2010年6月30日水曜日

障害者のパン工房、待望のオープン/郡山

福島放送
障害を持つ人たちが働くパン工房「BuonoBuono(ブォーノブォーノ)」が28日、郡山市安積四丁目の4号国道沿いに開店した。パンの製造開始から約2年。待望のオープンに利用者らは張り切っている。NPO法人アイ・キャンの運営で、多機能型支援事業所コラッジョの就労支援を受ける精神に障害を持つ11人が法人スタッフとともにパンを焼いて販売している。

ホースセラピー体験 淡路特別支援学校の生徒ら

神戸新聞
淡路特別支援学校(洲本市五色町下堺)の小学部児童と中学部生徒ら7人が28日、NPO法人「五色ホースクラブ」(同市五色町鮎原南谷)を訪れ、ホースセラピーを体験した。動物と触れ合う機会をつくろうと、同校が初めて企画。馬の手入れや乗馬に挑戦し、馬との触れ合いを楽しんだ。ホースセラピーは、精神の不安や多動を軽減するほか、平衡感覚が養われ、運動能力の向上などの効果があるとされている。同校は、高等部と合わせて年4回の授業を予定している。

障害者制度:施策見直しの基本方針、閣議決定

毎日新聞
全閣僚で作る政府の「障がい者制度改革推進本部」(本部長・菅直人首相)が29日開かれ、障害者基本法改正や障害者自立支援法に代わる「障害者総合福祉法」(仮称)の制定を目指す障害者施策見直しの基本方針を閣議決定した。障害者を福祉の対象でなく権利の主体とする理念に基づき、障害の定義を転換。身体、知的、精神の個人の心身機能に注目した従来の「医学モデル」の定義を、社会参加を妨げる社会の側の問題からとらえ直し、制度の谷間を生まない仕組みを目指す。

県こども総合療育センター:発達障害児を専門支援 県内初、本格スタート /鹿児島

毎日新聞
発達障害や肢体不自由など、児童の心身の障害に関する相談から訓練までを専門的に支援する県内初の施設「県こども総合療育センター」(鹿児島市桜ケ丘6)が今月、本格的にスタートした。従来に比べ、職員を拡充し、診察だけでなく、訓練などの療育機能も設置。地域との連携構築も目指す。発達障害児にはこれまで、児童総合相談センター(児相)が対応していたが、診察までの待機期間が4カ月に及んだほか、療育部門がなかったため、診療と療育を直結した総合支援施設が求められていた。

発達障害児のFM情報番組、リスナーの要望で復活 兵庫

神戸新聞
3月末に終了したFMゲンキ(姫路市本町)の育児情報番組「すきすき!やんちゃザウルス」が、7月3日から復活する。発達障害にかかわる情報を幅広く発信していたが、終了後、同局に継続を求める声が相次いだ。神戸新聞「イイミミ」にも要望が寄せられ、掲載記事は復活するきっかけの一つになったという。番組担当者は「多くの人たちに必要とされていた。ありがたい。発達障害の理解と支援に役立つ番組にしたい」と意気込んでいる。番組は、発達障害のある子どもの家族を応援する内容。2009年1月から、専門家へのインタビューや悩み相談、役立つ書籍などを紹介してきた。

2010年6月29日火曜日

余暇もバリアフリーに 支援センター開設1年

読売新聞
障害者の余暇の充実に役立てようと会津若松市が開設した「余暇活動支援センターふらっと」が今月、開設から1年を迎えた。全国でも珍しい障害者の余暇活動支援施設。利用者に好評を得ており、職員はより良い施設にしようと試行錯誤を重ねている。「ふらっと」は、障害者の日中の居場所づくりと余暇活動のサポートを目的に、市が市内のNPO法人に運営を委託して開設した。土日を含む週5日、職員2人が常駐し、約26平方メートルの交流スペースを開放している。月に2~3回、スポーツ大会などのイベントも行われ、多いときには約200人が参加する盛況ぶり。この1年の利用者は延べで3000人近くになった。

このような施設が増えてくる予感です。

梅干し作り最盛期 秩父/埼玉

東京新聞
秩父市久那のNPO法人「障がい者自立支援工房山叶本舗」=管理者・浅賀碩子(ひろこ)さん(66)=で、秩父の特産生梅を使った梅干し作りが最盛期を迎えた。同法人は、心身障害者の社会的自立支援を目的に二〇〇七年に設立され、男女二十九人が働く。同法人の大きな仕事に「秩父梅」作りがある。近くの梅園(約一ヘクタール)で白加賀や十郎などの梅を栽培し、収穫は五月末から始まっている。梅の実は、例年並みの約二十トンの収穫を見込んでいる。

ボランティア気軽に 砺波市社福協ポイント制試行 富山

中日新聞
市民に気軽にボランティアを始めてもらうため、砺波市社会福祉協議会は七月一日から、ボランティアのポイント制度「レッツ!ボランティアとなみ」を試行する。ためたポイント数に応じ、公共施設の利用券などに換えることができる。市によると、ボランティアのポイント制度導入は県内初という。指定された福祉ボランティア活動をした市民に、一回の活動につきシール一枚を配布。 対象活動は、市内の特養老人ホーム、デイサービスセンター、障害者施設での補助をはじめ、高齢者らの日常生活を手伝う「ケアネット活動」など。各種ボランティア養成講座の受講も含む。

2010年6月28日月曜日

地域に根ざした「就業実習」――知的障害者の戦力化《後編》

日経ビジネスオンライン
大阪市に本社を置く中堅ドラッグストアチェーンのキリン堂。関西を地盤に、228の直営店をはじめグループ全体で311店舗(2月現在)を展開し、「地域コミュニティーの中核となるスーパードラッグストアを社会インフラとして確立する」という経営ビジョンを掲げ、地域密着の店作りを推進している。昨年9月、そうした経営理念を実践する1つの試みとして、地域の障害者福祉施設と連携して、知的障害のある人たちを週1日のパートタイム店員として受け入れ、就業実習の場を提供するというユニークな取り組みをスタートさせた。

日本理化学工業が書かれた前編はこちらです。
「カイゼンで能力を引き出す――知的障害者の戦力化《前編》」

障害者就労支援でセンター 広島

中国新聞
知的障害や身体障害がある人の就職、社会生活などをサポートする「備北圏域障害者総合就業・生活支援センター」が、三次、庄原両市での活動を始めた。公的機関と連携し、障害者と企業との橋渡しをする。両市の事務所で支援員計4人が、障害者の就職相談▽企業実習のあっせん▽就職後の定着支援や生活相談▽受け入れ企業の開拓ーなどに取り組む。備北地域の公共職業安定所や特別支援学校、医療機関とも連絡会議などを通じて、連携を図る。

四国の福祉向上へ 職員研修「みらい塾」開講 愛媛

愛媛新聞
四国の知的障害者福祉施設職員が講義や討論などを通じてレベルアップを図る「みらい福祉塾」(三谷嘉明塾長)が26日、西条市兎之山の社会福祉法人いしづち会地域交流ホームで始まった。第1期生の20人は今後、毎月同施設に集まって講義や施設見学などのカリキュラムをこなす。 地方の障害者施設職員が制度や法律などの最新の知識を共有する場をつくりたいと、四国各県の知的障害者福祉協会の有志が運営委員会を立ち上げ初めて開催。4県の協会加盟施設の中堅、上級職員を対象としている。

障害者自立へ開所 盛岡に工房、グループホーム施設 岩手

岩手日報
盛岡市のNPO法人ハートピュア盛岡(千葉健一理事長)は26日、同市黒石野3丁目に整備を進めていた障害者自立支援の就労継続支援B型事業所・工房「風の又三郎」とグループホーム「アザリア」の開所式を行った。運営開始は7月1日。利用者は就労に向けてガラス工芸の制作やリンゴ栽培などの研修を受け、地域との交流を深めながら自立を目指す。

ADHD発症原因は脳内タンパク質の欠損 群馬大が新理論を発表

東京新聞
群馬大は、発達障害の一種で、注意力の散漫や落ち着きのない行動を引き起こす注意欠陥多動性障害(ADHD)について、脳内で細胞への情報伝達を制御するタンパク質の欠損や機能不全が発症原因とする新たな理論を発表した。同大大学院医学系研究科の下川哲昭准教授らのグループが、ドイツ・フランクフルトのゲーテ大と共同で、約十年前からADHD発症のメカニズムに関する研究を続けてきた。

要するにドーパミンの出過ぎってこと?。うーむ。

イルカとふれ合い体験 日間賀島で障害児家族

中日新聞
知的障害や発達障害のある子どもたちにイルカと遊ぶ場を提供する「イルカとの触れあいプログラム in 日間賀島」が26日、南知多町日間賀島の海辺で開かれた。イルカと接触する障害児向けのプログラムを研究しているNPO法人「日本ドルフィンセラピー協会」と日間賀島観光協会が協力して毎年実施しており、今年が5回目。障害児と家族ら合わせて6人が参加した。

発達障害男性が国賠請求へ=盗撮自白「捜査官の作文」ー東京高裁で逆転無罪

時事通信
盗撮目的で女性に携帯電話を近づけたとして、一審で有罪となったアスペルガー障害の20代男性=神奈川県=に、東京高裁が無罪を言い渡し、2月に確定したことが27日までに分かった。男性が容疑を認めた供述調書について、高裁は「捜査官が誘導したか、作文した疑いをぬぐえない」と信用性を否定。男性は来月、精神的苦痛を受けたとして、横浜地裁に国家賠償請求訴訟を起こす。

判決は、男性がアスペルガー障害で「やましいことがなくても驚いたり、謝った可能性がある」と指摘した。 そうなんです。訳わからなくなって謝っちゃったりしますよね。

学び合い誓い握手 千葉

千葉日報
知的障害のある生徒が学ぶ県立市原特別支援学校つるまい風の丘分校(市原市鶴舞、鎌田哲夫校長、生徒数35人)で26日、開設記念式典が開かれた。式典では同支援学校本校(同市能満)、分校キャンパスがある県立鶴舞桜が丘高校の生徒代表ががっちり握手。共に学び合うことを誓った。同分校は特別支援学校の生徒増に対応し、県が同高校グリーンキャンパス内に4月開設。生徒は園芸技術科、流通サービス科で専門教科の学習や企業実習などを通じ、働く姿勢や意欲、技術を身に着けていく。

2010年6月27日日曜日

“がっせぇ”力強いアート 豊岡でチャリティ展 兵庫

神戸新聞
知的障害や精神障害のある人たちの作品展の開催資金を集めるため、障害者の親や芸術家らでつくる実行委員会が「がっせぇアート応援チャリティ展」を26、27日、豊岡市加広町の里やま工房で開く。但馬や丹波、姫路などで活躍する芸術家33人が書や陶芸、絵画など500点近くを出品。通常より安く販売し、売り上げの50%を寄付する。主催者は「協力してくれる作家の皆さんに感謝したい。幅広い分野の作品が一堂に集うのでぜひ足を運んでほしい」とPRしている。今回のチャリティ展では、がっせぇアートに出展予定の障害者の作品も数点並べる。両日ともに午前10時からで、26日は午後6時、27日は同4時まで。

発達障害に理解を 大町で27日パネル討議 長野

信濃毎日新聞
大北地方の発達障害のある子どもらの親が昨年発足させた「オルカの輪」が27日、中信地方の中学校の特別支援教育コーディネーターや養護学校長らを招き、初めてのパネルディスカッションを、大町市東町の市総合福祉センターで開く。「発達障害の理解と支援学校での対応について」と題し、特別支援教育コーディネーターらが子どもの進路や、学校や先生とのかかわり方について実例を交えて助言する。会場との意見交換も行う。午後1時半から。入場無料。

「母と妹養う」 16歳の挑戦

朝日新聞
県立宇部総合支援学校高等部2年、松本将誉(まさたか)君(16)=宇部市=が同市内の茶畑での「現場実習」に挑戦し、25日、2週間の実習を終えた。松本君は発達障害の一種とされる学習障害(LD)。母親は「社会に出るのは難しいかな」と思っていたという。だが、昨年夏に脳腫瘍(しゅよう)で倒れた父親に代わり「僕が母と妹3人を養う」と、卒業後は農業の道を選ぶことを決めた。

薬草入りクッキーを開発 姫路独協大と福祉施設

神戸新聞
姫路独協大薬学部(姫路市上大野7)と姫路市総合福祉通園センター(同市増位新町2、通称ルネス花北)の成人部が、同大内で栽培した薬草入りのクッキーを共同開発した。自然の甘みを生かして糖分を減らし、カロリーを抑えた。ほのかに広がる酸味は、試食した学生たちにも好評。27日から同大のオープンキャンパスで無料配布する。両者は2007年5月、学内にカフェ「ぴあのぴぁ~の」を開設し、発達障害の人たちの就労を支援。クッキー作りは「添加物が少なく、心身とも健康になるクッキーを作りたい」という成人部と、薬学の知識を社会で生かしたいと考えた学生たちの希望が一致した。

2010年6月26日土曜日

良い支援? 知的の人たちの自立生活の支援を巡って:目黒

レイバーネット日本
障害のあるものも、ないものも共に地域の中で暮らすことを求めていても、実際は様々な障害が私たちの前には立ちはだかっています。長い間、知的な障害を持った人たちとの自立生活の問題に取り組んできた岩橋さんをお呼びして、私たちにとって「支援する」とは、私たちが何をなすべきで、何をなすべきではないのか、改めて考えてみたいと思います。
 
6月27日(日)14:00~16:00
講師 岩橋誠治さん(たこの木クラブ代表)

知的障害の高校生が市役所で職場体験、洗車や印刷業務も/小田原

カナロコ
神奈川県立小田原養護学校(小田原市蓮正寺)の知的障害教育部門高等部3年の男子生徒(17)が25日、小田原市役所での職場体験実習を修了した。実習は14日にスタート。平日午前8時から午後4時まで、障害福祉課で事務作業を体験した。朝礼、ホール・カウンター清掃に始まり、公用車の洗車までが日課。ごみ収集、封筒折り、印刷業務なども体験した。22、23の両日には市保健センターで検診、イベントの会場準備などに取り組んだ。

ひまわりコンサート:音楽を通して、みんなが一つーー伊賀で来月4日 /三重

毎日新聞
伊賀市の知的障害者授産施設「上野ひまわり作業所」による「ひまわりコンサート 太陽に両手ひろげて21th」が7月4日(日)午後1時から、伊賀市西明寺の市文化会館さまざまホールで開催される。今回は元ル・クプルのボーカル・藤田恵美さんをゲストに迎えるほか、地域の子どもたちやボランティアらも参加し、手話付きの合唱などを披露する。障害の有無にかかわらず、ともに音楽を楽しむことを目的に、88年から開催している。

2010年6月25日金曜日

西日本短大付高の発達支援クラス 福岡

西日本新聞
1学年4、5人で構成。コミュニケーションが苦手なアスペルガー症候群、衝動的で不注意な注意欠陥多動性障害(ADHD)、読み書きや計算などが苦手な学習障害など、さまざまな発達障害の生徒が通う。 大部分の授業を通常クラスで受けながら、苦手な科目は少人数の支援クラスで受ける。就労、学園生活へのサポートや遊びを通した金銭管理の訓練などもある。 30年ほど前、車いすの女子生徒が初めて入学して以来、西日本短大付属高校は特別支援教育に力を入れてきた。支援クラスの前身は、1989年度に創設した自閉症の生徒向けの「情緒クラス」。 2007年度から、文部科学省の「高校発達障害支援モデル校」の指定を受けている。

障害などがある子の就学相談会 千葉で来月4日

東京新聞
発達の遅れや知的障害などがある子どもと親を対象にした小学校の「就学相談会」(主催・千葉市地域で生きる会)が七月四日、千葉市中央区中央四のきぼーる十五階多目的室で開かれる。午後一時半~四時。参加費三百円。相談会では、小学校普通学級に就学するまでの手続きや制度について、元教員の佐藤陽一氏が説明。県内の受け入れ状況なども伝え、具体的な方法をアドバイスする。さらに障害のある子どもを普通学級に通わせている保護者や講師が小グループに分かれ、個別に相談に応じる。同会は「普通学級への就学をあきらめないで、気軽に参加してください」と呼び掛けている。

地域で結実、知的障害者らの就労支援 北区/神戸

神戸新聞
神戸市北区の社会福祉法人が取り組む知的障害者らの「就労支援」が、地域で実を結び始めている。自分たちで育てた野菜を販売したり、ゴルフ場の整備作業を黙々とこなしたりする姿が信頼を勝ち取り、雇用を前向きに検討する企業も。同法人は「障害があっても、労働の必要性を自覚し自立できるようさらに力を入れたい」としている。北区淡河町東畑の「上野丘さつき会」(上野智理事長)。障害者の自立した社会生活の支援を目的に、1968年に設立された。知的障害や発達障害のある人ら100人ほどが入所、もしくは通所している。

さをり織りを株主総会土産に 授産品受注相次ぐ、宇都宮の福祉施設

下野新聞
市内の障害者福祉施設の授産品が、24日に都内で開かれる交通インフラメーカー「日本信号」(東京都千代田区)の株主総会で配布される手土産に採用された。また、県社会保険協会も4事業所の授産品を購入。相次ぐ受注に、授産品の販路開拓に取り組む市障がい福祉課は「企業の大口受注は初めて。障害者のやりがいにつながる」と喜んでいる。手土産は徳治郎町の知的障害者施設「サポートセンターとみや」、中岡本町の同施設「グーフォ・かわち」が作るさをり織りのテーブルセンター(1500円)で、250枚を発注。

