2009年11月30日月曜日

心が通じ合う寅年になって 日南・つよし寮がえと置物 宮崎

宮崎日日新聞 
日南市吉野方の知的障害者更生施設つよし寮(青山岩夫寮長)で、来年のえと「寅(とら)」の陶製置物作りが最盛期を迎えている。年明けまでに700個を製作、1個750円で販売する。

知的障害者らがパンや菓子作りの技競う 横浜で全国大会 神奈川

カナロコ 
全国の知的障害者らがパンや焼き菓子作りの技を競う「ユニバーサルベーキングカップ」の決勝大会が28日、横浜市西区の国際フード製菓専門学校で行われた。8チームが競ったパン部門は「パン工房まりも」(熊本県)、6チームが出場した焼き菓子部門は「ぎんが工房」(山梨県)が大賞を受賞した。

大阪view:個性的アート 面白さに新鮮な感性 大阪

毎日新聞 
大阪市平野区の「アトリエインカーブ」には20~54歳の個性豊かな24人のアーティストがいる。知的障害のある人の自立を支援しようと02年に設立。社会福祉法人を母体に、ニューヨークで開かれているアートフェアに出品するなど作品の流通にも取り組む。08年には大阪で大規模な展覧会が開かれた。

障害者が技術競う 和歌山

朝日新聞 
障害者が仕事などで身につけた技術を競う「県障害者技能競技大会(アビリンピック和歌山2009)」(県など主催)が28日、和歌山市園部の雇用・能力開発機構和歌山センターで開かれた。身体や知的に障害がある17~55歳の計30人が、パソコン操作や紙製の化粧箱作りなど4部門に参加した。

発達障害に理解を うすいまさとさん歌と講演で訴え 神奈川

カナロコ 
心身障害児者父母の会連盟(松本喜夫代表幹事)の第43回県心身障害児者福祉促進大会が29日、横浜市神奈川区沢渡の県社会福祉会館で開かれた。3人の発達障害児の親であるシンガー・ソングライターうすいまさとさんが「生まれてくれて、ありがとう」をテーマにコンサートと講演を行い、「子どもたちから人を思いやる気持ちを教えてもらっている」と約220人の参加者に熱く語った。

2009年11月29日日曜日

新教育の森:知的障害児らに家庭教師を派遣 高いニーズ「学びは生きていく基本」

毎日新聞 
知的障害児や発達障害児の親にとって、放課後の学習は悩みの種だ。受け入れている進学塾や家庭教師は少ない。そうした中、10年前から知的障害児らを専門に家庭教師を派遣してきた会社があると聞いた。

障害者虐待防止法:成立に暗雲 政局余波で頓挫4年

毎日新聞  
野党側が法案を提出し民主党も趣旨に賛意を示している障害者虐待防止法は、国会の会期末が迫ったことでその成立が危ぶまれている。与野党は4年以上前から立法化に取り組みながら、政局の余波で頓挫を繰り返してきた。

障害者就職面接会:障害者の就職も狭き門 112人、17社が参加 三重

毎日新聞 
ハローワーク伊賀(公共職業安定所)は27日、伊賀市四十九町の県伊賀庁舎で「障害者就職面接会」を開いた。採用予定数36人(参加17社)に対し112人が集まり、求人倍率は0・32倍の狭き門となった。

慰問:天ぷらうどんを施設で振る舞う 白石麺類組合 宮城

毎日新聞 
白石市と蔵王町内の麺(めん)類業者で組織する「白石麺類組合」(芝辻長伍組合長、24人)は26日、白石市内の知的障害者更生施設「白石寿光園」(高橋和恵施設長)を慰問に訪れ、施設利用者に出来立ての天ぷらうどんを振る舞った。

移転後初めて、感謝の「まつり」 京都

京都新聞 
京都府宇治市の社会福祉法人・宇治東福祉会が29日、同市五ケ庄の宇治作業所で「なかままつり2009」を開く。作業所が現在地に移転してから初めての開催で、「支えてくれる地域の人たちに感謝の気持ちを伝えたい」と通所する知的障害者らが準備を進めている。

【須坂市教委】県内初の市立特別支援学校計画 長野

須坂新聞 
須坂市教育委員会は来年3月までに須坂小学校の余裕教室を特別支援教育に活用するため改修する。27日、12月市議会定例会に約900万円を盛った一般会計補正予算を提案した。来年4月、県長野養護学校(長野市)の小学部分教室を開室し、1年の準備期間を経て平成23年4月には県内初の市立特別支援学校を開校する計画だ。

ダウン症の子どもがレスリング体験 和歌山

WBS和歌山放送 
ダウン症などの障害のある子どもが、格闘技のレスリングを体験できる「わくわくレスリング教室」が、きょう(11/28)和歌山市で行われ、和歌山県内から集まったおよそ20人の子ども達が笑顔で身体を動かしていました。和歌山県内で初めて開かれたきょうの教室は、和歌山県障害者スポーツ協会と県レスリング協会が主催しました。

健やかわかやま:発達障害の環境整備を 豊かな成長支援が必要 和歌山

毎日新聞 
自閉症やアスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)などの発達障害。先天的な脳障害が原因とされるが、外見上分かりにくく性格や子育てが原因と誤解され、診断まで時間がかかるケースも少なくない。早期発見・療育を行政の責務とし、孤立しがちな発達障害児者や家族を支えようと、05年4月には発達障害者支援法が施行された。海南市日方の同市民病院小児科医長、重里敏子さんに注意点を聞いた。

2009年11月28日土曜日

安永さん取り押さえ死訴訟 「警察側証拠信用できない」

佐賀新聞 
佐賀市の路上で2007年9月、警察官に取り押さえられた直後に死亡した知的障害者の安永健太さん=当時(25)、同市木原=の遺族が県に損害賠償を求めた訴訟の第3回口頭弁論が27日、佐賀地裁(野尻純夫裁判長)であった。原告側の弁護士3人が意見陳述し、「警察側の証拠は信用できない」などとして検察と裁判所が作成した証拠資料の早期提出を求めた。

障害者ら、助成金受け夢の喫茶店開店へ 神奈川

カナロコ 
障害者就労支援施設「おかし工房しいの実」(川崎市中原区木月伊勢町)が来年4月の喫茶店開店を前に、みずほ福祉助成財団(東京都千代田区)から助成金を贈られることになった。助成金は、同財団が社会福祉向上への寄与を目的に1980年にスタートさせた事業で、今年は全国から300件を超える応募があったという。厳しい審査を通り、強力な“応援”を受けることになった同工房は、「大変ありがたい」と喜んでいる。

生地モチモチ焼きたてパン 袋井の授産施設に工房オープン 静岡

中日新聞 
袋井市泉町の知的障害者通所授産施設「ワークスつばさ」は26日、通所者らが製造、販売するパン工房「メイちゃんのパン屋さん」を施設敷地内にオープンした。焼きたてパンを販売し、通所者の自立や社会参加に役立てる。

特別支援教育を考えるシンポジウム 茅野で29日開催 長野

信濃毎日新聞 
障害のある子どもの特別支援教育について考えるシンポジウムが29日、茅野市塚原のちの地区コミュニティセンターで開かれる。「こども達の為(ため)に…今、保護者ができること」と題して、障害などで生活支援が必要な子どもとその親でつくる市内のグループ「RforI」が初めて企画。小中高校、特別支援学校の教員が直面する課題や取り組みについて話すほか、親たちが意見交換できる集いにする。

障害者施設の1年間、密着ドキュメントを29日上映 神奈川

カナロコ 
知的障害者入所施設に1年間密着取材して制作したドキュメンタリー映画「あした天気になる?」が29日、相模原市立産業会館(同市中央)で上映される。当日は宮崎信恵監督(67)=東京都江東区在住=との交流会も行われる。

2009年11月27日金曜日

自立支援法:施行後に障害者負担増87% 平均8518円

毎日新聞 
障害者の福祉サービス利用に原則1割の自己負担を課す障害者自立支援法施行前月の06年3月と今年7月を比べたところ、87.2%の障害者が負担増となったことが厚生労働省の調査でわかった。鳩山内閣は4年以内に新制度を設計し同法を廃止する方針。

