2010年3月31日水曜日

障害者自立支援法訴訟:「二度と苦しめないで」 地裁で和解成立 奈良

毎日新聞 
障害者自立支援法で定める福祉サービス利用料の原則1割負担(応益負担)は違憲だとして、奈良市在住で知的障害のある小山冨士夫さん(53)が国と市に負担廃止などを求めた訴訟は29日、奈良地裁(一谷好文裁判長)で和解が成立した。全国14地裁で71人が提訴し、和解成立は、24日のさいたま地裁に次いで全国2例目で、西日本では初めて。

佐賀けいざい:神埼市、エフピコと進出協定 障害者7人、新規雇用へ 佐賀

毎日新聞 
食品容器製造・販売業「エフピコ」(本社・広島県福山市)と神埼市はこのほど、進出協定に調印した。食品トレーの回収、選別とリサイクル▽弁当容器の組み立てーーを行うグループ会社2社の工場を、神埼市神埼町尾崎に移転させる。工場では07年9月から、知的・身体障害者が支援員から指導を受けながら容器の組み立てや検品などの作業をしている。今年5月の操業後には、障害者7人を新規雇用する計画だ。

消防車体験:自閉症の子ら参加 山口

毎日新聞 
主に自閉症の子どもたちとレクリエーション活動をしている「周南ボランティアサークルぽかぽか」(毎田健太郎会長)が29日、周南市油加町の帝人ファイバー徳山事業所で、工場見学会と消防車の乗車体験会を開いた。ぽかぽかは04年10月に設立。会社員や幼稚園の先生ら5人が、児童らとお花見や山登りなどをしたり、大人と一緒に買い物や調理をすることで、自立を支援している。

北九州市 「世界自閉症啓発デー」街頭啓発イベント開催

データ・マックス 
北九州市では、4月2日の「世界自閉症啓発デー」にちなみ、街頭啓発イベントを行なう。「世界自閉症啓発デー」とは、自閉症のこどもについて家庭や社会全体の理解が進むよう、意識啓発の取り組みを行なうことなどを求めて2007年12月に国連総会で採択された日。以来、毎年4月2日を同啓発デーとしている。

公開フォーラム:発達障害者への豊かな支援目指して 来月4日 兵庫

毎日新聞 
4月2日からの発達障害啓発週間に合わせ、公開フォーラム「発達障害者への豊かな支援を目指して」が4日午前10時半~午後4時半、神戸市中央区脇浜町3の西山記念会館で開かれる。日本発達障害ネットワーク(JDDネット)主催。

2010年3月30日火曜日

皇后さま、日本橋三越本店で「第23回旭出学園工芸展」をご鑑賞

MSN産経ニュース 
皇后さまは29日、東京・日本橋の日本橋三越本店で開かれている「第23回旭出学園工芸展」をご覧になった。旭出学園は昭和25年、知的障害のある子どものための私塾として都内で開園。現在は都内や千葉、静岡県に養護学校や成人のための授産施設などがある。展示では学園の人々が作った陶芸の皿やコップなどが販売され、売上金は学園の運営費に充てられる。皇后さまは作品を熱心に見ながら会場をめぐり、箸置きや小鉢などをお買いあげになった。

株式会社ウェブレッジ、株式会社Kaienとビジネスパートナーシップを締結

ValuePress! 
ウェブコンテンツの品質管理業務を手がける株式会社ウェブレッジ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:佐藤 保、以下「ウェブレッジ」)は、この度、アスペルガーや高機能自閉症者の長所を生かしたソフトウェア検証サービスを手がける株式会社Kaien(本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木 慶太、以下「Kaien」)とビジネスパートナーシップを締結したことを発表します。これにより、Kaienが提供する自閉症者の長所を生かした品質管理業務をサービスラインナップに追加することで、ウェブレッジの品質管理業務サービスを強化いたします。

発達障害の長女殺害、元団体役員に懲役7年

MSN産経ニュース 
家庭内で暴力を振るう広汎性発達障害の長女(20)の首を絞めて殺害したとして、殺人罪に問われた元団体役員、菅野一夫被告(56)の裁判員裁判の判決公判が29日、奈良地裁で開かれた。石川恭司裁判長は「とっさの激情にかられた犯行で、実の父親に命を奪われる結果は重大」として、懲役7年(求刑懲役10年)を言い渡した。

社会とふれあう拠点に 障害者通所施設の開所式 石川

中日新聞 
社会福祉法人「あおぞら福祉会」は二十八日、野々市町稲荷一の新施設「フォルムののシティ」の開所式を開いた。「フォルムののシティ」は身体、知的障害者対象の通所型生活介護施設。鉄骨平屋建て約四百五十平方メートルで、旧ゲーム機メーカーの事務所、倉庫を改修した。利用者の作業スペースと、地域住民とのふれあいを目的にしたカフェがある。当面は職員四人、利用者六人で活動する。

発達障害児の学習会 愛媛

愛媛新聞 
自閉症など発達障害児の特性に合わせた育児方法などを学ぶ学習会が28日、四国中央市妻鳥町の県紙産業研究センターであった。自閉症児「ダダ君」の母として知られ、障害支援会社取締役の奥平綾子さん(46)=兵庫県=が講演。自閉症の特徴や接し方などを説明し、「障害特性を理解した上で上手に付き合える環境づくりが大切」と呼び掛けた。

2010年3月29日月曜日

発達障害へ理解求め、ウォーク 250人が5キロ行進 京都

京都新聞 
4月2日の世界自閉症啓発デーを前に、発達障害への理解を市民に深めてもらおうと「かがやけ!はばたけ!ウォーク」が28日、京都市内で行われ、障害者と家族ら約250人が歩いた。京都府内5団体でつくる府発達障害関連団体連絡会が初めて開いた。中京区の三条河原町から下京区の梅小路公園まで約5キロを行進した。

展示:自由な発想で創作、絵画展示 奈良・たんぽぽの家で /奈良

毎日新聞 
芸術に取り組む障害者の絵画展示「HANAアートフェアvol.2 Spring Up」が、奈良市六条西3の「たんぽぽの家アートセンターHANA」で開かれている。4月11日まで。通所施設「たんぽぽの家」に通う知的、身体障害がある3人の作品などを展示。色えんぴつやアクリル絵の具による大小さまざまな作品で、施設のアートアドバイザーの助言を受けながら、自由な発想で制作した。

乗馬で心身ともに元気に 京都

京都新聞 
乗馬が人の心身に与える好影響について考える催し「ウマ介在活動の可能性を探る」が27日、南丹市日吉町保野田の明治国際医療大で開かれた。乗馬セラピーなど多様な統合医療を研究している同大学の川喜田健司教授が企画し、障害者の乗馬体験に取り組む市民団体メンバーや専門家を招いた。

雲仙のあかつき学園に待望の新船 知的障害者が養殖に活用 長崎

長崎新聞 
雲仙市南串山町の京泊漁港で27日、同町の社会福祉法人八幡会(志賀稔理事長)が運営する知的障害者授産施設「あかつき学園」(南島原市加津佐町)の利用者が魚の養殖に使う新船、第5やはた丸(全長14メートル、5・5トン)の進水式があった。進水式には関係者ら約200人が出席。神事の後、大漁旗を掲げ、同学園の利用者が乗り込む新船が漁港内をパレードし、祝った。

こんにゃく道場、東京に進出へ 名物移動販売に新車登場 山形

河北新報 
軽度の知的障害者でつくり、山形名物の玉こんにゃくの移動販売を行っているNPO法人山形自立支援創造事業舎(みちのく屋台こんにゃく道場、山形市)が、日本財団(東京)からの支援を受け、移動販売車を購入した。これで移動販売車は2台になり、活動範囲が拡大するため、今夏には東京での販売も計画している。こんにゃく道場は2007年、上山高等養護学校(上山市)の寄宿舎で指導員をしていた斎藤淳代表(38)が卒業生の就労の場をつくろうと設立。

知的障害者が働く打楽器販売・作業所を開設、垣内章伸さん /三重

毎日新聞  県立特別支援学校わかば学園(玉城町宮古)の生徒たちが間伐材を利用して作ったペルー発祥のカホンなどの打楽器の販売を、松阪市柚原町のミュージシャン、垣内章伸さん(47)が準備している。「卒業した知的障害者が、やりがいを持って働ける場をつくりたい」と、同市駅部田町に打楽器を販売・作業所「ラモシオン」を開設。4月発売を予定している。

発達障害 正しく理解を

読売新聞 
よく耳にするようになったものの診断・支援体制が整わず、親の戸惑いも多い「発達障害」。日本発達心理学会理事長で京都大教授の子安増生さん、日本臨床発達心理士会幹事長で筑波大教授の長崎勤さん、発達障害のある次男を育てる作家の堀田あけみさんの3人が、障害とうまくつきあうコツなどを語り合った。

2010年3月28日日曜日

研究機関・養護学校の生産物販売 ノルマ意識「不適切」 富山

朝日新聞
報告書によると、高岡養護学校とにいかわ養護学校で、児童・生徒らによる菓子や置物といった実習で作った生産物の販売に関し、慣習的に目標額を設定して保護者や教職員が買いとることで売り上げを確保していたという。これに対し「学校での生産物は作業学習などの教育活動に伴い副次的に生産されたもので、目標額を設定する性格のものではない」との意見を示した。

障害者支援を考える シンポジウムに80人 和歌山

毎日新聞 
「障がいのある人もない人も地域で自分らしく暮らすために」と題したシンポジウム(和歌山弁護士会主催)が和歌山市の市中央コミュニティセンターであり、障害者支援団体関係者や弁護士ら約80人が参加した。「千葉県障害者差別をなくすための研究会」座長で、自閉症の長男と暮らす野沢和弘・毎日新聞論説委員が「この10年政府が何も動かなかったため、自治体が動いた」とし、同県が全国初の障害者差別禁止条例(07年施行)を策定するまでを振り返った。

中国の自閉症児童支援

SankeiBiz 
国内生保大手、明治安田生命保険の「明治安田こころの健康財団」は、中国語で作成された自閉症解説書、『自閉症のすべてがわかる本』を、中国の教育機関に配布するなど、自閉症の知識普及の事業を強化する。国際協力機構(JICA)の事業に協力するもので、生活水準が向上する一方で、自閉症への理解が置き去りになっている中国の現状を改善するのが目的だ。

スペシャルオリンピックス ボランティア募集 /大阪

毎日新聞 
★<大阪市>「2010年第5回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・大阪」ボランティア
11月5日(金)~7日(日)、府内で開催する知的発達障害のある人たちの競技会(全国大会)の支援。4月10日(土)15時~17時半、アムウェイプラザ大阪で説明会。同3日(土)までにファクスかメールで申し込み。同大会実行委員会(ファクス06・6444・3552、メールsong2010@son.or.jp)。

軽度発達障害児ら親子で交流 岡山

山陽新聞 
注意欠陥多動性障害(ADHD)など軽度発達障害のある子どもの保護者らの会「ほっとほっと」は26日、岡山市東区西大寺松崎の旭東公民館で、親子交流会を開いた。同会は2008年4月に発足。交流会は、学校が長期間休みとなる春、夏、冬に、親子で楽しんでもらおうと行っている。

