毎日新聞
近鉄奈良駅近くの餅飯殿通りにある小さな駄菓子屋が、4月1日で開店1周年を迎える。店番を務めるのは障害のある若者たち。電卓で一生懸命、一つ一つ商品の値段を計算する姿に、訪れた客は温かいまなざしを向ける。店が掲げるテーマは「街のにぎわいの中で豊かに生きる」。社会に出て働く力を、ゆっくりと育んでいる。仕事を通じコミュニケーション能力を上げようと、オープンした「だがし屋びあのの」(奈良市餅飯殿町)。福祉作業所「Doキャロット」が運営する。ビル1階に約35平方メートルのスペースを借り、3分の1は駄菓子屋、残りは作業所の交流サロンに使う。10~40代の平均5人程度の作業所利用者が、仕事の悩みなどを語り合う場にもなっている。
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