2013年12月26日木曜日

障害者雇用促進「カフェ」 県総合文化センターに 三重

読売新聞 
県内の産業、労働界の代表と鈴木英敬知事が雇用の創出について意見を交わす県雇用創造懇話会が25日、県庁で開かれ、県が障害者雇用促進事業として計画していた「アンテナショップ・カフェ」を県総合文化センター(津市一身田上津部田)に設置することを決めた。県は、障害者が働くためには接客や調理、清掃などの能力を身に着ける必要があるとしており、そうした仕事を学べるカフェは就業支援に役立つとみている。今後、どのように事業運営していくかを決めた上で事業者を公募し、来年度の開業を目指す。

知的障害者の小規模施設スプリンクラー義務化へ 負担増で運営に影響も

東京新聞 
今年二月、長崎市の認知症高齢者グループホームで起きた火災死亡事故を受けて、少数の知的障害者らが共同生活する小規模施設にも来年度から、スプリンクラー設置を義務付ける方向で消防庁が政令改正を進めている。設置費や管理の問題が、新規開設や運営継続のネックになる可能性がある。福祉関係者らは「地域で暮らす選択肢を奪わないよう配慮を」と訴えている。

初のスエーデン刺繍展を開催 自閉症の仲松幸清さん 沖縄

八重山毎日オンライン 
自閉症の仲松幸清さん(43)=石垣市新川=の初めての個展「スエーデン刺繍作品展」が24日から、石垣市新川の「ボンヌシャンス」で開かれ、来場者の注目を集めている。幸清さんがこれまでに作ったテーブルセンターなど約30点を展示しており、母親の芳子さん(68)は「10年の集大成として開いた。一目一目の積み重ねがちゃんとした作品になっていくのを皆さんに見ていただきたい」と呼びかけている。来年2月1日まで。

障害者就労の施設、個人へ優先発注 北見市の物品購入や業務委託など 北海道

北海道新聞 
北見市は、市の各部局や施設などが物品を購入したり業務を委託したりする際、市内の障害者が就労する施設や企業に優先的に発注する「調達方針」を策定した。障害者の経済的基盤を安定させ、自立を支援するのが狙い。国が4月に施行した「障害者優先調達推進法」に基づき策定。方針は今月16日付で各部局へ通知された。同法は調達実績の公表を義務づける。市は、数値目標を設けていないが、「各部局が、できる限り幅広い分野から調達するよう努める」として、各年度ごとに調達実績を公表する。

2013年12月25日水曜日

言葉を絵に買い物挑戦 青森

読売新聞 
自閉症などで言葉によるコミュニケーションが難しい人々の買い物を支援する新たな試みが今月、弘前市の中心商店街で始まった。欲しい商品や個数、金額を簡単な絵にしたカードを持ち歩き、店員に提示する「PECS(ペクス)」という仕組みを活用。市のモデル事業として自閉症の人が買い物を体験する。県内初の取り組みという。自閉症の人は情報を聴覚よりも視覚で理解するほうが得意とされ、言葉での意思疎通が難しい場合がある。そのため、商品を描いたカードを店員に提示することで買い物をスムーズに行うことができる。

米粉ケーキの販売好評 高知県四万十町の障害者作業所 高知

高知新聞 
高知県高岡郡四万十町北琴平町の障害者作業所「由菜(ゆーな)の里」(牧野利恵子所長)が、町内産米粉を使ったシフォンケーキとチーズケーキを考案し、注文販売している。障害者らが熟練の技術で作り、もっちりした食感と素朴な味が好評という。

2013年12月23日月曜日

障害者施設:入所者に暴行 関与職員8人に 千葉

毎日新聞 
千葉県袖ケ浦市の県立障害者支援施設「袖ケ浦福祉センター養育園」で知的障害のある入所者の少年(19)が男性職員の暴行を受けた後に死亡した問題を巡り、県は20日、別の職員3人が日常的に入所者たちを暴行していた疑いがあると発表した。同園では死亡した少年を含む10人の入所者に対し、計5人(同日付で全員解雇)の職員が殴ったり、蹴ったりする虐待を繰り返していたことが判明しており、これで計8人に増えた。

