2012年5月31日木曜日

障害者の芸術活動支援 近江八幡「アイサ」開設 滋賀

中日新聞 
美術の専門教育を受けていない障害者らの芸術活動アール・ブリュットを支え、相談に応じる「アール・ブリュットインフォメーション&サポートセンター」が六月一日から、近江八幡市桜宮町の県社会福祉事業団の企画事業部にオープンする。言葉の最初の字から略称は「アイサ」と名付けた。「つくる」「つながる」「まもる」に力を入れる。相談に応じる主任アドバイザー斎藤誠一さん(35)は「作者が通う福祉施設、美術館、報道機関などと作者を信頼を持ってつなげたい。気軽に相談して」と話している。開設時間は午前九時~午後五時四十五分。土、日、祝日は休み。

化粧を基盤とした作業療法プログラムを共同開発

健康美容EXPO 
東京工科大学(医療保健学部作業療法学科 石橋仁美助教)、首都大学東京(健康福祉学部作業療法学科 石井良和教授、石橋裕助教)とカネボウ化粧品・美容研究所の研究チームは、現在はまだ確立されていない、「"化粧"を基盤とした作業療法プログラム(SSPC(※))」の共同開発に着手しました。2012年度末を目処にプログラムの完成を目指し、将来的には作業療法士にSSPCを広く普及し、障がいをもった方々の作業遂行上の問題の軽減化を図るとともに、QOL向上にも寄与させていきます。

2012年5月30日水曜日

スペシャルオリンピックス:PR、有森裕子さん福岡訪問 福岡‎

毎日新聞 
知的障害者のスポーツ活動を支援する「スペシャルオリンピックス日本」理事長で、バルセロナ五輪女子マラソン銀メダリストの有森裕子さんらが28日、小川洋知事を表敬訪問した。14年に福岡市などで開かれる夏季ナショナルゲーム福岡大会への支援を要請し、「多くの県民に大会を知ってもらい、人が持つ可能性の素晴らしさを伝えたい」と語った。大会は14年11月、マリンメッセ福岡などで陸上、水泳、テニスなど13競技を実施。有森さんによると、15年に米国ロサンゼルスで開かれる世界大会の選考会も兼ねるという。

障害者就労支援:ソーシャルファーム利用、定員の4分の1 栃木

毎日新聞 
4月に宇都宮市で初めて開所した、農作業を通じて障害者の就労を支援するソーシャルファーム(社会貢献企業)が、20人の定員に対し、現在も利用者が5人にとどまっている。市が入所の条件である障害者であることを認定する作業に時間がかかっていることなどが足かせになっている。利用者らは自然と触れ合いながらのびのび作業しており、同所で「あいさつや時間を守ることなど、社会の基本を身につけられる」と参加を呼びかけている。

“生命保険信託”で死んだ後も想い遺す!‎

ZAKZAK 
自分に万が一のことがあった場合、家族が経済的に困らないように、生命保険に入っているという人は多いでしょう。保険金が支払われれば、遺された家族は問題なく生活できるのであればよいですが、保険金受取人が知的障害者だったり、浪費癖があるような場合、自分が亡くなった後に、保険金がどのように使われるのか、心配になる人もいるのではないでしょうか。

個性豊かに「アートフレンズ展」 千葉市美術館で6月3日まで‎ 千葉

MSN産経ニュース 
障害者による総合美術展「第13回アートフレンズ展」(産経新聞社千葉総局など後援)が29日、千葉市美術館の市民ギャラリー(同市中央区)で始まった。絵画、陶芸など約360点を展示。来場者は個性豊かな作品に見入っていた。6月3日まで。

2012年5月29日火曜日

支援放置:自閉症小6評価せず、通知表に斜線‎

毎日新聞 
高機能自閉症を抱える関東地方の当時小学6年の男児(12)が3月、ほぼ全教科の成績を斜線(評価なし)とする3学期の通知表を渡されていたことが分かった。男児はクラスの授業に出られなくなっていたが、ほぼ毎日登校。発達障害児らを支援する「通級指導教室」(通級)は週3時間しかなく、保健室や図書室で過ごしていた。専門家は「学習支援が不十分で、通知表の評価が全くできないほど放置していたのは問題」と批判している。母親(41)によると、男児は集団行動や字を書くのが苦手な一方、知能指数は高く、年500冊以上の本を読む。通級では算数や図工、集団行動などを学んだ。通知表は所見欄に「毎日少しでも教室で過ごそうと取り組んだ3学期でした」などと記されたが、国語以外の学科評価は斜線だった。母親は「存在を否定されたようでショックだった」と話す。

洋菓子の技、障害者に‎ 宮城

朝日新聞  
東日本大震災の被災地の障害者に、人気洋菓子店の職人が手ほどき――。そんな講習会が6月から仙台市で始まる。プロのレシピを伝え、厳しい状況に置かれている障害者の仕事をサポートする。プロジェクト名は「神戸スウィーツ・コンソーシアムin仙台」。障害者の就労を支援している社会福祉法人「プロップ・ステーション」(神戸市)と、日清製粉(東京都千代田区)が主催し、6月から11月まで月に1回ずつ開く。知的、精神障害の人が対象で、お菓子作りをしている宮城県内の6事業所から計13人が参加する。2008年以降、東京や神戸でも講習を開き、タルトやスコーン、フィナンシェなどのレシピを伝授してきた。

「鞆の津ミュージアム」オープン‎ 広島

朝日新聞 
「アール・ブリュット」と呼ばれる作品を専門に展示する国内3番目の美術館「鞆(とも)の津ミュージアム」が26日、福山市鞆町鞆にオープンする。開館記念の企画展のほか、町中にも作品が展示され、鞆の浦の見どころがまた一つ増えそうだ。築150年以上の土蔵を創樹会が借り、約4700万円かけて改修。今年2月にプレオープンした。木造平屋建て約200平方メートル。観覧料は一般800円、大学生・65歳以上600円、中高生300円、小学生以下と障害のある人は無料。

障害児プリティーヘア 秋田

朝日新聞 
障害のある子どものヘアカットに、NPO「福祉理容美容協会 ほわいと」が取り組んでいる。料金は500円のワンコイン。美容室に行くのをためらう障害児の親がいるなか、代表で理容師の岩見谷真広さん(37)は「おしゃれする気持ちを大切にし、子どもたちを可愛く、格好良くしてあげたい」。2009年11月に始めたが、しばらく誰も来なかった。個人では難しいと思い、翌年6月にNPO法人を設立。岩見谷さんの思いに賛同した仲間がメンバーになった。理容ボランティアの日には5人ほどのスタッフで15人程度の子どもたちに対応する。気にかかっているのは、少し上の年齢層の障害者のことだ。理容室が入る福祉施設もあるが、入所者しか利用できない。「20代の人たちこそ、若くて輝く年代。その人たちも好きな髪形になれるような場所を模索中です」と話した。

放課後に障害児をケア 青森‎

読売新聞 
自立心の促進などを目的に、障害のある子どもが放課後に通う施設「放課後等デイサービス」事業が4月から青森県で始まった。前身の「児童デイサービス」事業が行われていた5年前と比べ、県内の利用者は倍近くに急増。一方で、定員を超える施設が増え、待機を余儀なくされる児童もいる。施設関係者からなる「障害のある子どもの放課後保障全国連絡会」が09年、全国522施設に行った調査結果によると、「利用日数を制限したり、利用を断ることがある」と答えたのは約4割に上った。同会の村岡真治事務局長(53)は「障害児は増加傾向にあり、デイサービスのニーズは高い。報酬単価の改善など事業者が参入しやすい制度に改善する余地がある」と指摘する。

2012年5月28日月曜日

障害に負けず鳥大合格 全国初、入試でパソコン使用‎ 鳥取

日本海新聞 
文章は読めるが文字を書くことが苦手という発達障害のある鳥取市内在住の斉藤真拓さん(20)が今春、鳥取大学地域学部に入学した。書くことが困難な障害のある人はこれまで受験を諦めることが多かったが、日本の大学としては初めて鳥取大学が入試の際にパソコンの使用を認め、晴れて合格した。関係者は「画期的なこと」と評価している。斉藤さんは「アスペルガー症候群」の診断を受け、文章は難解でも読めて理解できるが、頭の中で答えはあっても筆記具で書くことに困難が伴う。このため、筆記試験や小論文は苦手だった。

