2011年9月30日金曜日

東日本大震災:ツバキ油搾り技術、障害者施設が継承 岩手

毎日新聞 
津波で廃業を余儀なくされた岩手県陸前高田市気仙町のツバキ油搾取業者「石川製油」(石川秀一代表)の技術を、地元の障害者就労施設「青松館」(中村浩行館長)が引き継ぐことになった。石川さんは、自宅兼工場を流され、跡取りの長男も失い、失意の日々を送ってきたが、「お客さんに喜んでもらえるなら」と指導役として作業場に立つ。青松館は知的、精神、身体の障害者45人が利用、クリーニングや印刷などの仕事を請け負ってきた。しかし、市内の事業所の多くが被災し受注が激減、工賃もダウンした。震災を理由に企業を解雇された障害者から施設利用を求める声が上がり、核となる新たな仕事を探していた。

0 コメント:

コメントを投稿

▲ このページの先頭へ戻る