毎日新聞
知的障害がある女性(31)への強制わいせつ罪などに問われた宮崎県高千穂町の無職、飯干広幸被告(61)の差し戻し審で、宮崎地裁は21日、飯干被告に懲役2年6月、執行猶予5年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。被害女性に告訴能力(被害を訴える力)があるかを巡り1、2審で判断が分かれたが、中田幹人裁判長は告訴能力を認め「被害者の人格を顧みない動機にくむべき事情はなく、被害者の精神的被害も重大」と指摘した。判決後、被害女性の父親は「長くつらかったが、やっと事実が認められた。知的障害者であることを理由に訴えをまた否定されないか心配だったが、少しは娘のことが分かってもらえたと思う」とほっとした様子だった。
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