2010年3月27日土曜日

ワークセンター音別のパン工房で焼き上がったキクイモ入りのバターロールとミニ食パン

北海道新聞
知的障害者が通所してシイタケ栽培やパンづくりに励んでいる釧路市音別町の「ワークセンター音別」が、健康食品として注目されている地元音別産のキクイモを材料にしたパンの製造を始めた。販売するのは月に1回開く「パン祭り」限定で、次回は27日。同センターは「地元の食材を使ったパンをぜひ味わって」と話している。キクイモは北米原産のキク科の多年草。多糖類「イヌリン」を多く含み、血糖値の上昇を抑える効果があるという。音別でキクイモを栽培している伊藤農園が同センターにパンづくりを持ちかけ、今年1月から製造、販売してきた。

憂楽帳:和の後継者たち

毎日新聞 
指でくびれを付けたまんじゅうは、枝豆のさやの形をしていた。仙台市にある知的障害者の通所授産施設「まどか荒浜」が運営する喫茶店。枝豆をつぶしたあんこは甘過ぎず、口いっぱいに豆の風味が広がった。調理場をのぞくと10人ほどの通所者が懸命にあんを丸め、まんじゅうの生地を型に流し込んでいた。指導するのは和菓子店を経営する崎野光明さん(71)。「材料にもこだわっている」と話す。和菓子を包むなら和紙が似合うと、通所者たちは和紙すきの技を和紙職人から学んだ。

若い感性のびやかに…高校生の絵画グループが展覧会/秦野

カナロコ
秦野市内の高校生を中心とした絵画グループ「Crazy Pumpkin」の展覧会が28日まで、秦野市南矢名の東海大学サテライトオフィス地域交流センターで開かれている。会場には「時~いま」をテーマにした油絵、水彩画、ちぎり絵など27点が展示されている。大きいものでは50号の大作もあり、いずれも感じた色を自由に使い、楽しく描いた作品ばかり。車いすや自閉症のメンバーの作品も展示されている。訪れた人は「見て栄養をもらった」「力強く感じる」などと感想をもらしていた。

国府養護学校高等部鈴江さん 卒業陶芸展で6年の集大成

徳島新聞 
自閉症を抱える国府養護学校高等部3年の鈴江亮介さん(18)=徳島市城南町2=が27日から29日まで、同市大道2のギャラリー「フリーゾーン大道」で卒業記念の陶芸展を開く。陶芸の魅力に引かれて6年。人とのコミュニケーションがうまく取れない中、家族や講師と触れ合いながら、土と真剣に向き合った成果が披露される。作品は、手びねりでこつこつと仕上げた高さ約30センチの花瓶やろくろで作った器、抽象画を描いた皿など約100点。その一つ、お地蔵さんの置物は柔和な表情が印象的な作品だ。「譲ってほしい」という人も多く、これまでに何体も作った。

自閉症で仕事を得られない数が半数以上 豪・シドニー

障害者雇用インフォメーション 
オーストラリアのシドニーで、ジェームズ・ラッセルという青年がいる。彼は、電車時刻表について、特別な知識を持っている。ラッセルは、子供の時に「自閉症」と診断された。しかし、20歳で過去2年の間、トラックでの仕事に影響を受け、あらゆるシドニーの路線と日付について、何が起こったかを話すことができるのだ。それでも、得ることができた唯一の仕事は、封筒をいっぱいにし、箱を運ぶだけのものだった。だが、学校を卒業当時、支えとなった先生と愛する家族のおかげで、将来に対する望みでいっぱいだった。

裁判員裁判:長女絞殺 父親に懲役10年求刑 殺人か傷害致死か、29日判決 /奈良

毎日新聞 
昨年7月、自宅で長女(当時20歳)を絞殺したとして殺人罪に問われた生駒市東旭ケ丘、元団体役員、菅野一夫被告(56)の裁判員裁判の論告求刑公判が25日、奈良地裁(石川恭司裁判長)であり、検察側は「長女のハンディキャップは殺される理由にはならない。被告はその場の激情に駆られて殺害した」として懲役10年を求刑した。弁護側は「被告に殺意はなく、傷害致死に当たる。長女を死なせたことを深く反省している」と述べた。裁判員らは25、26両日の評議で、殺人罪か傷害致死罪かを判断し、29日に判決を言い渡す。

こども発達相談センター:来月から、日立市が開設 /茨城

毎日新聞 
日立市は、発達障害の可能性のある幼児や児童や生徒の早期発見・早期支援を目指し、4月から同市神峰町の教育プラザ1、2階相談室に「こども発達相談センター」を開設する。国の調査では、小中学校の通常の学級に発達障害の子が約6%在籍している可能性があるとしており、対応について学校心理士や保育士など6人が相談に応じる。

発達障害、“先生の卵たち”が支援…専門知識生かし家庭教師

読売新聞 
臨床心理士や教師を目指す大阪府内の大学生らが、発達障害を抱える子や不登校児らに、家庭教師として学習支援する事業を進めている。発達障害の子には学校での特別支援教育が2007年に始まったが、校外ではこうした取り組みはほとんどないのが現状。心理学や教育の専門家の〈卵〉らは「子どもたちの可能性を伸ばす手助けになれば」と願う。発達障害に詳しい鳥居深雪・植草学園大学准教授(発達教育学)の話「支援の選択肢が増えるのは良いこと。学校や保護者とも連携し、社会で生きる力をつけさせる体制づくりが大切」

2010年3月26日金曜日

オノ・ヨーコさん、自閉症啓発大使に 支援団体が任命へ

MSN産経ニュース
自閉症の国際支援団体「オーティズム・スピークス」は24日、来月2日の「世界自閉症啓発デー」に合わせ、故ジョン・レノンさんの妻で芸術家のオノ・ヨーコさん(77)を初代の啓発大使に任命すると発表した。今月31日にニューヨークで任命式を行う予定。自閉症をめぐっては、国連が設けた「啓発デー」をきっかけに米国などで支援活動が活発化。オーティズム・スピークスでは、活動に熱心なオノさんの大使起用で「支援の輪をさらに国際的に広げたい」としている。

鬼太郎キャラ勢ぞろい、「妖怪焼き」発売

読売新聞 
東京都調布市の知的障害者授産施設「はあと・ふる・えりあ」で25日、市在住の漫画家・水木しげるさん(88)の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターをかたどった「妖怪焼き」が発売された。水木さん夫妻をモデルにしたNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が29日にスタートするのに合わせた。

障害児の自立後、どう過ごす

岐阜新聞 
知的障害のある子どもの親として、自身のライフプランを描いてほしい。岐阜県手をつなぐ育成会(事務局・岐阜市都通)が進めるワークショップ「家族支援プロジェクト」は、障害児が大きくなった時、親はどう過ごしているのか計画を立てる取り組み。いずれ「子離れ」しなければならない親自身の生き方を考えるきっかけづくりとして広がりを見せている。高齢者福祉と違い、知的障害者福祉は介護する側(親)の方が寿命が短いため、子もいずれ自立せざるを得ない。知的障害者とその家族の生活を支えることは、地域全体で見つめ直していかなければならない課題だ。

無理心中:障害の長男、介護疲れ 母子が車内でーー東松山の関越SA /埼玉

毎日新聞
24日午前8時半ごろ、東松山市田木の関越道上り線高坂サービスエリア(SA)駐車場で、軽乗用車の中で男女がぐったりしているのを男性清掃員が発見し、道路管理会社が通報した。東松山署員が駆けつけると、駐車場の運転席でさいたま市西区の無職女性(52)、助手席で女性の長男(23)が死亡しており、トランクから練炭を燃やした跡が見つかった。

和解「最後まで迷った」 障害者ら 行政へ不信感根強く 自立支援法訴訟

読売新聞 
福祉サービスを利用した障害者に「応益負担」を課す障害者自立支援法の施行から間もなく4年。県内の障害者らが、国などに自己負担の取り消しなどを求めた訴訟は24日、さいたま地裁で和解が成立し、同法の廃止と、新たな総合的福祉制度を定めることが確認された。しかし、障害者や家族たちには、現状も知らないまま、原則1割の自己負担を求めた行政に根強い不信感がある。原告のある親族は「和解するかどうか最後まで迷った」と語った。

自立支援法訴訟和解:国と原告「共に考え」 毎日新聞
「これからがスタート」 新法制定へ決意新た 自立支援訴訟和解 埼玉新聞

「放課後の居場所」を支援 児童デイサービス広まる

紀伊民報
心身の発達に障害や遅れのある子どもらが放課後や休日を仲間と一緒に過ごせる「児童デイサービス」が、和歌山県田辺西牟婁地方で整い始めている。NPOや社会福祉法人などが事業所を運営しており、利用者の増加に伴って開所時間を延長したり、新しい事業所を建てたりしている。児童デイサービスは、障害者自立支援法の障害福祉サービスの一つ。県の指定を受けた事業所が、18歳未満の障害のある子どもに日常生活の基本的な動作の指導や集団生活への適応訓練などをする。

2010年3月25日木曜日

パリで日本人作家の千作品を展示 アール・ブリュット展開幕

47NEWS 
知的障害などで美術の専門教育を受けていない日本のアーティストたちの作品展「アール・ブリュット・ジャポネ」が24日、パリの市立美術館「アル・サンピエール」で開幕した。日本全国から集められた作家63人の約千作品が一堂に会する海外初の大規模展覧会で、来年1月2日まで開催される。アール・ブリュットはフランスの画家ジャン・デュビュッフェが提唱した。伝統や流行、教育などに左右されず、自身の内側からわき起こる衝動のままに表現した「生のままの芸術」を意味する。

性的暴行:知的障害の少女被害、損害賠償を増額 東京高裁

毎日新聞 
千葉県浦安市立小学校の元教諭(50)=依願退職=から性的暴行を受けたとして、知的障害のある少女(18)と両親が、元教諭と県、市に約2000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁(一宮なほみ裁判長)は24日、県と市に計60万円の支払いを命じた1審・千葉地裁判決を変更、新たに暴行を認め、県と市に計330万円の支払いを命じた。

判決で一宮裁判長は「1審が認めた暴行以外にも数回胸などを触り、下半身を見せたことが認められる」と新たな暴行を認定。少女の証言については、知的障害児の特性を踏まえ「被害をすぐに申告できなくても不自然とは言えない。内容は具体的で臨場感がある」と、信用性を認めた。

「世界自閉症啓発デー2010・シンポジウム」の開催について

文部科学省 
「世界自閉症啓発デー」(4月2日)を記念し「世界自閉症啓発デー2010・シンポジウム」が開催されますのでお知らせします。

<世界自閉症啓発デー・シンポジウム>
日時:平成22年4月2日(金曜日)10時~16時半
場所:国連大学(東京都渋谷区神宮前5-53-70)

 ・世界自閉症啓発デー2010・シンポジウム
 ・世界自閉症啓発デー・日本実行委員会公式サイト

自閉症の集中力 漢検1級合格 金城幸秀さん

沖縄タイムス 
漢字の総合的能力を測る「日本漢字能力検定(漢検)」の最難関1級に、このほど、自閉症で知的障害がある金城幸秀さん(30)=南城市=が合格した。1級は6000字の漢字の読み書き、正しい活用能力が必要。出題文も明治期の文章を用いるなど、合格率15%程度の「狭き門」だ。幼いころから漢字に興味を持っていた金城さんは、3度目の挑戦で1級に見事合格。周囲の祝福を受け、「次は英検合格を頑張りたい」と意気込みを語った。