4月移転後に利用伸びる 県発達障害者支援センター‎ 徳島

徳島新聞 
4月に小松島市中田町の旧徳島赤十字病院跡へ移転した県発達障害者総合支援センター「ハナミズキ」の利用件数が伸びている。4月の来所や電話による相談は90件(55人)で、前年同月の60件(42人)の1・5倍。職員数が増え、きめ細かな支援ができる体制が整ったのが要因のようだ。2011年度まで職員は9人で、うち5人が同学園の仕事を兼務していた。12年度は職員11人全員を専任とし、相談室も2室から4室に倍増。個別相談や発達検査、就労支援などに当たっている。「これまでよりじっくり話ができる」と利用者には好評という。

自閉症:理解深めて 来月3日、我孫子で男性講演 千葉‎

毎日新聞 
自閉症への理解を深めてもらおうと自閉症男性らが講演するイベント「障がい理解コンベンション2012inちば」(障がい理解推進チームWa’s主催)が6月3日、我孫子市のけやきプラザふれあいホールで開催される。午前10時から、自閉症の青年を主人公にした映画「ぼくはうみがみたくなりました」を上映する。参加料は500円。午後1〜4時には、会話ができない重度の自閉症と診断を受けながらも、絵本や詩集などを執筆して活躍する東田直樹さんと母美紀さんが講演する。講演会参加料は1500円。

防ごう孤立死:単身の知的障害者を地域ぐるみで支援 兵庫

毎日新聞 
神戸市東灘区で、母親を亡くして1人になった中度の知的障害のある男性(51)が、地域で住民らの支援を受けながら暮らしている。同居する家族と一緒に障害者や認知症のお年寄りが遺体で見つかる「孤立死」が相次ぐ中、家族は「もし、自分が死んだら」という不安にさらされている。孤立死を防ぐために、男性のケースは一つのヒントになりそうだ。会員が異変に気づいたのは10年春ごろ。母子は汚れた服を着て、風呂にも入っていない様子だった。母親は昔話を繰り返し、病院で認知症と診断された。家の中はごみだらけ。母親が食事を作っている形跡はなく、男性は好きなものを買っては食べ散らかしていた。

ボランティア支え18年 飯山の福祉ショップ閉店‎ 長野

信濃毎日新聞 
飯山市の有志が無償で運営し、障害者と親たちが集う場所だった同市飯山の福祉ショップ「やまぼうし」が今月半ば、店を閉じた。開店から18年。関係者によると、市民が無償で運営する福祉ショップの中では、長く続いた店だった。しかし、ボランティア頼みの店番が確保しづらくなり、福祉施設で作った品物を販売する所が珍しくなくなったことなどで客が減り、閉店を余儀なくされた。やまぼうし設立に関わり、現在は飯山、中野地方で障害者福祉施設を展開する社会福祉法人高水福祉会(飯山市)の常務理事を務める福岡寿(ひさし)さん(54)によると、ボランティアが運営する福祉ショップは3~4年で閉店する例が多い。熱意で立ち上げても、手弁当に限界がある。18年続いたやまぼうしは“最長寿”になるという。

2012年5月27日日曜日

障害者トーク 発信中‎ 佐賀

朝日新聞 
今月1日に開局した佐賀市のコミュニティーラジオ「えびすFM」(佐賀市白山2丁目、89・6メガヘルツ)で、障害者が出演するトーク番組「エイブル・オン・ラジオ」が放送されている。日々の暮らしの楽しみや、生活の不便さなど、障害のある人たちの目線で情報を発信している。パーソナリティーを務めるのは、障害者の芸術活動を支援するNPO法人「アートフル」の副理事長小松原修さん(40)と、脳性マヒの障害があり、電動車いすで生活する北古賀雄三さん(27)。発達障害者や知的障害者らをゲストに迎え、毎週日曜日午前9時~11時、放送している。

さいたま市、子育て支援拠点開設へ 埼玉

読売新聞 
さいたま市は子育てや家庭支援の拠点となる「子ども総合センター」(仮称)の基本計画素案をまとめた。2017年度の開設を目指す。ひきこもり、発達障害、家庭内暴力など複雑多様化する問題の相談窓口を集約化し、総合的に専門支援を進める。大学の協力も得て、支援策や実態把握などの研究機能を備えるのも大きな特徴だ。素案では、同センターは浦和区上木崎の旧大原中学校跡地(約1万3400平方メートル)に開設。鉄筋3階で「児童相談所」、精神保健に関する「こころの健康センター」、家庭内暴力や自立を支援する「男女共同参画室」などを集約する。屋外の敷地を利用し、子育てイベントなどにも活用できる「冒険はらっぱ」(遊び場)なども設ける。総事業費60億円程度を見込み、15年度着工を予定する。

2012年5月26日土曜日

発達障がい児:輝く 描いた絵を製品化 京田辺・千葉さん、バッグやメモ帳に 京都

毎日新聞 
自閉症の長男がいる京田辺市大住ケ丘の主婦、千葉麻衣子さん(35)が、発達障がい児らの絵をデザインしたエコバッグやタンブラーなどを販売する個人企業「galleria kukkia(ギャラリア・クキア)」を設立した。長男幹太ちゃん(7)が療育教室に通った時に知り合った「ママ友」らでつくる絵画サークルで学ぶ6家族7人の子供たちが描いた動物や乗り物の絵を製品化する。千葉さんは、2歳で自閉症と診断された幹太ちゃんを療育教室に通わせる中で、同じ悩みを持つ母親たちと知り合った。今年4月に毎週第4金曜の夕方に、自宅を開放して絵画サークルを始めた。長女みなみちゃん(9)を含む健常児も参加し、講師から絵を習う。

2012年5月25日金曜日

障害者弁護、派遣33件 新制度導入8か月で‎

読売新聞 
逮捕した容疑者に知的障害がある場合、裁判所や捜査機関から連絡を受け、専門の「障害者刑事弁護人」を派遣する大阪弁護士会の新制度が順調な滑り出しだ。全国初の導入から8か月間で派遣は33件。従来、福祉関係者や家族が個別に障害に理解のある弁護士を探すしかなかったのが実情といい、弁護士会側は「予想を上回る派遣件数だ。実績を重ね、『当番弁護士制度』のように全国の弁護士会に広がっていけば」と、定着を期待している。知的障害者の取り調べでは、すでに各地検が全面的な録音・録画(可視化)を試行。警察でも今月から、できる限り幅広い場面で可視化を試みる方針が警察庁から示されている。

房総の自然色彩豊かに 自閉症の画家が個展‎ 千葉

読売新聞 
房総半島の海や花などを描き続けている自閉症の画家、君津市の本庄高士さん(26)の個展が、鋸南町吉浜のギャラリー「フィッシャーマンズテラス」で開かれている。内面から解き放たれた豊かな色彩とダイナミックな構図で、訪れる人の目を楽しませている。創作はいつも房総の海を見てから行う。父清さん(73)の運転で週2回、鴨川市に家族で出かける。何時間も海を見つめるが、スケッチはしない。「きっと頭の中で写生をしているんでしょう」と母七美さん(60)。自宅に戻ってから一気に絵を描き上げる。個展では、アクリル水彩で水色や緑などを大胆に使い、犬を描いた「散歩」など約60点が展示された。本庄さんも会場を訪れ、展示作品に満足そうに笑顔を見せている。入場無料。会場では作品の即売も行われている。27日まで。

障害者作品も 鞆に美術館‎ 広島

中国新聞 
障害のある人や現代アート作家の作品を、築約150年の蔵で展示するユニークな美術館「鞆の津ミュージアム」が26日、福山市鞆町にオープンする。7月22日まで開館記念企画展「リサイクルリサイタル―幸せ時間の共有」を開くほか、多彩なイベントを企画する。ミュージアムは広さ約400平方メートル。同市で知的障害者支援施設「福山六方学園」を運営する社会福祉法人「創樹会」が、障害者アートのアピール拠点にしようと蔵を借りて開設した。日本財団(東京)の支援を受け、約4500万円かけて蔵の内部を改修した。26日は正午から一般公開する。

2012年5月24日木曜日

障害者雇用率、2.0%に 50人以上の企業に義務づけ‎

朝日新聞 
企業に義務づける障害者雇用率(全従業員に対する障害者の割合)を、厚生労働省は来年4月、現在の1.8%から2.0%に引き上げる。引き上げは15年ぶり。同時に、義務づける企業の規模も従業員56人以上から50人以上に広げる。企業の障害者雇用は昨年、過去最多を記録するなど全体として増加傾向にあり、引き上げでさらに促す。労働政策審議会の分科会で23日了承された。障害者雇用促進法の施行令を6月に改正する。国や地方公共団体、特殊法人は2.3%、都道府県教育委員会は2.2%に、いずれも現在から0.2ポイント引き上げる。

