2013年11月29日金曜日

注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療剤 「ストラテラ内用液0.4%」発売

MSN産経ニュース 
日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表執行役社長:アルフォンゾ G.ズルエッタ、以下、日本イーライリリー)は、11月29日、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療剤「ストラテラ(R)(一般名 アトモキセチン塩酸塩、以下ストラテラ)」の新しい剤形として、経口液剤「ストラテラ内用液0.4%」を発売いたします。本剤は、現在のカプセル剤の服用が困難である患者さんのために、より服用しやすい剤形を求める医療従事者や保護者のニーズに応えて開発しました。

商品見本市:渋谷でGoodJob!展 独創的な障害者アーティスト 企業、デザイナー協働 東京

毎日新聞 
障害のあるアーティストの独創的な表現を生かし、企業やデザイナーとの協働で生み出された商品の見本市「Good(グッド)Job(ジョブ)!展」が29日、JR渋谷駅に直結する渋谷ヒカリエ8階で始まる。雑貨や衣類、家具など13種約100点を展示。一部商品の販売の他、新たな商品開発や仕事作りのための相談も受け付ける。12月1日まで。

さいたま市:普通学級で学ぶ「発達障害児」調査 埼玉

毎日新聞 
さいたま市は25日、市立小中学校の普通学級で学ぶ、発達障害が疑われる児童生徒のうち、約半数が特別な教育支援を受けていないとする調査結果を発表した。文部科学省が2011年度末に実施した全国平均より3・2ポイント支援割合が低く、市の特別支援学級設置率の低さが原因とみられる。稲葉康久市教育長は「住み慣れた地域で支援が受けられるよう、早急に改善する」としている

発達障害窓口一つに 大津市、15年開所 滋賀

読売新聞 
発達障害の子どもへの支援を強化するため、大津市は保育園、子育て総合支援センター、保健所などに分散している相談窓口を一元化して「子ども発達相談センター(仮称)」を開設すると発表した。小、中学校への進学などによって分断しやすいが、幼児期から中学まで成長に合わせて一貫して支援を受けられるようになる。明日都浜大津(浜大津)の1階に2015年2月のオープンを目指す。

障害者の菓子作り、横浜で30日に全国大会 神奈川

カナロコ 
全国の障害者がパンや菓子作りの腕を競うコンテスト「第6回チャレンジド・カップ」の決勝大会が30日、横浜市西区の国際フード製菓専門学校で開かれる。予選を通過した計16チームが決勝に進出。県内からは横浜市と横須賀市の福祉施設などから4チームが挑む。地域の作業所などでパンや菓子作りに励む障害者の自立を支援しようと、2003年から隔年で開催されている。パンと菓子の2部門に分かれ、北海道から沖縄まで全国22都道府県より計64チームがエントリー。パン工房や洋菓子店のオーナーらが、味や見た目などを審査する予選を経て、各部門8チームが決勝大会に進んだ。

2013年11月21日木曜日

リブロ障害者施設の不正受給、佐賀で2700万円 佐賀

読売新聞 
福岡県小郡市のNPO法人「リブロ」が運営する佐賀県内の三つの障害者施設が自治体の自立支援給付費を不正受給していた問題で、佐賀県は20日、不正受給額は約2700万円に上ることを明らかにした。県はリブロに対し、利用者が居住する自治体に加算金を含めて計約3400万円を返還するよう指導する方針。県によると、みやき町と基山町の3施設では、食事を出していないのに提供したように装ったり、契約と異なるサービスを行ったりしていた。リブロ側は県の調査に「制度を熟知していなかった」などと説明し、リブロの理事長は20日の聴聞でも不正受給を認めたという。

昼定時制導入を検討 不登校、発達障害に対応 佐賀

佐賀新聞 
佐賀県教育委員会は、県内初となる昼間定時制高校の導入について検討を始めた。仕事を終えた夕方に登校する生徒が多い夜間定時制と異なり、高校進学に悩む不登校経験者や発達障害の生徒などの入学を見込む。老朽化が進む佐賀北通信制校舎(佐賀市)の移転検討に伴って浮上した案で、実現すれば県内唯一の定時・通信併設校となる。県立高再編整備推進室によると、定時制は1日の授業数4時間の原則4年制。昼間定時制は昼すぎに登校し、夕方に下校する。夜間とは異なり、不登校やいじめ、発達障害などで学校生活になじめなかった子どもが高校進学する際の選択肢として想定する。