障害者アート 商店街飾る 島根

朝日新聞 
障害者の雇用を促進するNPO法人「サポートセンターどりーむ」(出雲市東福町)が25日、松江市天神町の商店街で、障害者の描いた絵画や陶器約200点を路上に展示する「チャレンジドアートストリート美術展」を開く。大半の作品は即売する予定。サポートセンターどりーむの土江和世理事長は「純粋な気持ちでつくられた作品を見て、才能を感じてほしい。商店街での美術展なので、町おこしにもつなげたい」と話した。

2010年3月24日水曜日

軽度知的障害生徒のための学校 都立永福学園で初の卒業生 東京

Tokyo MX 
杉並区の都立永福学園は中学を卒業した軽度の知的障害がある子どもたちのために3年前に創設された特別支援学校で、先週初めての卒業生を送り出しました。彼らの社会的自立を目指す教育で、東京は全国に先んじています。その取り組みを取材しました。東京都では3年前に策定した『10年後の東京』で障害者雇用を10倍にするという目標を掲げました。杉並区にある永福学園創立もその一環です。週のうち2、3日を『職業に関する専門教科』とするカリキュラムの中、企業に受け入れられやすい清掃部門、物流部門、食品部門、福祉部門の実践的な授業を受けます。

「ひまわりの郷」4月オープン・県内初の公設ケアホーム 埼玉

東武よみうり 
保護者の高齢化などで在宅が困難な重度の知的障害者が居住し自立支援の場となる、草加市障がい者ケアホーム「ひまわりの郷」(同市柿木町、障害者通所授産施設つばさの森西側隣接)が4月オープンめざし建設中。公設民営で指定管理者の社会福祉法人草加市福祉事業団が運営する。障害者自立支援法にもとずく施設としては、県下117番目だが、公設としては県内初。定員30人も最大規模。

保健・医療の拠点完成 愛知

読売新聞 
豊橋市が同市中野町の旧国立豊橋病院跡地に建設を進めていた東三河初の障害児支援施設「こども発達センター」や保健所・保健センターからなる保健・医療・福祉の拠点施設が完成し、22日、佐原光一市長ら約350人が出席して記念式典が行われた。4月1日から開業する。3施設はいずれも鉄筋2階建てで、合わせて延べ約1万2500平方メートル。「こども発達センター」は心身に障害のある子どもの療育支援を行う。臨床心理士などの専門家が相談に応じるほか、児童精神科と小児科の医師が常勤して診察、年間約3万人の利用を見込んでいる。

2010年3月23日火曜日

知的障害者らがタンゴコンサート企画 27日に小田原で開催

MSN産経ニュース 
軽度障害者らが企画や運営を行うタンゴのランチタイムコンサートが、神奈川県小田原市栄町のレストラン「ようげつ」で27日に開かれる。8人のスタッフは自らの力で社会に適応し、自立していくため、チラシ作りに励んでいる。イベント事業を行っているのは、「アンデルセン文化事業部」(中川清代表)。中川さんがかつて経営していた私塾「アンデルセン高等学院」の卒業生らが、チラシ作成からコンサート当日の受付、会場設営などをこなす。

自閉症セミナー開催 4月2日、岐阜市で

中日新聞 
発達障がい児童・青年の自立支援を行う「にじの会」の自閉症セミナーが4月2日午後6時から、岐阜市薮田南の県民ふれあい会館で開かれる。参加者を募集している。この日は世界自閉症啓発デー。セミナーでは岐阜大教育学部の別府哲教授が「自閉症児者の発達と生活」と題し講演する。参加無料。

スペシャルオリンピックス北海道が総会~11月の大阪ナショナルゲーム目指す

北海民友新聞 
知的発達に障害のある人たちにスポーツを提供するボランティア組織・スペシャルオリンピックス日本・北海道(=SON北海道、渡部章会長)の2010年度定期総会がこのほど紋別市総合福祉センター「はーとぴあ」で開かれた。紋別市をはじめ札幌市や名寄市など全道から50人ほどの会員が集まった。役員改選が行われ渡部会長を再任。渡部会長は「組織が全道に広がる中でさらに前進させるために組織づくりに努めたい」と意欲を語った。

「真の勝利者とは」 SO記念式典で細川佳代子さん講演 佐賀

佐賀新聞 
知的発達障害を持つ人のスポーツ団体「スペシャルオリンピックス(SO)日本・佐賀」(藤川謙二会長)の設立15周年記念フォーラムが20日、佐賀市の佐賀県医師会成人病予防センターであった。SO日本名誉会長の細川佳代子さんが講演し、障害者の社会参加を訴えた。細川さんは細川護煕元首相夫人。1991年、SO世界大会に参加した少女と出会い、自分の目標に向けて努力し”真の勝利者”をめざす姿に心を揺さぶられたのがきっかけ。

障害のある子どもらが登山を楽しむ 大分

大分合同新聞 
県内の特別支援学校の教諭らでつくる民間グループ「ヨカたの」(松尾卓也代表)は21日、障害のある子どもたちと一緒に大分市の霊山に登山した。特別支援学校に通う生徒ら14人のほか、引率役としてグループのメンバーと大分大の学生ボランティアら計23人が参加。

パッチワークで全国優秀賞 今治特別支援学校

愛媛新聞 
新居浜市本郷にある今治特別支援学校新居浜分校(藤岡典夫校長、72人)の高等部1年の9人がパッチワーク作品を共同制作し、このほど「第30回ホームソーイング小・中高校生作品コンクール」の全国優秀賞に輝いた。本年度新設されたばかりの高等部全員の挑戦が実り、関係者は「生徒たちの頑張りが認められた。自立に向けた励みになる」と喜んでいる。

2010年3月22日月曜日

やまと人模様:スペシャルオリンピックス日本・奈良事務局長、胎中廉啓さん /奈良

毎日新聞 
知的発達障害のある人たちにオリンピック種目に準じたさまざまなスポーツのトレーニングの場を提供し、競技大会も開く国際的な組織「スペシャルオリンピックス(SO)」。活動に参加する「アスリート」、その家族の「ファミリー」、そして支援に携わる「ボランティア」が力を合わせ、活動を展開している。国内組織「スペシャルオリンピックス日本」は94年11月に発足。今では地区組織が全国37カ所に広がる。「SOを奈良にもつくろう」という声が福祉ボランティアから上がったのは03年。設立準備委員会の代表になり、活動の拡大に尽力した。

発達障害相談最多1772件 山梨

読売新聞 
発達障害児を支援する県発達障害者支援センター(甲府市北新)に今年度に寄せられた相談件数が今年1月末時点で、すでに前年度の件数を約200件上回る1772件に上り、センターが設立された2006年度以降で最多になったことがわかった。県は新年度から発達障害児を診療する精神科医を増員するなど支援態勢を充実させる方針だ。同センターは06年4月に、高機能自閉症、アスペルガー症候群、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(AD/HD)などの発達障害がある発達障害児を支援するため設立された。社会福祉士、臨床心理士らが家族などの相談に電話と来所で応じ、発達障害児が通う学校や幼稚園などに対する指導も行っている。

アスペルガー症候群の被告どう審理

朝日新聞 
広汎性発達障害の一つ、アスペルガー症候群と診断された被告(44)の裁判員裁判。保護責任者遺棄致死などの罪に対し、徳島地裁は懲役3年6カ月を言い渡したが、審理の過程で障害について理解に苦しむ裁判員もいた。同症候群に詳しい六甲カウンセリング研究所(兵庫県西宮市)の井上敏明所長(75)に、判決についてどのように受け止めたかを聞いた。

2010年3月21日日曜日

障害児支援へあーと甲子園 NPO法人が28日開催

日本経済新聞 
特別支援学校に通う障害のある児童や生徒の芸術活動をもり立てようと、有識者や弁護士らでつくるNPO法人「PandAーJ」が、28日に東京都内で絵画などの作品を集めた「第1回あーと甲子園」を開く。全国の特別支援学校に呼び掛けて22校から集まった約120点を展示。知的障害のある女性の子育てを描いた漫画の作者、愛本みずほさんや大学教授ら審査員が事前に選んだ受賞作品を発表するほか、シンポジウムも開く。

別府市亀川の伝説モチーフに お守り作製

大分合同新聞 
知的障害がある陶芸家、中野マーク周作さん(19)=国東市国見町伊美=が、別府市亀川地区に伝わる「白亀様」をモチーフにした手作りのお守りを作製。カプセル入り玩具の自動販売機「ガチャポン」に入れ、亀川東町の文具店「堀文」内で販売を始めた。イラストレーターの父、伸哉さん(51)は「“出張店舗”で作家としての可能性を広げ、自立を後押しするとともに、地域活性化につなげたい」と話している。

乗馬体験:馬と触れあい心身の癒やしを 障害者が体験ーー県庁 /熊本

毎日新聞 
馬との触れ合いを通じて心身の癒やし効果を得ようと障害者乗馬を広める活動をしているNPO法人「青い風牧場 馬とふれあう会」(中田順寿会長)(横浜市)が、県庁で乗馬体験会を開いた。同会はアニマルセラピーとして障害者乗馬の普及活動を全国で実施している。

「空気が読めない」アスペの人々の適性を見極めよう

障害者雇用インフォメーション 
雇用面から見ると、そこに立ちふさがる壁は大きい。1944年にハンス・アスペルガー医師によって発見されたこの障害は、いわゆる「空気が読めない」というコミュニケーション上の弊害がある。就職に役立つスキルの習得に困難があったり、大学などで学ぶことに困難がある場合もある。社会的な成功に不可欠な、人脈という基礎を築くことが難しいのである。これらの点から、アスペがある人の雇用は無理だ、と思われてきた。だが本当にそうなのだろうか。

明石に発達障害児療育施設 兵庫

読売新聞 
県は2012年度、発達障害児を対象にした療育施設「発達障害児支援センター」を明石市に新設することを決めた。発達障害の診察希望者は増える一方、専門の小児精神科医がいる病院は県内に約20か所しかなく、3~4か月待ちの場合もあるという。センターは県内全域の18歳以下を対象に常勤医が診断し、障害の早期発見に努める。同様の施設は全国的に珍しく、県は4月に有識者でつくる検討委員会を発足させ、センターの在り方を考える。

2010年3月20日土曜日

「差別ない社会に」=鳩山首相

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 
鳩山由紀夫首相は19日、内閣府で開かれた政府の「障がい者制度改革推進会議」(議長・小川栄一日本障害フォーラム代表)に出席、「(差別を禁じた)障害者権利条約を堂々と批准していくために、国内法の整備も大事だ。クリアすべきところは早くクリアし、国民が差別のない日本になったと実感できる社会をつくり上げていく」と述べ、障害者支援策の見直しに意欲を示した。

