2012年1月16日月曜日

【書評】『日本語は映像的である』 熊谷高幸著‎

MSN産経ニュース 
著者は自閉症者のコミュニケーション障害に取り組んできた障害児心理学の専門家で、国語学や言語学の研究者ではないが、発達心理学の視点に基づく本書の日本語論は斬新な構想が刺激的である。日本語の構造は人と人が相並んで目の前の映像を見つめる「共同注視」の形を基本にしている、と著者は言う。話し手と聞き手、そして二人が共有する映像。この三項の関係を基底にして、本書は日本語の特質を考察する。

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