障害持つ子地域で理解を 茅野の「ぷれジョブ」試行開始 長野

長野日報 
障害を持つ子どもが職場体験を通して地域に関わる活動「ぷれジョブ」の試行が20日、茅野市玉川保育園で始まった。活動に賛同する市内有志でつくる「ぷれジョブちのスタート準備会」が主催し、市内の小学6年生1人が園児と交流した。来年5月からの本格実施に向け、ボランティアや協賛する事業所を市内で募集している。諏訪地方では初めての取り組み。ぷれジョブは2003年に岡山県倉敷市で始まった、小学生から高校生までを対象にした活動。子どもたちは週1回1時間、「ジョブサポーター」と呼ばれるボランティアの付き添いの下、半年にわたり同じ職場で仕事を体験する。保護者や学校、受け入れ先の関係者は月1回の定例会で活動の様子を共有し、障害のある子どもへの理解や結び付きを深める。

2013年11月20日水曜日

働く障害者 初の30万人超

NHK 
企業に義務づけられる障害者の雇用率が「2%以上」に引き上げられたのを受けて、働いている障害者の人数は、ことし6月の時点で去年より2万5000人余り増え、初めて30万人を超えたことが、厚生労働省の調査で分かりました。一方で、雇用率を達成した企業の割合は去年より低くなっています。厚生労働省は、「雇用率を引き上げたことで、達成できた企業の割合は低くなったが、採用意欲は高まっているのでハローワークでの就職支援を強化したい。一方で障害者を対象にした求人を出していない企業には雇い入れるよう指導していきたい」と話しています。

51歳・知的障害者の強制わいせつに無罪 宮崎

スポーツ報知 
コンビニエンスストアの駐車場近くで女性の胸を触るなどしたとして、強制わいせつ罪に問われた知的障害者の男性被告(51)=宮崎市=の判決で、宮崎地裁は19日、無罪(求刑懲役1年2月)を言い渡した。滝岡俊文裁判長は判決理由で「知的障害者として的確な応答が困難であるという事情を踏まえても、同意があったとする被告の供述は信用性がある」と判断。「合理的な疑いが残り、犯罪の証明がない」とした。

自閉症の荒井さん、仏芸術展で最高賞獲得 岐阜

中日新聞 
フランスでこの秋に開かれた日仏両国の芸術祭「パリ・アートタイル至宝祭」で、各務原市緑苑南、荒井博子さん(43)が書道部門の最高賞の芸術大賞を獲得した。荒井さんは十九日、各務原市役所を訪れ、浅野健司市長に喜びを報告した。作品は「花」。ペンキ用のはけを筆代わりにして富山の五箇山産の手すき和紙に勢いよく書いた。芸術祭では十五センチ四方の陶製タイルに転写されてパリのベルシー地区の美術館で展示され、永久収蔵される。

2013年11月17日日曜日

自閉症の女の子は男の子よりも症状を隠すのが上手 英研究

日刊アメーバニュース 
ロンドンカレッジ大学の研究によると、女の子の方が男の子よりも自閉症の症状を隠すのが上手で、周りが彼女が自閉症だと気づく確率は男の子のそれと比べてかなり低いことがわかりました。研究に従事したコターリ博士は、男の子はその表情で自閉症であるかないかの判断が比較的簡単だが、女の子の方がうまく相手とコミュニケーションができてしまうので、たとえ自閉症でもそうではないと判断されるケースが多いと述べています。

映画「アイ・アム・サム」は、知的障害のある父親サムと1人娘

西日本新聞 
映画「アイ・アム・サム」は、知的障害のある父親サムと1人娘、そして2人を見守る人たちの物語。心温まる父娘の愛情を、全編に流れるビートルズの曲が優しく包んでいた。娘の成長に伴い、サムの養育能力が問題になる。父親から引き離すべきか裁判になった。サムは「ポール・マッカートニーが『ミッシェル』を作曲したとき」と言って、こう続けた。「彼は、出だしのところだけ書いてジョン・レノンに渡した。ジョンはアイ・ラブ・ユーの繰り返し部分を書いた。それが名曲を生んだ」