英検2級合格 宮崎北中特別支援クラス・迫田君

宮崎日日新聞 
軽い知的障害がある宮崎北中3年の迫田征輝君(15)が、高校卒業程度の語彙(ごい)力が求められる英検2級に合格した。特別支援クラスの担任教諭と二人三脚の末につかんだ結果。迫田君は「自分の力を信じて頑張った」と喜んでいる。

ダウン症:頑張り抜いた 徳武海さん、卒業おめでとうーー三本松高定時制 /香川

毎日新聞 
さぬき市大川町富田西の徳武海(かい)さん(20)が今月5日、県立三本松高の定時制を卒業した。ダウン症の徳武さんは、小中学校は普通学級に通い、高校も養護学校ではなく普通高校を希望、1年浪人した末につかんだ高校生活は4年間無遅刻無欠席で通した。母みどりさん(49)は「みんなと同じ環境にいることが励みになり、周りの子たちが育ててくれた」と、成長した娘の姿に目を細めた。

滋賀から世界へ/海を渡る障害者アート・中

朝日新聞 
全国的にも手厚い福祉施策で知られる滋賀の中でも、湖南市の県立近江学園は入所型の児童福祉施設の代名詞的な存在だ。戦後間もない1946年から知的障害者らをサポートし続けている。ここの窯業科を卒園した石野光輝さん(21)=大津市=は、大津市内の企業食堂で炊飯や皿洗いなどの仕事をこなす一方、仕事の合間を縫って学園を訪れ、創作活動に励む。

札幌・三丁目食堂問題 「不起訴相当」検察審が議決

北海道新聞 
札幌市白石区の「三丁目食堂」(閉店)で働いていた知的障害者4人が過酷な労働を強いられ、障害年金を詐取されたとされる問題で、札幌検察審査会は、監禁や詐欺などの容疑で告発された元経営者の女性(81)を不起訴とした札幌地検の処分について「不起訴相当」と議決した。議決は17日付。審査会は、女性の説明や関係者の証言などから「監禁罪は嫌疑がない。詐欺罪などは証拠がなく嫌疑不十分」と結論づけた。

2010年3月19日金曜日

滋賀から世界へ/海を渡る障害者アート・上

朝日新聞 
フランスのパリ市立アル・サン・ピエール美術館で、日本人作家63人の912点を集めた障害者アートの企画展「アール・ブリュット・ジャポネ展」が24日から始まる。これほど多くの日本人作家が海外で紹介されるのは初めて。出展する県内の作家の創作活動や、企画展を支える人たちの思いを紹介する。

情報プラザ:講演会「のぞいてみよう!自閉症のせかい」 /大阪

毎日新聞 
国連による「世界自閉症啓発デー」の4月2日(金)14時(開場13時半)、高槻市桃園町の市生涯学習センター2階多目的ホール。自閉症療育センターwillの中野麻衣子さんとジョブサイトひむろの松田光一郎さんが、幼児期と青年期のDVD映像を見ながら話す。参加無料。

帽子や陶器の動物などずらり 東山、障害者施設の作品展

京都新聞 
色鮮やかなさをり織りの帽子、表情豊かな陶器の動物たち-。京都市東山区の知的障害者授産施設「京きよみず工房ソラ」の利用者らの作品展が同区東大路通古門前下ルのギャラリーju:彩で開かれている。出展したのは15人。鮮やかな刺繍がポイントのワイシャツは、利用者みんなでこつこつと縫い上げた。優しい色合いの草木染めの手袋、ほのぼのとした詩、作文、絵も展示されている。

県支援学校小牛田高等学園:栽培から販売まで、対人能力養成に効果ーー園芸班 /宮城

毎日新聞 
軽度の知的障害のある生徒が職業的自立を目指して学ぶ美里町の県支援学校小牛田高等学園の園芸班は、生徒が野菜やキノコを栽培するだけでなく自ら戸別販売を実践し、コミュニケーション能力を養う効果を上げている。最初のころは緊張して口を開けなかった1年生(5人)が今では飛び込み販売するまでに成長。17日の販売では、全員が完売した後、「イエス・ウイ・キャン」(やればできる)と声をそろえた。

被告の障害どう判断 病気の妻放置致死事件

朝日新聞 
病気の妻を医者にみせず死亡させ、遺体を放置したとして、保護責任者遺棄致死と死体遺棄の罪に問われた元自衛官山本久被告(44)=兵庫県洲本市=の裁判員裁判が17日、徳島地裁で始まった。山本被告は広汎性発達障害と診断されたことが明らかにされ、検察、弁護側ともに被告の責任能力を認めた。その上で「障害が犯行に影響を与えた」とし、争点は実刑を科すか執行猶予を付けるかに絞られた。

地域に愛された喫茶店/足利

障害者雇用インフォメーション 
障害者が就労訓練をする足利市の社会福祉協議会運営の福祉喫茶「砂時計」が、閉店することになった。他の就労支援を行う福祉施設が増加しこと、昨年に市が実施した事業仕分けで市補助金の廃止が決まったことなどが影響した。同協議会は「多くの人に愛されてきたが、役割を終えた」と話している。

2010年3月18日木曜日

働くよろこび感じて 下大槻に毎週土曜日「みんなのぱん屋」オープン

タウンニュース 
下大槻団地商店街に3月6日、平塚養護学校高等部1年の梅崎純奈さんなど4人が運営するパン製造・販売店「みんなのぱん屋」がオープンした。ベーカリーカフェ「レ・ルルド」の店舗を利用して行われているもので、毎週土曜日、昼12時開店で売り切れまで営業している。店内には、レ・ルルドの製法を受け継いだ自家製天然酵母の食パンをはじめ、メロンパンやココアパン、青のりパン、ウインナーロールなどが並ぶ。

県議会、養護学校の教室が不足 富山

北日本放送
養護学校への入学を希望する子どもが全国的に増えているなか、富山県内では、この春から4つの養護学校で合わせて12の教室が足りない状況になることがわかりました。 これは、17日開かれた県議会の予算特別委員会で、自民党の横山栄議員の質問に対して、東野教育長が答えました。 体に障害がある子どもたちが通う特別支援学校のなかでも知的障害を対象にした養護学校では近年、全国的に児童・生徒の数が増えています。

住友生命の子会社が障害者雇用優良企業として認証取得

サーチナニュース 
住友生命の特例子会社であるスミセイハーモニー社は、重度障害者・知的障害者の積極的な雇用、障害者の就労環境づくりや活動実績をはじめとした障害者雇用に関する積極的な取り組みを評価され、3月1日付で厚生労働省の障害者雇用優良企業に認証された。なお、スミセイハーモニー社を含む住友生命の障害者雇用率は、昨年12月末実績で1.86%となっている。

作品展:鮮やか色彩、僕の絵見て 大和高田の上坂さん、初の作品展ーー御所 /奈良

毎日新聞 
NPO法人生活支援センター「もちつもたれつ」のケアホーム「まめはうす」(大和高田市内本町)で暮らし、絵画を学ぶ上坂彰さん(29)の初の作品展が21、22日、指導する御所市池之内の瀧泰子さん宅で開かれる。鮮やかな色彩の水彩画46点を展示する。知的障害のある上坂さんは、一昨年秋からケアホームで生活。昼間は天理市の病院で働いている。西の京養護学校時代に絵のコンクールに入賞したのがきっかけで「絵を描く喜びを知った」と言い、昨年2月から週1回、大和高田市にある絵画教室に通い、本格的に描くようになった。

加藤隆生さんが日本代表に選出 秋田

朝日新聞 
「もうひとつのワールドカップ」と呼ばれ、8月に南アフリカで行われる知的障害者のサッカー選手権の日本代表に、秋田市の加藤隆生さん(21)が正式に選ばれた。日本知的障がい者サッカー連盟によると、このほど発表された日本代表選手は20人。県内からは加藤さんだけだ。前回のドイツ大会では正ゴールキーパーとして6試合中5試合に出場。「気持ちが盛り上がってきた。最高の状態で本大会に臨み、全力でプレーしたい」と意気込んでいる。

自閉症者ら集う作業所リニューアル 高砂で式典 神戸

神戸新聞 
自閉症の人たちが通う作業所「ひまわり高砂」(高砂市高砂町)が移転新築され、通所者や支援者らによる完成記念式典が16日開かれた。これまで築50年以上の木造家屋を間借りしていたことから、関係者は「より快適な環境の中で活動できる」と、新しい拠点の誕生を喜んだ。運営する社会福祉法人「トリトン」の田中清之理事長(62)は、自閉症児の親らと1980年代半ばから作業所づくりに取り組み、1990年に市福祉保健センター内に「ひまわり高砂」を開いた。

知的障害者の競技に協賛金 婦人会大阪本部

民団新聞 
婦人会大阪本部(金濱子会長)は、認定NPO法人スペシャルオリンピックス日本(有森裕子理事長)が主催す「第5回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・大阪」実行委員会にこのほど、協賛金を手渡した。スペシャルオリンピックスとは、知的発達障害のある人たちに継続的なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を年間を通じて提供している国際的なスポーツ組織。11月に大阪でナショナルゲームを開催する。

障害児支援で連絡協 デイサービス50施設連携

琉球新報 
障害がある子どもたちを放課後や長期休暇に預かり、遊びなどを通して子どもの育ちを支援している県内の児童デイサービス約50施設がこのほど、「県児童デイサービス連絡協議会」(親川修代表)を立ち上げた。全県的な施設間連携は初めてとなる。21日には浦添市社会福祉センターで、合同相談会などを開く。親川代表は「子どもへのかかわり方や制度の疑問などについて、親の話を聞くことから支援を始めたい」と来場を呼び掛けている。

2010年3月17日水曜日

ウオーク:障害への理解呼び掛け 28日、京都市内を /京都

毎日新聞 
府発達障害関連団体連絡会は28日、障害への理解を呼び掛けながら歩く「かがやけ!はばたけ!ウォーク」を実施する。28日午前10時、鴨川の三条大橋西側の河川敷に集合。同10時15分スタート。コースは三条河原町ー四条河原町ー四条河川敷ー七条河川敷ー梅小路公園と巡り、主催者が同公園でパンとジュースを配ってから解散する。

若者自立支援基金:年会費1000円でランチ250円 にこまる食堂に共感 /神奈川

毎日新聞 
年会費1000円を払うと250円でランチを食べられる「250にこまる食堂」が広がっている。単なる格安ランチではなく実は、年会費を積み立てた基金で、生きづらさを抱える若者の職業訓練などを支援するプロジェクトだ。そうした若者も勤める横浜市の5店で始まり、東京都内の居酒屋が2月下旬に加わった。居酒屋の山本友大店長(32)は「最初は赤字になっても、とにかく多くの人に食べに来てもらって社会貢献も商売も両立させたい」と意気込む。

教職を目指す大学生のための発達障害入門セミナー

ValuePress!  
発達障害児支援 アカンパニスト(所在地:東京都羽村市 代表:柳下記子)・就労支援推進ネットワーク(所在地:東京都羽村市 理事長:小林浩一)は、教職を目指す大学生に発達障害を知ってもらうためのセミナー「発達障害入門セミナー」を、2010年4月24日に東京都墨田区で開催する。

