2012年8月31日金曜日

ロンドンパラリンピック 開幕 ‎

NHK 
障害者スポーツの祭典、ロンドンパラリンピックが、史上最多となる164の国と地域が参加して29日、開幕しました。パラリンピック発祥の地と言われるイギリスで行われるロンドン大会には、史上最多となる164の国と地域から、およそ4300人の選手が参加します。12日間の日程で20競技が行われ、シドニー大会以来3大会ぶりに知的障害のクラスが実施されます。

横浜の障害者施設不当利得、327万円の返金命令 神奈川

カナロコ 
知的障害者施設のグループホームに入居していた女性(26)が、預金を不当に引き出されたなどとして、ホームを運営するNPO法人「障害者フルライフサポート・ユーリカ」(横浜市泉区)に不当利得の返還を求めた訴訟の判決で、横浜地裁(沼田寛裁判官)は30日、原告の請求通り327万円の支払いを命じた。

福祉フォーラム:災害時知的障害者支援 盛岡で来月6日 岩手

‎毎日新聞 
知的障害のある人たちへの災害時の支援のあり方を考える福祉フォーラム「支援が必要な人たちの災害時の備え、どこまで進んでいる?」が来月6日午前10時半から、盛岡市西部公民館で開かれる。当事者の親たちでつくる市内の福祉団体「すまいる倶楽部」が主催。基調報告として県障害福祉課の担当者が現状を説明し、養護学校でPTA活動をしている保護者や、通所施設の施設長がそれぞれの取り組みを事例発表する。聴講は誰でも可。無料。

高次脳機能障害:あなたの居場所、ここに 交流団体が説明会 埼玉

毎日新聞 
脳の損傷で記憶力が低下したり感情のコントロールが難しくなる「高次脳機能障害」。この病気に苦しむ患者同士の交流グループのことを知ってもらおうと、県内の団体などが9月16日、所沢市保健センターで合同説明会を開く。他人に理解してもらえず孤立しがちな高次脳機能障害者同士の交流を深めてもらうのが狙いで、関係者は「当事者に『居場所があるんだよ』と伝えたい」と参加を呼び掛けている。

知的障害持つ画家が絵画展 愛知

読売新聞 
軽度の知的障害がある東京都世田谷区の画家、木下明幸さん(25)の「画家AKI絵画展」が、名古屋市中区伊勢山の日本たばこ産業名古屋支店ロビーで開かれている。木下さんは、自由な感性で動植物を描くのが特徴。14歳の時に子供服やTシャツの絵柄をデザインしたのが画家へのスタートとなった。2008年にスペインで開かれた「日本・スペイン交流親善名誉作家展」で金賞を受賞した。入場無料。31日まで。

2012年8月30日木曜日

知的障害疑いの被告に「福祉鑑定」へ 大分

大分放送 
大分地裁で公判中の事件で、知的障害などの疑いがある被告の処遇をめぐり、長崎県の障がい者審査委員会が福祉の支援が必要かどうかを調査することになりました。障がい者審査委員会は犯罪を犯した障害者の更生を支援するため今年6月に発足され、福祉・医療などの専門家10人で構成しています。今回委員会が調査に乗り出したのは、大分市内のパチンコ店で現金を盗んだとして26歳の男が窃盗などの罪に問われている事件です。

障害児者一人ひとりにあった学習法探る 神奈川

朝日新聞 
知的障害児者の「療育キャンプ」が26、27日、箱根町総合保健福祉センター・さくら館であった。母親や県内各地の養護教諭、作業療法士、大学生らが発達障害や自閉症などの子どもたちそれぞれに添った指導方法を探った。箱根町では初の試みという。キャンプ前に母親が子どもの課題を示し、養護教諭らが解決のためのプログラムと教材を用意。トレーニング後には横浜国大教授ら専門家の講評を受けた。

授産施設でジビエ調理 丁寧な仕事評価、普及に一役 ‎

MSN産経ニュース 
農林業の食害対策として注目される、野生鳥獣の肉を使ったジビエ料理の普及に、障害者の就労を支援する授産施設が一役買っている。営業ノウハウに乏しく受注に苦労する施設が多いが、公的補助などで充実した調理設備や丁寧な仕事ぶりが評価された。料理は既に長野県内で提供され、秋にはJR東京駅などにも登場する予定だ。

2012年8月29日水曜日

「産むことに迷いない」 胎児に障害の可能性 東尾理子さんに聞く ‎

47NEWS 
もし、おなかの赤ちゃんに障害の可能性があったら...。誰もが思い悩む重いテーマだ。俳優・石田純一さん(58)の妻で、妊娠中のプロゴルファー東尾理子さん (36)が「胎児にダウン症の可能性がある」と診断されたことを6月にブログで公表した。出産を11月に控え「産むことに迷いはない」と言い切る東尾さんに、不妊治療や出生前診断への思いを聞いた。