エイブルアート:障害者から創造力引き出そう 佐伯の授産施設で授業 大分

毎日新聞 
障害者が潜在的に持つ芸術の能力を引き出そうと、佐伯市長良の知的障害者授産施設「さつき園小島」が、「エイブルアート」の授業を取り入れている。今年1月から講師を招いて月2回開いており、担当職員は「一人一人の才能が見えてきた」といい、今月28日から初の展示会も計画している。

凱旋公演:「わたぼうし音楽祭」で入賞、知的障害の坂田さん作詞 福岡

毎日新聞 
知的障害のある大野城市立平野中学校1年、坂田一樹さん(13)が作詞した歌が29日、同市曙町2のまどかぴあ大ホールで開かれる「総合福祉まつり」で披露される。この歌は今年8月、奈良市であった障害を持つ人が書いた詩に曲をつけて歌う「わたぼうし音楽祭」(奈良たんぽぽの会主催、毎日新聞社など後援)で入賞。29日は一樹さんも電子ピアノで参加し、受賞後初の“凱旋(がいせん)公演”となる。

えと置物作りピーク つよしセンター 宮崎

宮崎日日新聞 
日南市風田の知的障害者通所授産施設・つよし共働センター(上野俊明所長、利用者31人)で、来年のえとのトラの置物作りと正月のしめ縄作りがピークを迎えている。12月20日ごろから、しめ縄にユズリハやダイダイ、ウラジロなどを付けてしめ飾りに仕上げ、販売する。今年は大700個、小500個を作る。

にじ:知らないうちに 愛知

毎日新聞 
知的・精神障害者がパートの主婦らとともに干物を作って販売する「酒菜屋十兵衛」(蒲郡市)を取材したときのこと。運営するNPO法人「楽笑」の小田泰久理事長から、ハッとするエピソードを聞いた。 十兵衛は、昨年10月に開店。当初、魚をさばく工程はパートの主婦が ...

養護学校で生徒に「暴行」、大阪府に30万円賠償命令 大阪

朝日新聞 
大阪府立八尾養護学校(現・八尾支援学校、八尾市)に通っていた男子生徒(15)が教諭から頭を押さえつけられる暴行を受けたなどとして、生徒と両親が府に慰謝料200万円の賠償を求めた訴訟の判決が25日、大阪地裁であった。小西義博裁判長は「指導の範囲を逸脱した暴行があった」と認定し、30万円の支払いを府に命じた。

芸術で障害者と交流 滋賀

朝日新聞 
アートを通じて障害者と交流し、まちを活性化する取り組み「石山アートプロジェクト」が、大津市の石山商店街で行われている。積み木で作品を作ったり、陶器の表札を作ったりして、10月から障害者や地元の子どもたちが制作してきた作品は、商店街の空き店舗で29日まで展示されている。

福祉ナビ:障害のある子のきょうだいは、どんな悩みをかかえているの

毎日新聞 
「息子は1歳を過ぎても言葉を全く話せず、話しかけても反応がありませんでした」。川崎市自閉症協会長で、薬剤師の明石洋子さん(63)=川崎市川崎区=は、長男徹之さん(36)の子ども時代を振り返る。徹之さんは重い自閉症と知的障害がある。徹之さんが2歳9カ月の時、次男政嗣(まさつぐ)さん(34)が生まれた。徹之さんが自閉症と診断されたのは、その1カ月後だ。

「発達障害と不登校」28日、宝塚で講演会 兵庫

読売新聞 
大阪府池田市でフリースクール「スマイルファクトリー」を運営するNPO法人「トイボックス」代表理事で、同スクール校長の白井智子さんの講演会「彼らとともに歩んでいくためにー発達障害と不登校について」が28日、宝塚市売布東の町、「フレミラ宝塚」で行われる。スクールでの事例などを紹介し、子どもたちを取り巻く環境や社会に求められる方策などを話す。

岩国市の療育施設 限界 山口

朝日新聞 
発達障害や肢体不自由の子どもたちへの訓練を行う岩国市の療育センターが、利用希望者の急増でパンク寸前になっている。同センターは「療育の谷間」と言われた岩国市が2年前に開設したが、部屋は1室しかなく受け入れには限度があり、やむなく利用を断るケースも増えているという。障害児の親たちは「さらに施設を拡大してほしい」と訴え続けている。

2009年11月26日木曜日

障害者製作の手芸品即売会始まる 神奈川

カナロコ 
横浜市泉区内の施設で活動する障害者が製作した手芸品などの展示即売会が25日、同区中田西1丁目のイトーヨーカドー立場店で始まった。区障がい福祉地域支援協議会や区社会福祉協議会などの主催で、12月1日まで。

ひと交差点:学習塾を経営、斉藤武一さん 北海道

毎日新聞 
後志管内岩内町で25年間保育士を務め、現在は学習塾を経営する斉藤武一さん(56)が小説「理想の保育園~障がい児は神様」を自費出版した。保育のあるべき姿を問いかけるストーリーで、「保育の現場に携わる人に読んでほしい」と話す。

発達障害の13歳少年、NY地下鉄さまよい11日 無事に保護 米

CNN Japan 
米ニューヨーク市内の地下鉄で10月、アスペルガー症候群の13歳少年が11日間にわたってさまよった後、無事に保護されていたことが明らかになった。両親は、息子が姿を消してすぐに警察に駆け込んだが、適切な対応を取ってもらえなかったと憤慨している。

特別支援学級:教員が足りない 児童生徒「8人編成」基準で急増

毎日新聞 
障害を抱えて特別支援教育を受ける児童生徒が急増し、教員数の確保が難しくなっている実態が文部科学省のまとめで分かった。今年度までの4年間で、公立小中学校の通常学級在籍者は21万5000人減ったが、特別支援学級・学校の児童生徒は逆に4万7000人増えた。「通常学級は40人、特別支援学級は8人」と法定の学級編成基準が大きく異なるため、少子化でも学級数は増え続けている。

2009年11月25日水曜日

障害者雇用、あなたの都道府県はどのくらい

厳しい雇用情勢の中、民間企業の障害者雇用は進展
平成21年6月1日現在の障害者の雇用状況について 厚生労働省
※PDFファイルがダウンロードできます。

厚生労働省から平成21年6月1日現在の障害者の雇用状況についての報告が公表されました。ポイントして以下が挙げられています。
民間企業(56人以上規模)で
○全体の実雇用率は1.63%(対前年比で0.04ポイント上昇)
○法定雇用率を達成している企業の割合は45.5%
(対前年比で0.6ポイント上昇)
○100~299人規模の企業は、実雇用率1.35%と最も低い水準
その後のニュース記事を見ると、資料の中で都道府県別の率が注目されているようです。やはり自分たちの住んでいる所がどのくらいかというのは記事にしやすいではないでしょうか。

民間企業の法定雇用率1.8%を達成している都道府県は、
福井県 2.25%
奈良県 2.00%
和歌山県 2.20%
山口県 2.22%
佐賀県 2.13%
長崎県 2.07%
熊本県 2.00%
大分県 2.15%
宮崎県 2.01%
鹿児島県 1.95%
沖縄県 1.82%

東北、関東だと1.5%台が多かったりと西高東低の様です。ただし、資料にはいろいろな統計の切り口がありますので、読み込んでいくと見えてくる事柄もあるように思います。

最後のおまけ
国の機関は法定雇用率2.1%ですが、社会保険庁(1.73%)と全国健康保険協会(0.37%)が低い値になっており反省点とお詫び、今後の対策が出ています。結局は言い訳ですけどね。(内閣法制局、衆議院法制局、参議院法制局は元々低いが、その他は全て2.1%をクリアしています)

この人に聞きたい:YBCフェニーズ助監督・久保田浩司さん 千葉

毎日新聞 
社会人野球クラブチームの強豪、YBCフェニーズ(柏市)で助監督を務める特別支援学校教諭、久保田浩司さん(43)=東京都世田谷区=が、知的障害のある生徒と向き合ってきた教師生活を一冊の本にまとめ、「養護学校では野球ができないーーそれが私の教師人生のスタートだった」と題して刊行した。大学まで第一線の野球選手だった久保田さんに、養護学校での日々を聞いた。

