2013年10月31日木曜日

障害児教育に力 横浜美術館 神奈川

朝日新聞 
障害児の美術教育に、横浜美術館(横浜市西区)が取り組んでいる。「少しずつ変わっていく子どもたちを応援したい」と話すスタッフが見守り、子どもたちの貴重な外出先にもなっている。同館は1989年の開館当初から、障害児教育に力を入れてきた。昨年度は、こうした特別支援学校の児童などを招いたプログラムを20回実施。特別支援学級からの申し込みも増えているという。子どもの状況で、美術館に来られない学校や病院には、職員が出向く出張授業もしている。

2013年10月30日水曜日

一般公開シンポジウム「発達障害研究の最前線」11月27日開催 東京

EICネット 
独)国立環境研究所は、環境省及び(独)国際協力機構とともに、一般公開シンポジウム「発達障害研究の最前線」を平成25年11月27日(水)に東京都文京区の東京医科歯科大学M&Dタワー2階 鈴木章夫記念講堂において開催する。このシンポジウムでは、大学や研究機関において、異なったアプローチで発達障害を研究している5名の研究者が各自の最先端の研究成果をわかりやすく解説する。なお、このシンポジウムは無料で自由に参加することが可能となっている。

心の成長 手厚く支援 栃木市が「こどもセンター」開設 栃木

東京新聞 
心の成長や発達に何らかの課題を持つ子どもたちを支援する拠点施設「こどもサポートセンター」を、栃木市が開設することになった。発達障害とは診断されていない子どもたちに特化した支援を想定しており、市によるとこうした施設は県内で初めて。来年四月のオープンを目指す。

知的障害の男性ねらい1800万だまし取る 埼玉

MSN産経ニュース 
知的障害のある男性にリフォーム代金を上乗せし、1800万円をだまし取ったとして、埼玉県警深谷署は29日、準詐欺容疑で、埼玉県上尾市上、解体工、湯本紀輝容疑者(38)を逮捕した。同署によると「高額な現金をだまし取ったのは間違いない」と容疑を認めている。逮捕容疑は平成23年12月~25年1月、深谷市に住む40代の地的障害者の男性方で外壁塗装工事などを行い、計41回にわたって通常の施工費の約16倍にあたる計約1800万円をだまし取ったとしている。

2013年10月28日月曜日

Eテレが知的障害児と大友良英らの即興演奏ツアーに密着

ナタリー 
NHK Eテレの福祉情報番組「ハートネットTV」で、10月28日(月)・29日(火)に2夜連続で「即興が世界をつなぐ~大友良英と音遊びの会の仲間たち~」がオンエアされる。この番組では、音楽療法を研究する神戸の大学院生が2005年に立ち上げた、知的障害児と大友良英などのミュージシャンによる即興演奏グループ「音遊びの会」のドキュメンタリーを放送。即興音楽の本場イギリスで9月に行われた初の海外ツアーに密着し、熱狂的な拍手を受けた即興音楽専門ライブハウスでの演奏や、障害者アート活動の先進地・グラスゴーで地元の団体と行ったライブの模様などを紹介する。

2013年10月26日土曜日

脳:出生契機に発達 発達障害の解明へ期待

毎日新聞 
出生がきっかけとなって赤ちゃんの脳が発達することを、東京大や金沢大などのチームがマウスを使った実験で突き止めたと発表した。出生後に脳内の神経伝達物質「セロトニン」の濃度が低下し、神経回路の形成が始まったという。極端な早産では発達障害のリスクが高いとされ、その原因解明に役立つ可能性がある。セロトニンはうつ病などの精神疾患や発達障害に関わっているとされる。チームの河崎洋志・金沢大教授(分子神経科学)は「早産による発達障害の解明につながるのではないか」と話す。

芦屋の少女わいせつ:施設元職員に有罪判決 兵庫

毎日新聞 
知的障害のある少女にわいせつな行為をさせたとして児童福祉法違反罪に問われた芦屋市の福祉施設元職員、堂垣直人被告(35)=西宮市老松町=に対する判決公判が24日、神戸地裁尼崎支部であった。小川貴寛裁判官は「知的障害ゆえに依存する心理を逆手にとった犯行で悪質」として、懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役2年)を言い渡した。

