河北新報
岩手県陸前高田市の障害者授産施設「青松館」が、気仙地方のツバキを使った油「気仙椿(つばき)」の復活に向け、奮闘している。東日本大震災で被災した同市唯一の製油店「石川製油」の技術指導を受けながら、半世紀以上続く伝統の技と地域のシンボル商品を守る。気仙椿は気仙地方のツバキの実を100%使った石川製油の看板商品。1955年の創業時からの製法で丁寧に搾ったあめ色の油は「料理に風味が出る」と評判。保湿性が高く、整髪剤としても人気がある。
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