スペシャルオリンピックス大阪 運営ボランティア募集

産経関西
知的・発達障害のある人たちのスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス(SO)日本」(有森裕子理事長)の大阪大会の開催にあたり、大会事務局は、11月5日から7日の3日間運営をサポートするボランティアを募集している。ボランティアは最寄り駅から会場までの案内誘導、選手の招集誘導、表彰、宿泊などをサポートする。のべ4千人が必要だが、現在登録者は約300人にとどまっている。ボランティア委員長の梅田純平さん(31)は「SOはスポーツを通して知的障害の人と触れあってほしいというのが趣旨。かれらの夢と勇気を感じてほしい」と参加を呼びかけている。

選挙de談義(7)障害者ら集う

朝日新聞
JR十条駅北口からすぐ、徒歩30秒のところに「ダイニング街なか」(北区上十条2丁目)がある。昨年4月、障害者と健常者が分け隔てなく集まれる場所にしたいと、約120人の協力者の支援でオープンした。顔見知りの客に店のスタッフは「お帰りなさい。おつかれさま」と声をかける。参院選の公示が近づいたある日の夕方、区内に住む障害者や支援者が集まっていた。成立直前で改正案が廃案になった障害者自立支援法の話題になると、会話は熱を帯びてくる。

特性知り、関係築く 「発達障がい」南城市で講座 沖縄

琉球新報
発達障がいのある子と良い親子関係を築くための教室「ペアレントトレーニング」が、南城市の大里中央児童館で開かれている。保護者ら10人が参加し、発達障がい児の行動の特性を理解しながら、適切な対応方法を具体的に学んでいる。また、育てにくさからくる保護者のストレスの軽減と子どもの自己評価の回復なども目指す。同教室は、南城市の発達障がいのある子どもを支援する民間非営利団体(NPO)「わくわくふれんど」(吉本由美子代表)主催。4月末から全10回で行われている。発達障がい児向け児童デイサービスなどを展開する「さぽーとせんたーi」代表の小浜ゆかりさんが指導している。

2010年6月24日木曜日

医師と専門士による、子ども向け認知機能の発達支援ツール 『こども脳機能バランサー』『こども脳機能バランサー・タッチ』を発売

@Press
レデックス株式会社(本社:東京都町田市、代表取締役:五藤 博義)は、パソコン用ソフト『こども脳機能バランサー』及び、専用タッチパネルパソコン『こども脳機能バランサー・タッチ』『こども脳機能バランサー・タッチ・パーソナル』の2機種を発売します。国立成育医療研究センターのリハビリテーション科医長の橋本 圭司医師を中心に小児科医、言語聴覚士(ST)、作業療法士(OT)、理学療法士(PT)が、それぞれ専門のノウハウを盛り込み、家庭で、あるいは特別支援学校(学級)や病院、療育センターで、楽しく認知機能を伸ばしていける発達支援ツールです。

子どもと遊ぶボランティア募集 横浜

タウンニュース
港南区社会福祉協議会(区社協)は夏休みに障がいのある子どもを対象にプールや音楽鑑賞、工作等の遊びを行う「学齢障がい児夏余暇支援事業」(通称こうなんなつっこ)を実施する。区社協は現在、子どもと一緒にプログラムに参加して遊び、温かく見守るボランティアを募集している。日時は8月2日(月)・3日(火)・5日(木)・6日(金)・9日(月)・10日(火)の6日間。時間は午前9時15分から午後4時まで。ボランティアは1日から参加が可能で、交通費として1日1000円が支給される。昼食付き。

人気の携帯電話のアクセサリーに 福岡

RKB毎日放送
障害を持つ人が制作した絵などの作品は、その独特の感性が注目を集めています。福岡市の施設に通う障害者たちが描いたデザインが、人気の携帯電話のアクセサリーに採用され先日、全国で発売されました。福岡市城南区の障害福祉サービス事業所「葦の家」、重い障害を持つ人たちが、絵の制作などに取り組んでいます。どの作品も独自の感性で描かれていますが、そのデザインが先日、ある人気商品のアクセサリーに採用されました。今、注目を集めているiPhoneのカバーを、障害者の方たちがデザインしました。

「ゆめのつばさコンサート」出演者募集 松江で10月開催

山陰中央新報
NPO法人・サポートセンターどりーむ(出雲市東福町)が、この秋に松江市で開く「ゆめのつばさコンサート」の出演者を募集している。2008年から毎年開かれており、障害者たちでつくる「バンドどりーむ」などが参加。団体・個人ごとの楽曲を収録したCDも披露し、会場でCD販売している。3回目の今回は、これまで固定していた出演者の門戸を広げ、10組のうち4組について募ることにした。応募資格は県出身でプロ・アマを問わず活動しているアーティスト。締め切りは7月10日。

個性豊かな書 因島で展示 広島

中国新聞
尾道市因島大浜町の知的障害者通所施設「因島であいの家」の書道サークルが因島田熊町のギャラリー喫茶ブラームスで、書展「心の詩(うた)」を開いている。30日まで。であいの家を運営する社会福祉法人「若葉」の創立20周年を記念した。27~53歳の通所者6人が1~5点の計21点を出品している。象形文字を想起させる「魚」や人の顔のような「雲」など個性豊かな作品が並ぶ。親しい人の結婚を祝福する花の絵入りのメッセージもある。

なるほドリ:近江学園って児童施設では? /滋賀

毎日新聞
8歳以上、特例措置で 成人向け、大半は満員 定員も減少

なるほドリ:県立近江学園で3月に入所者の男性(当時24歳)が亡くなった事故があったけど、学園は児童向けの施設じゃなかったの?

記者:1946年に初代園長の糸賀一雄さんらが設立した知的障害のある子どもを対象とした入所型の福祉施設です。0~17歳の子どもが対象ですが、現在7~36歳の男女98人が入所し、生活しています。18歳以上は15人で、障害が重い人や、家庭の事情で成人向けの施設に移れない人が特例措置で残っています。

福祉作業所「夢しずく工房」が梅酒仕込み/志布志市 鹿児島

南日本新聞
志布志市志布志町安楽の知的障害者作業所「しぶし夢しずく工房」の障害者らが16日、同市の若潮酒造で梅酒の仕込みを行った。同作業所は5年前から独自ブランド「夢しずく」の焼酎造りを行っている。年間を通して、芋の植え付けや収穫、仕込み、瓶の箱詰めなどまで工程に携わっており、「今年は梅酒を」と企画した。熟成に3、4カ月かかり、できあがるのは11月ごろ。これから瓶やラベルのデザインなど検討して、発売は年末から年始を見込む。500ミリリットルで税込み1000円。

発達障害早期発見へ独自項目 県が乳幼児健診で導入へ 福島

47NEWS
子どもの発達障害に早期に対応できる体制づくりを進める福島県は、市町村が実施する乳幼児健診で本県独自のチェック項目を年度内に導入できるようにする。22日の6月定例議会一般質問で桜田議員の質問に阿久津文作保健福祉部長が答えた。就学前の発見が望ましいとされる発達障害に早期に対応できるよう1歳6カ月児と3歳児の健康診断の際に、県内で統一したチェック項目を使えるようにする。今年度は幼稚園教諭、保育士、保健師、精神科医らがいち早く兆候に気付くような確認法を検討する。

2010年6月23日水曜日

もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー

47NEWS
ワールドカップ(W杯)サッカーの熱狂が続いている南アフリカで8月「もう一つのW杯」知的障害者によるサッカーの世界選手権が開かれる。日本代表の小沢通晴監督(47)は「1次リーグ突破(ベスト8)が目標。それによって選手たちに自信を与え、知的障害者サッカーの知名度を上げて次世代につなげたい」と話している。1994年からW杯と同様に4年に1度、開いており、今回は8月23日から約3週間の日程。日本代表は、日本で開いた2002年大会から3大会連続出場。日本大会は参加16チーム中10位、ドイツ大会は同11位だった。

もう一つのW杯、8月開幕 千葉日報
もう一つのW杯、8月開幕 大分合同新聞
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 山形新聞
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 富山新聞
もう一つのW杯、8月開幕 徳島新聞
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 北國新聞
もう一つのW杯、8月開幕 山梨日日新聞
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 静岡新聞
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 山陰中央新報
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 神戸新聞
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 中日新聞
もう一つのW杯、8月開幕 中日スポーツ
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 東京新聞
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 西日本新聞
もう一つのW杯、8月開幕/知的障害者サッカー 愛媛新聞
もう一つのW杯、8月開幕 山陽新聞
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー デイリースポーツ
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 東奥日報
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 中国新聞
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 河北新報
もう一つのW杯、8月開幕 岩手日報
もう一つのW杯、8月開幕 知的障害者サッカー 福井新聞

秋田初の福祉理容NPO、理容師が立ち上げ ヘアカットで社会貢献

秋田経済新聞
秋田では初めてとなる福祉理容関連のNPO法人「福祉理容美容協会ほわいと」が6月、設立された。NPOを立ち上げたのは、秋田市の理容店「ヘアーメイクサロン赤石」(同)店長の岩見谷真広(みちひろ)さん。「来店客や知人に重度の障害を持った人がいた」ことなどをきっかけに、昨年、障害者を対象にボランティアでヘアカットサービスを始めたが初日の利用者はゼロ。「自分では何かの役に立ちたいと思っても、空回りしているような思いだった」が、続けるうちに利用者も徐々に増えたことから、岩見谷さんの取り組みに賛同する知人ら4人とNPOの設立を決めた。NPOの事業は、特別支援学校に通う生徒を対象に、カット・シャンプー・顔そりのコースを500円で提供する「スマイルワンコインヘアカット」サービス。

髪の毛を切るのをどうするのかってほんとうに悩みますよね。障害をわかってお願いできるのは助かります。

就労と生活の安定を 障害者就労支援 川口でフォーラム 埼玉

埼玉新聞
障害者の就労と生活の安定を推進しようと「川口市障がい者就労支援フォーラム」が、同市青木3丁目の青木会館であった。NPO法人「かわぐち健康福祉サービス振興会」(伊藤信男理事長)が運営する「同市障害者就労支援センター」(磯部孝司所長)の開設4周年を記念して開いた。2006年に開設された同支援センターは登録者233人(ことし5月末)、就労者は100人。これは県内31カ所の支援センター中、7位の実績を誇る。しかし、近年、企業の厳しい雇用状況の中で、障害者の就労も一層厳しさが増している。

障害者作業所 楽しく交流 大阪市内4施設の「つどい」

産経関西
大阪市内の4つの障害者作業所が交流する「第1回なかまのつどい」が、大阪市平野区の区民センターで開かれ、手話歌やダンスの発表、ゲーム、音楽療法などを参加者たちが楽しんだ。障害のある人たちの暮らしの中で不足しがちな文化体験を広げようと企画。あゆみ作業所(港区)▽大正共同作業所(大正区)▽よさみ野障害者作業所(住吉区)▽大阪ひかり作業所(生野区)に通う約100人が参加した。

JOBプラザOSAKA 好評の「障害者雇用セミナー」追加開催

WORK MASTER
大阪府では、JOBプラザOSAKAにて、障害者らの就職困難者を対象にキャリアカウンセリングや各種セミナーのほか、求人開拓を含めた職業紹介・就職者の定着支援などを無料で実施している。2010年7月14日開催の障がい者雇用セミナーは満員となったが、このたび追加開催が決定した。企業の障害者雇用促進のため、障害者の採用を検討する企業の人事採用担当者を対象に開催する。内容は、『障害者の採用方法のコツを知りたい』『他社の成功事例が知りたい』『法定雇用達成のノウハウが知りたい』など。

萩「E・G・F」に福祉助成金贈る 山口

朝日新聞
朝日新聞厚生文化事業団の今年度の西部朝日福祉助成金の対象団体に決まった萩市江崎のNPO法人「E・G・F」に21日、助成金45万円の目録が贈られた。同法人は、知的障害や精神障害のある人たちの社会参加や就労支援を目指して2008年に設立。休耕田を借り、地域の人たちにも手伝ってもらいながら果物や野菜、花の苗などを育て販売している。助成金は地産の果物を使ったケーキ作りのミキサーに充てるという。目録を受け取った野稲泰二理事(32)は「今年度中に商品開発できるよう有効活用をしたい」と話した。

宇野駅を風鈴で飾ろう 瀬戸内芸術祭に向け手をつなぐ育成会 岡山

山陽新聞
知的障害者とその保護者らでつくる「玉野市手をつなぐ育成会」の青年学級は7月3日から、JR宇野駅に100個の風鈴を飾る。瀬戸内国際芸術祭(7月19日~10月31日)を盛り上げようと計画したもので、同学級は、市民らから家庭で眠っている不要になった風鈴などを募っている。

農作業で障害者自立を 大郷町に7月農場開設 宮城

河北新報
社会福祉法人「みんなの広場」(仙台市青葉区)が精神、知的障害のある人の自立を目指す農場「大郷ファーム」を7月1日、大郷町中村にオープンする。農作業の技術を身に付け、体力づくりを進める。高齢者の認知症予防のためにも大郷ファームを活用、地域の交流の場に発展させることを目指している。みんなの広場の渥美昭一理事長(84)は「障害者が福祉サービスに全面依存するのではなく、真に自立できるように支援したい。農作業は、自然の中で体力と健康が備わるようになる」と話す。

障がい者福祉法:たたき台を公表 総合福祉部会

毎日新聞
障害者自立支援法に代わる「障がい者総合福祉法」(仮称)を議論する政府の障がい者制度改革推進会議総合福祉部会は22日、論点のたたき台を公表した。(1)法の目的、理念(2)障害の範囲(3)サービスや支援の選択と決定のあり方など9分野で約80項目。部会で議論したうえで、9月からは分科会でも討議し、12年の通常国会への法案提出を目指す。(1)は「すべての障害者が自ら選択した地域で生活する権利」と明記し、その実現のため制度をどうするかなどを議論する。(2)は障害をどう定義するかや、発達障害や難病をどう規定するかが課題。(3)は現行の障害程度区分を廃止後、どう決定するかの問題だ。

2010年6月22日火曜日

障害者雇用に積極的な企業のキーワードは「中堅」「高ROE」

東洋経済オンライン
民間企業に義務づけられている障害者の法定雇用率は1.8%。だが、厚生労働省の発表によると2009年6月1日時点の民間企業の障害者雇用率は1.63%と、この数字を下回る。法定雇用率を満たしていない企業には「障害者雇用納付金」が課せられることになっているが、その対象外となる従業員300人未満(10年7月からは200人未満に改定)の中小企業で特に数字が低い。たとえば、従業員100~299人で1.35%、56~99人で1.40%などだ。こうした中小企業の比率の低さにより、1.8%達成はまだ道半ばとなっている。

障害者と健常者がスポーツで交流 山梨

山梨日日新聞
山梨青年会議所(山梨JC、飯嶋克仁理事長)は20日、山梨市民総合体育館で、地域の健常者と障害者の交流を深めようと「ノーマライゼーション地域福祉を創造しよう」と題した講演会と交流会を開いた。約150人が参加。講演会では、障害者相談員の橋場みちこさんが「同じ地域に住んでいる仲間のことをもっと知ってほしい。障害者は普通に接してくれることを一番望んでいる」と話した。障害者の就業についての講演やディスカッションも行われた。

障害者らのダンス集団人気 心打つ無心のステージ 宮城

河北新報
宮城県白石市の女子のダンス集団「ちゃれんじど」が県内各地のイベントなどで引っ張りだこだ。運動が不足しがちな知的障害者の余暇活動に、楽しく体を動かせるダンスを導入して11年。リズムに合わせて無心に踊るひたむきな姿にファンが増えている。「ちゃれんじど」は1999年7月8日、障害者と保護者による「白石市手をつなぐ育成会」の本人部会の余暇活動として発足した。

絵画展:「幸せ日記」繊細な線と色彩 障害者の村下さん、富山で30日まで/富山

毎日新聞
知的発達障害と自閉症という二つの障害を抱える村下陽一郎さん(26)=富山市=の絵画展「幸せ日記」が、同市桜町の元麻布ギャラリーで開かれている。30日まで。入場無料。同市の心身障害者共同作業所「あかりハウス」で製菓などの仕事をしている村下さんは8年前から毎月1回、富山市呉羽町の市民芸術創造センターで開かれる絵画教室に通う。また水泳などのスポーツも得意で、障害者のスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス」の代表選手になったこともある。

心と脳によいアート 徳島

朝日新聞
絵画や彫刻の制作で認知症や発達障害の予防・改善を目指す「臨床美術」を知ってもらおうと徳島市内の美術クラブ「M・あ~とさ~くる」が20日、同市内で体験講座を開いた。参加者らは講師の助言で思い思いの絵を描きリラックスした雰囲気だった。臨床美術は、高齢者の認知症や心の問題を抱える子供らに美術制作が効果があると注目され、日本臨床美術協会が中心となって取り組んでいる。専門的な訓練を受けた人に同協会が臨床美術士の資格を与えている。

発達障害 理解求め長野で公開講座

信濃毎日新聞
東京女子医科大の同窓会「至誠会」県支部は20日、長野市内で公開健康講座を開き、群馬大名誉教授で世田谷治療教育研究所長の原美智子さん(68)が、約260人を前に「発達障害の理解と対応」と題し講演した。原さんは、子どもの自閉症やアスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)などの行動の背景などを解説した。