成年後見人講座:28日から計5回 和歌山

毎日新聞 
「成年後見制度」の利用促進を図ろうと、NPO法人成年後見紀の国サポートセンターが、市民後見人養成講座を開く。制度は00年、認知症や知的障害、精神障害などの理由で、判断能力が十分でない人の権利や生活を守ろうと始まった。本人に代わって後見人などが契約など法律行為をしたりする。

特別支援 自立へ新課程探る 山梨

山梨日日新聞 
山梨県教委は、特別支援教育推進の指針となる「やまなし特別支援教育プラン」(仮称)の策定に着手する。障害のある児童生徒が増加していることに加え、高等部の軽度知的障害者への教育充実を求める保護者らの声が高まっており、教育課程の見直しなどで実態やニーズに合った指導体制を構築する。来年度、有識者による審議会を設置して内容を協議し、2011年度の策定を目指す。

障害者焼酎造り挑戦 福岡

読売新聞 
広川町藤田の知的障害者通所授産施設「サングリーン」(川崎潔施設長)の利用者9人が23日、宇美町の小林酒造本店で、「櫂(かい)入れ」と呼ばれる焼酎造りの作業に取り組んだ。

第3回発達障害児支援教材・教具研究会

ValuePress! 
発達障害児支援 アカンパニスト(所在地:東京都羽村市 理事長:柳下記子)・就労支援推進ネットワーク(所在地:東京都羽村市 理事長:小林浩一)は、「発達障害児支援ための教材・教具づくり」を研究する「第3回発達障害児支援教材・教具研究会」を2010年2月28日に神奈川県川崎市で開催する。

閉所の保育所を福祉施設に 広島

中国新聞 
広島県世羅町が、3月末で閉所した同町青近の東保育所を、自閉症など発達障害のある子どもを療育する児童デイサービス事業所にリニューアルする準備を進めている。来春開所予定で、施設を運営する事業者を24日から募集する。

2009年11月24日火曜日

知的障害者ら京の街をリレー 「スペシャルオリンピックス」PR 京都

京都新聞 
知的障害のある人が多様なスポーツに挑む取り組み「スペシャルオリンピックス」(SO)を広めようと、選手ら約300人が23日、トーチを手に京都市内の鴨川河川敷などを歩いた。

《ほほえみ便》自宅の作業所 交流の場に 秋田

読売新聞 
三種町浜田の加藤倫子(のりこ)さん(58)は1年半前、ダウン症の長男由吾(ゆうご)さん(34)が、静かに社会とかかわりを持てる場所を作ろうと、自宅に作業所「ちいさな種」をオープンした。当初、我が子への思いから始めた作業所は、今では新たな芽を出し、障害者やその家族だけでなく、心を閉ざした人にとっても心安らぐ場所になっている

服役した障害者の社会復帰「支援センター」設置進まず

朝日新聞 
服役した知的障害者や高齢者の社会復帰を支援する「地域生活定着支援センター」の設置が、全国的に進んでいない。国は7月をめどに全都道府県での開設をめざしていたが、財政難に加え、福祉サービスの提供が一部市町村に偏るなどの理由で敬遠され、現時点で設置されたのは5県のみ。未設置の地域との連携が取れず、先行県の負担増も深刻化している。

自閉症の青年との触れ合い描く映画を上映へ 神奈川

カナロコ 
自閉症というハンディのある青年と看護学生との偶然のドライブ、そして旅先でのさまざまな人との触れ合いを描いた映画「ぼくはうみがみたくなりました」が12月12日、横浜市港北区鳥山町の障害者スポーツ文化センター横浜ラポールで上映される。主催は、障害の種類も年齢もさまざまな、主に知的障害のある子どもを持つ親の会24団体でつくる「横浜障害児を守る連絡協議会」。

2009年11月23日月曜日

さをり作品展:授産施設の作品販売 佐賀

毎日新聞 
佐賀市大和町のイオンショッピングタウン大和で21日から、「さをり作品展 cocoro color~心から~」が始まった。買い物客らは興味深そうに手に取ったりしている。23日まで。知的障害者通所授産施設「かささぎの里」(佐賀市金立町)のグループ「さをり工房fitty」のメンバーが作った。ウールやシルクなど、異なる素材や色の糸を使って織っており、色とりどりのマフラーやバッグなどの小物が展示・販売されている。

県内障害者雇用率1・82% 初めて法定上回る 沖縄

琉球新報 
沖縄労働局が20日発表した障害者実雇用率(6月1日現在)の県内平均は1・82%で、前年に比べ0・13ポイント改善した。障害者の法定雇用率(現在1・8%)が企業に義務付けられた1976年以降、初めて法定雇用率を上回った。全国平均は1・63%。法定雇用率を達成した企業の割合は前年比6・4ポイント改善の54・5%で、初めて50%を超えた。全国平均は45・5%。

「ぼくらの作品展見に来て」 上田養護学校、東御で開催へ 長野

信濃毎日新聞 
県上田養護学校(上田市)PTAは、初の児童生徒作品展を27~29日、東御市文化会館サンテラスホールで開く。地域で障害者を支える機運を広げたいとの企画だ。同校には小学、中学、高等、訪問教育の4部に知的障害や身体障害のある188人が在籍。作品展には、ほぼすべての児童、生徒が絵を中心に約200点を出品する。

2009年11月22日日曜日

【パラリンピック】 知的障害選手も参加へ 12年大会から

MSN産経ニュース 
国際パラリンピック委員会(IPC)は21日、公正な障害認定システムが確立されたため、2012年ロンドン大会から知的障害がある選手のパラリンピック参加を認めると発表した。

知的障害者手織りの機織品100点を展示 神奈川

カナロコ 
知的障害者援護施設「くず葉学園通所授産所」(秦野市菩提)の利用者が機織り機を使い織った反物、ストール、テーブルセンターなど100点を展示した「はたおり古今」が21日から秦野市曽屋の「ギャラリー照」で行われている。

自閉症児らの作品集め展示会 神奈川

カナロコ 
「横須賀地区自閉症児・者親の会たんぽぽの会」(浅羽昭子会長)の作品展が、横須賀市本町の市立市民活動サポートセンターで開催されている。自閉症などを抱える人たちが手掛けた絵画や書道、織物など、約30点を展示している。23日まで。

タンゴ演奏会:軽度の知的障害者ら、企画運営やチラシ作りに奮闘中 神奈川

毎日新聞 
公的支援を受けられない発達障害や軽い知的障害の人たちが企画・運営するタンゴ演奏会が25日から、県内各地で開かれる。障害者の就労が極めて厳しい中、「自らの力で収入確保の道を」と、チラシ作りなどに励んでいる。

2009年11月21日土曜日

人物風土記:馬とふれ合い成長できた

タウンニュース 
藤江 裕貴(ひろたか)さん 22歳。生まれつき軽度の知的障害があった。熱中できるものを探そうと、母の洋子さんはピアノなどを習わせたが、長続きしなかった。転機は中学2年の夏。洋子さんが偶然手にした乗馬教室の案内を見て応募。幼い頃から動物が好きだったので、すぐにのめり込んだ。「生き物だから思い通りに行かないこともあるけど、走っている時はとても気持ちいい」と表情が緩む。

県すし商組合:「握りたて、おいしい」 授産施設ですし振る舞う 徳島

毎日新聞 
県内すし店が加盟する「県すし商生活衛生同業組合」の組合員らが19日、徳島市論田町の知的障害者授産施設「あゆみ園」(井川芳宣園長)を訪れ、施設利用者に握りずしの昼食を無償で振る舞った。外食する機会が少ない施設入所者らに新鮮なすしを味わってもらおうと企画した。

障害者と一緒にパン作り教室 触れ合いほかほか 宮城

河北新報 
仙台市泉区で障害者が地域の人たちと一緒にパン作りを学べる教室が開かれ、好評を得ている。泉区山の寺の元ケースワーカー岡本牧子さん(36)が「パン作りを楽しみながら相互理解を深めてほしい」と2006年に始め、自ら講師を務める。障害者が「習い事」として楽しみ、参加者の交流も深まっている。

障害者の絵画、販売通じ支援 出雲のNPO自立後押し 島根

日本経済新聞 
障害者支援に取り組む島根県出雲市の特定非営利活動法人「サポートセンターどりーむ」が、知的障害者が描いた絵画作品のインターネット販売をこのほど始めた。「低賃金の簡易作業が多い障害者雇用の在り方を変えたい」と話す代表の土江和世さん(62)。作品の販売利益で経済的に自立してもらうのが夢だ。

知的障害の社員ら開発 米粉クッキー人気 埼玉

朝日新聞 
川越市諏訪町の「菓子工房WITH」で、知的障害のある社員らが、3大アレルギー源とされる小麦、卵、乳製品を使わず、米粉を使ったクッキーを開発した。今月初めから販売を始めたところ好評で、予想を上回る注文を集めている。..