2013年12月19日木曜日

自閉症の新たな治療につながる可能性 世界初 オキシトシン点鼻剤による対人コミュニケーション障害の改善を実証

科学技術振興機構 
自閉症スペクトラム障害は、表情や声色を活用して相手の気持ちを汲み取ることが難しいといった対人コミュニケーションの障害を主な症状とし、一般人口の100人に1人以上で認められる代表的な発達障害です。この障害の原因は完全には解明されておらず、その治療法も確立されていません。結果として、知能の高い方でもこの障害のために社会生活に困難をきたしている現状にあります。

東京大学 大学院医学系研究科 精神医学分野 准教授 山末 英典は、同研究科 統合生理学分野 特任助教(当時) 渡部 喬光らと共同で、ホルモンの1種であるオキシトシンをスプレーによって鼻から吸入することで、自閉症スペクトラム障害において元来低下していた内側前頭前野と呼ばれる脳の部位の活動が活性化され、それと共に対人コミュニケーションの障害が改善されることを世界で初めて示しました。

2013年12月16日月曜日

施設で虐待日常的か 実態捜査 千葉

NHK 
千葉県袖ケ浦市の福祉施設で、知的障害のある19歳の男性が職員に腹を蹴られ、そのあと死亡した事件で、ほかにも4人の職員が男性をはじめとする入所者に暴行を繰り返していたうえ、「お互いの行為を知っていた」と話していることから、警察は虐待が日常的に行われていた疑いがあるとみて詳しい実態を調べることにしています。

千葉県のこれまでの調査に対し、職員は男性に暴行を繰り返していたことを認め「思うように動いてくれず、イライラしてやった」などと話しているということです。施設では、この職員とともにほかにも4人の職員がそれぞれ、亡くなった男性をはじめ同じ寮の入所者10人に暴行を繰り返していたことが明らかになっていますが、5人はこの寮の担当者で、お互いの行為を知っていたと話しているということです。警察は、施設内で虐待が日常的に行われていた疑いがあるとみて詳しい実態を調べることにしています。

高校でも発達障害の生徒支援 モデル校指定 熊本

読売新聞
文部科学省は今年度、障害のある児童、生徒が他の子どもたちと一緒に学べる環境を整えようと、全国の幼稚園から高校まで50のモデル校を指定し、専門知識を持つ「協力員」を配置するなどの取り組みを始めた。県内では、山鹿市の鹿本農業高校が唯一のモデル校。高校では、授業に集中できない、興味や行動に偏りがみられるといった発達障害の可能性のある生徒の教育が課題という。

発達障害の子、通常学級に9.1% さいたま市教委 埼玉

朝日新聞 
さいたま市教委は、小中学校の通常学級に、発達障害の可能性がある児童・生徒が9・1%いるという調査結果を発表した。全国調査よりも2・6ポイント多かった。市教委は特別支援学級の設置率を高め、特別支援教育の充実を図っていくという。結果は、学習面または行動面で著しい困難がある子どもの割合は9・1%(12年全国調査6・5%)。学習面だけに限ると7・2%(同4・5%)、行動面だけでは4・7%(同3・6%)だった。また、学習面、行動面ともに著しい困難がある子どもは2・9%(同1・6%)で、いずれの項目も全国の結果と比較して割合が高かった。

2013年12月14日土曜日

少年急死:障害支援施設の職員が暴行10人に虐待 千葉

毎日新聞 
千葉県は12日、同県袖ケ浦市の県立障害者支援施設「袖ケ浦福祉センター養育園」に入所していた知的障害のある19歳の少年が急死し、死亡前に施設職員から暴行を受けていたことを明らかにした。同園ではこの職員ら5人の男性職員が、死亡した少年を含む利用者計10人を繰り返し虐待していたという。県警も園関係者から事情聴取を進めており、暴行と死亡との因果関係などを調べている。

同園は社会福祉法人・千葉県社会福祉事業団が運営。県と事業団によると、11月24日午後3時ごろ、職員が施設内で横になっていた少年の腹を数回けった。少年は同日中に2回嘔吐(おうと)したが、医療機関にはかからなかった。同25日の夕食後、呼吸困難になって救急搬送され、26日未明に死亡が確認された。県警の司法解剖では、小腸に開いた穴に細菌が入ったことによる腹膜炎が死因だった。

