2013年6月30日日曜日

知的障害者入所施設:第三者委の虐待認定に反論 東京

毎日新聞 
西東京市の知的障害者入所施設「たんぽぽ」の虐待問題で、施設を運営する社会福祉法人・田無の会が、東京都の指導で設置された第三者委員会が虐待の認定をしたことに反論し、都に出した改善計画の報告の中で再調査を求めた。第三者委は新しい理事会の下で改善計画をまとめるよう求めたが、報告は理事会の刷新には回答していない。都は「指導に十分応えていない」として、さらに調査する方針。

知的障がい者の事務員を募集 県民局に勤務 兵庫

丹波新聞 
県は、 知的障がい者で、 事務補助などの仕事を担当する対象者を募集している。 知的障がい者を雇用し、 一般就労のステップとして、 知識習得や職業能力向上をはかるのが目的。 勤務場所は各県民局。 雇用期間は8月上旬から6カ月間。 仕事内容は、 文書の受け取り、 発送準備、 資料コピー、 事務室内の清掃など。 募集人員は10人 (各県民局につき1人)。

2013年6月29日土曜日

障害者虐待:職場で被害194人、経済的虐待が最多

毎日新聞 
厚生労働省は28日、障害を持って働く人が職場で事業者などから受けている虐待の状況を初めて公表した。194人が虐待を受けており、最低賃金以下の賃金で働かせるなど経済的虐待が目立った。社会進出が進む一方で、障害者が劣悪な条件で働かされている実態が浮かんだ。133事業所で虐待があり、194人が被害を受けていた。障害別(重複障害を含む)では、身体障害者25人、知的障害者149人、精神障害者23人、発達障害者4人だった。虐待の類型では、最低賃金を下回る時給で働かされるような経済的虐待が159人と最多。ハラスメントや暴力が20人、退職勧奨など心理的虐待が3人、性的虐待が1人だった

障害女性虐待死、義妹に懲役10年判決

読売新聞 
北九州市戸畑区の自宅で昨年9月、知的障害のある吉村貴子さん(当時40歳)を虐待の末に死亡させたなどとして、傷害致死罪などに問われた義妹の介護士林麻衣子被告(36)の裁判員裁判で、福岡地裁小倉支部は27日、懲役10年(求刑・懲役13年)の判決を言い渡した。平島正道裁判長は「被害者の人格を無視して逮捕監禁を続け、死亡させた悪質性は高い」と述べた。

2013年6月28日金曜日

プラムの種:詰まらせ7歳死亡 特別支援学級の給食 札幌

毎日新聞
27日午後1時10分ごろ、札幌市南区南31西9の市立南小学校で、特別支援学級2年の男児(7)が給食のプラムの種を詰まらせたと119番があった。救急隊員が種を取り除き、男児を病院に搬送したが死亡が確認された。中島啓子校長は記者会見し「痛ましい事故が起きてしまった。ご両親に大変申し訳なく思う」と陳謝。市教育委員会は、再発防止策を検討するとしている。

被災乗り越え輝く感性 知的障害の画家2人絵画展 花巻

河北新報 
知的障害がある岩手県内の画家2人が、東日本大震災の被災経験などを基に描いた絵画の企画展が、岩手県花巻市星が丘の「るんびにい美術館」で開かれている。展示されているのは、岩手県矢巾町の水沼久直さん(41)と岩手県陸前高田市の田崎飛鳥さん(31)の作品計37点。障害者の美術作品を主に扱う同館が企画した。8月6日まで。開館は午前10時~午後5時。水曜定休。入場無料。

障害者のパン店、本格営業 広島

中国新聞 
広島市東区の社会福祉法人交響が26日、同区若草町にパン店「ベーカリーカフェロンドンSOAR(ソアー)」を1日限定で仮オープンした。7月3日から本格営業を始め、障害者が生き生きと働ける場をつくる。パンやサンドイッチ約50種を製造・販売する。店内の20席では食べることもできる。店員の障害者は24~33歳の計5人。これまでは同法人が運営する作業所に通っていた。店では、パンの製造や接客に携わり、法人職員たちが補助する。営業時間は午前7時半~午後7時。日曜日と祝日は休み。

2013年6月27日木曜日

富山型デイに障害者就労 特区認定を機に国から支援 富山

中日新聞 
障害者が訓練を兼ねて働く「福祉的就労」の対象施設が四月から富山県内で緩和され、お年寄りから障害者まで多様な人が一緒に過ごす「富山型デイサービス」に障害者十五人が就労した。国による企業の障害者法定雇用率も引き上げられ、就労先の拡充が期待されるが、重度障害者への就労支援など課題も浮かび上がる。富山県が国から「とやま地域共生型福祉推進特区」に認定されたことで、四月からは県内複数の富山型デイに計二十人以上働いていれば、福祉的就労に見なされるようになった。富山型デイで富山市富岡町の「このゆびとーまれ」では、障害者四人が就労。洗濯物を干したり、高齢者の介護の手伝いや配膳をしたりして働いている。