作業所自立へ県立大グッズ 広島

中国新聞 
三原市学園町の県立広島大保健福祉学部の三原博光教授(障害者福祉・国際福祉学)が、障害者の事業所などと共同で商品を開発して売り出す計画を進めている。販路を広げて作業所の自立につなげる考え。三菱財団(東京)から障害者の就労を支援するモデル研究として助成を受ける。計画では、発達障害のある若者の支援などに取り組むNPO法人ちゃんくす(三原市)と同大のロゴマークを使ったグッズを作製。市内のパン店の協力を得て、障害者や学生とドイツ菓子「シュトーレン」も作る。

成年後見人:不適切財産管理で保護者1人解任 栃木

毎日新聞 
栃木県南部の知的障害者施設で、入所者の成年後見人を務める保護者ら約50人に不適切な財産管理があったとして、宇都宮家裁が保護者1人を解任し、残りの保護者らの財産管理の権限を弁護士に移したことが分かった。家裁は、後見人が報告なしに施設への寄付名目で入所者の財産から計約1億5000万円を集めたことを問題視したとみられる。

ちゃんぽん専門店:調理担当は知的・精神障害者ら、役割果たし自信と笑顔 福岡

毎日新聞 
野菜をふんだんに盛ったちゃんぽんの専門店が今月、東区若宮にオープンした。ボリューム重視の男性からヘルシー志向の女性まで客の心をつかみ、常連もつき始めた。調理担当は知的障害や精神障害のある人たち。「サポートさえあればできる」。今後、店舗数も増やす予定だ。ちゃんぽん専門店「元気堂」。熊本県八代市で障害者の就労継続支援事業所として1号店があり、福岡市内の一般社団法人「社会福祉支援協会」(島野廣紀理事長)が、調理や運営手法を引き継ぎ、若宮の店が系列の初出店となった。

2012年8月28日火曜日

発達障害理解へ研修会 山口

中国新聞 
発達障害などのある子どもを支援する周南市のNPO法人サポートクラブ翔(岡崎和子理事長)は9月1日から、発達障害を理解し、障害のある子どもの支援について学ぶ研修会を同市学園台の徳山大で始める。無料。12月1日までの全7回。ほぼ2週間に1回、土曜の午後1~3時に開く。徳山大の川島良雄教授ら障害者福祉の専門家を講師に、自閉症などの発達障害について学ぶ。障害のある子どもが参加し、美術、スポーツ、音楽などを楽しむプログラムもある。

障がい者を活かす好事例:人材活用の決め手 ‎

J-Net21 
中小・ベンチャー企業にとって障がい者を活用することは困難がともなうことなのでしょうか。実はそんなことはなく、むしろたいへん貴重な人材資源となり得るのです。

2012年8月27日月曜日

福島第1原発:集団避難の知的障害者、帰郷信じ「桜染め」 ‎

毎日新聞 
東京電力福島第1原発事故で、福島県富岡町にあった知的障害者入所施設「光洋愛成園」は、約220キロ離れた群馬県高崎市の国立知的障害者施設「のぞみの園」に集団避難している。古里を遠く離れた場所で今も集団避難を続ける唯一の福祉施設で、系列のグループホームや通所施設の利用者も合わせた68人と職員34人、その家族19人の計121人がこの地で暮らす。避難者たちは帰郷の願いを込め、9月初旬にも特産品の「桜染め」を復活させる。

障害者支え30年、感謝のパン 一戸・カナン牧場 岩手

岩手日報 
一戸町奥中山の多機能型事業所カナン牧場(藤村正治施設長)は25日、同町の奥中山公民館で同施設30周年記念の感謝交流会を開いた。利用者らが心を込めて作ったパンを提供し、地域の日ごろの支えに感謝した。福祉関係者や住民ら約100人が集まり、運営するカナンの園の及川忠人理事長は「おいしいパンを提供し、地域の人の輪を広げていることに感謝する」とあいさつ。南部小麦を使ったパンやパウンドケーキなどが振る舞われ、来場者は一つ一つ食感を楽しんでいた。

2012年8月26日日曜日

息子の力作、写真に 高江洲さん 北中城で展示会 沖縄

琉球新報 
北中城村のカフェ「グリーンオブライフ」で「大ちゃんの不思議な国―ママが撮った自閉症大ちゃんのアート写真展」が16日から開かれている。重度の自閉症がある高江洲大智(だいち)君(14)=沖縄市=は、動物や乗り物などユニークで表情豊かな粘土細工を作り出す。しかし、作った物をすぐに壊してしまうため、母・京子さん(57)はカメラで撮影し、写真として作品を残すことにしたという。写真展ではその中から約60枚を展示している。9月18日まで。入場無料。

阿波の障害者施設 うどん店10月開業へ準備 徳島

読売新聞 
お客さんの喜んでくれる顔を間近で見たい――。阿波市の知的障害者支援施設「れもん吉野」の利用者が、うどん店「麺家れもん石井店」(石井町石井)の10月中の開業を目指して準備を進めている。今年度中には、車内に調理スペースを設けた移動販売車を導入。徳島市や阿波市の事業所を昼食時間に訪れてPRする。利用者らは「お客さんが『おいしい』『うまい』と言ってくれたらそれでいい」と張り切っている。

