2010年12月8日水曜日

違いを力に - 発達障害をめぐる現場から 第3部 支援者たちの様相(1)

大阪日日新聞 
実力プラス1で成長 遊び文化自ら築く環境を
NPO法人チットチャット(大阪市中央区)では、簡単な遊具を使った運動で発達障害児たちの力を引き出す。大阪市の障害者スポーツセンター勤務を経て独立した森嶋勉理事長(47)は「“できた感”を無限に得られるのが運動。それが積み重なって自己肯定感(自己評価)を育み、生きる力の源泉になる」と話す。その上で、相手にとって少しだけ難しい「実力プラス1」の課題に次々と挑戦させる。「難しすぎてはだめ。人は面白いからこそ本気になれるし、主体的に動ける」。ときには間をつくって観察し、独自に生み出した動きを評価する。「課題を克服する面白みをいかに創出できるかが指導者の勝負の分かれ目」だ。

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