障害者施設から被災地に花とクッキー 神奈川

読売新聞 
秦野市南矢名にある知的障害者支援施設「秦野精華園」(原田鉄也園長)の入所者、通所者が作った花やクッキーが29日、東日本大震災の被災地・宮城県に送られる。同市職員有志が実施する復興支援バスツアー「顔晴(がんば)ろう東北! 心の花 絆プロジェクト」の一環で、現地の仮設住宅で植栽した後、お菓子を食べながらの交流会も開く。昨年花を提供してくれた精華園が園内で作っているクッキーやパンも運ぶことになった。同園は入所者、通所者合わせて約160人で、サルビア、ナデシコ、ペチュニアなどのプランターや鉢計250個と、手作りのクッキーとパン各200個を送る。原田園長は「花やクッキーが被災地でも咲き、食べてもらえるのは、利用者にとって大きなやりがいになる」と喜ぶ。

2013年6月26日水曜日

自閉症スペクトラム障害の人は、自分に似た物語に高い理解を示す

マイナビニュース
京都大学は6月24日、福井大学、金沢大学との共同研究により、「青年期高機能自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder:ASD)」を持つ人に日常的なできごとが書かれてある物語文を読んでもらい、文の読み時間と自閉症尺度との相関分析の結果、実験参加者のASD傾向が高いほど、定型発達(Typically Developing:TD)の人物が書かれた物語の読みに時間がかかることがわかり、文の再認の結果、ASD群は自分と類似したASDの人物が書かれた物語の検索に優れることが明らかになったと発表した。

成人への処方、一定効果 ADHD治療薬ストラテラ

東京新聞 
発達障害の一つで、落ち着きがない、物忘れが多い、といった特徴がある「注意欠陥多動性障害(ADHD)」の大人向けの治療薬が昨年承認され、5年ぶりに薬物治療の道が開かれた。どんな薬なのか、医療現場の課題は何かを取材した。昨年八月、日本イーライリリー(神戸市)の治療薬「ストラテラ」の十八歳以上への処方が認められ、男性は今年四月から飲み始めた。「大きな変化を感じないが、複数の業務をこなすとき、手順を考えるのが少し楽になった気がする」と話す。

2013参院選:被後見人選挙権回復 「本人の意思」判断に戸惑い 岡山

毎日新聞 
認知症や知的障害、精神障害などで成年後見人が付いた人(被後見人)の選挙権が回復される今回の参院選。被後見人の認知症や抱える障害の程度は個人差があり、現場からは「回復した選挙権を行使できるか」「公平性を保ちながら、どうやってサポートしたらよいのか」と戸惑う声も上がっている。被後見人とサポートする人たちに話を聞いた。今年3月の東京地裁の違憲判決を受けて改正された公職選挙法は選挙権を認める一方、不正防止のために選挙管理委員会が選定した外部立会人を立ち会わせ、字が書けない場合の代理投票も「本人の意思に基づき、補助者に代わって記載する」とし、補助者は投票事務従事者に限定されている。

2013年6月25日火曜日

「携帯壊した」知的障害者に言いがかり 男を逮捕 静岡

静岡新聞社 
携帯電話を壊したと言いがかりをつけて現金をだまし取ったとして清水署は23日、詐欺の疑いで富士市生まれ、住所不定、無職の男(42)を逮捕した。逮捕容疑は5月4日午前、静岡市清水区のJR清水駅で、知的障害がある同区内の30代の男性に「おまえにぶつかって携帯を落とし、壊れた」と言いがかりをつけた。男性から連絡を受けて駆け付けた60代の父親に壊れた電話を見せ、「携帯を買い換えなければならない。弁償しろ」と要求し、現金4万円をだまし取った疑い。

「障害者の工賃倍増」 所得向上めざし議連立ち上げへ

MSN産経ニュース 
福祉施設で木工製品や食品などを作る障害者の工賃(賃金)を引き上げ、経済的な自立を促そうと、超党派の国会議員が25日、議員連盟を発足させる。平成23年度末までに工賃を倍増するとした国の計画は11%増にとどまるなど掛け声倒れに終わっており、議連はNPO法人や社会福祉法人と連携し、障害者の雇用促進と生活保障に関する議員立法を目指す。

2013年6月24日月曜日

障害女性虐待死、目に洗剤かけた 義妹が認める 福岡

読売新聞 
北九州市戸畑区の住宅で昨年9月、知的障害があった義姉の吉村貴子さん(当時40歳)を自宅で虐待の末に死亡させたなどとして、傷害致死や逮捕監禁致傷などの罪に問われた介護士林麻衣子被告(36)は21日、福岡地裁小倉支部で開かれた裁判員裁判の初公判で、「間違いありません」と起訴事実を認めた。