知的障害者サッカーをテーマとした「ジャーナリズム・ワークショップ」開催のお知らせ

朝日新聞 
「世の中に伝わっていない事を伝える、その仕組みを創る」というビジョンのもと、物事を伝えるための手段として、ワークショップを位置付けるジョインパートナーズ株式会社(所在地:東京都中央区)は、2010年4月に知的障害者サッカーをテーマとした、3回目の「ジャーナリズム・ワークショップ」を開催いたします。

肢体不自由部門を開設 来月、栃木特別支援学校

下野新聞 
県教委は4月1日、栃木特別支援学校(栃木市皆川城内町)の肢体不自由教育部門を開設する。知的障害学校への併設は県内初。県教委特別支援教育室の担当者は「バリアフリーの設備があるかないかは大きな違い。肢体不自由の特性を理解する教員の配置により、一人一人の発達に応じた教育が受けられる」としている。

2010年3月16日火曜日

音の城♪音の海 -SOUND to MUSIC-

シネマトゥデイ 
ストーリー:2005年、音楽家と自閉症やダウン症などの知的障害を持つ人、音楽療法家による即興演奏を目指す“音遊びの会”が発足。彼らは新しい音楽表現を生み出そうと、ワークショップを継続しながらホールなどで舞台活動を行う。年齢や個性も多種多様なメンバーたちは、さまざまな音楽家たちとコラボレーションしながら独自の音楽を作り出していく。

音の城♪音の海 -SOUND to MUSIC- オフィシャルサイト
http://otonoshiro.com/

信金主催 素顔の表彰企業<3> 自閉症児に『混合教育』

東京新聞 
◆東京新聞賞 武蔵野東学園
「子どもに最適なお手本は、子ども」。教育が困難な自閉症児であれ、健常児であれ、可能な限り触れ合わせる「混合教育」が学園の最大の特色だ。混合教育は四十六年前、学園の発祥となる幼稚園から始まった。志望者の中にいた自閉症児を受け入れ、同じ環境で育てた。その成果が評価され、今では幼・小・中・高等専修を設立。昨年度までに高等専修学校を卒業した自閉症児は六百三十九人で、うち半数が一般就労を果たした。教師らは日々、目を皿のようにして子どもたちを見つめる。子らの特性に応じたきめ細かい指導が評判となり、米国からも入学希望者が集まる。

運転手ら発達障害学ぶ、修学旅行シーズン前に 宇都宮

下野新聞 
春の修学旅行シーズンを前に、関東自動車で観光バスを運行する運転手とバスガイドら計36人が10日、駒生町の県発達障害者支援センター「ふぉーゆう」で、発達障害の特性や対応を学んだ。修学旅行や遠足でバスを利用する児童生徒の中に、発達障害とみられる子どもが目立ってきたことから「理解を深めたい」と、センターに依頼した。同センターの中川由佳子臨床心理士が、多動やこだわりの強さといった発達障害の特性について説明。

企業が作る「働く幸せ」 日本でいちばん大切にしたい会社会長が講演

両丹日日新聞 
知的障害者を多数雇用しながら業績を上げるチョークメーカー・日本理化学工業=神奈川県川崎市=の大山泰弘会長を招いた講演会が、福知山市土師のホテルロイヤルヒル福知山でこのほど開かれた。大山会長は知的障害者雇用を通じて学んだ企業の「働く幸せ」づくりについて話した。

成年後見支援センター開設 窓口一元化、手続き支援 千葉市

千葉日報
成年後見制度の円滑利用に向け千葉市は来月、専門窓口となる「成年後見支援センター」を開設する。専門的な相談にも応じ、家庭裁判所への申し立てまでの手続きを支援する。県内市町村では初めて、政令市では大阪、北九州市に次ぐ設置という。高齢社会の進展に伴い認知症患者も増えており、市は「制度の周知を図り、患者らが不利益を受けないようにしたい」としている。同制度は、認知症、知的障害、精神障害などによって判断能力が不十分な人の権利擁護制度。2000年にスタートした。本人に代わって財産管理、福祉医療サービスの契約などを後見人が行い、不利益を防ぐのが狙い。

パイは一石二鳥の味 奥州の授産施設と製麺所が開発

岩手日報 
奥州市江刺区岩谷堂の知的障害者授産施設ワークセンターわかくさ(久保田博施設長)、胆沢区小山の小山製麺(めん)(高橋政志社長)は、合同で洋菓子作りを進めている。乾麺製造の過程で発生する短い麺の再粉砕品をアップルパイなどの生地に使い、障害者が調理に携わり、4月ごろの発売を目指す。障害者の工賃アップと、企業にとっては未利用麺の有効利用につながる商品開発だ。

バレーボール:知的障害者親睦大会 ブルータイフーンが優勝ーー下関 /山口

毎日新聞 
関市知的障害者親睦(しんぼく)バレーボール大会が13、14日、同市大学町の市立大学体育館であった。九州や関西などから男子9チームと女子6チームが参加。県からは男子の「下関ブルータイフーン」と女子の「山口選抜」が出場し、下関ブルータイフーンが優勝した。知的障害者のバレーボールチームは数が少なく、地元だけでは試合機会が限られる。そこで、下関市と市社会福祉協議会がこの大会を始め、今年で12回目。広く知られるようになり、近年は愛知県からも参加がある。

作品展:養護学校の子供ら制作、情熱あふれる作品ずらりーー久留米 /福岡

毎日新聞 
養護学校に通う子供たちの絵画や陶芸などを紹介する作品展が久留米市小森野の衛生陶器メーカー・TOTOの久留米ショールームで14日、始まった。21日まで、入場無料。TOTOが障害者の社会参加の一助になればと初めて企画した。小郡市下岩田の県立小郡養護学校と、筑後市下北島の県立筑後養護学校に通う身体、知的、精神の各障害がある子供たちの作品約60点が並んでいる。

警察官による知的障害者の死亡問題、真相究明訴え

障害者雇用インフォメーション 
2007年9月に知的障害者をもつ安永健太さん(当時25歳)が佐賀市の路上で警察官5人に取り押さえられた直後に死亡した問題を考える集会が、東京の衆院第1議員会館で開かれた。遺族などが春にも始まる裁判の場での真相究明を訴え、協力を呼びかけた。集会には与野党の国会議員23人と障害者団体関係者ら約100人が参加した。

2010年3月15日月曜日

息ぴったりバンドに情熱 イベント14日出演

愛媛新聞 
大音量で迫力満点、9人の息もぴったりー。西条市楠の知的障害者更正施設「東予学園」(行本譲園長)利用者で結成し4年目を迎えるバンド「さくら」は、メンバーが切磋琢磨(せっさたくま)してレベルの高い演奏を披露し、観客を驚かせている。 14日午前10時半から同市周布の市中央公民館で開かれる「第6回ボランティアフェスティバル」でも松任谷由実さんの「やさしさに包まれたなら」など3曲を演奏する予定。

豊かな感性、来場者魅了 徳島市内で自閉症の子ども作品展

徳島新聞 
自閉症の子どもたちが絵画制作や工作を学んでいる徳島市内の「キッズピカソクラブ」。2003年の発足以来、こつこつと作りためてきた絵やオブジェを展示する初めての作品展が同市シビックセンターで開かれ、感性豊かな作品が来場者を魅了している。発足当初からクラブに通う小学5年生から中学3年生までの5人全員の水彩画やちぎり絵、オブジェなど約100点を展示している。

2010年3月14日日曜日

養護学校生不明:公開捜索1週間、有力手がかりなし 不安募らせる親類ら /長崎

毎日新聞 
諫早市の県立希望が丘高等養護学校3年の種村侑里(ゆり)さん(18)=雲仙市小浜町=が先月末に行方不明になり、県警が写真を公開して捜索を始めてから、12日で1週間が経過した。県警は、種村さんが事件や事故に巻き込まれた可能性もあるとみて、連日数十人体制で行方を捜しているが、発見につながる明白な手がかりは見つかっていない。

【橋下府政ウオッチ】ここまでしてくれるとは…競争主義者の意外な一面

MSN産経ニュース 
「公立と私立高校で切磋琢磨させる」などと、とかく競争をあおる発言が目立つ橋下徹知事だが、障害児らに対しては歴代知事のなかでも、ひときわ手厚い対策をとっていることはあまり知られていない。知的障害の子供が増加したことを受け、一校あたりの生徒数がふくれあがっていた支援学校を4校も増設することを決めた。財政難にもかかわらず総額100億円もかけた。ある府教委幹部は「公約でも福祉のことはあまり触れられておらず、当初は知事がここまでしてくれるとは思わなかった」と打ち明ける。

「職業教育の模範」 橋下知事、たまがわ高等支援学校を視察

産経関西 
大阪府の橋下徹知事は12日、知的障害の生徒が通う府立たまがわ高等支援学校(東大阪市稲葉)を視察した。高い就職率を記録した同校の教育現場や、生徒や教員たちの真剣な表情を目の当たりにし、「職業教育の模範」と評価した。たまがわ高等支援学校は平成18年4月に開校。就労や国家資格の取得を目指した教育に取り組み、開校時に入学した昨年度の卒業生の就職率は80%だった。

知的障害者「支援手帳」が完成/伊達市

福島放送 
伊達市と市手をつなぐ親の会が協力して作製していた知的障害者のための「健康生活支援手帳」が完成し、12日、お披露目された。子どもの障害の状況や配慮してほしいことなどを書き込み、緊急時などに第三者に正しく伝えるのが目的。利用者自らが考案し、統一した手帳を作製する取り組みは県内でも珍しいという。

作品展:“ひらめき”60点 自由な発想表現ーー香川中部養護学校 /四国

毎日新聞 
県立香川中部養護学校(高松市田村町)中学部・高等部の作品展「“ひらめき”達のわくわく美術館」が6日、同市朝日町のギャラリーMONで始まった。豊かな感性をそのまま表した色や線が目を引く絵画など約60点が並ぶ。22日まで。ギャラリー主宰の川添巌さん(73)が、生徒たちの作品を見て、視点の純粋さに魅了された。生徒たちを「ひらめき」と呼び、固定観念にとらわれない自由な発想の表現を「芸術の真価」という。

自由作品に新鮮さ、若者中心に人気 浜松でアトリエインカーブ展

中日新聞 
浜松市美術館(同市中区)で開催中の「アトリエ インカーブ展」(中日新聞東海本社など主催)が、学生やカップルなど若者を中心に人気を集めている。美術館では「デザインや色使いなど従来にない自由な表現が新鮮さを与えているのでは」と話している。同展は大阪のアートスタジオ「アトリエインカーブ」に所属する知的に障害のある作家7人の作品展。独自の視点から創作した現代アート55点が展示されている。

企業人権教育研修会

伊那毎日新聞 
企業の人事担当者などを対象とした人権教育研修会が9日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれた。9日は、企業の人事担当者や市町村の職員など約120人が集まった。研修では、知的障害者の雇用創出を目的として設立されたエプソンミズベ(株)の松本工場で主任を務めている青木宣枝(のぶえ)さんが、障害者の一般就労支援をテーマに講演した。

映画:自閉症の青年と周囲の交流 あす豊浦で上映会、ライブも /山口

毎日新聞 
自閉症の青年と周囲の交流、成長を描いた映画「ぼくはうみがみたくなりました」の上映会が14日、下関市豊浦町川棚の「コルトー・ホール」である。地元出身のシンガーソングライター、堤晋一さん(32)のライブも。ライブは午後1時、映画は同2時開演。どちらも鑑賞無料。

