毎日新聞
「なにをどうしても絶対にダメ」という人はほんの一握り。そのまわりには「みんなが反対というから私も反対」「どちらでもいい」と思っている人たちがいる。もっと多いのは「本当は反対したくない」と思いながら声に出せない人たちだ。と、障害者施設の建設に反対する地域住民について研究した大学教授から聞いたことがある。障害のある人のことを好きになってくれとは言わないけれど、嫌いな相手がどこに住もうとも反対する権利が誰にあるというのだろうか。たとえあなたが障害者を嫌いでも、その人のことが心配でたまらない家族がいる。だれよりも大切に思っている人たちがいるのだ。
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