2013年6月22日土曜日

障害者など支える「市民後見人」養成へ 川崎市が研修開始 神奈川

東京新聞 
地域で暮らす知的障害者、精神障害者、認知症のお年寄りを支える成年後見人を充実させるため、川崎市は九月から、その候補となる「市民後見人」養成の研修を始める。改正公選法で成年後見人が付いた人にも選挙権が認められ、夏の参院選から適用されることでも注目を集める成年後見制度。七月上旬に中原区と多摩区で説明会を開く。

障害者「無心の創作」60作品 渋谷で木工や陶芸など 東京

読売新聞 
鹿児島市の障害者支援施設「しょうぶ学園」の入所者や通所者が制作した工芸作品などを紹介する企画展が26日まで、東京都渋谷区の渋谷パルコ内の「ロゴスギャラリー」で開かれている。同学園は1973年に開設され、知的障害者が地域で生活していくための支援を行っている。85年に施設利用者が個性を発揮する場として工房を設け、木工や陶芸、刺しゅうなどの工芸作品や絵画などの創作に取り組んでいる。現在、20~70代の計約70人が創作に関わり、美術館での展示やデザイン展への出展などを行い、手仕事による実直なもの作りが国内外で高く評価されている。

2013年6月21日金曜日

マウスでは父親の高齢化が仔の自閉症のリスクを高める 東北大が確認

マイナビニュース 
東北大学(東北大)は6月19日、マウスにおける自閉症様症状の指標とされる超音波発声(USV)コミュニケーションに着目した研究から、父親の高齢化が仔における自閉症様症状の発症率を増大させることを明らかにしたと発表した。自閉症は、社会性の異常、コミュニケーションの異常、興味の限定・常同行動を3大徴候とした感覚統合の異常や軽微な運動異常を伴う広汎性発達障害として知られており、近年、先進国における頻度が上昇している。

発達障害児「診断医」130人養成 福井

読売新聞 
コミュニケーションや読み書きなどが苦手な発達障害の子どもをサポートするため、県は今年度から、いち早く兆候を見抜き、最適な専門職に橋渡しできる医師の養成に取り組む。2016年度末までに130人の研修を終える計画で、県は「身近な地域で子どもの心の診療ができる体制を整えたい」としている。地域の小児科医や精神科医らを対象に、専門の医療機関や、専門職のいる支援機関に紹介すべきか判断できる目を養ってもらうことにした。詳しい知識を持った医師が増えることも狙っている。具体的には、特徴的な症状などに関する基礎講座や、具体的な症例をビデオなどで解説する研修を3年かけて実施する計画。今年度中の開始に向け、昨年11月には県医師会や福井大などとともに協議会を発足させ、現在、カリキュラムや教材などの準備を進めている。

現代美術を問う 自閉症の陶芸家 作品に根源的な力

MSN産経ニュース 
イタリア・ベネチアで開かれている第55回ベネチア・ビエンナーレ国際美術展。今回の企画展示部門では、正規の美術教育を受けていない作家による「アール・ブリュット」と呼ばれる作品が数多く展示されている。日本から出品した滋賀県草津市に住む自閉症の陶芸家、沢田真一さん(31)もその一人。なぜ今、注目されているのだろうか。

2013年6月20日木曜日

強盗事件被告、発達障害判明で猶予刑に減軽 宮城

読売新聞 
宮崎県高鍋町のコンビニ店で金を奪ったとして強盗罪に問われ、1審・宮崎地裁で懲役3年の実刑判決を受けた同町の無職男性(22)の控訴審判決が18日、福岡高裁宮崎支部であった。原田保孝裁判長は「1審判決後、発達障害と診断されたのを契機に保護者の理解が深まり、監督が期待できる」などとして1審判決を破棄し、懲役3年、執行猶予4年の判決を言い渡した。犯行の態様には障害の影響が考えられ、「被告に厳しい非難を向けるのは酷だ」と指摘。さらに、「男性は反省を深めるとともに、看護師をしている母親ら周囲の協力を得ながらボランティア活動をし、更生の道を歩き始めている」などと減軽の理由を述べた。

障害者栽培の芋で焼酎 周南で「しろい鳩」完成 山口

読売新聞 
山口県周南市大島の知的障害者施設で栽培されたサツマイモ(鳴門金時)を原料にした焼酎「しろい鳩」が完成し、同市などの酒類販売店で売られている。施設は社会福祉法人「白鳩学園」が運営する育英館と育成館。近くにある約2000平方メートルの休耕田を借り、利用者19人が苗の植え付けから除草、収穫までを担当した。720ミリ・リットル瓶(1575円)を500本、1・8リットル瓶(2520円)を200本販売。同市久米の中嶋酒店で扱うほか、宇部市、下関市にも販路を広げた。