2013年10月25日金曜日

精神・知的障害の受刑者らも体験宿泊 再犯防止

読売新聞 
厚生労働省は、刑務所や拘置所にいる精神・知的障害者が、グループホームに体験宿泊できる制度をスタートさせる。出所したり釈放されたりする前に、住居や働く場所を確保することで将来社会復帰しやすくし、再犯も減らすのが狙いだ。刑務所長や拘置所長が外泊を認めた人に限り、刑務官が同行するなどの安全策も検討している。11月中に省令を改め、来年4月から始めることを目指す。

両親が特別支援学校を提訴 男子生徒の転倒死で 神戸

神戸新聞 
神戸市立青陽須磨支援学校(同市須磨区)で昼食中に男子生徒=当時(16)=が転倒し死亡したのは、学校側が適切な処置を怠ったためとして、同市内の男子生徒の両親が市に対し、慰謝料など計2385万円を求める訴えを神戸地裁に起こした。提訴は9月20日付。訴状によると、男子生徒には重度の知的障害やてんかんなどがあったといい、2010年10月、付き添いの教諭が離れた際、いすごと後ろに倒れて後頭部を強打。担任教諭らは保健室で保冷剤をあてた後、食事を再開させようとしたところ、生徒の容体が急変、119番したが搬送先の病院で死亡した。

障害者工賃1万3000円に引き上げへ 青森

読売新聞 
県は、雇用契約を結ばない障害者の就労施設「就労継続支援B型事業所」の工賃について、2014年度に月額平均約1万3000円に引き上げる目標を掲げた「県工賃向上計画」を策定した。県が発注する物品や作業を事業所から優先的に調達することなどを通じ、実現を目指す考えだ。B型事業所は、一般企業で働くことが難しい障害者に働く機会を提供し、就労に必要な訓練を行う施設の一つで、県内には約130施設ある。雇用契約を結ぶA型と異なり、B型は最低賃金法の適用対象外となるため、賃金の水準が低い。障害者に働くことへの励みを持ってもらうだけでなく、生活の安定と経済的な自立に向けて所得をいかに向上させるかが課題となっている。

自立へ 職業教育に力 神奈川

朝日新聞 
軽度の知的障害がある生徒を対象にした特別支援学校の整備を、横浜市が進めている。職業教育に重点を置き、就職率の実績も上げている。横浜市旭区の市営バス営業所。近くの市立若葉台特別支援学校の高等部1年生が、手分けしてバスを洗う。同校は今年開校した。岩本さんが在籍する知的障害教育部門は、入学選抜で障害が軽度の生徒だけが入学し、職業教育を重視するのが特徴だ。

障害ある子の迷子対策グッズ販売 岡山の主婦デザイン 岡山

山陽新聞 
輪の切れた部分に目を凝らす視力検査表に「そんなにみつめないで」と添えたり、熊の後ろ姿の絵に「そろそろ山へ帰ろうかな…」。こんなユニークな文章、イラストが入ったTシャツや手提げかばんを岡山市東区、主婦岡野ゆかりさん(54)が発売した。もともとは広汎性発達障害と知的障害のある長男光起君(17)の迷子対策に親心でデザインした品々だ。

障害者アートを車体に 自立支援に一役 佐賀

佐賀新聞 
鳥栖市に九州配送センターを構える冷凍・冷蔵輸送の福岡運輸(福岡市、富永泰輔社長)が、障害者アートを車体に描いた冷凍トラックを導入した。CSR(企業の社会的責任)活動の一環で、障害者の自立支援の夢を描いたトラックが九州などを走る。障害者アートと経済活動を結ぶ運動を展開している「だんだんボックス」(福岡市、神崎邦子代表)の取り組みに富永社長が共感。昨年の創立記念日事業として導入を決め、だんだんボックスを通して福岡市の知的障害者就労支援施設「ひまわりパーク六本松」にアート制作を依頼した。

