2011年9月9日金曜日

自閉症の大里さん 走る喜び表情豊かに 高知

読売新聞 
重度の自閉症により、全く言葉を話せない高知市の大里美欧(みお)さん(20)が、陸上競技で可能性を切り開いている。6月、知的障害者のスポーツ祭典「スペシャルオリンピックス(SO)」のアテネ世界大会に出場し、女子1500メートルで銀、3000メートルで銅メダルを獲得。表情が明るくなるなどの好影響も現れ、日本自閉症協会は「患者本人や親御さんの励みになる」と、今後の活躍にも期待を寄せている。通所する高知市春野町弘岡下の知的障害者通所更正施設「涅槃(ねはん)の家」では、今もVサインを振りまいている。美欧さんには次回大会での金メダルに加え、全国各地の健康マラソンに足を運び、47都道府県で入賞するという夢があるという。父宏樹さんは「健常者と一緒に走り、こんなランナーもいるよと伝えたい」と話している。

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