2013年6月19日水曜日

発達障害:把握しやすく 県が「子育てファイル」様式統一、施設や市町越えサポート 福井

毎日新聞 
発達障害のある子どもたちを支援するため県障害福祉課は、子どもの発達状況を把握できる「子育てファイルふくいっ子」を作った。県内統一様式のチェック項目に記入することで発達障害を早期に見つけるとともに、進級・進学や転校をしても教師らが支援しやすくする。「子育てファイル」は家族構成や生育歴などを記入するプロフィル編と、1歳半から学齢期までの4段階で設問・評価する支援・引継編の2部構成。支援・引き継ぎ編には、各成長段階で「コミュニケーション能力」「こだわり」「衝動性」などの分野ごとに4〜12のチェック項目がある。それぞれ4〜5段階の評価をつけて出た点数を図表化して、問題を把握しやすくしている。

2013年6月17日月曜日

「みずのき美術館」8か月 障害者の感性胸打つ絵 京都

読売新聞 
重度の知的障害者たちが描いた絵画を展示する「みずのき美術館」が、亀岡市北町にある。正規の美術教育を受けていない人たちの作品群だが、独特な感性の発露が見る者の心を打ち、国際的な評価も高い。開館から8か月。障害を持つ人たちの存在感と尊さを確かなものとする拠点として、注目を集めている。美術館はJR山陰線亀岡駅から南西に歩いて8分の商店街にある。大正時代に建てられた町家(2階建て)を改装し、昨年10月に開館した。外壁と内装を白亜で統一し、大きな窓を備えた開放的な空間だ。

焼き菓子作り:一流パティシエ指南 相模原・障害者就労支援施設「すずらんの家」 神奈川

毎日新聞 
ケーキや焼き菓子を製造、販売している知的障害者の就労支援施設「すずらんの家」(相模原市南区新磯野)で12日、洋菓子店「アステリスク」(東京都渋谷区上原)オーナーシェフの和泉光一さん(42)が菓子作りを指導した。“和泉流焼き菓子”は、イラストレーターのふじわらてるえさんがデザインしたオリジナルパッケージで、近く販売される。和泉さんは「菓子作りを通じて、いろいろな方と触れあい、自分の力を生かせる場所で協力し、結果として社会貢献につながればうれしい」と話していた。

利用者主体で新聞発行 宇都宮の障害者支援施設 栃木

下野新聞 
古賀志町の障害者支援施設「靄靄会ハートフィールド」の利用者5人がこのほど、地域との交流などを目的に、新聞「Aiai Journal」を発行した。施設内の出来事や利用者の活動の紹介などが主な内容で、創刊号は記念インタビューやケーキのレシピなどの記事紙面を飾っている。年間2、3回発行し、取材協力者や関係者に配布する。Aiai Journalの発行は、職員の渡辺真人さん(28)がことし2月のオーストリア研修中に、施設の利用者が新聞を発行していたことを知ったことがきっかけ。利用者が主体になり取材や編集作業を行うことで、自己実現を果たす狙いもある。

2013年6月14日金曜日

知的障害ある女性に性行為強要 57歳男を準強姦容疑で逮捕 新潟

スポーツニッポン 
新潟県警三条署は13日、女性に知的障害があることに乗じて性行為を強要したとして、準強姦容疑で、新潟県燕市小池新町の無職渡辺春彦容疑者(57)を逮捕した。逮捕容疑は2012年9月ごろ、新潟県内の重度知的障害のある成人女性を強姦した疑い。「今は話したくない」と供述している。三条署によると、女性の妊娠に気付いた知人が3月上旬、警察に相談して発覚した。障害のため、強姦や妊娠のことは分かっていない様子という。女性は出産し、DNA鑑定で同容疑者の子どもであることが分かった。

絵画個展:独創的な作品ズラリ 玉城の早川さん、知的障害を乗り越え 三重

毎日新聞 
知的障害を乗り越え、絵画の創作を楽しんでいる玉城町蚊野の早川拓馬さん(24)の個展「行ったことないよね」が、伊勢市一之木2のギャラリーヤマダヤで開かれている。大好きな子どもや電車を題材にした、独創性あふれるカラフルな作品に来場者は見入っている。拓馬さんは、幼いころから絵を描くのが好き。10歳から、松阪市小阿坂町の障害者通所施設「まつさかチャレンジドプレイス希望の園」の村林真哉園長が開く絵画教室で創作活動に励んでいる。東京や大阪、ドイツ、中国、スペインの作品展にも出品、国境を越えて活動する。現在は年に10枚近く制作しているという。16日まで。入場無料。

発達障害児「専門医」養成 県、今年度から研修 福井

読売新聞 
コミュニケーションや読み書きなどが苦手な発達障害の子どもをサポートするため、県は今年度から、いち早く兆候を見抜き、最適な専門職に橋渡しできる医師の養成に取り組む。2016年度末までに130人の研修を終える計画で、県は「身近な地域で子どもの心の診療ができる体制を整えたい」としている。具体的には、特徴的な症状などに関する基礎講座や、具体的な症例をビデオなどで解説する研修を3年かけて実施する計画。今年度中の開始に向け、昨年11月には県医師会や福井大などとともに協議会を発足させ、現在、カリキュラムや教材などの準備を進めている。

