朝日新聞
公職選挙法違反の罪に問われた知的障害のある男性(59)に無罪を言い渡した21日の佐賀地裁判決は、警察官が作成した自白調書について、「言葉が断片的」など知的障害者の特性を理解しておらず、「看過しがたい問題点がある」と厳しく批判した。判決によると、男性は昨年実施された精神鑑定の結果、精神年齢が7~9歳で中程度の知的障害があると判定された。さらに「質問の意味を考えず、場当たり的に肯定的な返答をする」との傾向も指摘した。しかし、警察官の取り調べは、男性の特性を踏まえずに進められた。
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