三郷特別支援学校の体罰問題 男児の保護者が吉川署に被害届‎ 埼玉

MSN産経ニュース 
埼玉県立三郷特別支援学校で昨年、30代の女性教諭が児童の顔をたたくなど体罰を繰り返したとされる問題で、男児の保護者が吉川署に被害届を出していたことが23日、わかった。同署では傷害の疑いで捜査を開始する方針だ。吉川署によると、22日に男児の母親と弁護士が同署を訪れ、弁護士が書いた被害届を提出した。診断書は添付されていなかったが、同署ではこれを受理した。

放課後児童クラブ 発達障害の専門家派遣 静岡‎

MSN産経ニュース 
県は、近年「放課後児童クラブ」で増えている発達障害などの疑いがある子供への対応を支援するため、7月から専門家を順次派遣する方針を固めた。放課後に低学年の小学生を預かる児童クラブは基本的には市町の事業だが、人材育成の面で県も役割を担っていると判断し派遣を決めた。合わせて、障害のある子供への対応などを記したガイドブックも4月に各児童クラブなどに配布した。

障害者との触れ合いで助言 県が事例集‎ 富山

読売新聞 
県は、知的、身体、精神障害がある人々とふれあう方法を助言する冊子「障害のある人もない人も共に暮らしやすいまちづくりのためのアドバイス事例集」を作成した。A4判で21ページ。県内の小中高校や公立図書館に置いてあるほか、県障害福祉課のホームページからも閲覧できる。具体的な事例は、7団体が加盟する県障害者施策推進フォーラム協議会が収集し、富山大人間発達科学部の西館有沙准教授が中心となって助言を執筆した。冊子は、障害者と接する機会が多い民生委員にも配布する予定。

姫路の特別支援学校新設 県の審査会が妥当と判断‎ 兵庫

神戸新聞 
兵庫県は23日、県教育委員会が、姫路市に2014年度の開校を予定する県立特別支援学校について、総合事業等審査会(会長=森津秀夫流通科学大教授)が事業推進を「妥当」と判断し、新設を承認したと発表した。同審査会は、整備費10億円以上の建造物を審査している。新設される特別支援学校は、県立姫路特別支援学校(姫路市)の児童・生徒数が5年で約5割増え、仮設校舎の設置などでは対応できないため、近隣の旧県立姫路高等技術専門学院跡地に計画していた。ただ、新設校の規模や場所について、県民に十分理解されるよう配慮し、計画的に事業を進めるよう求めた。

2012年5月23日水曜日

フランス料理店が開店、障害者の雇用の場拡大‎ 島根

山陰中央新報  
障害者らの就労の場となるフランス料理店「BISTRO庵TENDRE」が21日、JR松江駅(松江市朝日町)の西側に連なる飲食店街の一角にオープンし、従業員となった障害者3人が、調理補助や接客に当たった。障害者支援施設を運営する社会福祉法人「ふらっと」(松江市石橋町)が、障害者の雇用拡大を狙いに昨年秋から開店準備を進めていた。「誰もが優しい笑顔になれる場所」を目指し、フランス語で「優しい」の意味を持つタンドールを店名に付け、地元産にこだわった料理を中心に提供していく。営業時間は午前11時から午後11時まで。ディナーにも対応し、地酒や地ビールもそろえ、来店を誘う。

2012年5月22日火曜日

検察が知的障害の容疑者更生支援 NPOと連携‎

読売新聞 
全国の地検で知的障害を持つ容疑者の取り調べ改革が進む中、長崎地検で始まった新たな取り組みが注目を集めている。地元のNPO法人が障害者の取り調べに専門家を派遣し、福祉施設が刑期を終えた障害者らを受け入れることで、早期の社会復帰につなげる試み。地検が「施設での更生」を条件に裁判で執行猶予を求めて認められる“成果”も出ており、最高検は同様の仕組みを全国に普及させたい考えだ。同会の田島良昭理事長(67)は「犯罪者に刑罰を科すことに重点を置いてきた刑事司法が、犯罪者の社会復帰へつなげる仕組みに変わり始めた。地検と協力し、障害者の自立や更生を後押しできるプロセスを作り上げていきたい」と話す。

障害者が働く 教育の現場は‎ 岐阜

朝日新聞 
「2%」に向けて、県教委が格闘を続けている。法律で定められた、教育委員会が雇うべき障害者の割合だ。その数字から、どんな実態や課題が見えてくるのか。県教委の昨年12月末時点の障害者雇用率は1・93%で、法定率を下回った。2009年から3年間で障害者54人を採用する計画だったが、実際の採用は半数の27人にとどまった。岐阜労働局は「計画通りに採用すれば達成できるはず。公的機関が率先して取り組むのは当然」としている。ただ、現場には戸惑いもある。促進チームの座長である丹羽章教育次長は、法定率を満たしていないことばかり指摘する国の姿勢について「数字ありきで、共生教育のあり方については二の次になっている。教育の質を上げるための議論が足りないのではないか」と疑問を呈する。

作品展:CGや水彩、連日のにぎわい 秋田‎

毎日新聞 
自閉症の小野崎晶(あき)さん(22)、大仙市=がCG(コンピューターグラフィックス)や水彩など多彩な画法で描いた“内なる言葉”の作品展が同市大曲大町の市産業展示館で開催され、連日にぎわっている。20日は脳関連の障害者・家族らを支援するボランティア団体「秋田パイロットクラブ」の関係者も来場。国際民間組織の同クラブは晶さんの個展開催などに尽力しており、会員の鳥井晴弥(はるみ)さん=秋田市=は「作品は素晴らしく、世界へ向けて紹介していきたい」と話した。会期は27日まで(21日は休館)。入場無料。

障害者いきいき働く場‎ 島根

朝日新聞 
松江市朝日町のJR松江駅近くの高架下に21日、仏料理店「ビストロ庵(あん)タンドール」が開店する。障害者が働く場の可能性を広げるため社会福祉法人「ふらっと」(石橋町)が、本格的な飲食店経営に挑戦する。店は約130平方メートルでカウンターとテーブル合わせて55席。法人理事で車いすのおかみ、中川真弓さん(49)をはじめ、身体・知的障害者2人が接客、調理師免許を持つ知的障害者1人が調理場を担当する。営業は午前11時から午後11時(今月は無休、6月から水曜定休)で、昼はパンとサラダが食べ放題のランチ(980円)を提供する。

2012年5月21日月曜日

障害者支援へ雇用型事業所を開設 熊本YMCA ‎

熊本日日新聞 
社会福祉法人熊本YMCA福祉会(熊本市)は、同市中央区新町の中央YMCA内に就労継続支援事業所(A型)を開設した。もともとあった食堂「ウエルビー」を同事業所として運営。同福祉会によると、YMCAによる同事業所の運営は全国初。19日、開所式があった。同YMCAは1999年から、発達障害のある小、中学生の学習支援などを実施。事業所開設は、そのノウハウやYMCAのネットワークを生かして、障害者の社会参加を促進するのが目的。自立支援法に基づく就労継続支援事業所はA型(雇用型)とB型(非雇用型)があり、A型事業所は比較的軽度な障害がある通所者と雇用契約を結び、一般就労へつなぐ支援もする。

「えがお豆腐」順調です 小松の障害者支援施設 開設1カ月 石川

中日新聞 
四月に開設した小松市糸町の障害者就労支援施設サービスセンターいとまち(社会福祉法人こまつ育成会)の利用者たちが、「えがお豆腐」と名づけた豆腐作りに励んでいる。利用者と職員計七人が施設で製造している。小松産の大豆を機械にかけて抽出した豆乳に、にがりを入れ勢いよく混ぜ、固まれば豆腐の出来上がり。適度な大きさに切った豆腐を丁寧にパックに詰める。六十代の女性は「作業も難しくないので順調です」と慣れた手つきで包装していた。豆腐は一丁二百円で、施設や育成会が運営する「福祉の店夢や」(本折町)で販売。市内の保育所や飲食店五カ所にも卸している。

障害者が働くレストラン 開店4周年でアスパラサービス 北海道

北海道新聞 
知的障害や精神障害がある人たちが働いているレストラン「グリーンパーク」(中央2の6)が、20日に開店4周年を迎える。記念して21日~6月9日の間、食事メニュー全30品に地元産アスパラを無料で付ける。社会福祉法人「北ひろしま福祉会」が運営。調理師と接客責任者に加え、知的障害や精神障害があるスタッフ12人が交代で1日3人ずつ、接客や調理補助で働く。4周年記念でサービスするアスパラは、市内南の里の農家が生産したLサイズ2本。当日の朝収穫したばかりの新鮮なものをゆでて、パスタやハンバーグ、シチューなど各料理の皿に添える。営業時間は午前11時半~午後3時半で、日曜、祝日は休み。