2013年6月12日水曜日

教諭の発達障害児暴行 奈良市教委が第三者委 9月末めどに報告書 奈良

MSN産経ニュース 
奈良市立小学校の特別支援学級に通っていた発達障害の男児(13)を男性教諭が殴るなどした問題で、市教委は11日、事実関係の調査に向け、弁護士らでつくる第三者委員会を設置した。9月末をめどに報告書をまとめる予定。今後、関係者に事情聴取し、学校や市教委などの対応に問題があった場合は再発防止も提言していく方針。この問題をめぐっては、暴行容疑で50代の男性教諭が書類送検され、奈良地検は暴行の事実を認めた上で不起訴処分(起訴猶予)としている。

行橋に新医療拠点、発達障害診断・病児保育も実施 福岡

読売新聞 
京築地区の新たな医療拠点となる行橋京都メディカルセンター(行橋市東大橋)が完成し、関係者向けの内覧会が開かれた。今月27日にも急患の受け入れを始め、発達障害の診察や病気になった幼児の保育などの体制も夏までに整える。病気になった生後4か月~小学3年の子どもを預かる「病児病後児保育」も、2階の保育室(4室)で実施する。1階の発達障害診断と合わせ、子ども未来研究センター(福岡市)に運営を委託し、7~8月から業務を始める予定。

2013年6月11日火曜日

障害者雇用率向上へ 有償ボランティアなど「中間就労」活用

SankeiBiz 
今年4月、障害者の法定雇用率が引き上げられ、民間企業では2%が義務付けられた。法定雇用率が達成できない企業は多いが、千葉県の社会福祉法人「生活クラブ風の村」は、障害者を有償ボランティアなどの「中間就労」で受け入れ、雇用につなげる取り組みで実績を上げている。「その人自身がみるみる変わるし、職場の質も確実に上がる。理念に賛同してくれる事業所とノウハウを共有し、受け入れ先を広げていきたい」と話している。

イモ焼酎で障害者施設応援 山口

中国新聞 
施設利用者が栽培したサツマイモを原料にした焼酎「しろい鳩」の披露会が、周南市大島の知的障害者施設「白鳩学園育英館」であった。酒造会社の山縣本店(周南市久米)が施設利用者の収入増などを支援しようと焼酎造りに協力。4年目となることしは720ミリリットル瓶を500本(1575円)、一升瓶200本(2625円)を販売。売り上げの5%が施設側に渡される。

2013年6月10日月曜日

原発事故と知的障害者 終わりなき流転の物語

ダイヤモンド・オンライン 
東京電力福島第1原発の事故では、いまも約16万人が避難生活を送っている。逃げ惑う避難者の中には、重度の知的障害を抱える人々や、それを支える職員がいた。コミュニケーションや意思疎通が取れず、生活に介助も必要な知的障害者は、非常時になると極めて弱い立場に置かれるのが実情だ。このレポートでは第1原発から6キロの富岡町、11キロの川内村にあった4障害者施設の利用者200人と職員50人が、いかに各地を「流転」したかに焦点を当てる。

発達障害者支援へネット設立 16日に松本で記念講演会 長野

信濃毎日新聞 
発達障害者の支援に取り組む県内の医療、教育、福祉の関係者や当事者の会が16日、「日本発達障害(JDD)ネットワークながの」を設立する。情報交換を密にして支援の質を高め、広報活動や行政への要望などに協力して取り組む。関係者の横断的ネットワークはこれまでなかったという。松本市の信州大松本キャンパスで同日、設立記念講演会を開く。午後1~4時半、信大の旭総合研究棟9階。千円(ピンバッジ代と寄付金含む)。ファクスかホームページから申し込む。当日参加も可。

唐津市が購入の旧旅館「城内閣」 障害者支援拠点に整備 佐賀

西日本新聞 
唐津市は、昨年11月に購入した同市東城内の旧旅館「城内閣」に、障害者支援拠点施設を整備する計画の概要を明らかにした。市障害者福祉会館(同市栄町)を移転させるほか、障害者相談支援センターや子育て広場を併設。来年7月には一部施設の運用を始める。11月にも改装工事に着手し、来年5月に終了予定。総事業費は約5億7700万円を見込み、本年度の一般会計補正予算案に工事費など約3億5千万円を盛り込んだ。同課の担当者は「サービスの申請や相談などを受け付ける障害者支援の拠点にしたい」と話している。

2013年6月9日日曜日

障害者支援、迅速に連携 滋賀県「相談モール」来月開設 滋賀

京都新聞 
滋賀県は、障害者向けの総合相談受付窓口「県障害者医療福祉相談モール」を7月1日、県立精神保健福祉センター(草津市)内に開設する。県内に分散している県の障害者支援機関の機能を集約し、専門的なサービスの提供につなげる。障害者支援の本格的な連携窓口の開設は全国で初めてという。精神、知的障害などの支援体制を拡充し、地域での暮らしを支える。知的障害と発達障害が重なるなど支援内容が多岐にわたるケースや高度な判断が必要な場合でも、迅速で適切な対応を可能にするとしている。