2013年10月23日水曜日

米最高裁、IQを極刑の判断基準とすることの是非を判断へ

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 
米連邦最高裁は2002年に知的障害者への極刑を違憲とする判決を下したが、死刑に処すべきかの判断基準として一部の州が一定の知能指数(IQ)の値を採用していることが適切かどうか見直す方針であることを明らかにした。最高裁はフロリダ州の受刑者からの請求を受け、同州のIQ基準が憲法に違反していないかどうかを判断する。フロリダ州は、融通の利かないIQ基準を採用している州の1つだ。

聴覚障害男性:発達障害の彼女と一歩ずつ エッセー出版

毎日新聞 
発達障害のある「彼女」との日常を描いたコミックエッセーを、聴覚障害を持つくらげさん(29)=ペンネーム、千葉県市川市=が出版した。彼女が生活の中でぶつかる困ったことを、一緒にもがきながら受け止めていく姿が共感を呼んでいる。くらげさんは「私が書けるのは、彼女という人間を通した発達障害との付き合い方。自分の考えを少し変えれば、お互いに楽になれる。楽しく読んでもらえれば」と話す。「ボクの彼女は発達障害〜障害者カップルのドタバタ日記〜」(学研教育出版)。

障害者アート:輝く 26、27日・中央区でコラボファッション展示会 大阪

毎日新聞 
障害者アートの魅力を広める活動に取り組むクリエーターチーム「PR−y(プライ)」がファッションブランド「NUDE:MM」とコラボレーションした洋服の展示会が今月26日、27日の両日、大阪市中央区で開かれる。知的障害者の創作活動に力を入れる滋賀県甲賀市の社会福祉法人「やまなみ工房」のアーティストの作品をデザインのベースにしており、関係者は「洋服を通して障害者アートの持つ力を知ってほしい」と話す。展示会はリッシ(大阪市中央区船越町1)で開かれる。入場無料。ベースになった作品も一緒に展示され、男女ともに試着やオーダーが可能。

トイレ清掃:田川の障害者作業所、市の委託で 優先推進法で発注増に期待 福岡

毎日新聞 
田川市で障害者作業所を運営する「つくしの里福祉会」が今年度、市内5カ所の公衆トイレ清掃の業務委託を受け、通所の男性3人が働いている。同市の清掃業務を障害者が担うのは今回が初めて。今年4月、障害者施設の商品やサービスを国や自治体が積極活用する「障害者優先調達推進法」が施行され、障害者施設への発注増が期待されている。

2013年10月21日月曜日

13年度県立 特別支援学校3282人に急増 教室不足深刻に 兵庫

神戸新聞 
兵庫県立の特別支援学校に通う知的障害の児童・生徒数が2013年度、19校で3282人に上り、県教育委員会が7年前に公表した推計を千人以上も上回っていることが分かった。国立、市立を含めた県内全体では4千人を超える。肢体不自由の児童・生徒数は横ばいだが、知的障害は増加傾向が続き、教室不足は深刻。仮設校舎などで対応する学校もある。

知的障害者が本格チーズ作り 岡山・土田の里の工房 岡山

山陽新聞 
NPO法人「土田の里」(岡山市中区土田)の工房(同市東区松新町)で、知的障害のある人たちがナチュラルチーズ作りに取り組んでいる。加熱処理せず、1年かけて熟成させる本格志向。風味の豊かさが人気を集めており、同法人によると、知的障害者がチーズ作りを手掛けるのは全国的にも珍しいという。担当しているのは知的障害者の20代の男女3人。平日午前10時から約6時間、牛乳のかき混ぜ、味付けなど約10の工程を交代で行う。楕円(だえん)形に整えたチーズは大型冷蔵庫で5度の温度で一晩冷やした後、12度の熟成庫に移して約1年保管する。今後は働く人や、チーズの種類を増やすのが目標。藤田理事長は「自分の知識と経験を生かし全力でサポートしたい」と意気込む。チーズは100グラム500円で販売している。