2012年8月25日土曜日

すずかけの里:大崎の通所授産施設、工賃大幅増でやる気 宮城

毎日新聞
07年度から工賃倍増5カ年計画に取り組んでいた障害者自立支援を目的とした通所授産施設「すずかけの里」(大崎市田尻)は、初年度の1人当たり月額平均5000円を、最終年度の11年度には目標を大きく上回る同1万8000円にまで増やした。12年度はさらに同2万2000円にまで引き上げ、利用者40人のやる気に応えている。25日には地域住民への感謝を込め、2年ぶりに「すずかけの里夏祭り」を催す。

2012年8月24日金曜日

遺伝子変異、高齢の父親が子に伝える傾向強いー自閉症などのリスクに ‎

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 
22日に科学誌ネイチャーに掲載された論文によると、比較的高齢の父親は、若い父親と比べると、新規の遺伝子変異を子どもにより多く伝えることが分かった。このため、自閉症、統合失調症、その他の病気の発症リスクが高まるという。母親が高齢であることがダウン症のような染色体異常の主な要因とされている。その一方で、受胎時の母親ではなく父親の年齢が新規の遺伝子変異を子どもに伝える主な要因であることを示唆する研究結果が最近相次いで出ており、今回の研究もその流れに沿ったものだ。

デイサービス「福祉的就労」可能に 富山 ‎

読売新聞 
富山県は22日、子ども、高齢者、障害者が一緒に利用できる「富山型デイサービス」のような小規模施設で、障害者が訓練を兼ねて働く「福祉的就労」が認められることになったと発表した。富山型事業所は県内に86事業所(今年3月)あるが、福祉的就労は認められず、各事業所が独自に「有償ボランティア」の名で賃金を払っているのが現状。有償ボランティアは9事業所の14人にとどまっている。障害が重い場合、特別支援学校を卒業しても働き先が見つからないことが多いが、自宅近くの富山型事業所で就労できれば、経験を積み、一般企業での就労につながる可能性もある。

2012年8月23日木曜日

発達障害やてんかんの治療法開発へ 慶大、神経細胞制御の仕組み解明

キャリアブレイン 
慶大医学部の研究グループは、発達障害やてんかんの病態解明、治療法開発につながる、大脳皮質の形成時期に見られる神経細胞の特徴的な動きの制御メカニズムを明らかにした。発達過程では、脳の内部にあり、脳脊髄液で満たされている「脳室」と呼ばれる空間に面した部位で誕生した神経細胞は、大脳皮質のそれぞれの目的地に正確に移動して配置されることで機能する。この過程の異常が、滑脳症などの大脳皮質の形成障害、自閉症や統合失調症、てんかんなどの精神・神経疾患に関与する可能性が指摘されている。

2012年8月22日水曜日

うつ病、発達障害者など 就労支援 息長く 石川

中日新聞 
うつ病や統合失調症などの精神障害、発達障害の人たちの就労を支援する「ヴィスト金沢センター」が、九月三日に金沢市広岡にオープンする。二十日には利用者説明会が同市北安江の金沢勤労者プラザであり、当事者、ソーシャルワーカーら二十人が参加した。センター長の奥山純一さん(28)は「就職するだけでなく、働き続けられるような息の長い支援をしていきたい」と話している。

作品展:風景やアニメの折り紙30点 佐賀 ‎

毎日新聞 
高次脳機能障害のある折り紙作家、夏秋あづささんの作品展が、31日まで佐賀市天祐1のピアショップ田でんで開かれている。季節の風景やアニメのキャラクターなどを表現した作品が約30点並ぶ。例年、この季節に開催。今年は、はがきサイズの台紙やうちわにバルーンやひな祭り、リースの折り紙を貼ったり、アニメのキャラクターを描いたり、多彩な様式で表現した作品を集めた。午前10時〜午後6時半。日曜定休。

ほんわかバザー:障がい者が作るケーキなど販売 24日まで山形市役所で 山形

毎日新聞 
県内の障がい者福祉施設で作られた製品を販売する「ほんわかバザー」が20日、山形市役所エントランスホールで始まった。障がい者の社会参加の幅を広げることなどを目指して07年から市福祉作業所連絡協議会が開くイベント。今回は同協議会の10事業所が参加し、ケーキやクッキー、納豆、総菜などの食品や、コースターやストラップなど手作りの小物を販売している。NPO法人のびのび会「ワークポケット」の生活支援員、横井ゆきさん(36)は「自分たちが作った物が売れるとやる気につながり、多くの人と触れ合ういい機会になる」と話した。24日まで。

障害者雇用で乗馬施設存続案 島根‎

中国新聞 
浜田市金城町の乗馬施設「かなぎウエスタンライディングパーク」の善後策を協議する市の検討会議(委員長・小林博島根県立大教授)は20日、障害者の就労支援に取り組む社会福祉法人の運営で施設を存続させることが望ましいとの結論をまとめ、宇津徹男市長に報告した。同施設は運営主体の第三セクターが経営難で解散し、市が管理している。