ネットワーク:つどい /東京

毎日新聞 
☆連続講座第1回「自閉症の人のライフステージによる支援」
22日19時、JR吉祥寺駅北口、武蔵野商工会議所4階会議室。1回目は篁一誠さんの講演「自閉症ってどんな人?」。参加費2000円。問い合わせはNPO法人東京都自閉症協会。

ほいっぷ:保健・医療・福祉の複合施設 来月1日オープンーー豊橋 /愛知

毎日新聞 
保健・医療・福祉の機能を備えた複合施設「ほいっぷ(愛称)」が4月1日、豊橋市中野町にオープンする。こども発達センターと保健所・保健センター、休日夜間急病診療所の市の施設が入る建物と、医師会館、歯科医師会館、薬剤師会館の計4棟が建設された。敷地面積は約3万6000平方メートル。市は「これだけの施設が1カ所に集中するのは、全国的にも珍しい」と話している。

2010年3月13日土曜日

バスケチームを支援する発達障害の青年 米・オハイオ

障害者雇用インフォメーション 
アメリカのオハイオ州で、発達障害を持つデビッド・キャンベルは、バスケットボールのチーム監督として、ゲームの前に選手の水筒を満たすような不可欠な役割を務め、ボールを集めるなど、チームを積極的に支援した。「いつもコーチがしなければならない1つ。彼は、自分に何ができるかいつもたずねてきて、よくやってくれている」と、ヘッドコーチのニック・アージャンタッティが言った。

障害者作業所 移転再開…兵庫・尼崎

読売新聞 
尼崎市椎堂と同市東難波町で昨年3月に相次いだ市場の火災で全焼し、活動を休止していた障害者の小規模作業所が、市民らの寄付を支えに新たな場所に移り、活動を再開している。火災から1年。作業所の代表らは支援に感謝しながら、さらに仕事や活動を充実させようと励んでいる。神戸市や阪神間を中心に目標額の200万円を上回る約325万円が集まり、各作業所の復旧費に充てられた。

2010年3月12日金曜日

成績優秀なのに仕事ができない “大人の発達障害”急増の真実

ダイアモンド・オンライン 
自らの「発達障害」に気づかない40~50代の大人が増加している。やるべきことを先延ばしにする。仕事のミスが多い。時間に遅れる。人の話を聞かない。人付き合いがうまくできない。場の空気が読めない。キレやすい。落ち着きがない。片づけられないーーそんな“大人の発達障害”が問題になっている。発達障害といえば、衝動的な行動をとることがある「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」や、対人スキルや社会性に難のある「自閉症」と「アスペルガー症候群(AS)」、特定能力の習得に難のある「学習障害(LD)」などの総称。これまでは、生まれつきや何らかの理由で脳の発達が損なわれ、子供特有の障害だと思われていた。しかし、「大人の発達障害」の場合、うつ病や依存症を併発するなど、より大きな問題を引き起こしかねないことが明らかになってきたのだ。

長崎・雲仙市女子高校生行方不明 2日後、本人から自宅に「雲仙にいる」との電話

FNN 
女子高校生がこつぜんと姿を消してから10日余りがたった。そんな中、彼女の所在に関する新たな情報と、ふに落ちない謎が明らかになった。2月28日から行方不明になっているのは、長崎・雲仙市に住む高校3年生・種村侑里さん(18)。行方不明になった2日後の3月2日、種村さんの自宅に「今、雲仙にいる」と電話があったという。行方不明から10日余り。種村さんの消息につながる情報が乏しい中、警察は、現在も24時間態勢で捜索を続けている。

県支援学校小牛田高等学園:美里町物産展に作品60点展示ーー13、14日 /宮城

毎日新聞 
軽度の知的障害のある生徒が通う美里町の県支援学校小牛田高等学園(定員・各学年16人)は「職業的自立」を目標に作業学習に力を入れ、不況の中で手堅く就職先を維持している。今春は15人の卒業生のうち14人が県外や地元で就職する。作業学習で培った生徒の能力を広く見てもらおうと、同校は13、14の両日、富谷町のイオン富谷ショッピングセンターで開かれる「美里町物産観光展」で多くの作品を展示する。

2010年3月11日木曜日

障害者ステップアップ就労支援事業の雇用期間を延長

山陰中央新報 
島根県は、体にハンディキャップを持つ人たちの一般就労を促すため導入した「障害者ステップアップ就労支援事業」について、2010年度に事業を拡充する。4月からの拡充計画では、新規採用者は、知的障害者8人▽視覚障害者1人▽精神障害者1人の計10人。最大3年間を限度に、配属先で職場実習を積む。知的障害者は、出雲商業高や益田高などに配属。うち4人は県障害者福祉課で、文書の発送など事務的な補助を行う。

裁判員裁判で保護観察付き有罪判決の元被告が一時不明大阪

日経ネット関西版 
大阪地裁の裁判員裁判で強制わいせつ致傷罪などに問われ、1月に懲役3年、保護観察付き執行猶予5年の有罪判決(求刑懲役4年)=確定=を言い渡された元被告の男(28)が、その後、大阪保護観察所に出頭しないなど、1週間以上行方が分からなくなっていたことが9日、関係者への取材で分かった。判決は、男は軽度の知的障害があり、事件当時、「心神耗弱状態だった」と認定。責任能力は限定的とした上で「社会内で更生の機会を与えるのが相当」などと猶予を付けた理由を述べた。

満載:子育て・おやこ編 講座・教室 /大阪

毎日新聞 
◇発達障害児のための生きる力を育(はぐく)むためのリレー講座 
13日(土)13~17時、東大阪市永和2の同市民会館。「子どもの世界を理解するー保護者の立場からみた発達障害児の自立」(NPO法人チャイルズ代表の是澤ゆかりさん)▽「子育てに役立つ『コーチング』ー子どもの能力を引き出すコツ」(Esprit代表でプロコーチの森美智代さん)▽「子どものための活(い)かせるからだづくりー障害者スポーツの世界からのヒント」(NPO法人チットチャット理事長の森嶋勉さん)。無料。定員120人。

2010年3月10日水曜日

障害年金:少ない受給者 「手帳」所持の1/3未満ーー厚労省調査へ

毎日新聞 
障害年金の受給者が障害者手帳を持つ人の3分の1に満たないことから、厚生労働省が実態調査することを決めた。両者の認定基準は異なるが、同省は障害年金を受け取れる可能性があるのに申請していない障害者がいるとみている。障害基礎年金や障害厚生年金の受給者は計約179万人。一方、公的福祉サービスを受ける際に必要な障害者手帳の所持者は約630万人(身体約503万人、知的約79万人、精神約48万人)。

障害者の就労支援カフェ、気配り接客で出だし好調/横須賀

カナロコ 
知的障害者に就労経験を積める場を提供しようと、横須賀市社会福祉事業団(木村忠昭理事長)が2月にオープンしたカフェレストラン「ハッピーベジタブル」(同市ハイランド4丁目)が、開店から間もなく1カ月を迎える。すでに常連客がつくなど出だしは好調で、特に昼時は多くの地元客らでにぎわっている。。2月15日にオープンした同店には、同事業団が運営する市立福祉援護センター「第1かがみ田苑(だえん)」に通う利用者7人が実習生として勤務。基本的に利用者4人とサポートスタッフ3、4人で、日々の接客や調理場業務に当たっている。

廃油でバイオ燃料 知的障害者の就労支援/つがる

陸奥新報 
つがる市の就労継続支援センター「ひまわりの家」(金田武三郎施設長)は、知的ハンディを持つ利用者の就労支援として、天ぷら油(植物性油)の廃油を再利用してバイオディーゼル燃料を製造している。廃油は市内の食堂などから収集し、一般家庭からの持ち込みも可能。関係者は、環境保全と利用者の工賃増につながる取り組みを評価し、事業の拡大に期待を寄せている。

ILOが知的障害者への雇用支援を検討

障害者雇用インフォメーション 
国際労働機関(ILO)が今月9日から11日にかけて、社会の知的障害者に働く機会を与えることを目的とした協議を行うことがわかった。アフリカでは、知的障害者は1,000~1,500万人にのぼるという。知的障害というレッテルとそれに伴う差別により、その大多数の人々は教育現場でも職業訓練でも、そして雇用においても孤立し、貧しい環境から抜け出せずに孤独に生きているのだという。

セミナー:経済学から障害者を考える 「かわいそう」では変わらぬーー北区 /岡山

毎日新聞 
「『相手の笑顔がうれしい』『福祉はこうあるべきだ』だけではだめ」「金銭的な動機付けが重要だ」ーー。障害者の親、施設関係者を対象に経済学から障害者を取り巻く現状を考えるいっぷう変わったセミナーが、このほど北区で開かれた。講師は脳性マヒの長男を持つ経済学者、中島隆信・慶応大教授。親たちは新機軸の障害者論をどう聞いたのか。

発達障害児支援を拡充、センター開設へ 兵庫県

神戸新聞 
児童の発達障害の早期発見と支援に一貫して取り組むため、兵庫県は2012年度、拠点施設「発達障害児支援センター」を明石市内に開設する方針を固めた。小児精神医師が常駐し、診断から療育、相談までを一体的に進める。県は10年度、専門家らによる委員会を設置し、運営方法などの検討を始める。支援センターは、10年度から始まる情緒障害児短期治療施設「県立清水が丘学園」(明石市)の改修工事で、その一部にスペースを確保し設置。児童の診断から療育まで一体運用を目指す。

発達障害児支援の新施設

朝日新聞 
豊橋市中野町にあった国立豊橋病院の跡地に4月1日、「保健と医療、福祉の一体化」がうたい文句の施設「ほいっぷ」がオープンする。東三河地方では初めてという発達障害の子どもや家族らを支援する「こども発達センター」ができる。また保健所などが移ってくるなど、これまで市内各地に散らばっていた関連施設が1カ所にまとまる。市は「効率的なサービスが提供できる」と説明している。

2010年3月9日火曜日

当事者運動全国大会へ交流の輪 知的障害者が自ら企画 京都

京都新聞 
知的に障害がある人たち自身が企画、運営するピープルファースト全国大会に向けて、プレ大会が7日、京都市北区の部落解放センターで開かれた。ピープルファースト全国大会が6月に京都で開かれることを知ってもらおうと、京都の障害のある人たちが内容を考えて開催。約160人が参加した。ピープルファーストは、知的に障害があっても「自分たちで決める」ことを掲げ、自立生活を目指す当事者運動。6月5、6の両日、16回目の全国大会が京都市内で開かれる。

大人の自閉症への支援対策を検討 英

障害者雇用インフォメーション 
自閉症の大人も、健常者と同じように働き、教育を受け、健康面での支援を受けて然るべきである。このことはイギリス政府が取り組んでいる、大人の自閉症患者への支援対策の中でも述べられている。きっかけは、自閉症の大人が世間から置き去りにされている、とのコメントが下院の公会計委員会より寄せられたことだった。コメントを受けて行われた調査の結果を見ても、自閉症の大人のうち働いている人はわずか15%にすぎず、そのわずかな人々の約半数は両親と同居し、生活も両親に頼っていて「自立」とは程遠い状況だった。