鍵テーマに障害者アートの空間 京都

京都新聞 
知的障害者とアーティストがコラボレーションした作品展「青谷学園アートジャンクション2009」が19日、京都市中京区の新風館で始まった。会場には段ボールによるアートハウスや絵画、オブジェが並び、来場者は楽しげな空間を満喫していた。

作業通じて日米友好 小松の施設 米兵が訪問、交流 石川

中日新聞 
航空自衛隊小松基地で行われている日米共同訓練(十四~二十日)に参加する第三五戦闘航空団(三沢基地)と海兵第一二飛行大隊(岩国基地)の米兵隊員十一人が十九日、小松市金平町の知的障害者授産施設「うめの木学園」を訪れて交流した。米兵が基地の外で交流活動をするのは小松基地では初めて。

年賀はがき 印刷始める 徳島

読売新聞 
三好市池田町の社会福祉法人博愛会が運営する障害者就業生活支援センター「箸蔵(はしくら)山荘」(竹田公二施設長)で、入所者らが年賀はがきの印刷作業を始めた。12月17日まで注文を受け付ける。

2009年11月20日金曜日

障害者も短時間労働が増加 08年度、正社員は減少

平成20年度障害者雇用実態調査結果の概要について 厚生労働省
※発表資料全文と調査の概要のPDFファイルがダウンロードできます。

知的障害者の部分をちょっと見てみました。
  • 労働時間:週20~30時間:13.2%、週30時間以上:79.1%
  • 正社員の割合:37.3%
  • 平均賃金:11万8千円
  • 平均勤続年数:9年2月
職場における改善が必要な事項や要望として最も多い項目。
今の仕事をずっと続けたい 56.7%
将来に対する不安として最も多い項目。
親がいなくなったら生活を助けてくれる人がいなくなる 38.2%
もう泣けてきます。親から言われ続けているのでこのような回答になるのだと思います。「嫌な事があっても我慢して仕事続けるんだよ」とか「おまえを助けてくれる人は他にはいないんだよ」。でも泣いてばかりもいられないので、PDFファイルからいろいろ見ていこうと思います。

太陽作業所利用者ら「ゲームの日」満喫 和歌山

日高新報 
社会福祉法人太陽福祉会の知的障害者授産施設の利用者が18日、市内のオークワロマンシティ3階にあるゲームコーナーに招待され、UFOキャッチャーなどのゲームを思いきり楽しんだ。ゲームセンターなどの事業者が加盟する全国組織、アミューズメント施設営業者協会が定める「ゲームの日」(11月23日)に合わせ、協会の呼びかけで行われている地域福祉への貢献事業。

障害児の最適な進路は? 母親らが体験談 岡山

読売新聞 
岡山県内の特別支援学校などでつくる県特別支援教育振興会は、浅口市健康福祉センターで、障害児の就学について考える「あすにはばたく集い」を開いた。障害児の保護者や特別支援学校の教諭ら約200人が参加した。

市が子育て拠点化を提案 花巻空港旧ターミナルビル 岩手

岩手日報 
花巻市は同市葛の花巻空港旧ターミナルビルの活用策について、市内の各界代表者とワークショップ(WS)形式の協議を続けている。出席者からは健常児と発達障害の子どもの事業を同一施設で行う懸念や、専門家の意見を聞く必要性などが指摘された。現状は検討作業がまだ不十分で、計画の決定には時間がかかりそうだ。

鹿児島市に発達支援センターを 「市民の会」が市議会に署名提出 鹿児島

南日本新聞 
「鹿児島市に公立の子育て・発達支援センターをつくる市民の会」は19日、センター設置を求める陳情書と、市民から集めた署名9700人分を市と市議会に提出した。市民の会は診断、療育、訓練の機能を備え、乳幼児から学童、青年期まで一貫した支援ができる拠点施設の実現を目指し、8月から署名活動を続けている。

自宅に発達障害児 無料相談所を開設 福岡

西日本新聞 
太宰府市国分の元大学教授小関康之さん(74)と妻の元保育士節子さん(66)が19日、自閉症や注意欠陥多動性障害(ADHD)など発達障害の子どもとその親を中心に支援する「発達相談クリニック」を自宅に開く。九州各地で発達障害児の発達援助を続けてきた夫婦が「地元に貢献したい」と相談にはすべて無料で応じる。

「通級」復活を訴え 広島

中国新聞 
尾道市因島土生町の土生小で、保護者が通級の復活を求める運動を続けている。広島県教委が「総合的に判断して」今春廃止したが、保護者は「廃止で子どもにストレスが増し、乱暴な態度が目立つようになった」などと指摘。市や市教委へ2300人分の署名を添えて因島地域への復活を要望している。

「はったつ手帳」で子どもの発達把握 香川

朝日新聞 
言葉の覚えが遅い、落ち着きがない――。子どもの発達が心配になった時に役立ててもらおうと、高松市の支援機関が中心となり「はったつ手帳」を作った。手のひらサイズで44ページ。診察の結果や支援機関で受けた支援の内容、福祉サービス、学校での様子などをそれぞれ記す。複数の医療機関や支援機関を訪れた場合でも手帳を示せば状況を伝えることができるようになっている。

有機野菜の弁当好評 愛知

読売新聞 
職業訓練センター「WACワークステーション」(豊橋市南瓦町)で学ぶ精神障害者ら運営の喫茶店「WAC農園カフェ」が好評だ。有機野菜を使った弁当などで話題を集め、口コミを通じて利用者が増えている。障害者ら関係者も人気に手応えを感じている。

2009年11月19日木曜日

両陛下、高等支援学校ご視察

MSN産経ニュース 
大阪府を訪問中の天皇、皇后両陛下は18日午前、大阪府立たまがわ高等支援学校(同府東大阪市)を訪れ、知的障害のある生徒たちが介護実習などに励む現場を視察された。同校は、知的障害のある生徒への職業教育を柱にした学校として平成18年4月に開校。福祉・園芸科、ものづくり科、流通サービス科の3学科がある。就労を通じた社会的自立を目標に掲げており、授業時間の半分近くを職業に関する科目にあてている。

障害の有無を越えたアート展

朝日新聞 
福山市水呑町の知的障害者施設「福山六方学園」などでつくる実行委が、岩手県から福岡県まで全国14の障害者施設などで活躍するアーティストらの作品を招待。障害者たちによる芸術活動「アウトサイダー・アート」の最新の展開と、その多様性を堪能できる。23日まで。

干支寅の置物販売 延岡・はまゆう園利用者が400個 宮崎

宮崎日日新聞 
延岡市北方町の知的障害者更生施設はまゆう園(高橋民弘理事長)は、入所者らが手作りした2010年の干支(えと)である寅(とら)の置物を販売している。施設利用者の生活訓練と生きがいづくりのため、毎年製作。

障害者技能大会:奥野さん、森本さんが全国入賞 宮崎

毎日新聞 
茨城県で開かれた第31回全国障害者技能競技大会(10月30日~今月1日)で、県内から奥野真人さん(46)と森本多美子さん(42)=いずれも宮崎市=の2人が入賞した。

花屋・スーパー働く楽しさ実感 一之江駅前商店会 障害者たち、職場実習 東京

東京新聞 
江戸川区の商店街「一之江駅前商店会」で十七日から、地元の作業所などで働く知的障害者九人が三日間の職場実習を始めた。企業が個別に障害者を受け入れる例はあるが、商店街が窓口となるのは珍しい。実習の様子は、来年二月に予定している障害者雇用に関するシンポジウムで発表される。

