毎日新聞
特別支援学校でせっかくスポーツに親しんだのだから卒業後も楽しめる場所を、とできたのが福島市に拠点を置くバスケットボールチーム「福島クラブ」。01年、同市立福島養護学校の高等部でバスケットを指導していた原美子教諭=現県立大笹生養護学校(同市)教頭=が発足させ、監督に就いた。知的障害がある15〜36歳の26人が参加。プレーを楽しむ以上に、みんなが集まる大切な場所として、心のよりどころになっている。卒業生は、職場で健常者と意思疎通がうまくいかず、疎外感を味わうこともある。原監督は「社会に出ればストレスもたまる。ここは仲間が集まり、リフレッシュする場所」と語る。同じ境遇の家族も悩みを相談し合い、信頼が深まっている。
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