発達障害支援の教諭に研修、埼玉県がスタートへ 埼玉

読売新聞 
埼玉県は県内すべての小学校を対象に、発達障害の支援で中心になっている教諭向けの研修を12日、スタートさせる発達障害の児童は外見ではわかりづらく、周囲が早めに気づいて対応する必要がある。研修では医学知識や療育方法を学び、学校側の理解を深める。研修の対象はさいたま市を除く718校。県福祉部によると、これだけ大規模な実施は全国でも珍しいという。3年間の事業で初年の対象は約250人。日程は3日間で、医師や臨床心理士らに基礎的な知識を学ぶほか、地域の支援態勢の把握、保育士との意見交換などを行う。

障害超え白球にかける夏 京都市立白河総合支援学校・軟式野球 京都

読売新聞 
知的障害をもつ生徒が通う京都市立白河総合支援学校(左京区)の軟式野球部が今年度、府高野連に加盟し、7月27日に宇治市で開幕する府大会に初出場することになった。創部3年目で迎える念願の公式戦を前に、部員たちは「練習を積み重ね、まずは1勝を挙げたい」と意気込んでいる。今月1日には、城陽市で初めての対外試合を実施。4―9で敗れたが、はつらつとしたプレーに、指導する郷さんは「試合感覚をつかめば十分、通用する」と手応えを感じた様子。初の公式戦を前に、創部当初からのメンバーで、副主将を務める捕手の岸田寛史君(17)は「課題も見つかったが、頑張れば克服できると思う」と力を込める。

岩見沢の美容院「しゃれっと」32年間 髪と心さわやかに 高等養護に出張奉仕 北海道

北海道新聞 
市内の美容院「髪えすて しゃれっと」が、岩見沢高等養護学校(矢野潤校長、65人)で散髪ボランティアを続けている。同校の開校以来32年間継続して、1人1回300円の格安でサービスを提供。同美容院のスタッフたちは「散髪の勉強にもなるし喜んでもらえて何より」と、子どもたちとの交流を楽しんでいる。美容師はいずれも「しゃれっと」の職員。同店は清水映子さん(61)が夫と1977年にJR岩見沢駅前に開業し、91年に現在の市7西19に移った。もともと札幌で美容師として働いていた清水さんは、そのころから高齢者施設などでボランティアの散髪を行っており、同校が81年に開校した際に「何か手伝えることがあれば」と声をかけたという。

2013年6月7日金曜日

県と各市の思いに溝 発達障害者支援の拠点新設 長野

中日新聞 
松本市や安曇野市などが、県の発達障害者支援の拠点施設を中信地域に設置するよう県に要望している。県の発達障害者の支援拠点は長野市に「県発達障害者支援センター」があるが、今のところ県に新設の考えはなく、自治体との思いの間には溝がある。松本市に中南信地域を受け持つ駐在所を設置しているが、臨床心理士と心理士の二人が所属するのみ。松本、安曇野、塩尻、大町の四市は五月一日、困った際の相談や研修を効果的、効率的にできるよう、センターと同規模の施設を求めて県に要望書を提出した。

庁舎内開設広がる 知的障害者らの就労支援作業所 千葉

MSN産経ニュース 
知的障害者や精神障害者の雇用の場を広げようと、千葉県内の自治体が庁舎内などに作業所を設ける「チャレンジドオフィス」の取り組みが進められている。県などに続き、千葉市も今月、市役所内に開設。単なる雇用創出にとどまらず、民間企業就労へのステップとなることや、障害者への理解につながるといった「効果」が期待されている。

2013年6月6日木曜日

暴行:元通所者が提訴「職員から」 障害者施設は否定 青森

毎日新聞 
青森市内の障害者就労支援施設に通っていた知的障害のある男性が、施設の職員に暴行や嫌がらせなどを受けたとして、職員と施設側に対して慰謝料など約165万円の損害賠償を求める訴訟を青森地裁に提訴していたことが分かった。訴状によると、男性は通所していた2009年7月〜12年5月までの間、職員から月3回以上、すれ違う際に腹を殴られたり、5回ほどホースで頭から水をかけられるなどの暴行を受けたとしている。また、他の通所者に顔を蹴られてけがをした際、職員に「暴行されたのではなく転んだことにしろ」と言われ、すぐに病院に行かせなかったなどとしている。提訴は3月27日付。

カレッジ北九州:知的障害者向け4年制教育機関、来春発足 福岡 

毎日新聞 
特別支援学校高等部を卒業した知的障害者向けに、大学を模した4年制の教育機関「カレッジ北九州」が来年4月、北九州市で発足する。知的障害者は就職後、周囲とコミュニケーションがうまくとれず、退職するケースも多いといい、「カレッジ」では主にコミュニケーション能力を身につけてもらう。福岡市、長崎県大村市に続く3カ所目の開設となり、九州は「カレッジ」の先進地になりつつある。