2010年6月21日月曜日

障害者向け音楽スクール7月開講 鹿児島市のNPO

南日本新聞
音楽を通じ青少年育成、障害者支援を行う鹿児島市のNPO法人「薩摩ROCK CLUB」は7月から、「きぼうの鐘」事業として障害者向け音楽スクールを、同市東千石町の天神プラザビル4階に開講する。1期生60人を募集している。6月29日締め切り。同法人の中野研吾理事長(31)は「音楽をしたいけれど、やれる環境がないという障害者の声に応えた。生きがいを見いだす手助けになれば」と語る。

カイゼンで能力を引き出すーー知的障害者の戦力化《前編》

日経ビジネス オンライン
知的障害のある人たちの「働く場」をどう確保していくかは、社会全体が取り組まなければならない喫緊の課題だ。とりわけ、最大の雇用の受け皿となるべき民間の企業セクターにとっては重い宿題と言える。厚生労働省によると、2009年6月現在、法定雇用率1.8%を義務付けられている従業員数56人以上の民間企業で働く知的障害者は5万6835人。漸増傾向にあるとはいえ、約22万人と推計される18歳以上の在宅の知的障害者の4人に1人程度しか企業で働いていない計算になる。

知的障害者54人が水泳で熱戦

中国新聞
知的障害者の選手たちが熱戦を繰り広げるスペシャルオリンピックス日本(SON)・広島水泳競技会が20日、尾道市栗原町のびんご運動公園であった。広島県内の6~46歳の54人が出場した知的障害者のためのスポーツ練習や競技の場を提供するSON・広島の主催で3回目。今回は初めて、11月5~7日に大阪市などである全国大会の選考会も兼ねた。来年6月にはギリシャ・アテネで4年に1度の夏季世界大会がある。

発達障害支援 専門性が課題 小松市独自のセンター 設立から3カ月 石川

中日新聞
小松市は四月から、市独自で「こども教育相談・発達支援センター」(小馬出町)を設置した。県内には、県の支援センターと県から委託を受けた支援センターがあるが、市町単位での設置は初めて。約三カ月がたち、市の支援センターの役割の重要性がはっきりした一方で、専門的知識を持つ職員の不足や、県内の支援施設の少なさなど課題は山積みだ。発達障害支援の先進県といわれる滋賀県では、十九市町のうち十三市町が支援施設を持つ。各市町が連携し、個人に合った強固な支援体制をつくる。石川県の遅れは歴然だ。

毎日見ていますと確かに滋賀県の記事は多いと感じます。

障害者福祉施設の作品売り場を提供 宮田の料理店 長野

信濃毎日新聞
宮田村大田切の料理店が、村内の障害者福祉施設「親愛の里シンフォニー」を利用する人たちに、作品を売る場を提供している。経営者の石沢幸男さん(47)と妻礼子さん(43)の次男昌樹さん(19)が同施設を利用している縁で、地域住民と利用者の接点にしたいと今週、始めた。昌樹さんは県伊那養護学校(伊那市)を卒業し、4月から障害者施設を利用。作品作りや販売を始めてから、意欲的になったという。村内や駒ケ根市の知人宅に出掛け、作品も売り歩く。礼子さんは「親から小遣いをもらわずに生活しようと頑張っている」と見守っている。

国際障害者ピアノフェス  小山で入賞者ら演奏会 栃木

東京新聞
カナダ・バンクーバーで昨年開かれた「第二回国際障害者ピアノフェスティバル」の入賞者ら五人によるコンサートが十九日、小山市文化センターで開かれた。心身のハンディに負けず美しい音色を奏でる姿が、会場を埋めた観客の心を揺さぶっていた。同フェスは“ピアノ界のパラリンピック”といわれ、NPO日本障害者ピアノ指導者研究会(迫田時雄会長)が二〇〇五年から開催。第二回は十二カ国から七十四人が出場し、日本人は七人が入賞した。

2010年6月20日日曜日

マリノスコーチらが障害児にサッカー指導、楽しくボール追いかける/横浜

カナロコ
障害のある子どもたちにスポーツを楽しむ機会をつくろうと、サッカー教室が19日、マリノスタウン(横浜市西区)で開かれた。小学3年生から中学3年生までの知的障害児17人が、芝生の上でボールを追いかけた。キヤノン(東京都大田区)が社会貢献の取り組みとして主催した。昨年に続き2回目。横浜F・マリノスのアカデミーで幼稚園児から小学生まで教えているコーチら7人が直接指導した。

特別でない姿 見て理解を 障害児の親たちが写真集 福岡

西日本新聞
障害児の親でつくるNPO法人「クックルー・ステップ」(福岡市、古賀裕子理事長)が、病気や障害と闘いながら、今を懸命に生きている子どもたちの写真集「君のポケット チャレンジド・kids」(発行・フラウ)を出版した。6月末から福岡、北九州両市の主要書店で発売される。市民に障害児のことを知ってもらい、温かく見守ってもらいたいと企画。「どの子も夢や希望がいっぱい詰まったポケットを持っている。未来に向かって勇気を持って生きてほしい」という親の思いをタイトルにした。

武蔵野大学が専門家を招き、人事・就職担当者のための発達障害シンポジウム

大学プレスセンター
武蔵野大学(東京都西東京市)では、7月4日(日)にシンポジウム「発達障害児の将来 ~そのキャリア発達と就労支援~」を、また9月19日(日)から集中講座「人事・就職担当のための発達障害者支援講座」(全9回)を開催する。いずれも企業の人事担当者および大学の就職支援担当者等を対象としたもので、新卒無就業や職場不適応などの背景にひそむ発達障害の若年者を支援するため、専門的な知識の習得と対応力の向上を目的としている。参加費無料、事前予約制。

福祉ナビ:障害児を育てる里親は、どんな問題を抱えているの?

毎日新聞
「障害があってもなくても、子育ての楽しさは変わりません。育てる喜びを教えられました」
千葉県で農業を営む70代女性は15年前、当時6歳だった女の子の里親になった。事前に軽い知的障害と自閉症があるとは聞いていたが引き受けた。生まれた直後から乳児院や養護施設を転々とし、家庭の温かさを知らない子だった。引き取った直後は2歳程度の言葉しか話せず、時々大声を出すなどパニック状態に陥った。それでも夫婦は「知識や社会のルールを少しずつ覚え、見違えるように成長した」と目を細める。

2010年6月19日土曜日

のぞみ家族会NPO法人立ち上げ 後見人役引き受け 岡山

山陽新聞
知的障害者更生施設「のぞみ園」(玉野市木目)などの利用者の家族でつくる「のぞみ家族会」は、法律の専門家らと協力して利用者の権利を守るNPO法人「つくし」を立ち上げ12日、すこやかセンター(同市奥玉)で設立記念総会を開いた。同会によると、家族会が中心となって発足させた同様のNPO法人は、県内で3つ目。高齢などの理由で、親族の知的障害者をサポートすることが難しくなった場合、同法人が後見人を引き受ける。

スペシャルオリンピックス大阪 11月「その目で見てほしい」

産経関西
大阪で11月に開催される知的発達障害のある人たちのスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス(SO)日本・大阪大会」をPRするため、NPO「SO日本」名誉会長、細川佳代子さんが17日、大阪市浪速区の産経新聞社を訪ね、SO大阪組織委員を務める産経新聞厚生文化事業団の横田憲一郎理事長に一層の支援を求めた。細川さんは細川護煕元首相夫人で、SO日本の初代理事長としてSOを日本に定着させ、平成17年にはSO冬季世界大会を長野で開催した。

障害児の親を対象に研修会 神奈川

タウンニュース
愛川町福祉センター3階会議室で6月22日(火)、障害児をもつ親を対象にした子育て研修会「~子どもの芽を伸ばす!~障害児とその兄弟姉妹の育て方を学ぶ」(愛川福祉懇話会児童部会主催)が行われる。時間は午前10時30分から正午まで。参加は無料。町外からの参加者と研修会中の保育は事前申込みが必要。

知的障害者雇用へ農作物直売所を開設/美里 福島

福島放送
会津美里町の共働作業所「ピーターパン」に通う知的障害者の雇用を目的とした農作物直売所「ひまわり」が19日、会津美里町字高田道上にオープンする。施設の活動を推進、協力するピーターパン支援会が利用者の社会復帰に向けた機会をつくろうと検討し、地元農家などが出店者組織を作った。直売所では米や野菜、生花などのほか町特産物の「高田梅」も扱う予定。

2010年6月18日金曜日

幸せのかたち:「気持ち」の物語 オセロのように/10

毎日新聞
北九州市若松区の自宅で重度障害を持つ40代の2人の子どもの介護を続ける松尾キヌエさん(71)が、同じ町で15歳のダウン症の次男を育てている石永敏子さん(51)に「よかこつば教えるけん」と、耳打ちしたことがある。それはまるで漫談のように面白くて、しかも思わずひざを打ちたくなるほど示唆に富んだ話だった。そばで聞いていた私の反応も含めて、その時のやり取りを再現してみる。

好評につき7月21日追加開催決定 法改正直前 無料の障がい者雇用セミナー

ValuePress!
大阪府では、JOBプラザOSAKAにて、障がい者等の就職困難者を対象にキャリアカウンセリングや各種セミナーのほか、求人開拓を含めた職業紹介・就職者の定着支援などを無料で実施しています。平成22年7月14日開催の障がい者雇用セミナー満員につき、追加開催が決定しました。このたび、企業の障がい者雇用促進のため、障がい者の採用を検討されている企業の人事採用担当者の皆様を対象に、標記事業を開催します。『障がい者の採用方法のコツを知りたい』『他社の成功事例が知りたい』『法定雇用達成のノウハウが知りたい』などの企業の方、是非ともご参加ください。

障害児と遊ぶ夏休み 戸塚区 神奈川

タウンニュース
戸塚区社会福祉協議会が、夏休み期間中に障害児と交流するイベント「みんなで過ごす夏休み」の参加者を募集している。7月30日(金)~8月17日(火)の期間に、三菱みなとみらい技術館の見学など6コースを予定。7月10日(土)には説明会、17日(土)、24日(土)(コースによりどちらか)には児童との顔合わせが行われる。対象は高校生以上。

「とつか区社協電子日記」2010年6月5日 
 ボランティア大募集!! みんなで過ごす夏休みinとつか2010
 http://blogs.dion.ne.jp/wel/archives/9474101.html

8障害者施設と民間業者共同商品 除湿剤を販売 山口

読売新聞
周南地域の障害者就労支援施設8施設と下松市の「ライフデザイン研究所」(栗田一郎社長)でつくる「周南圏域障がい者就労支援ネットワーク」が、共同仕入れ・販売を行う商品の第1号となる除湿剤の販売を始めた。8施設が共同で取り組むことで規模の大きい仕事の受注を目指し、利用者の就労機会を増やすのが狙い。仕入れは研究所が一括して行い、包装と販売を8施設で請け負っている。包装は作業面での危険性が少なく、除湿剤は消費期限などがなく、販売リスクが低いことから、最初の商品に選んだという。年間計2万5000個を生産予定で、売り上げの2割が各施設に工賃として配分される。

みんなの夢 歌に込めて 広島

朝日新聞
障害のある人たちに働く場を提供する社会福祉法人もみじ福祉会のもみじ作業所(広島市中区)が創立30周年を迎え、20日に広島市文化交流会館で記念のコンサートを開く。作業所の日常や歴史をつづったオリジナル曲を、通所者とその保護者、職員ら約210人が歌い上げる。もみじ作業所は1980年、通所者19人、職員2人でスタートした。93年に法人化。今は10~50代の男女約80人が、段ボールの組み立てやクッキー、パン作りをしている。約半数は法人が運営するグループホームなどから通う。

医療や福祉を導入 精神面ケアで生徒支援

タウンニュース
学業不振やひきこもりの悩みを抱える生徒を支援している高校が「YGS高等部」。医療や福祉の考え方を導入した独自の教育方針を展開している。精神面の不安を抱える生徒も積極的に支援しており、コミュニケーション能力の育成面から成果をあげている。発達障害(アスペルガーなど)や統合失調症の生徒も受け入れており、進路相談を受け付けている。

2010年6月17日木曜日

[おらが街のイチオシ]岩手県花巻市「るんびにい美術館」

スポーツ報知
社会福祉法人・光林会が運営する、アートと憩いの空間だ。「ボーダーレス(境界のないこと)」がコンセプト。展示された各作品=写真=は、そのコンセプトを見事に体現している。激しい色使いの絵画や型破りなアートは、まさに境界のない世界。著名な画家や陶芸家の絵画、工芸品が並ぶ従来の美術館とは違う、固定観念を取り払った空間を感じることができる。障害者支援施設「ルンビニー苑」の苑長も務める館長の三井信義さんは、「障害のある人たちの作品という見方ではなく、アートとして見てほしい。」と語る。

障害者差別の事例集作成 熊本

朝日新聞
障害者差別って、なに?――。障害者でも意識しにくいという差別の事例集を、NPO法人ヒューマンネットワーク熊本(熊本市)がまとめた。障害者が感じた「嫌な体験」802件を国連の障害者権利条約の規定に基づき、教育や労働など11分野に整理した。同NPO法人は「事例集は障害者が一般の人に一方的に示すものではなく、住みやすい街を一緒に作るものさしにして欲しい」と話している。県は、同NPO法人などと障害者への差別をなくす条例づくりを始めている。8月の条例検討委員会でたたき台を示し、来年の県議会2月定例会に条例案を出したい考えだ。

どんちゃん紙太鼓製作大忙し 広島

中国新聞
夏の踊り「三次どんちゃん」用の柄付き紙太鼓の製作が、三次市十日市東の障害者施設「かぜくさ」で、最盛期を迎えている。通所者5人がクラフト紙を型枠に張り、上にデザインを印刷したマット紙をのり付けしていく。直径26センチ、16センチの2種類。今月初めからどんちゃんに参加する団体や個人から注文が相次ぎ、1日10~20個を作っている。

授産製品専門のネットショップ 岐阜

読売新聞
障害者に対する自立支援策の一環として、県は15日、国内最大級のインターネット商店街・楽天市場に授産製品の販売ショップを開設した。県がネット上に授産製品の専門店を設置するのは初めての取り組みで、関係者は「全国の人たちに授産製品のよさを知ってもらい、販路を拡大したい」としている。開店したのは「せいりゅう楽天市場店」。県福祉事業団が岐阜市内で運営する障害福祉サービス事業所「清流園」の通所者3人が作ったベーグルやスコーンなどのパンのほか、アクリルたわしや粉せっけんなど、当面は計16品目を販売する。

 「せいりゅう楽天市場店」http://www.rakuten.co.jp/gifu-seiryu/

閉店の宮城県庁レストラン 障害者就労支援で再開

MSN産経ニュース
宮城県は15日、3月に閉店した県庁18階のレストランの跡を、障害者の就労支援のレストランとして再開させると発表した。今月中に出店者の募集を開始する。募集対象は障害者の就労支援などの福祉サービス事業を行っている団体などで、現在飲食店を運営していることが条件。月内に審査基準を含む募集要項を示したうえで、事業提案を募集し、8月中に出店者を選定、11月のオープンを目指す。

音楽イベント:障害者も音楽に壁はない 青森市のNPO法人、9月に /青森

毎日新聞
障害を持つ人の日中活動の場を提供する青森市新城のNPO法人「CーFLOWER(シーフラワー)」が9月に市内で音楽イベント「バリアフリー・ミュージック・パーティー」を開催する。音楽に壁はないーーと、障害の有無に関係なく参加者全員が楽しめるイベントを目指しており、メンバーは「あきらめないでやろうぜというメッセージを伝えたい」と話している。

知的障害女性わいせつ:「被害者、告訴能力ある」 訴審で検察側 /宮崎

毎日新聞
知的障害者の女性を誘い出して下半身を触るなどしたとして、わいせつ誘拐と強制わいせつ罪に問われた高千穂町、無職、飯干広幸被告(60)の控訴審初公判が15日、福岡高裁宮崎支部(榎本巧裁判長)であった。1審は、知的障害を理由の一つにあげ「被害者に告訴能力がない」として検察側の公訴を棄却。検察側は改めて「告訴能力はある」と主張し、弁護側は控訴棄却を求めた。

飯干被告は、09年2月11日、同町で20代の知的障害のある女性を誘い出して車に乗せ、約1時間半にわたって車内で下半身を触るなどのわいせつな行為をしたとされた。1審判決は、女性の証人尋問や医師や家族の供述から「わいせつ行為の意味を十分理解していたと言えるか疑問が残る」として起訴を無効とする公訴棄却の判決を言い渡した。

新ユニット増設 入所者ら完成祝う 白石のグループホーム 宮城

河北新報
宮城県白石市福岡長袋の共生型グループホーム「ながさか」で4日、認知症高齢者向けのユニット(定員9人)増設を祝う式典があり、入所者と関係者計約40人が出席した。共生型グループホームは知的障害者や重度心身障害者が認知症高齢者と生活を共にし、障害者の地域生活移行を促すことなどが狙い。ながさかは県が福岡長袋永坂の民家を改造、2004年1月に高齢者と障害者計13人が入る1ユニットを開設した。当初は県が白石陽光園に運営を委託したが、06年度から単独での運営に切り替わった。

サーカス彩って 20団体花贈る

山陽新聞
19日開幕の「ライガーミラクルイリュージョン 木下大サーカス岡山公演」(山陽新聞社主催)の会場に彩りをと、岡山県内の知的障害者施設約20団体でつくる「花の会」は15日、各施設で育てたベゴニアやマリーゴールドの花を木下サーカスに贈った。木下サーカスは、県内の福祉施設に計1万枚の招待券を贈っており、花はそのお礼として届けられた。花は8月31日までの公演中、テントわきなど各所に飾られる。