知的障害の34歳就労体験 県立大三原キャンパス学生食堂 広島

読売新聞 
三原市学園町、県立広島大三原キャンパスの学生食堂で17日、知的障害を持つ山根一郎さん(34)(三原市本郷町)が、皿洗いや掃除などに取り組んだ。知的障害者の自立支援に向けた就労体験で、同大人間福祉学科の三原博光教授(54)と市などが初めて企画した。19日まで続く。

自閉症児の架け橋に 学生ら交流 鹿児島

朝日新聞 
鹿児島大教育学部の学生らが月に1度、自閉症の子どもたちと「つぼみ学級」の場で交流を深めている。参加する学生の多くが教師の卵。つぼみ学級での経験を将来に生かそうと、熱心に活動に取り組む。県内では発達障害者の専門家が慢性的に不足しており、関係者は「少しでも携わってくれることが啓発になる」と喜んでいる。

発達障害児の支援チーム 来年度から学校訪問 長野

信濃毎日新聞 
松本市は来年度、医療、保育、教育の専門家が発達障害児の支援に当たるチームをつくり、市内の保育園と幼稚園、小中学校を定期的に訪問する事業を始める。市は当初、発達障害児とその保護者を総合的に支援する「療育センター」の開設を検討していたが、県の支援などが得られず早期整備が困難なため、訪問型の支援体制を組んでニーズに応える。

2009年11月18日水曜日

「障害児者文化事業ふれあい作品展」が開幕 神奈川

カナロコ 
「横須賀三浦地区障害児者文化事業ふれあい作品展」が17日、横須賀市本町のショッパーズプラザ横須賀で始まった。地域作業所などで作られた手工芸品やお菓子などが並び、買い物客らの関心を集めている。20日まで。障害に対する理解を深めてもらおうと、県手をつなぐ育成会などが主催。今回で34回目を迎えた。

「陽と風と…」展開幕 福山

中国新聞 
福山市などの障害者らの芸術作品を紹介する「陽と風と…とっておきのアーティストたち」が17日、福山市西町のふくやま美術館で始まった。23日まで。無料

なんごう海幸会:絵馬付き周回バス切符購入で特産品プレゼント 宮崎

毎日新聞 
日南市南郷町の観光業者でつくる「なんごう海幸会」(会長=横山正・道の駅なんごう駅長)は、1日3便運行の周回バスの乗車券として絵馬(500円)を売り出した。絵馬は、日南市の知的障害者更生施設「つよし寮」の入所者らが飫肥杉で作った。

シクラメンまつり:丹精込めた花販売 黒潮町の「大方生華園」 高知

毎日新聞 
黒潮町田野浦の知的障害者授産施設「大方生華園」で、園内で栽培した花を販売する「シクラメンまつり」が開かれ、愛好家などでにぎわっている。23日まで。

2009年11月17日火曜日

筆致に迷いなし 知的障害の男性が絵画展 兵庫

神戸新聞 
知的障害がある芦屋市の専門学校生が21日から、絵画による初の個展「ボクのコトバは絵の中」を西宮市内で開く。迷いのない力強い筆致と明るい色彩が持ち味で、指導にあたる画家の中島千恵さん(西宮市)は「障害も一つの個性。不自由があっても熱心に追求すればすばらしい作品ができる」と話している。

2009年11月16日月曜日

年々増える相談 大分市児童家庭センター 大分 

大分合同新聞 
子どもの育児や教育に関する悩みなどの相談を受けている大分市児童家庭相談センターは2006年4月の開設から08年度までの相談受理件数をまとめた。開設以来、相談件数が毎年増えており、センターは「近くに相談相手がいない保護者が増えているのでは」としている。

時代の風:権力関係と「暴力」=精神科医・斎藤環

毎日新聞 
自らを警戒する謙虚さを。人を教え導くことは、時として人に命じ、従わせることでもある。そのような立場に立つものにとって欠かせない資質は「謙虚さ」だ。必要とあらば自らの行為を衆目にさらし、時には第三者の批判を受け入れつつ、自らの「暴力性」を警戒し続けるような「謙虚さ」。私たちがその資質の重要さを認めない限り、同じ悲劇がまた繰り返されることになるだろう。

第10回発達障害就労支援研究会

ValuePress! 
就労支援推進ネットワーク(所在地:東京都羽村市 理事長:小林浩一)・発達障害児支援 アカンパニスト(所在地:東京都羽村市 理事長:柳下記子)は、発達障害者の就労支援を研究する「第10回発達障害就労支援研究会」を、2010年1月9日に東京都墨田区で開催する。

2009年11月15日日曜日

自閉症の小野崎さん、はたちを記念し個展 秋田

朝日新聞 
表情豊かな動物たちが、色鮮やかに生き生きと描かれている。今にも動き出しそうだ。大仙市大曲須和町の小野崎晶さん(19)の個展「akiponもおとなだよ! はたち記念」が同市大曲中通町の画廊喫茶ブランカで開かれている。晶さんは自閉症。絵で、さまざまな思いを語る。

記者ノート:自閉症への理解

毎日新聞 
自閉症の子(中学生まで)らが入院する三重県立小児心療センターあすなろ学園(津市)で、学園祭の準備を取材した。子どもたちは太鼓の練習をしていた。学園祭は「治療の一環」。大勢の人と「何か」を成し遂げることが自信につながり、引きこもりなどの2次的障害を防げるという。しかし一般的に親には、子が自閉症とは認められない人もいて、こうした機会を逃すケースがあるという。

2009年11月14日土曜日

富田林・少年殺害:高3男子を殺人罪で起訴 地検堺支部

毎日新聞 
大阪府富田林市の石川河川敷で私立高校1年、大久保光貴(こうき)さん(当時15歳)が殺害された事件で、大阪地検堺支部は13日、大阪家裁から検察官送致(逆送)された府立高校3年の少年(18)を殺人罪で大阪地裁堺支部に起訴した。成人と同様に裁判員裁判の対象になる。

障害者創作ダンス:彩の国さいたま芸術劇場で公演 埼玉

毎日新聞  障害者による創作ダンス公演が21、22日に彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市)で開かれる。講師は世界的に活躍するダンサー兼振付師の近藤良平さん。事務局の県障害者福祉推進課は「福祉的な観点からではなく、障害者の芸術性や創造性を見てほしい」と話す。公演は県障害者アートフェスティバル(21日~12月13日)のオープニングを飾る。個性あふれる11人は本番に向け最後の調整中だ。

絵馬づくり 丁寧に 兵庫

読売新聞 
姫路市夢前町前之庄の小規模作業所「ゆめさき舎」に通所する知的障害者らが、来年の干支(えと)の寅(とら)の絵馬づくりを進めており、「時間をかけて丁寧に作った絵馬と一緒に新年を迎えてほしい」と呼びかけている。現在、19~35歳の知的障害や自閉症の5人が、ボランティアの協力を受けて、カレンダーの製作や学用品などの袋詰め作業をしている。

講演会:「特別支援教育」理解を 福岡

毎日新聞 
学習や生活面で困難を抱える子どもたちが学ぶ「特別支援教育」に関する講演会が14、15日に県内で開かれる。14日は九州産業大(福岡市東区)、15日は福岡教育大(宗像市)で、いずれも無料。

父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年

大和郡山・父殺害:長男に懲役5~10年 奈良地裁判決 毎日新聞
奈良県大和郡山市で昨年6月、男性会社員(当時51歳)が殺害された事件で、殺人罪に問われた長男(19)に対し、奈良地裁(石川恭司裁判長)は13日、求刑通り懲役5年以上10年以下の不定期刑を言い渡した。石川裁判長は「特定不能の広汎性発達障害の影響はあるが、動機は身勝手極まりない。計画性は高く、残虐だ」と述べた。

大和郡山の父殺害:処罰か更生か 地裁きょう判決 /奈良 毎日新聞
弁護側の請求で精神鑑定した結果、長男は特定不能の広汎性発達障害と妄想性障害と診断された。今年9月、鑑定人は公判で「(父親を殺害する)シミュレーションに没頭することで、葛藤(かっとう)から逃れられると考えるようになった」などと説明した。

