2010年8月25日水曜日

「暴行・虐待していない」/少年院事件

朝日新聞 
広島少年院(東広島市)をめぐる法務教官らの暴行事件。23日、広島地裁であった同少年院の元首席専門官、向井義(ただし)被告(48)の公判は、在院少年に対する被告の一連の行為が「暴力」だとする検察側と、「指導」にあたるとする弁護側の主張が対立したまま結審した。向井被告は最終意見陳述で、「暴行や虐待を行っていない」と改めて無罪を強調した。向井被告は、少年の非行や犯罪の予防を追求してきた自らの約25年間に触れ、自分の息子と同じように愛情を注ぎ、非行少年の指導に当たってきたと涙ながらに語った。「無実が明らかになれば、少年たちの非行や発達の課題に向き合い、もう一度少年院の現場で勤務したい」と声を振り絞り訴えた。

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