2012年8月21日火曜日

五輪に続け、パラリンピック 29日から障害者スポーツの祭典

時事通信 
日本選手のメダルラッシュに沸いたロンドン五輪に続いて、29日に障害者スポーツの祭典、ロンドン・パラリンピックが開幕する。12日間にわたり20競技503種目で熱戦が繰り広げられ、陸上、競泳、卓球では3大会ぶりに知的障害者を対象とした種目も加わる。日本選手は17競技に135人が参加予定。金5個を含む27個のメダルを獲得した前回北京大会以上の成績を目指す。選手団の中森邦男団長は「五輪ではさまざまな競技で何十年ぶりという快挙を遂げ、パラリンピック選手の士気も高まった。陸上や競泳で複数のメダルが期待できる」と言う。

入店不可など障害者差別の事例報告 南区で集会 京都

京都新聞 
京都府が制定を目指す障害者差別の禁止条例を考える集会「みんなでつくろう、わたしたちの条例を!」が19日、京都市南区の京都テルサで開かれた。障害者や支援者ら約140人が参加し、差別事例アンケートの結果報告などがあった。障害者一人一人の声を条例に生かすため、福祉団体や社会福祉協議会など府内42団体でつくる「障害者権利条約の批准と完全実施をめざす京都実行委員会」が企画した。

知的障害者更生施設「箸蔵山荘」に飾り炭用窯  徳島

読売新聞 
三好市池田町の知的障害者更生施設「箸蔵山荘」に、飾り炭が焼ける炭窯が完成した。ミカンや栗などを原形を保ったまま焼く飾り炭は、同町の住民グループが手がけ、各方面に人気が高まっている。飾り炭を地域の特産品に育てようと、山荘を運営する池田博愛会の職員グループ「徒然博愛会」のメンバーが、すでにあった窯を造り直していた。10月頃には、山荘で焼かれた飾り炭が誕生する。

障害を持つ子供に音楽の面白さを 宮崎・日高まり子さん ‎

読売新聞 
音楽教諭としての初任地は、宮崎市の宮崎赤江養護学校(現・赤江まつばら支援学校)だった。障害を持つ子供たちと音楽でどうつながればいいのだろう――。宮崎大で声楽を専攻した時は、音程もテンポも厳密に決められた「ねばならない」の音楽を学んできただけに、戸惑った。ある日、同校の1人の女子生徒の声に触れ、感動を覚えた。歌になっていたわけではないのに、その声の美しさに思わず心を引かれた。「音楽を通してその人が変われば、それが音楽の力だ」。以来「音楽が面白いと気づいてもらうこと」を指導方針にしている。

ダンスも本番並みに 清流大会開会式リハーサル 岐阜

中日新聞 
ぎふ清流大会の開会式の総合リハーサルが十九日、岐阜市長良福光の長良川競技場であった。県内の特別支援学校の生徒ら二千五百人が、開会式で披露する和太鼓演奏やミナモダンスの動きを確認した。前日のぎふ清流国体開会式のリハーサルに続いての開催。清流大会は障害者スポーツの祭典で、開会式も出演者三千四百人の三分の一が障害者だ。

今年もヒノキ椅子キット 高知市の授産施設 高知

高知新聞 
今年もヒノキの椅子キットできました―。鳴子の生産で知られる身体障害者授産施設「こだかさ障害者支援センター」(高知市越前町2丁目)が、昨年に引き続き、ヒノキの子ども用椅子のキット「桧のECO椅子」を作製。500セットを市内のホームセンターなどで販売している。 同キットは580円。ホームセンターマルニ、ハマートの各店舗とホームセンター佐川、内田文昌堂、サンシャインヴィアンなどで取り扱っている。 また、22日午前10時から、サニーマートあぞの店(同市薊野西町3丁目)で同センターの職員と利用者が講師となり、キットを使ったワークショップを行う。

2012年8月20日月曜日

障害者向けの職場環境整備へ提言

NHK 
障害者が仕事を続けやすい職場の環境を整えるため、厚生労働省の研究会は、職場のバリアフリー化や支援員の配置などを事業主に義務づけるべきだとする提言をまとめました。精神障害者や知的障害者が同僚などとコミュニケーションを取りやすくなるよう、支援員の配置や気軽に相談できる窓口の設置も検討すべきだとしています。提言について、知的障害者の団体「全日本手をつなぐ育成会」の田中正博常務理事は「障害の特性によって求められる配慮も違う。企業には時間がかかってもいいので、障害者が長く働き続けられるような職場作りに取り組んでほしい」と話しています。

障害者施設でレアメタル回収  千葉

読売新聞 
使用済み携帯電話などの電子機器からレアメタル(希少金属)を回収する仕事を受注する動きが、県内の障害者施設で広がっている。電子機器を定期的に入手しにくいなどの課題もあるが、企業と交渉を始めるなど、障害者の仕事の機会を増やす取り組みが進んでいる。作業は機器の分解と基板に使用されている金属の分別だけ。同会は障害者に適した仕事と考え、本格的に受注に乗り出した。処理業者から指導を受けると、障害者たちは1週間程度で分解方法や金属の見分け方を覚えたという。

備後絣でティッシュケース  広島

山陽新聞 
福山市高西町の知的障害者通所施設「ジョイジョイワークたかにし」は、同市の特産品「備後絣(がすり)」のポケットティッシュケースを考案し、販売している。以前から取り組む特産品にちなんだ商品作りの第3弾。多くの人に福山の魅力を知ってもらおうと、施設利用者が熱心に作業している。同施設はこれまで生産日本一の松永地区のげたをかたどった「げた形の貯金箱」、市花バラにちなんだ「バラのポプリ」を作り、販売してきた。今回は藤原博文理事長(66)がわが国伝統の織物に着目し、備後絣を使った商品を思い立った。

