2010年11月2日火曜日

元首席専門官に有罪判決 広島少年院暴行「矯正教育を逸脱」

日本経済新聞 
広島少年院(広島県東広島市)で収容少年の首を絞めたなどとして、特別公務員暴行陵虐の罪に問われた元首席専門官、向井義被告(49)=起訴休職中=に対する判決公判が1日、広島地裁であった。芦高源裁判長は「矯正教育の範囲を逸脱している」などとして、懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。判決理由で芦高裁判長は、首にシーツを巻き付け、死ぬよう迫るなどした事実を認め「少年に精神的苦痛を与え、度を越した内容だ」と指摘。一方で目撃証言などから、「少年の首を絞めるなどの暴行はなく、言語理解に問題がある少年に死の意味を理解させるための指導目的があった」と認めた。

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