2010年8月25日水曜日

中京の女性、自宅を改装 自閉症長男にギャラリー 京都

京都新聞 
アート活動をする自閉症の長男(20)の絵画作品を発表する場として、京都市中京区のコピーライター衣笠珠美さん(49)が自宅を改装したギャラリーを開いている。衣笠さんは障害者の芸術作品が「ボーダーレス・アート」などにジャンル分けされてしまう風潮に疑問を抱き、「芸術表現の分野にまで障害の有無を持ち込みたくない」と、自閉症を強調せず、純粋に絵を鑑賞する空間とした。中京区小川通三条上ルの「ギャラリーミラクル」。自宅1階をリフォームし長男泰介さんの絵画を「TAISUKE WORLD」として常設展示している。展示スペースでは泰介さんの自閉症には触れていない。「健常者の作品と何ら変わらないのに、障害者のアートは区別される風潮がある」と感じてきた衣笠さんが、「ニュートラルな視点で絵を評価してほしい」と考えたからだ。

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