2010年11月2日火曜日

障害児の普通学級就学 義務ではない「就健」 愛知

中日新聞 
障害があっても普通学級で学びたいー。「名古屋『障害児・者』生活と教育を考える会」(名古屋市北区)の川本道代代表(51)の元には毎年40件近く、障害児の就学相談が寄せられる。西尾市で2月にあった、特別支援学校から普通学級への転校を求める集会には保護者ら100人が参加した。障害児の普通学級就学の希望者は多いが、その希望通りにいかないケースもある。入学予定児には小学校入学前年に健康診断(就健)の知らせが届く。就学指導委との話し合いで、保護者が普通学級を強く望んでも特別支援学校を勧められ、あきらめることが少なくない。就健は学校保健法に基づいて市町村教委が実施するが、受診の義務はない。「障害児の発見・分離が目的の就健制度を断ることが地域で学ぶ一歩となる」と川本さんは話す。

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