発達障害発見へ 親子で教室 京都市、新年度に

京都新聞 
京都市は新年度から、自閉症などの発達障害が疑われる乳幼児と保護者をケアする「親子すこやか発達教室」を始める。早い段階から支援することで、発達障害を早期発見し、子どもの社会適応力の向上につなげていく。市では乳幼児健診などで発達障害の可能性があると判断した場合、保護者の相談などに応じている。発達障害の正確な診断は3歳ごろにならないと難しく、3歳未満の子どもと保護者のケアの在り方が課題となっていた。

2010年3月8日月曜日

発達障害の子が即興劇に出演 かみ合わない会話が笑いに

47NEWS 
互いにかみ合わないちょっと不思議な会話も、コメディーに生かせば「才能」に。コミュニケーションが苦手で、対人関係をうまくつくれない傾向がある発達障害の子が、せりふをその場で考える即興劇に出演、観客を沸かせている。2008年に活動を始めた佐賀市の演劇サークル「人笑人(コメディアン)プロジェクト」。周囲とのずれを笑いに変えることで「観客がそれを個性と受け止め、発達障害への理解を深めてほしい」。代表を務める特別支援学校教諭小松原修さん(38)の願いが実を結びつつある。

ニュースワイド:障害者自立支援法訴訟和解へ 不安消えず「苦しい」 /北海道

毎日新聞 
障害者自立支援法が福祉サービス料の1割を利用者に負担させるのは憲法の定めた生存権侵害だとして、全国の障害者ら71人が08年10月以降、14地裁で起こした集団訴訟は、原告・弁護団と被告の国が基本合意を交わしたことで、順次和解が成立する。道内では旭川市の川村俊介さん(29)が唯一、原告となり、旭川地裁で支援法の不当性を訴えてきた。4月7日の和解成立を前に、川村さんと家族、そして支援者の思いや、訴訟がもたらした影響などを探った。

桜丘高校体育館で障害者らがドッジボール大会、同校OB石ちゃんも応援に/横浜

カナロコ 
知的障害者らによるドッジボール大会が6日、横浜市保土ケ谷区の市立桜丘高校で行われた。地元の社会福祉施設の呼びかけに同高校が応じ、広い体育館での大会が実現した。会場には「逃げて、逃げて」などの歓声が飛び交い、参加者からは「いつもより広くて、思い切り楽しめた」などの声が聞かれた。橋渡ししたのは、主催した社会福祉法人「幸会」の職員で、桜丘高の元教員浦田栄介さん(61)。

保護者ら発達障害学ぶ 広島

中国新聞 
広島県精神保健福祉協会の研修会が6日、広島市中区のホテルであった。精神障害にかかわる施設職員や行政担当者、子どもの保護者たち約180人が、発達障害について学んだ。児童や思春期の精神医学に詳しい松田病院(南区)の松田文雄院長が、注意欠如多動性障害(ADHD)や自閉症などの特徴を説明。

発達障害児の支援拡大 岡山市、相談員増員や講演会

山陽新聞 
岡山市は2010年度、急増している発達障害児の支援を強化する。教員や保護者の悩みに対応する相談主事を増やすほか、児童クラブの指導員研修を充実したり、専門家を招いて講演会を開催。市が目指す発達障害者支援センター(仮称)の開設につなげる。2010年度当初予算案に関連費約4千万円を計上した。

よつばマーケット 子育ての合間に作製販売

大分合同新聞 
発達障害のある子どもを持つ親たちが、子育ての合間に作製した手作りのアクセサリーやおもちゃを持ち寄って販売する「よつばマーケット」を13、14の両日午前9時半から、大分市庄の原の庄の原公民館の近くにある駐車場で初めて開く。雨天中止。

2010年3月7日日曜日

スペシャルオリンピック採火式

産経関西 
知的発達障害のある人のためのスポーツ競技会第5回「スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム」が今年11月5日から3日間大阪で開かれるのを前に5日、大阪市天王寺区の四天王寺で聖火の採火式が行われた。採火式には、大会会長を務めるバルセロナ五輪・女子マラソン銀メダリストで大会会長の有森裕子さんや、組織委員長を務める建築家の安藤忠雄さんらが出席。同寺の灯明から聖火を採り、全国から集まった選手に分火した。

九州大会向けバスケ猛練習 宮崎市の知的障害者チーム

宮崎日日新聞 
知的障害者でつくる宮崎市のバスケットボールチーム「ブルーホーク」(中馬梓監督)が、4月に沖縄県である全国障害者スポーツ大会九州大会に出場する。メンバーは全員、同市のみやざき中央支援学校バスケ部OB。「目標は優勝して全国大会の切符」と練習に励んでいる。

養護学校:生徒、10年で倍増 4校でスクールバス増車、2校で教室増築へ /滋賀

毎日新聞 
障害を抱えて特別支援教育を受ける児童生徒が急増し、県内でも養護学校に在籍する子どもがこの10年で2倍近くに増えている。県教委は5日の県議会で、来年度から4校でスクールバスを増やすなど対策に乗り出す方針を明らかにした。

カフェあすみ:1周年に感謝 個性輝く絵画30点、店内飾るーー高松 /香川

毎日新聞 
障害福祉サービス事業所「スマイルハートあすみ」(高松市多肥上町)が運営するベーカリーカフェあすみで、1周年感謝ギャラリー展「絵は私たちのこころ」が開かれている。水彩画や油絵など、利用者の作品約30点が展示されている。31日まで。カフェの責任者、平田佳代さんは「1年間、一生懸命やってきたのを多くの人に知ってほしい」と話していた。

障害者手作りの作品200点を展示、10日まで/小田原

カナロコ 
障害者の就労支援施設、小田原支援センター(小田原市東町)の利用者の作品展が10日まで、小田原市栄町のEPOホールで開かれている。同センターには知的障害者や身体障害者ら80人が通い、自動車部品の組み立てやパン、クッキーの製造、販売などを行っている。こうした作業の合間には、心豊かで潤いのある生活の実現を目的にボランティアの指導を受けながら、絵画や陶芸などの創作活動に取り組んでいる。

豊かな才能感じて きょうから「マン・デビット・アラン展」

琉球新報 
知的障害があるというだけで純粋に芸術として評価される機会が少なく、「福祉」の枠の中で埋もれてしまう才能を広く紹介し、育てていこうと、このほど民間団体「さばにアート」(共同代表・高井達郎工房さーら主宰、知花昌一さばにくらぶ代表)が発足した。同団体初の作品展「マン・デビット・アラン作品展 見られて、見る」が6日から、那覇市牧志のギャラリー「土」で開催される。

2010年3月6日土曜日

行方不明:高等養護学校の女子生徒 先月28日から 長崎

毎日新聞 
長崎県諫早市の県立希望が丘高等養護学校3年の種村侑里(ゆり)さん(18)=同県雲仙市小浜町=が先月28日から、下校途中の小浜バスターミナル(雲仙市)で目撃されたのを最後に行方不明になっていると、県警が5日発表した。事故や事件に巻き込まれた可能性もあるとみて、種村さんの写真を公開し、約40人態勢で捜索を続けている。

戸部けいこ「光とともに」の遺稿、フォアミセスに掲載

コミックナタリー 
戸部けいこ「光とともに…~自閉症児を抱えて~」の遺稿が、3月3日発売の月刊フォアミセス4月号(秋田書店)に掲載された。この遺稿は戸部が闘病中に完成させたもので、4月3日に発売される同誌5月号にも1話分が掲載される。またこれらの完成原稿2話と、その後に構想していたストーリーのネーム2話分を収録した単行本15巻が、6月1日に発売されることが決定している。

知的障害越え“奇跡”の就職内定9割 高校生の頑張りと指導法

MSN産経ニュース 
知的障害のある生徒が通う大阪府立たまがわ高等支援学校(東大阪市)で今春卒業予定の就職希望者のうち、約9割の生徒の就職が内定したことが5日、分かった。長引く不況で就職難が続き、府内の高校生の就職内定率が67.9%と低迷するなか「奇跡的な数値」と話題を呼んでいる。森均校長は「不況のなか生徒たちががんばった。子供の将来を不安に思う保護者も多いが、働いて自立もできると明るい光が差してくる」と声を弾ませている。

ADHD訓練解説書 NPO法人「くるめSTP」出版 症状の改善例紹介

西日本新聞 
日本で唯一、注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもを対象に毎年夏、久留米市内で催されている行動訓練プログラム(STP)の解説書「夏休みで変わる ADHDをもつ子どものための支援プログラム」(遠見書房刊)を、NPO法人「くるめSTP」が出版した。児童の症状が改善された例などが詳細に書かれており、専門家は「医療と教育が融合したプログラム。特別支援教育や発達障害に興味のある医師や教員に読んでほしい」と話している。

茂木カンツリーも有森裕子さん表敬 11月にスペシャルオリンピックス

産経関西 
府内で今年11月に開かれる「スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・大阪」のゴルフ競技会場となる茨木市の「茨木カンツリー倶楽部」に4日、バルセロナ五輪・女子マラソン銀メダリストの有森裕子さんが表敬訪問した。知的発達障害のある人たちのためのスポーツ大会で、主催するNPO法人の理事長を務めている有森さんはこの日、大会実行委員長の馬場桂一郎・大阪信愛女学院短期大学教授とともに、同倶楽部の曲田秀男キャプテンらを訪ねた。

2010年3月5日金曜日

福岡・小1男児殺害事件初公判 弁護側は無罪主張

検察側は冒頭陳述で事件の背景を「被告の病気(線維筋痛症)と息子の障害にある」と指摘。事件への経緯を「犯行前に便座から立ち上がるのを手伝ってもらった時、息子から『くそばばあ。病気のママなんていらん。早く死んでしまえ』とののしられ、日ごろからかばんに忍ばせていたビニールホースで絞殺した」と述べた。首を絞める際に、ホースの一方を足で押さえ、一方を両手で力いっぱい引っ張ったという。

弁護側は「無罪か刑を減軽すべきだ」と主張し、被告の病歴や処方薬について詳細に言及。さらに「自分の病気や子育てで極度のストレスを抱えていたが、息子には愛情を持って接していた」と述べ、動機についての検察側主張を否定した。

被告は06年、全身に痛みが走る難病「線維筋痛症」と診断された。また、事件から約1カ月半前の08年8月には適応障害などと診断され、抗うつ剤を処方された。それから約1カ月。被告は服用量を変えるなどしながら飲み続けたが、9月9日に服薬自殺を図り、その9日後に事件は起きた。

被告が服用していた「SSRI」と呼ばれる抗うつ剤について、町沢メンタルクリニックの町沢静夫医師は「自殺が強まるとか、自傷、他害とか、犯罪傾向、暴力傾向が強まる」と説明した。SSRIの注意書きには、「攻撃性」の文字が書かれていた。
被告が非常に苦しかったことはわかります。夫、家族、まわりの方々のサポートは望めなかったのでしょうか。抗うつ剤の副作用とするのは大変難しいと思いますが、SSRIの処方には注意が必要な様です。(以下を参照)