職員5人は2011年5月ごろから、この少年のほかに施設利用者9人にも何度も暴行を加えていたが、同事業団の理事長や施設長は認識していなかったという。

職員が入所者に暴行 青森の知的障害者施設 青森

MSN産経ニュース 
青森県つがる市の知的障害者更生施設「月見野園」で、60代の男性職員が40代の入所者の男性を殴り、顔に打撲のけがを負わせていたことが13日、分かった。施設によると職員は6日、夕食時に男性が指示に従わず、さらに暴言を吐かれたことに腹を立て、夕食後に男性を1回殴ったという。ほかの職員が男性の左目の周囲が腫れているのに気付き発覚した。

2013年12月12日木曜日

工費60億円に疑問の声も 障害児療育統合施設 三重

中日新聞 
県は九日、津市内で2017年度に開院予定のこども心身発達医療センター(仮称)の概要を明らかにした。障害児の療育を担う施設を統合し、高度な医療の提供や体制の充実を図る。県議会健康福祉病院常任委員会で説明。委員からは、概算で約六十億円かかる工事費を問題視する声も上がった。県は、建物部分の年間維持費を約三億八千万円と説明。常任委の貝増吉郎委員(自民みらい)は「建築費も含め、財政難の現状では見過ごせない金額。本当に必要な負担か、よく精査を」と求めた。

5歳児健診、県全域に/発達障害早期発見に効果 香川

四国新聞 
注意欠陥多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)など子どもの発達障害の早期発見・支援に向け、香川県は本年度から5歳児健診の普及に向けた取り組みを進めている。現在、実施しているのは東かがわ市や三木町など3市3町だが、専門外の医師や看護師でも判断できるよう研修会を開いて従事者を増やし、全市町での実施を目指す。2011年度の厚生労働省の調査によると、全国で5歳児健診を実施しているのは183市町村で全体の1割程度。

鹿嶋に障害者用共同住宅 来春誕生へ 茨城

読売新聞 
知的障害者の親たちでつくるNPO法人「風花」(鹿嶋市)が来年4月の開所を目指し、ケアホーム「ウィング」の建設を始めた。6日には、鹿嶋市田野辺で上棟式が行われた。親たちが自らの死後を見据え、子供たちの一生の生活の場を確保しようという取り組みだ。母親らは、屋上で執り行われた神事を見守り、まだ骨組みだけの建物に希望を託した。県によると、2006年の障害者自立支援法施行以降、日立市や牛久市など県内各地でも同様の動きが広がっている。

ソフトバンク、ICTを活用し障がい児の学習・生活支援を行うプロジェクト

マイナビニュース 
ソフトバンクモバイルとソフトバンクグループで教育事業を担うエデュアス、東京大学先端科学技術研究センター(以下、東京大学先端研)は12月11日、携帯情報端末を活用した障がい児の学習・生活支援を行う事例研究プロジェクト「魔法のランププロジェクト」の成果報告会を2014年1月25日に開催すると発表した。場所は東京大学先端科学技術研究センター3号館南棟ENEOSホール、特別支援教育関係者・保護者をはじめ、誰でも参加可能。申し込みはWebサイトから。

2013年12月10日火曜日

洲本市で知的障害ある小4男児が行方不明に 兵庫

FNN 
兵庫・洲本市で、8日午後から、知的障害のある小学4年生の男の子が行方不明になっていて、警察などが捜索している。行方がわからなくなっているのは、洲本市に住む小学4年生の堀中 俊太朗君(10)。8日午後3時ごろ、母親が、俊太朗君が自宅近くの空き地で、1人で遊んでいるのを見かけたが、その後、帰ってきていないという。俊太朗君には知的障害があり、名前は言えるが、住所などは説明することができないという。俊太朗君は、身長140cmくらいのやせ形、グレーのパーカに黒い長ズボン姿で、青いスニーカーを履き、黒い眼鏡をかけていた。警察と消防は、およそ50人態勢で、周辺の川などの捜索を行っている。