奈良の同級生刺殺少年 発達障害と診断

読売新聞
奈良県桜井市の近鉄桜井駅で昨年7月、私立高校3年浜田知哉さん(当時18歳)が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた同級生の少年(18)(退学処分)について、精神鑑定の結果、発達障害と診断されたことを15日、少年の弁護人が明らかにした。この日、奈良地裁で開かれた進行打ち合わせで、弁護側は「責任能力は限定的で、保護処分が適当」と家裁への再移送を求める方針を説明した。

自立支援、民間委託が奏功 那須塩原、発達支援センター「なすの園」

下野新聞
障害児の自立支援などを行っている、那須地区広域行政事務組合のこども発達支援センター「なすの園」(那須塩原市沼野田和)が民間に運営委託されてから3カ月目を迎えた。指定を受けたNPO法人「障害児・者トータルサポートセンター空」が新たに取り組んだ送迎サービスや作業療法の充実などが奏功し、利用者数減少に歯止めが掛かっている。一方、利用者数増に伴う在園児童への配慮や、職員の専門知識向上が求められている。

2010年6月16日水曜日

和太鼓部高文祭へ13年ぶり、意気込み 宮崎

読売新聞
諫早市多良見町の希望が丘高等特別支援学校の和太鼓部「希望太鼓連」が8月、宮崎県で行われる高校文化祭(高文祭)の全国大会に県代表として出演する。全国大会に出場するのは13年ぶりで、大半の部員たちにとって県外での公演も初めて。大舞台での演奏を夢見て、練習に励んでいる。和太鼓部は1991年の開校と同時に設立された。現在の部員は1~3年の21人。卒業生3人は、知的障がい者で構成する和太鼓のプロ集団「瑞宝太鼓」(雲仙市)で活躍しているほど。月に数度、公演や祭りの席で演奏を披露してきたところ、今春、高文祭の県組織から全国大会出場を打診され、快諾したという。

障害者事業所がキクラゲ栽培、7店に出荷/鹿児島市・南九州市

南日本新聞
鹿児島市坂之上8丁目の障害者自立支援センター「ハーモニー」と、南九州市知覧町郡の知的障害者援護施設「知覧育成園」が、キクラゲの栽培に取り組んでいる。6月から両市内のスーパーや道の駅など7店に出荷しており、利用者の賃金アップにつなげていく。福祉施設でのキクラゲ栽培は珍しいという。キクラゲははさみを使わず簡単に手で収穫できる。一方、空調管理が難しく湿度、温度も一定に保つ必要がある。何度も失敗したが、水やりの仕方など工夫を重ね安定した収量を確保できるようになり、両施設で4月から本格生産を始めた。

障害者ら2000人がスポーツ満喫 大分

朝日新聞
知的障害者が徒競走やダンスに挑む「県ゆうあいスポーツ大会」(県など主催、朝日新聞社など後援)が13日、大分市横尾の大分銀行ドームで開かれた。授産施設や厚生施設など44施設から2052人が参加し、100メートル走や走り幅跳びなど13種目に挑み、力いっぱい競技した。

障害福祉施設のカフェ店開き 北海道

苫小牧民報
NPO法人アシストセンターちえりす(清水道代代表理事)の「オープンカフェゆみな」が、千歳市花園に店開きした。障害者手作りのパン、菓子を販売する。知的、身体障害のある20人が利用する就労支援事業所内に開設された。利用者が支援員の指導を受けながら調理のほか、接客もする。清水代表理事は「障害、年齢に関係なく地域の方が気軽に集える交流の場になれば」と話していた。

読字障害向けに就活ガイド作成 NPO法人エッジ

47NEWS
文字がゆがんで見えたり、自分の名前でも書き損じてしまうなど読み書きがうまくできない「ディスレクシア(読字障害)」の学生の就職活動を支援しようと、啓発を行うNPO法人エッジ(東京)が就労ガイドブックを作成した。読字障害は「難読症」とも呼ばれ、学習障害(LD)の一種。エッジによると、人口の5~10%程度いるとされる。知的な遅れはないため、教育現場では「やる気がないだけ」と見過ごされ、そのまま成人するケースが多いという。

少年「責任能力は相当減損」同級生殺害で精神鑑定ー奈良地裁

時事通信
奈良県桜井市の近鉄桜井駅ホームで昨年7月、高校3年浜田知哉さん=当時(18)=が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた同級生の少年(18)が、精神鑑定の結果、広汎(こうはん)性発達障害の一種「アスペルガー症候群」と診断されたことが15日、分かった。少年の弁護人が明らかにした。弁護人によると、少年は「事件当時、責任能力の減損が相当あった」と診断されたという。これを受け、弁護側は公判で保護処分が相当と主張する方針。

注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬「ストラテラ(R)」、18歳以降も継続使用可能に

共同通信PRワイヤー
日本イーライリリー株式会社(本社:神戸市、社長:アルフォンゾ・G・ズルエッタ)の注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬「ストラテラ(R)(一般名アトモキセチン塩酸塩、以下ストラテラ)」は、6月14日、厚生労働省から添付文書改訂の事務連絡を受け、小児期のAD/HDでストラテラによる薬物治療を開始した患者で、18歳以降も継続して本剤による治療が必要だと判断された際には、定期的に有効性及び安全性を確認しながら治療を継続することが可能になりました。

イルカ2頭、みんなの人気者 愛知

朝日新聞
南知多町の日間賀島に今年も2頭のイルカがやってきて、観光客の間で人気者になっている。日間賀島観光協会が毎年、香川県さぬき市の日本ドルフィンセンターから借り受けており、夏の恒例行事となっている。島おこしと、中京大学の辻井正次教授が取り組むイルカ介在療法への協力が目的で、8月末まで滞在する。2頭は、西浜海水浴場の一角に設けた縦横約10メートルの「いけす」の中を遊泳。発達障害児の療法に活躍するほか、海水浴に来た一般客も間近で観察し、触れ合い体験を楽しむことができる。

発達障害児に就労を 支援団体、経営者らに要請

大阪日日新聞
企業経営者らが発達障害について学ぶ講演会が14日、大阪市北区のヒルトン大阪で開かれ、支援団体のメンバーが、就労機会の創出に向け理解を求めた。同市港、大正の2区を中心にした市内の企業経営者や専門職らでつくる大阪西ロータリークラブが例会で行い、会員ら約70人が参加。発達障害児や家族らを支援するNPO法人「チャイルズ」(同市港区)の是沢ゆかり代表が講演した。

大島甘夏チョコ販売へ 宗像市の障害者支援施設 福岡の菓子店と共同開発

西日本新聞
宗像市の障害者支援施設「玄海はまゆう学園」は7月から、福岡市博多区の洋菓子店「チョコレートショップ」の協力で、玄界灘に浮かぶ宗像市大島の特産品、甘夏の皮(ピール)をチョコレートでくるんだ新商品「玄界灘大島産甘夏ピール」を夏季限定販売する。同学園は4月、入所する障害者の地域貢献と工賃アップを目的に、人手不足に悩む農家に出向いて初めて甘夏の収穫を手伝った。果実の販売とともに加工品の商品化を検討していたところ、福岡市のコミュニティービジネス中間支援機関「コミット」の仲介で、チョコレートショップとの共同開発、販売が決まった。

2010年6月15日火曜日

ダンス:知的障害者ら披露 「ザ・ラップ」3年ぶり発表会 徳島

毎日新聞
県内の知的障害者とその保護者でつくるダンスチーム「ザ・ラップ」(穂田幸子代表)が13日、徳島市沖浜東2の市生涯福祉センターで3年ぶりとなる発表会を開いた。メンバーは日ごろの練習の成果を存分に発揮。息の合った踊りで約100人の観客を魅了した。チームは13年前に活動を開始。知的障害者13人と保護者らの計約30人が月2回程度、ダンスインストラクターの山岡町子さんの指導を受けながら、一緒になって練習に励む。一つの演技を覚えるのにどうしても時間がかかるため、チーム単独での発表会は3年前に続き2回目という。

障害者自立支援施設にパンショップ 下野の「エール」

下野新聞
障害者の自立支援施設「エール」が、施設内に「パンショップエール」をオープンした。購入したパンなどを店内で味わえる「イートイン」形式。パン作りから接客まで施設利用者が行い、工賃増につながるだけでなく、就労訓練の場を広げる場となるとして期待される。「エール」は2007年に開所。現在、25人の利用者が市内の企業からの受託作業や施設内農園での野菜作りなどに取り組んでいる。パン作りは開所当初から手掛けていたが、市内の幼稚園に卸す商品以外に週2回、同施設の一室での販売だけだったため、あまり知られてなかったという。

【創る】 ペーパークラフト

十勝毎日新聞
大樹・町障害者地域活動支援センター 幅1センチほどの紙バンドを手芸のように編み込んで手作りする。環境に優しい材料を使い、手ごろな価格も魅力。紙バンド(市販)は色や模様もさまざまで、同じ形でも仕上がりに個性が出る。同センターは障害者の日中活動の拠点として、NPO法人大樹職親会(播間裕之理事長)が町から委託を受けて運営。現在は知的、身体、精神の障害がある25人が登録。

支局長からの手紙:インカーブ /京都

毎日新聞
約20年前に閉店した京都市中京区七本松通仏光寺東入の「今中酒店」を改造し、小さな画廊「ギャラリーインカーブー京都」が今月5日、オープンしました。大阪市平野区の美術工房「アトリエインカーブ」に所属する27人のアーティストの作品だけを展示する予定です。27人には知的障害があります。知的障害者の描く絵画と聞いて、「一生懸命に障害を乗り越え、頑張っている人の作品」というイメージを持たれませんでしたか。

知的、精神障害者民間就労への一歩 大分

大分合同新聞
日田市は本年度、知的障害者1人を初めて雇用した。働きたくても働き口の少ない知的、精神障害者の就労を促進するのが目的で、県内の自治体では県、大分、別府両市に続く取り組み。日田市社会福祉課は「十分に働けるという実績を市が率先してつくることで、民間企業への就職につなげたい」としている。

障害者ら9種目快汗 福岡

読売新聞
飯塚市内の障害者とボランティアらがスポーツを通じて交流を深める「さわやかスポーツ大会」が13日、同市柏の森の体育・文化施設「サン・アビリティーズいいづか」で開かれた。市が主催し、NPO法人いいづか障害児者団体協議会が企画。身体障害者や知的障害者と家族、ボランティアら約260人が参加した。

授産施設のアート集団 「アトブラ」テーマにCD バンド「スカロケ」が制作

西日本新聞
知的障害者通所授産施設「JOY倶楽部プラザ」(福岡市博多区)のアート集団「アトリエ ブラヴォ(アトブラ)」をイメージして、福岡を中心に全国で活動するバンド「SKA☆ROCKETS(スカロケッツ、スカロケ)」がCDを制作。13日には同施設で、両者が参加したプロモーションビデオの撮影があった。アトブラはCDジャケットもデザイン。同集団の樋渡幸大さん(28)は「新しい挑戦ができて幸せ」と話している。アトブラは2002年に結成し、知的障害を持つメンバー8人が絵画などを手掛けている。

知的障害者がSO大会 陸上、水泳などに熱戦 栃木

下野新聞
県内でスポーツに取り組む知的発達障害者の競技会「スペシャルオリンピックス(SO)第3回栃木地区大会」(下野新聞社など後援)が13日、古里中体育館などで開かれ、アスリート(選手)約150人が日ごろの練習の成果を競い合った。SOは、スポーツを通じて知的発達障害者の自立や社会参加を目指す目的で活動。4年に1度、夏季、冬季世界大会があり、栃木地区大会は、11月に大阪府で開かれる全国大会の予選も兼ねている。

2010年6月14日月曜日

発達障害児支援アカンパニスト設立1周年トーク&ライブ

ValuePress!
発達障害児支援 アカンパニスト(所在地:東京都羽村市 代表:柳下記子)は、設立1周年を記念して、2010年6月20日に「発達障害児支援アカンパニスト設立1周年トーク&ライブ」を東京都調布市で開催する。

 テーマ:「堀川ひとみさん『理解で世界をハッピーに』
      ~鬱病の克服とアスペルガー症候群発覚を経た人生を晒し歌う~」

第6回発達障害者支援ライフサポート研究会

ValuePress!
就労支援推進ネットワーク(所在地:東京都羽村市 理事長:小林浩一)・発達障害児支援 アカンパニスト(所在地:東京都羽村市 理事長:柳下記子)・発達障害と歩む会 Companion(代表:高橋今日子)は、発達障害者の支援を研究する「第6回発達障害者支援ライフサポート研究会」を、2010年6月20日に東京都世田谷区で開催する。

障害者就労支援の店舗名「サザンポ」とロゴマーク決まる/茅ケ崎

カナロコ
茅ケ崎市が8月に同市共恵・中海岸地区のサザン通り商店街にオープンする障害者就労支援のための店舗名が「サザンポ」に決まった。同店のロゴマークも決定した。店舗名とロゴマークは、京都府在住のグラフィックデザイナー・居関孝男さんの作品。商店街の中に誕生する店舗に、地域住民らが気軽に立ち寄れるよう、店舗名は商店街の名前の一部の「サザン」と「散歩」を組み合わせた。

力強い泳ぎに声援熱く 山口

中国新聞
知的障害者のスポーツ大会、スペシャルオリンピックス日本・山口地区競技会(中国新聞防長本社など後援)の水泳競技が13日、山口市小郡下郷の市小郡屋内プールであった。山口県内から10~46歳の28人が出場。25メートルプールでメドレーリレーや自由形、背泳ぎなどに分かれて力強い泳ぎを見せた。「頑張って」「ゴールまであと少しよ」。保護者や施設の関係者から熱い声援や拍手が飛んでいた。

もみじ福祉会:運営30周年 6年ぶり、20日に「ともだちコンサート」 /広島

毎日新聞
障害者の作業所を運営して30周年となる社会福祉法人・もみじ福祉会(中区)は20日、これまでも節目の年に開催してきた「ともだちコンサート」を6年ぶりに開催する。入所者たちが日常の中で感じた思いから生まれたオリジナルの20曲を披露する予定で、本番に向けて太鼓や合唱などの練習に熱が入る。コンサートは、広島市文化交流会館(中区加古町)で午後2時開演。3部構成で、お囃子(はやし)や和太鼓で盛り上げ、30年を振り返る大合唱などで締めくくる。

本県選抜が全国へ フットベースボール障害者大会 岩手

岩手日報
第10回全国障害者スポーツ大会・フットベースボール競技(知的障害)の北海道・東北ブロック予選会は12日、盛岡市みたけ1丁目の県営運動公園で開かれ、本県選抜チームが7年連続で全国大会出場を決めた。本県と仙台市の両チームが決勝を行った。本県チームは初回、打者一巡の猛攻で9点を先取。カーブやスローボールを交えた投球と堅い守りで失点を抑え、打線は12本の本塁打を放ち、六回(時間規定)55ー1で圧勝した。選手たちの好プレーに観客から大きな拍手が送られた。

倉敷の選手に制服 SO大会出場

山陽新聞
知的障害者のスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス(SO)オーストリア夏季ナショナルゲーム」(18~21日)に出場する倉敷市の5選手に12日、岡山市北区の紳士服販売会社からそろいのユニホームが贈られた。ユニホームをプレゼントしたのは、はるやま商事。スポーツ振興の一助に、と選手団8人分を無償提供。ポリエステル素材の青色のジャンパーと白色のズボン、帽子で、左胸に日の丸が描かれている。

伊那経営フォーラム2010 開催

伊那毎日新聞
「みんなの幸せがまちを元気にする」をテーマとした伊那経営フォーラム2010が12日、伊那市民会館で開かれた。フォーラムは地域一丸となって素晴らしい経営を追求していこうと、毎年6月に伊那青年会議所が開いている。第一部の講師は、東京都大田区に本社を置く日本理化学工業株式会社の大山泰弘会長が務めた。日本理化学工業は、チョークのトップメーカーで国内の3分の1以上のシェアを占め、社員77人中57人が知的障害者。大山さんは「社員と共に追求した幸せ」と題して講演し、障害者雇用の必要性を訴えた。

2010年6月13日日曜日

両陛下、特別支援学校を視察

読売新聞
「清流が つなぐ未来の 海づくり」をテーマに12日開幕した第30回全国豊かな海づくり大会。この日午後、岐阜入りされた天皇、皇后両陛下は視察先の特別支援学校で児童たちとの交流を深められ、各市町村は工夫を凝らした関連イベントを開催、県民に清流の大切さをあらためて呼びかけた。式典は13日、関市文化会館で1100人の市民らが出席して開かれる。訪問された岐阜市小西郷の市立岐阜特別支援学校では、小学部の自立活動の様子や中学部のダンス、高等部の生徒が製作した作品をご覧になった。同校では知的障害を持った児童や生徒220人が自立を目指して学んでいる。このうち中学部の3年生15人は2012年に県内で開かれる「ぎふ清流国体」のテーマソングに合わせて踊る「ミナモダンス」を披露。両陛下は一人ひとりに「ダンスの練習は好きですか」「すてきでしたよ」と声をかけられ、指導教諭には「この子たちをよろしくお願いします」と伝えていた。

