2010年11月13日土曜日

冊子:知的障害者が容疑者に… 周りの対応を解説ーー大津市の相談員ら /滋賀

毎日新聞 
知的障害者が事件の加害者として疑いをかけられた時、周りはどのように対応したらいいのか。大津市内の福祉関係者や弁護士らが冊子「知的障がいのある人が地域で安心して暮らすためにーー逮捕の連絡を受けてから起訴まで」を作成した。県内初の取り組みといい「聴覚障害者に手話通訳が必要なように、知的障害者にはコミュニケーションの支援が必要」と解説している。理解できなくても「ハイ」と返事をしたり、初めての場所で緊張して話せなくなるなど、独特な言動から不審者と間違われやすい知的障害者。逮捕前に任意で取り調べを受ける場合も、できる限り支援者が同行し、障害の状態や特徴的な行動について説明するよう勧める。また、警察関係者に対しても、やりとりが通じにくいなど少しでも疑問を感じれば、知的障害者の可能性を考えて支援者を呼んでほしいなどと呼び掛けている。冊子は希望者に配布している(大津市外の人は代金100円と別途送料が必要)。

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