障害者らパン作り「チャレンジド・カップ」 特訓重ね30日に決勝大会

MSN産経ニュース 
授産施設や作業所などの福祉施設でパンや菓子を作っている障害者とその支援者によるパン・菓子作りのコンテスト「第6回チャレンジド・カップ」の決勝大会が30日、国際フード製菓専門学校(横浜市西区)で行われる。今回初めて実行委員長を務めるパラリンピック金メダリストの成田真由美さん(43)は「レベルが高いチームばかりで、素晴らしい作品が完成することを楽しみにしています」と話している。

2013年11月15日金曜日

アート街全体で楽しもう 中野・野方で障害者の力作 商店街70店にポスター掲示 東京

毎日新聞
障害のある人たちのアート作品を展示する「アール・ブリュットde街おこし展3」が中野区野方で開かれている。野方商店街振興組合と、障害者施設を運営する区内の社会福祉法人「愛成会」の共催。ギャラリーでの作品展示の他、ポスターを西武新宿線野方駅前の商店街約70店に掲示し、街全体でアートを楽しめる。17日まで。17日にはアートディレクターの小林瑞恵さんによるギャラリートークもある。展示時間は午前10時〜午後5時(17日は同3時まで)で観覧無料。

豊かな才能 障害者芸術展 京都

読売新聞 
知的障害や自閉症を抱える人たちが創作した豊かな表現の絵画などを紹介する企画展「天才アートミュージアム展」が、中京区の堀川御池ギャラリーで開かれている。近年、専門の美術教育を受けていない障害者らの作品が、フランス語で「生(き)の芸術」を意味するアール・ブリュットと呼ばれて関心を高めており、伏見区のNPO法人「障碍者芸術推進研究機構」(天才アートミュージアム)が企画した。無料。17日まで。開館は午前11時~午後6時。

障害者手作りスイーツが好評

読売新聞 
知的、精神障害者らが有名パティシエらの指導を受けて作るスイーツが百貨店などで販売され、人気を呼んでいる。障害者の低賃金問題を改善しようと、障害者就労支援施設などと洋菓子店が協力。一流の味と、絵本作家らがデザインしたおしゃれなパッケージでファンが増えている。洋菓子店「クラブハリエ」(滋賀県近江八幡市)や、野菜スイーツ専門店「パティスリーポタジエ」(東京都目黒区)など10店が、マドレーヌやケーキなど約40種類のレシピを用意。絵本「くまのがっこう」の絵を描いたあだちなみさんや、絵本作家の長谷川義史さんらがパッケージをデザインした。それぞれ、大阪や京都など10府県の10施設で作り、全国の百貨店などで期間限定で販売している。

“まごころ”地域定着 障害者奮闘し10周年 製麺、調理、接客 千葉

千葉日報 
成田市並木町の多機能型福祉サービス事業所「ビーアンビシャス」が直営する日本そば店「まごころ庵」が今月、開店10周年を迎えた。障害のある通所者たちが手に職を付けることを目指し、従業員となって製麺から調理、接客までを協力して担当。こだわりのそばを味わってもらおうと奮闘し、地域に定着してきた。これまでは水曜日~日曜日の営業だったが、12月からは祝日や連休期間を除く毎日営業に拡大する予定。

午の年賀状印刷本格化/三木の障害者支援施設 香川

四国新聞 
香川県三木町池戸の障害者支援施設「朝日園」(高橋英雄施設長)で、年賀状の印刷が本格化しており、施設利用者らが来年の干支(えと)の午(うま)をあしらった年賀状を次々に刷り上げている。同園では毎年、利用者の自立支援の一環として、個人や企業などから年賀状の印刷を受注している。今年は72万枚の受注を目標に、年賀状72種、喪中・寒中8種のデザインを用意した。利用者は、印刷機から出てくる年賀状の仕上がり具合の点検や、パソコンを使って氏名、住所などの入力に汗を流している。