2012年5月20日日曜日

日本から世界へ!障がいを持った子どもたちも遊べるキュートなアプリを開発する「キートン・コム」

greenz.jp 
どちらのアプリも一見かわいい子ども向けのようですが、実はどちらのアプリも障がいを持った子どもも楽しめるようにと開発されたもの。今では家庭だけでなく、学校や療育施設などでも活用されています。特に「子ども静かにタイマー」の方は、自閉症や注意欠陥・多動性障害(ADHD)がある子どもの特別なニーズに対応し開発されました。障がいを持った子ども向けの知育アプリは、これまでにも開発されてこなかったわけではありません。しかし、簡単すぎてすぐに飽きてしまったり、逆に難しすぎて諦めてしまったりというものが少なくありませんでした。

2012年5月19日土曜日

社会全体でサポート 発達障害、正しく理解を 親たちを追いつめないで‎

MSN産経ニュース 
今月上旬、大阪維新の会大阪市議団が成立を目指した「家庭教育支援条例案」の原案に「乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害などの要因」といった内容が盛り込まれ、抗議が殺到、白紙撤回された。発達障害は先天性の認知機能障害ということが、1970年代頃から医学的に定説となっている。しかし、今も発達障害の子供たちを育てる親たちは心ない言葉や偏見に苦しんでいる。現場を取材した。

一歩・障害を越えて:「人の役に立ちたい」障害者らが働くカフェ、開店 奈良

毎日新聞 
知的障害などのある人たちが働き、焼きたてパンなどを提供する店「カフェ&ベーカリー クラムボン」が、奈良市三碓町にオーブンした。店内はアンティーク製家具が置かれた落ち着いた雰囲気で、連日多くの客が訪れている。運営しているのは社会福祉法人「青葉仁(あおはに)会」(奈良市、榊原典俊理事長)で、店名は宮沢賢治の作品から。阪奈道路沿い、富雄ICの近くにある。店内はアンティーク調の家具で統一され、パスタ、サンドイッチ、各種の紅茶などを楽しめる。営業時間は午前10時〜午後6時。

障害者に働く場/近鉄御所駅前にオープン‎ 奈良

朝日新聞 
県南部の観光PRと駅前振興を図るとともに障害者の働く場ともなるアンテナショップ「Ohisama(おひさま)カフェ&ショップ」が、御所市東松本の近鉄御所駅前にオープンした。社会福祉法人せせらぎ会(御所市室、西沼康友理事長)が開いた。知的障害者向けの通所授産施設を運営している会は、通所者が働くパン工房や店を4店経営しており、今度で5店目。スタッフは常時6人で、うち障害者が2人という。会や他の福祉施設の産品コーナー、御所市のPRコーナーも。営業は午前9時~午後4時半。午前7時半から開店まで、店前のワゴンでパンなどを売る。木曜定休。

西荻窪の障害者制作・雑貨セレクトショップでコラージュシート「poriff」展‎ 東京

吉祥寺経済新聞 
全国の福祉施設で作られる手仕事品のセレクトショップ「マジェルカ」(杉並区西荻北3、TEL 03-6671-7106)で5月19日より、「The trip to Tokyo of poriff !!!」が開催される。同店は、「障がい者が作る製品にも質が高くて魅力的な製品がたくさんあることを多くの人に伝え、製品を手にしてもらうことで障がい者をもっと身近に感じてほしい」(代表の藤本光浩さん)と、昨年9月、西荻窪にオープン。「地域活動支援センターかけはし」(大阪府岸和田)の手仕事品を展示販売する同展。ポリ袋や梱包(こんぽう)材などを切り抜いたり重ねたりしてコラージュし、アイロンの熱で圧着してできあがるシート「poriff」を使ったバッグやカードケース、ブックカバー、ブックマーカー、ジャケットなどカラフルな作品を並べる。開催時間は11時~20時(5月19・20日は18時まで)。火曜定休。6月3日まで。

2012年5月18日金曜日

障害者の雇用率 2%に引き上げへ

NHK 
就職を希望する障害者が増え続けていることから、厚生労働省は、企業に義務づけている障害者の雇用率を現在の1.8%から15年ぶりに引き上げて2%とする方針を固めました。障害者の雇用を巡っては、現在、従業員が56人以上いる企業に対し、全体の1.8%以上の障害者を雇用するよう法律で義務づけています。一方で、義務づけられた雇用率を達成している企業は去年6月の時点で45%と半数以下にとどまっていることから、厚生労働省は、企業に対し、障害者を雇用した際に支払われる助成金の制度の活用を呼びかけるなどして雇用を確保していく方針です。

維新の会の「条例案」 謝罪、撤回、そして勉強会‎

毎日放送 
「大阪維新の会」が「発達障害は愛情不足が原因」などとする条例案を発表し、保護者の抗議で撤回した問題で17日、「維新」の議員らが、発達障害についての勉強会を開きました。 この問題は、「大阪維新の会」が提案を予定していた「家庭教育支援条例案」に、発達障害の原因が「乳幼児期の愛着形成の不足」などと記載されていたことから、保護者が猛反発。結局、「維新の会」が謝罪し、白紙撤回したものです。保護者の要望で開かれた17日の勉強会では、「行政は、親を非難するのではなく、支援する方法を考えてもらいたい」との意見が出されました。

発達障害者の積極雇用に道 高い集中力 事業に生かす‎ 石川

中日新聞 
対人関係が苦手な発達障害の人の就労を目指し、金沢市に先月、農業法人が誕生した。受け入れ先として、この障害に特化した会社組織は全国でも珍しく、北陸では初めてとみられる。すぐに雇用できる状況ではないが、軌道に乗れば発達障害者を積極活用するビジネス・雇用のモデルとして注目されそうだ。 農業法人は、金沢市の薬品販売会社経営前田泰一さん(61)が設立した。勤勉で集中力があり、斬新な発想もできるといったこの障害独特の個性を生かすことを目指す。福祉や支援の対象ではなく、能力を発揮できる環境や制度を整えればビジネスとして事業展開できると株式会社にした。

障害者の預金着服、初公判で元副理事長が認める 神奈川

カナロコ 
横浜市泉区のグループホームに入居する知的障害者の預金を着服したとして、業務上横領の罪に問われたNPO法人「障害者フルライフサポート・ユーリカ」の元副理事長矢ケ部恵美被告(60)=同市戸塚区=の初公判が17日、横浜地裁(板津正道裁判官)で開かれた。被告は「間違いないです」と起訴内容を認めた。検察官は冒頭陳述で「被告はグループホームが支払うべき支出の工面に窮し、それに充てた」と指摘、グループホームの運営などに使った、と述べた。

富岡に県立特別支援学校、来春開校方針‎ 群馬

読売新聞 
県内3地域(吾妻、富岡甘楽、藤岡多野)が県立特別支援学校の空白地帯となっている問題で、県は富岡甘楽地域について、富岡市立富岡中学校(富岡市七日市)の南校舎を改装し、新設校を置く方針を固めた。2013年4月の開校を目指し、県議会5月定例会に改修工事費約1億8000万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出する。藤岡多野、吾妻の両地域は既に候補地が決まり、それぞれ14年度、15年度の開校を目指している。富岡甘楽地域での決定で、空白地域は完全に解消されるめどが立ったことになる。

本格焙煎の香り 「ぴぃたぁ珈琲」オープン‎ 大分

大分合同新聞 
障害者の就労支援事業を進める日田市石井の社会福祉法人「ぴぃたぁパンの家」は好調な焙煎(ばいせん)コーヒー事業を拡大し、加工施設兼販売の「ぴぃたぁ珈琲」を新たにオープンさせた。これまでより作業スペースを広くして対面販売も開始。窓は大きく開放的な雰囲気で、利用者が働く姿も見せている。同法人は「本格的な味わいと、きめ細かなサービスが特徴。利用者が生き生きと働く姿も知ってもらいたい」としている。ドリップの袋に写真や文字を印刷するサービスも。営業時間は午前10時から午後5時。

2012年5月17日木曜日

テレビ朝日『Qさま!!』で自閉症を「病気」と報じ謝罪 ネットからは「絶対に許さないよ」との声

ロケットニュース24  
テレビ朝日の人気バラエティ番組『Qさま!!』が、ホームページ上で謝罪文を掲載している。番組内で「自閉症」を病気として報じたのが問題視されたためだ。このことがインターネット上でも取りあげられて炎上する騒ぎとなり、テレビ朝日が「誤ったイメージを与える表現があった」と謝罪しているのだ。

自閉症を「病気」と放送 テレビ朝日がおわび

47NEWS 
テレビ朝日は16日までに、クイズ番組「Qさま!!」の14日放送分で、先天的な脳の機能障害と考えられている自閉症を病気として扱ったとして、番組の公式ホームページで訂正し、おわびのコメントを掲載した。テレビ朝日広報部によると、番組で「ここ10年で患者数が増えている病気を選びなさい」という問題を出題。自閉症を正答の一つとし、男性が頭を抱えて落ち込んでいるようなイラストを使用した。放送中に視聴者などから指摘があったという。