2012年8月19日日曜日

明星大教授・高橋史朗 家庭教育支援条例と親守詩 ‎

MSN産経ニュース 
発達障害者支援法は、発達障害について、「脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現するもの」と定義している。このような先天的器質的な脳機能不全を意味する発達障害と後天的な環境因、非常に不適切な養育や養育放棄などによるものとは明確に区別する必要がある。両者は表面的な特徴は似ているが、本質的に異なるものであり、筆者や金子保氏が予防、改善できると指摘しているのは後者についてである。

発達障害早期把握へ 三木市が5歳児にも健診開始 兵庫

神戸新聞 
兵庫県三木市は、幼児の発達障害やその可能性を早く見つけ、支援に生かすため、5歳児を対象に発達健診を始めた。満5歳になる幼児がいる市内の家庭に、生活習慣などについて尋ねる「相談票」を配布。その回答などから、必要に応じて専門職が保護者の相談に乗る。市などによると、従来の3歳児健診のみでは、発達障害を把握することが難しいが、5歳児は行動に個人差が表れやすく、健診により、早い発見が期待できるという。

障害者らの作品展/「アール・ブリュット」 長野

朝日新聞 
専門的な美術教育を受けていない障害者らの芸術「アール・ブリュット」の展覧会が長野市のホクト文化ホールで開かれている。9月2日まで。2010年3月~11年1月、パリで開かれた「ジャポネ展」に出展、作品が高く評価された県内外の作家の作品を中心に約300点が展示されている。ホールの学芸員伊藤羊子さんは「県内には素晴らしい作品を作る障害者が、もっといるはず。養護学校などと協力して作家を発掘していきたい」。

ペットボトルキャップで巨大画 特別支援学級7校が合同制作 福井

福井新聞 
福井県坂井市とあわら市の7中学校の特別支援学級が巨大なエコキャップアートを合同制作した。坂井地区7校による合同制作は初めてで、4カ月にわたり同じ目標に根気強く取り組んだ成果が坂井市春江町のアル・プラザアミに展示されている。8月7、8日に両市で開催の東海北陸地区特別支援教育研究大会に合わせて企画。障害のある生徒に、多様な作業に粘り強く取り組み、協力して一つのものを作り上げる素晴らしさを実感してもらおうという教員側の思いが込められている。

2012年8月18日土曜日

「自閉症スペクトラム障害群」はミラーニューロンの活動が低い?

マイナビニュース 
京都大学は、「自閉症スペクトラム障害群」及び定型発達群を対象とし、より現実的な表情コミュニケーションを評価できる動的表情を呈示する従来にない方式を用いて、その表情を見ている間の脳活動を機能的磁気共鳴画像法(fMRI)で計測したところ、自閉症スペクトラム障害群では、他者の運動と自分の運動を結び付ける「ミラーニューロン」があるといわれている部位「下前頭回」などの活動が低いことが示されたことを発表した。これらの知見は、自閉症スペクトラム障害における表情コミュニケーションの問題が、相手の表情に自動的に共鳴するミラーニューロンの活動不全に起因すること、またそれが機能的な神経回路の形成の問題から生じることを示唆しているとした。

2012年8月17日金曜日

障害児の夏休み 公的受け皿少なく、保護者に負担 佐賀

佐賀新聞 
障害児の保護者から、夏休みなど長期休業中の公的支援の充実を求める声が上がっている。福祉施設で1日預かる「日中一時支援」や外出にヘルパーが付き添う「移動支援」などがあるが、人数は限られ、希望日に利用できない状況もみられる。保護者の負担感は大きく、親の会や福祉施設なども余暇支援に取り組んでいるが、ボランティアの確保に苦慮している。

県内初、お墓の清掃代行サービス 青森

デーリー東北新聞社 
八戸市大久保にある事業所「ドリーム」は本年度から、雇用した知的・精神障害者によるお墓の清掃代行サービスを実施している。運営するNPO法人によると、同様のサービスを障害者が行うのは青森県内初で、全国的にも珍しいとみられる。体力の衰えで墓の掃除が難しいお年寄りや、遠方に就職して頻繁に帰郷できない人も多いだけに、広く注目を集める取り組みになりそうだ。

障害者のアートコンクール 作品を募集  栃木

下野新聞 
市障がい福祉課は障害者のアートコンクール「わく・わくアートコンクールinうつのみや2012」の作品を募集している。このコンクールは、障害者の社会参加を促し、市民の間に広く障害者の文化活動や福祉について理解を深めようと2年前から始まった。市内在住か通勤・通学する障害者が対象で、未発表の自作に限る。絵画など平面作品は12号以内、立体作品は幅、奥行きがともに60センチ以内で高さが45センチ以内とする。

