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ケンブリッジ大学の研究者らが、オランダの3つの地域で集められたデータに基づいて、情報技術(IT)産業に関係する地域に自閉症スペクトラム状態(ASC)が多く見られることを明らかにした。研究者の1人であり、ケンブリッジ大学の自閉症研究センター所長を務めるサイモン・バロン=コーエンは、ITのような「システム化」に関係する職に両親が従事している地域で自閉症の割合が高い理由について、両親の中では、自閉症に関係した遺伝子が「システム化の素質」として発現しているからだと述べている。つまり、自閉症の遺伝子は「適応性がある、有利な特性」と関連しているというわけだ。ただし研究者らは、IT関連の職が多い地域では自閉症が気づかれやすいだけかもしれない、とも注記している。
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