障害ある人の就職が過去最多に

NHK 
心や体などに障害がある人のうち、昨年度、就職した人は5万9000人余りと前の年度より12%増加して過去最も多くなり、厚生労働省は「景気が持ち直しているため、企業の採用意欲が徐々に高まり、就職した人が増えたのではないか」と分析しています。このうち就職が最も進んだのは精神障害者で、1万8845人と前の年度より30%の大幅な伸びとなったほか、知的障害者が1万4327人で9%、身体障害者が2万4864人で3%、それぞれ増加しました。また、産業別に見ますと、最も多かったのは医療・福祉で1万3751人と前の年度より31%増加したほか、製造業が9282人で6%、卸売・小売業が9203人で5%とそれぞれ増加しています。

発達障害児が通うインターナショナルスクール 特性生かし生きる喜び発見  東京

MSN産経ニュース 
知的障害を伴わない軽度の発達障害を抱える子供たちが通うインターナショナルスクールがある。東京都港区のNPO法人「インターナショナルセカンダリースクール(ISS)」だ。現在は日本人を含む37人が通学。専門家らによる少人数教育と個別指導のほか、一人一人の特性を生かす進路選択の支援を受けている。

NHK【情報LIVEただイマ!】推計105万人!「発達障害」血液で簡単検査法見つかった ‎

J-CASTニュース 
先天的な脳機能の障害で心身の発達に遅れが出る「発達障害」の患者が急増している。推計では105万人にも昇るという。発達障害の中でも性格の問題と区別がつきにくく、見過ごされがちなアスペルガー症候群を含む「自閉症スペクトラム障害(ASD)」は、早期発見が難しく課題となっている。そんな中、浜松医科大学の研究チームがASDの脳のメカニズムを解明し、子ども時代にASDかどうか血液検査で簡単に調べられる方法を開発した。

たつのの自閉症の少年が絵画展 温かなタッチが好評  兵庫

神戸新聞 
自閉症でコミュニケーションが苦手な兵庫県たつの市御津町釜屋の山本淳一郎君(16)が、得意の絵を生かした絵本「クレヨンものがたり」を初めて出版した。15日からは赤穂市新田のギャラリー「クラフト空のいろ」で作品展が始まり、“絵かき屋さん”の夢に向け着実に進んでいる。絵本はB5判42ページ。1500円。作品展会場でも販売。作品展は6月2日まで。午前10時半~午後6時(2日は午後5時まで)。無料。日、月曜と5月24日は休み。

2012年5月16日水曜日

発達障害児の学習支援 元相談員が塾開講 兵庫

神戸新聞 
兵庫県姫路市教育相談センター(現総合教育センター)の元教育相談員が、発達障害児を対象にした学習塾を開いている。集中できない、緊張で話せないなど、子どもの特性に合わせて指導する。著しい成績アップは難しくても、解けた経験を重ねることで学習意欲を維持することを目指す。「みつばち教室」(姫路市勝原区宮田)の市田えり子さん(39)。20代後半から7年間、不登校児のサポートをしてきた。中には、発達にまつわる問題から学習につまずき、不登校になっている子どももいたという。小学生が対象で、週1回50分。2、3人の少人数指導。

視線の動き捉え自閉症を早期発見 乳幼児検査へ活用期待  静岡

静岡新聞社 
静岡大工学部(浜松市)の海老沢嘉伸教授の研究グループが、浜松医大(同市)や装置開発メーカーと共同で、視線の動きを手掛かりに短時間で自閉症を見分ける診断支援装置の開発を進めている。高精度の視点検出技術を応用することで、長時間の検査ができない乳幼児の診断が簡単に行えるようになり、自閉症の早期発見への活用が期待される。海老沢教授は「自閉症は増加傾向にあるだけに、専門的な診断を受けなくても簡単に障害が分かる装置として役立ってほしい」と、乳幼児検診を行う保健所などに普及させたい考え。装置の一体化や使いやすさの向上を図り、2年以内の製品化を目指している。

発達障害児・者支援シンポ:才能教育を考える 富山 ‎

毎日新聞 
発達障害と才能教育をテーマにしたシンポジウム「いいところさがしを支援の軸に」が19日午前9時から、富山市の富山大五福キャンパス黒田講堂で開かれる。発達障害児・者の支援はこれまで、苦手、不得意分野への指導に重点が置かれていたが、いい部分や才能を伸ばすために本人や支援者に何が求められるかは、ほとんど検討されてこなかった。そこで今回は、得意な側面に着目することを重視した教育に携わる日米の教育者、研究者を招き、「いいところさがし」の支援について検討する。

発達障害児の療育事業開始、NPO法人厚木なのはな 神奈川 ‎

カナロコ 
NPO法人厚木なのはな(中川孝子代表)は15日、4月に厚木市下荻野で始めた発達障害児の療育事業「なのはな」の開始式を行った。同事業は未就学児から中学生までを対象とし、個別指導やグループ指導のほか、発達相談や親子教室を行っている。就学後の児童向けとしては市内初という。現在はスタッフ6人体制で約40人が通っている。式では中川代表が「ここまで大変なことがあったが、ここからがスタート

発達障害若者へ社会参加支援広がる‎ 栃木

読売新聞 
発達障害を持つ人に、運転免許や高卒認定試験の取得を支援して社会参加を後押しする取り組みが県内で広がっている。道交法や障害者自立支援法の改正で持病や障害を持つ人への門戸が広がるなか、発達障害は自他共に気づきにくく、支援が手薄だった。一人ひとりの個性に合わせた指導方法の確立が期待される。

手作りお菓子どうぞ、18日に中原区の障害者施設が販売 神奈川

カナロコ 
障害者就労支援施設「おかし工房しいの実」(川崎市中原区木月伊勢町)は18日、モトスミ・ブレーメン通り商店街コミュニティーセンター(同区)で、利用者が作ったクッキーやケーキ、ラスクなどのお菓子の販売会を行う。午前10時から午後4時まで。利用者の一人、薄井美世子さん(29)は、「いつも心を込めて作っています。食べてくれた人みんなに笑顔になってほしいです」と意気込んでいる。

5色華や  ムース人気 地場産青果を原料に製造販売‎ 宮城

河北新報 
宮城県大崎市田尻の知的障害者通所授産施設「すずかけの里」は、地場産の青果を主原料に開発したムースの製造販売を本格的に始めた。施設外での取り扱いは市内の道の駅「三本木やまなみ」だけだが、道の駅で4月に売り始めてから人気がじわじわ広がっている。ムースはキウイ、ベリー、カボチャ、小松菜、ニンジンの5種類。キウイは大崎市三本木産、ベリーは美里町産ハックルベリーと国内産ブルーベリーを使用。カボチャなどの野菜は田尻など大崎市産を中心に使う。食品添加物を含まず、冷凍状態で販売している。1個160円。

障害者の就労支援/22日、高松にうどん店開業‎ 香川

四国新聞 
障害者の就労を支援しようと、香川県高松市の社会福祉法人「田村やまびこ会」は22日、同市番町2丁目に障害者らが運営するうどん店を開業する。メニューは4種類のうどんに加え、栄養士が監修し、低カロリーで野菜がたくさんとれる弁当もセットで用意、価格もセットで500円に抑えている。16、17日はプレオープンで、先着50人にランチを無料で提供する。営業は平日の午前11時半から午後1時半まで(土、日、祝日は休業)。

新メニュー・ジェラート味わって 就労支援事業所「えすぺらんと」が販売 岡山

山陽新聞 
自閉症など発達障害を抱える人たちが自立を目指し大判焼きの製造・販売を手掛けている岡山市北区鹿田町の「えすぺらんと」で、新メニュー・ジェラートの販売が始まった。ミルク、イチゴ、抹茶など毎日6種類を用意。「どの味もお薦め。ぜひ味わって」と来店を呼び掛けている。シングルのコーンとカップがあり、ともに300円。営業時間は午前10時〜午後6時。日曜定休。

2012年5月15日火曜日

宇都宮市役所の授産品販売所 年々人気、売上順調‎ 栃木

下野新聞 
市役所1階にある障害者福祉施設の授産品販売所「わく・わくショップU」が22日、オープン3周年を迎える。年々売り上げを伸ばし、リピーターも増え、すっかり定着してきた。25日には、参加する18事業所が一堂に会する3周年記念特別販売会を市役所市民ホール南側で開く。時間は午前10時から午後3時までだが、商品がなくなり次第終了となる。