2012年8月16日木曜日

映画:自閉症の青年が主役 塩尻で18日、上映 長野 ‎

毎日新聞 
自閉症について広く知ってもらおうと、自閉症の青年と周囲の人々の触れ合いを描いた映画「ぼくはうみがみたくなりました」の上映会が18日午後1時半から、塩尻市大門七番町のレザンホールで開かれる。原作者らをゲストに招いたトークもある。上映後は、山下さんと元厚生労働省発達障害対策専門官で県健康長寿課の日詰正文さんが対談。映画に込めた思いや県の支援策などについて話す。大人999円、中高生600円、小学生以下無料。

博多港でアートコンテナお披露目 福岡

朝日新聞
大きな港でよく見かけるコンテナ。その鉄の箱に障がい者が描いた絵を採り入れた「アートコンテナ」が今夏、福岡市の博多港の中央ふ頭に登場した。芸術活動を通して障がい者の自立を支援する有志団体「だんだんボックス実行委員会」(神崎邦子代表)が、「殺風景な港をおもてなしの空間にしよう」と福岡市に提案して実現した。

2012年8月14日火曜日

求刑超え判決で控訴 アスペルガー症候群の被告 患者団体「正しい理解を」

時事通信 
引きこもり生活の末に、支援を続けた姉を刺殺したとして殺人罪に問われ、大阪地裁の裁判員裁判で求刑を4年上回る懲役20年の判決を受けた無職大東一広被告(42)が、判決を不服として13日までに大阪高裁に控訴した。控訴は11日付。あ患者や支援者でつくる「日本発達障害ネットワーク」の市川宏伸理事長らは13日、厚生労働省で記者会見し、「障害を理由に刑を重くすることは、同じ境遇の人を精神的に追い込む」と批判。「治療と刑罰は別。控訴審では正しく理解した審判に期待する」と訴えた。

地元産小麦でパン作り 試作3カ月、商品化 茨城

茨城新聞
牛久市女化町の知的障害者デイサービス施設「わくわく」は就労継続支援事業で、牛久産の小麦を使用したパンを作り、市内の児童クラブや保育園などで販売している。消費者の安心感が高い国産を提供しようと今年、海外産のものから切り替えた。小麦独特の甘さが子どもたちに気に入られ、好評という。

2012年8月13日月曜日

再犯の恐れか、差別か アスペルガー症候群被告への求刑超え「懲役20年判決」への賛否

MSN産経ニュース  
広汎性発達障害の一種、アスペルガー症候群の男が起こした殺人事件の裁判員裁判で、「社会に受け皿がなく、再犯の恐れが強い」として、検察側の求刑(懲役16年)を超える懲役20年の実刑判決が下されたことが、議論を呼んでいる。判決は「許される限り長期間、刑務所に収容することが社会秩序の維持に資する」とまで言及した。刑事司法に詳しい有識者や裁判員経験者は「一般国民の感覚に沿った妥当な判決」と評価したが、発達障害者の支援団体などからは「障害への理解が足りない」と批判の声も上がった。

普通学級入学へ奔走 障害児 共に歩もう‎

中日新聞 
障害のある子どもを、地域の学校で他の子どもたちと一緒に学ばせたい。養護学校(特別支援学校)すら障害児の入学を拒否することがあった時代に、そう願い、実現に向けて動いた親たちがいた。親から親、そして教師や学校へ。「分けたくない、分けられたくない」。願いの輪は広がり、今日も実践が続く。

京都府、目標大幅に下回る 障害者工賃の倍増計画‎ 京都

京都新聞 
京都府が2011年度までの5年計画で倍増を掲げた障害者の平均工賃が、14%アップにとどまったことが府のまとめで分かった。リーマン・ショックを含む経済状況の悪化に加え、現実離れした目標を設定したのが要因ともされる。府は新たに策定した計画で目標工賃を引き下げた。全国の平均工賃は10年度時点で7%しか増えていない。本来は福祉の施設であり、営業や販路開拓に慣れていないという課題もある。府は「5年で倍増というのは困難だった」と説明している。

障害者とダンサー 力強く共演 高津で「チョイワルナイト」‎ 神奈川

東京新聞 
障害のある人とダンサーが一緒になって楽しむイベント「チョイワルナイト-Danceと福祉をつなぐ-」が十一日、川崎市高津区のてくのかわさきで開かれた。会場には障害者とその介助者ら計三百人が詰め掛け、躍動感あふれるダンサーの踊りに熱狂していた。今回で二回目。主催したのは障害者施設職員や保育士など六人でつくるグループ「SOCIAL WORKEERZ(ソーシャル・ワーカーズ)」。

障害者施設、生ごみで新商品‎ 広島

中国新聞 
広島市安佐北区三入南の障害者就労支援施設「可部つちくれの家」が、生ごみで堆肥をつくる段ボールコンポストの材料セットの生産、販売に乗り出す。販路を拡大して利用者の自立を目指す。25日に三入公民館隣の公園である、ふれあいフェスティバルで販売を始める。