2013年10月19日土曜日

クラレの知的障害者雇用施設 厚労大臣が表彰 新潟

読売新聞 
化学メーカー「クラレ」の新潟事業所(胎内市倉敷町)が今年度の「障害者雇用優良事業所厚生労働大臣表彰」を受けた。運営する知的障害者雇用施設「クラレ作業所」(同市赤川)での雇用促進や自立支援活動が評価された。同社新潟事業所の障害者雇用率は6月1日現在、7・51%と民間企業の法定雇用率の2%を大きく上回っている。その一翼を担うクラレ作業所は1997年、社会貢献活動の一環として中条町(現胎内市)と、隣接する知的障害者通所授産施設「虹の家」の協力を得て開所した。27~61歳の男女20人が勤務し、今まで自己都合による退職者は1人も出ていない。

障害者の手作り品販売 富山に常設店復活 富山

中日新聞 
障害者の手作りの食品や雑貨を展示販売する常設店「はーもにあ」が十八日、富山市西中野本町にオープンした。複数の障害者就労支援事業所の製品を扱う県内唯一の常設店が一年前に閉店し、販路確保を望む声に県などが応えた。関係者は「障害者が手掛ける心のこもった製品を地域の人が発見する場になれば」と意気込む。店名は、英語で調和を意味する「ハーモニー」と場所を示す「エリア」を掛け合わせ、障害者と地域住民が共に親しみ支え合う心にあふれた店にしたいとの願いが込められた。営業は水-日曜の午前十時~午後七時。

2013年10月17日木曜日

知的障害の子供たちが職場体験 地域社会の理解、構築へ トレッサ横浜 神奈川

毎日新聞 
横浜市港北区の商業施設「トレッサ横浜」で今月から、知的障害のある子どもたちの職場体験が始まった。子どもたちにはバックヤードでの仕事だけでなく、インフォメーション、フードコートの机拭きなど客から姿が見える仕事にも携わってもらう。そこには、従業員や地域住民の知的障害者に対する理解につなげたいとの思いがある。市内の13〜17歳の男子3人が週に1回1時間ずつ、3月まで半年間の職場体験をする。子どもたちを支援するボランティアも市内から募集した。トレッサ横浜を運営するトヨタオートモールクリエイトの栗原郁男常務は「社会は知的障害者についてあまりに知らなすぎる。接することで知ってほしい」と話す。

知的障害者養子縁組:「無断で手続き」無効認定 東京家裁

毎日新聞 
面識のない27人と養子縁組を繰り返していた東京都葛飾区の知的障害者の男性(61)が縁組の無効確認を求めた訴訟の判決で、東京家裁は15日、男性の請求を認めた。神野泰一裁判官は「何者かが男性に無断で手続きをしており、縁組の意思はなかった」と認定した。訴えていたのは、万引きなどで服役と路上生活を繰り返した累犯障害者の男性。2002年以降、養親10人、養子17人と縁組し、姓は12回変わった。姓が変わるたびに新たな名義で銀行口座が開設され、振り込め詐欺集団などが犯罪に悪用した疑いがある。

2013年10月15日火曜日

赤ちゃんの脳:出生引き金で神経回路形成 金沢大など発表

毎日新聞 
赤ちゃんの脳では、出生が引き金となって神経伝達物質「セロトニン」の濃度が変化し、神経回路の形成が始まることを金沢大などの研究チームがマウスの実験で確かめ、14日付の米科学誌電子版に発表した。セロトニンはうつ病などの精神疾患や発達障害に関わり、著しい早産では発達障害のリスクが高いとされる。チームの河崎洋志・金沢大教授は「出生と脳発達の仕組みの一端が分かったことで、早産による発達障害の解明につながることが期待される」としている。

障害の娘風呂に沈め死なす 介護疲れか、殺人容疑で母逮捕 大阪

時事通信 
知的障害などのある長女(29)を風呂に沈めて水死させたとして、大阪府警吹田署は10日、殺人容疑で大阪府吹田市山手町、無職日置由紀子容疑者(57)を逮捕した。同署によると、「風呂に沈めたどうかは分からないが、死んだので、そうしたのかもしれない」と話しているという。「どこも娘を預かってくれないし、助けてもくれなかった」とも供述しており、同署は介護疲れが原因とみている。