ネコのあくび:理容店

毎日新聞 
髪を切るのが苦手な自閉症の子どもは多い。うちの息子君もその一人。小さなころからいろんな理容店を試してみたがうまくいかない。小学3年のころ、天才的な?理容師のおじさんと出会って、なんとかできるようになった。手間はかかるが、割増料金を取るわけでもない。せめて行列ができる理容店にしたくて、障害児の親たちによくおじさんの話をしている。

ホースセラピー 施設児童に笑顔 山口

朝日新聞 
古くから人間と深いかかわりを持つ馬。その背にまたがり移動などの手段として長く利用してきたが、最近は乗馬による癒やし効果も注目されている。長門市の児童養護施設「俵山湯の家」では、虐待を受けた子どもの心のケアや発達障害の症状改善に、「ホースセラピー」(馬介在療法)を採り入れ、効果を上げているという。

米バッグ:東京へ行く アンテナショップでテスト販売 /宮城

毎日新聞 
自然と触れ合い学ぶ大崎市古川の市民団体「大崎自然界部」は、活動資金調達のため中古の米袋を素材に昨秋考案したエコバッグ「米(まい)バッグ」を東京・東池袋の県のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」で10日から1カ月間テスト販売する。米バッグは容量30キロの中古米袋を裁断し、ジーンズの余り布などの取っ手を付けた丈夫な作り。市内の知的障害者更生施設「あやめ学園」に製作を委託し、リサイクルと福祉の二つの視点を持ったエコバッグとして仙台市などで好調な売れ行きを見せている。

タウン&トレンド:ひだまり /岩手

毎日新聞 
北上市役所地下食堂「ひだまり」は、北上市の知的障害者通所授産施設「和賀の園」(菊池克雄施設長)が、09年6月に北上市役所地下1階にオープンさせた。千葉伸(のぼる)店長(41)は「市民にも認知されてきたが、補助金に頼らずに独自で運営するにはまだ厳しい」と話す。これまで営業していた民間業者が撤退したため、市が食堂経営の経験がある同施設に、国の「ふるさと雇用再生特別交付金」を活用して委託した。調理師2人と施設職員1人、利用者4人が働く。

2010年3月4日木曜日

路上生活者:34%、知的障害疑い 支援の必要性指摘 東京・池袋で調査

東京・池袋で臨床心理士らが実施した調査で、路上生活者の34%が知能指数(IQ)70未満だったことが分かった。調査グループによると、70未満は知的機能障害の疑いがあるとされるレベル。それによると、IQ40~49=10人▽IQ50~69=46人▽IQ70~79=31人だった。調査グループは「IQ70未満は統計上人口の2%台とみられることからすると、10倍以上の高率」としている。先天的な障害か、精神疾患などによる知能低下なのかは、今回の調査では分からないという。
記事後半の路上生活を続けた知的障害の男性の経歴に考えさせられます。サポートする両親がいる間はよいのですが、一人きりになると生活はかなり厳しくなります。NPO、行政を含めた総合的な支援が必要。

ドリームハイツのコミュニティーカフェがパン販売開始/横浜

カナロコ 
横浜市戸塚区の大規模分譲団地、ドリームハイツ(約2300戸)の住民らが切り盛りするコミュニティーカフェ「ふらっとステーション・ドリーム」が新たに、障害者が手作りしたパンの販売を始めた。週2回の限定だが、互いに収益を上げ、自立するための試みで、評判も上々という。販売のきっかけは、知的・精神障害者がパンを手作りしている同市泉区の地域作業所「第2ぶどうの樹」との交流。

障害者が作ったパンや雑貨…500種 商店街に販売拠点 佐世保市に3日開店 低賃金改善に一役

西日本新聞
県内の障害者就労支援施設で作ったパンや雑貨などを販売する店が3日、佐世保市下京町に開店する。就労支援施設で働く障害者の賃金が県内平均で月額1万2千円と低額であることから、障害者の収入増や理解促進につなげようと県が初めて開設した。店は、ショップ&カフェ「みつば」。人通りの多い京町アーケード内の空き店舗(約90平方メートル)を改装。

なるほドリ:障害者自立支援法廃止で福祉の行方は? /滋賀

毎日新聞 
なるほドリ:障害者自立支援法って廃止になるんだよね。障害者の福祉はどこに向かうのかな。
記者:昨夏の衆院選マニフェストで自立支援法の廃止を掲げた民主党は新政権で、障害のある人や支援団体を主体とした制度作りを目指し「障がい者制度改革推進本部」(本部長・鳩山由紀夫首相)を設置しました。委員25人のうち14人は自身や家族に障害のある団体の幹部で、13年8月までに制定する新たな「障がい者総合福祉法」(仮称)について協議を重ねています。

心中事件裁判員裁判 両親、長男殺害認める

琉球新報 
2009年8月に名護市の海で無理心中を図って、身体・知的障害者の長男=当時(35)=を殺害したとして、殺人罪に問われた金武町金武の無職の父親(67)と無職の母親(62)の裁判員裁判初公判が2日、那覇地裁(吉井広幸裁判長)であった。2人は起訴事実を認めた。県内5件目の裁判員裁判で判決は5日に言い渡される。

障害児施設あさひ学園、民営化も 県議会2月定例会一般質問

徳島新聞 
徳島県議会2月定例会は2日午後、本会議を再開し、遠藤一美氏(自民新政会)が一般質問に立った。徳島市国府町の知的障害児入所施設・県立あさひ学園の運営について、乾和雄保健福祉部長は民営化も視野に検討を始める方針を明らかにした。あさひ学園は定員60人で、現在、7~19歳の43人が入所している。学園内には2006年4月から、自閉症や学習障害(LD)などの発達障害者や家族らを支援する「県発達障害者支援センター」も併設されている。

芸術家として自立へ作品展

朝日新聞 
知的障害者らが現代美術に取り組む大阪市平野区の通所施設「アトリエインカーブ」の作品展が、浜松市中区松城町の市美術館で開かれている=写真。28日まで。アトリエインカーブは社会福祉法人が運営し、2002年に設立された。アーティストとしての自立を目指して24人が創作活動に打ち込んでおり、一部の作品には買い手がついたこともあるという。

2010年3月3日水曜日

【東京マラソン2010】完走率などから見る…実は、障害者のほうがすごい

レスポンス 
東京マラソンでは視覚障害者や知的障害者が10kmの部に参加している。男女視聴覚障害者と男女知的障害者、それに男女臓器移植者が総勢173人が参加したが、いずれの部門でも完走率100%で、1人も脱落することがなかった。男女一般の部門の10kmには総勢2763人が参加。完走率は99.1%、24人が脱落した。マラソンに臨む意気込みが、若干違うのだろうか。

馬の背で笑顔咲く ホースセラピー心も安定 春日井のげんき牧場 愛知

朝日新聞 
馬と触れ合うことで心身を癒やす「ホースセラピー」に取り組んでいる牧場が春日井市内にある。心身に障害がある子供たちが利用し、身体機能の改善や社会適応力の向上といった効果を上げている。同市廻間町の「げんき牧場」。広さ約4千平方メートル、馬は3頭。たばこ販売業を営む加藤智泰さん(57)がボランティアらとともに運営している。通常の乗馬も手がけているが、利用者の大半はホースセラピーで訪れる。

県立築城養護学校:ドミノ倒しで名残惜しむ 来月から校名変更ーーお別れ式 /福岡

毎日新聞 
月から県立築城特別支援学校に校名変更する県立築城養護学校(築上町、高橋眞弓校長)で1日、お別れ式があった。終了後、保護者が作った、「ついき」と書かれた3000個からなるドミノ(幅5センチ、高さ10センチ)倒しを行い、名残を惜しんだ。知的障害教育部門小学部と中学部に、新年度から高等部を創設するほか、肢体不自由教育部門(小中高等部)を開設するのに伴い、校名変更を決めた。

2010年3月2日火曜日

和東でレスリング教室/和歌山

わかやま新報オンラインニュース 
ダウン症児や自閉症児の子どもたちにレスリングを通して体を動かす機会を持ってもらおうと、 NPO法人WASEDA CLUBと県障害者スポーツ協会、 県レスリング協会が和歌山市森小手穂の県立和歌山東高校で、 第2回ワクワクレスリング和歌山教室を開いた。 今回も新宮市出身で、 アトランタ五輪74キロ級銅メダリストで早稲田大学レスリング部コーチの太田拓弥さんが指導した。

2010年3月1日月曜日

役割分担、楽しく料理 知的障がいの親子ら教室

佐賀新聞 
知的障害を持つ人たちと保護者を対象とした「障がい児・者おやこ料理教室」が27日、武雄市山内町の山内農村環境改善センターであった。30人が協力しながらご飯を炊いたり、みそ汁作りに挑戦した。教室は、知的障害を持つ人たちの家族でつくる「武雄市手をつなぐ育成会」と武雄市社会福祉協議会の共催。地域社会での自立につなげようと企画した。

飯山で知的障害者のクロスカントリースキー大会

信濃毎日新聞 
知的障害者を対象にした「いいやまFIDクロスカントリースキー大会2010」が27日、飯山市長峰運動公園で開かれた。1998年長野冬季パラリンピックの選手育成のため97年に始まり、今回で14回目。飯山地方や新潟県十日町市などから男女計9人が出場した。

4競技で駆け抜ける 北信地区の障害者が集う競技大会

信濃毎日新聞 
知的障害者が雪上競技を楽しむ「第1回スペシャルオリンピックス日本・長野冬季地区大会」が27日、上田市菅平高原の奥ダボススキー場で2日間の日程で始まった。県内では2006年から北信地区の障害者が集う競技会が上水内郡飯綱町で開かれてきたが、競技人口の増加を受けて、今回初めて全県を対象とした大会を開いた。

絵画とジャズがコラボ 浜松市美術館で開催中の「アトリエ インカーブ展」

中日新聞 
知的障害のある芸術家たちの作品を紹介する「アトリエ インカーブ展」(浜松市美術館、中日新聞東海本社主催)開催中の同市中区の市美術館で27日、ナイトジャズコンサートが開かれた。作品展に訪れた約70人が名曲の演奏に耳を傾けた。同展は大阪市のスタジオ「アトリエ インカーブ」に所属する芸術家7人が出品。独自の視点から創作した型にはまらない作品が並んでいる。3月28日まで。

特別支援学校教室足りない 熊本

読売新聞 
県内の特別支援学校に通う知的障害児童・生徒が増え、教室不足などの問題が生じている。県教育委員会は来年度、施設の拡充などを盛り込んだ整備計画を作り対応する方針だが、現場や保護者からは対策の遅れを懸念する声も上がっている。こうした声を受け、県教委は来年度中に整備計画を策定する方針。熊本市も新年度予算に、特別支援教育のあり方について検討する経費を盛り込んだ。

福山で特別支援教育シンポ 広島

中国新聞 
発達障害児などの特別支援教育について考えるシンポジウムが28日、福山市霞町のまなびの館ローズコムであった。市立女子短大が主催し、教員や保護者ら約150人が集まった。市教委職員や障害児の母親ら4人がパネル討論に参加。普段は通常学級で学ぶ障害児を個別に指導している通級指導教室の課題などを話し合った。

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