2010年12月16日木曜日

成年後見制度:「市民後見人」増やそう 松山で施行10年シンポ、専門家講演 愛媛

毎日新聞 
成年後見制度の施行10年を記念したシンポジウム「誰もが利用できる成年後見制度をめざして」がこのほど、松山市市坪西町の県武道館であった。日本成年後見法学会副理事長で司法書士の大貫正男さんの講演や、県内の関係者による報告やパネルディスカッションがあり、制度を必要とする人が増える中で後見人をどう確保していくのかなどについて、意見を出し合った。大貫さんは講演で、この10年間で制度を利用した人が約17万人にとどまっていることを示し、「認知症の高齢者や知的障害者ら、制度を利用した方がいいと判断できる人は500万人いる」と、普及の遅れを指摘。また、後見人になる専門職の数が不足している問題点も挙げ、「必要な人が誰でも制度を受けられるよう、同じ目線で支援できる市民後見人を増やすべきだ」と訴えた。

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