田店」(同市花田町小川)と連携した資源ごみの回収事業を始める。古紙や空きペットボトルなどの資源ごみを持参した買い物客に、事業所メンバーが同店で使える割引券を渡す仕組みで、障害者福祉とエコの両方に役立てようと意気込んでいる。

エコマグ:多彩な造形、障害者の手作りマグネット人気 備前で販売 岡山

毎日新聞
備前市で障害者の就労・自立を支援している法定福祉事業所「ユートピア」で作られるペットボトルのキャップを再利用した「エコマグ」が「かわいい」と人気だ。キャップの中に磁石を入れ、布などで動物などのキャラクターデザインを施したホワイトボード用のマグネットで、障害者らがアイデアを出し合いながら一つ一つ手作りしている。

2012年9月12日水曜日

親兄弟が統合失調症だと自閉症やアスペになるリスク高い


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米ノースカロライナ大学のPatrick F. Sullivan氏らは、スウェーデンとイスラエルの人口登録データを分析した研究から、親や兄弟姉妹など第一度近親者に統合失調症や双極性障害患者がいる人では、自閉症やアスペルガー症候群などの「自閉症スペクトラム障害」になるリスクが高まると、米医学誌「Archives of General Psychiatry」(電子版)に発表した。

特別支援学校「空白域」解消へ補正案 群馬

読売新聞
特別支援学校の未設置地域である藤岡多野と吾妻の両地域に、みやま養護学校藤岡分校(仮称、藤岡市)と榛名養護学校吾妻分校(同、中之条町)を設置するための実施・基本設計費として計4720万円を計上。藤岡は2014年4月、吾妻は15年4月の開校を目指す。今回の予算措置で、5月補正に建設費が盛り込まれた富岡甘楽地域を含め、特別支援学校の空白地域がすべて解消される見通しとなった。

「アール・ブリュット展」を開催します 佐賀

財経新聞 
佐賀県では、芸術や創造することの素晴らしさは、障害の有無といった垣根がないことを感じていただくことなどを目的に、平成24年11月の「バラエティ・アート・フェスタさが2012(第12回全国障害者芸術・文化祭さが大会)」の開催に併せ、県内では初めてとなる「アール・ブリュット展」を開催します。なお、アール・ブリュット展の開催に際して、事前の研修会や展覧会会期中のシンポジウムも予定しています。

2012年9月11日火曜日

障害児に注いだ愛、福祉の礎築いた石井筆子の生涯描いた作品上映へ 神奈川

カナロコ 
日本初の知的障害児者施設の運営に携わり、“障害児教育の母”と呼ばれた石井筆子の生涯を描いた映画「筆子・その愛―天使のピアノ―」(山田火砂子監督)の上映会が9月29日、横須賀市本町の市立総合福祉会館5階ホールで開かれる。主催者は「日本の福祉の礎を築いた人物の歴史を知ってほしい」と、鑑賞を呼び掛けている。入場無料。午後1時開場、同1時半~3時半上映。定員400人(先着)。

珍しいタイプの自閉症に食事療法が効果も、応用可能か 米

ブルームバーグ 
発作性疾患や知的障害を伴うまれな種類の自閉症を、食事療法と栄養補給食品によって治療できる可能性がある。研究結果によれば、これは他の種類の自閉症にも応用できる公算が大きい。科学誌サイエンスに6日掲載された論文によると、研究者らはまれな種類の自閉症を持つ2つの家族から遺伝子変異を特定、その変異が血液中のある種のアミノ酸の濃度を低下させたことがわかった。同じ遺伝子変異を起こさせたマウスに問題のアミノ酸、分枝鎖アミノ酸(BCAA)を補うサプリメントを与えたところ発作が減り自閉症の症状も軽減された。

独創性豊かな自閉症児の作品 一関に美術館オープン‎ 岩手

岩手日報 
障害者支援などに取り組む一関市のいわて発達障害サポートセンターえぇ町つくり隊(熊本葉一代表)、レスパイトハウス・ハンズ(小野仁志代表)の両NPO法人は9日、同市中央町に「さくらなみき自閉症美術館」をオープンする。美術館には自閉症の家族を持つスタッフが常駐し、障害者もスタッフとして働くカフェを併設。市民らが交流を通し、自閉症など障害のある人への理解を深める場となりそうだ。美術館の開館は午前10時から午後7時(日曜は同5時)まで、スタッフ常駐は同4時まで。月、祝日定休。

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