2011年12月26日月曜日

『それぞれの歩幅で』 発達支援の現状一望‎

琉球新報 
本書は今年11月まで全69回にわたり連載された琉球新報の記事をもとに、新たに取材した分を加え新書になった。取材班の記者たちが問題の切実さを知るほど、自らの理解を深めたいという熱意に駆られ、当事者や保護者、教育・医療・福祉各方面の支援者たちに幅広く聴き取りを進め、問題点をよくまとめた。乳幼児期、学童期、思春期、青年期の4部構成から成る。この1冊で沖縄県内の「発達障がい」を取り巻く現状が一望できる。発達支援の後進県と呼ばれた本県でも、数年前に比べれば対応の模索は確実に前進した。とはいえ、なお課題は大きい。

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