2010年11月9日火曜日

精神疾患の早期支援(2) 誤診で投薬 未来奪う

読売新聞 
「統合失調症の早期発見の名のもとに、多くの子どもたちがひどい誤診、薬害を受けてきた」そう語るのは、発達障害の人たちを支援するNPO法人ノンラベル(京都市)の理事長、田井みゆきさん。特に、知的障害がないのに、円滑な対人関係を築けない高機能広汎性発達障害の人たちが被害を受けた。過去の怖い体験を急に思い出す特徴や、聴覚の感覚過敏などが、統合失調症の初期症状とされてしまったのだ。田井さんは「現在かかわる170人のうち、40人近くが誤診の被害者。長期の大量投薬の影響で、誤診と分かっても薬を止められなくなったり、手足のしびれなどの後遺症が残ったりする人もいる」と話す。

0 コメント:

コメントを投稿

▲ このページの先頭へ戻る