障害者スポーツ大会:両陛下、24年ぶりの観戦

毎日新聞 
天皇、皇后両陛下は14日、東京辰巳国際水泳場(東京都江東区)で、全国障害者スポーツ大会の水泳競技を観戦した。両陛下が同大会の会場を訪れるのは1989年に札幌市で開かれた前身の大会以来24年ぶり。両陛下は競技団体関係者の説明を聞きながら男女混合200メートルリレーを見て、レース前の選手に手を振ったり、ゴールした選手に拍手を送ったりした。天皇陛下は皇太子時代から障害者スポーツ大会と深く関わり、開会式に出席してきた。即位後の90年からは皇太子さまに引き継いでいる。

木曜カフェ:能代養護学校が月1回開店 「コミュニケーションの場に」 秋田

毎日新聞 
「生徒たちと市民らのコミュニケーションの場に」と、県立能代養護学校(志渡裕校長)が月1回開店する「木曜カフェ」が10日、能代市長崎の今出川珈琲館にオープンした。生徒たちは少し緊張しながらも笑顔で接客した。カフェは6月の介護職員初任者研修を受講した高等部の生徒たちから「もっと人とコミュニケーションを図る勉強をしたい」との声が上がったのを受け、学校側が今出川珈琲館の小野寺弘子オーナーらに協力を要請して実現した。開店日は、今出川珈琲館の定休日の月1回の木曜日。今後は11月21日▽12月12日▽来年1月23日▽2月6日。時間は午前10時半〜午後2時半。

2013年10月10日木曜日

知的障害者からかう動画投稿 県東部の高校生 静岡

読売新聞
県東部の県立高校3年の男子生徒が、学校近くで知的障害を持つ男性をからかう動画を撮影し、動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿していたことがわかった。同校によると、動画は今年5月から8月にかけて数回にわたり、スマートフォンで撮影され、投稿された。男子生徒は、男性に話しかけ、男性の受け答えを撮影したり、障害を揶揄(やゆ)したりしたという。今月8日に同校に連絡があり、発覚した。男子生徒は学校の調査に「軽い気持ちでやった。大事になってしまった」と話し、反省しているという。男子生徒と保護者が8日、男性らに謝罪した。

知的障害者働くカフェ 神大の「アゴラ」5周年 兵庫

読売新聞 
発達科学などを学ぶ学生と知的障害を持つ人の交流の場として5年前、神戸大(神戸市灘区)にオープンしたカフェ「アゴラ」。会話が苦手だった障害者がスタッフとして接客するうちに心を開くようになっただけでなく、学生のフィールドワークの拠点としても活用されている。港町・神戸の絶景を見下ろす小さな空間には、いつも笑い声が絶えない。発達科学部A棟6階にあるアゴラは、研究室を改装して2008年に開店した。カウンターとテーブル約20席で、コーヒーや紅茶のほか、カレーライスなどの軽食も提供する。

2013年10月9日水曜日

知的障害者らの芸術活動読み解く 美術館「NO-MA」が論集 滋賀

中日新聞 
美術の専門教育を受けていない人や知的障害者らの芸術活動「アール・ブリュット」を、美術や福祉、人類学などの視点から読み解いた論集「アール・ブリュット アート 日本」が平凡社から発売された。論集は全七章で構成。保坂研究員をはじめ、美術批評家の嘉納礼奈さん、県立大人間文化学部の亀井若菜准教授、NO-MAのアートディレクターを務めるはたよしこさんら八人がそれぞれの立場から寄稿した。絵画や陶芸作品などのカラー作品集三十二ページを含む全二百六十四ページ。税抜き二千円。

障害者 優しさにじむアート 奈良で作品展 奈良

読売新聞 
障害者の生活支援に取り組む、奈良市の「たんぽぽ生活支援センター」の利用者6人が手がけた作品を紹介する展覧会「凸凹な毎日」が、奈良市の「たんぽぽの家アートセンターHANA」ギャラリーで開かれ、約90点を展示している。26日まで。午前11時~午後5時。日、月曜、祝日は休館。19日午後1時30分~3時30分にはプラスチック板でブローチを作るワークショップを開く。