 ・19歳長男に懲役5~10年=就寝中の父殺害ー奈良地裁 時事通信
 ・和郡山の父親殺害事件、長男に不定期刑判決…奈良地裁 読売新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 大分合同新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 山形新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 長崎新聞
 ・奈良・大和郡山の父親殺害、長男に不定期刑 MSN産経ニュース
 ・父殺害の長男に不定期刑ー懲役5~10年、奈良地裁 富山新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 山陰中央新報
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 北國新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 岩手日報
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 静岡新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 山陽新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑/懲役5~10年、奈良地裁 四国新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 東奥日報
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 下野新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 福井新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 神戸新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 中日新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 東京新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 西日本新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 山梨日日新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 中国新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑  山陽新聞
 ・父殺害の長男に不定期刑 デイリースポーツ
 ・殺害の長男に不定期刑 秋田魁新報
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 河北新報
 ・父殺害の長男に不定期刑 懲役5~10年、奈良地裁 47NEWS
 ・父親殺害の長男に不定期刑…奈良地裁 読売新聞

2009年11月13日金曜日

東京駅の女性突き落とし、被告が控訴

読売新聞 
JR東京駅の女性突き落とし事件で、殺人未遂罪などに問われ、東京地裁の裁判員裁判で懲役9年の判決を受けた無職太田周作被告(25)の弁護人は12日、判決を不服として東京高裁に控訴した。

こどもの心診療センターオープン 福医大 福島

福島放送 
福島市の福島医大付属病院は11日、身体・精神の両面から子どもの心の問題の治療や解決に当たる「こどもの心診療センター」を院内に開設した。同様のセンター設置は信州大付属病院に続き全国2例目。

忍野聖ヨハネケアービレッジ:園長が少年殴打 解任、出勤停止 山梨

毎日新聞 
忍野村内野の共同生活介護・援助施設「忍野聖ヨハネケアービレッジ」(渡辺元子理事長)で、同施設を運営する障害者支援施設「富士聖ヨハネ学園」の男性園長(62)が、入所者の少年(19)の顔を2回平手で殴り、園長職の解任と10日間の出勤停止の処分を受けた。県障害福祉課が11日、発表した。

ネコのあくび:天地人

毎日新聞 
直江津(新潟県上越市)まで行く新幹線も特急「はくたか」も満席だった。大河ドラマの影響なのだろう。上杉謙信のふるさとに観光客がたくさん訪れている。春日山城のふもとにある高田盲学校は日本で3番目に古い盲学校である。生徒が少なくなって廃校になり、今春から校舎をそのまま利用して上越市福祉交流プラザに生まれ変わった。

2009年11月12日木曜日

2度目の町田市内上映決定 東京

タウンニュース 
7月のプレミアム試写会以来、町田市内で見ることが出来なかった映画「ぼくはうみがみたくなりました(通称=ぼくうみ)」の上映会が12月1日(火)、町田市民フォーラムで開催されることがわかった。7月の試写会では定員の約4倍の応募があり、抽選の結果多くの視聴希望者が涙を飲んでいた。今回の上映会は有料となるが、市内で視聴できる貴重な機会になりそうだ。

手作りハム 自前の店で販売 水土舎 群馬

朝日新聞 
ハム・ソーセージづくりに取り組んできた社会福祉法人「上州水土舎」(富岡市後賀)が、来年4月に前橋市天川大島町に精肉店を出店する準備を進めている。発達障害などがある人たちが経済的に自立できるよう働く場を広げることが狙いだ。

2009年11月11日水曜日

第2回発達障害者支援ライフサポート研究会

ValuePress! 
就労支援推進ネットワーク(所在地:東京都羽村市 理事長:小林浩一)・発達障害児支援 アカンパニスト(所在地:東京都羽村市 理事長:柳下記子)は、発達障害者の就労支援を研究する「第2回発達障害者支援ライフサポート研究会」を、2010年1月17日に東京都新宿区で開催する。

2009年11月10日火曜日

ホーム女性突き落としに懲役9年

判決は責任能力について「思い込みが激しい傾向はあるが、『母親に強く止められていればこのようなことはしなかった』とも述べており、後戻りができないほど異常なものではない」と指摘。犯行手段にも強いこだわりが感じられないなどとして、責任能力が一般人と比べて低かったとは考えられないとした。

判決は被告の知能は正常範囲内で、何をしているか理解して行動していたと認定。「犯行時の責任能力が一般人より低かったとは考えられない」とした。
診断はアスペルガー症候群。当時の状況から人格が引き裂かれそうになるくらいパニックになっていたとは考えられなかったのか。

会見には裁判員経験者ら5人が出席。精神鑑定の専門用語について、「難しかった。分かる範囲ではなかった」(60代男性会社員)、「分かりづらかった」(20代男性会社員)とする感想が出た。一方、証人出廷した精神鑑定医の説明は、「分かりやすく、自分なりに理解できた」(20代会社員女性)と評価する意見が多かった。
ほんとうに説明が理解できたとしたら、責任能力が低かったと考えたかもしれない。またそのように主張した可能性もある?(判決は多数決)

会見した裁判員によると、裁判長は「専門家でないのは裁判官も同じ。気負う必要はない」とアドバイスしたという。20代の女性会社員は「医師の説明は分かりやすく、自分なりに理解できた」と話した。一方で、60代の男性会社員(補充裁判員)は「初めて耳にする病名が出てきて難しく、分かる範囲ではなかった」と述べた。
専門家じゃないって言われても...。これが限界か。

弁護側は「非常に厳しい判決。被告と話し合った上で控訴するか決めたい」とコメントしました。
発達障害はまったく加味されませんでした。確かに厳しいです。

障害学生の受け入れ、大学でも体制整備が急務

Benesse 教育情報サイト 
本欄では以前、高校で発達障害を持つ生徒への対応が不十分であることを紹介しました。では、高校卒業者の2人に1人が大学に進学する時代の、高等教育機関における障害者への対応は、どうなっているのでしょうか。独立行政法人・日本学生支援機構の「障害のある学生の修学支援に関する実態調査」の結果、大学など高等教育機関の学生のうち、発達障害を含む障害のある学生の割合は、0.2%であることがわかりました。

発達障害の就労支援 ビジネスマナー伝授へ親奮闘

読売新聞 
発達障害の子供の就労を支えようと、母親たちが自らビジネスマナーの習得に奮闘している。人とかかわることが苦手なために職場でつまずくケースが多いことから、まず母親が接客などの基礎を学び、家庭で子供に教えていこうという試みだ。

2009年11月9日月曜日

個展:自閉症の小野崎さん、はたちを記念し 秋田

 毎日新聞
内なる言葉の生きる喜びを多彩な画法で表現する自閉症の小野崎晶(あき)さん(19)の個展「akiponもおとなだよ!~はたち記念」が11日から、大仙市大曲中通町3の画廊喫茶「ブランカ」で始まる。20歳のメモリアルとなる24日までで入場無料。

自閉症:翻訳家が自身の体験語る 盛岡で教育関係者らに講演 岩手

 毎日新聞
自閉症の障害がある翻訳家、ニキ・リンコさんらによる講演会が7日、盛岡市内で開かれ、教育関係者ら約240人が参加した。ニキさんは、自身の学生時代や就業の経験を交え「(社会性は)友人でない人と用を足せるぐらいでいい」と、過度に社会性を求めなくてもやっていけると呼び掛けた。

優れた教育活動を表彰「博報賞」

Tokyo MX 
これからの時代を担う小中学生に対し優れた教育活動を続ける学校や団体などに贈られる第40回博報賞の授賞式が行われました。都内からは、通常学級にいる発達障害を持つ中学生に対する教育の取り組みに着手した月森久江さんが博報賞と合わせて文部科学大臣奨励賞も受賞しました。

教育・福祉の課題探る 大津でシンポ 滋賀

京都新聞 
日本発達障害ネットワーク(JDDネット)の滋賀県内の組織「JDDネット滋賀」は7日、シンポジウム「発達障がい児・者支援-教育と福祉について考える」を大津市内で開催した。国の施策報告とパネル討論があった。