2013年11月14日木曜日

発達障害かも…と思ったら! 薬を使わないADD/ADHD対処法

マイナビニュース 
ADD/ADHD(注意欠陥障害、注意欠陥多動性障害)という言葉を、一度は耳にしたことがあると思います。以前に比べて理解が深まりつつありますが、それでも、あまり知られていないのがこれは発達障害のひとつであるということ。「うちの子、落ち着きがないけど大丈夫かしら……。もしかして?」と不安に思っているママも多いと思います。対処法が分からずに接していると、かえって悪化させることにもなりかねません。そこでADD/ADHDの兆候と対策を、まとめてみました。

箕面の社会福祉法人 障がい者への工賃 計780万円未払い 大阪

毎日放送
大阪府箕面市の社会福祉法人が、施設で作業する障がい者に対して、3年間で合わせて780万円の工賃を支払っていなかったことがわかりました。箕面市によりますと、工賃の未払いがあったのは社会福祉法人「あかつき福祉会」が運営する2つの障がい者自立支援施設です。施設では障がい者が市が指定するごみ袋を作っていますが、2010年からの3年間で、80人に対して合わせておよそ780万円の工賃が支払われていませんでした。

個展:自閉症の心、絵で表現 支援学校高等部3年・吉田雅則さん 岡山

毎日新聞 
県立岡山西支援学校高等部3年、吉田雅則さん(19)=北区足守=の絵画作品による初の個展が12日、北区表町1の「SO’s Gallery(ソーズギャラリー)」で始まった。独特の線と豊かな色彩がキャンバスを埋め尽くす作品が並ぶ。同校卒業前の集大成として25点を展示し、母の容子さん(53)は「息子の『好きだから描く』という感情が絵に表れている。発表できる機会に恵まれてうれしい」と話している。無料、22日まで。

2013年11月12日火曜日

障害者虐待1505人、死亡3例 防止法施行後の半年間で 厚労省が全国集計

MSN産経ニュース 
家族や福祉施設の職員らに虐待を受けた障害者が今年3月までの半年間で、計1505人に及ぶことが11日、厚生労働省のまとめで分かった。昨年10月の障害者虐待防止法の施行を受けて集計し、初めて被害実態が明らかになった。家族、施設ともに身体的虐待が多く、死亡も3例あった。厚労省は「深刻に受け止め、対策を徹底したい」としている。厚労省は経営者や上司らによる職場での虐待の被害者が同期間中194人だったとの集計を別途6月に公表しており、被害者はあわせて約1700人に及ぶ。

障害者の新たな職場に 福知山のNPO、直営レストラン開設へ 京都

京都新聞 
障害者の就労支援を行っている京都府福知山市のNPO法人・人権の会しあわせネットワークは15日、バイキングレストランと土産品、野菜の直売所「四季の味 勇気」を同市岡ノ三町にオープンさせる。障害のある人の新たな職場にするとともに、レストランでは地元産の野菜を使った豊富なメニューを提供する。同ネットワークでは、障害者20人が電器部品の加工業務を請け負っていたが、発注元企業の撤退で受注が不安定になった。安定収入を得るため、自前のレストランと直売所を開業することにした。15日午前10時からオープン式典を開き、11時に開店する。営業はレストランが午前11時~午後2時で、料金は中学生以上1050円(小学生や高齢者は割引)。直売所は午前11時~午後4時。いずれも水曜定休。

2013年11月9日土曜日

障害年金、診断書なしでも認定可能 不支給取り消し、東京地裁

日本経済新聞 
障害基礎年金が20歳から支給される制度を知らず、28歳になって請求した精神疾患のある東京都の女性(32)が、医師の診断書がないことを理由に8年分の同年金を受け取れないのは不当だと訴えた訴訟の判決が8日、東京地裁であった。谷口豊裁判長は「他の記録から症状を認定できる」として、国の不支給処分を取り消した。診断書がなくても障害を判定する別の証拠があれば国は柔軟に対応すべきだとした内容で、代理人の弁護士は「画期的な判決」としている。

