2011年6月27日月曜日

地球村に架ける橋:財団法人たんぽぽの家=高賛侑 大阪

毎日新聞 
あざやかな色彩に大胆なデフォルメ。独特の造形美を生み出す障害者アートがいま注目を集めている。近鉄西ノ京駅から車で10分。財団法人たんぽぽの家は、「アート」と「ケア」の視点から多彩なプロジェクトを実践する稀有(けう)な存在である。たんぽぽの家などが中心となって日本障害者芸術文化協会(現・エイブル・アート・ジャパン)を設立し、「エイブル・アート・ムーブメント」を始動させた。「エイブル・アート」という造語の意味は「可能性の芸術」。障害者アートを新しい視点から見つめ直し、その可能性に焦点を当てようというのである。主旨に賛同した企業の協力の下、96年からトヨタ・エイブルアート・フォーラムを全国展開。以後、世界8カ国の実践者が集まる国際フォーラムを開催するなど、海外にも多大な影響を与えた。

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