2013年6月5日水曜日

虐待:障害者施設で殴打、拘束 第三者委が認定 東京

毎日新聞 
西東京市の知的障害者入所施設「たんぽぽ」(社会福祉法人田無の会運営)で、職員が入所者を殴るなどの虐待があったと、同施設の第三者委員会が認定したことが分かった。シャワーで冷水を浴びせたり、食事を口に押し込んだりするなどの行為もあったといい、第三者委は、運営法人の姿勢に問題があるとして理事会の刷新を求めた。都と西東京市も改善を指導する方向で調査している。第三者委は「障害者の権利擁護に関する理念が著しく欠けている」と指摘。改善計画を1カ月以内に報告するよう提言した。施設側や理事長の代理人弁護士は「現段階では答えることはできない」とコメントしている。

スマホで知的障害者支援 ソフトバンク、国内携帯業界で初めて

SankeiBiz 
国内の携帯電話業界では初めてとなるスマートフォン(高機能携帯電話)を活用した知的障害者向けのサービスに、ソフトバンクモバイルが乗り出すことが3日、分かった。開始時期やサービスの詳細は未定だが、早ければ今秋にもスタートさせる方向。知的障害者の日常生活を支援するとともに、使いやすくて役立つサービスを幅広い利用者に提供することで、ユーザーへの優しさを重視する企業ブランド確立につなげたい考えだ。

特別支援学校女子生徒死亡:修学旅行中死亡、遺族が賠償提訴 県を相手取り 新潟

毎日新聞 
11年6月に県立はまぐみ特別支援学校(新潟市中央区)高等部3年の女子生徒(当時17歳)が修学旅行中に亡くなったのは、学校側の対応に問題があったためとして、生徒の両親らが3日、県を相手取り、約7500万円の損害賠償を求めて提訴したことを明らかにした。市内で記者会見した父親らによると、県教育委員会は一定の非を認め、両親に謝罪していた。ところが、昨年10月になって「死亡と教諭の対応に直接の因果関係はない」と見解を翻したことなどから、提訴に踏み切ったという。県教委は「訴状を見てから対応を考えたい」としている。

運動苦手な子も楽しく 大阪体育大の無料教室人気 大阪

読売新聞 
大阪体育大学(熊取町)が開催している子ども向けの運動教室が好評だ。参加費が無料(傷害保険料は必要)なうえ、運動が苦手な子や発達障害を持つ子に対し、学生たちがマンツーマンで目を配る指導に、「子どもに運動の楽しさを知ってほしい」と考える親たちの間で人気になっている。昨年7月にスタートしたが、現在は定員いっぱいの状態で、キャンセル待ちも出ているという。秋には新たに第5期生を募集する予定。金子准教授は「今後は、重い障がいの子どもも楽しんで学べる機会を設けたい」と話している。

一字書:障害者の力作44点 9日まで、北区で作品展 東京

毎日新聞 
知的障害者らが通うドリームヴイ書道クラブ(北区上十条2)が、北とぴあ6階のギャラリー遊(同区王子1)で9日まで作品展を開いている。ダイナミックな筆づかいで書かれた一字書44点が訪れた人の目を引いている。同クラブは、障害者の就労支援などを行う社会福祉法人ドリームヴイが「働く障害者のリフレッシュになれば」と2004年に始めた。初めは3人でスタートし、現在は21〜52歳の知的障害者23人と肢体不自由者1人の計24人が所属。月1回のペースで練習を重ねている。ギャラリーの開場時間は午前10時〜午後9時(9日は午後5時まで)

2013年6月4日火曜日

知的障害者らにオフィス 千葉市役所内 期間区切り雇用支援 千葉

東京新聞 
千葉市役所内に3日、知的障害者や精神障害者の雇用促進を目的とした庁内作業所「チャレンジドオフィスちばし」が開設された。市人事課は「オフィスで経験を積み、民間企業への就職につなげてもらいたい」と話す。オフィスは市役所5階に開設。スタッフとして嘱託職員に採用された18~26歳までの知的障害者3人が働く。雇用期間は一年で、最長3年まで延長できる。庁内の文書の集配業務やペットボトルキャップ回収のほか、各課の文書封入れや発送を手伝う。

2013年6月3日月曜日

別府「ひばり園」中心に、連絡協立ち上げ 大分

大分合同新聞 
発達障害児やその家族へのきめ細かい支援やサービス向上に取り組もうと、県内の児童発達支援センターが連絡協議会を立ち上げた。昨年の児童福祉法改正でセンターの果たす役割が大きくなる中、各施設が連携して運営や支援の在り方などを考えるため、研修会を開いていく。

障害児デイサービス 杉戸で施設オープン 埼玉

東京新聞 
京電力福島第一原発事故で、福島県富岡町から杉戸町に避難している佐藤純俊さん(66)が中心となって準備してきた障害児向けデイサービス施設「JWAデイサービス杉戸」が一日、杉戸町高野台南で開所した。施設には佐藤さんら富岡町民を含めたスタッフが常駐し、身体・知的障害のある未就学児や小中学生を平日の放課後や土日に受け入れる。