「清流ぎふ」発信 全国海づくり大会開幕 岐阜新聞
両陛下が岐阜入り 日本経済新聞
天皇・皇后両陛下 岐阜県を訪問 日テレNEWS24
両陛下 岐阜で知的障害持つ子供たちとふれあい テレビ朝日
両陛下、岐阜の特別支援学校を訪問 朝日新聞
天皇、皇后両陛下:障害児と交流 岐阜の支援学校 毎日新聞
両陛下、岐阜で特別支援学校を視察 毎日放送
両陛下、岐阜で特別支援学校を視察 TBS News
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 山形新聞
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 下野新聞
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 東奥日報
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 山梨日日新聞
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 北國新聞
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 京都新聞
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 山陰中央新報
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 山陽新聞
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 福井新聞
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 富山新聞
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 神戸新聞
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 中国新聞
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 静岡新聞
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 東京新聞
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 河北新報
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も デイリースポーツ
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 47NEWS
両陛下が岐阜入り 千葉日報
両陛下が岐阜入り 岩手日報
両陛下が岐阜入り 海づくり大会、学校訪問も 中日新聞
両陛下、特別支援学校に 時事通信
両陛下、岐阜県入り 岩手日報
両陛下、海づくり大会で岐阜へ 大分合同新聞
両陛下、海づくり大会で岐阜へ 岩手日報
両陛下、海づくり大会で岐阜へ 14日には愛知県入り 西日本新聞

障害者の手でカフェ開店 手作りデザートやパンも 千歳のNPO法人「ちえりす」

北海道新聞
障害がある人の支援事業を展開する市内のNPO法人「アシストセンターちえりす」(清水道代代表)は13日、「オープンカフェゆみな」(花園1)を開業する。障害者自らがお菓子などの商品を作り、接客もするのが特徴で、清水代表は「障害の有無に関係なく、誰もが気軽に集える地域の交流拠点にしたい」と話している。ちえりすは8年前に発足。障害者自立支援法に基づき、これまで、障害がある人に就労機会を提供する就労支援事業所「支援センターゆみな」(青葉1)を運営してきた。しかし、利用者が増えて手狭になったことから、新たに空き店舗を借りて2カ所目の事業所を開設、カフェを併設した。

障害超えて支援校再編 富山

朝日新聞
障害のある児童生徒が通う県内の特別支援学校の姿が、この数年で大きく変わりつつある。ろう学校で知的障害のある生徒を受け入れるなど、障害の種別を超えた再編が進み、軽度知的障害の生徒を対象にした高等養護学校の検討も今後始まる。学校教育法の改正で、2007年度から特別支援学校で複数の障害に対応できるようになった。県教育委員会も並行して、障害のある児童生徒の教育のあり方を検討。07年12月に県立学校教育振興計画をまとめ、課題として、学校の配置の偏りや、知的障害養護学校に在籍する児童生徒の増加と、盲、ろう学校での減少を挙げた。

障害者のケアホーム、新たに2施設 京都

京都新聞
社会福祉法人「亀岡福祉会」(京都府亀岡市稗田野町)は、障害者が親元を離れて共同生活するケアホーム「菜のはな」(同町)と「たけのこ」(内丸町)を、このほど開設した。30代~50代の計9人が、地域で自立して暮らす新生活を始めた。ケアホームでは、障害者らが食事や入浴などの援助を受けながら少人数で暮らす。同法人が運営する亀岡市内の共同作業所など4施設の利用者を対象に入居希望者を募集し、昨年11月から開設に向けて準備を進めてきた。

県内初の知的障害者バスケットチーム 12日から鳴門で大会

徳島新聞
徳島県内初の知的障害者でつくるバスケットボールチームが、鳴門市の大塚スポーツパークで12、13の両日に開かれる第10回全国障害者スポーツ大会バスケットボール競技中国・四国ブロック予選会に出場する。本県開催に合わせて昨年1月にチームを結成し、基礎から練習を積んできた。選手たちは、初の対外試合に胸を高鳴らせている。 競技は13歳以上の知的障害者が対象で、男女別に行われる。本県からは15~19歳の男子12人と、16~36歳の女子10人が出場。国府、池田両支援学校の生徒のほか、県内各地のグループホームや施設利用者らで編成されている。

知的障害者施設入所者ら焼酎原料のイモ植え付け

読売新聞
八女市上陽町の知的障害者入所授産施設「蓮(はす)の実団地」(上田正勝施設長)の入所者が、障害者の所得向上を目的に開発された芋焼酎「自立」の原料となるサツマイモの植え付けを行った。原料の栽培に初めて携わる入所者らは、収穫と焼酎の出来上がりを楽しみに汗を流した。「自立」は、県や県内の授産施設などが共同開発し、2008年度から販売。障害者らがサツマイモを栽培し、宇美町の「小林酒造」で醸造している。筑後地区では、広川町の授産施設「サングリーン」が昨年から参加している。

シオン園の児童家庭支援センター 子どもの長所に目を /熊本

毎日新聞
子育てに悩む保護者からの相談を児童福祉施設で受け付ける児童家庭支援センター。県内では唯一、荒尾市の児童養護施設「シオン園」が設置している。核家族化で周りに相談相手がおらず、悩みを1人で抱え込む親は少なくない。相談を年中無休で受け付け、行政や地域と情報を共有しながら児童虐待防止に力を入れているセンターの役割と今後の課題を取材した。

障害児の親対象のサロンが開設 岡山

山陽新聞
笠岡市笠岡、NPO法人子ども劇場笠岡センター(宇野均恵理事長)は、発達障害や知的、身体など障害児の親を対象にしたサロン「ぴゅあそーる」をセンター内に開設した。悩みを抱え込んでしまいがちな障害児の親に、気軽に集える場を提供。親同士の交流や情報交換の場として活用してもらい、育児ストレスの解消につなげるのが狙い。開所日は毎週火曜日午前10時~午後2時。利用は無料。1室を開放し、お茶やコーヒーをセルフサービスで提供する。

2010年6月12日土曜日

ママたちの写真展:ダウン症児の笑顔並ぶ 名古屋・千種区で22日まで /愛知

毎日新聞
ダウン症など染色体に起因する障害を持つ子どもたちを、母親らが撮影した「ママたちの写真展 +(プラス)Happy(ハッピー)の天使たち~やさしさをありがとう」が10日、名古屋市千種区のメルヘンハウスで開幕した。22日まで。各地で開かれる同展に並ぶ愛知、岐阜、三重県の135家族の子どもたちの笑顔には、「生まれてきてくれてありがとう」などの家族からのメッセージが添えられ、温かな思いが伝わってくる。

福祉と経済 お菓子で結ぶ

朝日新聞
東京経済大学(国分寺市)の学生が、市内の障害者と共同作業でお菓子を販売している。参加しているのは経済・経営を学ぶ学生たちで、経済理論を福祉の現場で生かそうという試みだ。昨年度からコラボを始め、学内で月に2回販売していたが、今年度は学内の生協に常設コーナーをつくり、学外での販売にも乗り出した。参加する学生は、コミュニティー福祉論などを専門とする尾崎寛直准教授(34)のゼミに所属する23人。パートナーは、社会福祉法人万葉の里が市内で運営する「喫茶いずみ」で働く障害者たちだ。

障害者300人 縁日気分満喫…兵庫・丹波 露店巡り買い物楽しむ

読売新聞
障害者に縁日の雰囲気や買い物を楽しんでもらう「愛の縁日」が10日、兵庫県丹波市の県立丹波年輪の里で開かれた。市内10施設の身体、知的、精神障害者計約300人がクレープやボールすくいなどの露店巡りを楽しんだ。露天商でつくる県神農商業協同組合氷上支部と同北播支部が1996年から毎年、開いている。参加者は、買い物券を手に9店の露店を回って買い物を楽しみ、青空の下、アイスクリームやフライドポテトなどを味わった。

10年版障害者白書 差別、偏見「ある」68%

47NEWS
政府は11日午前の閣議で、2010年版「障害者施策の概況」(障害者白書)を了承した。障害のある人への意識調査で「障害を理由とする差別や偏見を受けたことがある」と答えた人は68%に上った。障害者への差別を禁止し社会参加を促進する「障害者権利条約」の批准が検討されているが、依然として障害者が差別意識に悩まされている実態が浮き彫りになった。白書では、国民一般を対象にしたインターネット調査結果も公表。差別や偏見について「あると思う」「少しはあると思う」と答えた人が計92%だった一方、障害者権利条約を「知っている」のは25%にとどまった。1050人が回答した。

地元の果実がジャムに 加工販売の授産施設完成 宮城

河北新報
障害者通所授産施設として宮城県角田市笠島に建設していたジャム加工販売店「工房美山の里」が完成し、2日に竣工(しゅんこう)祭が行われた。7月1日オープンする。ブルーベリーをはじめ、ユズ、イチゴ、ウメといった地元食材を添加物や保存料を使わずにジャムに加工するほか、山菜などを使った弁当も販売する。近くにある施設直営の農場約10アールでは、約5年前からブルーベリー栽培に取り組む。

もうひとつのW杯に支援を

NHK
「もうひとつのワールドカップ」といわれる知的障害者のサッカーの世界大会が8月、南アフリカで開かれますが、寄付に頼っている派遣費用が十分に集まらず、支援団体が協力を呼びかけています。知的障害者のサッカーの世界選手権大会は、サッカーのワールドカップにあわせて4年に一度開催され、5回目となることしは本家のワールドカップと同じ南アフリカで8月21日に始まります。日本は3回目の出場で、20人の選手を派遣する予定ですが、必要な費用およそ4000万円近くのうち、まだ1000万円余りしか集まってなく、このままでは選手などが多額の負担をする必要があるということです。

関門サニーサイドジャズフェスタ

読売新聞
下関市最大級の音楽イベント「関門サニーサイドジャズフェスタ」(実行委員会主催、読売新聞西部本社など後援)が13日、海峡メッセ下関で開かれる。昨年に続く開催で、午後1時開演。トランペッターの村田浩さんのジャズバンドをはじめバンド10組が、午後7時まで演奏を繰り広げる。ライブ会場の入場料は2500円。障害者手帳の提示で本人と介助者は1000円。

知的障害者サッカー日本代表選出/姫路 兵庫

朝日新聞
サッカーのワールドカップ(W杯)が11日に南アフリカで開幕するが、「もう一つのワールドカップ」と呼ばれ、知的障害者が出場するサッカー世界選手権大会の日本代表に、県立姫路特別支援学校高等部3年の草信(くさ・のぶ)政裕さん(17)が選ばれた。ポジションはゴールキーパー。「精いっぱいプレーして、力を出し切りたい」と練習に打ち込んでいる。

パン工房成長の7年~門司 福岡

読売新聞
門司区吉志で障害のある人たちがパンを製造・販売している「おとぎの杜(もり)パン工房」が3月に施設を改装し、開業7年を前に新たなスタートを切った。天然酵母を使ったパン作りと周囲の人たちの協力で経営を軌道に乗せ、活動に共感した企業家からの寄付金でそれまで借りていた土地と建物も買い取ることができた。運営する社会福祉法人「エルピス」の高崎士郎理事長(75)は「皆さんの支援に恩返しするためにも、日本一のパン屋に成長したい」と張り切っている。

発達障害児を親子教室で支援 尾道さつき会がオープン 広島

中国新聞
社会福祉法人「尾道さつき会」(尾道市久保町)は1日、同市東尾道のベイタウン尾道内に児童デイサービス「親子教室あいあい」をオープンした。発達支援が必要な未就学児が保護者と一緒に利用する。保育士らスタッフ5人が常駐し、定員10人を受け入れる。開設時間は月、水ー金曜日が午前9時半~午後1時、火曜日が午後1~4時。月に1回、言語聴覚士や理学療法士たち専門家を招いた相談事業も開く予定。

2010年6月11日金曜日

授産施設の生産品 ジャスコ店頭で販売 神奈川

タウンニュース
秦野市障害者事業推進センター(横溝泰世理事長)が6月11日(金)、ジャスコ秦野店で市内にある授産者施設が生産した物品の展示販売を行う。会場は、同店正面入口前(フードコート前)の特設テント。時間は午前9時から午後5時予定。今回は3施設が参加。それぞれの主な販売品目は以下の通り。秦野精華園/パン、ちっちゃな星の会/手工芸品・アクセサリー、弘済学園/鉢花・パンの缶詰。

事業主の皆さんへ 障害者の雇用に関する制度が変わります!

政府広報
障害のある人も障害のない人と同様、自分の能力や適性に応じて就労したいという希望をもっています。企業全体で障害者の雇用を促進するため、国は、企業に対して、雇用する労働者数の1.8%に相当する障害者を雇用することを義務づけています。また、これを満たさない企業からは「障害者雇用納付金」を徴収し、障害者を多く雇用している企業に障害者雇用調整金や各種助成金を支給しています。平成22年7月から、これらの制度が変わります。

・「改正障害者雇用促進法」が平成21年4月から段階的に施行されています
・平成22年7月から短時間労働者にも障害者雇用率が適用されます
・算定方法が変わり、雇用しなければならない障害者の数が変わります
・障害者の雇用促進を図るための「障害者雇用納付金制度」
・平成22年7月から障害者雇用納付金制度の対象事業主が中小企業に拡大されます

自閉症:複数の遺伝子のコピーミスから起きる可能性

毎日新聞
新生児100人に1人の割合で生じるとされる脳の機能障害「自閉症スペクトラム」が、複数の遺伝子のコピーミスから起きる可能性があることが、英オックスフォード大などの研究で分かった。症状や問診をもとにしてきた診断法の改善につながる成果で、10日、英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。自閉症スペクトラムは、他者とのコミュニケーションや社会性の発達に遅れが見られる。自閉症のほか、知的障害がなく特異な才能を発揮する「アスペルガー症候群」なども含み、症状の多様さから「スペクトラム(連続体)」と呼ばれる。

エンジェルハート・コンサート 26日開催 大分

大分合同新聞
障害の有無に関係なく気軽に音楽を楽しんでもらう「エンジェルハート・コンサートおおいた」が26日午後1時半から、大分市の県立芸術会館である。一般の市民らでつくるコンサート実行委員会(幸美佐子実行委員長)の主催。障害のある子どもがいる家族は、子どもが大声を出したり、動き回ることなどを心配し、コンサートに行くことをためらうことが多いという。実行委員会は気兼ねなく、一流の音楽を聴く機会を提供しようとコンサートを企画。出演者にも趣旨を説明し、理解を得ている。

障害者雇用促進の日総ぴゅあが創立3周年で記念祭/横浜

カナロコ
製造系人材サービスの日総工産の特例子会社で、障がい者の雇用促進に取り組む「日総ぴゅあ」の創立3周年と、オリジナル商品「ハーブ&ティーぴゅあたいむ」の発売1周年を記念した感謝祭が10日、横浜市港北区の日総工産本社1階ロビーで始まった。11日まで。会場では、8~10種類のハーブと紅茶をブレンドした「ぴゅあたいむ」の試飲、中元用ギフトセットの紹介のほか、社員による日ごろの仕事の説明や手作り菓子の販売、アロマ体験などが行われた。

かにのいえ:コンサート収益金42万円、施設に贈呈ーー桑名の障害者支援団体 /三重

毎日新聞
桑名市の障害者支援団体「かにのいえ」(鈴木陽二理事長)は、同市で先月に開催したチャリティーコンサート「ありがとう地球inくわな」の収益金42万円を同市施設作業所連絡協議会(細井五十鈴代表)に贈った。協議会では、市内14カ所の作業所に通う約250人の障害者たちの支援に使うという。

障害「特性に応じた支援策を」 北海道

朝日新聞
参院選を前に、障害がある人の声を国政の場に届けようと、「障がい福祉の明日を拓(ひら)く」と題した緊急フォーラムが9日、札幌市内で開かれた。障害者や家族ら約500人が参加。与野党に対し、現状の障害福祉制度への要望や注文などを伝えた。道知的障がい福祉協会が主催。民主、自民、公明、共産、社民各党と新党大地、たちあがれ日本の7政党が出席した。

発達障害20年で10倍 福岡市 広がる診断、対策急務

MSN産経ニュース
自閉症や学習障害など「発達障害」とされる子供の増加が指摘されるなか、福岡市で、発達障害と診断される未就学児(0~5歳)の数が10年間で約1・5倍、20年間では10倍超になっていることがわかった。専門家は「診断基準を理解できる医師が増えたため」と説明するが、発生要因は学界などでも結論が出ておらず、教育や医療、福祉などの分野を超えた取り組みが急務となっている。

専門職員育成に課題 発達障害児支援アンケート 沖縄

琉球新報
発達障がいの子どもたちの支援には専門家の育成が急務。琉球新報社が8日までに行った発達に何らかの遅れが見られる子どもと保護者への支援に関するアンケートで、市町村の担当者から「専門職スタッフの確保が難しい」と人材育成を課題とする現状が明らかになった。県小児保健協会発達障害支援調査研究委員会の宮城雅也委員長は「各自治体で専門知識を持った人材の育成が課題になっており、県がしっかり取り組む必要がある。同時に各市町村は今ある資源を活用しながら、できる支援から始めるべきだ」と県と市町村がそれぞれの立場で支援に取り組むよう指摘している。