発達障害児の待機解消へ 通園センター新設 福岡

西日本新聞 
福岡市は8日、知的・発達障害児の待機児童解消のため、通園して生活訓練などを行う私立の「児童発達支援センター」(定員30人予定)を博多区井相田2丁目に整備する社会福祉法人を公募すると発表した。2015年4月の開所を目指す。市こども発達支援課によると、発達障害と診断される児童は09年に347人だったが、12年は632人となり、増加傾向にある。市内には就学前の知的・発達障害児を療育するセンターが市立4カ所、私立3カ所の計7カ所あるが、発達障害児の増加などで満員状態に。7日時点で、センターに通園できない「待機児童」が23人いるという。今後も通園希望者の増加が見込まれることから、センターの新設が課題となっていた。

県中学・高校英語弁論大会:僕は「自閉症の僕」と闘い続けます 高知

毎日新聞 
「これからも僕は、『自閉症の僕』と闘い続けます」−−。高知西高1年の宇田周平さん(15)=高知市=が4日、市内で行われた県中学・高校英語弁論大会(県教育文化祭運営協議会、土佐教育研究会、県高校教育研究会、毎日新聞高知支局主催)の高校スピーチの部で優勝した。テーマは「ドリーム」。障がいと向き合い「普通の人になりたい」という夢に向かって努力し続けてきた経験や思いを、5分半のスピーチに込めた。宇田さんは、県代表として12月の四国大会(高松市)に臨み、全国大会を目指す。

自閉症の19歳、落語公演 枝雀に憧れ独学 岐阜

読売新聞 
独学で落語を覚え、各地で公演を重ねている自閉症の男性がいる。「正光寺しなの」の高座名を持つ岐阜県瑞穂市の公社職員、三谷颯一郎さん(19)。軽妙で威勢の良い語り口が人気を集め、9日には神戸市で落語を披露する。「会場を笑いの渦で包みたい」と本番を楽しみにしている。言葉の発達が遅れていた三谷さんは3歳の時、広汎性発達障害で軽度の自閉症と診断された。小学生の頃は他人にもあまり興味を示さず、所構わず独り言を繰り返していたという。落語との出会いは中学2年の春。直子さんの知人が勧めてくれた桂枝雀さんのCDや落語番組に夢中になり、それまで脈絡のなかった独り言が、いつの間にか落語になっていた。

2013年11月7日木曜日

着席しない男児 「みんな、お尻たたいて」担任を処分 高知

朝日新聞 
高知市の市立小学校で10月、2年生を担任する女性教諭(60)が、「帰りの会」で、なかなか着席しないことを理由に男子児童の尻をたたくようクラスの児童全員に指示し、実際に男児がたたかれていたことが6日、高知県教委への取材でわかった。県教委は同日、教諭を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。

県教委によると、クラスには21人の児童が在籍。女性教諭は、男児が教室内を歩き回ったことで会の進行が遅れたとして、「帰りにみんな、○○君(男児の名前)のお尻をたたいて帰りなさい」と発言。児童の多くは教諭に従い、男児の尻を軽く触ったり、たたくまねをしたりし、うち1人は男児の顔を平手打ちしたという。男児にけがはなかった。男児は特別支援学級に在籍し、一部の授業や帰りの会などは普通学級で参加している。

小5男児に暴行、教諭の体罰認定 奈良市の第三者委 奈良

日本経済新聞 
奈良市の市立小学校で2010年5月、小学5年だった発達障害の男児(14)が以前に担任だった男性教諭から暴行を受けた問題で、調査した第三者委員会が教諭の暴行を「体罰」と結論づけたことが6日、分かった。第三者委は、当時の校長らが教諭以外には聞き取り調査をしないまま、暴行や体罰はなかったとする報告書を作成した点を問題視。「隠蔽したと疑われてもやむを得ない」と指摘している。第三者委の報告書は7日に市教育委員会へ提出し、教育長らとともに記者会見を開く。