相談事務所を新設 障がい者の悩みに対応、むゆる館‎ 沖縄

八重山毎日オンライン  
石垣市社会福祉協議会指定相談事業所むゆる館はこのほど、市内登野城の地域活動支援センターサロン横(八重山警察署西側)に新たに事務所(伊良部義一所長)を開設した。指定相談支援事業所には3人の相談員がおり、障がい者や障がい児が生活するうえでの悩みや福祉サービスなど、利用者が抱える不安や問題について迅速に対応する。また、福祉サービス利用計画案の作成や確認も行う。

障がい者団体協、役所内「いそはん」開店‎ 沖縄

沖縄タイムス 
名護市役所庁舎内売店「いそはん」が10日午前、オープンした。NPO法人名護市障害者関係団体協議会(比嘉豪理事長)が市の委託を受け、運営する。市内の北部障害者生活支援センター・ハーモニーや地域生活支援センター・ウェーブ、精神障害者小規模作業所・虹の橋、のびる福祉サービス事業所、いしなぐ授産所の利用者らが作った木工品、染め物、弁当、おにぎり、もち菓子なども販売する。

パン作りプロに習う 福祉施設「ひまわり」‎ 沖縄

沖縄タイムス 
昨年、パン・お菓子を製造する全国の福祉施設の大会「チャレンジドカップ」で、パン部門の3位に入賞した市渡橋名の障害福祉サービス事業所ひまわりファクトリー(井上真由美管理者)は8、9の両日、長年、各地のベーカリーに技術指導している加藤晃さん(74)=横浜市=の指導を受けた。加藤さんの派遣は、同大会で同時受賞した「パン屋さんよろず相談室賞」の副賞。加藤さんの豊富なキャリアによる丁寧な指導に、職員は決意を新たにしていた。

障害児の公立高進学、千葉で5月27日に相談会‎ 千葉

朝日新聞 
障害児の公立高校進学についての相談会が27日午後1時半~4時半、千葉市中央区弁天3丁目の市生涯学習センターで開かれる。市民団体「千葉『障害児・者』の高校進学を実現させる会」の主催。元教員の佐藤陽一さんが障害者の高校進学の現状や受験時に受けられる介助や代読、代筆などの制度を説明。実際に受験や通学をしている生徒や親が体験を話し、個別相談にも応じる。

2012年5月14日月曜日

ゼノ牧場50年、福祉向上誓う 広島

中国新聞 
創立50周年を迎えた福山市沼隈町の社会福祉法人「ゼノ」少年牧場は12日、記念式典を市内のホテルで開いた。職員や広島県内の福祉関係者たち約200人が出席。障害者支援や児童福祉に取り組む決意を新たにした。全国で戦災孤児の救済活動をした後、知的障害児施設を開いた創始者の故ゼノ・ゼブロフスキー修道士の生涯が写真を交えて紹介された。縄手建理事長は「新たな福祉の需要にも意欲的に応えたい」と述べた。法人は1962年5月に設立。現在は市内で障害児入所施設や保育所など12施設を運営している。

2012年5月13日日曜日

田植え通じて障害者ら交流 香川

四国新聞 
「日本の棚田百選」の一つにも選ばれている香川県小豆島町中山の千枚田で12日、小豆島と岡山県玉野市の障害者支援施設の利用者らが、田植え定規を使った稲の手植えに挑んだ。同町が昨年度から取り組む「障がい者農業就労体験交流事業」の一環で、他施設や地元の人たちとの交流を深めるとともに、農業への就労の可能性を探るのが狙い。将来は施設による農作業の受託や自主経営を目指しており、町内の農地保全にもつなげる。参加したのは同町安田の「あすなろの家」をはじめ、土庄町上庄の「ひまわりの家」と玉野市の「のぞみ園」の利用者35人。

障害者に就労の場を 「キッチンめぐみ」が14日、能代に開店「愛される店に」 秋田

毎日新聞 
「障害者に就労の場と生きがいを」と、能代市二ツ井町に14日、障害者施設が運営する食堂「キッチンめぐみ」が開店する。空き店舗を借り上げ、内装を施した店内は明るく、メニューは「駅の立ち食い感覚で」とそばやうどん、おにぎり、カレーがメーン。準備も整い、施設側は「お客様に愛される店に」と張り切っている。開店するのは、社会福祉法人二ツ井めぐみ会(工藤憲理事長)が同市二ツ井町で運営する障害者通所施設「二ツ井めぐみ園」(工藤正喜園長)。市空き店舗流動化支援事業補助金を得て、家賃や改装資金の一部を工面し、きみまち阪公園周辺の国道7号沿いの木造2階建ての空き店舗を改装。1、2階に合わせて約170平方メートルのスペースを確保した。団体客も受け入れできる。

障害者らの豆腐店3周年、恩返しセール 京都

京都新聞 
障害者が作る京都市北区の豆腐店「とうふ屋あい愛」が開店3周年を記念して、17、18日に地域への恩返しセールを行う。東日本大震災発生時には材料の供給が止まり、一時休業を余儀なくされるなど苦しい時期を乗り越えてきた。同店は「これまで地元の人たちに支えられて続けてこれた。今後も地域の豆腐屋として愛されるように頑張りたい」としている。記念セールでは、豆腐購入者に系列施設が作ったあぶらとり紙をプレゼントするほか、500円以上購入すると、250円分の豆腐券を配る。

2012年5月12日土曜日

小中の「通級指導」6万5千人 「発達障害に対応」と文科省

47NEWS 
障害のある公立小中学生のうち、通常学級に在籍しながら、必要に応じて別の学校や教室で授業を受ける「通級指導」の対象者は、昨年5月時点で6万5360人だったことが11日、文部科学省の調査で分かった。調査を始めた1993年の5倍以上で、18年連続の増加。文科省は「学校の受け入れ態勢が整うとともに、発達障害に気付いて対応を求める保護者が増えているのではないか」とみている。

Kinectを利用して幼い子供に発症する自閉症を検知する研究‎ 米

Gpara.com
Xbox 360用モーションコントロールシステム「Kinect」(キネクト)の応用例は、アカデミックな領域で数多く発表されている。これは、自閉症の初期症状が始まっている幼児を自動的にいち早く見つけ出そうというものだ。自閉症スペクトラム障害は、子供がまだ幼いときに兆候を見極めるのは大変難しい。だが、スピーチセラピーや社交・意思疎通のスキルを磨くためにも、発見は早ければ早いほどいい。通常は、子供が遊んでいる様子を映したビデオを、経験を積んだ医師が見て判断するのだが、このやり方だと時間やコストがかかってしまう。そこで、米ミネソタ大学の小児発育研究機関は、部屋に集まった3〜5歳の幼い子供たちの動きを5台のキネクトで検知し、自閉症を発症している子供をいち早く見つけだそうとしている。

焼酎用サツマイモ作り始動 南アのNPOと障害者施設‎ 山梨

山梨日日新聞 
南アルプス市のNPO法人「南アルプスファームフィールドトリップ」(小野隆理事長)や同市などでつくる南アルプス遊休農地活用協議会は、障害者施設と協力して、市内の遊休農地でサツマイモを栽培するための開墾作業を始めた。収穫したサツマイモで芋焼酎を造り、来年からの販売を目指している。同協議会は、障害者の社会参加や遊休農地の活用を目的に取り組みを開始。4月下旬から開墾作業を始め、同協議会のメンバーや活動への賛同者が、農機具を使って約500平方メートルの農地を耕した。

2012年5月11日金曜日

自閉症の遺伝学的不均一性‎

Nature Asia  
自閉症スペクトラム障害(ASD)には遺伝的特性が強くかかわっていると広く考えられているが、この病態の基盤となる原因はほとんど解明されていない。今回3つの研究グループが、散発性ASD患者とその両親やASDでないきょうだいを多数含めた、大規模なエキソーム塩基配列解読研究の結果を報告している。これら3つの論文を総合すると、自閉症患者間には極端な遺伝子座不均一性が見られ、ASDにかかわる遺伝子は数百個に上り、どの遺伝子を見ても、かかわっている症例はごく一部に過ぎない。

発達障害の学生の学習支援について学ぶ 16日に第1回講演会‎ 長野

信濃毎日新聞 
県内8大学でつくる「高等教育コンソーシアム信州」(事務局・松本市)は、注意欠陥多動性障害(ADHD)や、対人関係などに問題がある広汎性発達障害(PDD)など発達障害の学生の学習支援を学ぶ講演会を16日、信大教育学部(長野市)で開く。連続講演会(全4回)の第1回。各大学を結ぶ遠隔講義システムで同学部以外にも映像を配信し、7会場で一般市民も聴講できる。2005年の発達障害者支援法施行で、大学にも対応が求められ企画。第1回は高橋知音(ともね)教育学部教授(教育・臨床心理学)を講師に、講義や演習、実験など、授業のタイプ別に学習支援の具体的な方法を学ぶ。

