2010年9月9日木曜日

あおぞらSHOP:知的障害者に働く場 四万十町特産や手作り品ーー高知 /高知

毎日新聞 
高知市の越前町商店街の一角に、ゆったりと時を刻む県産品販売店がある。知的障害者らが接客などを担う、同市越前町2の「あおぞらSHOP」だ。約20平方メートルの広さで昨年4月にオープン。品数はまだ少ないが「いずれはここを拠点に、会社などへ積極的に売り出したい」と、毎日笑顔で買い物客を迎え入れている。店の人気者、前田高昌さん(32)が店外まで出て客を見送った。できない作業があると、徹夜で練習して覚えてくる努力家だ。県内の公立高校定時制を卒業した前田さんは、新聞配達員などを経て約10年前に同事業所へ。当時は一日中独り言を言っているなど「自分でもよく分からない状態」で、人と会話もできなかった。仲間との交流や接客を経験し、今では「お客さんと話すのが楽しい」という。

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