2013年11月6日水曜日

小規模の障害者施設、スプリンクラー設置義務付けへ

日本経済新聞 
総務省消防庁は5日、障害者施設でこれまで対象外だった小規模施設にもスプリンクラーの設置を義務付ける方針を決めた。消防庁は今後、関係法令の改正などを急ぐ。障害程度の重い入所者向けのグループホームや支援施設、乳児院などは現在、延べ床面積275平方メートル以上でスプリンクラーの設置義務がある。長崎市で2月に起きた認知症グループホームの火災を受け、消防庁は全ての高齢者向け福祉施設をスプリンクラー設置義務の対象とする方向で検討。障害者施設でも同様に、設置義務を小規模施設に拡大する必要があると判断した。

共生アート展:芸術を懸け橋に 障害者らと共生展、地元高校生も出品 静岡

毎日新聞 
障害者との共生社会を目指す芸術展「共生アート展」が5日、静岡市葵区鷹匠3の千代田画廊で始まった。主催するボランティアグループ「ゆう・ゆう・ゆう(優・友・優)」の代表、麻倉さち子さんが「文化や芸術が障害者と社会の懸け橋になれば」と企画。静岡大成高校(同区)美術部員20人も出品し、高校生では珍しい作品の販売に挑戦している。展示は11日までで、午前11時〜午後6時(最終日午後2時)。入場無料。

2013年11月5日火曜日

障害児指導 7校と提携 尾道特別支援学校 小学校などで助言 広島

中国新聞 
尾道市栗原町の尾道特別支援学校は28日、市内の小学校など計7校と、スクールサポートネットワーク提携を結んだ。支援学校の教育相談主任が各校を巡回し、知的障害などのある児童生徒への指導を助言する。県内で初の取り組みという。支援学校は2012年度から、市内の学校などを対象に相談支援を始め、9月末までに教員や保護者から延べ688人の依頼があった。服部秀樹校長(55)は「活動を通じ、個別の障害に応じたきめ細かい指導を共に目指したい」と話した。

自閉症の女性作家が個展 越前和紙の染め作品など 福井

福井新聞 
独特の色彩感覚で国内外から高い評価を受ける自閉症のアーティスト大久保友記乃(ゆきの)さん(24)=北海道旭川市=が11月9日から福井県内3会場で個展を開く。人間国宝の岩野市兵衛さん(80)=越前市=がすいた奉書紙を使った和紙染め作品などを出品する。制作のアシスタントも務める母、昌子さん(52)は「子どもたちはきっと何かを持っている。同じような立場の親御さんの励みになれば」と話している。和紙染めや七宝焼、スクラッチ、油彩など24点を出品する。作品の展示数は会場により異なり、一部は販売する。9、10日にあわら市の金津創作の森、12~14日に福井市のアオッサ、16、17日に坂井市のいねすで開く。入場は無料。

2013年11月1日金曜日

特別支援校にパンカフェ 福井

福井新聞 
福井県勝山市の奥越特別支援学校に31日、生徒たち手作りのパンを提供するカフェがオープンした。県内の特別支援学校では初の試みで、キャリア教育と地域住民とのコミュニケーションの場を目指す。生徒たちは緊張しながらも「いらっしゃいませ」と、笑顔で客を出迎えて交流を深めていた。4月の開校以来、食品加工を学ぶ高等部の8人が、地元でパン屋を営んでいた木下正子さん(48)=北郷町東野=の指導を受け、特訓してきた。6月にはロールパンを給食に提供できるようになり、クリームパンやメロンパンなど徐々に種類を増やした。カフェは毎週木曜午前11時から正午まで開店。本年度はパンを無料とする予定で、ドリンクは100円で提供する。

フランス菓子づくり学ぶ 特別支援学校生が職業体験 沖縄

宮古毎日新聞 
宮古特別支援学校の生徒2人が、ロハスダイニング(若林昌英代表)で職業体験学習に励んでいる。砂川奈美さん(高等部3年)と西村亜依里さん(同2年)。若林さんによると、就職を来年に控える砂川さんは菓子づくりに興味を示し、日々めきめきと頭角を現している。若林さんは「若い皆さんは理解が早い。化粧箱づくりは正確で、スピードは私とは比べものにならないほど速い」と目を細めた。紫フィナンシェの現在の生産量は、1カ月に約1万個。若林さんは販路を本土まで広めることで、障害者雇用や紫イモの生産拡大に寄与したいと意欲を見せている。

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