粉が出ないチョーク&ボード 障害者製造の商品販売‎ 福岡

西日本新聞 
子どもに障害がある3人の女性でつくる福岡市の「障害者より良い暮らしネット」(服部美江子代表)は、障害者の雇用拡大などを目的に、社員の7割が知的障害者のチョークメーカー「日本理化学工業」(川崎市)が製造する筆記具「キットパス」の販売を始めた。筆記具販売は、第1回の講演会の講師に、同社の大山泰弘会長を招いたことがきっかけ。同社が新たに障害者の雇用を創出する手助けとするとともに、寄付金以外に独自の活動資金を確保することも目的に、同社から製品の販売許可を得た。

成年後見制度を考えよう ダンクの会‎ 栃木

下野新聞 
一般社団法人「地域サポーター ダンクの会」は13日、講習会・個別相談会「成年後見制度について」を若草1丁目のとちぎ福祉プラザ401号室で開く。認知症や知的障害などで判断能力が不十分な人に、後見人を付けることで支援する成年後見制度。時間は講習会は午前11時から正午まで、個別相談会は午後1時から同4時半まで。参加費は昼食代として500円。希望者は事前に申し込む。

2012年5月10日木曜日

ポリ袋かぶせ長男一時意識不明 母親に2年6月求刑 兵庫

MSN産経ニュース 
自宅で当時3歳の長男の頭にポリ袋をかぶせるなどして一時意識不明にしたとして傷害罪に問われた神戸市垂水区の無職、桜井円香被告(25)の初公判が8日、神戸地裁(冨田敦史裁判官)で開かれた。検察側は懲役2年6月を求刑し、即日結審した。検察側は論告で、「発達障害をもつ長男が言うことを聞かず、犯行に及んだ。動機に酌量の余地はない」と指弾。「抵抗できない長男にポリ袋をかぶせ引きずるなどして、意識障害に陥らせた。一歩間違えれば死に至る危険な行為」と指摘した。一方、弁護側は「長男の意識はすぐに戻り、悪質性は乏しい。夫が再び長男と一緒に暮らすことを望んでいる」などとして執行猶予付きの判決を求めた。

川崎町の障害者事業所が雑貨店オープン‎ 福岡

朝日新聞 
川崎町池尻の障害福祉サービス事業所「すみれアクティブセンター」が、入所者らが作った陶器やお菓子を販売する店舗「Smile Shop~絆~」を敷地内にオープンさせた。交流のある福島県南相馬市の施設の雑貨も扱い、東日本大震災の被災地とのつながりの場にもなっている。約40平方メートルの店内には、入所者らが作ったマグカップや箸置きなどの陶器や、ドーナツなどのお菓子が並ぶ。店の奥には調理場を設け、入所者が日常的に作業できるようにした。営業は午前10時~午後5時。当面は無休の予定。

2012年5月9日水曜日

今井メロ「長男に自閉症の疑いがないか健診の予約をとった」‎

インフォシーク
元スノーボード日本代表の今井メロが、長男に自閉症の疑いがあるかを調べる健康診断を受けさせると5月7日(2012年)のブログで報告した。同年代の子どもと比べて発する言葉の数が少ないことを不安に感じ、「まだ言葉が少ないって大丈夫ですかね?誰でもいいです!何か知っている方いたら、教えていただけると嬉しいです」と呼びかけていた。これに自閉症の子を持つ親などからコメントが寄せられると、「今の私ができるのは、2人の我が子が、どんな病だとしても受け入れる、母として強くあること!!」と5月4日のブログで表明した

障害者の新たな拠点開設 北海道

北海道新聞 
余市町内のNPO法人「樹の杜(もり)」(山本茂雄理事長)は町中心部の入舟町273に、障害者が共同で生活しながら、地域住民らと交流できるケア・グループホーム「11樹の杜」を造り、このほど同ホームで開所式を行った。嶋保町長ら関係者20人が出席し、新たな福祉活動の拠点の誕生を祝った。山本理事長は子供が自閉症だったことから、15年ほど前に「余市町心身に遅れを持つ子と共に歩む会」を設立。健常者と障害者が触れ合う活動を展開してきた。しかし、単発の行事が多かったため、いつでも気軽に交流できる施設を造ろうと建設会社の社屋だった建物を購入し、全面改装した。

2012年5月8日火曜日

大阪維新の会:家庭教育支援条例案を白紙撤回 抗議受け ‎

毎日新聞 
橋下徹・大阪市長が代表を務める「大阪維新の会」の市議団は7日、議員提案を予定していた「家庭教育支援条例案」を白紙撤回することを決めた。条例案は「発達障害は愛情不足が原因」などと指摘する内容で、保護者らの抗議が殺到していた。市議団は同日、発達障害の子どもを持つ保護者団体のメンバー約10人と面会し、謝罪した。この日、発達障害の子どもを持つ「大阪自閉症協会」など13団体の代表らが市議団を訪問し、「発達障害に対する偏見を増幅しかねない」「条例案を中止していただきたい」と抗議。市議団の美延映夫(みのべ・てるお)幹事長は「ご心労をおかけした。ぜひ一緒に勉強会をさせていただきたい」と陳謝したが、条文については「ある県で議論された案を参考として議員に配っただけで、我々の案ではない」などと釈明した。

2012年5月7日月曜日

障害者支援拡大へボランティア募集 パン工房運営の市民グループ‎ 栃木

下野新聞 
障害者の余暇活動を考える市民グループ「FUN FACTORY」(梁島和由代表)は、国谷のとちぎわんぱく公園内「ぱなぱなのまち」に開設しているパン工房のボランティアを募集している。月2回の不定期営業から営業日を増やし、パン作りをする障害者をより支援したい考えだ。主力は本県特産のかんぴょう入りの焼き「カレーパン」(100円)。かんぴょうの適度な歯応えに、タマネギとリンゴの甘みが引き立ったカレーの具が、軟らかいパンに包まれ、子供にも好評だ。「たこ焼きパン」(150円)と合わせ約80個を作るが、営業日が不定期のため、好評ながらも知る人ぞ知る“幻のパン”に。県特産を使ったせっかくのパンをさらに多くの人に知ってもらい、より障害者の支援につなげようと営業日の拡大を目指し、ボランティアを募集した。パン作りの経験は問わない。

2012年5月6日日曜日

愛情不足で発達障害? 橋下市長、火消しに躍起 大阪維新の条例案 ‎

MSN産経ニュース
橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会大阪市議団が議会提出する方針の条例案の発達障害をめぐる規定に当事者らが強く反発、橋下市長が3日から4日にかけ短文投稿サイト「ツイッター」で火消しに躍起となっている。条例案は「家庭教育支援条例案」。原案で「発達障害、虐待等の予防・防止」の章を設け「乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因」と明記。「虐待、非行、不登校、引きこもりに深く関与している」「わが国の伝統的子育てで予防、防止できる」などの文言も並んだ。

2012年5月5日土曜日

アートと暮らし:筆走らせるペア 文化プラザかるぽーと 高知 ‎

毎日新聞 
障害をもつ人々が手がけた美術作品を紹介する画楽プロジェクトVOL・3「アートと暮らし」が、高知市文化プラザかるぽーと(同市九反田)で開かれている。障害者らが集まる創作拠点「アートセンター画楽」(同市はりまや町3)などが企画した3回目の展覧会。「生み出され、形となり、響き合い、広がっていく」「アートは暮らしの中にある」「幸せを感じる」の三つのテーマのもと、画楽で活動する26人と県外から出品した18人の絵画や粘土細工、映像作品など約600点を展示している。6日まで、入場無料。

アート展に呼びかけ人東ちづるさん 福島

朝日新聞 
いわき市の小名浜潮目交流館で開かれているアウトサイダー・アート展「よりそう」の会場に3日、呼びかけ人の女優東ちづるさんが訪れた。東さんはこの日、10号のキャンバスに鉛筆で米国の自閉症研究支援団体のマークとハート、福島の頭文字の「F」を描き、東京在住で海外でも高い評価を得ている芸術家佐々木卓也さん(37)がその線を基に1時間ほどでネコやサル、ラクダなどの群像に仕上げた。

2012年5月4日金曜日

アスペルガー症候群と向き合って 子育て経験を本に‎

神戸新聞 
パニックという言葉を使わず、高橋さんは「うわわオバケ」と名付けた。突然の大音量や大声、掃除機の吸い込み音は「音うわわオバケ」、激しい動きをする物は「動きうわわオバケ」、壁の色や照明が明るすぎるといった刺激は「色うわわオバケ」と呼んだ。そうした会話や記述を積み重ねるうち、オバケの数が40を超えると紗都さんに疲れが出始め、100を超えると声も出なくなるほど疲労してしまうことが分かった。そうしたやり取りに、紗都さんの文章とイラストを添えた「うわわ手帳と私のアスペルガー症候群」(クリエイツかもがわ・1890円)を出版した。