2012年8月12日日曜日

伊豆の発達障害男性 自らの体験談、漫画に 静岡

静岡新聞社 
発達障害の一つ「自閉症」の伊豆市在住の男性(19)が、自らの体験や困難に直面した時の対応策を描いた漫画を冊子にまとめた。発達障害の当事者本人による提案やアドバイスがあふれ、教育関係者や発達障害児の親らの注目を集めている。冊子のタイトルは「詩音くんのスキルアップ・コミック」。A4判、155ページ。男性はペンネーム「詩音(しおん)」と名乗り、現在は同市内の一般の事業所で働いている。

地元産小麦でパン作り 試作3カ月、商品化 茨城

茨城新聞 
牛久市女化町の知的障害者デイサービス施設「わくわく」は就労継続支援事業で、牛久産の小麦を使用したパンを作り、市内の児童クラブや保育園などで販売している。消費者の安心感が高い国産を提供しようと今年、海外産のものから切り替えた。小麦独特の甘さが子どもたちに気に入られ、好評という。

障害者就労支援:駄菓子屋で地域交流 板野のNPOが開店 徳島 ‎

毎日新聞 
精神障害者や知的障害者らの就労支援に取り組む板野町のNPO法人「いたののあせび」が、町役場に近い同町吹田に障害者が働く駄菓子屋「おかしの家あせび」をオープンさせた。7月の開店から約1カ月が過ぎ、店に立ち寄る子どもたちの数も徐々に増えているといい、NPOは店を地域に根ざした交流の場にしようと意気込んでいる。

2012年8月11日土曜日

広がる障害者アート 受注制作の工房登場 著作権管理の会社も ‎

MSN産経ニュース 
社会的に意味のある身近な作品を展示したい-。こんな思いから障害のある人がつくる魅力的な作品を自社ビルや集客施設に展示する企業や団体が増えている。顧客の要望を受けて制作する工房や著作権の管理を行う会社も登場し、障害者アートが広がりつつある。

夢は歌手、アスペルガー隠さず活動 兵庫

神戸新聞 
人とのコミュニケーションが苦手なアスペルガー症候群と診断された篠山鳳鳴高校3年の野口裕妃さん(18)=兵庫県篠山市糯ケ坪=が歌手を目指して活動している。イベントに出演する際は「アスペルガーシンガー きらら」と名乗って障害について説明し、「1人でも多くの人に理解者になってもらえれば」との願いを歌に込める。高校2年生の時に診断を受け、「それまで感じてきたしんどさの理由が分かった」。思い当たることはたくさんあった。見た目はごく“普通”に見えるため障害があるとは思われず、誤解されやすいのが今も悩みだという。

2012年8月10日金曜日

発達障害の被告に懲役20年、差別的と批判 3団体が声明「無理解と偏見」 ‎

MSN産経ニュース  
発達障害の一種、アスペルガー症候群と認定した殺人事件の被告の男に、求刑を超える懲役20年を言い渡した7月30日の大阪地裁判決について、患者や支援者でつくる日本発達障害ネットワークなど3団体は9日までに、「障害に対する無理解と偏見があり、差別的な判決」などと批判する声明をそれぞれ発表した。ほかに声明を出したのは日本自閉症協会と日本児童青年精神医学会。

アスペ患者の受け皿に、専門外来とデイケアの効果は? ‎

kenko 100 
近年、アスペルガー症候群などに代表される発達障害の成人患者が増加しているという。しかし、発達障害は生まれつきのものとされ、成人の発達障害患者が精神科で受け入れられないケースが多い。そのため、昭和大学附属烏山病院(東京都)では2008年、成人の発達障害専門外来を開設した。同時に、アスペルガー症候群患者を対象としたデイケアプログラムも開始し、増加する発達障害患者の受け皿を一手に引き受けている。

新聞で動かす(8) 障害ある子 社会広げる ‎

読売新聞 
台風の迫る6月半ば。知的障害や自閉症の生徒が学ぶ三重大学付属特別支援学校(津市)の高等部B組では、藤井慎平君(16)が、自分が選んだ地元紙の記事を紹介していた。他の生徒たちが面白そうに、慎平君のスクラップ帳をのぞき込む。昨秋から続く朝の会の光景だ。慎平君は中度の自閉症。担任の逵直美教諭(53)が新聞に着目したのは、「社会に接する機会が少なくなりがちな子たちに何かきっかけを与えたい」と考えたからだった。

障害者就労施設が新ブランド 長野

朝日新聞 
県内の12の障害者就労施設は、施設でつくった食品や雑貨類などの商品ブランド「ウレシナ」を立ち上げた。「うれしい信濃の品」という意味。地元だけではなく、首都圏の小売店などに向け製品をアピールしていくのが狙い。販路拡大で、ゆくゆくは障害者一人ひとりの工賃を上げることが目標だ。ブランド化の基準などはまだ決まっていない。まずは、ウレシナブランドとしてオリジナルの商品の開発に取り組んでいる。第一弾として、10、11日午前10時~19時、各施設が合同した販売会を開く。

鳥取の商品を販売 竹町「Q―suカフェ」 鳥取

大分合同新聞 
障害者の就労移行支援を手掛けている大分市の合同会社「ハートブリッジ」(佐藤英之代表)は、同社が運営する竹町通商店街の「Q―su(キュース)カフェ」で鳥取県の商品販売を始めた。「倉吉仕事塾」の利用者が作っているTシャツと、漫画家水木しげるさん(同県出身)の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」の関連グッズを販売。同県で4日から始まった「国際まんが博」(11月25日まで)のPRもする。大川代表(54)は「商品が県外に出る機会はこれまでほとんどない。両県の利用者にとっていい経験になる」と期待している。