2010年6月10日木曜日

陶芸、水墨画など56点 初の個展実現 日光知的障害の波多江さん

下野新聞
知的障害がある波多江正明さん(34)=所野=の陶芸、水墨画などを集めた初の本格的な個展がプラチナホームいまいちで始まった。父定夫さん(62)、母広美さん(57)が営むペンションを手伝う中、飾った作品が常連客の目に留まり人気は急上昇。ネットでも紹介された。将来は生まれ故郷の東京・杉並で個展を開くのが夢だ。波多江さん一家は16年前、現在経営するペンションに偶然宿泊。体調を崩した経営者から売却話を聞くと「家族でできる仕事」を求めて埼玉県内の自宅を売り、経営を受け継いだ。

登別「ゆめみ~る」 活動広げマチの拠点に 障害者に就労の場 北海道

北海道新聞
2008年に登別市幌別町にオープンした地域食堂「ゆめみ~る」が、食堂以外に活動の幅を広げている。高齢者の居場所として安価な食事を提供する開店当初の目的に加え、障害者の就労の場を開設したり、高齢者に旬の食材を提供している朝市の商品を増強したり…。連日多くの人が集う食堂が、新たに地域の拠点になりつつある。

壁はキャンバス 鮮やかに夢描く 障害者就労の訓練生6人

琉球新報
障害者就労支援センターさわやか(浦崎佳子所長)の訓練生らがシャッターの表面に絵画を描いた「シャッターアート」が7日、那覇市古波蔵に完成した。絵が得意な訓練生の個性を生かした実習の一環で取り組んでいたもので、訓練生6人が美術指導を受けながら力を合わせて無地のシャッターを、色彩豊かな作品に仕上げた。障害者の就労を支援している沖縄教販が、さわやかの訓練生を装本作業などで雇用したのが縁で、制作に使う水性ペンキと作業場のある建物のシャッターをキャンバスとして提供した。

茶摘み:養護学校生、地元の人と交流 新茶「おいしい」ーー甲良 /滋賀

毎日新聞
県立甲良養護学校(甲良町)の高等部1年生23人が8日、学習田わきの茶畑で地元の人たちの指導で茶摘みや製茶作業を体験した。湖東地方ではかつて多くの農家が茶畑を持っていたが、近年は人手不足もあって収穫しないという。同校は13年前から学習田を借りている近くの農業、藤原義一さんの茶畑約0・2アールを提供してもらい、茶摘みを通じて地域の人たちとの交流を深めている。

サッカーW杯がんばれ日本 北広島のレストランが応援メニュー考案

北海道新聞
11日開幕のサッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場する日本代表を応援しようと、北広島市中央2のレストラン「グリーンパーク」が対戦3カ国の食材を使ったメニューを考案、9日から販売する。ハンバーガーなどで、キーワードは「相手を食い倒そう」。同店は社会福祉法人「北ひろしま福祉会」の運営で、知的障害者が働いている。利用者にサッカーファンが多いが、強化試合で日本代表は連敗。応援の機運を盛り上げようと、佐々木勝彦事業課長が中心になり、特別メニューを考えた。
毎日新聞
函南町にある田方農業高校(生徒590人)と、同校内に昨年度できた沼津特別支援学校伊豆田方分校高等部(生徒18人)の生徒がともに学ぶ授業が本格化している。田方農業高生は授業で学んだ知識や技術を、知的障害のある分校生に分かりやすく指導する過程で自信を付け、伝える力も養おうとしている。両校の連携は高校生と分校生とが一緒に学ぶ「交流活動」と、高校生が分校生に教える「共同授業」の2本立て。交流活動は今春から、田方農高の全5科で取り組む。

地元素材に甘~い工夫 「つばさの森」優勝 焼き菓子コンテスト 埼玉

埼玉新聞
県内の福祉作業所が参加した「Premium Quality Cup 2010 in SAITAMA~第2回焼き菓子コンテスト」が、さいたま市大宮区の鐘塚公園で開かれた。応募した26作業所のうち、予選を勝ち抜いた6作業所が出場。「ご松菜(まつな)マドレーヌ」を出品した、草加市知的障害者授産施設「つばさの森」が優勝した。パレスホテル大宮が主催。優勝した「ご松菜マドレーヌ」は、草加市の特産品小松菜と黒ゴマを合わせた手作りの焼き菓子。利用者7人と5人の職員が5カ月間、考え抜いて作ったという。

ワクチンと自閉症の関係(米)

障害者雇用インフォメーション
アメリカではワクチンと自閉症の関係について疑う親がふえているようだ。安全性を恐れて子供にワクチンを接種させない親がふえている。医療専門家は言う。「ワクチンと自閉症の関係はない。それは明らかだ。」しかしいくつかの擁護団体と親のグループがそれに反論している。反論者グループが現在ロバートFケネディジュニアの支持にまわっている。

障害児保護者の交流の場開設 岡山

中国新聞
子育て支援などに取り組むNPO法人の子ども劇場笠岡センター(笠岡市笠岡)が、障害児の保護者が気軽に交流できる場「ぴゅあ そーる」を開設した。毎週火曜日にセンター2階で実施。言語聴覚士など専門家による指導もあり、悩みの相談や情報交換の場として利用を呼び掛けている。発達障害児や知的障害児たちの保護者が対象で無料。各家庭の悩みや取り組みなどを話し合い、育児の苦労や精神的な疲れなど保護者の負担軽減につなげる。事前予約の必要はなく、市外からの参加も歓迎している。

臨床美術:アートで認知症予防 松戸で体験教室 /千葉

z毎日新聞
高齢者に本格的な美術制作に取り組んでもらい、認知症を予防したり症状の軽減を図る「臨床美術」の体験教室が8日、松戸市の常盤平団地で開かれた。講師は「クリニカルアートをひろげる会」の村井真理代表(47)。参加者約20人がユニークな「さつまいもの量感画」に挑戦した。臨床美術(クリニカルアート)は創作活動を行うことで、認知症を改善しようと海外で考えられた治療(セラピー)の一種。日本では96年に研究がスタートし、NPO法人「日本臨床美術協会」が臨床美術士の資格講座を開き、発達障害を持つ子供のケアなどにも応用されている。

鹿児島の授産施設の食材生かし コンビニと商品共同開発

西日本新聞
鹿児島県内8カ所の授産施設で障害者が作った食材を使ったおにぎりやパンなどの商品が8日、コンビニエンスストア「サークルKサンクス」(東京)で発売された。21日まで鹿児島、熊本、福岡各県の計117店舗で販売される。県授産施設協議会(佐多京子会長)と同社が、施設で生産している食材や加工品をPRする目的で企画した。県授産施設協議会(佐多京子会長)と同社が、施設で生産している食材や加工品をPRする目的で企画した。

2010年6月9日水曜日

学習障害の子どもサポート デイジー教科書、京滋で活用広がる

京都新聞
読むことが困難な学習障害(LD)の児童・生徒を支援する教材として、画面上の文字と連動した音声が聞ける「デイジー教科書」が少しずつ広まっている。カラオケ画面の歌詞のように、読み上げている部分の文章を目立つようにして目で追いやすくし、文字自体の大きさや色も変えられる。文中の語句や行を抜かしたり、文字がにじんだり、鏡文字で見える子どもの読む負担を軽くし、内容の理解に集中できる効果が期待でき、京都、滋賀でも家庭学習や授業で活用が進んでいる。

【厚労省】AD/HD治療薬「ストラテラ」、18歳以降も継続可能に

薬事日報
厚生労働省は、日本イーライリリーの注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬「ストラテラカプセル」(一般名:アトモキセチン塩酸塩)について、18歳を過ぎても継続使用できるよう添付文書を改訂する方針を固めた。同剤は、小児のAD/HDを適応症とする世界初の非中枢神経刺激薬。脳内の前頭前野でノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、AD/HDの中核症状である不注意、多動性、衝動性を改善する。適用は18歳までに限定されている。

福祉の店:いわきの授産施設、市役所に常設店 納豆、パン、季節の作物など /福島

毎日新聞
いわき市内の障害者らの授産施設が生産した品々を週1回販売する「福祉の店」が7日、同市役所1階ロビーに開店した。授産施設の常設店は同市では初めて。出品するのは「なこそ授産所」や「ひまわり共同作業所」など12施設。納豆やパン、豆腐などを並べ、野菜など季節の作物も販売する計画だ。店は原則として、月曜日の午前11時~午後2時に開いている。

工房美山の里:障害者就労支援の多機能型施設完成 ジャムなど作るーー角田 /宮城

毎日新聞
角田市の社会福祉法人「臥牛三敬会」(湯村利憲理事長)が、同市笠島地区に建設していた障害者就労支援の多機能型施設で、ジャムを作る「工房美山の里」が完成した。大友喜助市長や住民ら関係者約50人が2日、落成式を行った。ブルーベリー、アンズ、イチゴなどを使ったジャム商品加工と、ワラビやゼンマイなどの山菜加工・販売を7月1日から本格的に始める。

IT研修生300人募集 道在宅就業支援センター ひとり親、障害者向け

北海道新聞
低収入に悩むひとり親と障害者に情報技術(IT)を教えて在宅の仕事を紹介し、経済的自立を目指す「道在宅就業支援センター」は7日、IT研修生計300人の募集を始めた。同センターは札幌市中央区内に開設され、8月、10月、12月に開講し、半年間の基礎訓練後、最大10カ月の応用訓練を行う。パソコンで文書打ち込みなどの経験がある人が対象のAコース、パソコン経験の少ない人のBコース、1日の訓練時間が短いCコースがある。A、Cコースは3期とも各30人、Bコースは8月30人、10、12月は各45人を募集する。

プロレスラーの永田選手が慰問 所沢の知的障害者施設

埼玉新聞
所沢市下富の社会福祉法人皆成会知的障害者通所更生施設キャンバス(本橋幸太郎所長)に、プロレスラーの永田裕志選手(新日本プロレス所属)が慰問に訪れた。今回の慰問は、地域への社会貢献の一環で行われ、待ちわびていた施設の利用者は笑顔で永田選手を出迎えた。永田選手は「施設の子どもたちはとても純粋で元気、ぼく自身もとても優しい気持ちになれました。利用者の皆さんには、夢や希望を持ってもらいたい」と話した。

おおたユニバーサル駅伝:年齢、障害超えたすきつなぐーー400人参加 /東京

毎日新聞
年齢の違いや障害の有無を超えて1本のたすきをつなぐ「第3回おおたユニバーサル駅伝」(NPO法人「ジャパン ユニバーサルスポーツ・ネットワーク」など主催、毎日新聞社など後援)が6日、大田区の大田スタジアムで開かれた。快晴の空の下、選手、ボランティアら約400人が汗を流し、会場には笑顔があふれた。同駅伝は、小学生▽60歳以上の高齢者▽車いす使用者▽視覚障害者▽知的障害者▽フリースタイル(規定なし)ーーなどの部門から、主催者側が1人ずつ選手を選び、計5人でチームを編成。各選手に中高校生や大学生がサポーターとして伴走する。

サッカー:知的障害者のW杯日本代表・山本選手が豊田市長表敬 /愛知

毎日新聞
「もうひとつのワールドカップ(W杯)」といわれる知的障害者の「サッカー世界選手権2010南アフリカ大会」の日本代表チームに選出された豊田市水源町、豊田高等養護学校3年、山本匠伍選手(18)が、豊田市役所を表敬訪問した。県内からは山本選手だけ。身長169センチと小柄だがゴールキーパーで、「反射神経には自信がある。全力で頑張ってきます」と抱負を語った。大会は8月21日~9月12日、南アフリカ・リンポポ州で開催され、日本など16チームが出場

橘さん、「必ずゴール決める」=W杯ピッチで知的障害者サッカー

時事通信
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会期間中に行われる知的障害者によるサッカーのスペシャルオリンピックス(SO)ユニティカップに、日本から京都市在住の橘勇佑さん(18)がただ一人出場する。ユニティカップ代表は、W杯南ア大会出場チームの国から厳選された16人。橘さんは「自分のプレーが通じるか他国の選手たちの前で試してみたい」と興奮気味に話す。

自閉症の仮説に一石

47NEWS
自分と同じ動きを他人がするのを見た時などに働く「ミラーニューロン」と呼ばれる脳の神経システムが、自閉症の人で正常に働いていることを確かめたと、米ニューヨーク大の研究チームが発表した。ミラーニューロンは従来、他人の意図を理解する心の機能にかかわると考えられ、コミュニケーションが苦手な自閉症の人では、この働きに異常が起きているとの仮説が提唱されていた。自閉症の解明には、従来の仮説と異なるアプローチが必要とチームは指摘する。

まちなか拠点 福祉喫茶好評 佐野の複合型施設『どんぐり』 栃木

東京新聞
佐野市の社会福祉法人「とちのみ会」が市中心部の空き店舗を利用して、知的障害者の作業所やケアホームを備えた複合型福祉施設「どんぐり」を開設した。就労訓練のために知的障害者が接客する福祉喫茶が好評で、障害者福祉の情報発信とまちなか活性化の拠点を目指す。福祉喫茶では、二十~三十代の知的障害者の女性五人が交代で接客や会計を担当。約五十平方メートルのスペースはバリアフリーを徹底し、オープンデッキもある。同会の授産品も販売し、クッキーや漬物は人気商品だ。

児童精神科病床新設へ 県内2カ所目、天竜病院に 静岡

静岡新聞
浜松市浜北区の天竜病院は、うつ病や発達障害を患う子どもを受け入れる児童精神科病床を備えた新病棟を建設する。病室を施錠できる閉鎖病棟もあり、暴力や自傷行為を繰り返すなど衝動性の高い重度の患者にも安全な治療が可能になる。8月下旬に着工し、来年10月の完成予定。県内の児童精神科病床は静岡市の県立こども病院に続いて2カ所目。

2010年6月8日火曜日

「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援

47NEWS
高齢者や障害者らの介護にあたる人を支援するための全国ネットワーク「ケアラー(家族など無償の介護者)連盟」が7日、東京で発足した。ケアラーとは、高齢者らを無償で世話している家族や親族、友人たちのことで、報酬を得て介護するケアワーカーは含まない。発足集会では、介護者の相談先の確保や休息施設の整備、所得保障などを盛り込んだ「介護者支援法」(仮称)制定など、ケアラー支援に関する政策提言を発表。介護者の実態調査の必要性を訴えた。

介護者を支援する法案を提言ーケアラー連盟の発足集会 キャリアブレイン
介護する人を支援する「ケアラー連盟」発足 佐賀新聞
「ケアラー連盟」が発足 山陽新聞
「ケアラー連盟」が発足 千葉日報
「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援 四国新聞
「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援 徳島新聞
「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援 富山新聞
「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援 北國新聞
「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援 静岡新聞
「ケアラー連盟」が発足 東奥日報
「ケアラー連盟」が発足 神戸新聞
「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援 山陰中央新報
「ケアラー連盟」が発足 秋田魁新報
「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援 西日本新聞
「ケアラー連盟」が発足 岩手日報
「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援 下野新聞
「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援 河北新報
「ケアラー連盟」が発足 デイリースポーツ
「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援 中日新聞
「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援 東京新聞
「ケアラー連盟」が発足 “介護する人”を支援 中日スポーツ
ケアラー連盟:介護者支援「法整備を」 初の全国組織、あす発足 毎日新聞

札幌市本庁舎に障害者雇用カフェ 9月開業 北海道

日本経済新聞
札幌市は9月、市本庁舎1階ロビーに、障害者が働く「元気カフェ」を開く。障害者を5~9人雇うことを条件に運営者を公募し、事業費の一部を助成する。障害者の就労を支援するとともに、道産材を使って札幌の開拓時代の雰囲気を再現し、市民が集う場所にする。札幌市立大の学生らが「札幌の創成期」をコンセプトにデザインし、道産カラマツ材を使ったテーブルやベンチなどを配置する。床を木に変えるほか、鳥のさえずりなどの音楽を流し、北海道らしさを演出する。

障害者楽しむ 美和の体験村 山口

中国新聞
岩国市美和町の阿賀ふれあいセンターは6日、障害者に自然の中で楽しい時間を過ごしてもらう「1日体験福祉村」を初めて開いた。市内や山口県和木町などから保護者を含め約130人が参加。ピアノ鑑賞やフラダンスなどを楽しんだ。参加者たちは、きねと臼で、もちつきに挑戦。勢いよくきねを振り下ろす参加者をスタッフや保護者が温かく見守っていた。ついたもちは、一つ一つ手で丸めた。

障害者基本法の改正、改革会議が意見書まとめ

読売新聞
障害者政策の改革案を検討している内閣府の「障がい者制度改革推進会議」は5日、障害者基本法の改正などを柱とした第1次意見書の最終案をまとめた。同会議は障害の当事者が参加、障害者が自立して生活するための基盤整備を幅広く論議してきた。意見書案は7日の会議で公表、決定される。

お馬さんと仲良くなれたよ ファミリーパークで障害者乗馬会 富山

中日新聞
障害者を対象にした乗馬会が五日、富山市ファミリーパークであり、参加者らは馬の背中でいつもと違った高い視点からの世界を楽しんだ。動物とのふれあいを推進する同園が主催し、障害者乗馬の普及活動をしているNPO法人障害者乗馬の会「リトル・トゥリー」が協力した。同法人理事長の奥沢弘子さんは「こういう形で、障害者乗馬が根付いてほしい」と期待した。同園での障害者乗馬会は、七、九、十月にも予定されている。 