2013年12月9日月曜日

英歌手スーザン・ボイルさん、アスペルガー症候群を告白

CNN Japan 
英国のオーディション番組で一躍世界的スター歌手になったスーザン・ボイルさん(52)が、昨年、発達障害の一種のアスペルガー症候群と診断されたと告白した。英紙オブザーバーが8日に報じた。ボイルさんは同紙のインタビューで、幼少時に脳にダメージがあると診断されたものの、自身の症状はもっと深刻ではないかとの疑問があり、スコットランドの専門医を受診したと告白。アスペルガー症候群と診断されたことで、「何が問題なのかをはっきり理解できたのでホッとして、少し気が楽になった」と打ち明けた。

2013年12月8日日曜日

知的障害者、100均で自立へ NPOが開店 兵庫

読売新聞 
全国でも珍しい知的障害を持つ人たちが働く100円ショップ「まぶ家(や)」が、神戸市灘区の灘中央筋商店街(約20店)に開店した。「同一金額で販売する店なら、計算や値段を記憶するのが苦手な人でも働きやすい」と、就労訓練を行うNPO法人が空き店舗を利用。職員らは「障害者が自立する力を身に着ける場にしたい」と期待する。運営するのは、知的障害者の就労支援に取り組む同区のNPO法人「マブイ六甲」。2011年、同商店街に障害者約20人が働くクリーニング店を開店。職員は、より多くの障害者が働ける新たな職場を探す中で、品数は多いが、価格が均一なので合計金額の計算が簡単な100円ショップに目を付けた。水曜定休。午前10時半~午後6時。土日祝日は午前10時開店。

吉祥寺パルコで「テミルプロジェクト販売会」障がい者の「働く」を支援 東京

吉祥寺経済新聞
吉祥寺パルコ(武蔵野市吉祥寺本町1)1階正面入口前で本日12月5日から、知的・精神障がい者の「働く」を支援するプロジェクト「テミルプロジェクト」の販売会が開催されている。現在、働く知的障がい者の60パーセント弱が授産施設に通っている。その数、12.9万人で、平均賃金は月13,586円と低賃金が社会問題となっている。その低賃金問題を解決しようと始まった同プロジェクト。営業時間は10時~21時。12月18日まで。

ドイツの職人直伝、支援学校に伝統洋菓子店 高知

読売新聞 
同大や県が、障害者を菓子作りや販売で支援するプロジェクトの一環。試験販売は20日まで(営業は月、水、金曜日)で、来年5月の開店を目指す。同校の卒業生らの雇用の場とするほか、在校生の就労体験施設として活用するため、県や同大が2011年度から準備を始めた。店舗は同校の校舎1階を改修して今年4月に完成。現在、店の担当者が、ドイツ人の洋菓子職人から菓子作りの指導を受けている。開店までに、担当者から手ほどきを受けた生徒らが、菓子作りや接客などに参加する。

知的障害者の絵PR用品に採用 刈谷の包装資材会社 愛知

読売新聞 
刈谷市の知的障害者通所施設「すぎな作業所」の利用者らが描いた絵が同市の食品包装資材販売会社「折武」(角谷広高社長)のPR用グッズのデザインに採用され、同社から賞状や記念品などが贈られた。同社は、障害者の才能を社会で生かそうという「だんだんボックス」の愛知支部(豊田市)の活動に協力しており、今年6月、同作業所の利用者を招き、碧南海浜水族館(碧南市)で写生大会を開催。参加した利用者49人が描いた作品から、社員65人の投票で上位5点を選び、ファイルやカレンダーなどのPR用品に印刷して得意先などに配っている

「発達支援児認定受けるか転園を」保育園が要請、保護者反発 栃木

下野新聞 
2歳児クラス13人中9人に発達障害の疑いがあるとして、宇都宮市の認可私立保育所が保護者に対し「(保育士増員の補助要件の)発達支援児の認定を受けるつもりがないなら転園を」と求めていたことが、2日までに分かった。この保育園は「学級崩壊状態で通常の保育ができない」と説明。障害を否定する保護者らは不信感を募らせ、園児9人の保護者が退転園の意思を示した。市は「二者択一を迫るのは不適切」と慎重な対応を促している。

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