つくば 知的障害者の絵画展‎ 茨城

朝日新聞 
筑波山のふもとで知的障害者が共同生活を送りながら農業や芸術活動に取り組むNPO法人「自然生(じ・ねん・じょ)クラブ」(つくば市)の芸術祭が始まった。絵画展「アール・ディファレンシェ」にはクラブのメンバーや、ベルギーなど海外の知的障害者が描いた絵画作品50点が並ぶ。演劇、田楽舞も披露する。アール・ディファレンシェのアールは「芸術」、ディファレンシェは「違い」を意味するフランス語だ。「『異彩の芸術』という意味を込めました。知的障害者や精神障害者の特異な個性と才能から生みだされた芸術だと思うのです」と施設長の柳瀬敬さん(54)。芸術祭の会場は、つくば市神郡の田井ミュージアム。6日まで。

海外の子と県内障害者の900点‎ 愛知

読売新聞 
名古屋市中区の絵画教室「グループ青焔(せいえん)美術研究所」が主催する第40回グループ青焔展が2日、市博物館(瑞穂区瑞穂通1)で始まった。同展では、韓国の小学5、6年生が描いた作品49点を含め、スリランカの養護施設「オバ・ママ・チルドレンビレッジ」の子どもたちや県内の知的障害者ら計約520人が描いた作品約900点を展示している。韓国の小学生には、名古屋名東ロータリークラブと交流のある韓国のロータリークラブを通じて制作を依頼した。「大震災後の日本に元気なってもらいたい」と、韓国と日本の人たちが手を取り合う姿などが描かれている。入場無料。6日まで。時間は午前9時半~午後5時(最終日は午後4時)。

2012年5月3日木曜日

ブリヂストン、働き教育センターの第1期生が彦根工場に入社‎ 滋賀

レスポンス  
ブリヂストンは、彦根工場で工場内に設置した「働き教育センター彦根」の第1期修了生2人を5月1日付で採用、入社式を実施した。働き教育センター彦根は、学校法人関西福祉学園が運営する職業教育訓練校「働き教育センター」の分校で、一般企業への就職を希望する障がいを持った人が、就労に必要な知識や能力を習得することを目的とした職業訓練施設。2011年4月に第1期生として入校した2人は、訓練施設内での机上学習や彦根工場製造現場内での実習訓練など約1年間のカリキュラムを修了、所定の手続きを経て、今回、彦根工場での採用が決まった。

知的障害者の作品を展示販売‎ 神奈川

朝日新聞 
知的障害のある人による手工芸品約3千点の展示販売会が葉山町で開かれている。鹿児島市の福祉施設「しょうぶ学園」の作品。5日には学園メンバーによる民族楽器などの演奏会もある。主催者は「作為のない個性を楽しんでほしい」と呼びかけている。同学園には布、木、土、和紙の工房がある。「与えられる側」から、ものづくりを通じて「創り出す側」を目指してきた。今回は、葉山でカンボジアやラオスの布製品を販売している「ポンナレット」などが展示会を誘致した。展示会は5日までと12、13の両日の午前11時~午後5時(5日のみ午後1時まで)。同町堀内の「ポンナレット葉山の家」で刺繍や、バッグやTシャツなどの布製品。同町一色の「HOUSE1891」で木工、陶磁器、手すき紙を販売する。

「見えない障がい」理解を バッジ、情報ファイル作製 栃木

下野新聞  
市は、知的障害や発達障害など、外見から理解されにくい障害があることを知らせる「見えない障がいバッジ」を作成、子どもの情報や必要な支援をまとめたサポートファイルとともに福祉課窓口で配布を始めた。同バッジは、ピンクのスマイルハートをメーンにした温かく分かりやすいデザイン。「見えない障がい」のある子どもたちは、言動などから周囲に誤解されつらい思いをすることが多いことから、理解と協力を得やすくしようという趣旨。市の障害児施設に通う子どもの保護者らに市が意見を求めたところ、「必要と思う」という声が多かった。

2012年5月2日水曜日

発達障害親子のエッセーを漫画に 安佐南区の兼田さん「理解広めたい」‎

中国新聞 
発達障害がある広島市安佐南区の兼田絢未さん(43)=ペンネーム=が、同じ障害がある小学生の息子2人との日常をつづったエッセーが漫画化された。障害の特徴や自らの体験を踏まえて子育てする姿が分かりやすく描かれている。「マンガ版 親子アスペルガー 明るく、楽しく、前向きに。」はA5判、143ページ。3人の障害はアスペルガー症候群。脳の機能障害が原因とされている。言語の発達などに明らかな遅れはないものの、コミュニケーションが苦手で人間関係が築きにくかったり、特定の物事へのこだわりが強かったりする。

発達障害データベース化

読売新聞 
大阪大や浜松医科大など5大学は今年度、自閉症や学習障害といった子どもの発達障害に関する医学データを集約し、適切な治療教育の方法を導き出すデータベースの整備を始めた。根拠に基づく療育法を関係施設や学校に提供するのが狙いで、秋頃には運用を始める予定。将来は、家庭のパソコンなどで保護者も利用できる簡易型データベースも作り、障害の早期発見・対処のための情報を盛り込んでいく。ほかに金沢大、福井大、千葉大が参加。いずれも発達障害の研究や療育方法の開発などで実績がある。集約されるデータは、▽遺伝子▽脳画像、脳機能検査▽心理・行動テスト▽臨床診断▽療育方法と効果――などで、約1万4000人分、5万件以上に上る。

特別支援学校を兵庫・姫路に2014年開校へ‎ 兵庫

朝日新聞 
兵庫県は姫路市町坪の旧県立姫路高等技術専門学院の跡地に、知的障害のある児童生徒向けの特別支援学校を2014年4月に開校する方針を発表した。5月8日に開かれる審査会を経て正式に決定する。現在、姫路市には姫路特別支援学校(四郷町東阿保)があるが、児童生徒数は415人で、定員を92人超えている。今後も更に増え、17年度には定員を186人オーバーする見込み。これまでは運動場に仮設校舎を建てるなどして児童生徒数の増加に対応してきた。しかし、それも限界に近づきつつあり、西に5キロ離れた場所に新設することにしたという。

2012年5月1日火曜日

脳神経回路:発達制御の物質突き止め 自閉症解明に期待‎

毎日新聞 
脳の神経回路の発達を制御する物質を、東京大のチームが動物実験で突き止めた。神経回路の発達異常は、統合失調症や自閉症との関係が指摘されており、原因解明につながる可能性がある。成果は米科学誌「ニューロン」に掲載された。脳では神経細胞同士が結合し、回路を作って情報を処理している。出生直後は神経細胞の結合部にあたる「シナプス」が過剰に存在するが、人は生後8カ月〜10歳ごろに不要なシナプスを除去する「刈り込み」が行われ、必要なシナプスだけが残る。統合失調症や自閉症は、刈り込みが適切に行われないことが原因とみられている。

震災ストレス、3割が持続 県内の発達障害児・者‎

岩手日報 
日本発達障がいネットワーク(JDDネット)いわて・震災後発達障がい支援チームは今月、発達障害児・者の約3割に昨年末時点でも震災ストレスの影響とみられる感覚過敏などが持続していた―との調査結果を公表した。過去に発達障害児・者の震災ストレス実態調査例は少なく、今後の支援を進める上で貴重なデータ。長期的な支援体制構築の必要性が浮かび上がった。沿岸地域の相談支援専門員や教員ら支援者対象の調査も実施。震災直後から数カ月間に感じたこととして「子どものストレス、パニック、不安定など」「親のストレス、疲れ、不安」が挙げられた。

障害者に乗馬のレッスン 横浜のNPO法人にキワニス社会公益賞‎

MSN産経ニュース
社会公益のために貢献してきた個人、団体に贈られる第35回キワニス社会公益賞(横浜キワニスクラブ主催)に、 障害者への乗馬レッスンなどの活動を行っているNPO法人「RDA横浜」(横浜市港南区)が選ばれた。5月10日に横浜市内のホテルで授賞式が行われる。RDA横浜は障害を持つ子供の保護者らが集まり、平成8年に発足。三ツ沢公園馬術練習場(同市神奈川区)などで週4日、乗馬レッスンを開催している。現在は知的障害や身体的障害のある4~36歳の53人が登録。そのほとんどは20歳以下だという。

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