障害者就職1.7%増 千葉

千葉日報
千葉労働局がまとめた2009年度の県内の障害者の就職状況によると、就職率は28・4%と前年度比0・7ポイント低下したものの、就職件数は1・7%増の1373件だった。リーマン・ショック後の景気低迷で雇用情勢は厳しかったが、障害者の就労意欲の向上などが件数増加に寄与した。新規求職申込件数は4・2%増の4838件。特に精神障害者が23・5%の増加と目立つ。障害者自立支援法に基づく行政・医療機関などによる自立支援が効果を上げたことに加え、精神障害者への偏見が減り、自らの障害を隠さずに就職活動をする人が増えたことなどが影響したと同局はみている。

障害者支えられる地域へ 富山

朝日新聞
障害のある児童生徒が地域の店や企業で週に一度、職場体験をする「ぷれジョブ」と呼ばれる取り組みを実現しようと、高岡市で活動する福祉関係者らが動き始めた。5日に「ぷれジョブたかおか」の設立総会を開き、受け入れ企業やボランティアの参加を呼びかける。「ぷれジョブ」は、2003年に岡山県倉敷市の中学校教諭の発案で始まった。主に知的障害のある小学5年生から高校生までの児童生徒が、週に1回、1時間、地域の商店や企業で職場体験をする。活動中は「ジョブサポーター」と呼ばれるボランティアが付き添う。

第5回成人発達障害のソーシャル・スキル・トレーニング(SST)学習会

ValuePress!
発達障害と歩む会『Companion』(代表:高橋今日子)は、成人発達障害のソーシャル・スキル・トレーニング(SST)学習会を、2010年7月4日に東京都台東区で開催する。

2010年6月7日月曜日

青パパイア入りせっけん パパソープ発売

毎日新聞
宮崎市内28カ所の障害者福祉施設でつくる「わくわくステーション」がこのほど、青パパイア入りせっけん「パパソープ」を発売した。青パパイアはパパイアの果実が熟す前に収穫したもの。国富町の「宮崎パパイア商事」(上野芳子代表)が取り扱う青パパイアが無農薬で体にもいいと聞き、同ステーションの続留梨子さん(40)がせっけんの製品化を思いついた。製造は長野県佐久市の福祉作業所「ねば塾」に依頼した。

仙台でバリアフリー音楽祭 障害乗り越え楽しもう

47NEWS
障害のある人もない人も一緒に音楽を楽しみ、心のバリアフリーを目指す「とっておきの音楽祭」が6日、仙台市で開かれた。約250団体約1900人が参加し、中心街の公園や商店街に設けられたステージで歌声や演奏を響かせた。音楽祭は01年に初めて開かれ、今年で10回目。主催団体によると、バリアフリーをテーマとした音楽祭としては全国最大規模という。勤務する病院の患者のバンドを見に来た、看護師久保よう子さん(58)=仙台市=は「生きるという思いが伝わる演奏で感動した。イベントを通じて、ノーマライゼーションの精神が広まれば」と話した。

競技通じ友情の輪 県障がい者スポーツ大会 岩手

岩手日日新聞
第12回県障がい者スポーツ大会(県など主催)は5日、雫石町の雫石総合運動公園などで開かれた。県内全市町村から約1600人が参加し、陸上など6競技に挑んだ。大会は、障害者が自らの可能性を見いだすとともに、県民の障害などに対する理解の促進を図ることなどを目的に開催している。実施競技は陸上、水泳、卓球、アーチェリー、ボウリング、フライングディスク。同運動公園のほか、盛岡市のふれあいランド岩手などを会場に実施した。

障害者スポーツ、18種目競い合う 飯田で320人出場 長野

信濃毎日新聞
飯田下伊那地方の障害者が個人、団体の計18種目で競う「飯伊地区障害者スポーツ大会」が5日、飯田市松尾明の市総合運動場など4会場で開かれた。約320人が出場。プラスチック製の円盤を直径90センチほどの的の中に投げる「フライングディスク」では、円盤が的を通過するたびに歓声が上がった。

つみきの会:発達障害テーマに、神戸で講演 兵庫

毎日新聞
発達障害のある幼児や児童の治療・教育法「応用行動分析(ABA)」の普及に取り組むNPO法人「つみきの会」(明石市)が6日、神戸市中央区下山手通4の県民会館パルテホールで10周年記念講演会を開く。講師は、慶應義塾大の山本淳一教授(応用行動分析学)が「発達臨床におけるエビデンスにもとづいた支援」をテーマに講演する。これまで権威者の意見や現場の経験に委ねられてきた療育方法の選択を、「科学的な証拠(エビデンス)がどの程度あるのか」という観点から見直す試みが始まっているという。

山内逸郎賞 3人・団体を表彰

山陽新聞
小児医療や母乳育児に貢献のあった医療関係者に贈る「第16回山内逸郎記念賞」の表彰式が6日、岡山市中区古京町の三光荘であり、2人と1団体の活動をたたえた。今回の受賞者は、自閉症や発達障害児の研究を長年続ける「kids21子育て研究所」(岡山市)の片岡直樹所長、新生児の心疾患治療を手掛ける倉敷中央病院の新垣義夫小児科主任部長、母乳育児を推進する県内の助産師有志で構成する「岡山ふれあいゼミナール」。

“飾る雑誌” 大阪企業ら連携「カタリコ」創刊

大阪日日新聞
障害者の絵画を裏表紙全体に掲載し、作品として鑑賞できる雑誌「カタリコ」が創刊された。関係者らは、障害者アートの美術品としての魅力を発信するとともに、近年話題になる電子書籍化に対し「紙媒体の可能性の一つを提示できているのでは」と、“飾る雑誌”の出来栄えに自信を見せている。奈良の障害者アート支援団体や大阪の企業らが連携。名古屋市の医療・福祉系出版社「エルゴ」が刊行した。

2010年6月6日日曜日

おすすめ!:富岳の園 富士山バウム

毎日新聞
全国の障害者が作った逸品約100品を紹介しているショッピングサイト「真心絶品」で、昨年12月のオープン以来、常に人気ランキングの上位を維持する商品だ。富士山のすそ野で採れた良質な卵を使っているほか、天然素材にこだわった。口当たりはふんわり柔らかで、一口ごとにラム酒の芳醇(ほうじゅん)な香りが広がる。1層1~2ミリの生地を24層重ね、専用オーブンを使い約330度の高熱で約40分かけて焼き上げる。施設支援員の協力を得ながら、障害者6人が作業に携わっている。

「真心絶品」:http://www.magokoro-zeppin.com/
「真心絶品」富士山バウム:http://www.magokoro-zeppin.com/SHOP/02_003.html

これはおいしそう。バウムクーヘン大好きです。ちなみににランキング1位は「神戸モリーママラスク~波の魔法箱~ 」2位は、ユニオンクッキー(アーモンド)

観戦チケットを寄付された障害者らが感謝の気持ちを込め、ベイスターズ通りで清掃活動/横浜

カナロコ
横浜ベイスターズの観戦チケットを寄付された障害者や家族らが感謝の気持ちを伝えようと、横浜市中区のベイスターズ通りで5日、清掃活動を行った。関東学院大学の学生ボランティアなども加わり、約40人が1時間かけてごみ拾いに汗を流した。「横浜スタジアムオーナーズクラブ」が800人分のチケットを寄付したのがきっかけとなり、市社会福祉協議会が企画した。今回が初めての取り組みという。チケットは同社協を通じ障害者らに配られた。清掃活動終了後、参加者たちは同日行われた横浜ー楽天の試合を観戦した。

障害者らがスポーツ楽しむ/相模原 神奈川

カナロコ
「ナイスハート・ふれあいのスポーツ広場相模原大会」が5日、相模原市南区麻溝台の市総合体育館で開かれた。障害者がスポーツを楽しめる機会を提供しようと、自動車総連神奈川地方協議会と国際障害者年記念ナイスハート基金が共催した。大会には市内を中心とした障害者施設の入所者ら約400人が参加。風船バレーや大玉ころがしなど、さまざまな種目にチャレンジし、チーム対抗で汗を流した。ナイスハート・ふれあいのスポーツ広場は、障害のあるなしにかかわらず、参加者がスポーツを楽しみながらふれあいを深めようと、1992年度から毎年、全国各地で開催している。

障害者約400人がさわやかな汗 練馬で通所施設合同運動会 東京

MSN産経ニュース
東京都練馬区練馬の区立南町小学校で5日、練馬区障害者通所施設合同運動会が行われ、施設に通う障害者約400人が心地よい汗を流した。運動会は区内にある22の民間、区立の通所施設の利用者や職員らが一堂に会してスポーツを楽しもうと開かれ、今回で32回目。障害者の家族やボランティア、職員らを含めると、総勢約1200人が参加した。

イルカと一緒に泳げる!「癒やし」施設オープン

読売新聞
イルカと直接ふれ合える施設が5日、兵庫県南あわじ市阿万塩屋町の「淡路じゃのひれリゾート」にオープンした。餌やりだけでなく、一緒に泳いで生態を学べる淡路島内では初めての場所だ。将来は障害者向けのアニマルセラピーや大学での研究にも役立てるといい、リゾートを運営する会社の山形収司社長(52)は「島内外の人たちに楽しんでもらい、社会貢献にもつながる施設にしたい」としている。

24時間いつでも障害児らの相談支援 福知山学園「てくてく」がリニューアル 京都

両丹日日新聞
社会福祉法人福知山学園(松本庄理事長)が、福知山市三和町千束の本部建物で運営する障害児・者の相談支援センターをリニューアルし、設備面が充実して相談者が利用しやすくなった。24時間いつでも相談を受けられる態勢を取っている。この相談支援センター「てくてく」は、障害のある人やその保護者らが抱える悩みなどを受け付け、医療、療育、就労関係といった市内のさまざまな機関に紹介するなど、問題解決の支援をしていく施設。

乗馬でリラックス 富山

北日本放送
障害を持つ人に馬に乗ることで、心と体をリラックスしてもらおうと5日、富山市で乗馬会が開かれました。 この乗馬会は、木曽馬などの在来馬と人とのふれあい事業を進めるファミリーパークが、富山市にある障害者乗馬の会リトル・トゥリーと協力して行いました。 5日は、障害を持つ人たちが高校生などのボランティアスタッフのサポートを受けながら馬にのり、木漏れ日の下を気持ち良さそうに歩いていました。

ネコのあくび:早稲田大学法学部

毎日新聞
昨年、早稲田大学法学部の菊池馨実教授から社会保障法のゼミで話をしてくれないかとお誘いを受けたとき、27年ぶりの追試を受けるような心境になった。かつての古い校舎は建て替えられていた。緊張しながら障害者の権利擁護の話をしたが、親子ほど年齢の離れた後輩たちは実に熱心に聞いてくれた。

特別支援学校合同運動会:25校240人が参加ーー盛岡 /岩手

毎日新聞
盛岡市内の特別支援学校と小中学校の特別支援学級に通う児童生徒による合同運動会が4日、盛岡市本宮の市アイスアリーナで開かれた。ハンディキャップを持つ子供たちに体を動かす楽しさを味わってもらおうと毎年開かれ、38回目。25校から240人が参加し、徒競走や玉入れなど11種目で競い合った。徒競走では、応援席の保護者らから上がる「頑張れ」の大歓声を背に、選手たちは一目散にゴールテープを目指した。

障害者支援:糸島市専門員、企業に雇用働き掛け /福岡

毎日新聞
糸島市が、障害者の雇用を企業などに働き掛ける「障害者雇用支援専門員」を任用し、5月から活動している。障害者雇用が停滞する中、市独自の活動を進める。県内では政令市以外で初の試みという。専門員の活動は▽就労希望者の把握▽企業への訪問▽説明会の開催や先進企業の視察▽ハローワークなど関係機関との連携▽就労先訪問ーーなど多岐にわたるが、当面は市内の福祉施設や企業への働き掛けに力を入れるという。

もうひとつのW杯「4強めざす」

読売新聞
今年8月、南アフリカのリンポポ州で開かれる、知的障害者のサッカー世界大会「INASーFIDサッカー世界選手権」の日本代表のGKに、豊田高等養護学校3年の山本匠伍さん(18)(豊田市水源町)が選ばれた。ワールドカップ(W杯)開催年に行われ、「もうひとつのW杯」と呼ばれている同大会。山本さんは、「W杯と同じようにベスト4を目指したい」と意気込んでいる。山本さんは、注意力が散漫になる「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」。幼稚園の頃にサッカーボールに触れ、サッカーを始めた。

自由に演奏楽しむ 知的障害者と音楽家が即興楽団

神戸新聞
好きなようにピアノを弾き、気の向くままギターをかき鳴らす、知的障害者らの即興演奏バンドがある。音楽家や音楽療法士に支えられながら、決まり事や楽譜には一切頓着せず、自由に音を楽しむのが彼らの流儀。「音遊びの会」は総勢40人以上の大所帯バンド。神戸大大学院で音楽療法を研究していた沼田里衣(りい)さん(32)=同市灘区=が中心となり、2005年に結成した。既存の曲を練習する従来の音楽療法に「思うように音を鳴らした方が楽しいのでは」と疑問を感じたのがきっかけだ。

歌う喜び 成長の声 自閉症の棚原翔平君 沖縄

沖縄タイムス
県立大平特別支援学校高等部2年で、自閉症の棚原翔平君(16)=那覇市楚辺=が先月末の琉球民謡伝統協会の民謡コンクールに歌三線で出場し、最高賞を受賞した。母京子さん(42)らとともに三線教室に通い始めて4年目。声変わりし少し大人に近づいた声で、課題曲「宮古根(ナークニー)」を熱唱した。祖父の勧めで中等部2年のときに三線を始め、持ち前のリズム感の良さでぐんぐん上達。民謡コンクールの受賞歴は、一昨年に新人賞、昨年が優秀賞と着実に階段を上っている。ビデオで、演奏する自らの姿を見た棚原君が「格好いいと思う」とはにかんだ。将来の夢は「三線の先生」。「歌はとっても楽しい」と大きくうなずいた、

2010年6月5日土曜日

発達障害者の支援へシンポ 広島で5日

中国新聞
発達障害のある大人の支援をテーマにしたシンポジウムが5日午後1時から、広島市東区の区民文化センターである。発達障害者支援センター全国連絡協議会の実務者研修会の一環で、一般参加も呼び掛けている。国立重度知的障害者総合施設のぞみの園(群馬県高崎市)の志賀利一研究課長が「発達障害のある人の就労支援」と題して講演。島根県西部発達障害者支援センターの山崎幸史センター長たち専門家3人と、就労や生活の支援について事例を交えて語り合う。

華やかジャーマンアイリス 小諸の施設で見ごろ

信濃毎日新聞
小諸市塩野の社会福祉法人「小諸学舎」のジャーマンアイリス園で、施設利用者が栽培する黄、白、紫など色とりどりの花が見ごろを迎えている。6日まで花やシイタケを販売するアイリス祭りを開催中だが、今年は開花が遅れているため、6月中旬まで楽しめる見込み。祭り期間後も見物できる。園は約1600平方メートル。花は施設を利用する知的障害者ら19人が育て、2千株余りあるという。

障害児・者ソフト 18チームが熱戦

産経関西
「第44回大阪知的障がい児・者合同ソフトボール大会」(主催・大阪知的障害者福祉協会、産経新聞厚生文化事業団、後援・大阪府)が3日、大阪府八尾市の久宝寺緑地陸上競技場で行われた。府内の知的障害児・者施設と支援学校から計18チームが参加。6リーグに分かれて熱戦を繰り広げた。

2010年6月4日金曜日

障害者らが手掛けた人気曲のCD  第2弾を販売 仙台

河北新報
障害の有無を超えて音楽を楽しむ「とっておきの音楽祭2010」(実行委員会主催)を共催する仙台市のNPO法人「オハイエ・プロダクツ」(菊地昭典理事長)が、音楽祭で生まれた人気曲を収録したCDの第2弾を制作した。今年で10回目の節目を迎える音楽祭は6日に開かれ、CDは会場などで販売される。音楽祭では毎年、来場や演奏への参加ができない障害者から詩を募集。実行委メンバーらが補作しながら曲を付け、会場で発表している。第2弾のタイトルは「MUSIC BREAKS BARRIERS!2~とっておきの音楽祭から生まれた歌たち~」。06~09年のえりすぐりの5曲と、音楽祭のテーマ曲「オハイエ」の計6曲を収めた。

イルカと泳ぎ生態学ぼう…兵庫・南あわじに5日オープン

読売新聞
イルカと直接ふれ合える施設が5日、兵庫県南あわじ市阿万塩屋町の「淡路じゃのひれリゾート」にオープンする。餌やりだけでなく、一緒に泳いで生態を学べる淡路島内では初めての場所だ。将来は障害者向けのアニマルセラピーや大学での研究にも役立てるといい、リゾートを運営する会社の山形収司社長(52)は「島内外の人たちに楽しんでもらい、社会貢献にもつながる施設にしたい」としている。

スポーツの楽しさ、障害児に伝えたい

大分合同新聞
障害者スポーツの指導に携わる人たちが、障害のある子どもたちにスポーツの楽しさを伝える団体「キッズ・スポッチャ」を設立した。車いす陸上のプロ選手らが指導者となり、大分、別府の両市内で陸上教室を開き、未来のアスリート育成を目指す。キッズ・スポッチャは、身体や知的に障害のある子どもたちを対象に、おもに陸上を教える。立位と車いすに分かれ、理学療法士や車いすマラソンなどで活躍する選手らが指導者を務める。