放課後に交流の輪 小5、6年生の障害児ら 京都

読売新聞 
京都市は、障害のある子どもたちの放課後活動や通学時の送迎をガイドヘルパーが支援する「ほほえみネット」事業を始めた。放課後活動は学童クラブの対象外となっていた小学5、6年生らを受け入れ、通学支援はひとり親家庭の小・中・高校生を対象に実施。子どもたちの交流の機会を広げ、社会参画を後押しする。ほほえみネットでは、保護者が仕事で昼間不在の小学5、6年生や総合支援学校以外の生徒を2~3人のグループとし、児童館などでガイドヘルパーと一緒に学習やレクリエーションをして過ごす。市は150人程度の利用を見込んでおり、今後、具体的な実施場所などを検討する。

2013年10月8日火曜日

根気よく笑顔の診察 箕面の知的障害者専門診療所 大阪

読売新聞 
箕面市に、全国でも珍しい、知的障害者を専門に診る医療機関がある。ボランティアの医師が交代で詰める「山口記念診療所」。知的障害者は医師らとの意思疎通が難しく、安心してかかれる病院を探すのに苦労する保護者もいる。診療は何が難しく、スタッフはどんな工夫をしているのか。現場を見せてもらった。同診療所は1995年、保護者らの要望を受け、山口正民・元大阪府医師会長(故人)らが開設。内科、整形外科、精神科などの開業医が交代で詰め、施設の健康診断も行う。保険収入と健診費は、看護師と事務員の人件費にあて、医師は手弁当だ。

心の声 作品に込めて 野々市 自閉症の子どもらが出展 石川

中日新聞 
自閉症や関連する障害のある子どもらが描いた絵や書、写真、染め物の作品展「おしゃべり☆アート」が七日、野々市市情報交流館カメリア三階で始まった。市や白山市の自閉症の子どもらの保護者でつくるつみきの会が主催。自閉症の特性にちなみ、「おしゃべり☆アート」には、言葉でない心の表現もコミュニケーションとして受け止めてほしいとの思いを込めた。入場無料、十八日まで。

2013年10月7日月曜日

函館を福祉都市に 自閉症対応の国際資格持つ田中さん 26日に討論会 北海道

北海道新聞 
公認行動分析士の国際資格を持つ田中桜子さんが、福祉のまちづくりを支援する会社「グリーンパティオ」を函館市海岸町14で設立した。26日には「国際福祉都市hakodateを語ろう」と題し、同社で国連教育科学文化機関(ユネスコ)に関する討論会を開催する。田中さんは同社での活動を通じ、福祉都市としての函館の可能性を探っていく。26日に同社で開くユネスコ創造都市ネットワークについての討論会は午後6時から。参加無料だが事前申し込みが必要。

展覧会:自閉症の切り絵作家・上田さん「光と影とこころ」 久留米で14日 福岡

毎日新聞 
3歳の時に自閉症と診断された切り絵作家、上田豊治さん(44)の展覧会「〜光と影とこころ〜 上田豊治 切り絵の世界展」が、久留米市本町の街角ギャラリーMIMOZAで開かれている。14日まで。上田さんは山口県萩市に生まれ、現在も同市にアトリエ「とよの庵」を構え、切り絵を作り続けている。同県立宇部養護学校高等部3年生の時に授業で切り絵を教わり、美術教諭に才能を見いだされたという。

2013年10月2日水曜日

障害者虐待防止法:もっと早く保護を 施行1年で元職員

毎日新聞 
西東京市の知的障害者入所施設「たんぽぽ」の虐待問題で東京都が30日、新規利用者の受け入れ停止処分を行った。前例の少ない厳しい処分だが、職員が昨夏都などに相談してから1年余り。昨年10月1日の障害者虐待防止法施行を受けた通報からも10カ月かかり、この間に虐待被害を受けた入所者も通報した職員も退所した。弱い立場の人間の保護を打ち出した同法の精神は守られたのか。元職員は「あまりに長かった」と苦悩も語った。

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