2013年12月14日土曜日

少年急死:障害支援施設の職員が暴行10人に虐待 千葉

毎日新聞 
千葉県は12日、同県袖ケ浦市の県立障害者支援施設「袖ケ浦福祉センター養育園」に入所していた知的障害のある19歳の少年が急死し、死亡前に施設職員から暴行を受けていたことを明らかにした。同園ではこの職員ら5人の男性職員が、死亡した少年を含む利用者計10人を繰り返し虐待していたという。県警も園関係者から事情聴取を進めており、暴行と死亡との因果関係などを調べている。

同園は社会福祉法人・千葉県社会福祉事業団が運営。県と事業団によると、11月24日午後3時ごろ、職員が施設内で横になっていた少年の腹を数回けった。少年は同日中に2回嘔吐(おうと)したが、医療機関にはかからなかった。同25日の夕食後、呼吸困難になって救急搬送され、26日未明に死亡が確認された。県警の司法解剖では、小腸に開いた穴に細菌が入ったことによる腹膜炎が死因だった。

職員5人は2011年5月ごろから、この少年のほかに施設利用者9人にも何度も暴行を加えていたが、同事業団の理事長や施設長は認識していなかったという。

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