2009年11月8日日曜日

発達障害:あす松山でセミナー 親ら経験語る 愛媛

毎日新聞 
発達障害などの子どもをもつ親がこれまでの経験などを語るセミナー「『ありのままに生きる』とは」が8日、松山市上野町の県生涯学習センターで開かれる。発達障害などの子どもの親らでつくるNPO法人「ぷちすてっぷ」(砥部町)の主催。午前10時からパネルディスカッション、午後2時から三つの分科会が予定されている。

マンガを語ろう:著者・高阪正枝さん 滋賀

毎日新聞 
長女が2歳になったころ、このマンガの主人公である長男、薫が生まれました。お姉ちゃんの時と同じように田んぼや山で虫や花を見つけて遊ぼうとしても興味を示さない。カエルを唇に当て、ひやりとした触感を何度も楽しんでいる様子を見て、「どこか違う」と思い、自閉症を意識しました。

鶴ケ島市社会福祉協:発達障害児を支援 高校生らが遊び相手に 埼玉

毎日新聞 
鶴ケ島市社会福祉協議会は、対人関係に困難をきたすことが多い発達障害児を対象に、高校生や大学生が「ヤングボランティア」となって会話や遊び相手を務める在宅個別支援サービス事業に取り組んでいる。遊びを通じて児童生徒のコミュニケーション能力の向上を目指したい考えだ。

一足早く七五三祝う 支援施設の子供 武田神社が招待 山梨

山梨日日新聞 
甲府・武田神社(土橋勝夫宮司)は6日、市内の発達支援施設に通う子どもを招待し、一足早い七五三を祝った。同神社によると招待は、障害児の保護者の「七五三当日や土、日曜は混雑していて、子どもを連れて参拝しづらい」という声に応え、25年以上前から続けている。

2009年11月7日土曜日

東京駅女性突き落とし、懲役12年求刑

被害者の代理人弁護士は懲役20年が相当と陳述、検察側は懲役12年を求刑、弁護側は懲役4年以下が相当と主張。裁判員が発達障害と犯行とをどう評価するかが注目されます。判決は週明けの9日です。

【被害者の女性について】
軽傷とはいえ被害者の感情には厳しいものがあります。これは無視できません。
東京駅の中央線ホームで、東京都小平市の60代の女性を後ろから突き飛ばして線路に転落させ、入ってきた電車に接触させて頭に軽傷を負わせたとされる。

「私のような被害者が二度と出ないようにするためにも、一生刑務所に入れて下さい」と訴えた。女性の代理人弁護士も「一生刑務所に入れるのが無理なら懲役20年を」と述べた。

「事件後、精神のバランスを崩し、今も治療が続いている。被告には一生刑務所に入っていてほしい」などと被害感情を述べた。

被害者が「今も頭や首が痛い。体や精神状態を事件前に戻してほしい」と意見陳述し、代理人の弁護士は「懲役20年を求める」と話した。
【太田周作被告について】
アスペルガー症候群と診断されていますが、記事を読む限り、本人、母親とも気づいていない様子です。これは非常に残念。アスペルガー症候群とは気づかずに両親/関係者が強く叱責をしたために事件が起こることが多いのです。ちゃんと診断を受けて適切な養育を行なえば、発達障害のために重大な事件を起こすことはほとんどありません。
精神鑑定の結果は、広汎性発達障害と診断されました。今の精神状態が苦しい、誰か僕を救ってくださいと訴えた。

検察、弁護側双方から犯行動機を尋ねられ「就職活動で何回も落ちて悔しい思いをした。母親から『要らない人間』と言われた。人を殺して死刑になろうと思った」などと話した。
【弁護側について】
弁護側でも精神鑑定できないのでしょうか。本人の特徴や様子などを代弁する人が必要と思います。
弁護側は最終弁論で「被告の受け答えで、反省していないと感じたとすれば、それこそが自分の気持ちをうまく伝えられない障害の影響。表面だけで判断しないでほしい」と裁判員らに呼び掛け、懲役4年以下が相当と主張した。

博報賞:特別支援部門で桃山養護が受賞 教育の独自性評価 京都

 毎日新聞
優れた教育活動で子供の人間性育成に貢献した個人や団体を表彰する「第40回博報賞」(博報児童教育振興会主催)の特別支援教育部門で、「ももやま地域支援センター」を運営する府立桃山養護学校(伏見区)が選ばれた。支援センターは普通学級に通う発達障害や学習障害のある子供の教育に独自性を発揮。小学生のルール獲得から高校生の就労支援まで幅広く実践的に取り組んでいることが高く評価された。

2009年11月6日金曜日

裁判員裁判:初めて精神鑑定医尋問

MSN産経ニュースだけが「自閉症」と呼んでいて他紙はすべて「発達障害」。一紙だけなのでちょっと不思議な感じがしました。それが今日の記事でよくわかりました。
鑑定医が「被告は自閉症」と述べると、検察側は「障害に当たるのはどの部分ですか。簡単に説明してください」と求めた。弁護側も鑑定書の一部をプロジェクターで拡大して、一つずつ意味を確認した。

検察側の尋問に対し、鑑定医が「現在はアスペルガー症候群」との見解を示すと、裁判員6人は一斉にみけんにしわを寄せ厳しい表情に。女性裁判員は「鑑定書と違うのはなぜか」と質問し、鑑定医は「(鑑定書では)幼児期に診断された症状名を使うのが慣例」と答えた。

捜査段階の精神鑑定で被告を「軽度の広汎性発達障害」と診断した医師

太田被告は捜査段階の鑑定で、広汎性発達障害と診断された。
「自閉症」「アスペルガー症候群」「軽度の広汎性発達障害」「広汎性発達障害」。これじゃ混乱しますし、医師といえども説明するのはむずかしいでしょう。「(鑑定書では)幼児期に診断された症状名を使うのが慣例」って、なんか突っ込まれたのでごまかした感じがします。

そして「軽度の広汎性発達障害は責任能力あり」が落としどころになっているのが釈然としない。6日に結審し、9日判決の予定です。

裁判員裁判:初めて精神鑑定医尋問 ホーム突き落とし事件 毎日新聞
JR東京駅のホームで60代の女性を線路に突き落としたとして、殺人未遂罪などに問われた大阪府富田林市、無職、太田周作被告(25)の東京地裁(井口修裁判長)の公判で5日、捜査段階で精神鑑定した医師の証人尋問があった。

精神鑑定医に初の証人尋問=駅ホーム突き落としー東京地裁 時事通信
JR東京駅(東京都千代田区)のホームから女性を線路に突き落としたとして、殺人未遂罪などに問われた無職太田周作被告(25)の裁判員裁判が5日、東京地裁(井口修裁判長)であり、精神鑑定をした医師の証人尋問が行われた。裁判員裁判での精神鑑定医の尋問は初めて。

「携帯電話の便利な機能を掘り起こす」、ソフトバンクモバイルと東大が障害児向け活用事例公表

ITpro 
東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクモバイルは2009年11月5日、発達障害や知的障害を持つ子供の学習支援に役立つ携帯電話活用事例集を公表した。Webサイトからダウンロードできる。「携帯電話は多機能だが、使われていない機能が多い。それらが障害を持つ子供たちに役立つ」と、東京大学の中邑賢龍教授は携帯電話に着目した理由を説明する。

障害者への理解拡大へ「チャレンジド・リボン」 佐賀

佐賀新聞 
県内の障害者団体と県は障害者に対する理解を広めるため、「チャレンジド・リボン」キャンペーンを展開する。みやき町の授産施設「佐賀春光園」がリボンをかたどったバッジと携帯電話ストラップを販売。多くの県民に身に着けてもらい、障害による差別のない社会づくりを目指す。障害者の地域移行が進む中、障害者への正しい理解を広めようと企画。各障害者団体と県が協議を重ね、運動のシンボルとしてチャレンジド・リボンをデザインした。