障害超えたピアノ 掛屋さん遠野で演奏会 長崎

岩手日報
釜石地区法人会遠野支部(菊田隆支部長)は7日午後6時半から、遠野市新町のあえりあ遠野で長崎県立佐世保養護学校高等部3年、掛屋剛志さんのピアノコンサートを開く。掛屋さんは生まれつき視覚・知的障害がある。3歳のころおもちゃのキーボードと出合い、誰も教えていないのにピアノを弾きだした。現在は曲を数回聴いただけですべてを記憶し、歌って演奏・編曲までできるという。

展示会:知的障害者の縫製作品展示ーー多治見・養正公民館 /岐阜

毎日新聞
知的障害者の支援施設「社会就労センターけやき」(多治見市平和町)の利用者の縫製班が丹精込めた製品を紹介する展示会が、同市養正公民館のギャラリー養正で開かれている。10日まで。展示品は、ズボンやエプロン、エコバッグ、ブックカバーなどの布製品。おしゃれなガーデニングエプロンや髪を束ねるシュシュなど、現代風の製品など計100点以上ある。訪れた人は、可愛らしい製品を手に取り、熱心に見学していた。

旬の食材でジャム作ろう 社会福祉法人 宮城

朝日新聞
角田市の社会福祉法人・臥牛三敬会が、地元の旬の食材を生かしてブルーベリーやイチゴなどのジャム、山菜の加工品を作り、販売する「工房 美山(み・やま)の里」を同市笠島に開設した。工房で2日、完成式があり、関係者約50人が出席。同法人の湯村利憲理事長は「地域の皆さんの協力を得て、新鮮でおいしく季節感ある商品を提供し、地域活性化の拠点にもしていきたい」と話した。ジャム作りは障害のある利用者2人と専門の職員、ボランティアらで取り組む。ブルーベリーは無農薬で育て、添加物や保存料を使わないという。開店は7月1日の予定。

大垣に発達障害診療所 岐阜

岐阜新聞
発達障害専門外来の診療所「いかわクリニック」が、大垣市和合新町に開院した。県内で主導的に発達障害治療を担ってきた井川典克医師(50)が院長を務める。井川さんは羽島市民病院精神科部長、養南病院副院長などを歴任。発達障害の専門医として日本赤十字病院などで診療に当たり、教育、福祉機関などとの連携も図ってきた。日本児童青年精神医学会評議員、岐阜精神科医会評議員。専門医が少ない現状で、患者の受診機会を増やそうと自ら開業することにした。井川さんは「発達障害は各関係機関の連携や、一貫した継続的支援が必要。その一翼を担いたい」と話している。

2010年6月3日木曜日

障害者施設で喫茶店開店 今治

愛媛新聞
地域住民との交流の場をつくろうと、今治市町谷の身体障害者療護施設「今治療護園」(堺哲郎施設長)が2日、喫茶店「茶れんじど」を開店した。店名の由来は障害者を意味する英語の新語「チャレンジド」。同施設は「気軽に足を運んでほしい」と来店を呼び掛けている。 調理や配膳(はいぜん)などはボランティアや同施設スタッフで近くの知的障害者入所施設「今治育成園」の入所者らが担当。療護園入所者は雑談などを通じて来店客をもてなしている。

心に響け気迫の音 長崎

朝日新聞
県立希望が丘高等特別支援学校(諫早市)の和太鼓部が今夏、宮崎県で開かれる第34回全国高校総合文化祭(総文祭)の郷土芸能部門に出場する。1997年以来、13年ぶりとなる。部員は、知的障害のある生徒を中心に21人。顧問の福島浩之教諭(37)は「障害があってもこれだけできるということを全国の人に見てもらいたい」と話している。

「通勤できる人は募集していないんですよ」沖ワークウェル

日経ビジネスオンライン
沖ワークウェル社は沖電気工業の障害者雇用のための特例子会社として2004年4月に設立。ウェブサイトの作成、データ入力などのパソコン関連作業、ポスターなどのグラフィックデザイン制作や名刺作成を主な業務にしている。44人いる障害のある社員の内訳は、上肢・下肢に障害がある人35人、視覚障害者1人、知的障害者5人、内部障害者3人。このうち、33人の肢体障害者と2人の内部障害者がテレワーカー(在宅勤務者)だ。

作品展:思い出や感動、絵に込めて 自閉症の百瀬衣里さん、尼崎で /兵庫

毎日新聞
自閉症の少女が描いた絵の作品展「衣里の作品展 ほーっとしてね」が、尼崎市東難波町5の喫茶店「蜜(みつ)」で開かれている。マジックやペンで大胆な線を描き、明るい色で彩った作品20点を披露。少女の母親は「(障害のため)言葉で表現することはできなくても、思い出や感動はいっぱいある。彼女が見た世界を楽しんでほしい」と話している。8日まで。

「高校にも特別支援学級軽度障害者 足りぬ進学の選択肢 高等部は作業学習が中心 個人の意欲に応えきれず

西日本新聞
発達障害や知的障害などがあるが、比較的軽い障害の子どもたちが、住居地近くの小中学校に通うための「特別支援学級」。そこで義務教育を終えた生徒たちが、高校進学に壁を感じている。ほとんどの高校には特別支援学級のような体制がない。一方、多くの障害者が通う特別支援学校高等部は、作業学習が中心で、障害が軽い彼らの学習欲求に応えられないのだ。全国の小中学校の特別支援学級在籍者数は、2009年は約13万5千人で、この12年で倍増した。福岡市の高校に特別支援学級を求める保護者を通して、課題を考えた。

広々新園舎で のびのび療育活動 京都

京都新聞
舞鶴市社会福祉協議会が運営する子ども発達支援施設「さくらんぼ園」の初の専用園舎が同市余部上にこのほど完成し、運動や感覚刺激の設備も取り入れた広々とした施設で子どもたちへの療育活動が始まった。新園舎は木造平屋約500平方メートルで、言葉遊びや対面コミュニケーションに取り組んだり、体を動かす遊具を備えた教室など計8室を備えている。照明や音響で感覚を刺激する「ひかりのへや」や、保護者同士が交流を深めるスペースも新たに設けた。

発達障害者の就労を支援 那須塩原のNPO法人

下野新聞
若者の就職支援や中小企業での人材教育などに取り組む1区町のNPO法人「キャリアコーチ」(高木義博理事長)は、本年度から福祉事業部を立ち上げ、「障がい者・発達障がい者就労支援事業」に本格的に乗り出した。発達障害者の就労支援を主眼に置いており、同部の福田克之部長は「一人でも多くの人を就労に結び付けていきたい」「発達障害は一見しただけでは分からなかったり、理解されにくかったりする。今後、企業側が発達障害に関して理解を深めてくれるように働き掛けていきたい」と話している。

県療育センター開所 発達障害児の支援強化へ 鹿児島

西日本新聞
自閉症や学習障害などの発達障害がある子どもと家族への支援を充実させようと、鹿児島県が既存の福祉施設を改修して整備していた県こども総合療育センター(外岡資朗所長)が1日、鹿児島市桜ケ丘6丁目にオープンした。これまでは隣接地にある児童総合相談センターで児童相談所の機能も兼ねて発達障害児の相談、診察を続けていたが、人員も30人から42人に増員(非常勤含む)。小児科や精神科の医師、心理士、理学療法士、保育士、保健師、教員などが診療や療育指導に加え、家庭や地域の療育態勢も支援する。

2010年6月2日水曜日

オフィス街から障害者雇用支援 大手町に『アート村工房』

東京新聞
障害者の雇用を促進しようと、人材派遣大手「パソナグループ」(南部靖之代表)は一日、千代田区大手町の本部ビル一階に「アート村工房・大手町」を開設する。運営するのは同グループの「パソナハートフル」(深沢旬子社長)で、アート村工房を武蔵野市や千葉県などに二〇〇六年以降、三カ所開設し、障害者の描いた絵画をデザインした紙袋などを製作・販売している。今回、大手町に開設することで、障害者の通う学校や都心に事務所を構える企業の関係者が見学しやすくなるため、深沢社長は「楽しく仕事をする様子を見て、障害者の就業支援に役立ててほしい」と話す。

障害者と市民、触れ合うマーケット

信濃毎日新聞
松本市内の障害者支援施設などの利用者が作った雑貨や弁当を、市役所で月1回販売する「ふれあいマーケット」がにぎわっている。本年度で6年目。参加団体・施設が増えるのと歩調を合わせるように、繰り返し買い物に来る人が増加。売り上げを大幅に伸ばした施設もある。市や施設職員らは障害者と市民が触れ合う拠点になってほしいと期待している。

ボランティア気軽にいかが 南丹市社協が募る 京都

京都新聞
ボランティア活動を通して地域のつながりを深めようと、南丹市社会福祉協議会は、イベントの企画や運営に当たるボランティアを募集している。今年は、障害者と野球を楽しむ「野球プロジェクト」などを計画しており、「趣味や特技を生かしながら気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。8月には障害者の交流会「ここ・とも」を昨年に続き開催する予定。市社協は「この二つの企画だけでなく、ボランティア側からも新しいイベントを積極的に立案してもらい、継続的な活動を展開したい」としている。

障害者も演奏簡単「ヘルマンハープ」 札幌で初のコンサート

北海道新聞
障害の有無や年齢にかかわらず簡単に演奏できるドイツ生まれの弦楽器「ヘルマンハープ」のコンサートが6日午後0時半から、キタラ小ホール(札幌市中央区中島公園1)で開かれる。日本ヘルマンハープ協会(兵庫県西宮市)の主催で、札幌開催は初めて。ヘルマンハープは1987年、バイエルン地方の農場主ヘルマン・フェー氏がダウン症の息子のために考案した。高さ64~79センチ、重さ2~4キロの小さなたて琴。響板と弦の間に専用楽譜を差し込み、楽譜の丸印などに従って弦を指で弾いて奏でる。五線譜が読めなくても演奏できるのが特徴だ。

日本ヘルマンハープ協会 http://www.hermannharp.com/

県障害者スポーツ大会:1300人が汗流す /高知

毎日新聞
県障害者スポーツ大会(県社会福祉協議会主催)がこのほど、県立春野総合運動公園などであり、6~88歳の選手約1300人が参加した。競技は、年齢や持っている障害ごとに行われ、個人競技の陸上からボウリングなどの団体競技まで計11競技。選手たちは青空の下、汗を流して楽しんだ。個人競技で好成績を残した選手は、今年10月に千葉県で開催される全国障害者スポーツ大会に出場する。

ふうせん交流:メッセージ託し大空へーー朝来・和田山特別支援学校 /兵庫

毎日新聞
朝来市和田山町竹田の県立和田山特別支援学校(岡本妙子校長)で31日、「ふうせん交流」があり、児童・生徒がつづったメッセージを風船に託して飛ばした。88年から続くイベントで、風船を拾った人とは今も交流が続く。今年は10~17歳の43人が参加。風船は1人5個。カウントダウンし、屋上から一斉に空に放った。

諫早の坂野さん「世界で点取りたい」 “障害者のサッカーW杯”代表入り 長崎

長崎新聞
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会での日本代表の活躍に期待が集まる中、「もう一つのW杯」と呼ばれる知的障害者の世界選手権大会が8月、同じ南アで開かれ、日本代表が出場する。本県からは唯一、諫早市堂崎町の会社員、坂野達也さん(19)が代表に選ばれた。チームの目標は岡田ジャパンと同じベスト4。フォワードとして登録された坂野さんは「世界の大舞台で点を取りたい」と意気込んでいる。

新居浜市:知的障害者を新部署で2人雇用 県内初「すてっぷ」設置 /愛媛

毎日新聞
新居浜市は1日、知的障害者の直接雇用を目的とした総務課分室「すてっぷ」を設置する。同市によると、知的障害者の雇用を主目的とした部署設置は県内市町では初めてで、横浜市などで実施されているが、全国的にも珍しいという。佐々木龍市長が定例会見で発表した。「すてっぷ」は市内の知的障害者の男女2人を非常勤職員として雇用し、庁舎3階に作業室を設ける。常勤の総務課職員1人が作業の指導に当たり、資料のコピーや市が発行する印刷物の封入、不要書類の裁断などの作業をするという。雇用期間は1年間だが、5回の雇用更新が可能で、最長6年間になる。

記事にもありますが、専用の部屋で差し障りのない仕事をさせるのではダメでしょう。

札幌、函館に特別支援学校高等部 道教委が計画案

北海道新聞
道教委は1日、2011年度の公立特別支援学校(盲・ろう・養護学校)の配置計画案を発表した。志願者が増加している知的障害者に対応するため、札幌市手稲区に道央地区高等支援学校(仮称)を新設、五稜郭養護学校(函館)には高等部を併設する。新設校の設置は2年ぶり。道央地区高等支援学校は6学級で定員48人、小樽高等支援学校が現在使っている手稲区の仮校舎を活用する。五稜郭は2学級で定員16人。一部校舎を増改築して対応する。他校の増減と合わせ、知的障害の学級数は5学級、定員は35人増やす。

2010年6月1日火曜日

無理心中:母親が飛び降り死亡 長男も 京都市伏見区で

毎日新聞
31日正午ごろ、京都市伏見区向島二ノ丸町の市営住宅で、11階に住む無職、東村光子さん(57)が自室のベランダから飛び降り、死亡した。室内で障害者就労支援施設に通う長男隼平さん(26)が血だらけで死んでおり、そばに血のついた包丁があった。台所に親族らにあてて「ごめんなさい」などと書いたメモがあり、京都府警伏見署は無理心中事件とみて調べている。東村さん方は2人暮らし。隼平さんは軽度の知的障害があり、施設でクリーニング作業を担当していた。近所の人の話では、東村さんは最近「息子のことで悩んでいる」と話していたという。

動作楽々ゴム補助具

朝日新聞
自動車関連のゴム製品メーカー、ゴムQ(掛川市)が、障害のある幼児・児童向けの補助具を発売している。補助具はすべてシリコンゴム製。柔軟性があり、過って落としても壊れない。そんな特性を利用しようと、県工業技術研究所や県立こども病院と共同開発した。「発達障害に適した補助具は初めてではないか」と関係者は評価する。先行発売した第1号の鉛筆補助具「Qリング」は個人や病院などから注文が相次ぎ、1年間で約2万個を売り上げた。今後も新製品の開発や製品改良に取り組んでいくという。

わかやま自転車祭り:サイクリング楽しんで 障害者ら120人が参加 /和歌山

毎日新聞
サイクリングの魅力を楽しむ「わかやま自転車祭り」(和歌山サイクリング同好会主催)が30日、和歌山市の紀の川河川敷で開かれ、県内外から約120人が参加した。健康的で環境にも優しいことなどから広がるサイクリングブームを受けて初めての開催。ノーマライゼーションを推進しようと、特別支援学校や障害者団体に参加を呼びかけ、知的、視聴覚障害のある約20人が2人乗りのタンデム自転車に挑戦した。中には初めて自転車に乗った障害者もいた。

障害者ら、自転車で海風満喫 小豆島・前島を1周 香川

山陽新聞
自転車愛好者でつくる「サイクルボランティア・ジャパン」(東京、CVJ)のメンバーと関西地方の障害者らが30日、香川県小豆島西端に位置する土庄町・前島を自転車で1周。海風を体に受け、さわやかな汗を流した。CVJは心身にハンディを持つ人に自転車の魅力を伝えようと、一昨年5月に結成。毎年1回、障害者と自転車で瀬戸内地方を走るイベントを開催しており、今回が3回目。

知的障害者集い初のフットサル大会/鹿児島市

南日本新聞
知的障害者を対象とした県内で初めてのフットサル大会が29日、鹿児島市中山町の鹿児島ふれあいスポーツランド屋内運動場で開かれた。県内22チーム、約150人が参加、障害の程度に応じて1部、2部に分かれ熱戦を繰り広げた。「鹿児島県知事杯」と銘打った大会は、「スポーツの原点は感動」をテーマに、知的障害者の健康と仲間づくり、意欲向上を目指している。

北九州市障害者スポーツ大会:快晴の下、大声援 542人がさわやかな汗 /福岡

毎日新聞
第48回北九州市障害者スポーツ大会(市障害者スポーツ協会など主催、毎日新聞西部社会事業団など後援)が30日、八幡西区の本城陸上競技場など3会場で行われた。参加者は快晴の中、さわやかな汗を流していた。市内在住で身体、知的、精神障害がある7~86歳の542人が参加。陸上、アーチェリー、卓球、フライングディスクの4競技計21種目でタイムや飛距離などを競った。陸上競技では、参加者の懸命な走りにスタンドから大きな声援が送られた。

働ける喜び 地域密着30年 岐阜

朝日新聞
県内にある約40の小規模作業所でつくる「県障害福祉事業所連絡会」の30回目の節目となる総会と交流会が30日、高山市民文化会館であり、利用者やスタッフら約600人が参加した。国の障害者施策が揺れ動くなか、「小規模だからできることがある」と、小規模作業所への一層の支援を国や県、市などに要望していくことを決めた。「働く場所がほしい。働くことを通して生きる喜びをつかみたい」。そんな声にこたえ、障害のある人の地域での暮らしを支えようと、県内でも1970年代から小規模作業所が生まれ始めた。自宅や空き家を利用するなど多くが自前の取り組みとして始まった。

リレー、玉入れなどはつらつと 京都

京都新聞
京都市障害者体育大会が30日、右京区の西京極総合運動公園であり、延べ約1400人が青空の下、リレーや玉入れなど7競技に参加した。市や京都障害者スポーツ振興会などがスポーツを通じて交流し、障害への理解を広げるため催した。今回から初めて、市内の授産施設が蒸しパンやソフトクリームなどを販売するコーナーが開設され、にぎわっていた。

▲ このページの先頭へ戻る