2012年8月9日木曜日

発達障害児の支援でシンポ 広島

中国新聞 
発達障害の子どもの支援をテーマにしたシンポジウムが22日午後1時から、広島市東区牛田東の広島女学院大である。無料。同大障がい学生高等教育支援研究所が企画した。小児発達障害が専門の米国の小児科医師ロバート・レアラーさん(66)が、薬で集中力を高めて療育するなど、米国で主流のケアについて紹介する。続いて、同研究所の研究員や小学校教諭たちが、広島県内でのケア事例を報告する。定員100人。10日までに電子メールかファクスで申し込む。

自分の良さに気付いて 発達障害ピアサポートの会  富山

中日新聞 
県内の発達障害のある大人の当事者でつくる「発達障害ピアサポートの会」は十、十一の両日に富山、高岡の両市で初めてワークショップ(体験教室)や講演会を開く。自分の良さや可能性に気付いてもらうのが狙い。メンバーは「発達障害があったり、生きづらさを抱えている人たちとつながるきっかけにしたい」と話している。ワークショップは六~八人のグループをつくり、二人がルールに従って、決まったテーマを話し、残りの人は会話を見守り、二人の会話の良い点を語り合う。講演では、当事者のコミュニケーションに焦点を当て、このワークショップに取り組む東京都成人発達障害当事者会「イイトコサガシ」の代表らと大人の発達障害を考える。

「親の心理解し寄り添って」 発達障害児保育で研修  佐賀

佐賀新聞 
佐賀県療育支援センターは7日、発達障害児への理解を深め、早期療育の必要性を再確認するため、障害児保育研修会を佐賀市で開いた。広島国際大心理科学部の伊藤啓介准教授が「親の心理の理解と連携」のテーマで講演、子どもの療育の前に保護者の心理状況を理解し、段階に応じたサポートが必要と訴えた。

2012年8月8日水曜日

iPadを障害児教育に 多機能端末の活用など報告 兵庫

神戸新聞 
障害児教育に、iPad(アイパッド)などタブレット型多機能端末の活用が注目されており、本年度から導入し始めた兵庫県小野市で6日、東京大教授らによる「タブレットPC活用研修会」が開かれた。同市や加西市、丹波市などから、7特別支援学校の関係者や発達障害児の保護者ら約100人が参加した。小野市内では本年度、ソフトバンクモバイルなどが実施するプロジェクトの協力校に選ばれた2校と市単独事業と合わせ、小野特別支援学校などの3校で研究中。来年度には市内小中学校の全特別支援学級に配置予定という。

発達障害の克服例集め出版 「諦めず希望持って」 岐阜

読売新聞 
中部学院大学(各務原市)子ども学部教授で臨床心理士の別府悦子さん(52)が、自閉症など発達障害を持つ子どもたちが、周囲の支援で円滑に生活ができるようになった事例をまとめた本「発達障害の人たちのライフサイクルを通じた発達保障」を出版した。別府さんは「同じ悩みを抱える人を勇気づけられればうれしい」と話している。全障研出版部(電話03・5285・2601)の刊行。1部1785円(税込み)。

笑いが縮める距離  障害者情報バラエティー Eテレ「バリバラ」 ‎

東京新聞 
日本で初めての障害者情報バラエティー「バリバラ」(NHKEテレ、金曜午後9時)が、新鮮な切り口で話題を呼んでいる。NHK大阪放送局の制作で、関西ならではの「笑い」をふんだんに取り入れ、とかく地味と思われがちな福祉番組のイメージを覆している。障害の有無や軽重はあるにしろ、まずは一緒に笑い、それからともに考えよう-。笑いと福祉を生真面目に結び付ける。番組名は「バリアフリー・バラエティー」の略で、十三年続いた障害者番組「きらっといきる」が前身。ことし四月に始まった。

成年後見制度:県司法書士会が無料相談 来月、毎週土曜日に 和歌山 ‎

毎日新聞 
県司法書士会などは9月、高齢者や障害者らを対象に成年後見制度に関する無料相談会を開催する。敬老の日(9月17日)に合わせて毎年実施しているが、より多くの人に参加してもらおうと今年は毎週土曜に開催する。相談会は、毎週土曜日の午後1〜4時、和歌山市岡山丁の県司法書士会館で。会所属の司法書士が対応する。

2012年8月7日火曜日

「豊かな感性見て」 尼崎で障害者書道展  兵庫

神戸新聞 
兵庫県尼崎市の知的障害者習字教室「ひびき」の作品展が5日、同市南塚口町のピッコロシアターで始まった。書道師範の田中陽子さん(74)=同市塚口町=がボランティアで指導を始めて約30年。高齢になり、来年3月で教室を閉じることになった。田中さんは「子どもたちの豊かな感受性を多くの人に見てもらいたいと思い、ここまでやってきた」と振り返る。作品展は11日まで(6日は休館)。入場無料。

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