2011年10月6日木曜日

東日本大震災:集団避難の障害者 帰郷先見つからず 千葉

毎日新聞 
東京電力福島第1原発事故で、福島県から千葉県鴨川市の「県立鴨川青年の家」に集団避難している障害者施設の入所者約250人が帰郷先を見つけられず、窮地に立たされている。千葉県は「行き先のないまま追い出すようなことはしない」と延長に前向きだ。だが避難者の受け入れで約2万8000人のキャンセルが生じ、12月以降は予約も入っていることから、協会の山田荘一郎理事長は「これ以上、千葉の皆さんに迷惑はかけられない」と代替施設を探す。一部の入所者は緊急時避難準備区域が解除された南相馬市内の施設に帰す方向で検討している。そして国や福島県の鈍い対応に、こう言って肩を落とす。「健常者だったら半年間も、こんな状態に置かれることはなかったでしょう」厚生労働省障害福祉課は「福島県には適切に対応するよう要請したい」と話している。

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