2010年6月17日木曜日

知的障害女性わいせつ:「被害者、告訴能力ある」 訴審で検察側 /宮崎

毎日新聞
知的障害者の女性を誘い出して下半身を触るなどしたとして、わいせつ誘拐と強制わいせつ罪に問われた高千穂町、無職、飯干広幸被告(60)の控訴審初公判が15日、福岡高裁宮崎支部(榎本巧裁判長)であった。1審は、知的障害を理由の一つにあげ「被害者に告訴能力がない」として検察側の公訴を棄却。検察側は改めて「告訴能力はある」と主張し、弁護側は控訴棄却を求めた。

飯干被告は、09年2月11日、同町で20代の知的障害のある女性を誘い出して車に乗せ、約1時間半にわたって車内で下半身を触るなどのわいせつな行為をしたとされた。1審判決は、女性の証人尋問や医師や家族の供述から「わいせつ行為の意味を十分理解していたと言えるか疑問が残る」として起訴を無効とする公訴棄却の判決を言い渡した。

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