リーフレット:発達障害への理解を 全県立高の保護者向け、配布へ 県教委 福岡

毎日新聞 
県教委は県立高校に通う発達障害がある生徒への支援を強化するため、保護者向けのリーフレットを作成し96校すべてで配布することを決めた。保護者に発達障害に関する理解を深めてもらい、学校・家庭ぐるみで障害を把握し、退学や不登校に至る前に支援する狙いがある。

第3回発達障害者支援ライフサポート研究会

ValuePress! 
就労支援推進ネットワーク(所在地:東京都羽村市 理事長:小林浩一)・発達障害児支援 アカンパニスト(所在地:東京都羽村市 理事長:柳下記子)は、発達障害者の就労支援を研究する「第3回発達障害者支援ライフサポート研究会」を、2010年2月7日に東京都渋谷区で開催する。

29日に発達障害シンポ 大阪

産経関西 
注意欠陥多動性障害やアスペルガー障害など発達障害について理解を深めてもらうシンポジウム「発達障がいのあれこれ?今ドキ!」が29日午後1時から、貝塚市畠中の市民福祉センターで開かれる。同市の市民団体「ねっとわーきんぐスペシャルニーずの和」が企画。

2009年11月5日木曜日

裁判員裁判:精神鑑定医の尋問実施へ

裁判員裁判で精神鑑定医の尋問が行われるのは初めてで、鑑定結果を分かりやすく説明できるか、裁判員がどう判断するかが焦点になります。いままでの裁判の場合は、軽度発達障害は責任能力はありとの判断が多い。今回は殺人までは至らず、進入してきた電車に接触させ頭や首にけがを負わせたということですので、感情的に厳しさも少なく、より発達障害と刑についてよい判断が出ることが期待されます。今後、同様の事件の判例になりますので裁判員の判断が注目されると思います。

女性突き落とし:裁判員裁判で初、精神鑑定医を尋問へ 毎日新聞
JR東京駅のホームで面識のない女性を線路に突き落としたとして、殺人未遂罪などに問われた大阪府富田林市の無職、太田周作被告(25)は4日、東京地裁(井口修裁判長)で開かれた裁判員裁判の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。弁護側は「責任能力は争わないが、コミュニケーションが苦手などの発達障害があり、低下した状態だった」と刑を軽くするよう求めた。

音楽の力を借りて 末川 由美さん

タウンニュース 
ピアノ講師の傍ら、65歳以上の高齢者と障害者らがハンドベルなど楽器の音階を1つずつ担当して、音楽を奏でるボランティア団体「音楽のひろば」の代表を務める。現在は、同団体初の演奏会「やさしい心のコンサート」を11月7日に控え、忙しい毎日だ。「参加者全員の優しい気持ちが会場を包み、音楽で一つになれば」と思いを語る。

教育ルネサンス(6)「障害者乗馬」ともに成長

読売新聞 
10月24日、岐阜県北方町の県立岐阜農林高校乗馬場に、岐阜市立岐阜特別支援学校の児童生徒約10人が保護者と一緒にやってきた。同高校馬術部が毎月第4土曜日に開く「わくわく乗馬会」だ。男女部員17人が、知的障害や自閉症などの障害を持つ子どもらを介助し、順番に馬に乗せ、1人あたり10分間、乗馬場を回る。

自閉症への理解深めて 現状を伝える劇映画上映 長野

信濃毎日新聞 
自閉症の兄妹と家族の姿を描いた劇映画「星の国から孫ふたり」(2009年、1時間35分)の上映会が30、31日、松本市双葉の市総合社会福祉センターで開かれた。監督の槙坪(まきつぼ)夛鶴子(たづこ)さん(69)=東京=も会場を訪れ、上映後に自閉症への理解を訴えた。

2009年11月4日水曜日

あいの里出身の俳優・伊藤祐貴さん映画初主演 自閉症の青年熱演 北海道

北海道新聞 
北区あいの里の住民有志が、地元出身の俳優伊藤祐貴さん(22)=東京都=の初の主演映画の自主上映会を22日、あいの里で開催する。自閉症の青年を描いた「ぼくはうみがみたくなりました」(福田是久監督)。伊藤さんは福祉施設を訪ね役づくりに臨んだといい、「自閉症のことを知るためにもぜひ見てほしい」と呼びかけている。

障害者スポーツ、学生が輪広げ 6日から石川

北國新聞 
金沢市のいしかわ総合スポーツセンターで6~11日に開催される高松宮記念杯男子第 52回・女子第45回全日本学生ハンドボール選手権(北國新聞社など後援)で障害者スポーツに対する理解を深めてもらおうと学生たちがさまざまな企画を用意、多くの来場を呼び掛けている。

2009年11月3日火曜日

ハンディを持つ若者、ミュージカルに挑戦 千葉

朝日新聞 
自閉症、ダウン症など様々なハンディを持った若者たちが歌と踊りで演じる「チャレンジド・ミュージカル」が1日と21日、市川市と千葉市で上演される。観客数は過去4作品10公演で累計5500人となり、有料にもかかわらず増え続けている。「一緒に楽しく挑戦する活動をいろんな街へ広めたい」と今後、出張公演にも乗り出す。

発達障害者にも職場を 職業訓練行う帯広高等技専 北海道

十勝毎日新聞 
7月から発達障害者の職業訓練を始めた道立帯広高等技術専門学院(奥英治学院長)では、学生の就職先の確保に力を入れている。しかし、対人関係の構築やコミュニケーション能力に難があるケースが多い上、不況も重なり苦戦。学生7人の来春以降の進路は決まっていない。同学院では「学生が自立できるように何とか就職の場を確保してあげたい」としている。

府の就労支援 成果 大阪

読売新聞 
自閉症や、注意欠陥・多動性障害(ADHD)など「発達障害」を持つ若年無業者(ニート)の就労を支援する府の取り組みが、成果を上げている。専門のカウンセラーによるきめ細かな対応が口コミなどで広がり、6月に25件だった相談件数は、9月には41件に増加。このうち1人が就職し、5人は職場を体験できるようになった。カウンセラーは「社会に一歩を踏み出すきっかけになれば」と期待する。

2009年11月2日月曜日

第9回発達障害就労支援研究会・第19回メディアリテラシー教育研究会

ValuePress! 
就労支援推進ネットワーク・発達障害児支援 アカンパニスト・日本メディアリテラシー教育推進機構・特定非営利活動法人 企業教育研究会は、発達障害者の就労支援を研究する「第9回発達障害就労支援研究会・第19回メディアリテラシー教育研究会」を、2009年12月19日に東京都大田区で開催する。

2009年11月1日日曜日

しみん基金・こうべ:ボランティア13団体に助成 兵庫

毎日新聞 
市民のボランティア活動を支援するNPO法人「しみん基金・こうべ」(黒田裕子理事長)は30日、神戸市中央区の市生涯学習支援センター「コミスタこうべ」で公開審査会を開き、13団体への助成を決めた。今年度、福祉分野の活動が対象となった特定枠は、発達障害の子どもを支援する「ゆうきっこクラブ」(西宮市)など6団体に助成する。

スペシャルオリンピックス日本:福岡夏季地区大会 宗像市で来月3日 福岡

毎日新聞 
知的発達障害のある人たちに競技会の場を提供する第2回スペシャルオリンピックス日本・福岡夏季地区大会(毎日新聞社など後援)が11月3日、宗像市のグローバルアリーナをメーン会場に開かれる。大会名誉会長の谷井博美宗像市長は「競技を見て、理解を深めてほしい」と話している。

母子保健奨励賞:喜びの2人 兵庫

毎日新聞 
母子保健の発展に尽くした人を顕彰する「第31回母子保健奨励賞」(毎日新聞社など後援)に県内から、養父市保健師の小畑美由紀さん(51)と神戸市歯科衛生士の向康子さん(50)が選ばれた。

母子保健奨励賞:福田さんと平石さんが受賞 栃木

毎日新聞 
母子保健の向上に尽くした人たちを表彰する「第31回母子保健奨励賞」(母子保健功労顕彰会主催、毎日新聞社など後援)の受賞者が30日発表され、県内から上都賀総合病院看護部管理師長、福田環さん(52)と宇都宮市子ども発達センター相談グループ係長、平石紀子さん(50)=NHK賞=の2人が選ばれた。

▲ このページの先頭へ戻る