2013年6月2日日曜日

障害者狙い金銭要求か 県東部や静岡で被害多発 静岡

静岡新聞社 
県東部や静岡市内の駅や電車内で、知的障害者が、見知らぬ男から「ぶつかられて携帯電話が壊れた」と言われて現金を要求されたという相談が、障害者施設などに相次いでいる。5月だけで少なくとも4件発生し、うち3件は家族が数万円を支払った。関係者は「弱者を狙った許せない行為」と憤り、警戒を強めている。

障害者施設の不正受給:エコライフ、新たに3720万円判明 県、刑事告訴も検討 宮城

毎日新聞 
仙台市青葉区の障害者就労支援施設運営会社「エコライフ」が補助金を不正受給していた問題で、県は31日、補助金など約3720万円の不正受給が新たに判明した、と発表した。県は補助金交付決定を取り消し、既に判明していた金額と利息を加えた計約5251万円の返還を同社に求めるとともに、刑事告訴を検討している。

障害者、カフェで地域交流 市川三郷・福祉事業所が開設 山梨

山梨日日新聞 
市川三郷町大塚の指定障害福祉サービス事業所「リベルタ」(鈴木美枝施設長)内に、コミュニティーカフェがオープンした。地域との関わりを増やし、施設利用者の就労準備を促そうと県の補助金を活用して開設。地域の交流拠点や障害者の自立支援の場として定着を目指す。事業所の利用者が調理、接客している。

菓子作り、障害者と連携 広島

中国新聞 
三原市の県立広島大保健福祉学部の教員と学生が、市内の障害者施設、パン店と共同で菓子「三原シュトーレン(仮称)」の開発に取り組んでいる。商品化を通じて技術を身に付けた障害者の雇用機会拡大が狙い。日本とドイツの福祉研究をしている三原博光教授(社会福祉学)が中心となり、廿日市市の洋菓子店シェフの協力を得て昨年秋から始めた。ドイツ菓子シュトーレンのレシピを基に、発達障害のある人たちが通う市内2施設の利用者をサポートしながら大学で試行錯誤。現在、商品化目前という。また商品開発に参加した施設の利用者男性1人がシュトーレン作りの技術を買われて、4月、スワンベーカリーに就職した。

2013年6月1日土曜日

市営住宅をグループホームに 障害者向け、市が事業 大分

毎日新聞 
大分市は6月から市営住宅を障害者向けグループホームとして活用する事業を開始する。障害者が地域で暮らせるよう支援する狙いで、家賃は市内の一般的なグループホームの半額程度。釘宮磐市長は「使い勝手の良い住宅を活用し、障害者が地域に積極的に参加していけば」と話している。グループホームとして活用するのは同市敷戸東町の敷戸東住宅2戸。2階建ての3Kで、1戸に2人、計4人が入居する。市障害福祉課によると、市内のグループホームの入居費の相場は月2万〜3万円だが、同住宅は1万2000円。同市の社会福祉法人「シンフォニー」が運営し、夜間は同法人の支援員が滞在する。

自閉症の特徴を冊子に 広島

中国新聞 
尾道市久保町の尾道発達相談・療育支援センターあづみ園の保育士や言語聴覚士たちが自閉症について解説する冊子を作った。正しい知識を持ってもらい、早期発見などに生かす狙いだ。市内約200の幼稚園や保育所、小学校に配布。保護者や教員に活用してもらう。同センターで自閉症児の育児相談を受けている10人がまとめた。言語発達の遅れやこだわりの強さなど、特徴をイラスト付きで説明している。

知的障害者向けに防災本 青森

読売新聞 
青森県内の知的障害者の親など約2000人で作る「県手をつなぐ育成会」(本部・青森市、白戸幸雄理事長)は、東日本大震災の教訓を踏まえ、「知的障がいのある人と家族のための防災ハンドブック」を作った。初版の3000部の多くは会員に配布したが、障害者らが通う特別支援学校の教員などの購入が相次ぎ、増版に踏み切る好評ぶり。同会は「想定外の反響でうれしい。家に置いて防災意識を高めてほしい」と呼びかける。

一文字に思いを込め 北区で「障害者書作展」始まる 東京

東京新聞 
社会福祉法人「ドリームヴイ書道クラブ」(北区上十条)の第九回書作展が、北とぴあ6階ギャラリー(北区王子)で始まった。働く障害者たちのリフレッシュの場として、2004年3月、会員三人でスタート。区内で長く障害児学級を担当した元教諭で書道家の有馬高枝さん(69)を講師に、月一回活動している。当初は、有馬さんが選んだ字を手本にそって、書かせていた。しかし、二年目からは自分の好きな字を自由に書いてもらう。6月9日まで。午前10時~午後5時。火~土曜日は見学のみ午後9時まで可。月曜休館。入場無料。

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